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元スレさやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」
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さやか「あなた何言ってんすか!ほんとマジで!」
マミ「ふふっ、昼間にからかわれたお返しよ」
さやか「うぐっ……!お、おのれぇえ……」
杏子「マミって結構根に持つ性格してるからな。今後は気を付けなよ、さやか」
マミ「佐倉さん?何か言った?」
杏子「!あー、いや、なんでもない。お、おぉ!これ美味そうじゃん!いっただきー!」
ほむら「……この人はあまり怒らせない方が良いわね」
まどか「う、うん、そうだね……」
マミ「ふふっ、昼間にからかわれたお返しよ」
さやか「うぐっ……!お、おのれぇえ……」
杏子「マミって結構根に持つ性格してるからな。今後は気を付けなよ、さやか」
マミ「佐倉さん?何か言った?」
杏子「!あー、いや、なんでもない。お、おぉ!これ美味そうじゃん!いっただきー!」
ほむら「……この人はあまり怒らせない方が良いわね」
まどか「う、うん、そうだね……」
マミ「でも本当に美樹さんの言う通り、仲が良いですね」
知久「あはは、面と向かって仲が良いって言われると、ちょっと照れるなぁ……。
そうだ。僕はちょっとタツヤの様子を見てくるよ!」
詢子「あ、逃げた。まったく、何も照れることなんてないと思うけどなぁ」
まどか「パパってば、たっくんさっき寝かせに行ったばっかりなのにね。
どうせすぐに戻ってくるのに……」
まどかの言う通り、知久はすぐに戻って来た。
ただ、その様子は先ほどとは少し違っていた。
詢子「?なんだ、どうかしたのか?」
知久「いや、それが……タツヤが居ないんだよ。
確かにさっきまでベッドで寝てたはずなのに、居なくなってるんだ」
知久「あはは、面と向かって仲が良いって言われると、ちょっと照れるなぁ……。
そうだ。僕はちょっとタツヤの様子を見てくるよ!」
詢子「あ、逃げた。まったく、何も照れることなんてないと思うけどなぁ」
まどか「パパってば、たっくんさっき寝かせに行ったばっかりなのにね。
どうせすぐに戻ってくるのに……」
まどかの言う通り、知久はすぐに戻って来た。
ただ、その様子は先ほどとは少し違っていた。
詢子「?なんだ、どうかしたのか?」
知久「いや、それが……タツヤが居ないんだよ。
確かにさっきまでベッドで寝てたはずなのに、居なくなってるんだ」
まどか「へっ?起きてどこかの部屋に行っちゃったのかな?」
詢子「……よし、あたしも探すよ」
ほむら「あたしたちも、手伝いましょうか?」
詢子「あー、大丈夫大丈夫。部屋の数はそう多くないし、すぐ見付かるからさ。
みんなはそこでのんびりしてて」
そう言い、詢子は立ち上がって知久と2人席を外した。
杏子「あーあ、これだから子どもってのは。ちょっと目を離すとすぐどっかに行きやがる」
マミ「そんなことを言わないの。あなただってそんな時期があったはずよ」
杏子「いーや、あたしはそんなことなかったね」
さやか「そんなのあんたが覚えてないだけで……」
と、その時……廊下の方が突然騒がしくなった。
詢子「……よし、あたしも探すよ」
ほむら「あたしたちも、手伝いましょうか?」
詢子「あー、大丈夫大丈夫。部屋の数はそう多くないし、すぐ見付かるからさ。
みんなはそこでのんびりしてて」
そう言い、詢子は立ち上がって知久と2人席を外した。
杏子「あーあ、これだから子どもってのは。ちょっと目を離すとすぐどっかに行きやがる」
マミ「そんなことを言わないの。あなただってそんな時期があったはずよ」
杏子「いーや、あたしはそんなことなかったね」
さやか「そんなのあんたが覚えてないだけで……」
と、その時……廊下の方が突然騒がしくなった。
杏子「なんだ、急に……?」
マミ「……何かあったみたいね。行ってみましょう」
その場に居た5人は一斉に立ち上がり、声のする方へと急ぎ足に向かう。
すると、廊下の奥から知久と詢子が姿を現した。
その様子は、明らかにおかしい。
血相を変え、2人ともかなり慌てたように見える。
まどか「ふ、2人ともどうしたの!?たっくんに何か……!」
知久「う、裏口が開いてた!」
さやか「えっ……!?そ、それってもしかして!」
詢子「全部の部屋探したけど、見付からなかった……!
タツヤ、外に出ちまったんだ!この暗いのに、雨も降ってるのに、山の中に1人で!」
マミ「……何かあったみたいね。行ってみましょう」
その場に居た5人は一斉に立ち上がり、声のする方へと急ぎ足に向かう。
すると、廊下の奥から知久と詢子が姿を現した。
その様子は、明らかにおかしい。
血相を変え、2人ともかなり慌てたように見える。
まどか「ふ、2人ともどうしたの!?たっくんに何か……!」
知久「う、裏口が開いてた!」
さやか「えっ……!?そ、それってもしかして!」
詢子「全部の部屋探したけど、見付からなかった……!
