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    元スレ春香「ドッキリ企画」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ただのバラエティ番組 + - アイドルマスター + - ドッキリ + - 寒い + - 時間の無駄 + - 生っすか!?サンデー + - 草生やしすぎィ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 1 :

    美希「あああああ! 髪に! 髪に明太子が巻き込まれて! やーん!‥‥くっさ!」

    千早「み、美希やめて! お腹がもう‥‥wwwww」

    伊織「ほら、取ってあげるからジッとしてなさい」

    美希「うう‥‥でこちゃん、ありがt」

    伊織「生ぐさっ! 思った以上に生臭いわ! 白いご飯欲しくなるわ!」

    美希「」

    「えー、というわけで‥‥春香」

    春香「うん。最後までご覧いただき、ありがとうございました!」

    千早「次回からは、またお昼にお会いする事になります」

    美希「史上初、魚卵系アイドルが見れるのは、この番組だけなの!」

    千早「んふっ‥‥美希、やめて‥‥www」

    春香「それでは皆さん‥‥」

    アイドル「またねーっ!」

    252 = 1 :

    スタッフ「‥‥あいオッケー!」

    アイドル「お疲れ様でーす!」

    春香「はあ、終わったぁ‥‥やっぱり、何回やっても生放送って緊張するよね」

    千早「そうね。最後にハプニングは起きるし」

    美希「うー、気持ち悪いの‥‥早くシャワー行こうよ」

    「お疲れ。春香達は、この後まだ予定あるんだっけ」

    春香「うん。明日の撮影のために、前乗りしとくんだよ」

    伊織「最近あんた達、セットでの仕事多いわよね。この番組の影響かしら」

    春香「あ、でも今回は、雪歩も来るんだよね?」

    雪歩「うん。この後別のお仕事あるから、合流は別になるけど‥‥スタッフさんが送ってくれるみたい」

    千早「他のみんなは? もう終わり?」

    「自分もこれから明日に備えて移動さー」

    「ふーん、動物もの?」

    「んにゃ、旅ロケだぞ。温泉地行くから、移動が長いんだー」

    伊織「春香達は?」

    253 = 1 :

    春香「なんていうんだろう‥‥挑戦もの?」

    美希「山に行って‥‥なんだっけ。オオクワガタ? を探すんだって」

    「あ! 自分もそっち出たかったなあ」

    亜美「まこちんも似合いそうだね」

    「うん。小さい頃、よく連れてかれたなあ」

    あずさ「大変ねえ。気をつけるのよ?」

    千早「はい。ありがとうございます。‥‥って、いけない。もうこんな時間よ」

    春香「あ! ほんとだ! 急ごう美希! シャワー浴びれなくなるよ!」

    美希「それだけはごめんなの! じゃあみんな、また今度ね! 雪歩はまた後で!」

    バタバタバタバタ

    伊織「はいはい」

    「また今度、ねえ?」

    伊織「と、いうわけで‥‥」

    アイドル「生っすかゴールデン! 第2部でーす!」

    254 = 21 :

    終わったと見せかけて…?

    255 = 1 :

    伊織「私達が大掛かりな仕掛けで騙されたのに、3人だけあんなしょぼいドッキリもどきでお茶を濁すはずがないでしょう?」

    「テレビの前の皆さん、番組表を見てください」

    亜美「生っすかの後、放送未定になってるっしょ?」

    真美「実はそこの枠も、丸々この番組なのでーす!」

    あずさ「春香ちゃん達に、この後あるドッキリが用意してあります」

    雪歩「つまり、生ドッキリを皆さんにお届けしますぅ!」

    貴音「もうしばらく、私達にお付き合いくださいませ」

    やよい「では、今の様子をモニターで見てもらいましょう! 新しい仕掛け人さんです! 律子さーん!」

    律子『はいはーい。竜宮小町のプロデューサー、秋月律子です』

    伊織「テレビに映るなんて、久しぶりじゃない?」

    律子『そうね。本来は裏方が表に出るのは避けたいけど‥‥でも今回は、765プロオールスターって事で、特別にね』

    「春香達の今後の予定どうなってるか、言ってもらっていいか?」

    律子『はいはーい。えー、春香達にはこの後、明日のロケのために、山中にあるバンガローに泊まってもらうと説明してあります。その現場で、放送が終わるまで、色々な目に遭ってもらう予定になってまーす』

    「律子はその近くで、リポーターみたいな役割って事でいいんだよね?」

    律子『ええ。プロデューサー殿にこの役をやってもらう案もあったけど、テレビに長く映りますからね。一度は表舞台に出てた私に、お鉢が回ってきたってわけ』

    256 :

    支援は携帯に切り替わっちゃったタイミングでいいのか?

