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元スレ男「一度だけ時を止められる時計……」
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男「今使うのは勿体無いよな……」
男「勿体無いし本当にいざ、という時だけ使うかな……」
男「でもそんな時がこないでずっと使わない内に死んだらなぁ……」
男「悩む……」
男「勿体無いし本当にいざ、という時だけ使うかな……」
男「でもそんな時がこないでずっと使わない内に死んだらなぁ……」
男「悩む……」
学校
友「何悩んでんだよ」
男「いやさぁ、実はこんなもん拾ってよぉ」
友「この時計は一度だけ時を止められます?」
友「どう考えてもイタズラだろこんなの」
男「でもイタズラじゃなかったらなぁ……」
友「もしもただのイタズラだったらいざってとき後悔するぜ」
男「だよなぁ……」
友「じゃ、そろそろ座ろうぜ」
男「お、おう」
男(イタズラかイタズラじゃないか分かる方法は使う以外にあるか……?)
友「何悩んでんだよ」
男「いやさぁ、実はこんなもん拾ってよぉ」
友「この時計は一度だけ時を止められます?」
友「どう考えてもイタズラだろこんなの」
男「でもイタズラじゃなかったらなぁ……」
友「もしもただのイタズラだったらいざってとき後悔するぜ」
男「だよなぁ……」
友「じゃ、そろそろ座ろうぜ」
男「お、おう」
男(イタズラかイタズラじゃないか分かる方法は使う以外にあるか……?)
男「使うしか……ないかな……」
教師「えー……が……で……であって……であるとして……で……」
男(いや、待てよ)
男(もしも本当に時を止められるとしよう)
男(けど、もしも時が止まりっぱなしだったらどうするんだ?)
男(……)
教師「おい、男聞いてるか?」
男「え、あ、はい」
教師「じゃ、ここ読んで」
男「え?あ?」
教師「97ページ」
クスクス……
男「あぁ……」
教師「えー……が……で……であって……であるとして……で……」
男(いや、待てよ)
男(もしも本当に時を止められるとしよう)
男(けど、もしも時が止まりっぱなしだったらどうするんだ?)
男(……)
教師「おい、男聞いてるか?」
男「え、あ、はい」
教師「じゃ、ここ読んで」
男「え?あ?」
教師「97ページ」
クスクス……
男「あぁ……」
友「考えてんのか?使うか使わないか」
男「うん……」
友「俺は捨てといた方がいいと思うんだ」
男「捨てる……?」
友「なんつーか、そんなアヤシいもん使ってよ」
友「もし何かあったらさ……危険じゃん?」
男「あぁ……だな……」
友「ならばいっそのこと捨てたらどうかなって」
男「捨てるか……」
男(そういえば捨てるって手があったな)
男「分かった、放課後捨ててみるわ」
友「おう、じゃあ頑張れよ」
男「あぁ」
男(なんつーか……捨てる前に使いてぇ……!)
男「うん……」
友「俺は捨てといた方がいいと思うんだ」
男「捨てる……?」
友「なんつーか、そんなアヤシいもん使ってよ」
友「もし何かあったらさ……危険じゃん?」
男「あぁ……だな……」
友「ならばいっそのこと捨てたらどうかなって」
男「捨てるか……」
男(そういえば捨てるって手があったな)
男「分かった、放課後捨ててみるわ」
友「おう、じゃあ頑張れよ」
男「あぁ」
男(なんつーか……捨てる前に使いてぇ……!)
