私的良スレ書庫
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元スレ凛「>>2……? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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時計の針の音が空気を震わせる。夜の二時、私にとってももっとも調子の良い時間帯。
それを時計ではなく肌で感じながら、呪文の最後の一節を唱えた。
「 汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
知らないキャラだったら適当にイメージで書く
それを時計ではなく肌で感じながら、呪文の最後の一節を唱えた。
「 汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
知らないキャラだったら適当にイメージで書く
>>1の好きな方で
「え、えっと、その……ごめんなさい」
召喚の余波でぐちゃぐちゃになった部屋の中、少女が一人申し訳なさそうにたっていた。
クラスに二番目くらいに可愛い子、という表現が似合う。といっても私のクラスだと二番目は綾子になるから、この喩えは正確じゃないか。
「す、すぐ片付けますから! えーと、ほうきとか貸してもらますか?」
普通なら怒るところだが、先にここまでかしこまられると怒りづらい。
というかそもそも私のうっかりが原因なわけで。
「いいわ。それより先に確認させて。あなた、サーヴァントなのよね?」
「はい。一応、英霊やってます」
召喚の余波でぐちゃぐちゃになった部屋の中、少女が一人申し訳なさそうにたっていた。
クラスに二番目くらいに可愛い子、という表現が似合う。といっても私のクラスだと二番目は綾子になるから、この喩えは正確じゃないか。
「す、すぐ片付けますから! えーと、ほうきとか貸してもらますか?」
普通なら怒るところだが、先にここまでかしこまられると怒りづらい。
というかそもそも私のうっかりが原因なわけで。
「いいわ。それより先に確認させて。あなた、サーヴァントなのよね?」
「はい。一応、英霊やってます」
そのあと二人で部屋を片付けて、紅茶を飲んで眠った。
試しに紅茶を入れさせてみたんだけど、これがまったくなってなくて
お湯が温い上にカップを温めてもいなかったから全然茶葉の味が出ていない。
でも心配そうに私の顔色をうかがう様子は、やっぱり怒りづらいものがあり、結局お世辞で茶を濁すことになった。
鹿目まどか。日本名だけど、聞いたことの無い英霊だ。
英霊とは通常、偉業によって名前を広く知らしめたものがなるもの。聞いたことが無い英霊なんて、そうそういるものじゃない。
一体何者なのだろう。
ベッドの中で寝返りをうつ。続きはまた、明日考えよう。
試しに紅茶を入れさせてみたんだけど、これがまったくなってなくて
お湯が温い上にカップを温めてもいなかったから全然茶葉の味が出ていない。
でも心配そうに私の顔色をうかがう様子は、やっぱり怒りづらいものがあり、結局お世辞で茶を濁すことになった。
鹿目まどか。日本名だけど、聞いたことの無い英霊だ。
英霊とは通常、偉業によって名前を広く知らしめたものがなるもの。聞いたことが無い英霊なんて、そうそういるものじゃない。
一体何者なのだろう。
ベッドの中で寝返りをうつ。続きはまた、明日考えよう。
近くに気配を感じて、急速に頭が覚醒する。
頭を動かして気配の方を見る動きを取る一方で、眠ったふりを続けた方がよかったのではと後悔する。
この屋敷にいるのは私だけ。なら他人はすなわち侵入者であり――
「おはようございます」
「あ、そうか。あんたがいたんだっけ」
お盆の上にティーカップを乗せて、昨日呼び出したアーチャーが立っていた。