    257 = 82 :

    伊織「わかったわ。そろそろ春香達が出てくると思うから、しっかりね」

    律子『ええ。あ、出てきた出てきた。じゃ、こっちの音声切るからね。何か用があったら電話でよろしく』

    「りょうかーい。‥‥お、来た来た」


    春香『律子さん、お待たせしましたー!』

    律子『お疲れ様。放送、よかったわよ。美希も頑張ってたわね』

    美希『えへんぷいなの』

    律子『えらいえら‥‥美希? あんた、なんか、おかずみたいな匂いがするわよ?』

    美希『え!? うそ!』

    律子『冗談よ。ほら、乗って乗って』


    伊織「移動中の隠しカメラは、律子のカバンに1つ、車内に2つ用意してあるわ」

    雪歩「モニター足りないんじゃないかなぁ」

    伊織「大丈夫よ。カモン!」

    ウィーン

    「わあ!」

    258 = 21 :

    大長編じゃんすげえな

    260 = 82 :

    あずさ「すごいわねぇ。ニュース番組みたい」

    伊織「全部で50のモニターで、移動を含むドッキリ中の様子は、全て私達に届けられるわ。流石に、トイレとかお風呂は除外だけど」

    真美「あ、車の中の様子が見える!」


    春香『千早ちゃん、今日は何聴いてるの?』

    千早『新曲のテスト版よ。聴いてみる?』

    美希『あふぅ‥‥ミキ、ちょっと寝るね。着いたら起こして』


    亜美「移動中はあんまり面白くないかなあ」

    伊織「そうね。だから、この時間に‥‥」

    「ん? 何?」

    伊織「今回の放送、とにかく多額のお金がかかってるのよ。動物園借り切ったり、百貨店借り切ったり、この設備とかもね」

    「ああ、確かにね」

    伊織「それでまあ、スポンサーの出番なわけだけど‥‥水瀬系列の企業からも、結構な援助を受けててね。はいこれ」

    262 = 21 :

    頑張れマジ頑張れ

    263 = 82 :

    しまった。もしもしだと忍法規制で長文が弾かれる

    264 = 1 :

    「んあ? 何これ?」

    伊織「CMだけじゃあ見返りが足りないって事で、番組内でも宣伝をする契約らしいのよ。これは、水瀬電機で新しく売り出す暖房器具ね」

    やよい「私達で、伊織ちゃんのお父さんのお手伝いするの?」

    伊織「ま、結果としてはそうなるわね」

    「宣伝かあ‥‥あ、じゃああれは? 夜中にやってる通販みたいなノリで」

    「あ、面白いな。ヘイブラザー! このちっぽけなマシンを見てくれよ!」

    「オウブラザー! なんだいこれは!」

    伊織「‥‥ねえ、ちょっといいかしら?」

    「なんだいブラザー!」

    伊織「確かに、うちの系列会社がこの番組に出資したのには、私が娘だって理由が含まれているかも知れないわ。もしかしたら、社長の人脈かも知れない。
       でも、コネや縁故はあくまでも物事をスムーズに開始するだけの力でしかないの。それを継続するには、spれなりの成果が大事なの」

    「???」

    伊織「私はアイドル活動をする上で、お父様を父親だとは思って接しないし、逆も同じ。あくまでも、ビジネスとしてお互いに助け合うだけの関係よ。
       つまり、相手が765プロと関わるメリットが無いと判断すれば、私の存在も社長との付き合いも関係なく、縁は途切れるわ」

    「えーと‥‥」

    伊織「765プロのアイドルが出演してる番組の7割近くは、水瀬の関係企業がスポンサーについてるわ。仮に今後それらの番組に私達が呼ばれなくなった場合‥‥」

    266 = 21 :

    前半はきっちり終わらせたんだしもう続きは速報で!とかでも良いと思うんだが

    267 = 1 :

