元スレモバP「プロダクションを建ててフェスへ行こう」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 1 :
李衣菜「Pさんはギターをやってたんですか?」
P「まぁ趣味でちょっとな。」
李衣菜「……あ、あのPさん?良かったら私に教えてもらえませんか?誰にもバレないように特訓したいんです!」
P「ギターを?なんでまた?」
李衣菜「その……ギターとか…始めてみようかな…って。ほら、ロックと言えばギターじゃないですか?」
P「……そういうわけじゃないと思うけどな。」
李衣菜「だったらPさんにとってのロックってなんなんですか?」
P「ロックね……考えた事も無いな。」
李衣菜「おぉー、なんかロックっぽいですね!カッコいいです!」
P(なんだそりゃ……)
52 = 1 :
P「じゃあ、君にとってのロックってなんなんだ?」
李衣菜「ろ、ロックとは……」
李衣菜「己の信じる道を突き進む!それが私にとってのロックなんですよ、Pさん!」
P「……ははっ、面白いな。」
李衣菜「笑わないで下さいっ!」
P「……でも、君みたいなやつは嫌いじゃ無い。俺でよければいつでも教えてやるよ。」
P「その代り厳しくいくから覚悟しとけよ?」
李衣菜「気合いですよ、Pさん!いえ、師匠!よろしくです!」
P(師匠ね……)
53 = 44 :
ロックとは概念である
54 = 1 :
------ 会場売店
雪美「……………」
あずき「雪美ちゃん、猫缶売って無かったね。」
雪美「……こまった…ペロ…お腹すいた……って……」ニャー
あずき(普通は売店に売って無いと思うけど……)
渋谷凛「あれ?雪美ちゃん。」
北条加蓮「あーっ、雪美ちゃん。」
神谷奈緒「こんなとこで何してんだ?」
雪美「……凛……加蓮……奈緒……」
あずき「ゆ、雪美ちゃんって渋谷凛ちゃん達と知り合いだったの??」
雪美「………うん………」
凛「ふふっ、雪美ちゃんとは京都で初めてあってからちょくちょく会ってるもんね。」
あずき「雪美ちゃんって顔が広いね……。」
55 = 1 :
加蓮「あなたは桃井あずきちゃんかな?」
あずき「えっ、あずきの事知ってるの?」
奈緒「そりゃ、本戦に出てる奴らの顔ぐらい嫌でも覚えんだろ……。」
あずき「んっふっふー、雪美ちゃん聞いた聞いた?あずきも有名人だよっ!」
雪美「……そう……」
あずき「これでPさんもあずきにもっと注目してくれるよね?」
雪美「……それは……ない……」
あずき「えぇっ!?」
凛「………雪美ちゃんは相変わらずだね。」
加蓮「でも凄いね、予選をトップで勝ち抜くなんて。」
あずき「あずき達の作戦勝ちだよっ!」
奈緒「しかし、あの雪美がここまでくるとはたまげたぜ。アイドルになってまだ半年くらいだろ?」
雪美「……Pのために……頑張った………」
凛(それをやってのけるのは口で言うほど簡単じゃないんだけどな。)
56 = 1 :
あずき「このままあずき達は優勝を目指すからねっ!」
加蓮「………悪いけど、そうはいかないかな。CoPさんは最高のプロデューサーだって、証明しないといけないからね!」
あずき「!?」ゾクッ
奈緒「珍しく凛と加蓮の三人のステージなんだ、アタシ達もまけられねーからな。」
あずき(……な、なにいきなり雰囲気が…変わった?)
