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    元スレほむら「さやか、あなた……まどかを殺すつもりね」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - カニバリズム + - 傀儡まどか + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 1 :

    さやか「なっ……!?」

    杏子「なんだ、図星かよ」

    マミ「鹿目さんが、どうかしたの?」

    さやか「あ、い、いや……。っていうか杏子、あんたなんでそんなこと……!」

    杏子「んー?いや、なんとなくさ。こないだあんたたちに会った時、
       まどかの様子がちょっと変だったような気がしたから」

    さやか「こないだ、って。あの、猫の事故の時……?」

    マミ「猫の事故……?気になるわね、詳しく教えてくれる?」

    杏子「えーっと、一昨日、だったか?さやかとまどか、あとほむらの3人に会ってさ」

    152 = 92 :

    猫はエイミーじゃないよな?

    153 :

    あんこちゃんさすが!

    154 = 1 :

    杏子「その時、猫が車に轢かれて死んじゃってるの見たんだよ」

    マミ「まぁ……可哀想に」

    杏子「そう、あたしもグロいもん見ちまったと思ったのと同時に、
       さすがに可哀想だなとも思ったさ。このあたしですらそうなんだ。
       だったら、まどかだったらどう感じると思う?」

    マミ「それは……心を痛めるでしょうね。もしかしたら、泣いてしまうこともあるかも」

    さやか「……あっ……!」

    杏子「気付いたか。まどかなら、まぁ泣かないまでも、猫が死んじまったことを
       心の底から哀れむと思うだろ?ただでさえ猫好きみたいだし。
       だけど……そうじゃなかった。あいつ、その時なんて言ったと思う?
       晩飯食えなかったらどうしよう、
       あんまり近くに居たくないから早く行こう、って言ったんだ。
       それも、本当に嫌なものを見たって感じにさ」

    155 :

    さすが俺のあんこちゃん!鋭いね

    156 = 16 :

    きょこきょこ!

    157 = 1 :

    マミ「それ、本当……?だとしたら、確かに鹿目さんらしくはないわね」

    杏子「だろ?まぁちょっとしたことだが、それが気になってさ。
       だから、さやかが何か悩んでるんだとしたら、まどか関連かなと思ったんだ」

    さやか「…………」

    そうか、あの時ふと覚えた違和感の正体が、やっとはっきりした。
    そうだよ、まどかは本当に優しい子なんだ。
    猫が車に轢かれたりなんかしたら、気持ち悪いと思うより先に可哀想と思うような子なんだ。
    それなのに、確かにあの時のまどかは……。

    よく考えたら、それだけじゃない。
    次の日の朝あたしがじゃれ付いた時、まどかは珍しく反撃してきた。
    それだけならまだ分かるけど……あれも、本気で殴ってきてた。
    怒って本気で殴るならまだしも、悪ふざけで痛みが後を引くくらい強く殴るなんて、
    今までのまどかからは考えられない。

    158 = 1 :

    それに、お昼のお弁当の時だってそうだ。
    まどかはほむらに、“自分の苦手なものをあげる”と言って、おかずを1つ渡してた。
    ほむらに遠慮させないための嘘だと思ったけど……。
    まどかはそのおかずを、はっきりと“美味しくない”と言った。
    たとえ嘘でも、自分の親が作ってくれたお弁当を“美味しくない”なんて、まどかが言うはずない。
    一生懸命作ってくれたお弁当を悪く言うなんて、考えられない。

    それもこれもみんな、体調が悪かったから?
    感情が不安定な日だったから?
    まどかにだってそんなこともある?