    「‥‥場合?」

    伊織「単純に考えるなら、そうね‥‥貰えるギャラが30%になるって言えばわかりやすい?」

    「」

    伊織「それを踏まえた上で、続きをどうぞ? ブラザー」

    「やあ響! どうしたの? 元気がないね!」

    「自分、沖縄出身だからな! こっちの冬は、つらいんだ!」

    「そんな時にはこれ! 水瀬電機の新商品、業火羽輪!」

    「なんだそれは!?」

    「新技術によって開発されたこの商品! なんと、500平米の部屋をたったの2分でポカポカにできる、すごい奴なのさ!」

    「それはすごいな! でもそれだと、電気代がかかってしょうがないじゃないか!」

    「心配ご無用! 仮に君が毎日10時間、暖房を使うとしたら‥‥電気代は、大体このくらい!」

    「ええ!本当か!? あ! じゃあその代わり、値段が物凄く高いんだろ!」

    「確かに、安いとは言えないね。でも、このグラフを見てよ! 年に5ヶ月使うと仮定した場合、3年目に使い出す頃には、もう元が取れている計算なんだ!」

    「なんだって!? じゃあ、それ以降は‥‥」

    「そう! むしろ、お得っていうわけさ!」

    268 = 1 :

    「そんなストーブ、自分も欲しいぞ! どこで買えるんだ!?」

    「全国の電器店で、今月29日から発売! もしくは‥‥」

    「こちらの電話番号まで! 夜間ですので、間違い電話にはお気をつけください!」

    「‥‥どう?」

    伊織「やるじゃない」ニコ!

    「ふう‥‥」

    やよい「お金の力って怖い。わたしは改めてそう思いました」



    貴音「どうしましょう‥‥これから友人が訪ねてくるというのに、何の用意もできていません」

    雪歩「そんな時にはこれ! この湯沸かし器を使えば、3リットルの水が5秒で熱湯に早変わり! 急なお客様にお茶も出せますぅ」

    貴音「一人暮らしの味方、れとると食品やかっぷらぁめんにも便利ですね」



    やよい「うち、家族が多いから、お米を炊くのが少し大変かもです!」

    あずさ「大変ねぇ。あまり多く炊きすぎても、保存が大変だし‥‥」

    伊織「そんな時には、この炊飯器を使いなさい! 最大3升のお米が炊ける優れもの! 遠赤外線効果でツヤツヤご飯! 更になんと、完璧な真空を作り出し、ジャーに入れたまま1ヵ月は保存できるのよ!」

    269 :

    どれもこれも家庭用にはオーバースペック過ぎぃ

    270 = 21 :

    水瀬の技術力が半端ない

    271 = 1 :

    亜美「うあうあ~! お部屋の掃除が終わらない! またママに怒られちゃうよお!」

    真美「あれ? 亜美はまだ持ってないの? これを!」

    亜美「そ、それは! 今流行の自動掃除機!」

    真美「完全自律システム搭載で、隠れたゴミも残さずキャッチ! 更に業界初の2足歩行を備え、どんな段差もスイスイ移動!」


    アイドル「今年も1年、水瀬電機で快適な生活!」


    伊織「‥‥こんなもんでいいかしら? あ、OKみたいね」

    「春香達も、ちょうど現場に着くみたいだぞ」


    律子『はい、お疲れ様。ここが今日みんなに泊まってもらうところよ』

    春香『わあ、思ってたより、随分立派ですね』

    千早『あら? でも‥‥なんだか、人がいるみたいよ?』

    律子『あら本当ね。私達の前にも撮影で使うって言ってたから‥‥長引いてるのかもね』

    春香『そうなんですか? じゃあ、挨拶してこないと』

    律子『そうね。ほら美希、起きなさい』

    美希『んにゃ‥‥ふああ~‥‥』

    272 = 269 :

    掃除機だけ方向性がキサラギみたいだな

    274 = 1 :

