元スレ和「ーーー理想を抱いて溺死しろ?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 = 123 :
すみすみ...
152 = 124 :
―――――――
――――――――――――――
(…ここは、どこじゃ?)
(これは潮騒かのぅ? そしてこの潮の香り…、えらく靄がかかっとるが海岸かのぅ、ここは)
(…ずいぶん静かな海じゃのぅ。足跡一つない砂浜… 誰もおらんのか、この海には?)
(…ん、やっぱ先客がおったか。 あれは…、どっかで見た覚えあるが誰じゃったかのぅ)
(靄がえらく濃くてよう見えんのぅ… ん…、あれは確かライダーのサーヴァントの…?)
(いや、あれは鶴賀の制服… ああ、鶴賀の去年のIHメンバーじゃったか)
(ひぃ、ふぅ、み… 4人しかおらん… あそこにいるのが加治木で…、一人だけいないのは誰じゃ?)
――――――――――――――
―――――――
まこ「……ん、何じゃ夢じゃったか。やけに現実感があったが、あれは何だったんじゃろうかのぅ…」
まこ「おいライダー? …ライダー、おらんのか? アイツ、また勝手にどこうろつきまわっとるんじゃ!」
\ ジャラジャラ / \ ワハハ~ それロンだぞ~ / \ ジャラジャラ /
まこ「はいいいぃっ?!」
154 :
ワハハかっこいい
155 = 124 :
男A「いやぁ~、お嬢ちゃんなかなか気持ちいい打ち方するねぇ」
ライダー「ワハハ~ やっぱり麻雀は牌効率なんかよりもロマン優先!それが楽しむ秘訣だぞ~」
男B「君もまこちゃんのお友達かい? そういやぁ去年来てたあの子たちも強くていい子だったね~」
ライダー「ええ、まこもいい友人に恵まれてるのに自分ではそれが全く気付いていない。勿体ない奴だぞ~」
男C「最近まこちゃん元気なかったから心配してたけど、君みたいな子がお友達ならいらない心配だったかな」
ライダー「ワハハ、あいつのことは任せてくれ~ 今はちょっと部長のプレッシャーで戸惑ってるだけなんだぞ」
まこ「……あの馬鹿、普通におっさん達と馴染んどる」
156 = 124 :
―――――――
まこ「だから勝手に実体化するな言うとるじゃろうがッ!!」
ライダー「ワハハ~、まぁそう堅いことを言うな。 折角現世に召喚されたんだから楽しまないとなぁ~」
まこ「…ったく、聖牌戦争の真っ最中だっ言うのに緊張感が無さすぎじゃお前は!」
ライダー「ワハハ 戦いがない間に英気を養うのも大事な仕事なんだぞ~」
まこ「お前は英気を養いすぎじゃろ…」
ライダー「…あ~、それより嬢ちゃんに報告しておかないとなぁ。アーチャーのマスターがバーサーカー陣営に攫われたぞ」
まこ「…咲がかッ?!」
157 = 124 :
ライダー「…ん、嬢ちゃんはあいつらが嫌いじゃなかったのか? それとも、いざとなったら仲間のことは心配か~」
まこ「……」
ライダー「ワハハ~、安心しろ~ 嬢ちゃんの友達は昨晩、セイバーたちが助けたようだぞ」
まこ「そ、そうかい。まぁアイツらはワシが叩きのめしちゃる予定だから、どの道助からんからがな!」ホッ
ライダー「…ふん、嬢ちゃんは普段からそう素直だったらもっといい部長になってただろうに。ワハハ」
まこ「…何がええ部長じゃ。後輩よりも弱い、前任には遠く及ばん人望のワシが部長なんて最初から無理じゃったんじゃ」
ライダー「自分の弱さをわかってるのは、それだけ見えているってことだろ~ 立派な部長の資質じゃないか」
まこ「な、何を知ったような口を叩くんじゃ、このアホがッ!! お前は全国制覇を成し遂げて、雀霊にもなったんじゃろ?」
まこ「そんな強くて頼れる部長だったお前なんかに、弱くて見下されてとるワシの気持ちがわかってたまるかッ!!」
ライダー「ん…? 別に私は強くなんかなかったぞ~」
まこ「はぁ?」
159 = 124 :
ライダー「そうだなぁ~ もしかしたら私はあの面子だと一番弱かったかもしれないぞ~」
まこ「…何を言うとるんじゃお前は? ワシへの同情のつもりか」
