元スレP「如月?どっかで聞いたことあるような」千早「?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
P(どこだっけ?)
千早「……どうかしましたか?」
P「あ、いや。なんでもない、これからよろしくな」
千早「はい……」
P(なんか、気難しそうな子だな)
P(……しかし、どこで聞いたんだけ。如月……如月……)
P(待てよ?確か……、あの時の男の子って)
P(……いや、さすがに偶然だな。忘れよう)
P(あんな事思い出したところで、今さらな)
2 :
>>1
お前…
3 :
ハイパー轢殺タイムか
4 = 1 :
P(あれからもう、10年近くか?はっきりは覚えてないけど)
P(まあいい、か。今はこの子に集中しないと)
P「えっと。千早は歌が好きなんだっけ」
千早「そうですね。いずれは歌手になりたいとおもってます」
P「なるほど。アイドルとして長くやっていく気はないと」
千早「ですから、あまりダンスなどに興味は」
P「いや、アイドルの間は踊ってくれないと困るんだが」
千早「そう、ですか」
P(あー、ちょっと面倒くさいなこの子)
P(どう育てたらこの年でこうなるんだろうな、家庭環境劣悪なのか?)
P「……わかったよ、とりあえず。ボーカルレッスンを多めにしてやるから」
P「そのかわり、ダンスとかもやってくれよ」
千早「……わかりました」
5 = 1 :
P「……ふーん、さすがに歌はうまいな。すごいよ」
千早「……ありがとうございます」
P「子供の頃からうまかったの?」
千早「いえ、昔は……その……」
P「じゃ、練習したわけだ。まあ、歌が上手なのはいいことだ、それだけでアピールできるからな」
P(とはいえ、この性格じゃあんまりテレビにはだせないか?)
P(変に受け答えして、干されでもしたら。せっかくのダイヤの原石がドブ川だ)
7 = 1 :
P「ああ、そうだ。そのうちデビューすることになるとおもうんだけど」
P「多分、PVとか、ジャケットの写真とかの衣装も必要なんだよね」
P「一応、きくけど。希望はある?」
千早「別に、なんでもいいです。衣装が歌に作用するとはおもいませんし」
P「あのな、フリフリの服で演歌歌ってもだめだろ?」
千早「歌がよければ、それでも十分成立するのでは?」
P「してもそりゃ、キワモノだ」
9 = 1 :
P「とりあえず、衣装は……まあ、歌がきまってからでいいや」
P「こういう歌がいいっていうのは?」
千早「歌えというのなら、どのようなものでも歌います」
P(と、いうけど。あんまりあまったるいのは止めておこう)
P「……しかし、そんなに歌が大事か?」
千早「何が言いたいんですか?」
P「いや?アイドルなんだし、歌なんて二の次三の次だろ」
P「俺はそこまで、重要なものとは思えないけどね」
千早「……」
P「ま、お前が歌いたいっていうなら。俺はその場を提供しなくちゃいけないけどさ」
10 = 1 :
P「今日は初日だし」
P「この程度でいいか……それじゃ、また明日な」
千早「お疲れさまです……」
P「ああ、お疲れ様」
P(うあー、ホント。お疲れさまだよ、俺)
12 = 1 :
翌日
P「今日は営業するぞー」
P「とはいえ。ちょっとしたショーのアシスタントみたいなもんだけどな」
千早「それが歌うことになにかつながるのでしょうか」
P「いいや、まったく」
P「あれ、でもまったくというわけでもないか。知名度はあがるし」
千早「……」
P「乗り気じゃない?歌じゃないから?」
千早「正直に言わせてもらえば、そうですね」
14 = 1 :
P「あのな?」
P「数学の時間に現国の勉強してみろよ、ただのバカだろ」
P「俺は、お前をプロデュースしなくちゃいけない」
P「もちろん。お前が望むなら、歌わせてやる」
P「けど、今はまだそういう段階じゃない」
P「こっちの方針には従ってもわらないと、プロデュースできないんだよな」
千早「そうですか、……わかりました」
15 :
P性格悪そう
16 = 1 :
P「……ま」
P「そんなに歌いたいなら、家で家族の前で〝おうたのひろう〟でもすればいいだろ」
千早「……」
P「ほら。いくぞ、ここで話してたら時間におくれちゃうし」
千早「は、はい……」
P(はあ、……なんなんだ、こいつ)
千早(なんなの、この人)
17 = 1 :
P(──なんとか終わったけど)
P(完全に身が入ってなかったな……)
P(ここにきて、最初の担当がコレで大丈夫なのかよ)
P(如月って苗字で、無駄に昔のこと思い出しちまうし)
P(……イライラするッ!)