タツヤ、外に出ちまったんだ!この暗いのに、雨も降ってるのに、山の中に1人で!」
マミ「そんな……!」
まどか「す、すぐ探しに行かなきゃ!」
さやか「あたしたちも手伝います!」
詢子「いや、あんたたちは待ってろ!あたしたちで探す!」
まどか「でも……!」
詢子「これ以上心配の種を増やすなって言ってんだ!」
まどか「っ……」
知久「ママ、駄目だよ、少し冷静にならないと……!」
まどか「す、すぐ探しに行かなきゃ!」
さやか「あたしたちも手伝います!」
詢子「いや、あんたたちは待ってろ!あたしたちで探す!」
まどか「でも……!」
詢子「これ以上心配の種を増やすなって言ってんだ!」
まどか「っ……」
知久「ママ、駄目だよ、少し冷静にならないと……!」
今思ったけどワルプルギスってほむらの盾にしまってしまえばよくないか?
詢子「冷静にだって……!?こうしてる間にもタツヤが……」
知久「良いから、落ち着くんだ!……みんなにも少し、手伝ってもらおう」
詢子「て、手伝ってもらうったって、でも……」
知久「ただし、このペンションの周りだけだ。ペンションの位置が見えるくらいまでなら、
山の中とは言ってもそう危険な場所はなかった。
そのくらいの距離までなら、この子たちにも任せて良いはずだよ」
詢子「っ……わかった、じゃあ手伝ってくれる子は懐中電灯持って外に出てくれ!
部屋に1つずつあるはずだ!
ただし、絶対ペンションから離れすぎるんじゃねえぞ!」
そう言い残して詢子と知久は外へ飛び出し、
ペンションには5人が残される。
知久「良いから、落ち着くんだ!……みんなにも少し、手伝ってもらおう」
詢子「て、手伝ってもらうったって、でも……」
知久「ただし、このペンションの周りだけだ。ペンションの位置が見えるくらいまでなら、
山の中とは言ってもそう危険な場所はなかった。
そのくらいの距離までなら、この子たちにも任せて良いはずだよ」
詢子「っ……わかった、じゃあ手伝ってくれる子は懐中電灯持って外に出てくれ!
部屋に1つずつあるはずだ!
ただし、絶対ペンションから離れすぎるんじゃねえぞ!」
そう言い残して詢子と知久は外へ飛び出し、
ペンションには5人が残される。
まどか「わ、わたしたちも……!」
ほむら「待って、まどか!」
まどか「ほむらちゃん!?と、止めないで、たっくんが……!」
杏子「いいや、あんたはここで待ってろ。あんたの弟はあたしたちで探す」
まどか「そ、そんな、どうして……」
マミ「あなたはここで、たっくんの帰りを待っていて。
もしかしたら、戻ってくるかもしれないでしょう?
その時に誰も居なかったら、下手をするとそのまま、またどこかへ行ってしまうかもしれないわ」
まどか「っ……そ、それは……」
さやか「まどかには、まどかの出来ることをして。
外の捜索は……あたしたち魔法少女の仕事だよ!」
ほむら「待って、まどか!」
まどか「ほむらちゃん!?と、止めないで、たっくんが……!」
杏子「いいや、あんたはここで待ってろ。あんたの弟はあたしたちで探す」
まどか「そ、そんな、どうして……」
マミ「あなたはここで、たっくんの帰りを待っていて。
もしかしたら、戻ってくるかもしれないでしょう?
その時に誰も居なかったら、下手をするとそのまま、またどこかへ行ってしまうかもしれないわ」
まどか「っ……そ、それは……」
さやか「まどかには、まどかの出来ることをして。
外の捜索は……あたしたち魔法少女の仕事だよ!」
まどか「みんな……!」
マミ「それじゃあ鹿目さん、留守をよろしくね!」
さやか「たっくん、絶対帰ってくるから、心配しないで!」
ほむら「信じて、待ってて」
杏子「ったく、世話のやけるガキだね、ほんと」
魔法少女の4人は変身し、外へ飛び出し、バラバラに散らばった。
確かに魔法少女なら、タツヤ捜索の成功率は格段にあがるだろう。
まどか「……お願い、たっくん、無事で居て……!」
……あれから何分が経っただろうか。
30分は経ったようにも感じるが、もしかしたら10分も経っていないかもしれない。
まどかには1分1秒が、長くも、短くも感じていた。
QB「大変なことになったね、まどか」
マミ「それじゃあ鹿目さん、留守をよろしくね!」
さやか「たっくん、絶対帰ってくるから、心配しないで!」
ほむら「信じて、待ってて」
杏子「ったく、世話のやけるガキだね、ほんと」
魔法少女の4人は変身し、外へ飛び出し、バラバラに散らばった。
確かに魔法少女なら、タツヤ捜索の成功率は格段にあがるだろう。
まどか「……お願い、たっくん、無事で居て……!」
……あれから何分が経っただろうか。
30分は経ったようにも感じるが、もしかしたら10分も経っていないかもしれない。
まどかには1分1秒が、長くも、短くも感じていた。
QB「大変なことになったね、まどか」
まどか「キュゥ、べえ……な、何しに来たの……!」
QB「言わなくても察しは付いてるんじゃないかな」
まどか「っ……」
QB「みんな魔法少女に変身して君の弟を探しに行ったみたいだけど、本当に見付かるのかな?