    伊織「ここで、豪華なゲストが出てくるわよ」

    「僕達も知ってる人?」

    伊織「多分ね」


    律子『失礼します。この後、ここを使う予定になってる、765プロの者ですが‥‥』

    ???『や、これはどうも! すみませんねぇ。収録がどうにも思うように行かなくて』

    美希『あ! 淳ちゃんなの!』

    律子『ちょ、ちょっと美希‥‥すみません稲山さん』

    稲山『ああ、美希ちゃん。久しぶりだねえ。そちらの2人は初めまして』


    やよい「あ! 稲山さんだ!」

    伊織「怪談の大御所、稲山淳一さんね。今回の撮影のために、2時間前からスタンバっててくれたのよ」

    「この番組すごいね」


    稲山『撮影自体は終わったんでね、後は撤収を待ってる段階なんですよ』

    律子『そうなんですか‥‥』

    稲山『あ、なんだったら、どうです? 我々の撤収が終わるまで、何かお話でもしましょうか』

    275 = 1 :

    美希『いいの!?』

    春香『わあ、稲山さんの怪談、1回生で聞いてみたかったんです!』

    千早『ええ!? わ、私はその‥‥』

    稲山『じゃあ早速‥‥これは私の古くからの友人で、まあ仮に、加奈子さんとしておきましょうか。彼女ね、ある年の4月から、念願の一人暮らしを始めたんだ』


    稲山『カッ、コッ、カッ、コッ‥‥誰かが歩く音がする。ただよく聞いてみると、その音がど~うもおかしい。
     思い切ってドアを開けた。その途端、うぅ! 顔の焼けた女が、こっちをじーっと見てたって言うんですよ‥‥』

    春香『‥‥‥‥』ゴクリ


    稲山『多分ですよ。想像の話ですけど‥‥もう、この時から狙いをつけてたんですよね。
     写真に写った男、笑ってましたよ。嬉しかったんでしょうねえ。自分の死体を見つけさせるために殺す相手が見つかって‥‥こいつにき~めた!ってね』

    千早『ひい‥っ!』


    稲山『あれ? おい、お前いいなあ。お前のおにぎりだけ、赤飯じゃないか。ずるいよなあ。
     え、赤飯? おかしいんだ。自分は確かに、友人と同じ普通のおにぎりを持ってたはずなんだ。けど、実際に見てみるとたしかに赤飯。あれぇ? 変だなあ。そう思ってると‥‥
     ぽたっ、ぽたっ‥‥上から何かがしたたってる。ん~? 顔を上げた彼、その瞬間、ぎゃあああ!
     ‥‥彼の座ってたその上、その天井でもって、目をカッと見開いた婆さんが首を吊ってる‥‥そこから血がしたたってたって言うんですよね』

    美希『』

    276 = 21 :

    しえんしえん

    277 = 1 :

    亜美「こっわ‥‥」

    伊織「いけないいけない。うっかり無言で聞き入ってたわ」

    「貴音と雪歩が息してないんだけど」


    稲山『次の話なんですけどね、これ、実はちょっといわく付きの話なんです。
     なんでもね、話を最後まで聞かなかったら、変な事が起きるってんですよ。って言うのもね、私にこの話を教えてくれた、ある俳優さんなんですけどね。
     淳ちゃん、俺変な体験しちゃってさぁ、参っちゃったよ。どういう事だと思う? 俺、本当に参っちゃってさあ。って。
     私、こういう仕事させてもらってますからね、当然興味が沸くわけですよ。それで、何? どうしたの? って‥‥そしたら彼、話してくれましたよ』

    春香『ち、千早ちゃん、苦しいよ』

    稲山『彼ね、実家が結構裕福な家らしくて、いくつか別荘を持ってるってんですよ。ある日ね、俳優仲間何人かでもって、そこを借りて騒ごうやって事になったんですね。周りには家も他の別荘も無くて、
     気兼ねなく遊べるってんで、各自それぞれ酒や缶詰めなんか持ち寄ってね、結構な時間まで楽しんでたって』

    美希『千早さん、それ以上力入れられたら、多分ミキの色んな骨が折れるの』


    稲山『ドアを叩く音がする。おい、誰か来たぞ。客じゃないか? バカ言うんじゃないよ。お前‥‥こんな時間に、こんなとこまで来る奴がいるかよ。
     一気に空気が凍りついた。
     おい、もしかしたら、誰か遭難して、そいでもって、ここまで助けを求めに来たんじゃないか? ちょっと、返事くらいしてやった方がいいんじゃないか? その間も、ノックの音は続いてる。
     彼、意を決して返事をした。はーい! どちら様ですか! 何の用ですか!‥‥返事は無い。
     あれえ? 今、確かに誰かがドア叩いたよな? 変だなあ‥‥みんなが不思議に思ってね、顔を見合わせてると』

