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    元スレハルヒ「ねえ、朝倉涼子って今なにしてると思う?」キョン「しらん」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - キョン + - 朝倉 + - 朝倉涼子 + - 涼宮ハルヒ + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 130 :

    翌朝

    朝倉「朝よ、キョンくん」

    キョン「ん……?おわっ?!」

    朝倉「遅刻するわよ?」

    キョン「あ、ああ……朝倉……」

    朝倉「どうかしたの?」

    キョン(やはり、トラウマになってるみたいだな。不意打ちの朝倉アップは心臓に悪い)

    朝倉「ほら、朝食はできてるから顔洗ってきて」

    キョン「おう……」

    朝倉「それとも、目覚めのキスのほうがよかった?」

    キョン「な、なにをいってるんだ?!」

    朝倉「嘘よ。可愛いわね。でも、目は覚めたでしょ?

    キョン(いかん。朝倉に振り回されるなんて。これじゃあ、タイプの違うハルヒと居るみたいだ。あいつの頭から湧いて出てきたなら、あながち間違ってもいないのだろうが)

    朝倉「キョンくん、ほら、はやくっ。お味噌汁冷めちゃうわ」

    キョン「分かったから押さないでくれ」

    253 = 130 :

    キョン「行ってきます」

    「いってきまーす」テテテッ

    キョン(うぅ……今日も寒いな……)

    朝倉「キョンくん、忘れ物っ」

    キョン「なんだ?」

    朝倉「寒いでしょう?これ、つけていって」

    キョン「完成したのか。でも、やっぱり少し長いなこのマフラー」

    朝倉「いいじゃない。長いものには巻かれておくものよ?」

    キョン「意味が違うぞ。まあ、暖かいのには変わりないが」

    朝倉「でしょ?一生懸命編んだんですもの」

    キョン「サンキュ」

    朝倉「巻いてあげるわね」

    キョン(今、絞殺される場面を想像してしまう自分は正しいはずだ……)

    朝倉「はい、できた。いってらっしゃい。キョンくん」

    キョン「いってきます」

    255 :

    追いついた支援
    でも朝倉がうざい
    なんでだろ

    256 = 245 :

    やっぱ長門はかわいいなあああ

    257 = 130 :

    通学路

    キョン(冷静に考えると、朝倉に見送られるときのあれは恋人のそれか……?ああ、駄目だ。朝だから気が緩んでるな)

    鶴屋「やぁやぁ、キョンくん!!おはようっさ!!」

    キョン「鶴屋さん、おはようございます」

    朝比奈「おはよう、キョンくん」

    キョン「朝比奈さん、おはようございます。今日も寒いですね」

    朝比奈「本当ね。ベッドから出るのに時間がかかるようになってきちゃった」

    鶴屋「おやおや?キョンくん、そのマフラー手編みかい?」

    キョン「え、ええ。わかりますか?」

    鶴屋「わかるよー。手編みはやっぱり編んだ人の味がでるからね」

    キョン「へえ、そんなものですか」

    朝比奈「キョンくん……それって……」

    キョン「ええ、そうです」

    鶴屋「ん?もしかして、みくるのかい?!いいなー!!あたしにもおくれー!!」

    朝比奈「ひぇ?!いえ、私が編んだのじゃないんです!!」

    258 :

    >>25
    何故ねこうさプリンは成年向けばっかり書くようになってしまったんだ・・・。

    259 = 130 :

    共同玄関

    谷口「よっ。キョン」

    国木田「あれ、キョン。そのマフラーどうしたの?」

    キョン「もらい物だ」

    谷口「匂う、匂うぜ。キョンから女の匂いがするっ!!」

    キョン(アホのクセに鋭い奴だ。事情を知っていてカマをかけているんじゃないだろうな、谷口)

    国木田「もしかして涼宮さんのお手製?」

    キョン「あいつがこんな面倒なことをすると思うのか?」

    谷口「なら、朝比奈さんか。あの人ならやりかねん」

    キョン「残念だが、それも違う」

    国木田「となると長門さん?でも、長門さんならもっと綺麗に編みそうだけど」

    キョン「お前らが知らない奴だ」

    国木田「佐々木さんも違うんだ」

    谷口「おい、キョン。お前、女に不自由したことねえだろ?」

    キョン(周りにはそりゃもう見紛うことのない美少女揃いだが、生憎と深い関係になったことはない。手が届きそうで届かないのは辛いんだぜ、谷口よ)