    わからない……でもなんていうか……
    感情とか、そんなレベルの話じゃ、ないような気がする……。
    ……わからない……わからない……。

    杏子「おい、さやか……?」

    マミ「大丈夫?顔色が悪いわよ……」

    さやか「ご、ごめんなさい。あたし今日はもう帰りますね……さよなら!」

    160 :

    生理なんだよ察してあげようさやかちゃん

    161 = 153 :

    どんなオチなのか

    162 :

    楽しみ、支援

    163 = 1 :

    翌朝

    さやか「…………」

    一晩考えたけど……多分、そうだ。
    まどかの違和感には……事故が関係してるんだ。
    事故の影響で、それでちょっとおかしくなっちゃってるんだ。
    体は間違いなく、頭も完璧に治したはずだから、たぶん何か、別の原因で……。

    早くほむらにそのことを伝えないと。
    もしかしたら、生き返らせた方法に問題があったのかも知れないし……。

    もう少しでいつもの待ち合わせ場所。
    ……というところで、ふいに後ろから声をかけられた。

    マミ「美樹さん、今ちょっと良い……?」

    さやか「えっ……?」

    杏子「話がある。安心しな、学校に間に合う程度には手早く済ませるからさ」

    164 = 1 :




    さやか「……それで、話って言うのは」

    マミ「あのね……。鹿目さんのことなんだけど」

    さやか「!ま、まどかが、どうかしたんですか?」

    マミ「その……鹿目さんね、病院に連れて行った方が良いと思うの」

    さやか「病院!?な、なんで……!」

    杏子「昨日さ、あいつがマミの家に来たんだよ」

    さやか「……え」

    杏子「その時のあいつ……どう考えてもおかしかった。あれは異常だよ」

    165 = 16 :

    きょこきょこ?

    166 = 147 :

    まどか「デブさんはマミ」

    こんな感じか

    167 = 1 :

    昨日、マミ宅

    まどか「えへへ、こんにちは、マミさん」

    マミ「鹿目さん!突然どうしたの?何か用事?」

    まどか「あ、いえ。特に用事があるってわけでもないんですけど……。近くを通ったから、つい」

    マミ「そう……。まぁ、とりあえず上がって?」

    まどか「はい、おじゃまします」

    杏子「ん?なんだ、誰かと思えばまどかか」

    まどか「こんにちは、杏子ちゃん」

    マミ「ちょうど今からお茶とケーキを食べようと思ってたの。
       すぐ用意するから、座って待っててね」

    168 = 96 :

    『にするなり棒1本いれるといいかもあんあん!

    169 :

    ほむら「無限月読だ」

    仁美「分かるってばよ…」

    170 = 1 :

    マミ「はい、どうぞ」

    杏子「おー、美味そう!」

    まどか「わ、ありがとうございます!いただきまーす」

    杏子「いっただっきまーす!うめぇー!」

    まどか「ん~、美味しい~!杏子ちゃんのケーキも美味しそうだね!どんな味するの?」

    杏子「あん?駄目だぞ、これはあたしんだ。やらないからな!」

    まどか「えー、杏子ちゃんのケチー」

    マミ「ふふっ、佐倉さん、いじわる言ってないで一口くらいあげても良いんじゃない?

    そこまでは、普通だった。
    まどかの様子も特におかしいところはなく、いつも通りのあたしたちの知ってるまどかだった。
    だけど……突然だった。

    172 = 1 :

    まどか「そうだよ杏子ちゃん。ちょっとくらい良いでしょ!」

    杏子「なッ!?」

    まどかは……あたしのケーキを、素手で掴みやがった。

    マミ「か、鹿目さん!?」

    まどか「ん……なーんだ。思ったより美味しくなかったよ」

    そして手で掴んだケーキを一口食べ、そう言い捨てたと思ったら……。
    今度は、手にまだ残っていたケーキを、横にあるゴミ箱に捨てた。

    杏子「ッ……てめぇふざけんじゃねぇ!殺すぞ!!」

    まどか「きゃっ!き、杏子ちゃん!?」

    173 = 169 :

    突然まどかが普段だったら言わない事を言い出したんだ…

    まどか「でもこんなにたくさんケーキを食べたら太っちゃうかも」

    マミ「その分運動すれば」

    まどか「マミさんみたいにだけはなりたくないなー」

    杏子「!?」

    マミ「」

    174 = 92 :