昼間ならまだしも、今は夜中だ。草木も生い茂っているし、それに雨足も強い。
これじゃあ視覚にも聴覚にもほとんど頼れないよ。
いくら魔法少女の感覚が強化されてると言っても、
こんな状況で小さな子どもを探し出すなんて不可能に近いとは思わないかい?」
まどか「そ、そんなこと……」
QB「君が本当にそう思ってるなら良いんだけどね。
でもそんなことを言って、手遅れになったとすれば君は間違いなく後悔するよね。
ただ君の選択次第では、そんな運命を避けることは造作もないよ。
君の祈りはもう決まってるはずだ。だから僕と契約して、魔法少女に」
ほむら「それには及ばないわ……!」
QB「言わなくても察しは付いてるんじゃないかな」
まどか「っ……」
QB「みんな魔法少女に変身して君の弟を探しに行ったみたいだけど、本当に見付かるのかな?
昼間ならまだしも、今は夜中だ。草木も生い茂っているし、それに雨足も強い。
これじゃあ視覚にも聴覚にもほとんど頼れないよ。
いくら魔法少女の感覚が強化されてると言っても、
こんな状況で小さな子どもを探し出すなんて不可能に近いとは思わないかい?」
まどか「そ、そんなこと……」
QB「君が本当にそう思ってるなら良いんだけどね。
でもそんなことを言って、手遅れになったとすれば君は間違いなく後悔するよね。
ただ君の選択次第では、そんな運命を避けることは造作もないよ。
君の祈りはもう決まってるはずだ。だから僕と契約して、魔法少女に」
ほむら「それには及ばないわ……!」
まどか「ほむらちゃん……!?」
QB「……まどかの弟を探しに行かなくても良いのかい?」
ほむら「巴さんから、たっくんだと考えられる動きを感知したとテレパシーがあったわ。
もうすぐ、連れて帰って来てくれるはずよ」
まどか「ほ、本当!?たっくん、見付かったの!?」
QB「なるほどね……。リボンを細く長く、蜘蛛の巣のように張り巡らせたのか。やるじゃないか。
ただそんなことをすれば魔力の消費もそれなりになるはずだよ」
ほむら「昼間狩った魔女のグリーフシードがある。何の問題もないわ」
まどか「じゃあ、本当に大丈夫なんだね……!?」
ほむら「えぇ。きっとそろそろ……」
マミ『みんな、見付けたわ!やっぱりたっくんだった!
今は気を失ってるみたいだけど、ちゃんと無事よ!』
QB「……まどかの弟を探しに行かなくても良いのかい?」
ほむら「巴さんから、たっくんだと考えられる動きを感知したとテレパシーがあったわ。
もうすぐ、連れて帰って来てくれるはずよ」
まどか「ほ、本当!?たっくん、見付かったの!?」
QB「なるほどね……。リボンを細く長く、蜘蛛の巣のように張り巡らせたのか。やるじゃないか。
ただそんなことをすれば魔力の消費もそれなりになるはずだよ」
ほむら「昼間狩った魔女のグリーフシードがある。何の問題もないわ」
まどか「じゃあ、本当に大丈夫なんだね……!?」
ほむら「えぇ。きっとそろそろ……」
マミ『みんな、見付けたわ!やっぱりたっくんだった!
今は気を失ってるみたいだけど、ちゃんと無事よ!』
さやか『本当ですか!』
杏子『へっ、手間かけさせやがって』
ほむら「……今確認が取れたみたいよ。たっくん、ちゃんと無事だって」
まどか「よ……良かったぁあ……!」
マミ『今から、ご両親の近くまで行って、気付いてもらえるように寝かせておくけれど、
それでも良いかしら?そうでもしないときっとあの人たち、
見付かるまで何時間も探し続けるわ。
山道が危ないのはご両親にも言えることだし、それに早く安心させてあげたいから……」
さやか『確かに、そうだね。それじゃあ、マミさんお願いしても良いですか?』
杏子『へっ、手間かけさせやがって』
ほむら「……今確認が取れたみたいよ。たっくん、ちゃんと無事だって」
まどか「よ……良かったぁあ……!」
マミ『今から、ご両親の近くまで行って、気付いてもらえるように寝かせておくけれど、
それでも良いかしら?そうでもしないときっとあの人たち、
見付かるまで何時間も探し続けるわ。
山道が危ないのはご両親にも言えることだし、それに早く安心させてあげたいから……」
さやか『確かに、そうだね。それじゃあ、マミさんお願いしても良いですか?』
杏子『せっかく見つけたのに、ここからヘマするってのは勘弁だぜ?』
さやか『こらぁ!フラグを立てるな!
