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    元スレ狐娘「主様ーっ」男「うっせ」

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    101 = 1 :

    「……」ボリボリ

    「商店街にでもいって、なんか食ってくか」

    「!」キラキラ

    「主様、太っ腹!」

    「主様っていうのやめろ」


    ――商店街

    ラッシャセー オカイドクーオカイドクー

    「活気づいてますねぇ」

    「夕方になるともっと活気づくぞ」

    「へぇ……これ以上。見てみたいです」

    102 = 90 :

    朝まで残ってますように

    103 :

    いいぞいいぞ

    104 = 25 :

    俺の眠気も活気付いてきた…

    105 = 1 :

    「あとで一匹でくればいい」

    「主様はついてきてくれないんですかっ!?」

    「主様いうなっちゅーに……男やっちゅーに」

    「一週間のうち、暇があったらな」

    「やたー」

    「……ややっ、主様、ストップすとっぷ!」

    「?」

    「あれ、あれですよあれっ」ビシッ

    「……稲荷寿司?」

    「稲荷寿司っていうんですか?」

    「あぁ」

    「食べてみたいです。とっても美味しそう……」ジュルリ

    106 :

    「あのひとキツネと会話してるー」

    「見ちゃいけません!」

    107 = 1 :

    (……稲荷寿司って確か、狐の好物って謂れがあったな。あれ、マジだったのかな)

    「まぁ、あれくらいなら買ってやってもいい」

    「いぇーい、主様のいけずぅ~」

    「それ、使い方違う上に言い方がすげーイライラするからやめろ。主様もやめろ」

    「すみません」

    (食べ物が絡んだ時だけ素直に謝りやがってからに……)

    「すみませーん、稲荷寿司くださーい」



    109 = 25 :

    >>108
    残念、それもお稲荷さんだ…

    110 :

    それは私のお稲荷さんだ

    111 :

    支援
    寝たいのに

    112 = 1 :

    ――自宅

    ボンッ

    狐娘「主様っ、あっるじっさまっ」

    「……」ピキピキ

    狐娘「……男さん」

    「よし」スッ

    狐娘「わぁあ……」キラキラ

    狐娘「いただきます――あむっ」

    狐娘「……」モグモグ

    狐娘「ん~~♪」

    (表情がころっころ変わって面白いな)

    113 = 25 :

    あえて主様と呼ばせないのは男として見てもらいたいからなんですよねっ!

    114 = 1 :

    「じゃ、俺は寝るから。それ食ったら大人しくしててくれよ」

    狐娘「はーい」

    (現金な奴……)ゴロン

    狐娘「あーんむっ……んん~~♪」

    (耳障りになって寝れないかと思ってたが……意外に悪くない心地)

    「……」zzZ

    ――夕方

    「……」パチッ

    「……」チラッ

    狐娘「……」zzZ

    (だから布団に入り込むなと……)ハァ

    (……可愛い寝顔しやがって)ツンツン

    狐娘「……ぅうう」

    115 :

    こういう主人公は何故か受け入れないよな
    こんな素敵なシチュエーションなのに

    116 :

    エキノコックスてどんな感じでヤバいの

    117 = 22 :

    まさかのホモ疑惑
    あるいは狐娘が男の娘?

    118 :

    お前ら、保守は頼んだぞ

    119 = 63 :

    ケモナー趣味じゃないんだよきっと

    120 :

    寧ろ狐のままがいいガチケモナー

    121 = 1 :

    (なんだ。嫌な夢でも見てるのか)

    狐娘「ごめん、なさいぃ……」ホロリ

    (……涙)

    「……」ポリポリ

    (美味いもん、振舞ってやるか)

    スタ スタ スタ……

    狐娘「……」zzZ



    122 = 25 :

    また財布が軽くなるな

    123 = 1 :

    >>116
    肝臓に虫が寄生して深刻な肝機能障害を起こす
    臓器とか萎んでくらしいよ
    詳しくはシラネ

    125 = 1 :