    想像通りの言葉でしたごちそうさま(ゲプッ

    175 = 88 :

    ワイルドだろぉ

    176 :

    >>173
    だれだよ

    177 = 1 :

    マミ「だ、駄目よ佐倉さん!落ち着いて!」

    杏子「放せマミ!一度ぶん殴らなきゃ気がすまねぇ!!
       マミのケーキを捨てやがって!!ぜってー許さねぇ!!ふざけんな!!」

    マミ「い、良いから、とにかく落ち着いて!」

    杏子「くっ……!まどかてめぇ……なんでそんなことしやがった……!」

    まどか「だ、だって……美味しく、なかったんだもん……」

    杏子「……ッざけやがって!!美味しくなかっただぁ!?
       そんな理由で捨てたってのかよ!あぁ!?」

    マミ「か、鹿目さん、どうしてしまったの……?あなた、そんな子じゃなかったはずよ……」

    まどか「……よくわかんないけど、怒らせちゃったみたいですね。
        今日はもう帰ります。さよなら、マミさん、杏子ちゃん」

    杏子「待ちやがれてめぇ!!……くそ!なんなんだよ、ちくしょう!!」

    178 = 35 :

    元より素直で良い子

    179 = 24 :

    >>173
    くそっwww

    180 = 1 :




    さやか「う、うそ……」

    杏子「その後多少落ち着いてマミと話し合ったんだが……。
       どう考えても、あのまどかは普通じゃなかった」

    マミ「魔女に操られているというわけでもなかったし……。
       それで、何か精神を病んでるんじゃないか、っていう結論になったの。
       美樹さんも鹿目さんのことで悩んでるみたいだったから、やっぱり何かあるんじゃないかって」

    さやか「そ……それは……」

    マミ「心当たりとか、ない?」

    さやか「……ご、ごめん。何も、わからない……」

    マミ「……そう」

    杏子「おい、さやか。あんた……」

    さやか「も、もう遅刻しちゃうから!あたし行くね!
        何かあったら連絡します!それじゃ!」

    181 = 1 :

    そんな……思ってたより、ずっと酷い……!
    もう、絶対間違いない!
    事故のせいだ、事故で、まどかおかしくなっちゃったんだ!
    それも、明らかにどんどん酷くなってる、悪化してる……!
    は、早く、なんとかしないと……。

    さやか「お、おはよう……」

    まどか「あ、さやかちゃん!今日はどうしたの?寝坊?」

    仁美「なかなか来なかったので、先に行かせてもらいましたわ」

    さやか「あ、う、うん。ごめんね」

    ほむらは……もう席に着いてる。
    急いでほむらに、相談しなきゃ……!

    182 = 1 :




    ほむら「……それで?あなたは何が言いたいの?」

    さやか「な、何がって……絶対おかしいじゃん!普通のまどかじゃないよ!」

    ほむら「何もおかしなことなんてないわ。まどかだって完璧じゃない。
         少しくらいマナーがなっていないこともあるでしょう。大げさに騒ぎすぎよ」

    さやか「な、なんで……!」

    ほむら「あなた、何が不満なの?まどかは生き返った。
        こうして私たちの元へ帰ってきた。それだけで十分でしょう?」

    さやか「ふ、不満とかじゃなくて……」

    184 = 1 :

    ほむら「事故のことで不安なのは分かるけれど、
        間違いなく、まどかの体は完璧に治ってる。脳に障害があるなんてこともない。
        まどかがおかしくなる理由なんて、どこにもないじゃない」

    さやか「いや、でも……!だ、大体どうやってまどか、生き返らせたのよ!
        魔法で生き返らせたって言ってたけど、もしかしたら、そこに何か問題が……」

    ほむら「やり方は何度も確認したし、間違えてなんかいない。問題があるはずない。
         あなたが些細なことまで気にしすぎなのよ。
         ……話は済んだわね。私はもう行くわ」

    さやか「ちょ、ちょっと……!」

    そんな……ほむらは、あたしの話を信じてない。
    マミさんと杏子の話を、信じてない……!
    でも、でも!
    まどかが変なことは確かなんだ!
    なのに……!