マミさんのフラグ回収率結構高いんだからやめてよ!』
マミ『……美樹さん、あとでちょっとお話良いかしら?』
さやか『えっ』
ほむら「……たっくんよりさやかの心配をした方が良いかも知れないわね」
まどか「えっ!さ、さやかちゃんどうしたの!?大丈夫!?」
さやか『こらぁ!フラグを立てるな!
マミさんのフラグ回収率結構高いんだからやめてよ!』
マミ『……美樹さん、あとでちょっとお話良いかしら?』
さやか『えっ』
ほむら「……たっくんよりさやかの心配をした方が良いかも知れないわね」
まどか「えっ!さ、さやかちゃんどうしたの!?大丈夫!?」
・
・
・
さやか「な、なんてこった……あたしとしたことが失言を……」
マミのテレパシーを受け、さやかはペンションへと戻っていた。
タツヤが見付かったという安心感と、
帰ったらどんなお仕置きが待っているのかという不安で、複雑な心境だった。
そんな精神状態で、既に集中力も切れており、
さやかの視界は先ほどよりはクリアでなくなっていた。
集中していればあるいは、それが見えていたかもしれない。
さやか「……ん?今、何か……」
視界の端で、何かの影がちらりと動いたような、そんな気がした。
あのシルエットは……人……?
しかし常識的に考えて、こんな時間に、
雨の中で、山の中を、1人歩いている人間なんて考えられない。
あり得るとすれば自分たちのような特殊なケースか、あるいは……人間でないか。
視界の悪さとその“常識”が、
見間違えという結論を導き出したのも仕方のないことだった。
・
・
さやか「な、なんてこった……あたしとしたことが失言を……」
マミのテレパシーを受け、さやかはペンションへと戻っていた。
タツヤが見付かったという安心感と、
帰ったらどんなお仕置きが待っているのかという不安で、複雑な心境だった。
そんな精神状態で、既に集中力も切れており、
さやかの視界は先ほどよりはクリアでなくなっていた。
集中していればあるいは、それが見えていたかもしれない。
さやか「……ん?今、何か……」
視界の端で、何かの影がちらりと動いたような、そんな気がした。
あのシルエットは……人……?
しかし常識的に考えて、こんな時間に、
雨の中で、山の中を、1人歩いている人間なんて考えられない。
あり得るとすれば自分たちのような特殊なケースか、あるいは……人間でないか。
視界の悪さとその“常識”が、
見間違えという結論を導き出したのも仕方のないことだった。
・
・
・
まどか「ママ、パパ!たっくん、大丈夫なんだよね!」
知久「うん……!怪我もないし、今は眠ってるだけだよ!」
詢子「心配かけさせやがって、このバカ息子……!
目ぇ覚ましたら、たっぷり叱ってやるから、覚悟しろよ!」
まどか「うん、うん……ぐすっ……」
知久も詢子も、目に涙を浮かべながらタツヤに顔を寄せて笑う。
まどかも安心したのか、泣き出してしまった。
さやか「いやー、ほんと!無事見付かって良かったよ」
マミ「ただちょっと、全身濡れちゃってるから風邪をひいたりしないか心配ね」
知久「そうだね……とりあえず服を脱がせて、体を拭いてあげよう。
着替えはないけど、室温をあげて布団をかぶせればきっと大丈夫だ」
詢子「よっし、それじゃあタオルの準備だ!備え付けの奴が十分あったはずだよ」
まどか「わ、わたしは布団の準備してくるね!」
・
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まどか「ママ、パパ!たっくん、大丈夫なんだよね!」
知久「うん……!怪我もないし、今は眠ってるだけだよ!」
詢子「心配かけさせやがって、このバカ息子……!
