元スレさやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」

みんなの評価 : ★
1 :
さやか「っ……い、いやだ!あたし、こんなとこに居たくない!」
まどか「さ、さやかちゃん!?」
ほむら「あなた、何を……!」
さやか「あたしはここを出て行く!
化け物が居るかも知れないのに、こんなところに居られないよ!」
マミ「み、美樹さん、落ち着いて……!」
杏子「外は嵐なんだぞ!?それに外に出たってどうしようもないだろ!」
さやか「う、うるさい!嵐だろうがなんだろうが、ここよりは安全だ……!」
2 :
おいこいつ死んでるじゃねーか!
3 :
4 = 1 :
・
・
・
その日の朝
さやか「みんなおっはよー!」
ほむら「あなたが集合時間より早く来るなんて、珍しいわね」
さやか「そりゃそうでしょ!だってせっかくの旅行だよー?もー楽しみで楽しみで!」
マミ「ふふっ、楽しみで寝られなくて遅刻、なんてことにはならなくて良かったわ」
杏子「あー、さやかならあり得るね、確かに!」
5 :
この中に一人、ゾンビがいる!
6 :
お前も魔装少女にしてやろうか
7 = 1 :
さやか「し、失敬な!確かにあんまり寝られなかったけどさ……。
それより、まどかたちはまだ来てないの?」
ほむら「そろそろ集合時間だし、もうすぐ来るとは思うけど……」
まどか「みんな、おはよー!ほらママ、パパ!もうみんな来ちゃってるよぉ!」
詢子「ほぉー、まだ集合時間1分前だってのに、みんなきっちりしてるねぇ」
ほむら「おはようございます」
詢子「うん、おはよう。いやぁごめんね。
せっかくの子どもだけの旅行に大人が付いて来ちゃってさ。
でもまー万が一ってこともあるからね。
あ、出来るだけみんなの邪魔はしないようにするから、そこは安心して良いぞー?」
8 :
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
9 :
ウィザードとのクロスSSかと思ったら
10 = 1 :
マミ「いえ、邪魔だなんて。付いてきていただいてありがとうございます」
知久「あはは、どう致しまして」
さやか「たっくん久し振りー!しばらく見ない間に、こんなに大きくなってー!」
タツヤ「あい!おーきくなった!」
杏子「しばらく見ない間って、あんたたちこないだ会ったばっかじゃなかったっけ?」
さやか「むむ、野暮な奴め!たっくん!成敗してやれー!」
タツヤ「あいー!」
杏子「おわっ!やめなよ、子どもは手加減ってやつを知らないから苦手なんだって!」
まどか「えへへへっ。良かったぁ、みんな馴染んでくれてるみたいで」
詢子「よーっし、それじゃあみんな揃ってるし、早速行こうか!」
さやか「はーい!」
11 = 1 :
・
・
・
詢子「……さてと。チェックインも済んだし、それぞれの部屋に向かおうかね。
それじゃ、みんな楽しみな。行動は別々だけど、何かあったらすぐ連絡するんだよ?」
ほむら「はい、ありがとうございます。みなさんも、ごゆっくり」
さやか「じゃあね、たっくん。
お姉ちゃんの面倒はこのさやかちゃんがばっちり見ちゃいますからねー!」
まどか「も、もう。さやかちゃんってば」
知久「それじゃあみんな、まどかをよろしく頼むね」
マミ「ふふっ……はい、任せてください」
タツヤ「ばいばーい」
12 = 1 :
杏子「はぁ……やっと解放された。来たばっかだってのにもう疲れちゃったよ」
マミ「鹿目さんのご家族、とっても良い方ばかりね。付いて来てもらって良かったわ」
杏子「まー、まどかの家族は良いとしてさ。……なんであんたまで付いて来てるわけ?」
QB「なんでって、魔法少女のケアも僕の仕事だよ。
確かにワルプルギスの夜を越えてからの見滝原は比較的平和だけど、
旅行先で何か無いとも限らないからね」
さやか「別に付いてくるのは良いけどさ……出来るだけ遠くに居てよね」
QB「やれやれ、嫌われたものだね」
ほむら「当然でしょう。みんなあなたの正体を知ってるんだから。
どうせ付いて来た理由も、本当はまどかが目的なんでしょう?」
QB「…………」
13 = 1 :
まどか「わ、わたしは契約なんてしないからねっ!」
QB「……もちろん機会があれば契約を提案しようと思ってるのは事実だ。
