元スレほむら「さやか、あなた……まどかを殺すつもりね」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
101 = 84 :
>>100
もう戻れないんじゃね?
102 = 1 :
・
・
・
さやか「へへー、さやかちゃん、2段にしちゃいましたからねー!」
まどか「わっ、すごーい!」
ほむら「よくそんな状態で上の段が落ちないわね」
さやか「正直ハラハラもんよ。あんたたちの1段アイスでさえ、
結構大きいからギリギリのバランスで成り立ってる感じするのに……」
まどか「だ、だよね。もしこれで誰かにぶつかられたりしたら……」
子ども「きゃははは!こっちだよー!はやくはやくー!あうっ!」
まどか「きゃっ!?」
さやか「ぶ、ぶつかられおった!」
103 = 1 :
ほむら「アイスも……落としてしまったわね」
子ども「いたたた……ぐすっ」
さやか「あっちゃー、こけて怪我しちゃってるじゃん」
まどか「……もう!何するの、危ないでしょ!」
子ども「ひぐっ……!」
さやか「!」
まどか「ちゃんと前見て走らないと!何考えてるの!?周りの人の迷惑になるんだよ!
ほら、あなたのせいでわたしのアイスが落ちちゃったんだよ!」
子ども「ご、ごめん、なさい……ぅええぇん……!」
まどか「泣いたら許されると思ってるの!?子どもだからって、そんなの……」
さやか「ま、まどか、落ち着いて。相手はさ、ほら、こんなちっちゃい子どもなんだし……」
104 = 90 :
これも全部神名あすみって奴の仕業なんだ
105 = 96 :
あーこれ遠隔操作されてますわ
106 = 94 :
>>104
おのれあすみん!
107 = 1 :
まどか「さやかちゃんまで、何言ってるの!?
子どもだから何しても許されるなんて、そんなの絶対おかしいよ!
わたしのアイスが落ちちゃったんだよ!?こんなのあんまりだよ!酷すぎるよ!」
さやか「わ、わかったよ。アイスならほら、あたしのを1段あげるからさ、ほら、ね?」
まどか「ほんと!?わーい、ありがとうさやかちゃん!」
さやか「……!?お、おう……」
ほむら「まどか、良かったら私のアイスも食べても良いわよ。まだほとんど口を付けていないから」
まどか「わあっ、良いの?ほむらちゃんもありがとう!」
子ども「ひっく、ぐすっ……」
さやか「キミ、大丈夫?怪我は……擦り傷か。ほら、絆創膏あげるから。
ちゃんと水で綺麗にあらってから貼るんだよ?」
子ども「う、うん……おねえちゃん、ありがとう」
108 = 90 :
まどキチ!
109 = 96 :
ほむ……ほむ?
110 = 16 :
さやさやさしい
111 = 1 :
まどか「えへへっ、アイス美味しいね。ほむらちゃん、さやかちゃん」
ほむら「えぇ、そうね。とっても美味しいわ」
さやか「……あのさ、まどか。さっきのは、ちょっと酷いんじゃない……?」
まどか「えっ?」
さやか「あんなちっちゃい子が怪我したのに、あんた、自分のアイスのことしか考えてなかったでしょ?
それで、半べその子にあんなに捲くし立てて……。大人気ないって言うかさ」
まどか「だって……悪いのはあの子だよ?悪いことしたら、ちゃんと叱ってあげなきゃ」
さやか「そりゃまぁ……確かに、あの子の不注意だったけどさ。それにしたって……」
ほむら「まどかの言う通りよ。まどかは何も責められるようなことはしてないわ」
さやか「……はぁ。わかった、もう良いよ。ほら、アイス溶けちゃうよ」
112 = 1 :
翌朝
まどか「おはよう、さやかちゃん!」
ほむら「おはよう」
さやか「ん、おはよ。……あれ?ほむら、あんた手どうしたの?」
ほむらの右手には、包帯が巻かれていた。
ほむら「これは……昨日、ちょっと怪我をしてしまって」
さやか「それは見てわかるよ。だから、なんで怪我したのかって」
ほむら「……良いじゃない、別に。それより早く行かないと遅刻するわよ」
さやか『……魔法で治さないのも、何か理由があるわけ?』
ほむら『関係ないわ。魔力の無駄使いを避けるために自然治癒に任せているだけよ』
さやか「…………」
なんだろう、ほむらは何か、隠してる……?
