元スレハルヒ「ねえ、朝倉涼子って今なにしてると思う?」キョン「しらん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
204 :
期待してる
206 = 196 :
念話じゃなくていいから此方が思った事を読み取ってほしい
207 :
胃炎
208 :
朝倉の手編みマフラーで絞め殺されるなら本望だろ
209 :
読む前ほ
212 = 209 :
朝倉さんに刺して頂けるならHappyEndだろー
抱きしめられながら背中から串刺しならなお良し
218 :
これまでに既に2回襲われて
1回は刺されて殺されそうになって
さらに2年になって目の前に
ナイフの切っ先を目の前に向けられれば
そりゃこうもなるわ
220 = 185 :
朝
221 = 130 :
浴室
キョン(ふぅ……いいお湯だ。結構大き目の風呂で、カビ一つない。三年間も人が住んでいるにしては真新しい)
キョン(長門が風呂を使っていないのか、それとも長門の宇宙的パワーで常に清潔に保っているのか。どちらにせよ素晴らしいことだ)
朝倉『キョンくん、しりとりでもしよっか?』
キョン「お前は大人しくしていてくれ」
朝倉『ざんねんっ』
キョン(混浴を強請る朝倉も何とか説得して、脱衣所で待機することで妥協してもらったが。扉の向こうにチラつく朝倉のシルエットは不気味だ)
キョン(昔プレイしたサウンドノベルのゲームを彷彿とさせる。バラバラにされたりしないよな、俺)
朝倉『キョンくん、明日はどこかに行くの?』
キョン「明日は特に予定はない。ただ、そろそろ自宅に戻らないとな」
キョン(親だって同級生の女子の家に二日も泊まりこむ息子を決して良くは思わないからな)
朝倉『ふぅん。私も一緒でいいわよね?』
キョン「来るなって行ってもついて来るんだろ?」
朝倉『あたりっ』
キョン(やれやれ、扱いに慣れてきた自分が怖いぜ)
222 = 213 :
来たか
224 = 130 :
翌日 キョン宅
妹「キョンくん、おかえりー!!」
キョン「いい子にしてたか」
妹「うん!あ、ゆきちゃん、りょーこちゃん。おかえりー」
朝倉「ただいまっ」
長門「ただいま」
キョン(おいおい。宇宙人とUMAが家族か?テレビに出たら一生遊んで暮らせるぐらいの特殊な家族だな)
朝倉「シャミセンはどこかしら?」
妹「こっちだよー」
朝倉「じゃ、キョンくん、私は向こうで遊んでいるから」
キョン「おう」
長門「……」
キョン「お前もリビングに行ってくるか?」
長門「……」コクッ
キョン(ま、そんな家族も決して悪いもんじゃない。朝倉も長門も普通にしていればティーン誌のモデルになれるほどの容姿なんだからな。そんな家族が居てくれるなら素性なんてどうでもいい)
225 :
ご両親にご挨拶ですか
嫁を二人
226 :
来たな
228 = 130 :
リビング
キョン「はぁ……。長門、借りた服は洗って返すから」
長門「いい。貴方に譲与する」
キョン「いいのか?」
長門「貴方のために用意したもの。構わない」
キョン「そうか。ならありがたく貰っておくな。長門からもらった服だし、余所行きにしておくか」
長門「……」
シャミセン「ニャァ」
朝倉「ふふ、可愛いわね。警戒心が無いところがとくに」ナデナデ
妹「シャミはねー、もう家族だもん。ネー?」ナデナデ
長門「……」ナデナデ
キョン(シャミセンよ、されるがままだな。正直、代わってほしいぜ)
キョン「長門、ちょっといいか?」
長門「……」コクッ
キョン(これからのことは話しておかないとな)
229 = 163 :
ふひひ
230 = 130 :
自室
長門「一つだけ判明したことがある」
キョン「なに?」
長門「彼女は異時空同位体」
キョン「どっかで聞いたフレーズに似ているな。異次元同位体の親戚か」
長門「異なる時空で生まれ、同じ情報で構築された存在」
キョン「どういうことだ?同じ情報で構築って、今リビングにいる朝倉は五月にお前と戦った朝倉だってことか?」
長門「そう。生まれた場所が違うだけで、彼女は貴方も知る朝倉涼子本人」
