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    元スレ勇者「俺が考えてた冒険と全然違うんだけど」

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    みんなの評価 : ★★
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    851 = 272 :

    盗賊「だから、とりあえずみなさんを向かいの村まで案内できれば!」

    勇者「……恩に着る!」

    「ちょっと、勇者」

    勇者「なんだよ?」

    「絶対に裏があるわ」

    勇者「……そうかぁ?」

    「あんたは鈍感だからわかんないでしょ、怪しいところてんこ盛りじゃない」

    「まずは盗賊という職業! 人を騙すのに長けてるわ」

    「それにさっきまでいた二人! いつ奇襲が来るかわかんないわ」

    「そして極めつけは……あそこよ!」

    ぽよんっ

    勇者「……女武」

    「ほ、本気で言ってるんだからね!?」

    852 = 571 :

    反応するってことはいちいち打ってるんだよな……

    855 = 747 :

    しえん

    856 = 272 :

    騎士「あ、あの……女盗賊さん」

    盗賊「は、はい?」

    騎士「ど、どうすれば……あなたのようになれますか?」

    盗賊「ええ!? ど、どういうことですか?」

    騎士「そ、その……」

    「……胸」

    盗賊「えっ! や、やめてください……恥ずかしいですから……」

    騎士「恥ずかしくないです! ……自身持ってください」

    「……」

    857 :

    追い付いた
    てか女騎士のキャラ変わり過ぎ

    858 :

    ど、怒鳴られるの怖いから無理してあんなキャラしたんだよ
    素はこっちだよ

    860 = 272 :

    >>856
    ×自身持ってください
    ○自信持ってください


    盗賊「えっと、この辺りでおやすみしましょう」

    勇者「ん、焚き火の跡?」

    盗賊「ここをポイントにしてるんです」

    「ふーん、わかりやすいわね」

    騎士「魔物も比較的に出ない、穏やかな森なんですね」

    盗賊「え……ああ」

    「……?」

    盗賊「は、はい、そうですね」

    「……?」

    862 = 272 :

    ・ ・ ・

    「絶対に怪しいってば」

    勇者「いやいや、考えすぎだろ」

    「いくらなんでも優しすぎるのよ」

    勇者「わかってるけどさ」

    勇者「あの子に、そんなことができると思うか?」

    「……わかんないわよ?」

    勇者「でもなぁ……」

    騎士「勇者さん、女武さん、そろそろ寝ますよ?」

    勇者「ああ、俺見張りやるよ」

    盗賊「私がしますから、お気になさらず」

    「……」

    勇者「んー、案内してもらったんだしいいよ。俺がやるよ」

    863 = 776 :

    864 = 272 :

    ・ ・ ・

    勇者「……さて、今日は思わぬことが起きたわけだが」

    勇者「話、できるかな?」

    「……」

    勇者「ん、魔女、起きてたのか」

    「……見張り」

    勇者「え、俺が見張るって言ってただろ?」

    「……彼女、怪しい」

    勇者「え?」

    「……」

    盗賊「すぅ……すぅ……」

    勇者「ヨダレ垂らして寝てるぞ?」

    865 = 272 :

    すいません、風呂に入ってきます。

    マッハで入ってくるので、お願いできますか?

    866 = 858 :

    マッハならもう帰ってきてるはず

    867 :

    >>865
    あいよ

    869 = 325 :

    マッパに見えた

    871 = 857 :

    そろそろスレ埋まりそうだな
    終わりが見えないけど

    874 = 536 :

    盗賊「盗賊二人は兄弟なの、お詫びにおもてなしをしたいです。」
    勇者「え?そんな、いいよ別に。特に何もなかったから。」
    盗賊「そうですか、ではせめて村の宿へ案内します。」
    騎士「うう、あの人、勇者様に抱きついた……」
    「へーあの盗賊、かなりの美人ね、私に近いぐらいかな。」
    騎士「あの!盗賊と名乗る者に頼る、勇者一行ではありませんので!」
    盗賊「はぅぅ。」
    「え?女騎士は盗賊って職業がある事も知らないの?」
    モワーッ!!!突然辺り一面に霧が包む
    勇者「なんだ!?」
    ???「ああもう!変幻自在の杖の効果が切れてしまったわ。」
    勇者「お前は!誰だっ!!」
    ???「女盗賊改め、魔王!!」
    騎士「ま、魔王!?この美しい女性が?」
    魔王「いかにも魔王。女魔王だよ?」
    勇者「うわわ、ガ、ガイドガイド……『突然の魔王襲来は全滅フラグ』
    勇者「やばい!!みんな全力で逃げろ!!ここは俺がなんとかする。」
    騎士「いえ、覚悟はできてます勇者様、ご一緒します。」
    魔王「無理無理、君たちはレベルが足りないから一撃だよ?」
    「くそ!!舐めやがって!こんのーッ!!」
    バキッガガッ!女武、会心の一撃!!
    魔王「でも、ダメージは通らない。」
    「渾身の蹴りが?嘘よ!痩せ我慢だわ!」
    勇者「みんなは早く逃げろ!!全滅だけは避けなきゃ駄目だ!」
    「勇者が居なくては世界は救えない!だから。」
    女武&女騎士「ここは私に!私達に任せて下さい!!」
    魔王「あらあら、うふふ……」
    「時空間魔法!!勇者よ!城へ!」バシューン!!!
    勇者「……魔女?そ、そんな。ここは最初の街、俺だけ戻ったのかよ……」第一部 完

    878 = 272 :

