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元スレP「初めまして。961プロのプロデューサーです」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★×13
タグ : - P黒井ジュピター + - アイドルマスター + - アンチもの + - グロ + - 星井美希 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

黒井「まずは入社おめでとう」

「ありがとうございます」

黒井「最初に言っておくが、我が961プロは凡百の甘ったれた事務所とはわけが違う」

「はあ」

黒井「仕事は自分で探せ。率先して動け。役立たずは不要だ」

「頑張ります」

(大変そうだな……まずは先輩方の働きぶりを観察して行動の指針を――)

黒井「うむ。貴様は我が社で初めてのプロデューサーだからな。精々励むといい」

「俺が1番手なんですか!?」

2 = 1 :

黒井「なにを驚いているのだ」

「いや、だって。過去の実績もないのに『自分で仕事を探せ』って……いくらなんでも無茶だと思うんですけど」

黒井「ふんっ。このへっぽこが」

「はいぃっ!?」

黒井「仕方ない。甘ったれた貴様にセレブな私がほんの少しだけ指導してやろう。ありがたく思うがいい」

「いや、セレブ全然関係ないですよね?」

黒井「ついてこい」

「聞いちゃいねえ」

黒井「ぐずぐずするな」

「……ブラック(961)企業に入社したんだが、俺はもう駄目かもしれない」

3 :

アイドルはいるんだろうな?w

4 :

961もセルフプロデュースか

5 = 1 :

~961プロ レッスンスタジオ~

黒井「ここがレッスンスタジオだ」

「専用のスタジオがあるんですか。豪華ですね」

黒井「当然だ。アイドルの育成には充実した設備が必要なのだからな」

「今練習してる子たちもアイドルなんですか?」

黒井「ノンノン。彼女たちは『候補生』にすぎない」

「候補生?」

黒井「ウィ。現在、我が社で『プロのアイドル』と呼べるのはジュピダーだけだ。他は全て候補生にすぎない」

「ジュピターだけ!?」

(確かに……テレビでも他のアイドルって見かけないよな)

「で、ですが、こんなにたくさんの子たちがいるじゃないですか。何人かはデビューさせても……」

黒井「これだから素人は困る」

黒井「連中のダンスを見ていろ」

「は、はあ……」

6 = 1 :

A子「はあ、はあ……!」ダンダンッ!

B香「ふっ……!」キュキュッ!

C郎「せっ!」グルンッ


黒井「分かっただろう?」

「みんないい動きしてますねー」

黒井「ノン! そうではないのだよ、このへっぽこが!」

「へっぽこ、ってもう定着しちゃったんですね……」

7 = 1 :

黒井「連中のダンスはまだまだ甘い。キレも悪ければ、リズムも掴み切れていない」

黒井「あの程度のレベルでは一発屋で終わるだろう」

黒井「一度ブームが終わってしまったアイドルが復活するのは至難の世界だ」

黒井「私や幹部陣によって認められた者でなければデビューはできない制度にしているのも、連中の今後を思ってこそだ」

「つまり、黒井社長の試験に合格したのが、今までジュピターの3人しかいなかったってことですね?」

黒井「ウィ。分かってきたじゃないか」

「随分と厳しい……いや、長くアイドルとして生きるためには必要な試練かもしれませんね」

黒井「ふふんっ。その通りだ。甘っちょろい根性で生き抜ける世界ではないのだよ」

「勉強になります」

黒井「では次だ」

9 = 1 :

~ボイトレ用ブース~

D太「~♪」

E美「~♪」


黒井「奴らも同じだ。まだまだぬるすぎる」

「十分上手に聞こえるけどなあ……」

黒井「へっぽこは黙っていろ。次だ」



~広報課~

~情報分析課~

~食堂~

~衣裳部屋~

~総合管理課~

~秘書室~

~警備室~

~駐車場~

10 :

北斗はあのダンスでOKだったのか?

11 = 1 :

~社長室~

黒井「……以上だ。なにか質問はあるか、へっぽこ」

「懇切丁寧な説明をして頂いたおかげで特には。ありがとうございました。結局、1日中案内をして頂いて」

黒井「ふん。抜き打ちで社内を巡回するのも私の仕事だ。貴様のためではない」

「黒井社長って悪ぶってるけど、本当はいい人なんですね……」

黒井「何か言ったか?」

「いえ、なにも」

黒井「では、明日から我が社の利益のために馬車馬の如く働くがいい」

「精一杯、頑張らせてもらいます」

黒井「ふむ……まずはそうだな。明日、ちょうどジュピターの収録がある。それについていけ」

「え!? 自分で仕事を探さなくてもいいんですか!?」

黒井「探せるというのなら構わん」

「い、いえ! 是非参加させてください!」

黒井「ふんっ。そこは虚勢でも『不要です!』と言えるくらいの気概を見せたらどうだ、へっぽこプロデューサー」

「ど、努力します……」

12 :

黒ちゃんはツンデレだからな

13 :

フェアリーはいますか?

