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    元スレ男「ヤンデレは怖いな」幼「え?」

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    タグ : - ヤンデレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「なあ、幼」カチカチ

    「何?」

    「ヤンデレって知ってるか?」

    「ヤン……? 何それ?」

    「いや、ちょっとネット見てたらな。怖ぇと思って」

    「へえ。どんななの?」

    「精神的に病むほど相手のことを想う……らしい」

    「ふーん」

    「興味なさそうだな」

    「だって、ねえ。男にはあまり関係のない話じゃない?」

    2 :

    続きはよ

    3 = 1 :

    「失敬な。俺の青春が灰色だと言いたいのか?」

    「真実その通り」

    「ったく……」カチカチ

    「一度でいいから、病まれるほど愛されたいな」

    「…………」

    「(確かに、幼の言うとおり、彼女いない歴=年齢の俺にヤンデレなど関係ないのだが)」

    「(まあでも…、さすがに病むほど愛されるのは鬱陶しいよな……)」

    4 = 1 :

    「今日は夕飯どうするの?」

    「は? なんでお前がそんなこと聞いてくるんだよ」

    「だって、今日は男のお母さん、仕事で帰りが遅いんでしょ?」

    「言ったっけ、お前に……」

    「んー。昨日の夕方、玄関で話してるところを聞いちゃった」

    「ああ、そういうことか。その通りだよ。一応、食料は確保してある」

    「コンビニ弁当は栄養が偏ると思うけど……」

    「別にいいだろっ!」

    「……?」

    「(なんでコイツ、俺がコンビニ弁当を食べることを知っているんだ?)」

    「ん?」

    5 :

    幼馴染?幼女?

    6 = 1 :

    「父親がいたらもう少し楽だったのかねえ……」

    「さあ……?」

    「それで? どうするの、夕飯」

    「だから、コンビニ弁当があるって」

    「それじゃ栄養偏るでしょ?」

    「一日くらい平気だろ」

    「だーめ」

    「じゃあどうするんだよ?」

    「私が作ってあげよっか?」

    「助かるけど……、悪いだろ」

    「別に気にしなくていいよ」

    7 = 1 :

    ~夕飯~


    「おいしい?」

    「おいしい」

    「よかった」

    「……もう七時だぞ。家は大丈夫か?」

    「あっ、着信入ってた」

    「おいおい」

    「男の家にいたって言えば平気だよ」

    「……あのな」

    「別に問題ないでしょ?」

    「……そうだけど」

    8 :

    幼女か

    9 :

    ょぅ〇ょだと思ったごめん

    10 = 1 :

    「ごちそうさま」

    幼馴染「お粗末さまです」

    「さて……」カチャ

    幼馴染「あっ、私が洗うよ」

    「流石にそれは悪い。これくらいやらせろ」

    幼馴染「いいって」

    「皿洗いくらい俺がやるから、お前は早く家に帰った方が……」

    幼馴染「なに? 私が早く帰らないと、男が困るようなことがあるの?」

    「そういうわけじゃないが……」

    幼馴染「でしょー?」カチャ

    「(勝手に片付けやがった……)」


    次から幼馴染は、幼と略す。

    12 :

    速さがたりないっ!

    13 = 1 :

    「ふー。終わった」

    「ああ……、ありがとう」

    「(俺だけ居間で寛いでいるのは、居心地が悪かったな……)」

    「それじゃ、そろそろ私、帰るね」

    「分かった」

    「バイバイ~」

    「おう」

    「……」

    「……ふう」

    14 = 1 :

    「うーん。やることないな」

    「(……親が帰ってくるのは、いつか分からないし)」

    「(遅くなるから先に寝てろと言われたからなぁ……)」

    「(ネットサーフィンでもして時間をつぶすか)」

    「っと、その前に……」

    「先日買ったゼリーでも食うか」

    「……あれ? スプーンがない」

    「(夕食のときに使ったはずだけど……)」

    「幼のやつ、別の場所にしまったな……」

    「まあいいか」

    15 = 1 :

    ~次の日~


    「男ー!」

    「……んぅ? どうした」

    「次の授業、移動教室だよ?」

    「まじかっ! 起してくれてサンキュ」

    「昨夜、夜更かしでもしたの?」

    「アニメを見てた」

    「どんなの?」

    「主人公が女をとっかえひっかえして、最終的にその女にグサッ! と刺されて、BAD END的なアニメ」

    「へえー」

    「興味なさそうだな」

    16 = 1 :

