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元スレさやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」
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次の瞬間、周囲の景色が変わり……。
そこには、魔女が3体。
まどか「えっ……これって、もしかして……!」
ほむら「……まさか3人とも、こんなに早く魔女になってしまうなんて。
こうなる前に済ませてしまいたかったのだけど」
まどか「それじゃあ……」
ほむら「この体は……もう死んでしまった。だからもう、食べても意味がないわ」
“まどか”はそれを聞いた途端、表情を一変させた。
いや……表情が無くなった。
まどか「ふーん、なんだ。せっかくもう少しで仲間に出来たのにな」
ほむら「仕方ないわ。とりあえず、この島を出ましょう。
みんな死んでしまった以上、もうここに用はないわ」
まどか「うん、そうだね。海を渡って、仲間を増やそう」
ほむら「まずはこの結界から出ましょう。……さよなら、3人とも」
そこには、魔女が3体。
まどか「えっ……これって、もしかして……!」
ほむら「……まさか3人とも、こんなに早く魔女になってしまうなんて。
こうなる前に済ませてしまいたかったのだけど」
まどか「それじゃあ……」
ほむら「この体は……もう死んでしまった。だからもう、食べても意味がないわ」
“まどか”はそれを聞いた途端、表情を一変させた。
いや……表情が無くなった。
まどか「ふーん、なんだ。せっかくもう少しで仲間に出来たのにな」
ほむら「仕方ないわ。とりあえず、この島を出ましょう。
みんな死んでしまった以上、もうここに用はないわ」
まどか「うん、そうだね。海を渡って、仲間を増やそう」
ほむら「まずはこの結界から出ましょう。……さよなら、3人とも」
結界を脱出し、2人……いや、2体は、船着場の船へと乗り込んだ。
操縦の仕方など分からないが、ほむらの魔法を使えば船を操ることなど容易い。
まどか「早いね。これならあっという間だね」
ほむら「えぇ。すぐに着くわ」
まどか「この星の人たち、みんなわたしたちの仲間にできるかな?」
ほむら「きっとできるわ。慎重にやればね」
まどか「そっか」
もう2体とも、成功を疑っていなかった。
しかし、かなり沖合いに出た頃……想定外のことが起こった。
周りの風景が再び、一変したのだ。
操縦の仕方など分からないが、ほむらの魔法を使えば船を操ることなど容易い。
まどか「早いね。これならあっという間だね」
ほむら「えぇ。すぐに着くわ」
まどか「この星の人たち、みんなわたしたちの仲間にできるかな?」
ほむら「きっとできるわ。慎重にやればね」
まどか「そっか」
もう2体とも、成功を疑っていなかった。
しかし、かなり沖合いに出た頃……想定外のことが起こった。
周りの風景が再び、一変したのだ。
まどか「……これって……」
ほむら「しつこいわね……」
キャンデロロ「キャハハハハッ」
ほむら「まさか、私たちを追ってきたのかしら?」
オフィーリア「グォオオオオオオ!」
オクタヴィア「オォオオオオオオオ!」
まどか「!もう……いきなり攻撃して来ないでよ」
ほむら「仕方ないわ……。あなたは下がっていて。
魔女はさすがに魔法を使わないと倒せないわ」
まどか「うん。頑張って」
ほむら「しつこいわね……」
キャンデロロ「キャハハハハッ」
ほむら「まさか、私たちを追ってきたのかしら?」
オフィーリア「グォオオオオオオ!」
オクタヴィア「オォオオオオオオオ!」
まどか「!もう……いきなり攻撃して来ないでよ」
ほむら「仕方ないわ……。あなたは下がっていて。
魔女はさすがに魔法を使わないと倒せないわ」
まどか「うん。頑張って」
・
・
・
ほむら「……これで終りよ」
キャンデロロ「キャァアアアアアア……!」
まどか「思ったより時間がかかったね。お疲れ様」
魔法の力を持った“ほむら”の戦闘能力はかなり高く、魔女3体を全て倒してしまった。
そして魔女を倒したことにより、
