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    元スレ王様「萌え萌え美少女傭兵隊を配下につけてやろう」 勇者「はい?」

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    101 = 1 :

    狩人「少し譲った方がいい?」

    勇者「そうだな。旅にも慣れてきたし、実戦経験の方も積んでいかないと」

    魔法使い「でもそれであんたに死なれたらあたしたち報酬を貰えないわね」

    勇者「そりゃそうだけどさ。旅の目的は俺の武者修行なんだから、護られてるだけじゃ本末転倒だよ」

    僧侶「じゃあ今日は狩人ちゃんと魔法使いちゃんをあたしたちが護ってあげよっか」

    勇者「そういや僧侶ちゃんの立場がよくわからないんだけど、傭兵隊の一員でありながら護られる側でもあるってことなのか?」

    僧侶「あたしにもよくわかんない。勇者くんの護衛というより、サポートメンバーかな?」

    勇者「まあ回復役だからな」

    僧侶「将来、魔王かなんかが現れたら勇者くんとあたしとお兄ちゃんで討伐隊を組むことになるかもしれないねっ」

    勇者「そのための予行演習ってとこか」

    魔法使い「その時が来たらあたし達も手伝ってあげるわ」

    勇者「そりゃ心強い。また俺達の出番がなくなりそうだ」

    僧侶「魔王も狩人ちゃんと魔法使いちゃんだけで倒しちゃうかもねっ」

    勇者「……俺も弓を買おうかな」

    僧侶「弓を?」

    102 = 1 :

    勇者「うん。弓があれば狩人ちゃんや魔法使いちゃんに譲ってもらわなくても攻撃に参加できるだろ」

    僧侶「接近戦になったらどうするの?」

    勇者「弓を投げ捨てて剣を抜く、かな」

    魔法使い「剣と弓と矢を持ち歩いてたら重くない?」

    勇者「そうだな。じゃあ普段は剣を魔法使いちゃんに預けておくか」

    魔法使い「いやよそんなの。あたしは荷物持ちで雇われたんじゃないもん」

    勇者「そういや魔法使いちゃんって武器持ってないから楽そうだな」

    魔法使い「あたしには攻撃魔法があるからそんなのいらないの」

    勇者「いいなあ、魔法使える人は」

    魔法使い「羨むようなことじゃないわ。今こうして楽ができるのは、過去に苦労を積み重ねてきた結果なんだから」

    勇者「魔法使いちゃんは偉いなあ。最初はただの似非ツンデレ娘かと思って見くびってたけど、今は尊敬してるよ」

    魔法使い「ふふん、人は見かけによらないのよ。いい勉強になったわね」

    勇者「確かにな。さて、魔法使いちゃんからはもう学ぶべきことも無さそうだし、今日は狩人ちゃんと仲良くして学ばせて貰うか」

    魔法使い「えっ」

    105 = 27 :

    僧侶の幼馴染か

    106 = 1 :

    勇者「やあ、狩人ちゃん。今日も綺麗だね」

    狩人「照れる」

    勇者「あはは、狩人ちゃんは可愛いなあ」

    魔法使い「いやちょっと待ちなさいよ! なにそれ!?」

    勇者「いや、冗談だって。ほんとに尊敬してるし、魔法使いちゃんも綺麗だよ」

    魔法使い「ふん、勝手に言ってなさい。ばーかばーか」

    勇者「ごめんって。でも狩人ちゃんからも学ぶべきことがあるのは本当のことだしな。ちょっと話しようぜ」

    狩人「……」コク

    勇者「狩人ちゃんの故郷ってどんなところなんだ?」

    狩人「こことはかなり違う」

    勇者「例えば?」

    狩人「狩りや戦いは女の仕事」

    勇者「へえ、ほんとに全然違うな。いや、今の俺も女の子に護られちゃってるけど」

    狩人「わたしから見れば女が男を護るのは普通のこと」

    勇者「狩人ちゃんって女の子なのにめちゃくちゃ強いけど、逆にそこでは男の方は弱かったりすんの?」

    107 :

    昨日四天王のSS書いてた?