キョン「待ってくれ。それならどうしてあんなに性格が違うんだ。いや、まぁ、ああいう部分もあったのかもしれないが」
キョン(長門は古泉と全く反対の結論を出したのか。対抗心を燃やしたのだろうか)
長門「性格の不一致は記憶の損失が主な原因として考えられる」
キョン「記憶がないからか。確かに記憶喪失になれば性格に違いが出ても不思議ではないけどな」
長門「ない」
キョン「なら、あの朝倉は長門たちと一緒と考えてもいいんだな?」
長門「彼女のパーソナルデータは完全に破損。そのため我々が行使する情報操作、並びに次元操作の力は使えないと判断する」
232 = 130 :
キョン「なるほどな……」
キョン(宇宙人ではあるものの、その能力を根こそぎ持っていかれ、しかもご丁寧に記憶もないときた。それはつまり、俺と変わらない一般人ということになる)
長門「朝倉涼子の処理は貴方に一任する」
キョン「え?」
長門「彼女は貴方にとって脅威ではないから」
キョン「処理しろって言ったら、どうするつもりだ?」
長門「物理的手段で彼女を消去する」
キョン「駄目だ。そんなのことは許可できない。相手があの朝倉でもな」
長門「そう」
キョン(正当防衛でもなんでもない。それはつまり一方的な虐殺行為だろ。長門だってそれを望んでいないことぐらい俺にもわかるぜ)
長門「……」
キョン「これからのことだが、朝倉はどうする?」
長門「住居の手配をする。今日は貴方の家に宿泊させるべき」
キョン「やっぱりそうなるのか……」
長門「彼女は私に悪印象を抱いている。貴方の傍に置いておくほうがいい」
233 = 225 :
同棲編ですか
234 = 130 :
キョン(そういって長門は去ってしまった。あの長門が現金抱えて、書類に印鑑を押すところは見てみたかったがな)
妹「りょーこちゃん、なにしてるのー?」
朝倉「マフラー編んでるの。あなたもやってみる?」
妹「うんっ」
キョン(傍から見ている分には姉妹だな)
朝倉「どうしたの?マフラーが楽しみ?」
キョン「まあ、興味がないといえば嘘になるな」
朝倉「期待しててね。貴方にピッタリのになるはずだから」
キョン「そうかい。何か飲むか?」
朝倉「えっと、コーヒーをお願いできる?ブラックでいいから」
キョン「分かったよ」
妹「あたし、ココアー」
キョン「はいはい」
キョン(古泉と長門の意見は正反対だが、共通している部分もある)
キョン(それは、今居る朝倉は無害だってことだ)
235 = 130 :
妹「すぅ……すぅ……」
キョン「また、こんなところで寝て……」
朝倉「しーっ。いいじゃない、寝かせておいてあげれば?」
キョン「何回かこれで風邪をひいてるからな、こいつは」
朝倉「毛布でもかけてあげればいいんじゃない?」
キョン「……そうするか」
朝倉「いいお兄さんをしてるのね」
キョン「お前のほうがよっぽど出来た姉だと思うがな」
朝倉「あら、そう?なら、本当のお姉さんになっちゃおうかなぁ」
キョン「冗談だろ?」
朝倉「さあ、どうかな?少なくとも今よりも面白いことになると思うけど?」
キョン(前にも同じような台詞を聞いたな。本質的にはやっぱり朝倉涼子なんだな)
朝倉「どうしたの?」
キョン「いや、なんでもない。少し思い出していただけだ、昔のお前をな」
朝倉「それ、私が今一番知りたいことなんだけど」
237 = 130 :
妹「きょんくぅん……ふふ……」
キョン「お前は誰からも信頼される委員長だった。容姿も抜群だし、成績もいい。人当たりも良好。まさに非の打ち所がない生徒の鑑だ」
朝倉「へぇ。キョンくんもそう思ってた?」
キョン「まぁな。リーダーシップは十分にあったし、お前が進める会議はなんでもスムーズだった。その反動で文化祭のときなんか悲惨だったからな」
朝倉「キョンくんは私がいないと駄目なのね」
キョン「俺だけじゃねえよ。クラスメイト全体だ」
朝倉「その中に貴方もいるでしょ?なら、間違ってはいないわ」
キョン「……まあ、そうだな」
朝倉「そっかぁ。私はそんなに立派だったのね……」
キョン「……」
朝倉「半年間も私はどこでなにしてたんだろう……」
キョン「朝倉……」
朝倉「もう元の生活にはもどれないのかしら」