    狐娘「……んんっ」パチッ

    狐娘「んー……」ムクリ

    狐娘「……あるじさまぁ」キョロキョロ

    スタ スタ……

    狐娘「なんだか、良いにおい……」クンクン

    「ん、起きたか」

    狐娘「おはようございます……ふぁあ……」

    「もう夕方だけどな」

    「お前、また勝手に布団の中入ったろ」

    狐娘「……ごめんなさい」

    「もう、入ってくるなよな」

    狐娘「……?」

    狐娘(主様、なんだか優しくなった気がします)

    126 = 22 :

    エキノコックスを穂菌しているのは主にキタキツネね

    127 = 1 :

    「次入ってきたら保健所行きだから」

    狐娘「ヒドイっ!?」

    狐娘(気のせいでした……)トホホ

    グゥー

    狐娘「!」

    「飯、できてるぞ」

    狐娘「……やっぱり、主様がちょっぴり優しくなってる気がします」

    「お前飯抜きな」

    狐娘「ごめんなさい食べたいです」

    「今後、俺にそういうことは言わないようにな……気持ち悪くて仕方ない」

    狐娘「……褒められることが嫌いなんですか?」

    「さぁ、わかんね」

    「そんなこと、どうでもいい。飯食おうぜめし」

    128 = 1 :

    狐娘「はい」パクッ

    「ていっ」ボコッ

    狐娘「痛いですよ、何するんですかっ」

    「いただきますをしろ、いただきますを」

    狐娘「……いただきます」

    「いただきます」

    「……」

    狐娘「がつがつもぐもぐ……」

    (狐に言っておいてなんだが……いただきますなんて、何年振りに言ったんだろうな)

    (なんかこう、胸にこみ上げるものがある――)

    狐娘「この茶色い塊、外はサクサク中はお肉で美味しいですね」

    「あぁ、それはから揚げって言って――おい、俺の皿に持ってあったから揚げは?」

    129 = 116 :

    ムツゴロウ王国はよく飼えたもんだ

    130 :

    支援支援しえしえしえ

    131 = 25 :

    >>129
    まぁ、ムツゴロウさんがぶっ飛んでたからね…
    絶対家族は反対してたと思うよ

    132 = 1 :

    狐娘「あっ」

    狐娘「……」ダラダラ

    「……」ピキピキ

    「……狐って、焼いたら美味いのかな」

    狐娘「えっ、それはどうでしょう……多分まずいと――ヒッ!?」

    「まぁ、物は試し……」ガシッ

    狐娘「いやぁあああああああああ!!」

    (――そんなことなかった)

    133 = 25 :

    性的には美味しいはず!

    134 = 1 :

    ――月曜日、朝、自宅

    「俺には学校がある。だからお前はここで留守番な」

    狐娘「いいんですか、私を一人にして」

    狐娘「ありったけの食料を食い尽くすかもしれませんよ?」ニヒヒ

    (こいつ、シメて売りに出したい)

    「……そんな事をする奴だったか。そうかそうか」

    「じゃあ今すぐにでも保健所に――」

    狐娘「申し訳ございませんでした」ペコリ

    (保健所を設立した方々に感謝だな、こりゃ)

    「夕方には帰ってくるから。大人しくしてろよな」

    ガチャン

    狐娘「……」ポツーン

    135 :

    そろそろ狸娘(♂)も出そうか

    136 = 25 :

    鞄に入れていって、おおい、出てくんなよ!みたいな展開はやらんのか

    138 = 1 :

    ――学校、教室


    「よぉ」

    「お前、今日は遅刻しなかったのな」

    「それこっちの台詞ね、遅刻神さん」

    「……サプライズがあったからな」

    (狐に起こされるっていう体験をすることになるとは思わなかった)

    「昨日も言ってたよな。なによ、そのサプライズって」

    「狐が人になった」

    「頭おかしいんじゃねぇの」

    「俺もそう思う。まだまどろんでいるのかもしれない」

    「そんな時はこれよこれ」スッ

    「……アメ?」

    139 = 130 :

    しえーん!