    108 :

    面白いなー

    109 = 1 :

    狩人「弱くはないけど男は貴重だから危険なことはさせない」

    勇者「男が貴重?」

    狩人「男は出生率が低いので数が少ない」

    勇者「へえ……そんなとこもあるんだ。遠いってだけじゃなくて、人種が全然違うってことなのかな」

    狩人「だから、男の最も重要な役目は、」

    勇者「うん」

    狩人「……」

    勇者「……種付け?」

    狩人「……そう」

    勇者「つまり、一夫多妻が普通ってこと?」

    狩人「そう」

    勇者「なにそれ、男にとってはパラダイスじゃん! うわ超行きてえ!」

    狩人「わたしが故郷に帰る時に、いっしょについて来る?」

    勇者「余所者が行ってもいいの?」

    狩人「歓迎されると思う。男は貴重だし、ましてあなたは勇者の血を引く者。血統は申し分ない」

    111 = 27 :

    勇者やったじゃん

    112 = 1 :

    勇者「そっか。うわ、どうしよう。マジで行っちゃおうかな。何人もの女の子に囲まれて毎日イチャコラできるのか」

    狩人「今の状況とあまり変わらないのでは?」

    勇者「……まあ確かに今でも美少女達に囲まれてるわけだけど」

    狩人「……」コク

    勇者「でも、あれだろ? 種付け的なことができたりするんだろ? 何人もの女の子と」

    狩人「……そう」

    勇者「狩人ちゃんとも?」

    狩人「……互いにその気になれば」

    勇者「その気になる可能性は?」

    狩人「あなたのことをまだよく知らないので、はっきりとは言えないけど」

    勇者「うん」

    狩人「故郷に帰れば選択肢が少なくなるので、確率はわりと高いかもしれない」

    勇者「行きてえええ! でもなあ……こっちでやるべきこと、やりたいことを捨てることになるし……」

    狩人「王位を継ぐことなら、両親に頼んでもう1人産んでもらえばいいのでは」

    勇者「そうしようかな。でもそれだけじゃないし……狩人ちゃんは将来はどうするの? さっき、帰るようなこと言ってたけど」

    113 = 1 :

    狩人「いつかは帰ることになると思う。まだ決めてないけど」

    勇者「そっか、帰ったら故郷で誰かと結婚して、一夫多妻の生活ってことになるのか……うわ何だろこのNTR感は」

    狩人「NTRとは?」

    勇者「あ、いや、気にしなくていい。それより、こっちに永住する気とかはないの?」

    狩人「実は迷ってる。ここにはここの良さもあって、帰りたくない気持ちもある」

    勇者「そうなのか。ここの良さって、例えば?」

    狩人「故郷の生活で培った身体能力の高さを生かして、わたしTUEEEEEってやるのが面白い」

    勇者「……なるほど。帰りたくなくなるわけだ」

    狩人「敵」

    勇者「ん? あ、ほんとだ。こっちに向かってくる。1匹だけか」

    狩人「あなたがやる?」

    勇者「そうだな。じゃあ俺のかっこいいとこ見せてやるよ」

    狩人「わかった」ニコ

    勇者「あっ笑った。笑顔も可愛いなあ」

    114 = 1 :

    勇者「うおりゃあ!」ズバッ

    「 」ドサッ

    勇者「見た見た? かっこよかった?」

    狩人「わりと」

    勇者「惚れた?」

    狩人「まだそこまでは」クス

    勇者「また笑った。けっこうよく笑うんだな」

    狩人「もっと無表情な方がよかった?」

    勇者「いや、そんなことないよ。どんな表情も魅力的だ」

    狩人「他に何か聞きたいことは?」

    勇者「そうだな……なんでパンツまるだしなの?」

    狩人「これはズボン」

    勇者「あ、そうなんだ」

    115 :

    まだ言うか

    117 = 47 :

    狩人の格好の参考画像はよ

    118 :

    >>90
    「徳川 家光 ホモ」でググれ
    ガチだったのをせめてバイにしようと周りは相当苦労したらしい

    119 = 1 :

    魔法使い「イチャついてるとこ邪魔して悪いけど、そろそろ湿原地帯に入るわ。足元に気をつけて」

    勇者「ああ、うん。いや別にイチャついてはいないからそんなに妬かなくていいぞ」

    魔法使い「妬いてないわよ」

    僧侶「うわあ、地面がどろどろ~」

    勇者「こういうとこって、地面から手が出てきて足を掴むような魔物が出たりしないかな?」

    魔法使い「あたしはまだそういうのは見たことないわね」

    勇者「そっか。でも一応警戒はした方がいいな」

    魔法使い「それは勿論、常に警戒は怠らないようにしないとね」

    ビチャ ビチャ グチャ グチャ

    勇者「ほんとに下がぬかるんでて歩きにくいな」

    魔法使い「そうね。だからこっちのルートを通る人はほとんどいないわ」

    勇者「ふーん。ま、これも経験、経験っと」グッチャグッチャ

    狩人「何か光った」

    勇者「どこ?」

    狩人「あそこ」

    120 :