    「さて……」

    「よいしょっと」ムク

    「行くか」

    「うん」

    「(やっぱヤンデレ怖いな)」

    「(まあ、現実にあんな女はいないと思うけど……)」

    「…………」

    「…………」

    17 = 1 :

    昼休み


    「なあ、男」

    「なんだよ?」

    「幼ちゃんとはうまくいってるのか?」

    「またその話かよ……」

    「だってなあ。流石にお前ら仲良すぎだろ」

    「ぶっちゃけ、付き合ってるだろ?」

    「そういう関係じゃないし」

    「なるほど。願望止まりってことか」

    「……あのな」

    18 = 1 :

    「幼ちゃん可愛いし、お前には勿体ないぜ」

    「うるせぇ」

    「それに幼ちゃん、いっつもお前の事、見てるし……」

    「気のせいだろ?」

    「今だって、ほら」

    「……っ!」バッ

    「……」

    「な?」

    「いや、お前が幼の名前を出したらからだろ」

    「お前なあ」

    19 = 1 :

    後輩「せんぱ~いっ!」

    「あ、後輩じゃん。どうしたんだ?」

    「ん?」

    後輩「いえいえ。男先輩の様子を見に来ただけですよ」

    「俺はっ!?」

    後輩「友先輩もです」

    「だよなー」

    「様子見に来たって。お前よく、上級生の教室に入れるよなあ」

    「あ、わかるわそれ。入りにくいだろ、普通」

    20 = 1 :

    後輩「ねえ先輩。今日、一緒に帰りません?」

    「え? どうして?」

    後輩「最近できたクレープ屋さんがあるんですけど、」

    後輩「一人だと不安で」

    「友達と行けばいいだろ」

    「うわ」

    「後輩! 俺が一緒に行ってやるよ! 男なんて放っておいてさ!」

    後輩「友先輩は部活があるでしょう?」

    「んなん気にしたら負けだろ」

    「そういえば、あの鬼コーチ。今日は一段と機嫌悪かったな」

    「駐車していた車のボンネットの上に、猫が飛び降りたとかなんとかで」

    「……」

    21 = 2 :

    寝ようと思ったのに続きが気になる

    22 :

    続きはよ。

    ふぅ.....

    23 = 1 :

    「やっぱ青春っていったら部活だよな。今日も元気に部活に励むとしますか」

    「おう。がんばれ」

    「任せとけ」

    後輩「なんの漫才ですか……」

    後輩「ところで先輩。今日は……」

    「んー。まあ、帰るって言っても、やることないし」

    「いいよ」

    後輩「ほんとっ!? ありがとうございますっ!」

    後輩「それじゃそれじゃ、授業終わったら校門で待っていてくださいねっ!」

    後輩「またっ!」ペコリ

    タッタッタ……

    24 :

    あ、こいつしんだな

    25 = 1 :

    「可愛いな。後輩」

    「小動物みたいだよな」

    「あの子、絶対尽くすタイプだよな」

    「ヤンデレとかになったりしないかな」

    「ヤンデレ? お前の口からそれが出るとは驚いた」

    「ネットサーフィンで偶然」

    「だいじょぶだいじょぶ。優柔不断なヤローはしらねーが」

    「お前みたいなやつだったら、相手がヤンデレの素質持ってても発症することはない」

    「なぜに断言」

    「長い付き合いだからわかるもんもある」

    「俺はお前のことはあまりわからんが」

    「まあ、相手が勘違いしてたら知らんが」

    26 = 1 :

    「ねえねえ。何の話してたの?」

    「あ、幼ちゃん」

    「あー、実はな」

    「男と後輩が付き合うことになったんだって」

    「おまっ」

    「……っ!?!?」

    「うそ、そんなっ!?」

    「あ、いや……。冗談。悪い、本気にするとは思ってなかった」

    「…………」

    「…………」

    「…………」

    27 = 1 :

    「む、無言はキツイです幼さん……っ!」

    「……ま、いいけど」

    「それで?」

    「ん? あー」

    「男が後輩とデートするんだって」

    「……」キッ

    「これは嘘じゃない!!」

    「うん。そうだな」

    「えっ」

    28 = 1 :

    「後輩とクレープ屋さんに行くことになった」

    「女の子って本当に甘いもの好きだよなー」

    「俺は苦手だけど」

    「あれ? 幼って甘いもの好きだったっけ」

    「あまり幼が甘いもの食べてるの見たことなかったし」

    「なあ? 友」

    「き、気づけ、男……っ」

    「……」ブツブツ

    「? 幼?」

    「……男が、デート……」

    30 = 22 :

    ssまとめにのるよな






    青でお願いします

    31 = 1 :