でも、君たちに何かあったら困るというのも本当だよ」
杏子「ふん、どーだか」
マミ「まぁ、拒否しても結局こっそり付いて来ちゃうだろうし、仕方ないわね。
付いてくるのは構わないけど、さっき美樹さんが言ってた通り、
あんまり近くには寄らないでね、キュゥべえ?」
ほむら「無闇に近付くと体が1つ減ることになるわよ」
QB「はいはい、わかったよ」
14 = 1 :
さやか「それはそうとマミさん、これからの予定なんかは何かあるの?」
マミ「えぇ。この近くにね、島があるらしいの。
小さな島なんだけど、自然が豊かで景観がとっても綺麗なんですって。
だから、まずはそこに行ってみようかなって」
ほむら「良いんじゃないかしら」
杏子「あたしは島の景色より美味いものが食べたいよ。
海が近いんだし、海鮮系の名物とかありそうじゃん?」
まどか「あははっ、美味しいものなら晩ご飯でたくさん食べられるよ」
杏子「んー……まぁ、我慢した方が美味しく食えるかもね。よしっ、じゃあ早速行こうぜ!」
さやか「食べ物のことばっか考えてないで、ちゃんと自然も楽しみなさいよ?
でも早く行きたいっていうのは同感だね!
さっさと部屋に荷物置いて行っちゃいましょうよマミさん!」
マミ「ふふっ、そうね。1泊2日しかないんだもの。
時間をめいっぱい使わないともったいないものね」
15 :
期待してる
16 = 1 :
・
・
・
船着場
さやか「ここに船が来るんだねー……って、あれ?」
詢子「ん?おー、なんだ。もしかして、みんなもあの島に行くのかい?」
まどか「えっ、うん。っていうことは、もしかしてママたちも?」
詢子「まぁねー。しかし、あの島に目を付けるとはなかなか渋いねぇ。
結構穴場だって聞いてたんだけどなぁ。さては、かなり下調べして来たね?」
杏子「あー、通りでマミの奴、夜遅くまで雑誌やらパソコンやらを見てたわけだ」
ほむら「そうなの?一生懸命調べてくれたのね」
マミ「も、もう、佐倉さん!みんなには言わないでって……」
杏子「なんでだよ?別に良いじゃんか」
マミ「だって、あんまり張り切りすぎちゃってるのが知られたら、
ちょっと恥ずかしいじゃない……?だから……」
17 = 1 :
さやか「くぅ~!マミさんってばもう!やっぱり可愛いなぁ!」
マミ「こ、こら!先輩をからかうんじゃありません!」
まどか「……ぷっ、あははははっ」
マミ「鹿目さんまで……」
まどか「あ、ごめんなさい……でも、えへへっ。やっぱりちょっと、可愛いなって」
マミ「……もうっ」
ほむら「ふふっ……良いじゃない、巴さん。褒められてるんだから」
杏子「そうだぞ、マミ。喜んどきなよ」
マミ「あんまり褒められてる気がしないわ……」
19 = 1 :
マミ「あ、そうだわ。それより、電話しないと」
さやか「電話?」
知久「それなら大丈夫。もう僕たちの方でしておいたよ」
マミ「まぁ、本当ですか?すみません、ありがとうございます」
まどか「マミさん、電話って何ですか?」
マミ「えっとね。あの島は住んでる人も居ないし人の行き来もあんまり多くないから、
普段はフェリーみたいなのは出てないらしいの。
だからシーズン以外は、たまに島に行く観光客のために出してくれる小さな船があるくらいで。
後は、自然や遊歩道を管理するための定期船くらいみたい」
杏子「なるほどね。こんな妙な時期に島に行きたいなんて変わった観光客は
自分で連絡して船を出してもらうってわけだ」
20 = 1 :
ほむら「つまり無人島、ということになるのかしら」
マミ「そう言うと大袈裟に聞こえるけれど、そういうことになるわね」
さやか「へー。なんていうか、本当に穴場っぽいなぁ。よく調べられましたね、マミさん」
杏子「だから言ったろ?毎晩夜遅くまで……」
マミ「もう、佐倉さん!」
ほむら「……船、来たみたいよ」
まどか「あっ、ほんとだ!」
男「いやー、お待たせしました。そんじゃ、行きましょうか。
早速乗っちゃってください。足元に気をつけてくださいねー」
21 = 1 :
・
・
・
さやか「おぉー!結構スピード出るもんだねぇ!」
マミ「船が小さめだから、思ったよりも揺れるわね」
ほむら「まどか、大丈夫?船酔いはしてないかしら」
まどか「う、うん。まだ大丈夫……」
杏子「思ったより距離があるね。島までもつかい?