男「やめとこう」
男「さようなら、時を止められるかもしんねぇ時計」
男「……」ポイッ
ドサッ
男「さて、これでよしっと」
男「早めに捨てといたほうがいいよなやっぱり……」
男「授業始まるかもしんねぇし戻るとすっか」
男「っと、トイレ行きたくなったな」
男「うートイレトイレ」
男「さようなら、時を止められるかもしんねぇ時計」
男「……」ポイッ
ドサッ
男「さて、これでよしっと」
男「早めに捨てといたほうがいいよなやっぱり……」
男「授業始まるかもしんねぇし戻るとすっか」
男「っと、トイレ行きたくなったな」
男「うートイレトイレ」
男「ふぅ……スッキリした」
男「ん?」
男「時計が……落ちてる……」
女「~♪」
男「あいつが持ってるゴミ袋……もしかして……」
男「あのゴミ袋だ、なんてこったい」
男「誰かに拾われると厄介だ、俺が拾っておこう」
男「結局戻ってきてしまった」
男「ん?」
男「時計が……落ちてる……」
女「~♪」
男「あいつが持ってるゴミ袋……もしかして……」
男「あのゴミ袋だ、なんてこったい」
男「誰かに拾われると厄介だ、俺が拾っておこう」
男「結局戻ってきてしまった」
男「教室のゴミ箱に捨てるかな」
ワイワイ……ガヤガヤ……
男「授業前の教室はうるせーなー」
男「誰にも見られない内に捨てるか」
ポイッ
男「それじゃ、授業始まるし席に着くか」
ワイワイ……ガヤガヤ……
男「授業前の教室はうるせーなー」
男「誰にも見られない内に捨てるか」
ポイッ
男「それじゃ、授業始まるし席に着くか」
教師「で……聖徳太子は……だから……妹子が……」
男「……」ウトウト……
教師「蘇我が……おっとっと……」ドンッ
ガッシャーン
教師「あららーやっちゃった」
生徒「先生ー勘弁してくれよ!ゴミがこっちまで飛んできたじゃん」
教師「ごめん、ちょっと誰かちりとりとほうき持ってきてくんない?」
コツンッ
男「ん……?何か当たったような……」
男「時計……」
男「……!?」
男「とりあえず……拾っておこう……」
男「何かおかしくないか……?」
男「……」ウトウト……
教師「蘇我が……おっとっと……」ドンッ
ガッシャーン
教師「あららーやっちゃった」
生徒「先生ー勘弁してくれよ!ゴミがこっちまで飛んできたじゃん」
教師「ごめん、ちょっと誰かちりとりとほうき持ってきてくんない?」
コツンッ
男「ん……?何か当たったような……」
男「時計……」
男「……!?」
男「とりあえず……拾っておこう……」
男「何かおかしくないか……?」
>>19
俺の学校はそうだったよ
俺の学校はそうだったよ
友「んで、放課後に捨てんだよな?その時計」
男「……」
友「おい、どうしたよ」
男「戻ってくる……」
友「へ?」
男「捨てても……戻ってくる……」
友「は?なんだそれ!」
男「本当だよ!信じてくれって!」
友「そ、そうだな……それじゃ、ちょっとその時計貸してみ?」
男「……ほい」
友「じゃ、俺が捨ててみるわこれ」
男「あぁ、頼んだぞ」
男「……」
友「おい、どうしたよ」
男「戻ってくる……」
友「へ?」
男「捨てても……戻ってくる……」
友「は?なんだそれ!」
男「本当だよ!信じてくれって!」
友「そ、そうだな……それじゃ、ちょっとその時計貸してみ?」
男「……ほい」
友「じゃ、俺が捨ててみるわこれ」
男「あぁ、頼んだぞ」
男「さて、厄介な時計も無くなったことだしこれで安心できるな」
DQN「おい、男wwww」
男「ん?何だDQN」
DQN「ちょっとwwww歴史のノートwwww貸してくれよっwwww」
DQN2「おねげーだwwwwおねげーだ!DQNの兄貴居眠りしちまってよwwww」
DQN「なwww?な?wwww頼むよwww」
男「あ、あぁ……ほれ」
DQN「サンクスwwwww」
男「次は英語か……」
男(戻ってくんじゃねぇぞ……)
DQN「おい、男wwww」
男「ん?何だDQN」
DQN「ちょっとwwww歴史のノートwwww貸してくれよっwwww」
DQN2「おねげーだwwwwおねげーだ!DQNの兄貴居眠りしちまってよwwww」
DQN「なwww?な?wwww頼むよwww」
男「あ、あぁ……ほれ」
DQN「サンクスwwwww」
男「次は英語か……」
男(戻ってくんじゃねぇぞ……)
男「……」チラッ
友「……!」ビクッ
友「……」グッ
男「……」ホッ
外人教師「Koreha……De……Kokoga……Deattesite……」
男「……」
外人教師「Tugiha……Otokokun!」