目ぇ覚ましたら、たっぷり叱ってやるから、覚悟しろよ!」
まどか「うん、うん……ぐすっ……」
知久も詢子も、目に涙を浮かべながらタツヤに顔を寄せて笑う。
まどかも安心したのか、泣き出してしまった。
さやか「いやー、ほんと!無事見付かって良かったよ」
マミ「ただちょっと、全身濡れちゃってるから風邪をひいたりしないか心配ね」
知久「そうだね……とりあえず服を脱がせて、体を拭いてあげよう。
着替えはないけど、室温をあげて布団をかぶせればきっと大丈夫だ」
詢子「よっし、それじゃあタオルの準備だ!備え付けの奴が十分あったはずだよ」
まどか「わ、わたしは布団の準備してくるね!」
そうして、鹿目家は全員タツヤについて、一部屋に集まった。
リビングには魔法少女とキュゥべえだけが残される。
杏子「あんたさ、いい加減にしなよほんと」
QB「そう言われても、契約を結ぶのが僕の仕事なんだから」
さやか「たっくんは無事に見付かったんだから、契約に頼る必要なんてないでしょ!?」
QB「それは結果がそうであっただけだよ。
事実、あの時点ではまだ見付かっていなかったじゃないか」
さやか「このっ……!」
マミ「やめておきなさい、美樹さん。これ以上口論したって無意味に苛立つだけよ」
QB「やれやれ……そんなことより、ちょっと気になることがあるんだ」
ほむら「今この状況で、あなたの話を聞くと思うの?」
QB「そう言わないで聞いて欲しいな。これは君たちにとっても重要なことになるはずだよ」
リビングには魔法少女とキュゥべえだけが残される。
杏子「あんたさ、いい加減にしなよほんと」
QB「そう言われても、契約を結ぶのが僕の仕事なんだから」
さやか「たっくんは無事に見付かったんだから、契約に頼る必要なんてないでしょ!?」
QB「それは結果がそうであっただけだよ。
事実、あの時点ではまだ見付かっていなかったじゃないか」
さやか「このっ……!」
マミ「やめておきなさい、美樹さん。これ以上口論したって無意味に苛立つだけよ」
QB「やれやれ……そんなことより、ちょっと気になることがあるんだ」
ほむら「今この状況で、あなたの話を聞くと思うの?」
QB「そう言わないで聞いて欲しいな。これは君たちにとっても重要なことになるはずだよ」
杏子「重要なこと、ねぇ。どうあたしたちに関係するってのさ」
QB「君たちが今ここに居る原因に関わる話だよ」
マミ「ここに居る原因って……乗って帰るはずの船が来なかったからよね?
それと関係するって言うの?」
QB「その通りだ。その船が見付かったよ」
さやか「は?どこで?」
QB「君たちが待っていた場所から見て、ちょうど島の反対側の船着場さ。
そこにあの船が泊まっていた」
杏子「おいおい、マジかよ?
じゃあ何、場所間違えてたっての?しっかりしてくれよな、おっさん」
QB「君たちが今ここに居る原因に関わる話だよ」
マミ「ここに居る原因って……乗って帰るはずの船が来なかったからよね?
それと関係するって言うの?」
QB「その通りだ。その船が見付かったよ」
さやか「は?どこで?」
QB「君たちが待っていた場所から見て、ちょうど島の反対側の船着場さ。
そこにあの船が泊まっていた」
杏子「おいおい、マジかよ?
じゃあ何、場所間違えてたっての?しっかりしてくれよな、おっさん」
マミ「もしかしたらそっちが帰り専用の船着場だったのかも知れないけど、
それにしたって説明不足よね?まったくもう……」
さやか「それで、操縦士の人は?」
QB「遠目に見ただけだから姿を確認したわけじゃないけど、
近くに小屋があったからそこに居るんじゃないかな?」
さやか「…………」
ほむら「……さやか、どうかしたの?」
さやか「えっ?あー、いや、別に。ま、とりあえず良かったね。
船が来てるってことは、この嵐さえやめばすぐにでも帰れそうだし」
事故だとか、何か問題があったわけではなくて、一安心。
タツヤも無事見付かったし、みんながほっと気を抜いた、その時。
異変は起こった。
「きゃぁあああああああああッ!?」
それにしたって説明不足よね?まったくもう……」
さやか「それで、操縦士の人は?」
QB「遠目に見ただけだから姿を確認したわけじゃないけど、
近くに小屋があったからそこに居るんじゃないかな?」
さやか「…………」
ほむら「……さやか、どうかしたの?」
さやか「えっ?あー、いや、別に。ま、とりあえず良かったね。
船が来てるってことは、この嵐さえやめばすぐにでも帰れそうだし」
事故だとか、何か問題があったわけではなくて、一安心。
タツヤも無事見付かったし、みんながほっと気を抜いた、その時。
異変は起こった。
「きゃぁあああああああああッ!?」
突然の悲鳴。
リビングに居た4人は、雷に打たれたように立ち上がる。
マミ「今の、鹿目さんたちの部屋からよね……!?」
ほむら「まどか……!!」