千早「プロデューサー、どうかしましたか?」
P「……ちっ」
P「なんでもないよ」
18 :
ぷちますでやけに可愛い歌歌ってたのに何これ?
19 :
ブスは殴れ
20 = 1 :
P「……じゃ、今日はこれで終わりだな」
千早「はい」
P「また明日……」
千早「あ、あの……。明日、お休みをいただけませんか?」
P「ん?オフか。まあ、いいけど?どうせ明日はまだこれといった予定なかったし」
千早「では、お願いします」
P「何かあんの?」
千早「……少し」
P「?」
21 :
無免許飲酒運転した少年Pに懲役5年求刑
22 = 1 :
翌日
P(……ふう、他のアイドルのプロデュースも任せられてないし)
P(社長から直々にオフをもらってしまった)
P(まあ。今は仕事もすくないし、余裕が少しあるのかな)
P(俺としては、別の子に担当かわりたいんだけど……)
P「ん、あれは」
千早「……」
P(まいったな、オフでアレに会うなんて)
P(……何するんだろ、ちょっと尾行してやろう)
23 :
お墓・・・
24 = 1 :
P(……あれ、ここの墓)
P(来た事あるような……?)
千早「……」
P(誰かの墓参りか……?)
P(じーさん、ばーさん。……いや、親か?)
千早「それじゃ、またくるわね……優」
P「!?」
P(優、って…………)
25 :
あー、こりゃクズPやね
26 = 1 :
P(……帰ったな)
P「……これが、あいつの家の墓」
P「…………やっぱり、如月優って、あいつの」
P「……はは」
P「なんて偶然だよ、……まったく、ありえないわ」
P「せっかく、就職できたっていうのに」
P「親戚の家に養子にはいってまで苗字変えて、家から出たってのに」
P「結局……、あんたがやらかしたことが、俺の人生めちゃくちゃにするのかよ」
P「父さん……」
27 :
よかった
轢殺系Pはいなかったんだね
28 = 1 :
P「いや、関係ない」
P「父さんが千早の弟を殺したやつだとしても」
P「だからって、俺がその事で何かをしなくちゃいけないわけじゃない」
P「……なあ、お前はうちの家族を恨んでるのか」
P「ま、それもそうか。見たところ、事故のせいでお前の姉ちゃん。ああなったみたいだし」
P「…………」
P「……ごめん、本当に……ごめんなさい……」
29 :
雑談スレにこんな感じのネタが投下されてた気がするな
支援
30 = 1 :
P(……こんなことで、お前の姉ちゃんは許してくれないだろうけど)
P(せめてもの、罪滅ぼし。……俺が罪悪感から逃げたいだけの自己満足かもしれないけど)
P(あの娘は、……俺がトップアイドルにしてみせる)
P(だから、そこで姉ちゃん見ててやってくれよ)
P(……ほんと、ごめんな)
31 :
謝るなよ、糞が…
32 = 1 :
翌日
P「……今日はボーカルレッスンをしよう」
千早「!」
千早「いいんですか?」
P「ああ。長所は伸ばすべきだ」
P「……その、お前を、トップアイドルにしてやるよ」
P「歌手になる足がかりとしては、申し分ないだろ」
千早「あの、どうかなさったんですか?」
P「まあ、昨日いろいろと考えてね」
P「俺はプロデューサーだから、やっぱり。道を示すべきかな、と」
千早「はあ……、そうですか……」
33 = 1 :
P「ま、いいじゃないか」
P「レッスンはじめようぜ……、そのうち、CDもデビューさせてやるよ」
P「だから。まあ、改めてよろしくな、千早」
千早「あ、はい、よろしくおねがいします……」
34 = 1 :
P(さて、そうと決まればがんばらないとな)
P(そうだ。CDだよ、CD!)