    ほのぼの過ぎて先が見えん

    121 = 1 :

    僧侶「何も見えないよ~?」

    魔法使い「狩人ちゃんの視力は確かだから、何かあるのは間違いないわね」

    勇者「行ってみようか」

    魔法使い「汚れるから嫌」

    狩人「わたしが見てくる」

    勇者「道から外れると泥が深いから転ばないように気をつけろよ」

    狩人「大丈夫。わたしの身体能力を舐めてはいけない」ビチャ ビチャ

    魔法使い「そうね。あんた、まだまだ狩人ちゃんを甘く見すぎよ。この程度のぬかるみは目をつぶってても余裕で踏破できるわ」

    ビチャッ ビチャッ ビチャッ バシャーン!

    勇者「あ、こけた」

    僧侶「魔法使いちゃんが変なフラグ立てるから……」

    魔法使い「えっ、今のあたしのせい?」

    勇者「救助に行ってくる」

    魔法使い「行ってらっしゃい」

    123 = 1 :

    僧侶「二次遭難に気をつけてねっ。勇者くんならそんな失敗なんて絶対ありえないと思うけど」

    勇者「おいフラグ立てんな」


    勇者「おーい、大丈夫かー。今助けに行くからなー」

    狩人「来なくていい。あなたまで汚れてしまう」

    勇者「んなこと気にするなって。怪我は無いか?」

    狩人「大丈夫。傷ついたのはプライドだけ」

    勇者「そっか、よかった。立てるか? 手を引っ張ってやるよ」

    狩人「ありがとう」

    勇者「よっ……うわっ」ズルッ

    狩人「きゃっ」

    バシャーン!


    魔法使い「あ~あ。何やってんだか」

    僧侶「あたしのせいかな?」

    124 = 1 :

    勇者「はは……やっちまったな」

    狩人「ごめんなさい。あなたまで巻き込んでしまった」シュン

    勇者「気にするなって。これも経験……あ、光ったのはあれか」

    狩人「何?」

    勇者「手鏡だな。ほら」

    狩人「古そうな鏡。でも泥を落とせば綺麗になりそう」

    勇者「そうだな。はい、受け取って」

    狩人「わたしに?」

    勇者「見つけたのは狩人ちゃんだし、女の子に鏡は必要だろ」

    狩人「必要だから、もう持ってる」

    勇者「あ、そうか。でも……」

    狩人「迷惑をかけたお詫びに、それはあなたにあげる」

    勇者「いや、迷惑だなんて思ってないけど」

    狩人「それをわたしだと思って大切にして」

    勇者「映るのは俺の顔だけどな」

    125 = 9 :

    何か意味ありげなアイテムきた

    126 = 2 :

    ドラクエの鏡も沼地だったけ

    127 = 1 :

    勇者「さあ、道に戻るか」

    狩人「……」

    勇者「どうした? どこか痛いのか」

    狩人「失敗してしまって恥ずかしい」

    勇者「狩人ちゃんってあんまり失敗とか無さそうだもんなあ。でもちょっとはドジッ子なところもあった方が可愛いと思うぞ」

    狩人「慰めてくれてありがとう。……さっきのは、わざと?」

    勇者「何が?」

    狩人「わたしに気を使って、わざとあなたも転んだ?」

    勇者「はは、まさか。そこまではしないよ」

    狩人「そう。……でも、あなたが優しいのはわかった」

    勇者「惚れた?」

    狩人「まだ、そこまでは。でもなんだか、あなたといると……」

    勇者「うん」

    狩人「ホカホカする」

    勇者「ああ、うん。いや、どうなんだろうなこれ」

    128 = 1 :