ライダー「ワハハ、その僻み根性は何とかしないとなぁ~ 同情でも謙遜でもない。私が大したことなかったのは本当だぞ~」
まこ「…じゃあ、どうやって全国制覇なんてできたんじゃ?」
ライダー「そりゃあ皆の力があったからに決まってるだろ~ ワハハ」
まこ「んじゃ何か? お前は仲間がむっちゃ強ぅかったから勝てた、ただツイてただけの部長じゃったんかぁ?」
ライダー「まぁ確かに運もあっただろうけど、それだけじゃ勝ち続けるのは無理だなぁ~ ワハハ」
まこ「訳がわからん! 強ぅないお前が雀霊にまでなれた理由なんて全然わからんぞ!?」
ライダー「ワハハー 今の嬢ちゃんじゃ仕方ないなぁ。まぁ、そう遅くならない内に答えを教えてやれるかもなぁ~」
161 :
来てたか、支援
162 = 124 :
―――――――和・自宅
和「…咲さんの様子はどうですか?」
セイバー「客間に閉じこもったまま。覗き見するのは趣味ではないが命令なら…」
和「…いいえ、そんなことはしなくて結構です。昨晩は色々ありましたから、咲さんも貴女も…」
セイバー「……」
和「泣きじゃくる咲さんを叱咤激励してここまで連れてきた昨晩のセイバーさん、あの姿を見て確信しました」
和「…セイバーさん、やっぱり貴女は心当たりがあるあの人なんですね?」
セイバー「…けどそれは以前に説明した通り、別人であると説明したはず」
和「ええ、別の存在であることは理解しました。 …ですが、何もかも全く異なる訳でもないこともわかりました」
セイバー「…和、貴女は私に何が言いたいの?」
163 :
美穂子、池田、ワハハ
俺得SSだな
164 :
さるよけ
165 = 124 :
和「…ええ。以前の貴女は咲さんに対して敵のマスター以上の含む物がありませんでしたか?」
セイバー「…別に。 倒すべき相手の中の一人」
セイバー「…今はアーチャーに庇護を託された者。彼女はそれ以上でもそれ以下でもない」
和「そうですか… 私はその心当たりある人と咲さんの間で色々とあったと聞いていました」
セイバー「……!?」ピクッ
和「…ですので、もしかしたらセイバーさんにも、と思ったのですが勘違いだったみたいですね」
セイバー「…和、貴女はその二人の詳細について知っているの?」
和「いいえ。 …ですが、顛末とその後に咲さんがどんな思いで今日まで過ごしてきたか、なら多少は…」
セイバー「この世界の咲、…宮永咲に何があった?」
167 = 124 :
和「…咲さんは麻雀を通じてならその人と話せる。そう信じて勇気を奮い起こし再び牌を握りました」
和「そしてその結果、拒絶されました… そう、今の咲さんはあの日から絶望の中で時間を過ごしています…」
セイバー「……」
和「…咲さんはまだ過去の呪縛に囚われています」
和「そして、その因果から本当に解き放てるのは残念ですけど私じゃありません…」
セイバー「…そうだったんだ」
和「…そしてまた、咲さんは身近にいた、大事な人を失ってしまった」
セイバー「心配、だね……」ボソッ
168 :
0時リセットじゃなくて外野レスが増えたから解除されただけかも
支援
169 = 124 :
―――――――和宅・客間
咲「……アーチャーさん」グスッ
咲「……ごめんなさい、泣いてなんていられないのに駄目な子で」
咲「………」
咲「…でも、もう大丈夫だから。今度こそ強くなりますから」
咲「必ずアーチャーさんの仇は取るよ。幾ら衣ちゃんでも絶対に許さない…」
咲「そして、アーチャーさんをあんなにした世界にも、全部… 私が復讐するから……」ゴッ
中盤おしまい。次で完結
170 = 123 :
乙ぞ!
171 = 124 :
さるさん伝えてくれたりありがとー
たぶん次は年明け、冬休み中
172 = 132 :
乙~、続きも楽しみにしてるよ~
175 = 131 :
乙やな
176 :
乙
楽しみにしてる
みんなの評価 : ☆
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