まー、最悪でも海に魚の餌をばら撒くことになるだけだしね」
QB「魚の餌?まどかは魚の餌なんて持ってるのかい?」
ほむら「持ってないわ。黙りなさい。話しかけないで。近くに寄らないでと言ったでしょう」
QB「近寄るなと言っても、船が小さいんだからしょうがないじゃないか」
ほむら「魚の餌になりたいの?」
QB「やれやれ……わかったよ。極力話しかけないようにするよ。
だからその物騒なものをしまってくれ。まどかの両親に見付かってしまうよ?」
22 :
>>8の破壊力が毎回凄すぎる
23 = 1 :
・
・
・
詢子「ふー、着いた着いた。思ったより長かったねぇ」
タツヤ「ねっちゃ、だいじょーぶー?」
知久「船酔いしちゃったのかな。大丈夫かい?」
まどか「えへへ、大丈夫。ちょっとだけ酔っちゃったけど、すぐに治るよ。心配しないで」
さやか「まどかのことはあたしたちで看てるんで、先に行っちゃってください」
詢子「そうかい?んー……ま、確かにそんなに酷く酔ってるわけでもなさそうだし、
ここはお言葉に甘えておこうかね。
それじゃ、こっからは当初の予定通り別行動ってことで」
男「帰りは何時頃にしますかね?大体決めてもらえればありがたいんですが」
24 = 1 :
詢子「それじゃー……3時頃で良いかな。みんなはどうだい?」
マミ「はい、大丈夫です」
男「3時頃ですね。そんじゃ、お待ちしてますんで」
知久「はい、ありがとうございます」
杏子「あ、そうだ。なぁおっちゃん。この島で何か美味いもんとか食うとこないかい?」
さやか「あんたまだ諦めてなかったのか」
男「ん~?美味いもん、ねぇ。一応、もしもの時のために食料を備蓄してる建物はあるが、
そりゃあ非常用だ。観光客用に、ってのは今はねぇなぁ。一応シーズンなんかには、
新鮮な魚介をその場で調理するってのもやってるんだけど、まぁ時期が悪かったな」
ほむら「だそうよ。残念だったわね、佐倉さん」
杏子「ちぇっ。やっぱ夜まで我慢か」
25 = 1 :
詢子「そんじゃみんな、また3時頃にここで待ち合わせね」
知久「まどかのこと、よろしくね」
ほむら「はい、それでは、また」
さやか「……ねぇまどかー。あんまりきついんだったら、魔法で治そうか?」
杏子「船酔いなんて治せんのか?怪我を治すのとはわけが違うぜ?」
マミ「治せないということはないでしょうけど……」
まどか「う、ううん、良いの。こんなことで、魔力使わせられないよ。
それに本当に大したことないから、大丈夫」
ほむら「酔い止めを持ってくるべきだったわね……ごめんなさい」
まどか「ほ、ほむらちゃんが謝ることないよぉ」
26 = 1 :
・
・
・
まどか「……うん、もう大丈夫!みんなごめんね、わたしのせいで待たせちゃって……」
さやか「あれ、もう良いの?まだ10分くらいしか経ってないよ?」
マミ「気を遣ってるんじゃない?本当に大丈夫?」
まどか「はい、本当にもう平気です。心配かけちゃってごめんなさい」
ほむら「少しでも体調が悪くなったら、すぐに言うのよ?」
杏子「むぐむぐ……。ん、もう治ったのかい?よっし、そんじゃ行くかー」