男「あ、はい」
外人教師「EigodeOnegaiSima-su!」
男「い、イェス……」
友「……!」ビクッ
友「……」グッ
男「……」ホッ
外人教師「Koreha……De……Kokoga……Deattesite……」
男「……」
外人教師「Tugiha……Otokokun!」
男「あ、はい」
外人教師「EigodeOnegaiSima-su!」
男「い、イェス……」
男「よかった……何事も無かった……」
友「戻ってこないだろ?」
男「お前どこに捨てたの?」
友「トイレ」
男「は?」
友「頑張って流したよ」
男「そ、そうか」
男(……)
友「ん?どうした?」
男「あぁ、いやなんでもない」
男(俺の予想だと……)
生徒「先生、トイレ詰まってんですけど」
男(やっぱり……)
友「戻ってこないだろ?」
男「お前どこに捨てたの?」
友「トイレ」
男「は?」
友「頑張って流したよ」
男「そ、そうか」
男(……)
友「ん?どうした?」
男「あぁ、いやなんでもない」
男(俺の予想だと……)
生徒「先生、トイレ詰まってんですけど」
男(やっぱり……)
教師「なんだ?時計?」
生徒「時を止められる時計……?」
教師「イタズラだろ、誰がこんなもんトイレに詰まらしたんだ?」
生徒「ちょっと貸してみてくださいよ」
教師「やめろ、こんな汚いもん」
生徒「お願いします!」
教師「これは先生が捨てておく」
生徒「ちぇっ」
男(戻ってくんなよ……)
生徒「時を止められる時計……?」
教師「イタズラだろ、誰がこんなもんトイレに詰まらしたんだ?」
生徒「ちょっと貸してみてくださいよ」
教師「やめろ、こんな汚いもん」
生徒「お願いします!」
教師「これは先生が捨てておく」
生徒「ちぇっ」
男(戻ってくんなよ……)
男「放課後まで戻って来なかった」
友「だろ?戻ってこねーだろ?トイレに流しといてよかったんだよ!」
男「だな……」
友「それじゃ、気を付けて帰れよ!」
男「あぁ」
男(俺は先生が捨てたことを知っている……)
男(そして、さっきゴミ収集車が来た……)
男(捨てられていてくれよ……)
友「だろ?戻ってこねーだろ?トイレに流しといてよかったんだよ!」
男「だな……」
友「それじゃ、気を付けて帰れよ!」
男「あぁ」
男(俺は先生が捨てたことを知っている……)
男(そして、さっきゴミ収集車が来た……)
男(捨てられていてくれよ……)
男「帰宅まで時計を見ることはなかった」
男「やった!きっと偶然だったんだ!」
男「さーてゲームするぞー!」
男「やった!きっと偶然だったんだ!」
男「さーてゲームするぞー!」
ガキ「おい、車からこんなの落ちたぜ!」
ガキ2「時を止められるだって!すげーな!」
ガキ「止めよーぜ!」
ガキ3「ちょっと貸してみ」
ガキ「お前も見たいのか?見ろよ!」
ガキ3「ふんっ」ブンッ
ポーイ
ガキ「あっ!何すんだよ!」
ガキ3「こんなのイタズラだろ、時を止められるわけないだろバーカ!」
ガシャーン
ガキ3「え?」
ガキ2「ガキ3が窓わったー!」
ガキ「俺知らねー!にっげろー!」
ガキ2「時を止められるだって!すげーな!」
ガキ「止めよーぜ!」
ガキ3「ちょっと貸してみ」
ガキ「お前も見たいのか?見ろよ!」
ガキ3「ふんっ」ブンッ
ポーイ
ガキ「あっ!何すんだよ!」
ガキ3「こんなのイタズラだろ、時を止められるわけないだろバーカ!」
ガシャーン
ガキ3「え?」
ガキ2「ガキ3が窓わったー!」
ガキ「俺知らねー!にっげろー!」
>>25
お前こそ英語で言えよ
お前こそ英語で言えよ
ガシャーン
男「( ゚д゚)」
コロコロ……
男「お、おかえりなさい……」
男「……うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
男「もう嫌だァァァ!」
男「そんなに時を止めて欲しいのか!」
男「時を止めて欲しいんだろ?ナァーー!」
男「くそっ!なんでまたコイツが……」
男「窓……どうしようか……」
男「( ゚д゚)」
コロコロ……
男「お、おかえりなさい……」
男「……うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
男「もう嫌だァァァ!」
男「そんなに時を止めて欲しいのか!」
男「時を止めて欲しいんだろ?ナァーー!」
男「くそっ!なんでまたコイツが……」
男「窓……どうしようか……」
母「どうしたのー?男ー?」
ドンドンドン……
男「上がってくる……」
ドンドンッ!