凛「雪美ちゃん、あずきちゃん……勝ちは譲らないよ。」
雪美「……私…も……本気…」
凛「ふふっ、じゃあ本気の勝負だね。」
加蓮「みんなに負けないように、私達は私達のLIVEをするよ!!」
奈緒「あたし1人じゃないし……みんないるんだ……わりいが勝負はもらったぜ。」
雪美「……………」コクッ
あずき(ゆ、雪美ちゃんってよく物怖じしないなぁ……。)
57 = 1 :
------ 会場裏口
紗枝「やっぱりこういう静かなところが落ち着きますなぁ」
柚「控室にいてもPサンずっとテレビ見てるからね。」
紗枝「柚はん、Pはんはうちらのために頑張ってくれてはるんやから……。」
柚「わかってるよ、アタシも迷惑かけられないからね……。」
?「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」
紗枝「……………?」
柚「えっ?」
?「初めての人には伝わんないよ。……久しぶりだね、紗枝ちゃん。」
紗枝「これは……お久ぶり……どすなぁ。」
柚(この人達は……。)
58 = 1 :
?「まさか紗枝ちゃんがアイドルになるなんてねぇ。」
紗枝「うちから言わせれば、周子はんの方が意外どしたけどなぁ……。」
柚(塩見周子サン……と神崎蘭子チャンか……)
塩見周子「あたしもアイドルになるとは思わなかったけど、実家から追い出されたらからさ、仕方ないよねー。成り行きってヤツで。」
紗枝「ふふっ、相変わらずどすなぁ。」
神崎蘭子「我が友周子…。この者達も聖なる光に選ばれし者達か……?(周子さん、この人達もアイドルなんですか?)」
周子「モバプロの『The Wild Flowers』の二人だね。次の対戦相手だよ。」
紗枝「小早川紗枝言います、よろしゅうに。」
柚「喜多見柚だよ。はじめまして、神崎蘭子チャン、塩見周子サン。」
周子「およ?あたしってば意外に有名?」
蘭子「ククク、見抜かれていたか……。(ふふっ、なんか恥ずかしいですねっ!)」
59 = 1 :
紗枝「周子はん、いつも八つ橋おおきになぁ。またお礼言っといてもらえますやろか?」
周子「紗枝ちゃんはお得意様だからねー、もっと買っていってくれるとうちも助かるよ。」
柚「じゃあいつもお土産に買ってきてくれる八つ橋ってこの人の?」
周子「お土産も買ってたんだ。紗枝ちゃんはよくできた子だねー。あたしには真似できないや。」
紗枝「そうどすなぁ、実家に帰る時は周子はんの実家の和菓子屋に寄らせてもろてますからそのついでに。」
周子「昔から付き合いがあんのよ。妹みたいなもんかな。」
蘭子「あなた達も禁断の果実の虜になったのね……(みなさんもお好きなんですね、私も大好きですよ!)」
周子「……で?何で紗枝ちゃんはアイドルになったの?」
紗枝「別に難しい理由はありまへん。ただうちの事を見て欲しい人ができただけどす。」
周子「ふーん、それにしても紗枝ちゃんならCuteプロやうちでも全然イケると思うのにな。」
紗枝「周子はん……うちの願いは…もちろん、とっぷあいどるになることどす。」
紗枝「それはPはんと一緒なら、きっと叶う夢やと思てます。」
周子「………へぇ。ここまで言わせるなんてなんか妬けちゃうね。」
柚「へへっ、紗枝ちゃんも中々言うねっ!アタシも負けてられないなっ!」
蘭子「ハハハッ!光の道を歩む者よ、我の祝福を与えん!(紗枝さんの事、応援してますね!)」
60 = 44 :
知り合いか
61 = 1 :
蘭子「時に、喜多見柚。先程の宴、なかなかの魔力を感じたぞ。(そういえば、さっきの柚さん達のステージ、凄かったですね!)」
柚「そう?へへっ、なんか嬉しいね!」
蘭子「己の覇道をつき進む姿、久々に魂が揺さぶられたわ。(いえいえ、初めての舞台で勝利なんて凄いですよ!)」
柚「……まぁ、Pさんが期待してくれたからね。」
蘭子「終焉の地であなたに恐怖の意味を教えてあげる……。(2回戦、楽しみにしてますね!)」
柚「………」
蘭子「今から魂が猛るわ…。あなた達に聖なる裁きを与えん…。(一緒にLIVEできるのが待ち遠しいです!)」
柚「あー……、そうだねアタシも楽しみにしてるよっ!」
紗枝「ゆ、柚はん。理解できてるんどすか?」ヒソヒソ
柚「何となくわかるけど変化球はきついかナ……。」ヒソヒソ
周子「んー。ま、あたし達は行くよ!んじゃね!」
蘭子「ふふっ、終焉の地で会いましょう…。(2回戦でまた会いましょうね!)」