    狩人「何かおかしかった?」

    勇者「いや、何も間違えてはいないんだけど、なんかすごく惜しい感じがした」

    狩人「よくわからない」

    勇者「俺もよくわからんけど」

    狩人「頬が熱い。本当に惚れたかもしれない」

    勇者「失敗して恥ずかしいからじゃないかな」

    狩人「そうかもしれない」

    勇者「本当だったら嬉しいけどね。さ、行こうぜ」ビチャッ ビチャッ

    狩人「パンツが泥まみれになってしまった」

    勇者「やっぱりパンツなんじゃねえか」

    狩人「言い間違えただけ。これはズボン」

    勇者「パンツとズボンの区別がつかなくなるくらい動揺してるってことか」

    狩人「こんなこと初めてだからどうすればいいのかわからない」

    勇者「洗えばいいと思うよ」

    129 :

    狩人いい娘やな…

    132 = 1 :

    魔法使い「うわあ、酷い格好ね」

    狩人「面目ない」シュン

    勇者「でも戦利品はあったぜ」

    魔法使い「その格好のまま村に入るのも何だし、着替えたら?」

    勇者「予備の服持ってないよ」

    狩人「わたしもない」

    魔法使い「長旅なんだから着替えくらい用意しときなさいよ」

    勇者「魔法使いちゃんの服貸してくれ」

    魔法使い「あたしのをあんたが着れるわけないでしょ」

    勇者「じゃあ狩人ちゃんに貸してやって」

    魔法使い「貸してあげたいけどあたしも予備の服無いわ」

    勇者「お前も持ってないんじゃねーか!」

    僧侶「あたしも無いよー」

    魔法使い「しょうがないわね。もう少し歩けば綺麗な水が流れてる場所がある筈よ。そこで洗うといいわ」

    134 = 1 :

    勇者「お、川だ」

    魔法使い「ここで待ってるから、服着たまま水浴びでもしてきなさいよ」

    勇者「悪いな。狩人ちゃん、行こう」

    狩人「申し訳ない」

    魔法使い「気にしなくていいわ」

    僧侶「休憩も必要だしねっ」


    ジャブジャブ

    狩人「乾きかけてるから落ちにくい」カピカピ

    勇者「着たままだと洗いにくいな。脱いで洗った方がいいかもな」

    狩人「そうかもしれない」

    勇者「脱いで洗った方がいいかもなー」チラッ

    狩人「……わかった。わたしは後ろを向いているから遠慮しないで脱いで」クル

    勇者「……ああ、うん」

    狩人「……」バシャバシャ

    136 = 84 :

    逆では・・・

    137 = 9 :

    勇者のセクハラを華麗にスルー

    138 = 1 :

    勇者「脱いだけど、ここ結構深さがあって下半身は水面下で隠れてるから、こっち向いてもいいよ」

    狩人「そう。……わたしも脱いで洗った方がいいかもしれない」

    勇者「ですよね!」

    狩人「後ろを向いていて」

    勇者「ですよねー」クル


    狩人「脱いだから振り向かないで」

    勇者「わかってるよ。振り向きたいけど嫌われたくないから振り向かないよ」

    狩人「それくらいで嫌いにはならないけど」

    勇者「そんなこと言われたら振り向きたくなるじゃん。必死で我慢してるんだから誘惑しないでくれ」

    狩人「そんなに見たい?」

    勇者「すごく見たいです!」

    狩人「わかった。恥ずかしいけど、そんなに見たいのなら」

    勇者「えっマジで!? いいの!?」

    140 :

    いいよ

    141 = 1 :

    狩人「わたしの気が変わらないうちに」

    勇者「じゃあ遠慮なく!!」クルッ「って服着てるじゃーん!」

    狩人「引っ掛かった」クスクス

    勇者「はは……けっこうお茶目なとこもあんのね……」ガクーン

    狩人「怒った?」

    勇者「いや……打ち解けてきてくれたようで嬉しいよ……」

    狩人「こんなに喋ったのは本当に久しぶり」ニコ

    勇者「楽しんでもらえてるようでなによりだよ」

    狩人「あ」

    勇者「なんだ? こんな時に敵か?」

    狩人「パンツが流れていった」

    勇者「ズボンな。もうその手には引っ掛からないよ」

    狩人「わたしのではなく、あなたの」

    勇者「マジで!? うわっ、待てっ! ちょっ、狩人ちゃん俺の服持ってて!」バシャバシャ

    狩人「いきなり泳ぎださないでほしい///」クルッ

    142 = 1 :