ほむら「……結界が、解け……」
“ほむら”の言葉は、そこで途切れた。
……さっき結界に飲み込まれたのは、高速で走る船の上だった。
そして結界は、自分たちだけを飲み込んだ。
だったら……結界が解けたら、その時は……
まどか「……なに?どうしたの」
ほむら「まずいッ……!!」
・
・
ほむら「……これで終りよ」
キャンデロロ「キャァアアアアアア……!」
まどか「思ったより時間がかかったね。お疲れ様」
魔法の力を持った“ほむら”の戦闘能力はかなり高く、魔女3体を全て倒してしまった。
そして魔女を倒したことにより、
ほむら「……結界が、解け……」
“ほむら”の言葉は、そこで途切れた。
……さっき結界に飲み込まれたのは、高速で走る船の上だった。
そして結界は、自分たちだけを飲み込んだ。
だったら……結界が解けたら、その時は……
まどか「……なに?どうしたの」
ほむら「まずいッ……!!」
気付いた時には、もう遅かった。
結界が解けた時には、既に船はそこになく。
2体は、海へと落下した。
そしてその瞬間……
まどか「っ!?ガぼっ、げぼ、ブァ、ィギャァアア!?」
ほむら「ゴボ、がぼっ……」
為すすべなく海に落ちた2体は、溺れているというより……苦しんでいる。
2体とも、原形を留めることすら忘れたのか次々と形を変え、
そして……
まどか「ァが、ガぼ……」
海の底へと、沈んでいった。
その一部始終は夜の海の、沖合いで起こったことだったため、当然それを目撃した人間は居ない。
しかし……2体が目指した陸の灯台に、人間ではない唯一の目撃者は居た。
QB「……やっぱりね。僕の仮説は正しかったようだ」
結界が解けた時には、既に船はそこになく。
2体は、海へと落下した。
そしてその瞬間……
まどか「っ!?ガぼっ、げぼ、ブァ、ィギャァアア!?」
ほむら「ゴボ、がぼっ……」
為すすべなく海に落ちた2体は、溺れているというより……苦しんでいる。
2体とも、原形を留めることすら忘れたのか次々と形を変え、
そして……
まどか「ァが、ガぼ……」
海の底へと、沈んでいった。
その一部始終は夜の海の、沖合いで起こったことだったため、当然それを目撃した人間は居ない。
しかし……2体が目指した陸の灯台に、人間ではない唯一の目撃者は居た。
QB「……やっぱりね。僕の仮説は正しかったようだ」
キュゥべえは、いくつか仮説を立てていた。
男のニセモノが船を破壊せずに残したという事実から、
“あの生き物は自力では海を渡ることはできない”可能性を考えた。
そこから、“泳ぐことができない”という仮説、
“魚類には成り代われない”という仮説、
“海水が苦手である”という仮説……。
色々と考えていた。
明日になっても死体から何も発見できなければ、これらの仮説を実証するつもりだった。
もう少し早く決断していればこの結末は避けられたかもしれないが……
今更そんなことを言っても仕方がない。
しかしやはり、アレは自力で海を渡ることはできなかったようだ。
あの苦しみ方を見ると、“海水が苦手である”という説が正解に近かったのかもしれない。
QB「それにしても……まさかまどかがニセモノになっていたとはね。
通りでなかなか契約してくれなかったはずだ。まんまとやられたよ」
男のニセモノが船を破壊せずに残したという事実から、
“あの生き物は自力では海を渡ることはできない”可能性を考えた。
そこから、“泳ぐことができない”という仮説、
“魚類には成り代われない”という仮説、
“海水が苦手である”という仮説……。
色々と考えていた。
明日になっても死体から何も発見できなければ、これらの仮説を実証するつもりだった。
もう少し早く決断していればこの結末は避けられたかもしれないが……
今更そんなことを言っても仕方がない。
しかしやはり、アレは自力で海を渡ることはできなかったようだ。
あの苦しみ方を見ると、“海水が苦手である”という説が正解に近かったのかもしれない。
QB「それにしても……まさかまどかがニセモノになっていたとはね。
通りでなかなか契約してくれなかったはずだ。まんまとやられたよ」
>>9
仲間がいる……
