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    元スレ狐娘「主様ーっ」男「うっせ」

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    351 :

    後日談 ほしいね
    お疲れ

    352 = 67 :


    >>1

    353 = 1 :

    >>286
    狐娘「私は幸せ者ですね。こんなに優しい主様に恵まれました」

    「……ううぅ」ブワッ
    狐娘「わっ、なんで泣いてるんですかっ」アセアセ

    「しらねぇよ……なんか出てきて、止まんねぇんだよ……」

    狐娘「……」

    ギュッ

    「……お゛い、なにじでんだよ」

    狐娘「こうしたら、泣き止むかと思って……小さい頃、私が泣いていた時にはこうしてもらいましたから」

    「ぐすん……お前、あったかいな……」

    狐娘「体温には自信があります」

    「それ、自慢になんねーよ……」

    (こうしてると、なぜだか安心する)

    スッ

    「もう大丈夫だから。泣き止んだから」

    狐娘「そうですか、よかった」ホッ
    (……やべぇ。すげぇドッキュンドッキュンしてる)ドキドキ

    354 = 1 :

    >>303
    「おーい狐。早くしろよ。置いてくぞー」

    狐娘「はーい」

    タッ タッ……
    タタッ

    狐娘「あっ」

    「!」ダッ

    トン

    「……なにもないとこで躓くとか」

    狐娘「すみません……」

    「……」
    狐娘「……主様?」

    ギュッ

    狐娘「きゃっ」

    狐娘「主、様?」

    「俺、前にもこうした事がある気がする」

    狐娘「……」

    355 = 63 :

    !?

    356 = 1 :

    『待てってばー!!』ダッ

    タッ タッ タッ……

    『……』

    『やっとみつけた……ぜぇ、ぜぇ』

    『コーン……』

    『……?』



    「子どもの頃、同じように……そう。悲しそうに鳴く狐を」

    「……もしかして」

    狐娘「ばれちゃいましたか」

    「ばれちゃいましたかってお前……」

    「……なんで黙ってたんだよ」

    狐娘「なんででしょうか……」

    「俺に聞くなよ」

    狐娘「……思い出して欲しかったのかもしれませんね」

    357 = 1 :

    「……?」

    狐娘「だって、寂しいじゃないですか。私だけ覚えてるだなんて」

    狐娘「私はその程度の存在だった、なんて。思いたくなかったんです」

    「……」

    狐娘「でも、覚えていてくれたんですねっ」ギューッ

    「苦しい苦しいっ」

    狐娘「すみません、緩めます……」ギュッ

    「……あのとき、なんで悲しそうに鳴いてたんだ?」

    狐娘「あの日は、母が亡くなった日なんです」

    「そうだったのか……」

    狐娘「いっぱい泣きました。泣きすぎて枯れちゃいましたよ、涙」

    狐娘「そんな時に、小さな男の子が現れたんです」

    狐娘「泣き顔なんて見られたくなかったし、なにより、知らない人だったから」

    狐娘「私は逃げました」

    「狐状態のお前が泣いてるかなんて、俺には見分けがつかないけどな」

    358 = 1 :

    狐娘「そうなんですか!?」

    「うん」

    「でも、悲しそうに鳴いてたからな……」

    狐娘「……鳴いてる私を、抱きしめてくださいましたね」

    狐娘「すっっごく温かくて、とても安心できました」

    「……『小さい頃、こうしてもらいましたから』ってのは、俺の事だったか」

    狐娘「ええ、主様でした」

    狐娘「でも、昔は動物は嫌いじゃなかったんですか?」

    「お前に会ったのは、犬が死んだ後だからな」

    「不謹慎かもしれないけど、犬には感謝だ」

    狐娘「?」

    「こうして、お前と出会うきっかけをくれたんだからな」ギューッ

    359 = 1 :

    狐娘「うぅ、苦しいですよっ」

    「ご、ごめん」ギュッ

    狐娘「全くまったく」

    「……」

    「帰るか、家へ」

    狐娘「……はいっ」

    タッ タッ

    スタ スタ スタ……

    361 = 1 :

    狐娘「主様」

    「んん?」

    狐娘「これからは、私と一緒に考えてくださいますか?」

    「もちろん」

    狐娘「私と一緒に、悩んでくださいますか?」

    「任せとけ」

    狐娘「私と一緒に、笑ってくださいますか?」

    「当然っ」

    狐娘「……主様ーっ!!」ギューッ

    「暑いから離れろ」

    狐娘「ヒドイっ!?」ガーン


    >>305
    おわり

    362 = 327 :

    >>1はやれば出来る子だってずっと前から知ってたよ乙

    363 :

    364 = 67 :

    補完>>1

    367 :

    乙!
    寝落ちしてもうないと思ったけど
    まだあってよかった


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