    260 = 239 :

    よろしく

    261 = 130 :

    教室

    キョン「よう、ハルヒ」

    ハルヒ「ん?」

    キョン「どうした?」

    ハルヒ「そのマフラーどうしたの?」

    キョン「もらい物だ」

    キョン(つか、なんで皆してその質問なんだ。特にハルヒが俺の小物にまで目をつけるとは思わなかった)

    ハルヒ「……誰から?」

    キョン「誰でもいいだろ」

    ハルヒ「みくるちゃん?有希?古泉くん?」

    キョン「全部違う。あと古泉はおかしいだろ」

    ハルヒ「あっそ」

    キョン(何がそんなに気になるんだろうね。荒波を立てないようにこのマフラーは身に付けないほうがいいのかもな)

    ハルヒ「……」

    キョン(最初の授業は数学か……。小テストとか言ってたような気もするが。ま、日頃から何もしてないし、結果は焦ったところで一緒だ。寝てよ)

    262 = 177 :

    263 = 209 :

    キョンがちょっとデレてきた
    うれしい

    264 = 130 :

    放課後 部室

    ハルヒ「寒いわね。みくるちゃん、お茶入れて」

    朝比奈「はぁい」

    古泉「今日もどうですか、人生ゲーム」

    キョン「そのゲームみたいに面白おかしく生きてみたいぜ」

    古泉「このゲームはよく出来ていると思いますよ。我々は常に賽を投げながら歩んでいますからね。出た目によって全てを決められる。人生の縮図です」

    キョン(ハルヒのおかげで出る目の殆どが凶なのは如何なものかね)

    古泉「(それで、朝倉さんのことはどうなりましたか?)」

    キョン「(長門に聞いてくれ。今日から長門の管轄だ)」

    古泉「(それはどうでしょうか)」

    キョン「(なにがいいたい?)」

    古泉「(もう一人の神。涼宮さんの代行者である朝倉涼子。彼女の賽は、貴方ではありませんか?)」

    キョン「(俺が朝倉の行動を決めるっていうのか)」

    古泉「(少し違いますね。貴方の行動が朝倉涼子の運命を決める。といったところでしょうか)」

    キョン(またもっともらしいことを言いやがって。俺はハルヒだけで手一杯なんだからな)

    265 = 239 :

    自分で生み出したものからの贈り物に嫉妬するのか
    娘からのプレゼントに喜ぶ父親を見る母親な気分か?

    267 :

    キョンの人形に自分とは違う女の子の人形といちゃつかせて遊んでたら
    キョンが女の子といちゃついてるのが憎らしくなったという感じだな

    268 :

    >>267
    ハルヒ怖えなオイ

    269 = 130 :

    ハルヒ「ふーん……」カチカチ

    朝比奈「どうぞ、涼宮さん」

    ハルヒ「ん」

    朝比奈「……」ソーッ

    ハルヒ「なに?」

    朝比奈「ひぇ?!な、なんでもありません!!」テテテッ

    キョン「ハルヒ、ネットサーフィンもいいだろうけど、何も議題はないのか?反省会をするとか言ってた気がするが」

    ハルヒ「それ中止」

    キョン(身勝手な奴だ。今更だがな)

    朝比奈「どうぞ、キョンくん」

    キョン「どうも」

    古泉「朝比奈さん、涼宮さんは何を閲覧していたのですか?」

    朝比奈「よ、よく見えませんでした……」

    古泉「そうですか。残念です」

    キョン(早く帰りたいね。時間の浪費だぜ)

    270 = 239 :

    朝倉の待つ家に早く帰りたい・・・だと

    271 :

    紫煙

    272 :

    マフラー

    273 = 239 :

    これはパンツを脱ぐ展開ではないと俺の魂が叫んでる

    274 = 130 :

    ハルヒ「有希、ちょっと」

    長門「……」

    ハルヒ「これなんだけど……」

    長門「……」

    キョン(長門に何を吹き込んでるのやら。俗なことは教えてやるなよ、ハルヒ。長門は素直にそれを常識をして受け入れちまうからな)

