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元スレ王様「萌え萌え美少女傭兵隊を配下につけてやろう」 勇者「はい?」
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魔法使い「なにあれ……凄っ……」
商人「…………止まりましたね、石像」
勇者「ふっ。勝った」
僧侶「……」フラッ
魔法使い「僧侶ちゃん!」トサッ
勇者「どうした? 大丈夫か?」
魔法使い「急激な魔力の放出で眩暈を起こしたみたい。慣れない魔法を使うとたまにあるのよ。一時的なものだから大丈夫」
商人「しばらく安静にしておいた方がよさそうですね。わたしの馬車から毛布を」
商人兄「取ってくる」
商人「あ、兄さん。お願いします」
狩人「勇者」
勇者「おう、狩人ちゃん、お疲れ」
狩人「見てた。かっこよかった」
勇者「惚れ直した?」
狩人「……」コク
商人「…………止まりましたね、石像」
勇者「ふっ。勝った」
僧侶「……」フラッ
魔法使い「僧侶ちゃん!」トサッ
勇者「どうした? 大丈夫か?」
魔法使い「急激な魔力の放出で眩暈を起こしたみたい。慣れない魔法を使うとたまにあるのよ。一時的なものだから大丈夫」
商人「しばらく安静にしておいた方がよさそうですね。わたしの馬車から毛布を」
商人兄「取ってくる」
商人「あ、兄さん。お願いします」
狩人「勇者」
勇者「おう、狩人ちゃん、お疲れ」
狩人「見てた。かっこよかった」
勇者「惚れ直した?」
狩人「……」コク
商人ただ者じゃなさそうだな
なぜか初登場から脳内再生17才だわ
なぜか初登場から脳内再生17才だわ
勇者「えっマジで?」
狩人「……」コク
勇者「じゃあキスしてくれよ」
狩人「恥ずかしい」
勇者「誰も見てないさ」
狩人「…………」チュ
勇者「やった」ニヘ
商人「まあ、見てるんですけどね」
魔法使い「……」
商人「魔法使いさんとかめっちゃ見てるんですけどね」
魔法使い「……」
商人「妬けちゃいますねえ」
魔法使い「……別に、あいつのことそこまで好きじゃないし」
商人「そうですか。わたしは好きですけどね。でもまだ子供っぽいというか、ちょっと思いやりに欠けるところがありますかね」
狩人「……」コク
勇者「じゃあキスしてくれよ」
狩人「恥ずかしい」
勇者「誰も見てないさ」
狩人「…………」チュ
勇者「やった」ニヘ
商人「まあ、見てるんですけどね」
魔法使い「……」
商人「魔法使いさんとかめっちゃ見てるんですけどね」
魔法使い「……」
商人「妬けちゃいますねえ」
魔法使い「……別に、あいつのことそこまで好きじゃないし」
商人「そうですか。わたしは好きですけどね。でもまだ子供っぽいというか、ちょっと思いやりに欠けるところがありますかね」
……
勇者「なんか今夜は興奮が冷めなくて眠れそうにないなあ。ちょっと夜風にあたりながら散歩でもするか」テクテク
魔法使い「……」ムスー
勇者「やあ魔法使いちゃん、どうしたんだそんなところで1人で物思いに耽ったりして」
魔法使い「……別に」
勇者「いやあ、今日は疲れたよなあ。明日は1日休養して、明後日になったら帰るとするか」
魔法使い「そうね」
勇者「修行の旅ももうすぐ終わりか。ま、それなりに収穫はあったかな」
魔法使い「そうね」
勇者「……えっと、ほら見て、綺麗な星空だよ」
魔法使い「そうね」
勇者「ほら、月も綺麗だ。まるで魔法使いちゃんのようだ」
魔法使い「あたしあんな丸顔じゃないわ」
勇者「……じゃあ、えっと、三日月くらいかな」
魔法使い「しゃくれてもいないわよ」
勇者「なんか今夜は興奮が冷めなくて眠れそうにないなあ。ちょっと夜風にあたりながら散歩でもするか」テクテク
魔法使い「……」ムスー
