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    元スレ兄「こんな妹は可愛い」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    501 = 360 :

    >>499
    ×「――――どうしたんだい? 私に何か用か? 兄さん」
    「――――どうしたんだい? 私に何か用か? 兄くん」

    502 = 495 :

    で結局妹は真似することで兄のことを好きなのを話してしまうということですね!

    504 = 476 :

    効かない!? 偽名か!?
    って展開か

    505 :

    すばらしえん

    506 :

    ほう

    507 :

    死神の目を早く使えよ

    508 = 449 :

    すでに兄はこの妹をかわいくないと思い始めているとか?

    509 = 449 :

    それかいままでの妹はもう存在しなくて
    この妹もスケッチブックを使いきると同時に・・・

    510 = 486 :

    >可愛い妹になる前のアイツ

    もともと可愛い妹

    511 = 361 :

    スケッチブックに力はなくて妹がスケッチブックを参考に行動していただけか?
    最初に思いついた考えだけどそれだと風呂の時の説明がつかないし

    512 :

    書いた内容がアバウト過ぎて反映されないんだろ

    513 = 401 :

    まだかね

    514 :

    そいつはすでに妹ではなくなっt

    515 = 360 :

     



    再び兄の部屋―

    (こんな……スケッチブックに描いた事が不発に終わるなんて……初めてだ!)

    (偶然じゃ……ない。これは恐らく……俺の望んだ可愛い妹が『可愛い妹になる前のアイツ』だったから)



    (……これは実は結構前から思ってた事だが)

    (このスケッチブックは……妹そのものと考える事ができるのではないだろうか)

    (白紙の状態のスケッチブック=何の変化もしていない素の妹……そう仮定すると)

    (今までのは色々な絵を描いて、白紙だった妹に付け加えていくだけだったから良かったけど)

    (今俺が行ったのは、既に絵を描かれたスケッチブックのページに白色で強引に塗り潰して「白紙です」というようなもの)

    (当然それが本当の意味の白紙となる訳がない。スケッチブックの効果が発動しなくても不思議ではない……)
     

    516 :

    予想厨が湧くのは書くのが遅いせい

    517 :

    オチを予想するのはいいけど
    一々書き込まなくていいから

    518 :

    元の妹が可愛いから発動しなかったんだろ

    519 = 360 :

     
    (つまり妹を……『可愛い妹になる前のアイツ』の状態にするには……)

    (スケッチブックを本当に白紙に戻すしかないって事になるけど……)

    「要するに今まで描いた絵を全部消さなきゃなんないのかよ……めんどくさっ」


    「…………ま……また一から描いていくのも面白そうだし……しょうがないからやるかー」

    「消しゴム消しゴム……っと」



    ゴシゴシ

    「……あれ」

    ゴシゴシ

    「……嘘だろ」


    ゴシゴシ


    「…………消えねえ……一枚も」
     

    520 :

    どうして油性ペンで描いたんだ!

    521 = 514 :

    これは見つかったら黒歴史!

    522 = 360 :

     
    「あれ、あれ? おかしい、描いてる途中は何度も描き直しできてたのに!」

    「……完成して現実に反映された絵は消せない……のか?」

    「……ど、どうしよ」


    「……そ、そうだ! 紙を破いて取り外せば!」

    「すげぇ勿体無いけど……ま、まぁまだいっぱいページあるし……と、とにかく今はアイツに逢わなきゃ……」


    グッ

    「くぅっ……!」ギリギリ

    「……っ!!」



    「…………ぷはっ! ……か、かてぇ! 全然破れねぇ!」
     

    523 :

    ああー……まぁ、アレだ
    こういう言い回しってなんか嫌いだわ

    525 = 495 :

    >>516
    おまえらが批判してくるのが楽しみで書いたのに
    なんで遅筆のせいにしちゃうんだぜ(´・ω・`)

    526 = 453 :

    結局はいつもの妹が一番って感じだろうか

    527 = 360 :

     
    「……はーっ……はーっ……」

    「……これって……もしかして」


    (……もう一生あの頃のアイツには逢えない……って事か?)

    (一生…………イッショウ…………?)