62 = 1 :
------------
柚「紗枝ちゃんの知り合いの人、なんかサッパリしてるね。」
紗枝「ふふっ、周子はん、あれでええ人どすえ?」
柚「それは何か分かる気はするよ。」
紗枝(でも、周子はんと敵対する事になるやなんて、昔のうちやったら考えられまへんなぁ……。)
柚(あの二人、強敵だな……)
63 = 1 :
------ 会場入口
あやめ(わたくし達がこの舞台に立てるなんて、夢にも思いませんでしたね……。)
?「………あら?」
あやめ「おや……。あなた様はCoolプロの高垣楓殿でしょうか?」
高垣楓「えぇ、そうです、あなたは『The Wild Flowers』の浜口あやめちゃんですね。」
あやめ「その通りです!初めまして!」
楓「ふふっ、初めまして。一回戦おめでとうございます。」
あやめ「ありがとうございます!楓殿のCoolプロとの対戦も楽しみにしております!」
楓(……忍者の相手なんてなんてかんにんじゃ……駄目、強引すぎるかしら……)
あやめ「どうかされましたか?」
楓「い、いえっ、なんでもないです……。」
64 = 1 :
あやめ「なるほど、楓殿は街角でスカウトされたんですね。」
楓「そうですね、買い物してたらいきなり声をかけられて……びっくりしました。」
あやめ「でも、今や押しも押されぬトップアイドルでは無いですか!そのCoP殿の目は確かだと思います!」
楓「ふふっ、ありがとう。でもあやめちゃんも素晴らしいアイドルになれると思いますよ。」
あやめ「そう言って貰えると嬉しいです!あやめもP殿と二人で忍ドルとして日々精進せねば!」
楓(……忍者なのにござるって言わないのかな……)
あやめ「どうかされましたか?」
楓「い、いえっ……。」
65 = 1 :
あやめ「それにしても楓殿の曲も素晴らしいですね、わたくしのお気に入りです!」
楓「ふふっ、でもCDなんて出せるとは思って無かったんですよ?人と話すのも苦手な私が……。」
あやめ「そうなんですか?今の楓殿と話してると全然そんな感じはしませんね。」
楓「今でも苦手ですよ。でも、少しづつだけど自分の気持ちを伝えられるようになったんです。」
あやめ「素晴らしいですね……、わたくしも楓殿を見習っていきたいでござる。」
楓「あっ!?今、ござるって言いましたね!!」
あやめ「えっ!?」ビクッ
楓「……あー、あの、その私はそろそろ控室に戻りますね。」
あやめ「は、はい。引きとめて申し訳ありませんでした!」
あやめ(さすが神秘の女神と言われるだけの事はありますね。独特な雰囲気を感じます……。)
楓(ござるって言ったのが、う、嬉しすぎて声に出てしまった……。)
66 = 1 :
------ 会場廊下
?「ふぅ、もうそろそろ試合だというのにみんなどこへ行ったのかしら?」
?「プロデューサーも人使いが荒いわね、私達まで人探しに駆り出されるなんて。あら?」
聖「………」
?「あなたはモバプロの望月聖ちゃんかしら?」
聖「はい……そうですけど?」
高橋礼子「はじめまして。私はCoolプロの高橋礼子よ、こっちは川島瑞樹。」
川島瑞樹「この子がCoP君が気にしてた聖夜の天使なのね。」
聖「はじめ……まして。」
瑞樹「なかなかカワイイ顔してるわね。ハーフなのかしら?」
聖「いえ……違います。」
礼子「うふふっ、こんなカワイイ子を捕まえてくるなんてあなたのプロデューサーはなかなかのやり手ね。」
聖「や、やり手……?」
67 = 44 :
投下間隔大丈夫か?
68 = 1 :
>>67 今のトコは大丈夫です。かなり話が長くなってしまったのでなるべくテンポよく投下します……
瑞樹「確かPさんって言ったかしら?そのPさんとはどこまでいったの?」
礼子「何言ってるの瑞樹、この子はまだ13歳のはずよ?」
聖「あの……それは……どういう事……でしょうか?」
礼子「あなたは知らなくて良いのよ、オトナの話だから。」
聖「オトナ……知りたいです。」
瑞樹「この純粋な瞳……わ、若いわね……。」
礼子「私は責任取らないわよ……。」
瑞樹「ふふっ、でもその気持ちわかるわ。それで、聖ちゃんはオトナになったならどうするの?」
聖「そ、それは………」
礼子(わかりやすいわねぇ……。)
瑞樹(後、5年もしたらこの子かなりの美人になりそうね…。でも、まだまだ若い子には負けないわよ!)