113 = 88 :
待った!
114 = 1 :
・
・
・
さやか「…………」
なんか、昨日から気になることが多いなぁ。
まどかの様子と言い、ほむらの怪我と言い……。
……あたしの気にしすぎなのかなぁ。
仁美「……やかさん、さやかさん?」
さやか「えっ……あ、あぁごめん。何、どうしたの?」
ほむら「次は体育でしょう。もうみんな更衣室に行ってしまったわよ」
さやか「あ、そ、そっか!ごめんごめん、ボーっとしちゃってたよ」
まどか「もしかして、体調悪いの?保健室、連れて行こうか?」
さやか「だ、だーいじょうぶだってぇ!
ちょっと昨日夜更かししちゃってさ!寝不足気味なだけだよ!」
まどか「そう?だったら良いんだけど……」
115 :
なんぞ?
116 = 1 :
ほむら「ほら、早く着替えなさい。置いて行くわよ」
さやか「はやっ!もう着替えたの!?さてはあんた、制服の下に体操服着込んでたわね!」
ほむら「えぇ。それがどうかしたかしら」
さやか「ひ、卑怯者ぉ!今までそんな準備したことなかったじゃん!」
ほむら「用意周到と言って欲しいわね。さ、行きましょうまどか」
さやか「げえ!まどかまで!」
まどか「えへへっ。じゃあねさやかちゃん、先に行ってるね!」
さやか「くそぉう、せっかくの体育なのにまどかにセクハラもできないとは不覚……。
こうなったら、仁美に……」
仁美「残念ですが、お喋りしてる間に着替え終わってしまいましたわ」
さやか「お、おのれ……」
口では残念そうなことを言いながらも、心の中ではちょっと安心してた。
昨日のまどかはちょっと変だったけど、
こうして会話をしてみると、いつも通りのまどかだったから。
117 :
ほむらの魂を2分してまどかに吹き込んだとかそんなところか
118 = 16 :
ほむほむ?
119 = 1 :
昼休み
ほむら「まどか、今日もお弁当のおかず、食べてもらっても良いかしら?」
まどか「え?うん良いよ。でもほむらちゃんの方からお願いされるなんて、ちょっと意外かも」
ほむら「昨日あの後練習したから、味見してもらいたくて……」
さやか「練習って、おかず作る練習?」
仁美「もしかして、その手の怪我はその時に……?」
ほむら「あ……。えぇ、実は……包丁で、ちょっと」
さやか「えっ。じゃあ今朝、怪我の理由をはぐらかしたのは……恥ずかしかったから?」
ほむら「…………」
さやか「な、なぁーんだもう!変にごまかすから何かと思えば!
それにしても、料理で手を切る不器用なクール美少女か……。
どんどん萌え要素が追加されていきますなぁ!」
ほむら「……だから言いたくなかったのよ」
120 :
よかった
121 = 16 :
かわいい
122 :
うーむ
どういうことだ
123 = 1 :
放課後
さやか「さーて、今日はカフェで何食べようかなー。
体育でカロリー消費したし、お稽古の仁美の分まで食べちゃいますからね!」
ほむら「まさか、2人分食べる気?」
まどか「もう、さやかちゃんってば。太っちゃうよ?」
今日1日通して意識してみたけど、やっぱりいつも通りのまどかだ。
昨日のまどかは……まぁ、まどかだってああいうこともあるだろう。
深く考えすぎだよね。
ほむらの怪我だってあたしの考えすぎだったんだし……もう気にしないでおこう。
まどかがいつも通りなんだから、あたしもいつも通りにふざけよう!