    勇者「くそ……狩人ちゃんのちょっとエロい悪戯のせいで水の抵抗が増してなければ追いつけたのに……」テクテク

    狩人「元気付けてしまって申し訳ない」

    勇者「まあパンツだけなら全部流されるよりはましか。ちょっとスースーするけどこれなら誰も俺がノーパンだとは気づくまい」

    魔法使い「まったく、何やってんだか……ほら、これ、流れてきたから拾っといてあげたわよ」

    勇者「おお、それは俺のパンツじゃないか。ありがとう」

    魔法使い「早く受け取りなさいよ」

    勇者「お礼にしばらく貸しといてやるよ」

    魔法使い「いらないわよ!」ビュッ

    勇者「うおっ」ビチャッ

    魔法使い「っていうか脱いで洗ってたの? 狩人ちゃんに変なもの見せてないでしょうね」

    勇者「うん、激しい攻防があったけどなんとか守り抜いたよ」

    僧侶「狩人ちゃんが攻める側だったんだ……」

    狩人「……」フルフル

    勇者「うそうそ、心配しなくても何も見せてないし何も見てないよ」

    魔法使い「ほら、先に進むわよ。早くそれはいちゃいなさい」

    143 = 78 :

    良いペース

    144 = 1 :

    勇者「乾いてからはくからこのままでいいよ。行こうぜ」

    狩人「敵」

    魔法使い「3匹いるわね。どうする? あんたの分残す?」

    勇者「俺はパンツはいてないからいいや。魔法使いちゃんやっといて」

    魔法使い「戦闘だってのに緊張感無いわね……まあいいけど。『爆裂』!」ドガァン!



    魔法使い「もうすぐ村が見えてくる筈よ」

    勇者「多少のハプニングはあったけど無事に到着しそうかな」

    狩人「そうでもない。尾けられてるかもしれない。一定の距離を保って足音がついてくる」

    勇者「えっ」

    魔法使い「振り向かないで。狩人ちゃん、数は?」

    狩人「……1匹……四足歩行……敵意は感じない」

    勇者「敵意は感じない……?」

    僧侶「馬に乗った旅人とかかな?」

    狩人「……もっと小さい動物……たぶん、犬」

    146 = 1 :

    魔法使い「野良犬かしら? 振り向いてもよさそうね」クル

    僧侶「あっ犬だ。可愛い~。おいでー」

    勇者「おとなしそうな犬だな。遠慮がちに近づいてくるところを見ると、噛み付いたりはしなそうだ」

    僧侶「飼い犬かな?」

    狩人「何か言いたそうにしてる」

    僧侶「家に帰りたいのかな? 村に連れて行ってあげよっか」

    魔法使い「そうね、まあいいんじゃない?」

    勇者「そういや俺、前から1回試してみたいことがあってさ。犬って、鏡見せたらどうなるのかな」

    魔法使い「それは……やっぱり、他の犬かと思って吠えるんじゃない?」

    僧侶「えー、でも、匂いが無いから他の犬とは思わないんじゃないかなあ」

    勇者「どっちだろうな。鏡あるし、試してみよう。ほら犬、これ見てみ」

    「……」

    ボンッ

    の子「あ……きゃあっ!」パッ

    勇者「犬が裸の女の子になった!?」

    149 = 1 :

    魔法使い「なっ……ちょっ、勇者、向こうを向いてなさいっ!」

    勇者「何これ!? どういうこと!?」

    の子「あっあのっ、わたし、犬じゃないですっ。そこの村の住人でっ」

    勇者「なんでさっき犬だったの!?」

    魔法使い「いいからあんたはこっち見んなっ!」

    村娘「あのっ、事情をお話しする前に、できれば何か着るものを……」

    魔法使い「勇者、あんたそれ脱いで貸してあげなさいよ」

    勇者「嫌だよ。これ脱いだら俺が全裸になるじゃん。魔法使いちゃんがそのマント貸してあげなよ」

    魔法使い「嫌よ。これ脱いだらあたしが全裸になるじゃない」

    勇者「嘘っ!?」

    魔法使い「まあ嘘だけど」

    勇者「なんでそんな嘘ついたの? マントくらいいいだろ、貸してやれよ」

    魔法使い「寒いから嫌」

    勇者「寒くねえよ」

    魔法使い「あたしは余分な脂肪がついてないから寒いの。僧侶ちゃん、そのなんか変な前掛けっぽいやつ貸してあげて」


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