69 = 1 :
聖「あ、の……私は…何をすれば…。」
瑞樹「Pさんを魅了するっていうのはどうかしら?」
聖「魅了………?」
瑞樹「そういうのは礼子さんの方が得意よ。」
礼子「期待されてもポロリはないわよ。」
瑞樹「期待して無いわよ。」
礼子「言うわね……。」
聖(ポロリ……?)
礼子「ふぅ、魅了というかそういうのは結局言葉で伝えるのが一番早いんじゃないのかしら?」
聖「言葉……ですか……」
70 = 1 :
礼子「うふふっ、そうよ行動も大事だけど自分の気持ちを素直に言葉で伝えるのが一番よ。」
瑞樹「L・O・V・E……なんて!」
礼子「あなたはちょっと黙ってなさいな。」
瑞樹「『私を温めて!』とか、『私を食べて!』とかなかなか良いんじゃないかしら?」
礼子「………………」
聖「がんばって……みます。」
礼子「その方向には頑張らない方が良いわよ……。Pさんが逮捕されてしまうわ。」
聖「それは……困ります……。」
礼子「Pさんはあなたに対してどんな感じなの?」
聖「Pさんは……私の歌……好きって……言ってくれました……。」
聖「だからもっと……歌…聴いて…欲しい…。」
礼子「うふふっ、自分の長所を知っているのは強いわよね。」
瑞樹「私も早くCoP君と添い遂げないと。」
礼子「……もうあなたは喋らない方が良いわよ。」
71 = 44 :
kwsmさんはやっぱどっかネジが外れたな
72 = 1 :
瑞樹「じゃあ、そんな感じでPさんに言えばバッチリよ♪」
聖「わかりました……ありがとうございます。」
タッタッタッ
瑞樹「ああいうピュアな子を見てると……昔のトレンディドラマとか、思い出しちゃうわよね…。」
礼子(そのピュアな子になんて事教えてるのかしら……。)
------------
P(あー、皆、どこへ行ったんだ。)
聖「…………Pさん。」
P「聖、良かった。探してたんだぞ。」
聖「………………」ダキッ
P「ん?どうしたんだよ。」
聖「わ、私を……好きに……していいのは……Pさん…だけ…」
P「はぁ!?」
聖「こう言えば……Pさんが……喜んでくれるって」
P(だ、誰なんだ。聖にそんな事を教えたのは……。)
73 = 1 :
------ モバイルプロダクション 控室
P「ただいま。」
ちひろ「Pさん、聖ちゃん。お帰りなさい。」
P「他のみんなは帰ってないですか?」
ちひろ「えぇ、まだ誰も戻ってないですよ。」
聖「………」ギュッ
ちひろ「聖ちゃんどうしたんですか?Pさんにくっついてるなんて珍しいですね。」
P「俺が知りたいですよ……。」
聖(は、恥ずかしくて……Pさんの……顔が見れない…。)
P「とりあえず他のメンバーも探してきますね………。」
ちひろ「わかりました、じゃあ私は引き続き待ってますね。」
聖「………」クイクイ
P「ん?どうした?」
聖「おいて……いかないで下さい。」
P「……はぁ、じゃあ一緒に行こうか。」
74 = 1 :
------
P「よし、皆集まったな。」
ちひろ「間に合ってよかったですね。」
P「次の戦いはニュージェネレーションの渋谷凛達との対決になる。」
P「正直かなり厳しい戦いになるだろうが、この一戦、勝ちにいこう。」
雪美「………うん……」
紗枝「気を引き締めて行かんといけまへんなぁ………。」
柚「へへっ、準備はバッチリだよ!」
あやめ「行きましょう!わたくし、この一戦、必ず勝ちとって見せます!」
あずき「あずき達の力、しっかりと見せてあげないとねっ!」
聖「私も……精一杯応援……します」
P「よしっ、ステージに向かおうか!」
75 = 1 :
------ 観客席
拓海「弁当付きとはありがたいな!」モグモグ
真奈美「招待客ってのはかなり待遇が良いみたいだね。ステージも良く見える。」モグモグ
拓海「木場さん、まだ弁当は余ってるのか?」
真奈美「あぁ、本来来る予定だった美世君と茄子君の分が余ってるよ。」
拓海「貰って良いか?」
真奈美「私は自分の分しか食べないよ。」
拓海「へへっ、じゃあいただきっ!」モグモグ
真奈美「しかし、君は良く食べるね?」
拓海「ハラが減ってはなんとやらってやつだぜ!」
真奈美(戦をするのは拓海君ではないんだがね……。)
76 :
>>1
フェス参加しろよ
77 = 1 :
>>76 まったりプロなんでポチポチやってます。
------ 事務所
ブリッツェン「フゴッ」
イヴ「ごちそうさまでしたぁ~。」