さやか「なに~?嫁が夫に口答えするんじゃなーい!こうしてくれるわー!」
まどか「きゃっ!もう、やめてってばさやかちゃん!きゃははは!」
124 :
面白くない
125 :
少なくともネタばらしまではワクワクしてるよ
126 = 1 :
さやか「えぇい、抵抗するんじゃない!ほれほれー!」
まどか「きゃははは!やめっ、さやかちゃ、あはははは!」
いつも通りのまどかとの、いつも通りのじゃれ合い。
……の、はずだった。
でも……
まどか「さやかちゃ、きゃはははは!やめて、……やめてッ!!」
さやか「えっ……!?」
一際強い、まどかの拒絶の声。
それはじゃれ合いなんかじゃなく……本気の怒鳴り声だった。
さやか「ぁ……ご、ごめん、まどか。でも、なんで……」
まどか「やめてって言ったよね?どうして嫌がってることするの?
そんなに人の嫌がることをして楽しいの?わたしをいじめて楽しいの?」
127 = 16 :
まどまど?
130 = 1 :
さやか「そ、そんな、つもりじゃ……」
まどか「酷いよさやかちゃん、酷いよさやかちゃん……酷いよ!さやかちゃんッ!!」
突然まどかは手を振り上げて、
さやか「ぁぐっ!?ま、まどか……!?」
まどか「酷いよ!酷いよ酷いよ酷いよ酷いよ!!」
さやか「ま、待っ、痛ッ!ほんと、痛い、待って、まどか、痛いって!」
ま、待って、これ、ほんと痛い……!
パシパシ叩くとか、ポカポカ叩くとか、そういうのじゃない!
拳で思い切り……殴りつけてきてる……!?
ほむら「まったく……自業自得ね」
さやか「いや、ほむら!み、見てないで、痛ッ!と、止めて!
これほんと、まどか、ストップ!やめて!まどか!やめてぇ!」
ほむら「……?まどか、もうそのくらいにしてあげて。さやかも反省したでしょうし」
131 = 1 :
そのほむらの声で、ぴたりとまどかの動きは止まった。
まどか「…………」
さやか「っ……ま、まどか、あんた……」
まどか「ひぐっ……ぐすっ、ぅえぇえええん……!」
……な、なに……?
今度は急に、泣き出し……
ほむら「……!さやか、謝りなさい」
さやか「なっ、え……」
ほむら「謝りなさい!……可哀想に、まどか。
もう大丈夫よ、あなたをいじめる人は居ないわ……」
132 :
黒魔術でも使ったか
133 :
お前は死んだんだぞ?ダメじゃないか!死んだ奴が出てきちゃあ!死んでなきゃあああ!!
134 :
この劣化まどかみたいな女よくいる
135 = 1 :
まどか「うぇええええん……ほむらちゃぁん……!」
な……何がなんだか、わからない。
あたしがいつ、まどかをいじめたって……?
あんなの、今まで何回もやってきたおふざけじゃん……。
それなのに、いきなりまどかがキレて、かと思ったら、泣き出して……。
ほむら「……何をしているの、さやか。早く謝れと言っているでしょう……!」
さやか「えっ、あ……ご、ごめん、まどか……」
わけがわからないまま、ほむらの迫力に押されて謝ってしまった。
……すると。
まどか「ううん、良いよ!わたしの方こそ、叩いたりしちゃってごめんね、さやかちゃん!」
136 = 92 :
人間じゃねぇ…
137 :
これは人格を突貫工事で作り上げたのか?ちょっと幼稚だし
138 :
これも全部乾巧ってオルフェノクの仕業だ
139 = 1 :
さやか「……は……?」
まどか「さ、早く行こ?カフェ、行くんだよね?」
ほむら「えぇ。ほら、行くわよさやか」
さやか「あっ、え、あ……う、うん」
何、今の……。
まさか、嘘泣き……?