キョン(それだけはご勘弁願いたい。お前が元の生活に戻ったら、ターミネーター化するのは目に見えてる)
朝倉「でも、不思議ね。今、こうしていることにそこまで不安はないの。すごく落ち着いてる」
239 :
しえん
240 = 130 :
キョン「そうなのか?」
朝倉「きっとキョンくんが傍にいるからだと思うなっ」
キョン「なっ……?!」
キョン(その無邪気な笑顔は反則だぞ、朝倉。やめてくれ、昔のことを水に流してしまいそうになる)
朝倉「さてと、続き編まないと。今日中に完成させるからね、キョンくんっ」
キョン「おう」
キョン(俺は今、そこまで朝倉を警戒してはいな。刃物を握ればその限りではないが)
朝倉「……」
キョン(ソファーで編み物をしている分には誰もが目を奪われるほどに魅力的だだからな)
キョン(それに古泉と長門の助言もある。神経質になることはないはずだ。ただ気になるとすれば、朝比奈さんの言っていたことだ)
キョン(普通ではないとは何を意味しているのか。朝倉の身体能力か、それともまだ見せぬ裏の顔か)
朝倉「あ、間違えちゃった」
キョン(ま、心配し過ぎてデメリットがあるわけでもない。慎重になりすぎるぐらいが丁度いい)
キョン(朝倉の行動次第で俺の警戒態勢も緩和していけばいい。それだけだ)
朝倉「もー、からまっちゃった」
241 = 188 :
かわいい
242 :
かわゆい
243 = 130 :
キョン(朝倉の新住居手続きは終わったらしく、明日には引越しさせるようだ。そんなわけで朝倉は予定通り今日は俺の家で一泊となる。長門のマンションにはもういけないし、朝倉も拒否するだろうからな)
妹「りょーこちゃん、お泊りするのー?」
朝倉「ええ。キョンくんがいいって」
妹「わーい。あたしの部屋であそぼー」
朝倉「分かったわ。でも、少し待っててね。もう少しで完成するの」
妹「うん」
キョン「朝倉、晩飯だが」
朝倉「私が作るわ。お母さんにもそう伝えておいたから」
キョン「なに?」
朝倉「一泊させてもらうんですもの、それぐらいは当然でしょ?」
キョン「何もそこまでしなくても」
朝倉「させてっ」
キョン(そのお願いポーズはお前の武器なのか。破壊力あるな)
朝倉「キッチンを穢すようなことはしないし、食べられるものを作るから、ね?」
キョン「分かった、好きにしろ。期待はさせてもらうけどな」
244 = 209 :
朝倉涼子さんは良妻賢母の資質の塊
245 :
あちゃくらさんだったら愛着湧いたのにな
246 = 151 :
この朝倉さんがハルヒの願望の代弁者だったとして
いったいどのレベルまでの願望をキョンに対して抱いているのでしょうかね…
247 = 239 :
わっふる
248 :
女子高生だぜ?
そりゃもう最後まで妄想してるじゃん?
249 :
やっとここまで読みきったぞ
ほ
250 = 130 :
自室
キョン(朝倉の手料理は美味かった。宇宙人時代に築き上げたものが発揮されたのだろう)
キョン「……包丁を握ったときだけは身震いしてしまったが」
キョン(朝倉に刃物。これはことわざとして登録してもらいたい。類義語としては肌に粟を生ずとかその辺だ)
キョン「……」
妹『りょーこちゃん、むねおおきいねー』
朝倉『あなたもすぐに大きくなるわ』
キョン(またありがちな会話して。俺を誘惑するなら直接部屋にきてやれ。廊下でするな)
キョン(明日になれば朝倉もまた長門の監視下に戻るし、ハルヒと出遭わせなければ大きな問題も起こるまい)
キョン(とはいっても応急処置に過ぎず、これからのことを考えるとやはり不安だ)
キョン(長門のことだから、朝倉の戸籍やらは捏造するんだろうがな。これから復学させることも考えているのだろうか)
キョン「北高だけは駄目だぜ、長門。光陽園学院辺りがいいんじゃないだろうか。向こうの制服姿の朝倉も見てみたい気がする」
妹『ねーねー、部屋でなにしてあそぶ?』
朝倉『シャミセンを撫で回しましょうか』
キョン(ああ、シャミセン。羨ましいやつ)
みんなの評価 : ★★
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