元スレ悟空P「オラがアイドルのプロデューサーだって!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 1 :
真「それにしても、随分遠くまで来ちゃいましたね。田舎というか……」
悟空P「そうだな。お、そういえばこのへんは……」
真「どうしたんですか?」
悟空P「この近くに、オラん家があるんだ。ちょうどいいから、そこで飯にすっぞ!」
真「へ~、プロデューサーの家かぁ……わかりました!」
真(この人が育ってきた場所、ってことになるのかな? へへ、ちょっと興味あるかも)
悟空P「それじゃあ、あと50キロ、ダッシュで行くぞ!」
真「はい!」
タッタッタ……
52 :
千早「胸を大きくして!」
神龍「それは叶わぬ願いだ。私の力を大きく超えている」
53 = 1 :
悟空P「けぇったぞー」
チチ「ん? おんやまぁ、悟空さでねぇか! 仕事はどうしたんだ?」
悟空P「バリバリやってんぞ! ちょっと近くまで来たから、飯食おうと思ってな!」
チチ「そっだらそうと、言ってくれればいいのに。あ、そこのお人は……」
真「こ、こんにちは……」
チチ「どひゃあ! こりゃまた、えっらいイケメンが来たもんだ!」
真「い、イケメン!? ボクはこう見えても立派な……」
チチ「大変だぁ! 悟空さ、ちょっとオラメイクして若作りしてこねぇと!」
悟空P「んなことより、飯にしてくれよーチチー」
54 = 1 :
グツグツ……
トントントン
チチ「~♪」
真「良い匂いだなぁ……」ジュルリ
悟空P「だろー? チチの飯は宇宙一うめぇから、期待しとけよ!」
真「……あの、プロデューサー」
悟空P「ん? どーした?」
真「えっと、せっかくだし、この機会に色々聞いてみたいんですけど……」
真「チチさんって、プロデューサーの……その、奥さんなんですか?」
悟空P「おお、そうだぞ! チチはオラの嫁さんだ」
真(ああ、やっぱり……)
55 = 1 :
真(惚れてたってわけじゃないけど……ちょっと残念、かなぁ)
真(菊地家の家訓で決まってるからね。結婚相手は自分より強い者でないといけないって)
真(だからプロデューサーならもしかして、って思ったんだけど……)
悟空P「そうそう、もう何十年も前のことだけどな、天下一武道会でチチと結婚することになったんだ」
真「え!? 天下一武道会!?」
悟空P「そうだぞ。あんときはたまげたなぁ……」
チチ「ご、悟空さ! そんな昔のことはもうええだろ! 照れちまうだよ……」
真「……」
真(天下一武道会って、ただ世界一強い人を決める大会かと思ってたけど)
真(プロデューサーの言うことがホントなら、もしかして、ボクの王子様も見つかるかも!?)
56 = 1 :
真「へへっ……」
悟空P「ん、どうした。急に機嫌良くなったな」
真「乙女には、色々と夢がありますからね!」
悟空P「乙女? ハハハ、何言ってんだ。マコト、おめぇは――」
チチ「飯が出来ただよ~」
悟空P「おっ! 待ってました!」
真「チチさん、ボクも配膳手伝いますよ!」
チチ「あぁ、いいだいいだ、お客様にんなことさせらんねぇよ」
悟空P「そうだぞ、マコト」
チチ「悟空さ。あんたはちゃーんと働いてけろ」
悟空P「たはは……」
57 = 13 :
何この良い家庭
58 = 1 :
「いただきまーす!」
真(それにしても、すごい量だなぁ)
悟空P「ハムッハフハフッハム!」
チチ「ご、悟空さ。少しは落ち着いて食べるだよ」
真「ああ、気にしないでください。何度かもう見てますし」
悟空P「うめぇからな、いくらでも食えっぞ!」
チチ「まぁ、またそんなこと言っちゃって……今更褒めても、若くはならんよ」ポッ
真「……ふふ」
悟空P「ん? どーしたマコト、おめぇも食わねぇと、なくなっちまうぞ」
真「あ、いえ。なんか、良い夫婦だなぁって思って」
悟空P「へへ、まーな!」
60 = 1 :
「ごちそうさまでした!」
悟空P「ふぅ……食った食った」ポンポン
真「……そういえばプロデューサーは、どうして765プロで働くことになったんですか?」
悟空P「ん? ああ、それはな」
チチ「ウチの貯蓄がなくなっちまったからだよ」
真「え……」
悟空P「世界が平和になっちまったから、食って修行することしかしてなくてな!」
チチ「そしたら、あーっという間に!」
悟空P「天国とは違って、ここの飯はうめぇからな!」
チチ「で、悟空さは天下一武道会で荒稼ぎしてたんだけど……」
悟空P「サタンに『殿堂入りだからもう来ないでください』って言われちまってよ」
チチ「んで、そのツテで、高木さんのところで働かせてもらうことになっただよ」
悟空P「それで、悟飯もついでにな。社会勉強ってやつだぞ!」
チチ「オラとしては反対だったんだけど……」
真(どうしよう。言っている意味が半分もわからない)
61 :
出禁食らったのか
62 = 1 :
悟空P「さーってと、んじゃあマコト。修行(レッスン)の続きすっか!」
真「はい!」
チチ「あぁでも、その前にシャワー浴びてくだよ。ふたりとも汗だくじゃねぇか」
悟空P「あー? オラとしてはそんなのいいんだけど」
真「……」スンスン
真「あ、あの」
チチ「ほれほれ。若くてイケメンな真ちゃんはそういうのを気にするお年頃なんだ」
チチ「遠慮なく使ってけろ。な?」
真「へへ、ありがとうございまーす!」
チチ「ほら、悟空さも」
悟空P「わーった、わーったよ。じゃあ行くか、マコト!」
真「はい! ……って、えぇ!?」
63 :
亜美真美フュージョンはよ!