母「男ー!はいるよー!」
男「あ、あぁ」
母「ちょ!どうしたのよこれ!」
男「知らねぇ……突然窓が割れた……」
男(時計の事は言えねぇ……)
母「とりあえず今日は新聞紙でも貼っておきましょう」
男「だ、だね」
ドンドンドン……
男「上がってくる……」
ドンドンッ!
母「男ー!はいるよー!」
男「あ、あぁ」
母「ちょ!どうしたのよこれ!」
男「知らねぇ……突然窓が割れた……」
男(時計の事は言えねぇ……)
母「とりあえず今日は新聞紙でも貼っておきましょう」
男「だ、だね」
母「何考えてんの、窓の事?」
男「いや、違う……」
母「だったら早くご飯食べなさい、冷めるわよ」
男「あぁ……」
母「ほら、食べた食べた」
男(ピザ……)
母「?」
男(何かに似てるよな……)
男(くそっ!また時計の事が……)
男「いや、違う……」
母「だったら早くご飯食べなさい、冷めるわよ」
男「あぁ……」
母「ほら、食べた食べた」
男(ピザ……)
母「?」
男(何かに似てるよな……)
男(くそっ!また時計の事が……)
男「もう一回窓から捨ててみるか」
ベリッ
ポイッ
男「新聞紙貼りなおさねぇとな」
男「夜の営みがしたくなってきた」
男「みんな寝てるし……音は漏れねぇよな?」
男「イヤホンなしで営むのは緊張するけど楽しいぜぇ」
ベリッ
ポイッ
男「新聞紙貼りなおさねぇとな」
男「夜の営みがしたくなってきた」
男「みんな寝てるし……音は漏れねぇよな?」
男「イヤホンなしで営むのは緊張するけど楽しいぜぇ」
アンッアンッ! アッアッアッ! ラメェッ!
おっさん「……チッ」
おっさん「なんだ?ニートの俺にこんな嫌な声聞かせんのか?」
おっさん「……ざけんなよ、ホテルにでも行ってやっとけコラ」
おっさん「……あぁムカつく」
おっさん「るっせぇんだよ!」ブンッ
バサッ
コロコロ……
男「……!?」カチッ
男「……あららら、静かにしときゃよかったなこりゃ」
おっさん「……チッ」
おっさん「なんだ?ニートの俺にこんな嫌な声聞かせんのか?」
おっさん「……ざけんなよ、ホテルにでも行ってやっとけコラ」
おっさん「……あぁムカつく」
おっさん「るっせぇんだよ!」ブンッ
バサッ
コロコロ……
男「……!?」カチッ
男「……あららら、静かにしときゃよかったなこりゃ」
友「で、戻ってきたと」
男「正直、もう俺は使っちまおうと思う」
友「まぁ、いいんじゃね?男がそう思うなら」
男「お前なら止めると思っていたが……」
友「正直言って、トイレに流したのに男の家に飛んでくるのは普通じゃない」
友「どうしても時を止めて欲しいんだろうな、その時計」
男「……」
友「一応言うぞ」
友「これは、本物だ」
男「……」
男「正直、もう俺は使っちまおうと思う」
友「まぁ、いいんじゃね?男がそう思うなら」
男「お前なら止めると思っていたが……」
友「正直言って、トイレに流したのに男の家に飛んでくるのは普通じゃない」
友「どうしても時を止めて欲しいんだろうな、その時計」
男「……」
友「一応言うぞ」
友「これは、本物だ」
男「……」
男「もう、使ってみるか?」
男「AM9:55か」
男「こんな時計でもキチンと時計の役割は果たしてんだな」
男「それじゃあ、少し止めさせてもらいますよ皆さん」
男「それっ!」
カチッ
男「AM9:55か」
男「こんな時計でもキチンと時計の役割は果たしてんだな」
男「それじゃあ、少し止めさせてもらいますよ皆さん」
男「それっ!」
カチッ
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