    278 = 21 :

    ジェイソンかレザーフェイスか

    279 = 1 :

    スタッフ『稲川さん! お待たせしました!』

    千早『ひゃっふ!』ビクン

    稲山『あ、終わった? じゃ、皆さん、私はこれで』

    春香『え?‥‥えええええ!? 続き、続き聞かせてくれないんですか!?』

    美希『そんなのってないの!』

    律子『こーら、2人とも。無理言わないの。稲山さん、どうもありがとうございました』

    稲山『ええ、楽しんでもらえたなら私も嬉しいですよ。では、またどこかで』

    律子『さーて‥‥私も行こうかしらね。次の仕事の時間も迫ってるし』

    春香『行っちゃうんですか?』

    律子『ええ。明日も仕事なんだから、あまり夜更かししない事。戸締りも忘れるんじゃないわよ?』

    春香『はい!』

    律子『じゃ、また明日ね』


    伊織「と、いうわけで、いよいよ本番開始と言ったところなんだけれど‥‥その様子を見始める前に、現場と中継が繋がってるわ。律子ー」

    律子『はーい。こちら、あの子達がいる山小屋から少し離れた、特設テントです』

    280 = 1 :

    伊織「とりあえず前哨戦が終わったけど、様子はどう?」

    律子『そうね。稲山さんのおかげで、各々なんか嫌な雰囲気は感じてるんじゃないかしら』

    「稲山さんはまだいるのかー?」

    稲山『はいはい。どうも、稲山ですー』

    伊織「あ、稲山さん! はじめまして! 水瀬伊織です! いつもお話、聞かせてもらってます!」

    稲山『ありがたいですねえ。今度、一緒にお仕事でも』

    伊織「はい! ぜひお願いしますぅ!」

    「‥‥アイドルが稲山さんとお仕事って言ったら、あれだよね?」

    亜美「廃墟にしばらく1人で置き去りにされたり‥‥」

    真美「いおりん、そういうの好きなのかな」

    雪歩「だから怪談も上手なのかも‥‥」

    貴音「あの、稲山殿! 私、どうしてもお教え願いたいのですが‥‥」

    稲山『はい。なんでしょうかあ?』

    貴音「怪談というものは‥‥作り話なのですよね? 実際には起こりえない‥‥そう考えても差し支えはないのですよね?」

    伊織「ちょっと! 何失礼な事言ってるのよ!」

    281 = 1 :

    貴音「ではせめて! 最後に語った怪談、あれだけは作り話だと、そうおっしゃってくださいませ!」

    稲山『ああはい。あの話はね、この番組のためにスタッフさん達が、こうこうこういう話をしてくれませんか、って事で、特別に用意した話なんですよ』

    貴音雪歩「ほっ‥‥」

    稲山『ただね、こういう話があるんですよ。そこに、霊がいるような気がする。見られてる気がする。この話は実際に自分にも起きる気がする‥‥そう考えた時、怪談は、他人事では無くなる‥‥霊的な世界との境界に立っているような、そんな瞬間って、たしかにありますよねえ』

    貴音雪歩「」

    伊織「私も、怖い話知ってるんです! 今度聞いてください!」

    稲山『はい、よろしくお願いしますね』

    伊織「では稲山さん! 今日はご協力、ありがとうございましたぁ!」

    稲山『はーい、稲山淳一でした』

    律子『稲山さんもお帰りになるし、一旦中継切るわね』ピッ

    伊織「はあ‥‥私もう、ドッキリとか割とどうでもよくなってきたわ」

    「こら! ここからが本番なんだぞ!」

    伊織「冗談よ。そろそろ屋内のモニター見ましょう」

    282 = 21 :

    怖がりお姫ちんかわいい

    283 = 82 :