    「……何かある」

    勇者「いや……あるのか?」

    「……きっと」

    勇者「魔女……お前なあ」

    盗賊「バレてたかー」

    勇者「!?」

    「……ほら」

    盗賊「ふいー、もう少し騙せれば良かったんだけどなー」

    ぷるんっ

    「……倒す」

    勇者「ちょ、みんな起きろ!」

    880 = 272 :

    「……なによぉ……もう朝食?」

    勇者「寝ぼけてんじゃねえ!」

    騎士「ふえ!? な、何がなんだか」

    勇者「女盗賊が……」

    盗賊「ふふん」

    騎士「!」

    盗賊A「けひひ、引っかかったな!」

    盗賊B「こうなりゃこっちのもんだぜ!」

    「あ、あんた達!」

    勇者「くそ、やっぱり……」

    盗賊「全部仕込んでたのよ。まんまと騙されてくれてありがとね」

    881 = 272 :

    「……この人誰?」

    勇者「え?」

    騎士「あの……本当に女盗賊さん?」

    勇者「いや、女盗賊だろ!」

    「雰囲気変わりすぎでしょ!?」

    勇者「騙してたんだよ!」

    騎士「そ、そんなレベルじゃ、無い気がします……」

    盗賊「……あー、そろそろいいかな?」

    「……待たなくても、来てもいい」

    盗賊「じゃあ、遠慮なく!」

    883 = 272 :

    勇者(! 早い)

    『盗賊は攻撃力は低いが素早い』

    勇者(とりあえず一発目は避けるのがセオリー!)

    盗賊「甘いよ!」

    ズバッ

    勇者「ぬが!?」

    「勇者!」

    騎士「勇者さん! このっ!」

    すかりん☆

    盗賊「そんなへなちょこな剣、当たらないわよ!」

    騎士「う、うう……!」

    「……ふ!」

    ボッ

    盗賊「魔法なんてもう見飽きてるのよ!」

    886 = 272 :

    「……!」

    勇者「魔女、あんまり炎魔法は使うな! 危ない!」

    「……わかった」

    「はあ!」

    盗賊「あら、一番筋が良いんじゃない?」

    「誉めてくれてありがとう……てりゃ!」

    盗賊「でも、残念ね~」

    ぺたぺた

    「!?」

    盗賊「女としてはダメダメねぇ?」

    887 :

    女騎士の攻撃があたるところを見たことがないwww

    889 = 423 :

    >>887
    まじんのおの装備なんだろ

    890 = 272 :

    「な、なんですってー!」

    勇者「女武落ち着け! 挑発だ!」

    「立派な侮蔑よ! あったまきた! せいけんづきお見舞いしちゃる!」

    勇者「落ち着けって!」

    「はぁ!」

    どごっ

    勇者「ほぐぅ!」

    騎士「ゆ、勇者さん!」

    「……急所に当たった?」

    勇者「……」

    ぴくぴく……こてん

    騎士「勇者さんーーーー!」

    891 :

    盗賊「仲間割れ?」

    盗賊A「へへ、こりゃ勝ったな」

    盗賊B「ああ、おやびんに勝てるわけねえからな!」

    「……なによ?」ギロリ

    盗賊A「ひっ!」

    盗賊B「な、なんだ……!?」

    盗賊(さっきとはまるで気迫が違う!)

    「私の可愛い可愛い胸をさすっといて」

    「女としてはダメダメぇ?」

    「残念! 私は最高であって」

    「あんたがダメダメよ!」

    騎士「そ、そんなことより勇者さんを!」

    「はいはい! わかってるわよ!」

    892 :

    手下ども援護くらいしろよ

    893 :

    方向性が全く分からない

    894 = 891 :

    勇者「ハッ!」

    「はい、これでいい?」

    勇者「お、俺は一体……?」

    「……気を失ってた」

    勇者「な、なんで?」

    「さて、やっとあんたと戦え……る?」

    盗賊「……え?」

    もじもじ

    「……あれ、何よいきなり?」

    盗賊「あ、あの……ど、どうしたんですか? さっきまで一緒に寝ていたはずですが……」

    勇者「?」

    騎士「えっと……女盗賊さん?」

    盗賊「は、はい?」

    勇者「まさか……」

    「……二重人格」

    895 = 891 :

    ・ ・ ・

    盗賊「うう……ごめんなさい、もう一人の私が……」

    勇者「いやいや、気にしなくていいよ」

    「まさか、本当に二重人格なんてのがいるのね」

    盗賊「できるだけ出ないようにしてるんですけど……ごめんなさい!」

    騎士「気にしないでください。……でも、あなたともう一つの人格が違う人で良かった」

    「……変わり様に驚愕」

    盗賊「お、お恥ずかしいです……」

    896 :

    これは仲間になるパターン?

    897 :

    盗賊A達はまだいるよな?
    わからなくなってきた

    898 = 891 :

    勇者(……とりあえず、一件落着か)

    勇者「ふわぁ……女盗賊はそのもう一つの人格が色々と悪いことしてるのか?」

    盗賊「は、はい……私と彼女は記憶を共有していないので、よくわからないのですが……」

    「じゃあ私にした酷い行動も?」

    盗賊「え、な、何かしたんですか!? ごめんなさい!」

    「あー……いや、あんたはしてないけどね」

    騎士「でも、もう一人の女盗賊さんは記憶が残っていたような気がしますが」

    盗賊「どうやら、彼女だけは記憶を共有しているようです」

    勇者「……」ぺらり

    『二重人格などは話が長くなるので注意』

    勇者(……マジか)

    『長い時は王様の話より長い』

    勇者(長すぎ……)

    899 :

    ひょっとして女盗賊厨二なんじゃ…

    900 :

    どんどん女騎士が空気になっていくな


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