元スレP「千早ってヤンデレが似合いそうだよな」千早「え?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
151 = 139 :
ぃ
154 = 134 :
これはダメそうだな
158 = 141 :
ああああああ
160 = 141 :
無理か
161 :
まだだ
162 :
あきらめへん
163 :
残ってるとかすげぇな
書けるとこまで書く
165 = 161 :
きたぁぁぁぁ!!!!!!
166 :
いいよ
167 :
168 = 163 :
真「ふぅ! 完璧だったね、千早! って、もう帰るの?」
千早「えぇごめんなさい真。また」
真「あ、うん」
千早「あ、今日の夕飯の希望を聞いておくのを忘れたわね……」
千早「でもきっと、なんでも喜んでくれる……と思う」
千早「それに、明日はオフだもの」
千早「……ふふっ」
千早(なんだろう、すごく楽しい。プロデューサーのことを思って、私が頑張ること)
千早(会えなかった時間でさえ、プロデューサーのこと考えて……なんて、これって)
千早「……プロデューサーが言ってた、”ヤンデレ”っていうものかしら」
千早(でも本当、自分でも信じられないくらい一途になってて……)
千早(……本当に私には、合ってるのかも。でも、そんなことは今はいいわ)
千早「明日出かけるのに必要そうなものも買っておきましょうか」
169 :
きた!
170 = 163 :
P「よし、終わり! ……なんだか最近仕事が楽しいな」
P(まあ比較的楽しい職場で、毎日ある程度充実してるんだが)
P(やっぱりこう、家で待っていてくれる人がいるってなるとまた)
P(今日はどんな料理を準備して待ってくれてるんだろう、とか。自然に考えちゃったりして。って)
P「……俺いつの間にか千早のこと好きになってたりして」
P(……いや、まあまだ結論を出すには早い。でも)
P(毎日、家事に近いこと、いやそれ以上のことをしてくれて)
P(確かになんていうか、俺の求めてるヤンデレというよりはソフトだけどさ)
P(千早らしい……無理してる風はないんだ。それでいて、すごく生き生きとして自然)
P(千早も嫌で演技してるわけではなさそうだし、もしそれがもう演技でないとしたら……)
P「……うん、とりあえず深く考えたってしょうがない!」
P「っと、そうだ。明日何をするか少し考えてから帰るか。夕食が出来てから帰りたいし、なんて贅沢だが」
P(……そうだな、明日のオフ。賭けてみるか)
P(千早の本当の気持ちを……もし、そういう流れがあったらな)
171 = 163 :
――
P「ただいま」
千早「おかえりなさい」
P「……」
千早「どうかしましたか?」
P「あ、いや……なんていうか、嬉しくてな」
千早「え?」
P「今日も千早が出迎えてくれたこと」
千早「まあ、その……そういう約束ですから」
P「うん、そうだな。ありがとう」
千早「……」
P「千早?」
千早「私、待ってました。プロデューサーが帰ってくるの」
P「うん、お待たせ」
千早「いえいいんです、私……その」
P「ん?」
172 :
よいぞ
173 :
よし寝ずに行こう
174 = 163 :
千早「……今朝の時の、ご褒美を」
P「ご褒美……あぁ」
千早「……」
P「こんなご褒美で申し訳ないけどな、おいで」
千早「……はい」
スッ
千早「……やっぱり、プロデューサーの手、大きい」
P「そうか?」
千早「大きくて、暖かいんです……」
P「それはよかった」
千早「……もう、大丈夫です。夕飯の準備できてますから」
P「あぁうん、ありがとう」
千早「今日は希望を聞くのを忘れてしまったので、思いつくまま」
P「いやこれさ……お祝いじゃないんだから。って、もちろん嬉しいんだけど」
千早「できるだけプロデューサーに喜んでもらおうと……その、時間も結構あったので」
175 = 163 :
P「そっか、うん。それじゃ一つずついただくとするよ」
千早「……」
P「ふぅ、流石に腹いっぱい、満足満足!」
千早「その、流石に量が……」
P「まあ多少な、でもうまいからあっという間に食べちゃったよ。でも、ここまでガンバらなくてもいいぞ?」
P「もちろん嬉しいけど、俺としては千早のことも考えてあげたいし。自分のために時間使ってくれていいんだ」
千早「はい、でも今はこれが一番……」
P「そう言ってもらえるなら俺も食べた甲斐があった、って何様だけどさ」
千早「いえ……」
P「どうかしたか?」
千早「あ、いえ……全部食べてもらえるなんて思ってなくて……」
P「……千早、おいで」
千早「……はい」
P「俺としても、もう少し具体的にお礼をしたいんだけど、不思議な事に俺もなでたいと思うようになった」
千早「いえ、十分……それだけで」
176 :
いつ病むかドキドキする
177 = 169 :
しえん
178 :
くっ
179 :
くっ
180 = 163 :
P「……どうやって撫でてあげるのが一番いいんだろうな」
千早「……」