おずおずと紅茶を差し出すアーチャーに礼を言いながら起き上がり、カップから立ち上る湯気の少なさから出来を察する。
「はぁ……後で紅茶の入れ方を教えることにするわ」
「えっと、その、ごめんなさい」
頭を動かして気配の方を見る動きを取る一方で、眠ったふりを続けた方がよかったのではと後悔する。
この屋敷にいるのは私だけ。なら他人はすなわち侵入者であり――
「おはようございます」
「あ、そうか。あんたがいたんだっけ」
お盆の上にティーカップを乗せて、昨日呼び出したアーチャーが立っていた。
おずおずと紅茶を差し出すアーチャーに礼を言いながら起き上がり、カップから立ち上る湯気の少なさから出来を察する。
「はぁ……後で紅茶の入れ方を教えることにするわ」
「えっと、その、ごめんなさい」
ぬるい紅茶を飲み終わったころに、目覚まし時計の音が鳴る。
私の起きる時間を見計らって紅茶を入れてくれたようなのだが、微妙に間が悪い。
良い人ではあるのだけど、信頼できるかというと少し心配だ。
「今日は休日だから、この街を案内して回るわ。着替えたらすぐ出るから」
「分かりました。えと、霊体化しておいた方がいいですよね?」
「決まってるじゃない。確かにアーチャーの見た目は普通の女子学生だけど、魔術師なら数メートル先から魔力を感じ取れるわ」
「ですよね。ごめんなさい」
しばらく服の選択に悩んだ末、やっぱり赤かな、と手を伸ばす。その途中で。
「ねえアーチャー。どれがいいと思う?」
「えっ、えっと……これとか」
「やっぱり赤かー。いや、いいわ」
私の起きる時間を見計らって紅茶を入れてくれたようなのだが、微妙に間が悪い。
良い人ではあるのだけど、信頼できるかというと少し心配だ。
「今日は休日だから、この街を案内して回るわ。着替えたらすぐ出るから」
「分かりました。えと、霊体化しておいた方がいいですよね?」
「決まってるじゃない。確かにアーチャーの見た目は普通の女子学生だけど、魔術師なら数メートル先から魔力を感じ取れるわ」
「ですよね。ごめんなさい」
しばらく服の選択に悩んだ末、やっぱり赤かな、と手を伸ばす。その途中で。
「ねえアーチャー。どれがいいと思う?」
「えっ、えっと……これとか」
「やっぱり赤かー。いや、いいわ」
>>20
切嗣とほむほむ共通点多いよな
切嗣とほむほむ共通点多いよな
遠坂邸は丘の頂上にあるので、そのまま降りて行けば西洋建築の並ぶ区域は大体見て取れる。
そのまま和風区域を進んで戻ってくれば、住宅地はおおまかにめぐり切れる。
「で、ここから橋を渡った向こうが新都なわけだけど……何か退屈そうね」
「いえ退屈というか……その知ってるから行かなくてもいい、かな」
「知ってる? どういうわけよ」
「人の歴史を最初から見てきたというか聞いたというか」
「何? 予言でもできるの? タイムシフト? 弓しか使えないって言ってたけど、他に魔術ができるの?」
「いえ、魔術で見たわけではなくて……説明しづらいんですが、見れば大体思い出します。
この街のことも、そのうち思い出してくるはずです」
「何で最初に言わないのよ。歩き損じゃない。じゃあ、これから帰るから歩きながら説明しなさい」
そのまま和風区域を進んで戻ってくれば、住宅地はおおまかにめぐり切れる。
「で、ここから橋を渡った向こうが新都なわけだけど……何か退屈そうね」
「いえ退屈というか……その知ってるから行かなくてもいい、かな」
「知ってる? どういうわけよ」
「人の歴史を最初から見てきたというか聞いたというか」
「何? 予言でもできるの? タイムシフト? 弓しか使えないって言ってたけど、他に魔術ができるの?」
「いえ、魔術で見たわけではなくて……説明しづらいんですが、見れば大体思い出します。
この街のことも、そのうち思い出してくるはずです」
「何で最初に言わないのよ。歩き損じゃない。じゃあ、これから帰るから歩きながら説明しなさい」
アーチャーの発言を簡単にまとめると、彼女は異文明の作り上げた聖杯を手にしたらしい。