さやか「って、あんた何食ってんのよ!?」
杏子「見りゃわかんだろ?おにぎりだよ」
27 :
>>8
これの元ssがいつも気になる
28 = 1 :
さやか「あ、あんた……1人だけリュック背負ってると思ったら……。
なーんで自然散策だって言ってんのに食べ物持ってきてんのよ!」
杏子「歩きながら食うんだよ。いつものことじゃん」
さやか「そりゃそうだけどさぁ……」
まどか「あははっ、旅行先でも杏子ちゃんは杏子ちゃんだね」
ほむら「花より団子という言葉はこの子のためにあるようなものね」
マミ「食べ歩きは構わないけど、ゴミを捨てたりしちゃ駄目よ?」
杏子「だいじょーぶ、そんくらいは分かってるよ」
マミ「そう、なら良いの。それじゃ、行きましょうか」
29 :
異種姦スレかと思ったのに・・・
30 = 1 :
・
・
・
まどか「わー、こんな自然の中歩いたのなんて、何年ぶりかなぁ」
ほむら「自然の中は空気が美味しいというけど、本当にそう感じるわね」
さやか「ん~、こうして思い切り息を吸い込むと、森の香りとほのかなマヨネーズの香ばしい……。
って杏子ぉ!あんたもうちょっと離れて歩きなさいよ!」
杏子「あん?なんでだよ?」
さやか「あんたのツナマヨのせいで雰囲気台無しになってんの!風下に行きなさい風下に!」
杏子「ちぇっ。はいはい……」
マミ「他に人が居なくて良かったかもね。
周りの人にまで食べ物の匂いをかがせちゃうところだったわ」
まどか「もしかしたら、匂いに釣られて動物が集まって来ちゃったりして!」
さやか「あははっ、そりゃ良いね。でも、熊とか出てきちゃったらどうするー?」
31 = 1 :
まどか「えっ!?そ、それは怖いよぉ」
ほむら「待って」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「みんな、気付いたかしら」
杏子「ちっ……あーあ、マジかよ」
まどか「!ま、まさか、本当に熊が……!」
QB「いいや、熊なんかじゃないよ。これを幸いと捉えるかどうかは別にしてね」
まどか「キュゥべえ!じ、じゃあもしかして……」
マミ「まったく……こんなに人が居ないところに出るなんて、変わったこともあるのね」
32 :
ほむ
33 = 1 :
さやか「移動中にたまたま見つけちゃった、って感じですかね?」
QB「そうだろうね。きっと人の多いところへ向かっている途中だったんだろう。
君たちに見付かってしまったのは、魔女にとって運がなかったと言えるね」
杏子「ったく。せっかくの休暇だってのに邪魔してくれちゃってさ」
マミ「仕方ないわね。早く倒してしまいましょう。
放っておいたら鹿目さんのご家族が危ないかもしれないものね」
ほむら「そうね。まどか、今から結界に入るわ。私のそばから離れないでね」
まどか「う、うん!」
さやか「そんじゃ、行きますか!」
34 = 1 :
・
・
・
15時、船着場
詢子「おっ、来た来た。ぴったりだね」
知久「みんな、楽しかったかい?」
さやか「いやー、自然って良いですね!