64 :
千早がフュージョンするとどう頑張ってもまな板になるの?
65 = 1 :
悟空P「遠慮すっことねぇぞ? 男同士なんだし」
真「だからっ! 何度も言ってるように、ボクは女なんです!」
悟空P・チチ「……おんな?」
真「そうですよっ!」
悟空P「あっはっは! おめぇ、面白い奴だなぁ!」
チチ「オラ知ってるだよ。こういうの、アメリカンジョークってやつだろ?」
悟空P・チチ「あーっはっは!」
真「うぅ……」
悟空P「だいたい、女ってのは乳があるもんだぞ。オラでも知ってる、常識だ」
真「そ、それは……」
悟空P「おめぇ、なんもねぇじゃねえか」
ペタ
真「……――!!?」
66 = 63 :
>>64
フュージョンってたしか互いに違いがありすぎると無理だったはず
つまり千早はあずささん等とはフュージョンできないだろうな
67 = 1 :
真「ふわああああ!」
悟空P「……!?」
――カッ
ドガァァァン……
悟空P「あいたたた……」
真「い、いい、いきなり何するんですか!?」
悟空P「わ、わりぃ……まさかホントに女だとは……いてて」
チチ「悟空さ、大丈夫か?」トタタ
悟空P「ああ……」
真「うう……」
68 :
ありがちな鈍感主人公と違ってごくうはこれが素だから困る
69 = 63 :
少年期と違っておまたパンパンしなかっただけマシか
71 = 13 :
覚醒したか
72 = 25 :
>>30
散弾銃持ったおっさんの6倍強いのか
73 = 1 :
真「……」
真(どど、どうしよう! つい思いっきりビンタしちゃったよ!)
真「あの、プロデューサー……ごめんなさい!」
悟空P「ん? ああ、大丈夫だぞ、慣れてっからな!」
悟空P「それにしてもやっぱおめぇ、なかなか強ぇな!」
真「え」
悟空P「超サイヤ人じゃねぇとはいえ、オラがふっとばされたのなんて、ブゥと戦って以来だ」
真「ブゥ……?」
悟空P「オラわっくわくしてきたぞ! 風呂入ったら、さっそく気の修行だな!」
真「は、はい……」
74 = 25 :
安価ミス
>>70
75 = 1 :
数時間後……
悟空P「そうだ……いいぞ」
真「……むむ。なんか、あたたかい……?」
悟空P「それが気だ。やっぱおめぇ、飲み込みがはぇーな!」
真「へへっ、そうですか……ってうわあ!?」
バシュン
悟空P「気ぃ抜いたらダメだぞ。オラでもちゃんとコントロールするのに、すっげぇ時間かかったんだからな」
真「す、すいません! もう一回お願いします!」
真(トップアイドルになる……すなわち天下一武道会で勝つためには、これが必要だって聞かれたけど)
真(この……気? って、一体なんなんだろう……)
76 :
悟飯が大学生くらいか
77 = 1 :
×真(トップアイドルになる……すなわち天下一武道会で勝つためには、これが必要だって聞かれたけど)
○真(トップアイドルになる……すなわち天下一武道会で勝つためには、これが必要だって聞かされたけど)
でオナシャス
78 = 63 :
スーパーサイヤ人じゃないとはいえ
気も扱えないのにビンタ一発で悟空をぶっ飛ばすとか
ヤムチャ越えは楽勝だな
79 = 1 :
真「プロデューサー、これが扱えるようになると、どうなるんですか?」
悟空P「ん? そーだなぁ……じゃあ一回、見てみっか?」
真「はいっ!」
悟空P「お! あの岩がちょうどいいかな。あれ、見えんだろ?」
真「岩? はい、結構大きなのが」
悟空P「よーく見てろよ~……ほいっ」
バシュン
真「え」
カッ
ドガアアアアアアアアン!!!
真「え……?」
悟空P「いまのがエネルギー弾だ」
真(さっきまでそこにあった岩が……消えた……?)
80 = 63 :
悟空だったら、そこは気功波って言うだろ
81 :
かつてのチャオ☆があったんだから☆まっこ☆まっこ☆りーん☆でどうにかなるやろ!