自分自身を代償に、あらゆる願いを叶える万能の契約。その夢みたいに便利な聖杯に、彼女は聖杯機構の抹消を願った。
まともな魔術師が聞けば卒倒しそうな話だ。何百年の時を経て、何百人もの人生を喰らい、ようやく一つの願いが叶うのが魔術師の世界だというのに。
「難しい顔してますけど、大丈夫ですか? 説明へたっぴでした?」
「理解できちゃったから困ってるのよね……。自分自身を消してしまったなら、誰も知らない英霊が生まれるわけだわ」
「とりあえず、お家に帰りましょう」
「ええ。別に私が頭抱えてもこの件はどうしようもないしね」
「はい。凛さんは笑ってる方がかわいいです」
『知っている』というのは、この世界を一から再構築した際の名残りのようなものらしい。
あらゆる事象を知るということは、無限に分岐する世界を認識するということ。
それは有りえた世界・やがて生まれる世界を選択することに繋がるが……彼女のやったことはそれ以上だ。
世界を形作る根本法則そのものの改変。それは新たな宇宙の創造。もしかしなくてもゼルレッチ翁を超えている。
詳しく考えるとまた頭を抱えたくなってくる。やめよう。
自分自身を代償に、あらゆる願いを叶える万能の契約。その夢みたいに便利な聖杯に、彼女は聖杯機構の抹消を願った。
まともな魔術師が聞けば卒倒しそうな話だ。何百年の時を経て、何百人もの人生を喰らい、ようやく一つの願いが叶うのが魔術師の世界だというのに。
「難しい顔してますけど、大丈夫ですか? 説明へたっぴでした?」
「理解できちゃったから困ってるのよね……。自分自身を消してしまったなら、誰も知らない英霊が生まれるわけだわ」
「とりあえず、お家に帰りましょう」
「ええ。別に私が頭抱えてもこの件はどうしようもないしね」
「はい。凛さんは笑ってる方がかわいいです」
『知っている』というのは、この世界を一から再構築した際の名残りのようなものらしい。
あらゆる事象を知るということは、無限に分岐する世界を認識するということ。
それは有りえた世界・やがて生まれる世界を選択することに繋がるが……彼女のやったことはそれ以上だ。
世界を形作る根本法則そのものの改変。それは新たな宇宙の創造。もしかしなくてもゼルレッチ翁を超えている。
詳しく考えるとまた頭を抱えたくなってくる。やめよう。
家に帰って一息つき、シャワーを浴びてから朝の約束を思い出す。
「そうそう、紅茶の入れ方を教えようと思ってたのよ」
「はい。楽しみにしてました。お願いします先生」
「よし、まずはお湯をわかすのよ。沸騰するまでしっかりね」
「猫舌気味なので熱いのは苦手なんですけど……」
「お湯の対流が茶葉を回して均一に味が染み出るの。しっかり熱いお湯を入れないと苦みばっかりになっちゃうわよ。
あつさはうまさ! 猫舌なら最後にミルクを入れればいいわ」
「わー。手慣れますね! マミさんみたいです!」
「そうそう、紅茶の入れ方を教えようと思ってたのよ」
「はい。楽しみにしてました。お願いします先生」
「よし、まずはお湯をわかすのよ。沸騰するまでしっかりね」
「猫舌気味なので熱いのは苦手なんですけど……」
「お湯の対流が茶葉を回して均一に味が染み出るの。しっかり熱いお湯を入れないと苦みばっかりになっちゃうわよ。
あつさはうまさ! 猫舌なら最後にミルクを入れればいいわ」
「わー。手慣れますね! マミさんみたいです!」
他のサーヴァントにマミさん出てくるフラグ
マスターが死んでぼっちのマミさん・・・
首と胴体が離れてマミったマミさん・・・
マスターが死んでぼっちのマミさん・・・
首と胴体が離れてマミったマミさん・・・
休日を終えたあとは学校が始まる。霊体化したまどかを伴って登校したのだが。
「凛さん凛さん。授業が分かりません」
「原子が一番ちっちゃいことになってるんじゃないんですかー!?」
「何で返事してくれないんですかー」
と、終始隣から話しかけ続けてくる。アーチャーは他人には見えていないので、ここで返事をすれば独り言を呟く変な人になってしまう。
