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元スレ奉太郎「千反田、オレと付き合ってくれ」
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入須先輩とのデートは充実した時間だった。
入須「どうして取れない? 奉太郎、もう一回だ」
ユーフォーキャッチャーに向きになる入須先輩はかわいかった。
夕方の公園を二人で散歩する。
入須「奉太郎、今日はどうだった」
奉太郎「楽しかったです」
入須「そうか。良かった」
入須が微笑みを浮かべる。
ベンチに座った。
公園にはオレと入須以外に人の気配はない。
入須「どうして取れない? 奉太郎、もう一回だ」
ユーフォーキャッチャーに向きになる入須先輩はかわいかった。
夕方の公園を二人で散歩する。
入須「奉太郎、今日はどうだった」
奉太郎「楽しかったです」
入須「そうか。良かった」
入須が微笑みを浮かべる。
ベンチに座った。
公園にはオレと入須以外に人の気配はない。
入須「私達……だけだな」
奉太郎「そうみたいですね」
入須が不意に目線をそらした。
入須「奉太郎、君は誰かとキスしたことはあるか?」
奉太郎「いえ……」
入須「そうか、私もだ」
入須「そんな顔をするな。私は女帝などと呼ばれているが、実際は普通の女の子だ」
奉太郎「は、はい」
入須が再び目線を合わせた。
入須「奉太郎」
奉太郎「はい」
入須「キスしてもいいか?」
奉太郎「そうみたいですね」
入須が不意に目線をそらした。
入須「奉太郎、君は誰かとキスしたことはあるか?」
奉太郎「いえ……」
入須「そうか、私もだ」
入須「そんな顔をするな。私は女帝などと呼ばれているが、実際は普通の女の子だ」
奉太郎「は、はい」
入須が再び目線を合わせた。
入須「奉太郎」
奉太郎「はい」
入須「キスしてもいいか?」
奉太郎「はい」
身体が熱い。
顔が今、真っ赤になっているのが自分でも分かった。
入須が目を閉じる。
入須の唇に自分の唇を徐々に近づけていく。
後、50cm……30cm……10cm……5cm……
奉太郎「あっ」
声が出ていた。
姿を見たのはいつ以来だろう。
視界の隅にあいつが居た。
すでにこちらには、背を向けて走っていて、どんどん姿が小さくなっていく。
足が勝手に動いていた。
身体が熱い。
顔が今、真っ赤になっているのが自分でも分かった。
入須が目を閉じる。
入須の唇に自分の唇を徐々に近づけていく。
後、50cm……30cm……10cm……5cm……
奉太郎「あっ」
声が出ていた。
姿を見たのはいつ以来だろう。
視界の隅にあいつが居た。
すでにこちらには、背を向けて走っていて、どんどん姿が小さくなっていく。
足が勝手に動いていた。
入須「奉太郎?」
奉太郎「すぐに戻ります」
すでにかなり距離が離れている。
絶対に見失ってはいけない。
全力疾走なぞ人生ではじめてかもしれない。
徐々に千反田との距離が迫っていく。
追い付いた。
オレは千反田の腕を掴んだ。
オレも千反田も息がきれていた。
奉太郎「どうして逃げる?」
える「……」
奉太郎「言ってくれないと分からない」
奉太郎「すぐに戻ります」
すでにかなり距離が離れている。
絶対に見失ってはいけない。
全力疾走なぞ人生ではじめてかもしれない。
徐々に千反田との距離が迫っていく。
追い付いた。
オレは千反田の腕を掴んだ。
オレも千反田も息がきれていた。
奉太郎「どうして逃げる?」
える「……」
奉太郎「言ってくれないと分からない」
える「私、見ていられなかったんです」
奉太郎「見ていられなかった? 千反田はオレを振ったんだろ? どうして見ていられないんだ?」
える「では、どうして折木さんは入須さんと付き合っているのに、私を追いかけてきたりしたんですか!?」
千反田の大きな目からは、一筋の涙が流れ出していた。
興奮しているためか、走ってきたからか、息は絶え絶えだ。
える「私のことはもう放っておいて下さい!」
こんな大きな声をあげた千反田を見たのは、はじめてだった。
える「もう折木さんは古典部でもありませんし、私との接点はありません!」
える「ですから……ですから、私のことは……もう本当に放っておいて下さい!」
千反田の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。
奉太郎「見ていられなかった? 千反田はオレを振ったんだろ? どうして見ていられないんだ?」
える「では、どうして折木さんは入須さんと付き合っているのに、私を追いかけてきたりしたんですか!?」
千反田の大きな目からは、一筋の涙が流れ出していた。
興奮しているためか、走ってきたからか、息は絶え絶えだ。
える「私のことはもう放っておいて下さい!」
こんな大きな声をあげた千反田を見たのは、はじめてだった。
える「もう折木さんは古典部でもありませんし、私との接点はありません!」
える「ですから……ですから、私のことは……もう本当に放っておいて下さい!」
千反田の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。
今、これ以上話しても埒があかないだろう。
奉太郎「分かった。じゃあオレはもう戻る」
千反田は両手で顔を覆って泣いていた。
しかし、千反田はなぜこんなに泣く必要があるのか?
オレはもと来た道をたどった。
入須はそのままベンチに座っていた。
入須「えるか?」
奉太郎「はい」
入須「どうして追いかけた?」
奉太郎「……」
入須「まあいい。さっきの続きを……」
奉太郎「すみません。今日はもう帰らせて下さい」
入須「……そうか。分かった。ではまた……」
奉太郎「はい……」
楽しかった時間は、一瞬にして終わった。
奉太郎「分かった。じゃあオレはもう戻る」
千反田は両手で顔を覆って泣いていた。
しかし、千反田はなぜこんなに泣く必要があるのか?
オレはもと来た道をたどった。
入須はそのままベンチに座っていた。
入須「えるか?」
奉太郎「はい」
入須「どうして追いかけた?」
奉太郎「……」
入須「まあいい。さっきの続きを……」
奉太郎「すみません。今日はもう帰らせて下さい」
入須「……そうか。分かった。ではまた……」
奉太郎「はい……」
楽しかった時間は、一瞬にして終わった。
>>151
そう
そう
千反田はどうして泣いていたのか?
頭の中はそのことでいっぱいだった。
しかし、どうしてオレは千反田のことをこんなに気にしている?
オレの彼女は入須だ。
やはり……まだオレは……。
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
朝になっていた。
頭の中はそのことでいっぱいだった。
しかし、どうしてオレは千反田のことをこんなに気にしている?
オレの彼女は入須だ。
やはり……まだオレは……。
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
朝になっていた。
憂鬱だった。
だがこのことをはっきりしておかなければならない。
昼休みだった。
突然、伊原がオレのクラスに入ってきた。
摩耶花「ちょっと来なさいよ!」
伊原はオレの腕を掴むと、強引に人気のない階段の踊り場まで引っ張った。
そこまで来ると、伊原はオレの腕を掴んでいた手を離した。
摩耶花「折木の馬鹿!」
そして、伊原はその手でそのままオレの頬を平手打ちした。
だがこのことをはっきりしておかなければならない。
昼休みだった。
突然、伊原がオレのクラスに入ってきた。
摩耶花「ちょっと来なさいよ!」
伊原はオレの腕を掴むと、強引に人気のない階段の踊り場まで引っ張った。
そこまで来ると、伊原はオレの腕を掴んでいた手を離した。
摩耶花「折木の馬鹿!」
そして、伊原はその手でそのままオレの頬を平手打ちした。
えるなんてほっときゃよかったのに
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