    「幼?」

    「んっ、あ、なんでもないよ」

    「ふうん。まあいいか」

    「……お前の鈍感っぷりを見てると、たまに吐き気がするわ」

    「俺は鈍感じゃないぞ」

    「その発言が、もうね」

    「??」

    32 = 1 :

    放課後


    後輩「じゃ、行きましょ先輩」

    「おう。って、引っ張るなっ!」

    後輩「だって、急がないと日が暮れちゃいますよ?」

    「別に少しくらい遅くなっても……」

    後輩「駄目です。うちの親は厳しいんですから」

    「ああそうですか」

    後輩「ええ」


    「……」

    「……」

    33 = 2 :

    僕は緑でお願い

    34 = 9 :

    ドキドキ

    35 :

    寝ようと思ってたのに・・・

    はよ

    36 = 1 :

    後輩「あー、あれも食べたいなぁ~」

    後輩「あっ、これもこれもっ!」

    「はは……、あんまり無理して腹壊すなよ」

    後輩「むっ。そんな馬鹿じゃありません、私」

    「だといいが」

    後輩「馬鹿にしてますねっ!?」

    「そんなつもりじゃなかったけど……」

    37 :

    ふむふむ

    38 = 1 :

    後輩「じゃあ、あれとあれを食べます」

    「あんなに甘いものばっかり食べたら頭おかしくなりそうだ」

    後輩「まあまあ」

    「ん。俺が払っとくよ」

    後輩「いえ、悪いですよ」

    「いや、せめてこれくらい格好つけさせてほしい」

    後輩「あ、私の好感度を上げるためですか?」

    「馬鹿も休み休み言え」

    後輩「むー」

    39 :

    ウェブ漫画の宮村の隣に住んでるやつで再生

    40 = 1 :

    「はい」

    後輩「すみません、先輩」

    後輩「今度、何かお礼しますね」

    「別にいいって。これくらい」

    後輩「そんなこと言っても……、付き合ってもらった挙句に、」

    後輩「奢ってもらうなんて……」

    「まあ、とりあえず食べよう」

    後輩「そ、そうですねっ」

    「ああ」

    41 :

    やばい…幼ちゃん派だったのに後輩に靡いてしまいそう。

    42 = 1 :

    後輩「ふう……、満足です」

    「まあ、あれだけ食えばなぁ」

    後輩「えへへ……、ねっ、ねえ、先輩」

    「ん?」

    後輩「また、付き合ってくれます……?」

    「んー、時間あったらなー」

    後輩「やった!」

    「そんなに喜ぶことか?」

    後輩「ええ!」



    「……なんで、あんなに楽しそうに……」ブツブツ

    43 = 1 :

    「じゃ、送ってくよ」

    後輩「え?」

    「さすがに夜道を女の子一人で帰すわけにはいかないだろ」

    後輩「……うう。先輩ずるいです」

    「意味わからない」

    「(そういえば……)」

    「(一応、幼に連絡入れておこう)」

    「(あのスプーンの在りかを問いただすために)」



    「………」

    44 :

    寝れなくなったくそ

    殺すよりは監禁してくれ
    死ぬEND考えてるんなら別にいいけど

    45 = 1 :

    「……」ピッピ

    後輩「先輩? どうしたんです?」

    「あー、ちょっと電話。ごめんな」

    後輩「いえいえ」

    「んー、出るかなぁ」プルルル


    ~♪


    「っ!!?!!?」バッ!


    「え?」

    46 = 1 :

    「あ、っ、えと、男……っ」

    「幼……、お前」

    後輩「幼先輩……?」

    「あ、ち、違うのっ、男。その、わ、わたし」

    「奇遇だなっ! コンビニにでも行ってたのか?」

    「あ、う、うん。男の姿が見えたから、後ろから驚かそうと思ったんだけど」

    「残念だったな」

    「……ほんと、残念」

    47 = 44 :

    いいペース

    48 = 1 :

    後輩「幼先輩ですよね?」

    「………。ええ」

    「知り合い?」

    「ま、ね」

    後輩「一ヶ月ほど前に、少し会話した程度ですけど」

    「よく覚えてたな」

    後輩「女の記憶力は舐めない方が良いですよ」

    49 :

    外で着信音切ってないとかクズでしかない

    50 = 1 :

    「男っ、来て」グイ

    「あ、おいっ!?」

    「いいから」

    「わ、悪いっ! 後輩! また明日な!」

    後輩「?」

    後輩「はーい! また明日ですー!」

    後輩「……なんか、幼先輩怒ってたなぁ……」

    後輩「私何か失礼なこと言っちゃったかな」


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