一応サーヴァント契約でパスは繋がっているから、やろうと思えば念話もできるだろうが、ここで返事をしたらそのまま長々と会話が続く気がする。
アーチャーと話しながら授業を聞く自信は無い。
無視し続けているようでこちらの心が痛いのだが、どう考えても悪いのはアーチャーだ。
「凛さん凛さん。授業が分かりません」
「原子が一番ちっちゃいことになってるんじゃないんですかー!?」
「何で返事してくれないんですかー」
と、終始隣から話しかけ続けてくる。アーチャーは他人には見えていないので、ここで返事をすれば独り言を呟く変な人になってしまう。
一応サーヴァント契約でパスは繋がっているから、やろうと思えば念話もできるだろうが、ここで返事をしたらそのまま長々と会話が続く気がする。
アーチャーと話しながら授業を聞く自信は無い。
無視し続けているようでこちらの心が痛いのだが、どう考えても悪いのはアーチャーだ。
>>38
ギルがマミさんなのはいいとしてなんでトッキーが杏子なんだ
ギルがマミさんなのはいいとしてなんでトッキーが杏子なんだ
授業が終わる度にアーチャーに授業の解説を挟み、普段より2割増しの疲労を抱えながら放課後に入る。
そのまま家に帰って宝石に魔力を溜めておこうと思っていたのだが、よりにもよってこいつに呼び止められるとは。
「わざわざ人気の無いところまで来てもらった理由、分かるかなぁ?」
「大勢の前で振られると可哀そうだから、付いてきてあげたんだけど」
「振られる? あぁ。僕に告白されるとでも思ってたのか? はっはっはっ。そうだよねぇ、勘違いしちゃうよね」
笑うとワカメヘアが揺れてヌメヌメ度が上がるからやめてもらいたい。海藻は海で揺れるものだ。
そのまま家に帰って宝石に魔力を溜めておこうと思っていたのだが、よりにもよってこいつに呼び止められるとは。
「わざわざ人気の無いところまで来てもらった理由、分かるかなぁ?」
「大勢の前で振られると可哀そうだから、付いてきてあげたんだけど」
「振られる? あぁ。僕に告白されるとでも思ってたのか? はっはっはっ。そうだよねぇ、勘違いしちゃうよね」
笑うとワカメヘアが揺れてヌメヌメ度が上がるからやめてもらいたい。海藻は海で揺れるものだ。
ワカメの扱い酷すぎるww
原作本編でもワカメヘアーは弄られてなかったのに
原作本編でもワカメヘアーは弄られてなかったのに
「単刀直入に言うよ。君、聖杯戦争に参加するんだろ?」
「馬鹿な質問ね。参加するとしても、あんたに言う理由なんて無いわ」
すぐ隣にいるまどかも気配も感じ取れずに真面目に聞いているのが笑える。
魔術師としての才能は完全に0のようだ。
「はっ。まあいいよ、この先の返答次第では無礼な言葉使いも許してやる。遠坂、僕と組まないか?」
そのワカメが真面目に聞いてくるものだから、おもわず笑いそうになった。
「僕には魔術師の血が流れてる。間桐は御三家だ。僕が儀式を行えば、絶対にサーヴァントを召喚できる。
だからさ、遠坂。取引をしよう。僕に道具を貸してくれよ。代わりに僕はお前と同盟を組んでやるよ」
どうしようか>>50
「馬鹿な質問ね。参加するとしても、あんたに言う理由なんて無いわ」
すぐ隣にいるまどかも気配も感じ取れずに真面目に聞いているのが笑える。
魔術師としての才能は完全に0のようだ。
「はっ。まあいいよ、この先の返答次第では無礼な言葉使いも許してやる。遠坂、僕と組まないか?」
そのワカメが真面目に聞いてくるものだから、おもわず笑いそうになった。
「僕には魔術師の血が流れてる。間桐は御三家だ。僕が儀式を行えば、絶対にサーヴァントを召喚できる。
だからさ、遠坂。取引をしよう。僕に道具を貸してくれよ。代わりに僕はお前と同盟を組んでやるよ」
どうしようか>>50
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