    い、一体、どうしたら……!

    185 = 169 :

    (やり方…?)

    186 :

    サイレンの屍人みたいな感じか
    理性があるように見えてその実

    187 :

    脳とか心臓だっけ
    移植したらこういうケースが起こる場合があるの

    188 = 24 :

    やり方(意味深)

    189 = 1 :

    昼休み

    まどか「いただきまーす」

    ほむら「いただきます」

    さやか「…………」

    こうして見ると……本当に、普通のまどかだ。
    でも、突然おかしくなるんだ。
    何かがきっかけで、まどかは、普通のまどかじゃなくなる。

    何も考えずに、何にも気付かずに接することが出来たら、あたしも楽なのに……。
    でも、そんなの……。

    ほむら「今日は、これを味見してもらっても良いかしら」

    まどか「もちろん!それじゃあわたしは何をあげようかなー……」

    191 = 92 :

    >>187
    セルメモリーか?
    臓器を移植したときにその臓器の持ち主の記憶なんかが宿るってやつ。
    例としては仕草が似ることなんかもあるな。

    192 = 1 :

    ほむら「あ、そのおかず、美味しそうね」

    まどか「!駄目だよこれは!」

    あたしは、その瞬間を見ていなかった。
    自分のお弁当に目を落として、2人の会話だけを聞いていたから。
    でも、突然聞こえた。
    まどかの慌てたような声の直後に……鈍い音と、呻くような一瞬の声。
    あたしが反射的に顔を上げると、そこには……

    ほむら「ッ……ぁ、ぐ」

    さやか「なっ……ほ、ほむら!?」

    両手で顔を覆うほむら。
    そして手の隙間からは、血が垂れていた。
    すぐにわかった。
    ほむらはまどかに顔を殴られて、鼻血を出したんだと。

    193 :

    かなめのかとまどかのまどをとってカマドちゃんって言うんだろ?
    わかってるよ

    194 = 187 :

    >>191
    そうそうそれそれ、細胞の記録
    まあこのSSには当てはまらないけど怖いよね

    195 = 169 :

    つまり…公共事業だってばよ?

    196 = 1 :

    さやか「ま、まどか、あんたなんてことを……!」

    そう責めようとした瞬間、まどかは……思っていたのと違った反応をした。

    まどか「ち、血が……!ほむらちゃん!」

    慌てた顔ですぐほむらに近付き、顔を寄せる。
    ……ちゃんと、心配してる……?
    これだと本当に、運悪く手が強く当たってしまい、友人に怪我をさせてしまった子の反応だ。
    杏子から聞いた様子とは、少し違う。

    ほむら「ほ……保健室に、連れて行ってもらえるかしら……」

    まどか「う、うん。ほむらちゃん、行こう?」

    さやか「あ、あたしも……」

    ほむら「あなたは、待っていて……すぐ、戻ってくるから……」

    197 = 1 :

    そうして、ほむらとまどかは行ってしまった。
    ……待っててって言われてもなぁ。
    やっぱ心配だし……。

    でも……ちょっとだけ安心というか、拍子抜けした。
    杏子から聞いたまどかの様子だと、
    たとえほむらに怪我させたとしてもなんとも思わなさそうだけど。
    さっきのまどかは、ちゃんとほむらを心配してたみたいだ。
    いや、まぁそれが普通なんだけどさ……。

    ……それでもやっぱり、鼻血が出るほど強く殴っちゃうって言うのは変だ。
    なんていうか、まどかは加減ができなくなってる。
    だからさっきみたいに、“ついうっかり”で怪我をさせちゃうんだ。

    ……駄目、やっぱ心配だ。
    追いかけよう。

    198 = 16 :

    さやさや

    199 = 169 :

    一瞬まんかれあ?だかのゾンビ思い出した

    200 = 96 :

    脳の自制の部分がやられてるってか?


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