82 = 1 :
真「……と、トリックですか? あはは、それとも、社長お得意の手品とか……」
悟空P「あっはっは! おめぇ、サタンみてぇなこと言うなぁ!」
真「……」ダラダラ
悟空P「あと、気を使うとこういうことも出来るぞ」
フワッ
真「!? う、浮いた……!?」
悟空P「これは、舞空術だな。このへんは基本だ」
真「……あの、プロデューサー」
悟空P「ん?」
真「プロデューサーって……魔法使いか何かなんですか?」
悟空P「妖術なんて使えねえけど……まぁ、地球人じゃあねぇかな!」
真「へ、へぇ~……」
真(――正直、何がなんだかわからないけど……この目で見たから、これは嘘じゃないんだよね……)
真(お姫さまに憧れていただけなのに……ボクは、これからどうなってしまうんだろう……)
83 = 37 :
むしろ中野有香ちゃん連れてきてあげて
あの子最強目指してるから
84 = 1 :
数日後、765プロ事務所
真「……むむむ……」
ガチャ
春香「おはようございまーす!」
真「ふわあっ!」
春香「えっ」
ビュゥゥ!!
春香「わっ……か、風!? なんで……」
真「もー、春香~。せっかく集中できてたのに、気が飛んでっちゃったじゃないか」
春香「あ……ご、ごめんね、真」
春香(窓は開いてない……どういうことなの……)
85 = 1 :
春香「……えっと、何してたの?」
真「なにって、修行(レッスン)だよ? 気のコントロール」
春香「へ、へぇ~……」
真「プロデューサーから言われてるんだ。時間があったらなるべく、こうして手の平に集中して……」
ぽわわ
春香「……」
真「ね!」
春香「あ、はい」
真「集中が切れるとさっきみたいに飛んでっちゃうし、まだまだ小さいけど……」
春香「そっか」
真「これもトップアイドルになるためだからさ! へへっ、やるぞー!」
春香「うん」
春香(真の手のひらが、ちょっと光った気がするけど、それは見間違いだよね)
86 = 13 :
しえん
87 :
ベジータはやよいだと何故か確信してたわ
88 = 1 :
春香「あ、そ、そうだ。私、プロデューサーさんに呼ばれてるんだった」
真「春香達のプロデューサーは、なんか普通の人だよね」
春香「そりゃあ、真ややよいのプロデューサーさんに比べたらね……」
真「へへっ! 春香達はアイドルアカデミー大賞、ボクは天下一武道会……」
真「お互い道は違うけど、目指すところはいっしょ、トップアイドルだ! がんばろうね!」
春香「う、うん! それじゃあ……」
タッタッタ
真「さーって、と。ボクも続き続き、っと」
ぽわわわ……
89 = 1 :
ガチャ
べジータP「む」
真「あ、おはようございますっ、べジータさん!」
べジータP「フン……カカロットの担当アイドルか」
やよい「うっうー! 真さんっ、おはようございまーっす!」
真「やよいも、おはよ。今日はこれから仕事?」
やよい「はいっ! えへへー、私、プロデューサーのおかげで天下一武道会のCMに出れることになっちゃって!」
真「え……?ピクッ」
やよい「がんばりまーっす!」
べジータP「この俺にかかれば、これくらいの営業、造作もないことだ……」
真「……天下一武道会だって?」
90 = 1 :
×真「え……?ピクッ」
○真「え……?」ピクッ
でオナシャス
ちょっと休憩してくる
91 :
おい
92 = 13 :
ほ
94 = 25 :
ほ
95 :
思ったより良かったので支援
96 = 13 :
ほ
97 = 1 :
ピピピ
べジータP「フン……局のクソッタレから電話か」
べジータP「俺は少しばかり席を外す。やよいちゃん、貴様はせいぜい体を休めておくんだな」
やよい「わっかりましたーっ!」ピョン
べジータP「……」
ピッ
べジータP「あ、もしもし。お待たせしました。ええ、お世話になっております!」
べジータP「ああ、その件ですか! ありがとうございます、それでしたら是非……」
テクテク
真「……」
やよい「あう……真さん、もしかしてちょっと元気ないですかー……?」
真「え!? あ、あぁいや、そんなことはないんだけどね!」
真(まだわかったわけじゃないけど……もし、やよいも天下一武道会を目指しているんだとしたら……)
98 = 87 :
ベジータすっかりシステムに順応してやがるな
99 :
ちゃんづけに一々笑ってしまう
100 = 1 :
真(……天下一武道会でトップアイドルとして認められるには、優勝、それしかない)
真(だから、そうなったら……いや、でも)
やよい「真さんっ!」
真「え?」
やよい「元気がないなら、あれをしましょーう!」
真「あれって……あぁ、あれだね!」
やよい「えへへ……」スッ
真(……悩んでも仕方ない! まだそうと決まったわけでもないしね!)
真(それに、ボクだって前に比べたら随分……)
真・やよい「ハイ、ターッチ!」
ドゴン
真「……っ!?」
やよい「いぇーい!」
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