茄子「ごちそうさまです。」
美世「…………」
茄子「美味しかったですね~。」
イヴ「はい~、出前を取る時はいつもここから取ってるんですよぉ~。」
『2回戦第2試合 モバイルプロダクション 対 Coolプロダクションの試合は間もなく行われます。』
美世「…………」
茄子「美世さん、食べないんですか?」
美世「えっ?あっ、食べるよ。」
イヴ「あの~、美世さんのうどん、もうすっかり伸びてますけどぉ……。」
美世「あ……ホントだね。」
茄子「ふふっ、美世さんは心配でご飯が喉を通らないんですよ。」
美世「そ、そ、そんな事ないんだけど……。」
78 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ裏
P「………」
雪美「……P……」
P「どうした、雪美?」
雪美「私……すこし……気持ち……ドキドキ……」
P「ははっ、まぁ大勝負の前だからな。緊張するのは仕方ないよ。」
雪美「違う……わくわく……」
P(驚いたな……このステージを楽しんでるってのか。)
雪美「Pとなら……出来る……もっと……見て……私……嬉しい……」
P「………雪美がリーダーで良かったよ。」
雪美「…………」
P「頑張ってこいよ、見守ってるさ。」ナデナデ
雪美「……これで…大丈夫……迷わない……から。」
P「ありがとう雪美。」
P「………よし!みんな行こう!Coolプロを圧倒してやれ!」
80 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ裏
CoP「作戦は以上だ。こちらは後攻になる。防御メンバーと凛はすぐに出れるようにしておけ。」
凛「うん、いつでもいけるよ。」
奈緒「さくっと終わらせてくるからちょっと待ってろよ!」
李衣菜「師匠との対決、負けられないです!」
CoP「師匠って誰だ?」
李衣菜「おっと!それは秘密ですよ!」
CoP(Pのやつ、李衣菜に何か吹き込んだな……。)
瑞樹「そろそろ……私の出番かしら?」
CoP「えぇ、川島さんもスタンバイお願いします。」
81 = 1 :
礼子「こういう衣装が着こなせるのは、大人の特権よね。」
凛「礼子さんの衣装凄いね……。」
礼子「やり過ぎくらいが丁度良いのよ。CoP君の趣味なんだから。」
奈緒「千枝やありすにやたら気を使ったりと、CoPさんの趣味ってよくわかんねぇな。」
CoP「……勝手に話が進んでいるが、決して俺の趣味で決めているわけではない。」
奈緒「じょ、冗談だよ……。」
礼子「CoP君、今夜志乃オススメのワインバーに誘われてるの。あなたも一緒にどう?」
CoP「祝杯は勝ってからです。」
瑞樹「ふふっ、楽しみな事が一つできたわね!」
李衣菜「そろそろですよ!行きましょう!」
瑞樹「アイドルミズキ、行くわよ♪」
凛「……行こう、前を向いて!」
82 = 1 :
------ 観客席
『それではただいまより、2回戦第2試合を開始します』
『モバイルプロダクション The Wild Flowers 対 Coolプロダクション Blue Tearsの対決です!』
『先攻はモバイルプロダクションになります!』
ワー! ワー! ワー! ワー! ワー!
拓海「なぁ、木場さん。LIVEバトルってどういう風に勝負が決まるんだ?」
真奈美「何だ、1回戦を見てたのに知らなかったのかい?」
真奈美「まぁ簡単に言えば足し算さ。個々の力を合計して大きい方が勝ちだ。」
拓海「じゃあ、勝負は最初っから決まってるってことかよ?」
真奈美「いや、他にも個人個人に特技というものがある。雪美なら歌、紗枝なら舞と言ったようにね。」
真奈美「その力をうまく引き出すとさらにファン投票をより多く獲得できるだろう。」
真奈美「まぁ時間的に特技を披露できるのは3人が限度だから。誰が前に出るかを考えないといけないね。」
拓海「ふーん、何かよくわかんねぇな……。」
真奈美「後は実際に見て覚えると良い、普通なら無いが、こんな観客の多い舞台だとファン投票数も目まぐるしく変わるさ。」
83 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ
試合開始時 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :50922
(防)Blue Tears :67361
ワー! ワー! ワー! ワー!