    (あ……胸がまたざわついてきた……ふぅ……ふぅ……)

    (これ……いいのか? 俺なんかとんでもない事をしでかしたんじゃいやでも可愛い妹はたくさんいる訳だしでもしかし元の妹も一応一人の妹だった訳で馬鹿アイツが全然可愛くなかったから俺がこうして大体アイツはあの時もそれは今関係無いような)





    「……お兄さんっ! 大丈夫ですか!?」

    「…………妹友ちゃん?」

    528 :

    >>525
    死ね

    529 :

    >>524
    気持ち悪い

    530 = 529 :

    >>524
    すまん>>529>>525です

    532 = 360 :

     
    「どうして妹友ちゃんがここに……」

    「えっと……トイレを借りにきただけだったんですけど……開いてたドアから顔色の悪いお兄さんが見えたので」

    「あ……ごめんごめん。心配かけちゃったね。もう大丈夫だから」

    「本当ですか? ならいいんですけど……」チラッ

    「あれ? 何ですかそのスケッチブック……」

    「え……こ、これは、別に何でもない普通のスケッチブックだよ」



    「何だかそのスケッチブック……いいですね」

    「……え?」
     

    534 = 360 :

     
    「何だか……ビビビってきました……ちょっとお願いがあるんですけど……そのスケッチブック貸してもらえませんか?」

    「だ……ダメだ! えっと……ごめん、実はこのスケッチブックは俺にとって大切なものなんだ。だから人に貸したりする訳には……」

    「どうしてもダメですか? ほんのちょっとでいいんですけど」

    「ダメだってばっ」

    「ええー、お願いしますよー!」

    「どうしてそんなに粘るのっ!?」

    「私もよく分かりませんが……私……きっとそのスケッチブックに描けば……足りない何かを見つけられるような……そんな気がするんですよー!」

    「……っ」
     

    537 = 360 :

     




    その夜―


    (ふう……今日の妹友ちゃんのあの強引さはちょっと変だった)

    (まぁ結局最後は諦めてくれたけど……普段なら物一つにあんなに固執して俺達を困らせるような娘じゃない)

    (あのスケッチブック……人を惹きつける力もあるのか?)


     
    「兄くん、何を一人でたそがれているんだい?」

    「妹……」

    「いや、妹友ちゃんは相変わらず元気だったなって考えてただけだよ」

    「ふふ、あの子はいつでもあんな感じの可愛い子だからね」

    「……」
     

    538 = 360 :

     
    「……なぁ妹、聞いていいか」

    「何だい?」

    「もし……もしもさ、“昔の自分”に戻れるとしたら……お前は戻りたいか?」

    「昔の自分、か……ふむ」

    「あまり興味ないかな」

    「……そ、そう?」

    「私はできれば前だけを見て進んでいきたいので……ね」

    539 :

    やっぱり妹は通常はそっけない態度とってても
    心ではデレデレが至高かな

    540 = 360 :

     
    「そ、そっか」

    「……」ホッ

    (…………って何ホッとしてんだ俺……アホか……)

    (妹に聞いたってしょうがないだろ……)

    (この妹は…………アイツとは……違う妹なんだから……)

    「……兄くん?」



    (俺……どうしたらいいんだろう……)

    (俺に……何ができる……?)

    (俺は……)
     

    541 = 360 :

      




    数日後―



    「……」ピコピコ

    「な、なぁ」

    「……何だよ」

    「お前……帰らなくていいのか?」

    「は? 何だよそれ」

    「せっかく家に遊びに来てる友達に向かってそんな事いきなり言わなくてもいいだろ」
     

    544 :

    今北産業

    545 :

    >>544
    盛り
    上がって
    きました

    546 = 360 :

     
    「いや、お前と遊びたくないから言ってる訳じゃなくてさ……」

    「じゃ何だよ」

    「お前……妹ちゃんはどうしたんだよ?」

    「……!」

    「ついこの間までずっと妹ちゃん優先で行動してたじゃねえか。どうして急にここ数日妹ちゃんを避けたりしてるんだよ」

    「別に……避けたりしてねぇし……お前との友情も大切にしてるだけだよ」

    「その言葉自体はとってもありがたいが……」

    「残念なのはさっきからゲームをするお前の顔が死んでるって事だな」

    「……ちっ」
     

    547 = 360 :

    >>546の一番下のセリフは兄です
    男しゃしゃり出てこないでマジで

    548 = 450 :

    >>544
    妹が
    スケッチブックで
    自由自在

    549 = 399 :

    >>544
    SSスレでそんなん聞いてどうすんだアホ

    550 = 360 :

     
    (しょうがないだろ……)

    (妹といると……罪悪感みたいなもので胸がざわついてくるんだから)

    (アイツを呼び戻す方法も分かんねえし……)

    (結局俺にできることなんて何もなかったよ……)



    「このゲームがつまんないだけだっ! アレやるぞ、モンスター狩るやつ!」

    「…………ま、俺もお前と遊ぶの楽しいし? お前がそれでいいならいいけどな」

    「早く用意しろ」

    「へーい」
     


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