まず最初に駆け出したのはほむら。
後に続いて、3人とキュゥべえも悲鳴の元へ向かう。
まどかたちが居る部屋へ辿り着き、ほむらは勢いドアを開け、
ほむら「まどか、どうした……」
言葉を最後まで続けることができなかった。
ほむらに続いて、マミ、杏子、さやかも部屋に着く。
そして部屋の様子を見、同じように言葉を詰まらせた。
リビングに居た4人は、雷に打たれたように立ち上がる。
マミ「今の、鹿目さんたちの部屋からよね……!?」
ほむら「まどか……!!」
まず最初に駆け出したのはほむら。
後に続いて、3人とキュゥべえも悲鳴の元へ向かう。
まどかたちが居る部屋へ辿り着き、ほむらは勢いドアを開け、
ほむら「まどか、どうした……」
言葉を最後まで続けることができなかった。
ほむらに続いて、マミ、杏子、さやかも部屋に着く。
そして部屋の様子を見、同じように言葉を詰まらせた。
まどか「ぁ、あぁ……ぃ、ぁ……」
床に座り込み、壁に背を付けるまどか。
背中に壁があるのに、それでもまだ後ろへ後ろへ下がろうと、足を動かしている。
そしてその体は、真っ赤に染まっている。
まどかの体だけではない、部屋中が、真っ赤に染まっている。
まどかの目線は、1箇所に釘付けになっているようだった。
同じように、他の4人も、キュゥべえすらも。
1箇所から目が離せなかった。
それは、ベッドの上。
そこは本来、タツヤが寝ているはずの場所。
しかし、今そこに居るのは……
タツヤ「あぅー、きゃははははは!」
顔は、タツヤだった。
しかし、顔以外は、タツヤなんかではない……人間ですらない。
いや、あんなモノは、誰も見たことがない。
喩えて言うならまさに……化け物だった。
床に座り込み、壁に背を付けるまどか。
背中に壁があるのに、それでもまだ後ろへ後ろへ下がろうと、足を動かしている。
そしてその体は、真っ赤に染まっている。
まどかの体だけではない、部屋中が、真っ赤に染まっている。
まどかの目線は、1箇所に釘付けになっているようだった。
同じように、他の4人も、キュゥべえすらも。
1箇所から目が離せなかった。
それは、ベッドの上。
そこは本来、タツヤが寝ているはずの場所。
しかし、今そこに居るのは……
タツヤ「あぅー、きゃははははは!」
顔は、タツヤだった。
しかし、顔以外は、タツヤなんかではない……人間ですらない。
いや、あんなモノは、誰も見たことがない。
喩えて言うならまさに……化け物だった。
タツヤの顔をしたそれの体は、色や質感は人のそれに近かった。
しかし、昆虫のような足が何本もあり、胴体からは触手のようなものが何本も飛び出し、
うねうねと動き続けている。
この異常な状態で真っ先に動くことが出来たのは、杏子。
ソウルジェムをかざし、魔法少女に変身する。
杏子「て……てめぇッ!一体なんなんだ!?」
タツヤ「うー?きょーこ、きょーこー!きゃはははははは!」
“タツヤ”は顔だけを杏子の方へ向け、一見すると無邪気な顔で笑う。
マミ「き、キュゥべえ!あれは何なの!?た、たっくんなの!?」
QB「まさかアレは……!違うよ、マミ。アレは鹿目タツヤじゃない!」
さやか「っ……!じ、じゃあ……」
ほむら「見た目通りの、化け物ということね……!」
杏子「それなら……遠慮はいらねぇな!?この、化け物がぁああッ!!」
しかし、昆虫のような足が何本もあり、胴体からは触手のようなものが何本も飛び出し、
うねうねと動き続けている。
この異常な状態で真っ先に動くことが出来たのは、杏子。
ソウルジェムをかざし、魔法少女に変身する。
杏子「て……てめぇッ!一体なんなんだ!?」
タツヤ「うー?きょーこ、きょーこー!きゃはははははは!」
“タツヤ”は顔だけを杏子の方へ向け、一見すると無邪気な顔で笑う。
マミ「き、キュゥべえ!あれは何なの!?た、たっくんなの!?」
QB「まさかアレは……!違うよ、マミ。アレは鹿目タツヤじゃない!」
さやか「っ……!じ、じゃあ……」
ほむら「見た目通りの、化け物ということね……!」
杏子「それなら……遠慮はいらねぇな!?この、化け物がぁああッ!!」
杏子は、“タツヤ”に斬りかかる。
そして、触手の1本を斬りおとし、
タツヤ「ぃぎゃぁああアアア!!オォオオオオオオオオッ!!」
杏子「なっ……ぐうッ!?」
さやか「杏子!!」
“タツヤ”はおぞましい叫び声を上げたかと思うと、残りの触手で杏子の体を吹き飛ばした。
壁に激突した杏子はうめき声をあげたが、すぐに立ち上がる。
杏子「ってぇな、くそ……!」
QB「その攻撃じゃあ無理だ。アレを倒すには、脳を破壊しないと!」
ほむら「……脳の位置なら、大体わかるわ」
そう言ってほむらは拳銃を取り出し、狙いを付け……発砲した。
銃弾は、“タツヤ”の額の中央を撃ち抜き、そして……
“タツヤ”は倒れ、そのまま動かなくなった。
そして、触手の1本を斬りおとし、