雪美(………………)
紗枝(初期投票は遅れをとっとるみたいやなぁ…。)
柚(流石ニュージェネレーション、最初っから飛ばしてくるね。)
あやめ(隙を見せてはいけませんね。)
あずき「みんな、最初はあずきが行くよっ!」
雪美「……わかった……。」
あずき「んっふっふー、あずきのアイドル大作戦!今回は艶っぽく、よ・ろ・し・く!」
紗枝(あずきはん、あんな事もできたんやなぁ…。)
あずき「お魅せしますっ!」
84 = 44 :
つまりカードゲーmゲフンゲフン
85 = 1 :
>>84 まぁ真面目にやったら勝てるわけ無いので、ここでの発揮値は演出みたいなもんとしてお願いします…
------ Coolプロダクション ステージ
試合開始1分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :76012
(防)Blue Tears :73409
ワー! ワー! ワー! ワー!
凛(票が動いたね……。)
奈緒(早速、仕掛けてきやがったか。)
李衣菜(おぉ、やりますね!でも今の私は無敵ですっ!)
瑞樹(なかなかやるわね。でも、そう簡単に勝たせるつもりはないわ。)
礼子(面白いじゃないの、あの子達……。)
凛「皆、ここは私に任せてほしいな。」
奈緒「よしっ!いったれ!」
瑞樹「ふふっ、最初は若い子に譲るわ。」
凛(プロデューサー、私たちなら最高のステージを作れるよね?)
凛「……手加減はしないよ」
86 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ裏
試合開始2分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :82492
(防)Blue Tears :90019
ちひろ「抜いたと思ったら、抜き返されちゃいましたね……。」
P(渋谷凛一人で全体を抑えられたか……。)
聖「あの人は……雰囲気だけで……票を集めました。」
P「そうだな、静かな闘志ってところかな。眼の色が変わってたよ。」
ちひろ「そんな……、まだ『Never say never』は歌って無いのに……。」
P「渋谷凛のソロ曲はおそらく攻撃の時に出してくるつもりなんでしょう。」
ちひろ「他にもソロ曲を持っている高垣楓さんと神崎蘭子ちゃんは攻撃側ですよね?じゃあ防御はソロ無しって事ですか?」
P「……いや、そうじゃないと思いますよ。」
聖「どういう……事ですか?」
P(まさかここで使ってくるとは思いたくないけど……。)
87 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ裏
試合開始3分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :89837
(防)Blue Tears :96371
周子「さっすが凛ちゃん、やるねぇ。」
蘭子「世界に漂う音の波を集めよ!(ファンの歓声が聞こえる!)」
CoP「……ふん」
加蓮「どうしたのCoPさん?」
CoP「馬鹿げてるな、『The Wild Flowers』……」
楓「どういう事ですか?」
CoP「望月聖が出ていない。」
周子「それってあの聖夜の天使とか言われてた子だったっけ……」
加蓮「そ、そんなに凄い子なの?」
CoP「もし出ているなら彼女一人に全力を尽くさないといけない。復活していればの話だが。」
楓「復活と言うと?」
CoP「彼女は金のために歌う事を嫌いプロダクションと揉めて人前で歌えなくなり解雇、それで業界に嫌気がさしていた。何故、その望月聖がPの所にいるかは謎だがな。まったく、Pはよくわからんやつだ……。」
89 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ
試合開始4分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers : 94873
(防)Blue Tears :102938
凛(よしっ!良い感じだね。)
奈緒(へへっ、笑顔でやってやるさ。)
瑞樹(まだまだここからよっ!)
礼子(凛ちゃん、ここに来てまだ集中力をあげてきてるわね。)
李衣菜「凛ちゃん、交代だよっ!」
凛「うん!お願いっ!」
りーな! りーな! りーな! りーな!
李衣菜(私のファンがこんなに……!?)
李衣菜「…………」
李衣菜(……へへっ、CoPさん、これですよこれ!私はこういうのを求めてたんです!)