    春香『ふう、怖かったねえ』

    千早『で、ででででも、霊なんてそんな‥‥』

    美希『淳ちゃんの話は、後で思い出した時にジワジワ怖かったりするの』


    「千早が案外ダメージ大きいみたいだな」

    「まあ、スタジオにはもっと致命傷を受けてる2人がいるけど」

    亜美「千早お姉ちゃんみたいに、冷静な人が実はお化けに弱かったりするよね」


    春香『最後の話、結局どうなるのかな』

    美希『最後まで聞けなかったから、何か起こったりして』

    千早『やめて!』

    美希『はい』


    やよい「伊織ちゃん。このお家、何か仕掛けがあるんだよね?」

    伊織「あ、そうそう。忘れてたわ。ここに、こういう物が用意してあるわ」

    「なんだそれ。スイッチ?」

    あずさ「たくさんあるわねぇ」

    285 = 1 :

    雪歩「それぞれのスイッチには、廊下とかキッチンとか壁(西)とか‥‥色々ついてるね」

    伊織「そのスイッチを押せば、対応した場所から‥‥まあいいわ。実際にやってみましょう。とりあえず、物置のスイッチを‥‥」ポチッ


    ガタン!

    春香『わっ!?』

    美希『今の音、なんだろう』


    伊織「と、こっちから介入する事ができるのよ」

    「へえ。ちょっと楽しいね」

    伊織「まあ、あまり使いすぎると疑われるかもしれないし、たまにね」

    「そうだな。不自然にならないように、最初は様子みよっか」

    あずさ「あまり怖がらせなくても、隠し撮り自体がドッキリみたいなものだものねえ」


    春香『うーん、さっきまで撮影してたし、そのせいで何か物が落ちやすくなってたとか?』

    千早『そうね。きっとそうだわ。結構古い建物みたいだし、それで説明が』

    286 = 21 :

    支援しないとダメですね

    287 = 82 :

    「えい」ポチッ

    伊織「あ」


    ドン!

    千早『つっく!』


    「wwwwwww」

    真美「つっく!wwwww」

    伊織「こ、こら、よしなさ‥‥ふふふっwwww」



    春香『‥‥あ、そ、そうだ。2人とも、たしか、お正月はオフ取れてたよね。何してたの?』

    美希『ミ、ミキは元日だけ仕事あったけど、その後は家でダラダラしてる事が多かったかな。学校の友達と出かけたり』

    春香『学校は冬休みだもんね。私も仲のいい子と初詣行ったりしたんだ。千早ちゃんは?』

    美希『千早さんの事だから、お正月から自主トレとかしてそうなの』

    千早『いいえ、今年はゆっくり過ごしたわ。毎日30分ずつ、ボイトレくらいはしていたけど』

    春香『へえ、そうなんだ』

    288 = 145 :

    しえん

    289 = 82 :

    千早『ええ。社長や律子、プロデューサーからも、休めるうちに休むように念を押されたしね』

    美希『何して過ごしてたの? テレビ見たり?』

    千早『そうね。特番を適当に見たり‥‥あ、DVDも見たりしたわ』

    春香『おお、珍しいね! 何見たの? 何か面白い映画とかなら、私も今度見てみたいな』

    千早『それが、その‥‥笑わない?』

    春香『笑わないよ‥‥何で?』

    千早『実は‥‥特撮を見てたのよ。昔に放送してた古いやつ』

    春香『へえ! 笑わないけど、なんか意外かも』

    千早『今度、特撮ものの主題歌を歌う事が決まったのよ。それで、参考にならないかなって‥‥』

    美希『なーんだ、やっぱりお仕事の事考えてたの!』

    千早『あ、でも、いざ見始めると、素直に楽しんで見られたわ。ストーリーもわかりやすいし、かっこいいし‥‥んふっ!』

    春香『え、なんでいきなり笑うの?』

    千早『ちょっと、面白い場面を思い出しちゃって‥‥ふふふっ』

    美希『えー? 気になるの』

    千早『主人公達の偽者が何人も出てくる回なんだけどね、その中の1人の声が‥‥ふふふふふ!』

    290 :

    追いついた
    支援だ

    291 = 21 :

    朝になったしまた支援が増えるはず

    293 = 82 :

    春香『ええ? 何々? わかんないよー』

    美希『千早さんが再現してくれればいいって思うな!』

    千早『ええ!? 無理よ! 私、モノマネなんて‥‥』

    美希『大丈夫なの! やってくれたら、ミキと春香も何かモノマネするから』

    春香『ええ!?』

    千早『そこまで言うなら‥‥誰にも言っちゃだめよ?』

    美希『わかってるの!』


    「まあ、全部筒抜けなわけだけども」

    真美「隠し撮りの本領発揮だねぃ」


    千早『じゃあ、その場面の少し前から‥‥ごほん』

    千早『ショッカーライダー、ナンバー1!』キリッ

    千早『ショッカーライダー、ナンバー2!』キリッ

    千早『ショッカーライダー、ナンバー3!』キリッ

    千早『しょっかーらいだー、なんばーほー↑!』

    294 = 1 :