勇者「やあ魔法使いちゃん、どうしたんだそんなところで1人で物思いに耽ったりして」
魔法使い「……別に」
勇者「いやあ、今日は疲れたよなあ。明日は1日休養して、明後日になったら帰るとするか」
魔法使い「そうね」
勇者「修行の旅ももうすぐ終わりか。ま、それなりに収穫はあったかな」
魔法使い「そうね」
勇者「……えっと、ほら見て、綺麗な星空だよ」
魔法使い「そうね」
勇者「ほら、月も綺麗だ。まるで魔法使いちゃんのようだ」
魔法使い「あたしあんな丸顔じゃないわ」
勇者「……じゃあ、えっと、三日月くらいかな」
魔法使い「しゃくれてもいないわよ」
勇者「……何か言いたそうだな」
魔法使い「……そうね。言いたいことは山ほどあるわ」
勇者「言いなよ。全部聞いてやるよ」
魔法使い「あんたに愚痴ってもしょうがないし」
勇者「愚痴でもなんでも、言いたいことは言った方がすっきりすると思うぞ」
魔法使い「……」
勇者「……いや、まあ、次の機会に頑張ればいいじゃん」
魔法使い「次の機会っていつよ」
勇者「いや知らんけど」
魔法使い「……納得いかないわ……なんで回復だけじゃなくて攻撃魔法でも僧侶ちゃんの方が上みたいな感じになってるのよ」
勇者「いや、そんなことないから。敵と魔法の種類による相性の問題だからさ」
魔法使い「わかってるけど……だからこそ納得いかないというか」
勇者「まあ確かに、美味しいとこ持ってかれた感はあるよな」
魔法使い「あたしが努力の成果を発揮する機会って、この先あるのかしらね……」
勇者「あるさ、きっと。とか言いたいところだけど無責任なことも言えんしな。先のことはわかんないよ」
魔法使い「……そうね。言いたいことは山ほどあるわ」
勇者「言いなよ。全部聞いてやるよ」
魔法使い「あんたに愚痴ってもしょうがないし」
勇者「愚痴でもなんでも、言いたいことは言った方がすっきりすると思うぞ」
魔法使い「……」
勇者「……いや、まあ、次の機会に頑張ればいいじゃん」
魔法使い「次の機会っていつよ」
勇者「いや知らんけど」
魔法使い「……納得いかないわ……なんで回復だけじゃなくて攻撃魔法でも僧侶ちゃんの方が上みたいな感じになってるのよ」
勇者「いや、そんなことないから。敵と魔法の種類による相性の問題だからさ」
魔法使い「わかってるけど……だからこそ納得いかないというか」
勇者「まあ確かに、美味しいとこ持ってかれた感はあるよな」
魔法使い「あたしが努力の成果を発揮する機会って、この先あるのかしらね……」
勇者「あるさ、きっと。とか言いたいところだけど無責任なことも言えんしな。先のことはわかんないよ」
>>364
でもこの月ちょっと、泣いています
でもこの月ちょっと、泣いています
魔法使い「一生無いかもしれないのよね……」
勇者「おいおい、そんなネガティブになるなよ。魔法使いちゃんらしくないぞっ」
魔法使い「あたしらしさって、何?」
勇者「それは……そうだな、真面目で、素直で」
魔法使い「いい子?」
勇者「うん」
魔法使い「全然いい子じゃないわ。村娘ちゃんにすぐマント貸さなかったし」
勇者「そういうこともあったけど、俺のためにいろいろやってくれたじゃないか。時には命まで救ってくれて」
魔法使い「そんなこともあったわね」
勇者「あの時の献身的な姿は一生忘れないよ。うん、魔法使いちゃん、この旅に凄く貢献してるじゃん。落ち込む必要ないよ」
魔法使い「そうね……って、えっ、なに? あたしの一番の活躍の場って、裸になって無様に命乞いしたあの時ってこと?」
勇者「えっ、いや……そうなる……のか?」
魔法使い「納得いかないわよそんなの!」
勇者「いやでも、魔法使いちゃんのおかげでいい勉強になったよ。真の思いやりっていうのかな。ただ優しいだけじゃなくて」
魔法使い「……まあたしかに、あんたって相手を甘やかすばかりで、それを優しさと履き違えてるような感じがしたわ」