いや、違う。
あれは多分……本気で泣いてた。
でも、感情が突然切り替わった。
感情の切り替えが早いとか、そういう問題じゃなくて、一瞬で、切り替わった。
それこそ、スイッチを切り替えるみたいに……。
怒ったかと思えば突然泣き出して、泣いたと思えば突然にっこり笑う。
ど……どうしちゃったんだよ、まどか……。
140 = 92 :
>>138
なんだって、それは本当かい?
141 = 35 :
でも度を越えたセクハラされたら普通の反応だよな
142 = 1 :
・
・
・
まどか「じゃあね、ほむらちゃん、さやかちゃん。また明日ー」
さやか「うん……また明日」
ほむら「ばいばい、まどか」
さやか「……あのさ、ほむら」
ほむら「何かしら」
さやか「まどか……どうしちゃったの?」
ほむら「?何が?」
さやか「いやだから、今日のまどかだよ。突然怒ったり、泣いたり……」
ほむら「あれはあなたのせいじゃない。あなたがまどかの嫌がることをしたからでしょう?」
143 = 1 :
さやか「た、確かにそれはそうだけどさ。
でもあんなの、今までと変わらないただのじゃれ合いじゃん!
そりゃまぁ、前にもやりすぎてちょっと怒られちゃった時はあるけど、
でも今日のは、全然違った!あんな、本気で怒って、殴ってくるなんて……!」
ほむら「……まどかにも、そういう時もあるわよ。体調が優れなかったのかも知れないわ」
さやか「う……でも、今まではそんなの……」
ほむら「あなた……何が言いたいの?」
さやか「……じ、事故のことがさ、何か影響してるんじゃないの……?」
ほむら「いいえ、そんなことはないわ。事故の影響なんて、何もない。
体はあなたが戻したし、魂は私が戻した。完全に元通りにね。
それとも何?あなたは今の状況に不満があるの?まどかが生き返ったというのに」
さやか「い、いや……問題ないなら、良いんだよ。そうだよね、生き返ったんだから、
些細なこといちいち気にする必要なんて、ないんだよね……」
144 = 132 :
ほむらさんそれでいいのか
145 = 92 :
生き返らせた方法きけよ
146 = 1 :
・
・
・
ほむらと別れ、1人で家に向かう。
確かに、昨日と今日のまどかは変だった。
でも……うん、感情が不安定な日なんて、まどかにだってある。
うん、そうだ、だから、そんなこと気にする必要なんて、何も……。
杏子「でさ、お化けが出るとか、その死体が動き回るとか……」
マミ「もう、佐倉さん。あんまり怖がらせないで!」
さやか「あ……マミさんに、杏子」
杏子「おっ?よー、偶然だね」
マミ「こんにちは。美樹さんはこれから帰宅?」
147 :
俺のデブさんきたああああ!!!
148 :
ほむほむがまどか操ってるとか?
大切なまどかに何すんだ的な
149 = 1 :
さやか「うん、まぁ。2人は、もしかしてパトロールですか?」
マミ「えぇ、一応軽くね。まぁ、ほとんどお散歩みたいなものだけど」
さやか「そうですか……」
杏子「ん?どうしたさやか、なんか元気ないじゃんか。
いつもなら“あたしも行くー”とか言って付いて来ようとするくせに」
さやか「あー、まぁ……ね」
マミ「どうしたの?何か悩み事?」
さやか「……いえ、そんな大したことじゃないです。気にしないでください」
まどかのことなんて、相談できるはずない。
下手に相談して、あのことを知られたりなんかしたら……
杏子「もしかして、まどかのことか?」
150 = 16 :
きょこきょこするどい
みんなの評価 : ★★★×5
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