タツヤ「ぃぎゃぁああアアア!!オォオオオオオオオオッ!!」
杏子「なっ……ぐうッ!?」
さやか「杏子!!」
“タツヤ”はおぞましい叫び声を上げたかと思うと、残りの触手で杏子の体を吹き飛ばした。
壁に激突した杏子はうめき声をあげたが、すぐに立ち上がる。
杏子「ってぇな、くそ……!」
QB「その攻撃じゃあ無理だ。アレを倒すには、脳を破壊しないと!」
ほむら「……脳の位置なら、大体わかるわ」
そう言ってほむらは拳銃を取り出し、狙いを付け……発砲した。
銃弾は、“タツヤ”の額の中央を撃ち抜き、そして……
“タツヤ”は倒れ、そのまま動かなくなった。
杏子「し……死んだのか?」
さやか「た、多分……」
マミ「……!そうだわ、鹿目さんのご両親は……ッ!」
詢子と知久は、探すまでもなくすぐ近く……ベッドの横に居た。
ベッドの上の化け物に目線を奪われていたから、気付かなかったのだ。
しかし、床に倒れている2人は……一目見ただけで手遅れだと分かるほど、酷い状態だった。
この部屋全体を真っ赤に染めたのは2人の血なのだということが、その場に居た全員に理解できた。
QB「これは……もう、無理だね。死体は修復できたとしても、蘇生は不可能だ」
マミ「そ、んな……」
さやか「うぅッ……!」
杏子「……くそっ……」
さやか「た、多分……」
マミ「……!そうだわ、鹿目さんのご両親は……ッ!」
詢子と知久は、探すまでもなくすぐ近く……ベッドの横に居た。
ベッドの上の化け物に目線を奪われていたから、気付かなかったのだ。
しかし、床に倒れている2人は……一目見ただけで手遅れだと分かるほど、酷い状態だった。
この部屋全体を真っ赤に染めたのは2人の血なのだということが、その場に居た全員に理解できた。
QB「これは……もう、無理だね。死体は修復できたとしても、蘇生は不可能だ」
マミ「そ、んな……」
さやか「うぅッ……!」
杏子「……くそっ……」
3人は、3つの死体を見て呆然とする。
その3人を尻目に、ほむらは部屋の隅で震えるまどかの元へ駆け寄り、声をかける。
ほむら「まどか、大丈夫!?怪我はない……!?」
まどか「っ……ぇ、ぁ……ほ、むら、ちゃ……」
目を見開き一点を見つめ、小刻みに震えていたまどかだったが、
ほむらの呼びかけに反応して顔を向ける。
そしてその直後、ほむらに寄りかかるように倒れてしまった。
ほむら「まどか!?しっかりして、まどか!?」
QB「大丈夫、気を失ってるだけだ。命の危険はないよ」
マミ「暁美さん、あなたは鹿目さんの体を綺麗にしてあげて。
血の汚れと、それから、どこか怪我をしてないかも診てあげて……」
ほむら「え……えぇ、わかったわ」
その3人を尻目に、ほむらは部屋の隅で震えるまどかの元へ駆け寄り、声をかける。
ほむら「まどか、大丈夫!?怪我はない……!?」
まどか「っ……ぇ、ぁ……ほ、むら、ちゃ……」
目を見開き一点を見つめ、小刻みに震えていたまどかだったが、
ほむらの呼びかけに反応して顔を向ける。
そしてその直後、ほむらに寄りかかるように倒れてしまった。
ほむら「まどか!?しっかりして、まどか!?」
QB「大丈夫、気を失ってるだけだ。命の危険はないよ」
マミ「暁美さん、あなたは鹿目さんの体を綺麗にしてあげて。
血の汚れと、それから、どこか怪我をしてないかも診てあげて……」
ほむら「え……えぇ、わかったわ」
ほむらはまどかを浴室へと運び、
そして、死体のある部屋には、3人とキュゥべえが残る。
さやか「……2人の死体、傷は一応治しておいたよ。でも……」
マミ「やっぱり、駄目だったのね……」
QB「それは仕方ないよ。でもあそこまで酷かった遺体の損壊を直すなんて、流石さやかだね」
さやか「……うるさいな」
QB「あれ?褒めたつもりだったんだけど……」
杏子「おい、それよりキュゥべえ……。こいつは、何なんだ?魔女……じゃないよな?」
QB「そうだね、これはれっきとした生命体だ。ただし……この星の生き物じゃないけどね」
さやか「こ、この星の生き物じゃない!?そんな、漫画みたいな……」
杏子「……いや、逆に納得できるな。こんなのが地球の生き物だって言う方がどうかしてるよ」
QB「きっと隕石か何かに付着して、この星に辿り着いたんだろうね。
詳しいことはほむらが戻ってきてから説明させてもらうよ」
そして、死体のある部屋には、3人とキュゥべえが残る。
さやか「……2人の死体、傷は一応治しておいたよ。でも……」
マミ「やっぱり、駄目だったのね……」
QB「それは仕方ないよ。でもあそこまで酷かった遺体の損壊を直すなんて、流石さやかだね」
さやか「……うるさいな」
QB「あれ?褒めたつもりだったんだけど……」
杏子「おい、それよりキュゥべえ……。こいつは、何なんだ?魔女……じゃないよな?」
QB「そうだね、これはれっきとした生命体だ。ただし……この星の生き物じゃないけどね」