P(なにかいい曲はないかな)
P「……ふむ、技術があるヤツなだけあって、迷うな」
P「どれ歌わせても、それなりにこなしてくれそうだし」
P「うーん……」
35 = 1 :
千早「~~~~♪」
P(ふむ、レッスンも上々か)
P「よし。今日はこれくらいにしよう、すごくよかったぞ」
千早「そうですか?」
P「ああ、そこで相談なんだが。早速、CDでも出そうかとおもってる」
千早「……っ!」
P「で、いくつか候補があるんだけど」
P「どれがいい?」
千早「それは、プロデューサーの決めたものでかまいませんよ」
P「いや、やっぱり。せっかくの1stシングルだし。千早が……」
千早「そうですか……。では、まずどんな曲があるか、聴かせてもらえませんか?」
36 :
ほ
37 = 23 :
蒼い鳥
38 = 1 :
千早「……この曲がいい」
千早「この曲が、歌いたいです」
P「お、これか……」
P「俺もこれがいいって思ってたんだよな」
P「じゃ、これでCDデビューだ」
P「ははっ、一位めざしてがんばろうっ」
39 :
君の知らない物語
41 = 1 :
P「初登場……30位か」
千早「……」
P「あ、いや。最初でこれって、すげーんじゃない?」
P「うん。それに、じわじわと売れていけるはずだし」
P「それに、次はもっと上を目指すっていうモチベーションにもなる」
千早「……そうですね」
千早「これくらいで、折れいられませんね」
P「おうよ」
P(……絶対、お前をてっぺんにつけれていくから)
P(もし、折れたとしても、俺が支えなくちゃいけないんだ)
43 = 1 :
P「……まあ、何にせよ」
P「発売祝いだ、飯食いにいこう。おごるよ」
千早「……いいんですか」
P「ああ、かまわないよ」
P「あ、でも。ファミレスでいいよな、あんまりお金ないし。若いうちから高級なもんくっても心が貧しくなる」
千早「あ、はい。構いませんよ」
P「よし。じゃあ、いこうか」
44 :
貧しくなる
貧しくなる
45 :
72が貧しくなるって?
46 = 1 :
P「……なんだ、千早は鶏肉が好きなのか?」
千早「あ、いえ。そういうわけでは……」
P「おいしいよな、鶏肉」
P「まあ、俺はブタが一番すきだけど」
千早「……あの」
P「ん?」
千早「ド、ドリンクバー、行こうかとおもうんですが」
千早「プロデューサーはどうします?ついでについできま……」
P「ん?」
千早「い、い、いえっ、な、ななな……、なんでもっ」 プルプル
P「ま、まあ。とりあえず、メロンソーダで」
48 = 1 :
P「あ、そういや。ご飯たべるってこと……」
P「親御さんにいった?」
千早「あ、いえ……。私、一人暮らしですから」
P「そ、そうなのか」
P(やっぱり、あのことのせいでうまくいってないとか?)
P(それとも、たんなる事務所に通うためか?)
P(……ああ、やめとこ)
P「一人で大変じゃない?」
千早「そう思うことは、多々ありますけど……なんとか」
P「ふぅん」
49 = 39 :
千早かわいい
50 :
クズPかと思ったけどそうでもなかったか
みんなの評価 : ☆
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