勇者「おいおい、そんなネガティブになるなよ。魔法使いちゃんらしくないぞっ」
魔法使い「あたしらしさって、何?」
勇者「それは……そうだな、真面目で、素直で」
魔法使い「いい子?」
勇者「うん」
魔法使い「全然いい子じゃないわ。村娘ちゃんにすぐマント貸さなかったし」
勇者「そういうこともあったけど、俺のためにいろいろやってくれたじゃないか。時には命まで救ってくれて」
魔法使い「そんなこともあったわね」
勇者「あの時の献身的な姿は一生忘れないよ。うん、魔法使いちゃん、この旅に凄く貢献してるじゃん。落ち込む必要ないよ」
魔法使い「そうね……って、えっ、なに? あたしの一番の活躍の場って、裸になって無様に命乞いしたあの時ってこと?」
勇者「えっ、いや……そうなる……のか?」
魔法使い「納得いかないわよそんなの!」
勇者「いやでも、魔法使いちゃんのおかげでいい勉強になったよ。真の思いやりっていうのかな。ただ優しいだけじゃなくて」
魔法使い「……まあたしかに、あんたって相手を甘やかすばかりで、それを優しさと履き違えてるような感じがしたわ」
勇者「魔法使いちゃんがいたから気づけたんだ。相手が本当に必要としてることをしてあげなきゃ駄目なんだって」
魔法使い「……今もお世辞を言ってご機嫌をとろうとしてるだけのように見えるけど」
勇者「いや……そんなことは……」
魔法使い「でも、そうね。不器用で下手糞だけど、落ち込んでるあたしを慰めようとしてくれてるのよね。それは嬉しいわ」
勇者「そうか、よしじゃあ結婚しよう。今後は魔法使いちゃんが落ち込んだときはいつも傍にいて慰めてあげるぞ」
魔法使い「……じゃあそうしてもらおうかしら」
勇者「えっマジで? 結婚してくれるの?」
魔法使い「結婚は……んー、別に、してもしなくてもいいというか……まあ、子種だけくれればいいわ」
勇者「こ、子種!? 何言ってんの!?」
魔法使い「そうよ……あたしは魔法しか使えないからこんなことになったけど、あんたとの子供なら……」
勇者「両方の素質を受け継いで、魔法も剣も使える、魔法戦士に育てられる、とか?」
魔法使い「うん」
勇者「いやそれはどうだろう……俺だって、親父は剣も魔法も得意だけど、元戦士の母さんの方だけに似ちゃったからな……」
魔法使い「でもあんたと狩人ちゃんの子では魔法の適性がある可能性は低いけど、あたしの子なら両方いける確率は高いと思うわ」
僧侶「ねーねー、じゃああたしと勇者くんの子供は?」ヒョコ
魔法使い「……今もお世辞を言ってご機嫌をとろうとしてるだけのように見えるけど」
勇者「いや……そんなことは……」
魔法使い「でも、そうね。不器用で下手糞だけど、落ち込んでるあたしを慰めようとしてくれてるのよね。それは嬉しいわ」
勇者「そうか、よしじゃあ結婚しよう。今後は魔法使いちゃんが落ち込んだときはいつも傍にいて慰めてあげるぞ」
魔法使い「……じゃあそうしてもらおうかしら」
勇者「えっマジで? 結婚してくれるの?」
魔法使い「結婚は……んー、別に、してもしなくてもいいというか……まあ、子種だけくれればいいわ」
勇者「こ、子種!? 何言ってんの!?」
魔法使い「そうよ……あたしは魔法しか使えないからこんなことになったけど、あんたとの子供なら……」
勇者「両方の素質を受け継いで、魔法も剣も使える、魔法戦士に育てられる、とか?」
魔法使い「うん」
勇者「いやそれはどうだろう……俺だって、親父は剣も魔法も得意だけど、元戦士の母さんの方だけに似ちゃったからな……」
魔法使い「でもあんたと狩人ちゃんの子では魔法の適性がある可能性は低いけど、あたしの子なら両方いける確率は高いと思うわ」
僧侶「ねーねー、じゃああたしと勇者くんの子供は?」ヒョコ
>>370
こいつは何をいってるのかな?
こいつは何をいってるのかな?