P「髪、サラサラで俺が触るのもったいないくらい」
千早「……プロデューサー」
P「どうした?」
千早「……その、やっぱり」
P「やっぱり?」
千早「……抱きしめてもらいたいです」
P「……うん。正直俺も、この距離もどかしくてさ」
ギュッ
千早「んっ……プロデューサー」
P「あはは、撫でやすい」
千早「……プロデューサーが飽きるまで撫でてください」
P「それ、いつまでも終わらないぞ?」
千早「なら、いつまでも……」
181 = 163 :
P「……さて、おなごりおしいがこれくらいにして」
千早「そう、ですね……お風呂ですけど」
P「あぁ、っと。たまには千早が先に使ってもいいんだぞ? 男が入った後よりはさ」
千早「……なら」
P「ん?」
千早「……い、いえ。それじゃお言葉に甘えて」
P「あ、うん。ゆっくりくつろいできな」
チャポ…
千早「……」
千早(プロデューサーの手で髪を梳いてもらった、優しく頭を撫でてもらった感覚がまだ残ってる)
千早(……もっと、本当はもっともっと触ってもらいたい)
千早(ありがとう、って言ってもらいたい。そのためにはどうすればいいんだろう)
千早(……一緒にお風呂に入ろう、というのは流石に言い出せなかったけれど)
千早(明日、何か……もっと、頑張ることができれば)
千早「……」パチャパチャ
182 = 164 :
いいなあこういうの
183 = 163 :
千早「先にいただいてしまって、すみません」
P「それくらい全然。頑張ってくれてる千早へのお礼の一つになるかどうか」
千早「いえ、その気持ちだけでも」
P「うん、それじゃ俺も」
千早「はい、ごゆっくり」
P「さて、と……」
P(今日の千早はまたこう、一段と腕を上げたというか)
P(積極的で……うん、ダメだ。俺完全に呑まれてる)
P(でも、それが悪いことかって言われると……)
P(今悩んだってしょうがない、順序良く……そう、順序良くだ)
P(そうと決まればさっさと上がって、話をしないとな)
P「上がった、毎度のことながら風呂ありがとうな千早」
千早「いえ、これくらいでしたら」
P「それで、明日の話なんだけどさ」
184 :
いいよいいよ
186 = 163 :
千早「あ、はい」
P「遊園地、水族館、ショッピングにコンサート。どれがいいかな」
千早「……」
P「なんていうか、こういうのは男がビシッ!と決めるところなんだろうけど」
P「千早とだったら、話し合って一番行きたいところに行きたい、と思ってな」
千早「私は……正直どこでもいいです、けど」
P「うん」
千早「静かなところがいい……ですかね」
P「それだと、水族館?」
千早「でも、せっかくなので二人で過ごせる時間がもっと……」
P「だったら気ままにショッピングか? お礼がてら何か買ってもいいし」
千早「いえ、そういうのではなく……あ、なら遊園地がいいです」
P「お、遊園地か。こう言ったらあれだけど、意外だな」
千早「やっぱり、そうでしょうか?」
P「コンサートには目もくれなかったし。もしかして俺のこと気遣ってくれてる?」
187 = 163 :
千早「い、いえそんなことは! ただ……今はそういう気分と言いますか」
P「なら、いいさ。遊園地で決まりな。それぞれ目星は立てておいたから、それくらいは任せてくれ」
千早「あ、はい。一応出かけるのに必要そうな、折り畳み傘やレジャーシートなどは買い揃えておいたんですけど」
P「本当か? なんていうか、もう完璧超人だな千早は!」
千早「それは褒められてるんですか?」
P「もう、そりゃ! っと、下手に褒めるくらいならありがとう、って言った方がいいか?」
千早「そうですね」
P「おっと、即答と来たか……なら、ありがとうな。千早」
千早「……いえ、こちらこそ」
P「よし、そういうことで明日は思いっきり楽しむぞ!」
千早「は、はい!」
P「それじゃ、そろそろ寝るとしようか」
千早「はい」
千早(……正直私は、どこでもよかったし遊園地はそこまで好きじゃないけれど)
千早(二人で何かするということが一番できそうだったから。それだけ……でも、それだけで十分だもの)
189 = 163 :
四日目
P「さてと、準備万端だな」
千早「そうですね、でもいいんですかそんな軽装備で」
P「別にハイキングに行くわけでもないしな。せっかく揃えてもらったけど」
P「それに、飯も外で食べた方が荷物も減る! たまには千早に楽してもらわないと!」
千早「いえその、私は別に……」
P「まあまあ、千早の料理がおいしいのは俺の折り紙つきだ。帰ったら堪能させてもらうさ」
千早「わ、わかりました」
P「まあ、一応変装はしてもらって。二人でいる分にはオフだしそんな言われることはないと思うが」
P「千早、ってことがバレると人だかりができるしな。いくらでも目立たない方がいい」
千早「それはそうですよね。私も、せっかくのオフ邪魔されたくないですし」
P「うんうん、それじゃ出発だ!」
千早「よ、よろしくお願いします!」
190 = 169 :
千早着替えは取りに帰ったのか?