李衣菜「派手に行くよーっ!『Twilight Sky』!!」
李衣菜(私のロックなハート!見せつけてやりますよっ!)
90 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ
試合開始5分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :101827
(防)Blue Tears :122394
りーな! りーな! りーな! りーな!
雪美(……暴れ……回ってる……)
紗枝(無茶苦茶しはりますなぁ……。)
柚(あの勢いは侮れないかな……、ちょっとヤバいかも……。)
あやめ(……流れは完全にあっちに持っていかれて、一体どうすれば!)
あずき(あ、あずきの力だけじゃどうにもならないよぉ……。)
91 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ裏
試合開始6分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :106947
(防)Blue Tears :128273
ちひろ「し、新曲!?こんなの聞いて無いですよ!!」
P「まいったな、ここで使ってくるとは……」
ちひろ「Pさんは知ってたんですか?」
P「噂だけですけどね、このフェスの前にCute、Cool、Passionの3大プロから新曲が出るとは聞いてました。」
P「誰が出すかまでは知りませんでしたが。」
聖「注目が……Coolプロの方に……。Pさん……やっぱり私。」
P「駄目だ、どういう状況になろうとも聖を出すわけにはいかない。」
ちひろ「なんでそこまで頑なに聖ちゃんを出さないんですか?四の五の言ってられる状況じゃ無くなってますよ!」
P「………聖の歌唱力はずば抜けています。おそらく、このフェスでもトップクラスの実力でしょう。」
ちひろ「確かに聖ちゃんの歌声は凄いですからね……。」
P「そうなると、当然聖に注目が集まってきますよね?」
ちひろ「そ、そうですね。聖夜の天使が復活という噂はちょくちょく耳にしています……。」
聖「Pさん……私……大丈夫です……昔より……上手に歌えます。」
92 = 1 :
P「聖なら恐らく並みのチームだと1対5でも勝てるでしょう。しかしここで戦うチームはトップレベルです。」
P「今日、聖を出すという事は聖夜の天使が復活したという事をそんな相手に知られることになります。……明日の試合を捨てるようなもんですよ。」
ちひろ「結局、聖ちゃんに頼るしかないんですね……。」
P「いえ、そんな事は言ってませんよ。」
聖「Pさん……どういう事ですか?」
P「何言ってんだ、言ったろ?勝つつもりだって。」
P「……聖は雪美達の事を凄いと思うか?」
聖「はい……皆さんとっても……素敵だと思います。」
P「そう言う事だ、聖の歌唱力は凄いけど、雪美達には聖には無い武器がある。それはCoolプロの面々にも負けていないと思う。」
P「雪美、紗枝、あやめ、柚、あずき、そして聖。皆が集まってこそ『The Wild Flowers』はトップにも負けない強さになる。」
P「俺は心底思ってるよ、フェスで戦うメンバーにこの6人が集まってくれて良かったって。」
ちひろ「ふふっ、そうでしたね。私、勘違いしていました……。」
P「聖には明日、全力を出し切ってもらうさ。信じてるからな、聖の歌がファンを笑顔にするとこをな。」
聖「うん……Pさん」
P(しかしこの勢い……、最悪の事態にならなければ良いけど……)
93 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ
試合開始7分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :112931
(防)Blue Tears :128283
あずき(あ、多田李衣菜ちゃん新曲出してる!)
紗枝(うちらもうかうかしてられまへんなぁ。)
柚(よぉーし、こっちも反撃に出るとするよっ!)
あやめ「ここはわたくし達の出番ですね!行きましょう雪美殿!盛り返しますよ!」
雪美「……………?」
あやめ「ニンッ!マイクさばきもお手のものです♪」
雪美「わかった……ふたりで………歌う………」
あやめ「あやめ達の舞台をご覧あれ!」
柚(えっ!?な、なんで……?)
95 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ
試合開始8分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :133371
(防)Blue Tears :134019
凛(雪美ちゃん、流石だね……。)
奈緒(雪美の奴……、この舞台でも全然緊張してねぇな。)
礼子(あら?盛り返してくるなんて……。)
李衣菜「川島さん、最後お願いしますっ!」
瑞樹「ふふっ、やっと出番が来たわね……。」
瑞樹「ハーイ!みんなのアイドル、川島瑞樹のスペシャルライブに来てくれてありがとーっ☆」
シーン……
瑞樹「……コホン!みんな、元気ないねっ!?せっかく私のライブに来てくれたんだから、全身で楽しんでいってね♪ねっ♪」
ウォォォォォーーーー! ミズキ! ミズキ! ミズキ! ミズキ!