勇者「僧侶ちゃん!?」
僧侶「勇者の血を引く者同士の組み合わせだよ。なんかすごく強そうだねっ」
魔法使い「また美味しいところを掻っ攫おうとしてる……!? 僧侶ちゃん……恐ろしい子……!」
僧侶「今までに両親が勇者の血を持ってた例ってあるのかな? ひょっとして史上最強の勇者が生まれたりとか!?」
魔法使い「くっ……負けないわよ! あたしの子の方が絶対強くなるんだから!」
勇者「なんなのこの争い。わけわかんない。親のエゴってやつ? まだ産まれてもいないのに?」
狩人「……」
勇者「あ、狩人ちゃん」
狩人「負けない……」グッ
勇者「対抗意識燃やしてるっ!?」
僧侶「なんてね、今は魔法使いちゃんのターンみたいだからね、引っ込んでおくよ。狩人ちゃん行こっ」
狩人「……」コク
勇者「あれ? もしかして親父が言ってた『次世代勇者育成計画』って俺の次の世代ってこと? これで計画通りってことなの?」
魔法使い「王様の思惑なんて知らないけど、何でもいいわよ。あんただってあたしと、その……できたら嬉しいでしょ」
勇者「魔法使いちゃんと……」ゴクリ
僧侶「勇者の血を引く者同士の組み合わせだよ。なんかすごく強そうだねっ」
魔法使い「また美味しいところを掻っ攫おうとしてる……!? 僧侶ちゃん……恐ろしい子……!」
僧侶「今までに両親が勇者の血を持ってた例ってあるのかな? ひょっとして史上最強の勇者が生まれたりとか!?」
魔法使い「くっ……負けないわよ! あたしの子の方が絶対強くなるんだから!」
勇者「なんなのこの争い。わけわかんない。親のエゴってやつ? まだ産まれてもいないのに?」
狩人「……」
勇者「あ、狩人ちゃん」
狩人「負けない……」グッ
勇者「対抗意識燃やしてるっ!?」
僧侶「なんてね、今は魔法使いちゃんのターンみたいだからね、引っ込んでおくよ。狩人ちゃん行こっ」
狩人「……」コク
勇者「あれ? もしかして親父が言ってた『次世代勇者育成計画』って俺の次の世代ってこと? これで計画通りってことなの?」
魔法使い「王様の思惑なんて知らないけど、何でもいいわよ。あんただってあたしと、その……できたら嬉しいでしょ」
勇者「魔法使いちゃんと……」ゴクリ
魔法使い「でも、体は奪えても心までは奪えないけどね」
勇者「まだ何かご不満があるんでしょうか」
魔法使い「だって、今のままのあんたじゃ、全部好きにはなれないもん」
勇者「何が足りないんでしょうか」
魔法使い「やっぱり男には覇気みたいなもんが無いとね。夢に向かってまっしぐらに突き進むような」
勇者「夢か。夢なら俺にもあるんだけどな」
魔法使い「どうせ一夫多妻でイチャコラ新婚生活とかそんなんでしょ」
勇者「いや、そんなんじゃないよ。もっと壮大な夢だ。子供の頃からの」
魔法使い「あの綺麗な星の世界を旅してみたいとか、そんな非現実的な空想は駄目よ」
勇者「それも違う。もう少し現実的だな。それでもちょっと前までは無理かなとか思ってたけど、今なら突き進めそうな気がする」
魔法使い「そう。だったら聞かせて。あんたの夢は何?」
勇者「うん。俺、国を作りたい。国を作って、親父や叔父さんにも負けないくらい立派な王になりたい」
魔法使い「作る? 建国するってこと? 王位を継ぐんじゃなくて?」
勇者「ああ。俺が作る、新しい国だ。もちろんひとりじゃそんなことは無理だけど、みんなにも協力してもらってさ」
勇者「まだ何かご不満があるんでしょうか」
魔法使い「だって、今のままのあんたじゃ、全部好きにはなれないもん」
勇者「何が足りないんでしょうか」
魔法使い「やっぱり男には覇気みたいなもんが無いとね。夢に向かってまっしぐらに突き進むような」
勇者「夢か。夢なら俺にもあるんだけどな」
魔法使い「どうせ一夫多妻でイチャコラ新婚生活とかそんなんでしょ」
勇者「いや、そんなんじゃないよ。もっと壮大な夢だ。子供の頃からの」
魔法使い「あの綺麗な星の世界を旅してみたいとか、そんな非現実的な空想は駄目よ」
勇者「それも違う。もう少し現実的だな。それでもちょっと前までは無理かなとか思ってたけど、今なら突き進めそうな気がする」
魔法使い「そう。だったら聞かせて。あんたの夢は何?」
勇者「うん。俺、国を作りたい。国を作って、親父や叔父さんにも負けないくらい立派な王になりたい」
魔法使い「作る? 建国するってこと? 王位を継ぐんじゃなくて?」
勇者「ああ。俺が作る、新しい国だ。もちろんひとりじゃそんなことは無理だけど、みんなにも協力してもらってさ」
魔法使い「みんなって、あたしたち3人のこと?」
勇者「他にも、商人さんとか、いろいろ。親父や叔父さんの支援もいるだろうし、多くの人に助力を求めることになるけど」
魔法使い「でも、その中心にいるのはあんたってことね」