    春香美希『wwwww』

    千早『あと、その少し前の話なんだけど‥‥確実に演技が過剰な場所があるのよ』

    春香『どんなどんな?w』

    千早『ええと‥‥ごほん』

    千早『本郷猛! エイドクガーと海に落ちた時』

    千早『ケガをしているな!?』キリッ ババッ

    春香『いやいやいやいやwwww』

    美希『どうしてそんなに得意気なの‥‥www』


    真美「実際の映像は知らないけど、なんか面白いねwww」

    やよい「多分、千早さんがやってるからじゃないかなぁ」

    雪歩「スタッフさんの中には、大爆笑してる人もいるね」

    295 = 1 :

    千早『とまあ、こんな具合よ』

    春香『いやー、それはちょっと見てみたいなあ』

    千早『プロデューサーと音無さんに話したら、喜んでくれてたわ。最近は、結構特撮の話題で盛り上がったりするわね』

    美希『そういえば、小鳥がこないだ変なポーズとってたの』

    千早『まあ、この話はまた後ででも。次はあなた達がモノマネでしょう?』

    春香『モノマネかあ‥‥じゃあ、ラーメンを食べる貴音さん』


    貴音「はて、これは興味深いですね。特に変わった食し方はしていないと思うのですが‥‥」

    「まさか‥‥www」


    春香『ごほん‥‥さて、早速いただきましょう。では‥‥これはなんとも、まことに美味な‥‥ばふっ!』

    千早『wwwwwww』

    美希『反則www それ反則なのwwwww』


    貴音「」

    「やっぱりwwww あー、また思い出しちゃったぞwwwww」

    298 = 21 :

    ネタを引っ張ったかwwww

    299 = 1 :

    美希『じゃあ、次はミキだね。えーと、こないだ、事務所でテレビを見てた時なんだけど‥‥小鳥と雪歩も一緒に見てたかな。
     その時、真君が出てたの。芸能人対抗で、バスケしてたんだけど‥‥真君、あまりに強すぎて、真君にパス出せば得点、みたいになってたから、空気を読んだチームメイトが、真君にボール回さなくなったの』

    春香『なんとなく想像できるなあ』

    美希『その時の真君の真似。えー‥‥』

    美希『ヘイ! ヘイヘイ!』バッバッ

    春香『んふ‥‥ww』

    美希『ヘイ!ヘーイ!ヘイヘイ!ヘイ!』スタタンスタタン

    千早『何、その動き‥‥ww』


    「」

    やよい「ぷふっ! ま、真さん、あんな動きしてたんですか‥‥?ww」


    美希『もう、事務所が割れんばかりに大爆笑だったの。ミキと小鳥と雪歩の間じゃ、しばらく鉄板ネタになってたの』


    「」チラッ

    雪歩「」サッ

    300 = 1 :

    春香『はあ‥‥お腹いたいよー。じゃあ次、また千早ちゃんだね』

    千早『まだやるの!?』

    美希『うん! なんか、新しい境地に至れそうなの! 歌の仕事にも繋がると思うな!』


    伊織「何言ってんのあの子www」

    「ショッカーライダーがどうやって歌に繋がるんだろ‥‥ww」


    千早『じゃあ‥‥そうね‥‥新日本プロレス、蝶野選手が、STFをかけている時の切なそうな掛け声』

    春香『え!?www』

    千早『‥‥ぇへへへぁ! ぇへへへぁ!』

    美希『‥‥‥‥wwwww』プルプル

    春香『じゃ、じゃあ次、私! 全日本プロレス社長、武藤選手が4の字をかけている時の、なぜか自分が苦しそうな掛け声』

    美希『ちょ‥‥www』

    春香『‥‥んぁふぁははぁ! んぁふぁははぁ!』

    千早『ぇへへへぁ! ぇへへへぁ!』

    美希『やめてwww やめてwwwwww』


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