仲間がいる……
QB「まどかを失ったのは大きいけれど……それでも、人類全てを失うよりは良かったかな。
アレに乗っ取られた人間の感情は作り物だからね。
とてもじゃないけどエネルギーなんて得られない。
お手柄だよ、さやか、杏子、マミ。君たちは魔女になっただけでなく、
あの2体だけを上手く結界に引き込んだことで、人類を救ってくれたんだ。
宇宙のために大きく貢献してくれて感謝するよ」
キュゥべえは既に居なくなった3人に労いの言葉をかけ、
しばらく灯台の上から、海の様子を眺めていた。
これでもう、全てが終わった。
残念だけど、見滝原の魔法少女は全滅してしまった。
でも、ほむら以外は魔女になってくれたんだし、良しとするか……。
そんなことを考えていたキュゥべえだが、ふと気付く。
真っ暗な水面に何か、不自然な波が起きていることに。
よく見ると……何かが、こちらに向かって泳いできている。
QB「……あれは、まさか……」
アレに乗っ取られた人間の感情は作り物だからね。
とてもじゃないけどエネルギーなんて得られない。
お手柄だよ、さやか、杏子、マミ。君たちは魔女になっただけでなく、
あの2体だけを上手く結界に引き込んだことで、人類を救ってくれたんだ。
宇宙のために大きく貢献してくれて感謝するよ」
キュゥべえは既に居なくなった3人に労いの言葉をかけ、
しばらく灯台の上から、海の様子を眺めていた。
これでもう、全てが終わった。
残念だけど、見滝原の魔法少女は全滅してしまった。
でも、ほむら以外は魔女になってくれたんだし、良しとするか……。
そんなことを考えていたキュゥべえだが、ふと気付く。
真っ暗な水面に何か、不自然な波が起きていることに。
よく見ると……何かが、こちらに向かって泳いできている。
QB「……あれは、まさか……」
キュゥべえは灯台から降り、そして、“何か”の元へ向かう。
確かにそれはこちらに向かって泳いできており、そしてついに陸に着いた。
キュゥべえはそれが何かを確認して……話しかけた。
QB「……驚いたな、生きていたのかい」
ほむら「…………」
QB「確かに死んでしまったと思ったんだけどね。
だけどこうして君が生きているのを見ると、僕の考えが間違っていたということかな」
ほむら「……いいえ、死んだわ」
QB「一度死んで生き返ったとでも言うのかい……?君は一体……どっちなのかな」
ほむら「さぁね……そんなこと、どうでも良い」
QB「……暁美ほむら……」
ほむらはその場を立ち去る。
そしてその後、誰も……キュゥべえさえも、もう二度とほむらの姿を見ることはなかった。
おしまい
確かにそれはこちらに向かって泳いできており、そしてついに陸に着いた。
キュゥべえはそれが何かを確認して……話しかけた。
QB「……驚いたな、生きていたのかい」
ほむら「…………」
QB「確かに死んでしまったと思ったんだけどね。
だけどこうして君が生きているのを見ると、僕の考えが間違っていたということかな」
ほむら「……いいえ、死んだわ」
QB「一度死んで生き返ったとでも言うのかい……?君は一体……どっちなのかな」
ほむら「さぁね……そんなこと、どうでも良い」
QB「……暁美ほむら……」
ほむらはその場を立ち去る。
そしてその後、誰も……キュゥべえさえも、もう二度とほむらの姿を見ることはなかった。
おしまい
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ
上にも出てたけど「遊星からの物体X」を基にしたお
あと「パラサイト」とか
上にも出てたけど「遊星からの物体X」を基にしたお
あと「パラサイト」とか
ギリギリ最後にマミ杏子さやかに活躍させたんやな
魔女化したけど無駄死にじゃなかっただけマシか
魔女化したけど無駄死にじゃなかっただけマシか
遊星からの物体Xっぽいと思ったらやっぱりw
この手の話はこういうラストのほうがいいね
長時間乙でした
この手の話はこういうラストのほうがいいね
長時間乙でした
みんなの評価 : ★
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