まだ下着2枚状態?
191 = 163 :
P「あっという間に到着したわけだが、さてまず何に乗る?」
千早「……えっと、その」
P「ん? まずはジェットコースターか?」
千早「あ、いえ……」
P「大丈夫、別に遊園地を楽しむっていう企画じゃない。俺は千早とオフを過ごしたいわけだし」
千早「プロデューサー……」
P「いいぞ、ずっとコーヒーカップでも! って、流石にそれは辛いけどさ……」
P「あ、というか絶叫系が苦手ならキャラクターがいる系のランドに行けばよかったか!」
千早「い、いえいいんです! プロデューサーがそう思ってくださるのなら……」
P「そうか? なら何から行こう?」
P「よ、よりによってお化け屋敷からか……」
千早「プ、プロデューサー怖いんですか!?」
P「いいや、そんなことはない! むしろ千早、千早怖いんじゃないのか! どうしてわざわざ!」
千早「い、いえ私は別に! っていやああ!! な、何今の!」
P「お、おい急に大声を出すな……う、うわあああ!!!」
192 = 169 :
>>191
Pの服の匂いクンカクンカはもう見られないのか…
193 = 163 :
P「はぁ、はぁ……け、結構クるな……」
千早「え、えぇ……」
P「さて、次はどうする?」
千早「……あれに」
P「……いやあれ、フリーフォールだけど」
千早「プロデューサー、お願いします」
P「……え? お、俺だけ?」
千早「はい!」
P「……」
P「ああああああああああ!!!」
千早「プロデューサー!!」
P「ちはやああああああ!!」
千早「ふふっ……」
千早(……楽しい、楽しいな)
千早(なんていうことないのに、こうして馬鹿みたいにはしゃいでプロデューサーと過ごしてる時間、すごく楽しい)
194 :
ちーたん可愛いよ
195 = 163 :
P「……つ、次は」
千早「それじゃ、あれに」
P「……バイキング」
千早「ふふっ、冗談です。少し休みましょう、というかそろそろお昼じゃないですか?」
P「千早、腹減ったか……?」
千早「大丈夫です、プロデューサーが落ち着くまで待ちます」
P「すまん……うぅ……」
P「なんとか、落ち着いてきた……」
千早「それにしても、プロデューサーも絶叫系が苦手なんて」
P「……まあ、誘っておいて苦手とは言いずらいだろう」
千早「でも、そこまでする必要は……」
P「なんていうか、普通に大笑いしてる千早を見るのも久々な気がしてな」
千早「えっ?」
P「普段のその、はにかんだ顔もすごく好きなんだけど、笑顔もいいよなって」
千早「な、なっ!?」
196 = 163 :
P「あーまだ治ってないのかもしれん……何アホなこと抜かして……」
千早「……私」
P「うん?」
千早「プロデューサーの前で、確かにあんまり笑うというか、そもそも人前で笑うことが少なくて」
P「……まあ、確かにそうかもな」
千早「事務所に入って、ようやく。双子がくだらないことをしてるだとか、そんなちっぽけなことで笑って」
千早「……でも、プロデューサーと暮らしてる今、すごく幸せで」
千早「今更笑う必要なんてないのかな、なんて。笑わなくても、すごく幸せだったので」
P「……そうか、それはすごくうれしいというか」
P「でも、ここまで贅沢してるから言うけどさ、もっと贅沢を言うならやっぱり笑顔の千早も見たいな」
千早「プロデューサー……」
P「言ってしまえば、泣き顔も、怒った顔も、全部。……なんか、聞いてるだけだと変態だけどさ」
千早「……」
P「……千早、俺」
千早「それじゃ、次はあれに乗りませんか?」
197 = 163 :
P「観覧車
198 = 169 :
さるよけしえん
199 = 184 :
Pが死んだ…
200 = 163 :
P「……トロッコ?」
千早「私、やっぱりあまり速いのには乗れないので」
P「うん、わかった」
千早「それじゃ、行きましょう!」
P「お、おいちょっと待ってくれ!」
千早「遅いですよ、プロデューサー!!」
千早(……プロデューサーは私に何か言おうとしてくれた)
千早(でも、嫌だった。怖かった。今私は、今のままで幸せなのに)
千早(また……何か、壊れてしまうような一言を言われたらと思ったら)
千早(だから、ふいに逃げて。それでもプロデューサーは私のこと煙たがらずに)
千早(余計プロデューサーと一緒に居たいと思っちゃうんですよ)
千早(その後、お昼を食べて。またいろんなアトラクションに乗って)
千早(絶叫したり、プロデューサーにしがみついてみたり、一緒に乗って恋人のように手を組んだり)
千早(もうそんなことが当たり前にできてるのに、言葉にするのが辛くて、怖かったから。私は)
千早「……結構いろいろ乗りましたね」
みんなの評価 : ★★★×4
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