    古泉「……」

    キョン「どうした?長門に熱視線でも送ってるのか?」

    古泉「いえ。少々疑問が浮かびまして」

    キョン「疑問?」

    古泉「長門さんが金曜日にここでなんといったか覚えておられますか?」

    キョン(さあ、なんだったか。長門の台詞はいつも淡白で短いからな。印象に残るときと残らないときの差が激しい)

    古泉「朝倉涼子は非常に優秀。再構成され、活動を再開させることがあれば危険。最優先で処理する。こう言っていました。一言一句間違ってはないと思います」

    キョン「それがどうした?」

    古泉「どうしたもなにも、長門さんは未だに処理を施してはいません。これはどういうことでしょうか?」

    キョン「そりゃ処理する必要がないからだろう。古泉、お前も一昨日はそれで納得して帰ったし、昨日だって少し様子を見て安心したって言ってすぐに帰ったじゃねえか」

    275 :

    こうやって見ると
    やっぱりハルヒって面白いなと思う

    276 = 249 :

    落とさせはしない絶対にだ

    277 = 239 :

    279 = 130 :

    古泉「ええ、そうですが」

    キョン(夕食前に突然、俺の家に来たときは驚いたが、玄関で朝倉の顔を見て古泉は踵を返した。何も問題はなかったと俺は捉えたが)

    古泉「処理する必要がないのか、それとも処理を施したのか。どちらでしょうか」

    キョン「は?」

    古泉「我々は騙されているのかもしれませんね。長門さんの計略によって」

    キョン「何を根拠にそんなことを言うんだ?」

    古泉「危険な存在をわざわざ留まらせておく理由がないということです」

    キョン「危険はないってことだろ」

    古泉「置かれている凶器自体に危険はないでしょう。しかし、誰かが握ってしまうとそれは恐ろしい武器になります」

    キョン「朝倉を利用できるやつなんて」

    古泉「いるでしょう。この学校には喜緑さんという方もいらっしゃいますし、ほかの端末も無数に存在しています」

    キョン「待てよ。ハルヒの頭から生まれたから朝倉は謎の生命体なんだろ?長門も以前に行った情報連結解除とかいうのができないのもその所為だって言ってたぞ。朝倉はもうそんな操れるレベルじゃないだろ」

    古泉「長門さんの言うことが真実である保障はどこにあるのでしょうか?」

    キョン「……!」

    古泉「新しい仮説を立てたのですか、聞いてくださいますか?」

    280 = 239 :

    わくわくする

    283 = 177 :

    >>282
    マジでそんな状態だわ

    284 = 130 :

    休憩所

    キョン「早くしろ。寒いんだからな」

    古泉「場所を変えてもうしわけありません。流石にあれ以上、長々と話をしていると涼宮さんに感付かれると思いまして」

    キョン「さっさといえ」

    古泉「では、短くまとめます。―――長門さんは朝倉涼子をもう一度バックアップとして再利用しようと考えている」

    キョン「なるほどな。いいことだ。地球に優しい」

    古泉「しかし、一つ問題が発生した。それは涼宮さんの願いで再構築されたために、完全な制御下に置くことができないでいる」

    古泉「また暴走を起こすかもしれない。でも、長門さんは朝倉涼子を使役したい。彼女は朝倉涼子を特別気に入っている節がありますからね」

    キョン「朝倉の能力は買っているみたいだな」

    古泉「利用価値があるが故に処理せずに放置している。現状では彼女に力がないのは明白でしょうから、放置しても安全というのは真実かもしれませんが」

    キョン「長門は危険と思ったものならすぐに処理するだろ。今までもそうしてきた」

    古泉「三年前、貴方は長門さんに会い、今までのことを話したはずです」

    キョン「七夕までのことだろ」

    古泉「では、何故朝倉涼子をわざわざ貴方が襲われるまで放置したのか。疑問には思いませんでしたか?貴方の口からも朝倉涼子の異常行動は語られたはずなのに」

    キョン「……」

    285 = 166 :

    今おきた

    286 = 239 :

    なるほど

    288 = 177 :

    確かに…

    289 = 130 :

    古泉「長門さんは朝倉涼子を大切にしている。派閥は違えど能力の高いものを置いておきたくなるのはどこも変わりません」

    キョン「つまりなんだ、何が言いたい?」

    キョン(あまり聞きたくはないが)