さやか「こ、この星の生き物じゃない!?そんな、漫画みたいな……」
杏子「……いや、逆に納得できるな。こんなのが地球の生き物だって言う方がどうかしてるよ」
QB「きっと隕石か何かに付着して、この星に辿り着いたんだろうね。
詳しいことはほむらが戻ってきてから説明させてもらうよ」
・
・
・
リビング
さやか「ほむら……。まどか、大丈夫そう?」
ほむら「……分からないわ。少なくとも怪我はなかった。眠ってるように見えるけれど、
目を覚ました時に何か精神的ダメージが残ってないとも限らない……」
マミ「そればっかりは、仕方ないわね……」
ほむら「3人の、遺体は……?」
杏子「まだ部屋に置いてあるよ。
ここで埋めちまうか、明日病院に連絡するか、まどかに決めてもらおうと思ってさ」
さやか「ただ……たっくんの死体は……」
マミ「……そのことも、鹿目さんの目が覚めてから考えましょう」
・
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リビング
さやか「ほむら……。まどか、大丈夫そう?」
ほむら「……分からないわ。少なくとも怪我はなかった。眠ってるように見えるけれど、
目を覚ました時に何か精神的ダメージが残ってないとも限らない……」
マミ「そればっかりは、仕方ないわね……」
ほむら「3人の、遺体は……?」
杏子「まだ部屋に置いてあるよ。
ここで埋めちまうか、明日病院に連絡するか、まどかに決めてもらおうと思ってさ」
さやか「ただ……たっくんの死体は……」
マミ「……そのことも、鹿目さんの目が覚めてから考えましょう」
マミ「今はそれより、優先することがあるわ」
ほむら「……そうね。キュゥべえ、アレについて説明してちょうだい」
QB「アレはね、鹿目タツヤに擬態していたんだよ」
マミ「擬態って……ニセモノのたっくんということ!?
じゃあ、本物のたっくんは、どこに……」
QB「残念だけど、本物はもう居ないよ。アレに捕食されてしまった」
ほむら「っ……捕食、ですって……?」
QB「つまり、アレの細胞は獲物の細胞を食い尽し、その細胞に成り代わるんだよ。
そうやって細胞レベルで擬態しつつ増殖し、その生き物自身に成りすまし、
同種の生き物に接近し、同じように捕食する。
それを繰り返して、自分の仲間をどんどん増やしていくんだ」
ほむら「……そうね。キュゥべえ、アレについて説明してちょうだい」
QB「アレはね、鹿目タツヤに擬態していたんだよ」
マミ「擬態って……ニセモノのたっくんということ!?
じゃあ、本物のたっくんは、どこに……」
QB「残念だけど、本物はもう居ないよ。アレに捕食されてしまった」
ほむら「っ……捕食、ですって……?」
QB「つまり、アレの細胞は獲物の細胞を食い尽し、その細胞に成り代わるんだよ。
そうやって細胞レベルで擬態しつつ増殖し、その生き物自身に成りすまし、
同種の生き物に接近し、同じように捕食する。
それを繰り返して、自分の仲間をどんどん増やしていくんだ」
さやか「な、何、それ……。そんな生き物、聞いたことがないよ!?」
QB「当然だよ。だって、地球の生き物じゃないんだから」
マミ「……この島には、ずっとアレが潜んでいたということ……?
じゃあまさか、この島に来たことのある人は全員……!」
QB「いや、少なくとも今日の昼間までは、そんなことはなかったはずだ。
もしそうだとすれば、船の操縦士の正体は間違いなくアレだろう。
でも、彼は君たちを襲ったりしなかった。1人ずつ襲おうと思えば、いくらでも出来たはずだよ」
ほむら「1人ずつ……?あの化け物には、その程度の知性があるということかしら」
QB「その程度どころか、君たちと同レベルの知性を持っていると思って良い。
さっき行った通り、彼らは細胞レベルで獲物に成り代わるんだ。
つまり、知性も擬態したものと同じレベルになることができる」
QB「当然だよ。だって、地球の生き物じゃないんだから」
マミ「……この島には、ずっとアレが潜んでいたということ……?
じゃあまさか、この島に来たことのある人は全員……!」
QB「いや、少なくとも今日の昼間までは、そんなことはなかったはずだ。
もしそうだとすれば、船の操縦士の正体は間違いなくアレだろう。
でも、彼は君たちを襲ったりしなかった。1人ずつ襲おうと思えば、いくらでも出来たはずだよ」
ほむら「1人ずつ……?あの化け物には、その程度の知性があるということかしら」
QB「その程度どころか、君たちと同レベルの知性を持っていると思って良い。
さっき行った通り、彼らは細胞レベルで獲物に成り代わるんだ。
つまり、知性も擬態したものと同じレベルになることができる」
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