    140 = 1 :

    「梅味のアメ」

    「ほぉん……」パクッ

    「おぉ、すっぺぇ……」

    「少しは覚めたか?」

    「これいいな。うめぇ。あ、いや、梅とかけたんじゃなくてな」

    「説明されなくても分かるわ」


    ――2限

    エー デアルカラシテー

    (そろそろ昼休みかー)ホケー

    (腹減った)

    141 = 1 :

    「……」

    (あっ)

    (まぁ、ドックフード残ってるし、大丈夫……だよな?)

    ――同時刻、自宅


    狐娘「……お昼ご飯は、いずこ」

    狐娘(どっくふーどとやらをまた食べなければいけないのでしょうか……)

    狐娘「あるじさまぁ……」シクシク

    狐娘「……!」ピョコン

    狐娘(主様の元へ行けばいいじゃないっ)

    狐娘「……」

    狐娘(どこにいるか分からない……)シクシク

    142 = 25 :

    昼休みに抜け出して狐ちゃんの様子を見に行く主様かっこいー

    144 = 1 :

    ――昼休み、教室

    「……ふぅむ」ムム

    「どうした、腕組しながら唸っちゃって」

    「いやな。昨日、家で狐を預かってるって話しただろ」

    「あぁ」

    「飯、用意しておかなかったなぁと思って」

    「お前の飼い犬……飼い狐だったらお前の自由かもしんねーけどさぁ」

    「それって知り合いの狐なんだろ? もし病気とかになったらどうするん」

    「……一食抜いただけで病気にはならないだろ」

    「病気にはならなくても、体調を崩す事はありえなくもないぞ」

    145 = 1 :

    「むっ」

    「飯用意してないって言ってたけど、飲み水も用意してないんだろ?」

    「むむっ」

    「引き受けたんだから、責任持って世話してやれよなー」

    「むむむっ」

    「そうか……そうだよな」

    「ちょっくら家に戻るわ」ガタッ

    スタ スタ スタ……

    「じゃなー」フリフリ

    (あっ。やべ、飯食う相手いなくなっちゃった)

    146 = 25 :

    主様っ、ねむいです!

    147 = 1 :

    ――校門

    「……」

    「……」

    「お前、なんでここにいるの」

    「いやぁ、テヘヘ」

    「テヘヘ、じゃねぇよアホ狐」グイグイ

    「いふぁいへふ、ほほほひっはははいへふははい」

    「どうやって外に出た」

    「窓を開けて、ひょいっと」

    「……今すぐ家に戻るぞ」ガシッ

    「えっ」

    (泥棒なんて来る事はまずないだろうが、念の為戸締りくらいはしとかないと……)

    148 = 1 :

    ――自宅

    狐娘「これはなんですか?」

    「やきうどん」

    狐娘「ほぉー、やきうどん」クンクン

    狐娘「いただきます……あむっ」

    狐娘「……」モグモグ

    狐娘「稲荷寿司やからあげちゃんには劣りますけど、これも美味しいですねぇ」モグモグ

    「そか」ズルルー

    149 = 1 :

    (まぁ店の味には敵わんよな)

    (稲荷はともかく、からあげちゃんに劣るってのはなんだか悔しい気もするが……)





    狐娘「ごちそうさまでした」

    「ごちそうさま……さて、学校戻んねーと」

    (めんどくせぇ……)

    狐娘「……」

    「連れては行かんぞ」

    狐娘「ですよねー」ペタン

    (耳が垂れた)

    150 = 1 :

    「勝手に外にでるなよ。窓からでるのも禁止だ」

    狐娘「分かりました……」

    「じゃ」

    ガチャン

    狐娘「……」

    狐娘「寝よう」


    ――放課後、帰路

    スタ スタ スタ……

    「……」

    「……」

    「……」

    スタ……

    「ちょっと待ちにゃー兄ちゃん」

    「!?」ビクッ


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