    古泉「端的に言いましょう。長門さんは自身のために貴方を危険に晒している。これは由々しき事態です」

    キョン(そんなわけあるか。長門はいつでも俺の命を救ってきてくれたんだぞ)

    古泉「無論、貴方を死なせるような真似はしないでしょうが、多少の傷は構わないと考えている可能性もあります」

    キョン「古泉、本気で言ってるのか?」

    古泉「死なせるまではいかないにしても、そこでなんらかのアクシデントが発生してからでは遅いのですよ」

    キョン「アクシデントってなんだ?」

    古泉「例えば、涼宮さんと朝倉さんが出会ってしまう。そこで朝倉涼子に何か異変が発生し、貴方に危害を加える。涼宮さんの目の前で」

    キョン(それは恐ろしいキャットファイトが始まるな。見たくない)

    古泉「貴方は死ななくても大問題です。閉鎖空間の発生もあるでしょう」

    キョン「だが、朝倉はハルヒが生み出したものだろ?朝倉が消えるだけかもしれない」

    古泉「長門さんが既に処理を終わらせていれば、その限りではありません。既に朝倉涼子は長門さんの手によって個体としては完全復活していることも考えられますから」

    キョン「朝倉が完全復活だと?元の朝倉に戻ってるっていうのか?残念だが、古泉。それはないって言い切る。今朝もあいつは俺の知らない朝倉だったからな」

    292 :

    ただのSSなのに原作の疑問点まで補完するとかこの>>1やるな

    293 = 130 :

    古泉「それは今朝までの話です。もう6時間以上経過しています」

    キョン(次に出遭ったときが最後ってことか)

    古泉「気をつけてください。今の長門さんは我々の味方とは言えません」

    キョン「古泉。悪いが俺は長門を信用している。長門なりの理由があるはずだ」

    古泉「貴方のことを裏切ってまでする理由なんて、あるのでしょうか」

    キョン「言っておくがな、俺は長門だけじゃない。朝比奈さんの言うことも、お前のことだって信頼している。金を貸してくれって言ってくても、今ならいくらでも貸してやるぐらいにはな」

    古泉「……」

    キョン「お前の考えは邪推だ」

    古泉「そうですか」

    キョン「そうだよ」

    キョン(そんなわけがない。長門に限ってはな)

    古泉「……申し訳ありません。朝倉さんの出現で気が立っているようです。確かに貴方の言う通り、長門さんがそのようなことをするとは思えませんね」

    キョン「古泉、最後に聞かせろ。長門や朝倉が敵になったら、お前はどうするつもりだ?」

    古泉「戦います。貴方を守るために」

    キョン「……そうかい。感謝しておくぜ」

    294 = 166 :

    あなたを守るために♂

    295 = 292 :

    朝比奈さんと古泉と長門が信用してるけど疑いあってるこの感じうまいな

    296 = 239 :

    もうおまえがながるんにかわって書けよ

    298 = 275 :

    原作者も瞑想気味っぽいね
    驚愕もちょっと微妙だった

    299 = 166 :

    男と女の四角関係か…

    300 = 130 :

    部室

    キョン(古泉は帰宅しちまったか。まぁ、あれだけのことを言った手前、今日のところは部室に居たくなったのかもな)

    ハルヒ「あーもう!!有希!!これじゃないわけ?!」

    長門「違う」

    ハルヒ「むー……」

    キョン「朝比奈さん、ハルヒの奴は何をしているんですか?」

    朝比奈「えっと、よくわかりません。地図を見ているみたいですけど」

    キョン「地図?」

    キョン(UMA探しでも始めたのか。グーグルマップにそんなのが載っていたら今頃ネットは大騒ぎだぞ)

    朝比奈「あの、キョンくん」

    キョン「なんでしょうか?」

    朝比奈「このマフラー、朝倉さんのですよね?」

    キョン「え、ええ」

    朝比奈「あの……絶対に気を許しちゃだめです。得体の知れないもの……っていったら、語弊はあるけど、絶対に安全なんて、ないから……」

    キョン(本音としては長門を信じるなと言いたいのかもしれない。でも、分かりますよ、朝比奈さん。あの長門を疑えるわけがない。あいつに何度も助けられてきたのは他でもない、俺たちなんですから)


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