勇者「うん。国をひとつ作って治めていくのは、大変なことだとはわかってる。でもやりたいんだ」
魔法使い「そう……面白いじゃない。乗ったわ。大丈夫、できるわ。人を集めて、それぞれの得意分野を生かして、協力しあえば」
勇者「適材適所ってやつだな。よし、やろう。これから忙しくなるな。何年かかるかわからないけど、必ず実現してみせる」
魔法使い「そうね、その夢が実現したら……その時は、あたしも自信を持って言えるかもしれない。あんたが好きって」
勇者「そうなったら嬉しいな。頑張ろう」
魔法使い「でもそれじゃ、今のあんたの国と僧侶ちゃんの国はどうなるのよ」
勇者「どうなるって?」
魔法使い「あんたと僧侶ちゃんが新しい国に行っちゃったら、あのホモ王子しか残らないじゃない。王家の血が途絶えちゃうわ」
勇者「それは、まあ、俺には3人も妻がいるわけで、俺達の子供達の誰かにそっちの王位を継いでもらえばいいんじゃないかな」
魔法使い「ふふっ、何それ。随分勝手な話ね。親のエゴだわ」
勇者「……まあ、なるようになるよ。考えなきゃいけないことは山ほどあるけど、ひとつずつ、確実に、乗り越えて行こう」
勇者「他にも、商人さんとか、いろいろ。親父や叔父さんの支援もいるだろうし、多くの人に助力を求めることになるけど」
魔法使い「でも、その中心にいるのはあんたってことね」
勇者「うん。国をひとつ作って治めていくのは、大変なことだとはわかってる。でもやりたいんだ」
魔法使い「そう……面白いじゃない。乗ったわ。大丈夫、できるわ。人を集めて、それぞれの得意分野を生かして、協力しあえば」
勇者「適材適所ってやつだな。よし、やろう。これから忙しくなるな。何年かかるかわからないけど、必ず実現してみせる」
魔法使い「そうね、その夢が実現したら……その時は、あたしも自信を持って言えるかもしれない。あんたが好きって」
勇者「そうなったら嬉しいな。頑張ろう」
魔法使い「でもそれじゃ、今のあんたの国と僧侶ちゃんの国はどうなるのよ」
勇者「どうなるって?」
魔法使い「あんたと僧侶ちゃんが新しい国に行っちゃったら、あのホモ王子しか残らないじゃない。王家の血が途絶えちゃうわ」
勇者「それは、まあ、俺には3人も妻がいるわけで、俺達の子供達の誰かにそっちの王位を継いでもらえばいいんじゃないかな」
魔法使い「ふふっ、何それ。随分勝手な話ね。親のエゴだわ」
勇者「……まあ、なるようになるよ。考えなきゃいけないことは山ほどあるけど、ひとつずつ、確実に、乗り越えて行こう」
魔法使い「そうね。じゃあ、最初は何から手をつければいいかしら。とりあえず国の名前でも考えておく?」
勇者「うん、それはもう考えてある」
魔法使い「どんな名前? 教えて」
勇者「ムーンブルクって、どうかな」
魔法使い「ん、まあ、いいんじゃない?」
おわり
このSSはフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません
ご愛読ご支援ありがとうございました
勇者「うん、それはもう考えてある」
魔法使い「どんな名前? 教えて」
勇者「ムーンブルクって、どうかな」
魔法使い「ん、まあ、いいんじゃない?」
おわり
このSSはフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません
ご愛読ご支援ありがとうございました
>>381
乙!勇者かっこよすぎもげろ
乙!勇者かっこよすぎもげろ
最後の最後で何と言うフラグを……
だからそれらしいネタをいくつもいれていたのか
乙
だからそれらしいネタをいくつもいれていたのか
乙
勇者たちが興した国が後に滅ぼされる気がしなくもないが乙!
盗賊は一体何者だったんだ
盗賊は一体何者だったんだ
支援は本当にありがたかった
さるさんやべえな
この場を借りて前作を紹介しときます
今回はちょっと長くなっちゃったけど、これはもう少し短くまとまってて読みやすいと思うんで、気が向いたら読んでみてください
今回の話ともちょっと繋がってるっぽいような感じになってなす
勇者「一人旅の方が楽でいいよな」
http://www.logsoku.com/r/news4vip/1334112204/
では
さるさんやべえな
この場を借りて前作を紹介しときます
今回はちょっと長くなっちゃったけど、これはもう少し短くまとまってて読みやすいと思うんで、気が向いたら読んでみてください
今回の話ともちょっと繋がってるっぽいような感じになってなす
勇者「一人旅の方が楽でいいよな」
http://www.logsoku.com/r/news4vip/1334112204/
では
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