完全にリフレッシュしちゃいました!思ったより早く倒せたし!」
詢子「倒せた?何が?」
さやか「えっ、あー、なんでもないです!こっちの話、こっちの話!」
まどか「そ、それより、たっくんどうだったー?お散歩楽しかったー?」
タツヤ「あい!たのしかったー!」
マミ「そう言えば、まだ船は来てないんですか?」
知久「そうみたいだね。まぁ、もうすぐ来るとは思うよ」
36 = 1 :
・
・
・
30分後
まどか「うーん……なかなか来ないね」
さやか「混んでるのかなぁ?」
ほむら「海の上で何が混むというのよ」
知久「一応、電話してみた方が良いかも知れないね」
マミ「あ、だったら今度は私が……あら?ごめんなさい、圏外みたい……」
さやか「えっ!……うわ、あたしもだ」
ほむら「……私もね」
まどか「わ、わたしも……」
37 = 1 :
さやか「杏子、あんたは……って、あんた携帯持ってなかったわね」
杏子「ふん、悪かったね」
詢子「あたしもパパも駄目……ってことは、全滅か。参ったね、不便な島だよ。
仕方ない、もう少し待ってみるか」
……電話が使えないのなら待つしかない。
しかし、そこから更に30分が経ち、そして1時間経ったが……
一向に船が現れる気配はなかった。
まどか「たっくん、寝ちゃったね……」
詢子「……ったく!良い大人が仕事もきっちりできねえのか!」
知久「ママ、落ち着いて……。でも困ったなぁ。
このまま待ってても船は来そうにないね。
みんな、ちょっとここで待っててくれるかい?どこかで電話を借りれないか探してくるよ」
38 = 1 :
そして、更に1時間後。
もうすぐ日が暮れようかという頃に、知久は戻って来た。
しかし、その表情は暗く……
知久「駄目だ、かなり探してみたけれど、電話は1つしかなかったよ。
しかも、その電話も使えなかった。電話自体が故障していたのか、
回線に問題があったのかは分からないけど……」
詢子「えぇ!?おいおい、ってことは……」
ほむら「……今日はこの島に泊まることになりそうね」
マミ「そんな……!もう向こうのホテルにお金払っちゃってるのに……」
詢子「そこは大人に任せな。あのおっさんに、きっちり責任取らせてやる」
さやか「さ、流石まどかママ、頼もしい……」
40 = 1 :
杏子「泊まるのは良いとしてさ、どこに泊まるわけよ?どっかアテがあるの?」
詢子「んー……この島の大きさが大きさだからなぁ。無人島に宿泊施設があるかどうか……」
まどか「……あ、確か山の方に、ペンションみたいなのがあったと思うよ!」
マミ「そう言えば……えぇ、確かにあったわね。散策中に、少し離れたところに見えたわ」
知久「本当かい?だったら、そこに案内してもらえるかな」
さやか「へー、ペンションかぁ。でもいきなり行って泊めてもらえるかなぁ?」
ほむら「そもそも、今営業しているのかも怪しいわね。
けどここに居ても仕方ないし、とりあえず行ってみましょう」
マミ「そうね。それじゃ鹿目さん、行きましょうか。2人で案内しましょう」
まどか「あ、はい!」
41 = 1 :
・
・
・
マミ「……ここで、間違いなさそうね」
まどか「はい……良かったぁ、ちゃんと着けて」
詢子「ほー、結構立派なペンションじゃないか。観光シーズンはそこそこ盛況してるみたいだね」
知久「でも、明かりが点いてないね。やっぱり人は居ないのかな……」
杏子「まぁ良いや。とりあえず入ってみようぜ」
さやか「あのねぇ杏子、誰も居ないのに鍵開いてるわけが……」
杏子「……開いてるみたいだけど?」
さやか「えっ、マジで?」
42 = 1 :
杏子の言う通り、確かに扉の鍵は開いていた。
しかし、中はやはり暗い。
人の気配もない。
まず杏子が先陣を切って中に入り、スイッチを探り当てて明かりを点ける。
杏子「おーい、誰か居ないのかーい?」
知久「……誰も居ないみたいだね」
詢子「じゃあなんで鍵が開いてたんだ?閉め忘れか?」
まどか「どうしよう……。誰も居ないのに勝手に泊まったりしたら、怒られるかなぁ?」
ほむら「でも……今から別の泊まれるところ探すとなると、少し大変になるわね」
さやか「もう日も落ちてるし、この暗い中、
山道を歩くのはちょっとなぁ……。たっくんも居ることだし……」
43 = 1 :
詢子「……仕方ない。誰も居ないけど、ここを使わせてもらおう」
知久「そうだね……。僕たちだけならまだしも、君たちに何かあったら大変だ。
さやかちゃんの言う通り、もう外はかなり暗い。
明かりもないし、こんな状態で山道を歩き回るのはさすがに危ないからね。
責任者の人には明日にでも事情を説明しよう。責任は僕たちが持つよ」
マミ「えっ、で、でも……」
詢子「まー良いから良いから。こういう時こそ、大人には頼っておくもんだよ?」
杏子「……だってさ、マミ。普段あんまり頼れないんだ、ここで頼っておこうぜ?」
マミ「え、えっと……あ、ありがとうございます!」
知久「どういたしまして。それじゃ、僕はタツヤをベッドに寝かせてくるよ。
さすがに、腕が疲れてきたからね」
44 = 1 :
・
・
・
さやか「うーん、なんていうか……誰も居ないペンションに泊まるっていうの、
なんか悪いことしてるみたいでドキドキしちゃうよね」
マミ「実際、悪いことだと思うんだけど……」
杏子「まー固いこと言うなって。ワケありなんだし、別に大して悪いことでもないっしょ」
さやか「あんたが今までしてきたことに比べればそうかもね、なーんて!」
杏子「ちぇっ、今そのことを引き合いに出すなよな。もうやってないっての」
さやか「あははっ、ごめんごめん」
まどか「ほむらちゃんも、あんまりドキドキしてないみたいだね……」
ほむら「……まぁ、私のしてきたこともかなり悪いことばかりだから」
45 = 1 :
さやか「あー、確かに時間停止なんて、ガンガン悪いことに使っちゃえそうだよね!