瑞樹(ふふっ、CoP君が見てくれてるってわかるわ。全力で行くんだからっ!)
凛(か、川島さんだけのライブじゃないんだけどな……。)
瑞樹(CoP君っ!私の人生、ここまで大きく変えたこと、幸せに思ってよねっ!少なくとも、私は幸せなんだからっ♪)
瑞樹「みんな、応援よろしくーっ!『Angel Breeze』!!」
96 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ裏
試合開始9分経過 ファン投票数
(攻)The Wild Flowers :137492
(防)Blue Tears :151938
CoP「…………」ゾクッ
楓(……プロデューサー、青ざめてる……)
蘭子「嗚呼!長きに渡り鍛えられし熟練の音が聞こえる!(川島さんの歌、凄いです!)」
周子(本人の前で言ったらぶん殴られんじゃないの……?)
加蓮「確かに川島さんの新曲。凄い素敵だね。」
CoP「初披露だったが、良い方向に向かったようだな。」
CoP(それにしても、票差はそこまで離れていない。雪美ちゃんとあの浜口あやめという子……侮っていたな。)
CoP(望月聖だけのワンマンチームじゃ無いという事か、面白いじゃないかP……。しかし、残念だが……。)
CoP「さぁ、そろそろ交代の時間だ!勝負を決めるぞ!」
楓「CoPさん、このLIVEバトルに勝ったら、ご褒美……期待してますからね♪」
蘭子「ククク……、待ちわびたぞ。私の魔力で煉獄に導いてくれるわ!(ワクワクしてきました!)」
周子「んじゃまぁー、行きますか!何事も楽しまないと損ってね!」
加蓮「うん!CoPさんのために勝ってくるね!」
97 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ裏
試合開始10分経過 ファン投票数
(防)The Wild Flowers :147201
(攻)Blue Tears :158371
『ただいまより、攻守交替です!』
ちひろ「ここから交代ですね、相手も本気で攻めてきますよ!」
聖「皆さんなら……きっと大丈夫です。」
P「………」
ちひろ「Pさん?」
P「えっ?あ、あぁ……そうですね。」
聖「どうか……したんですか?」
P(おかしい……。)
聖「心配な……顔を……しないで下さい」ギュッ
聖「Pさんが……そんな顔してると……私、不安になります。」
P「あぁ、済まなかったな聖、大丈夫だよ。レーサーは常に冷静であれってな!」
P(なぜ……あのタイミングで動いたんだ?)
98 = 1 :
------ モバイルプロダクション ステージ
試合開始11分経過 ファン投票数
(防)The Wild Flowers :198271
(攻)Blue Tears :223942
雪美(……加蓮……出てきた……)
あずき(投票数がグッと増えたのはメンバー交代時の投票数が加算されたのかな?)
あやめ(誰が来ようとわたくし達は負けるわけにはいきません!)
柚(本格的にまずいよ……Pサン。)
紗枝「落ち着いていきましょか……、うちに任せてもらって宜しおすか?」
雪美「……紗枝……任せた…」
柚「紗枝チャン!頼むよっ!」
紗枝(この流れ、きっと取り戻して見せますっ!)
99 = 44 :
うーん、少人数すぎて大変そうだ
100 = 1 :
------ Coolプロダクション ステージ
試合開始12分経過 ファン投票数
(防)The Wild Flowers :214039
(攻)Blue Tears :228472
周子(おぉ、紗枝ちゃんやるねぇー、ここまで本気だったんだね……)
凛(あの子、確か京都でライブを見てた子だよね。)
楓(あら?綺麗……。今度教えてもらおうかな……。)
蘭子(面白い、深淵の声を呼び醒ます儀式ね……。(素敵な舞ですね、私も負けてられない!))
加蓮「行こう凛!ファンが待ってるよ!」
凛「ふふっ、今度は私達が頑張る番だね。」
ワー! ワー! ワー! ワー!
加蓮(この感じ……やっぱり良いな……。)
加蓮(ファンのみんなに教えてあげたい!夢は叶うんだってことを!)
加蓮「いくよ…きらめくステージへ!」
みんなの評価 : ☆
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