テスト中に時間止めちゃえば、カンニングし放題じゃん!
はっ……あんたまさか!」
まどか「さやかちゃん……ほむらちゃんはそんなことしないよ」
ほむら「悪いことをしたとは言え、私利私欲のために使ったことなんて一度もないわ……」
マミ「テスト中に時間を止めるだなんて……」
杏子「そんな発想すんの、さやかくらいじゃないの?」
さやか「えっ!?う、うそ!?」
杏子「時間停止があんたの魔法じゃなくて、本当に良かっ……ん?」
さやか「あれ、この音……雨?」
マミ「あら、本当……それも結構強いわね」
46 :
体内に化け物が産み付けられるエイリアン的なものかと思ったら…
47 :
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
48 = 1 :
ほむら「降り出す前にここに着けて、良かったわね」
まどか「そうだね……あ、パパ、ママ。おかえりー。たっくん、どうだった?」
詢子「あー、もうぐっすり。よっぽど疲れたんだね」
知久「この感じだと、夜中に目を覚ましてそのまま寝てくれないっていうパターンかも知れないね」
詢子「あははっ、それは勘弁してよー。こっちも結構歩いて疲れてるんだからさぁ」
知久「そうだね。でもまぁ、雨に濡れずに済んだから、それはラッキーかな」
詢子「確かにねー。それに、雨が降ったとなればこのペンションを使う理由が1つ増えたよ。
こんな状態じゃあ、無断で使ったってそこまで怒られることはないだろ!」
知久「こらこら、滅多なことを言うものじゃないよ。良くないことをしてるのは確かなんだし」
詢子「わかってる、冗談さ」
49 = 1 :
詢子「それより……もうこんな時間だ。さすがにお腹空いてきちゃったね」
杏子「あー、確かに」
さやか「あんた、あんだけ食べといてやっぱりお腹減るんだね……」
マミ「でも、どうしましょう。食べるものなんて何も……」
詢子「んー、一応昼間の弁当の残りならあるよ。
別に痛んじゃいないとは思うけど……こんなので良かったら、食べるかい?」
杏子「痛んでないんなら全然問題ないよ。それ、みんなで食っちまおうぜ!
食い物を粗末にするわけにもいかないしね」
詢子「そうかい?そんじゃ、そうしよっか。
量はそこまでないけど、まぁみんな女の子だしね。一晩越えるくらいにはなると思うよ」
50 = 1 :
知久「女の子だし、か。それじゃあ僕は、ちょっとだけ我慢しなきゃね」
詢子「まー良いんじゃない?最近ちょっとお腹出てきたような気もするしさ」
知久「え、そうかなぁ……あはは、参ったね」
さやか「…………」
詢子「ん?どーした、さやかちゃん」
さやか「あ、いえ。2人とも、すごく仲良さそうで良いなー、って」
マミ「自分と上条くんもあんな風に……ということかしら?」
さやか「おぶんっ!?」
まどか「えー?今のさやかちゃんたちも十分仲良しだと思うけどなぁ」
マミ「あのね、鹿目さん。美樹さんは将来、上条くんとけっこ……」
さやか「ちょ、ちょっとマミさぁああん!?」
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