14 = 1 :

~定時後~

「凄い会社だったな……でも社長もなんだかんだでいい人そうだったし」

「ブラック(961)企業でもなんとかやっていけそうだな!」

プップー!
「うおっ!?」

黒井「ふん。しけた面だな、へっぽこ」

「黒井社長!? あ、危ないじゃないですか! もう少しで轢かれるところでしたよ!」

黒井「運転を代われ」ガチャ

「はい?」

黒井「ぐずぐずするな。さっさと運転席に乗れ」バタンッ

「ちょ、意味が……はあ。分かりましたよ」バタンッ

黒井「出せ。行き先はナビに登録してある」

「はいはい……っと、居酒屋ですか?」

黒井「そこで貴様の歓迎会だ」

「へえ……」

「……。……え?」

15 :

これは961のステマ

16 :

>>15 社長の宣伝にしかなってないぞww

17 = 1 :

~歓迎会後 Pの自宅前~

「今日はありがとうございました。歓迎会を開いてもらった上、家まで送っていただいて」

黒井「ふん。あれは秘書課の連中が率先して開いただけだ。私は関与していない」

(予算は黒井社長のポケットマネーって聞いたけど)

「今日はお疲れ様でした! おやすみなさい!」

黒井「待て」ポイ

「へ? うおっと!? これは……鍵ですか?」

黒井「この車の鍵だ。明日から貴様の好きに使え。足がなければ不便だろう」

「ええ!? ちょ、こんな高級そうな車もらえませんよ!」

黒井「セレブな私には、もっと相応しい高級車が明日届く予定なのだよ。このようなオンボロ不要だ」

「いや、それでも、社長はどうやってここから帰るんですか!?」

黒井「ふふんっ。少し風に当たりたい気分だ。月を眺めながら散歩でもするとしようか。ではな、へっぽこ」スタスタ

「……」ポカーン

「……。……かっこいー」

18 :

昭和のスターやで

19 = 1 :

~入社2日目~

「おはようございます!」

黒井「朝っぱらから騒がしい奴め。少しは私のように落ち着きを持て」

「す、すいません……」

黒井「ふんっ。昨晩、あれほど飲んでおきながら引きずっていない点だけは評価してやらんでもないがな」

(ツンデレだー)

黒井「収録は10:00からだ。遅れないようにジュピターを送っていけ。あの3人には貴様のことはすでに伝えてある」

「分かりました」

黒井「ウィ。では、血反吐を吐いて働くがいい」

「はい! では行ってきます!」

20 = 1 :

~車内~

(早速、もらった車が役に立った)

「えっと……天ヶ瀬冬馬君。御手洗翔太君。伊集院北斗君であってるかな?」

北斗「『君』はいりませんよ。あと敬語も不要で。あなたは新しいプロデューサーさんですよね?」

「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか」

翔太「とうとううちにもプロデューサーが誕生したんだね~」

冬馬「おっさんから話は聞いてるよ。ま、仲良くやろうぜ」

「よろしくな」

翔太「ねえねえ、プロデューサー」

「なんだ?」

翔太「クロちゃんのことどう思う?」

「どうって……」

「ツンデレのお人よし?」

21 = 1 :

翔太「あははははっ! やっぱりもうばれちゃってるんだね!」

冬馬「おっさんは分かりやすいからな。あれで本人は悪役のつもりなんだから笑えるぜ」

北斗「そこが社長のいいところなんじゃないか?」

「やっぱり皆にばれてるんだな、あれ」

冬馬「そりゃなあ……」

「どうしたんだ、顔を見合わせて」

冬馬「そうだな……うちの社員になったんだし、あんたになら教えてもいいか」

「なにをだ?」

冬馬「おっさんの奴、俺たちのデビュー曲がTOP10に入った時は全社的にパーティーを開いたんだぜ?」

「は?」

22 = 1 :

冬馬「たかがTOP10でだぜ! ランキング1位とかならまだしもよ!」

翔太「僕が仕事で失敗した時なんかは、次の日の予定を全部キャンセルして突然温泉旅行に行ったりもしたねー」

「マジでか」

翔太「卓球勝負、楽しかったなー」

北斗「知ってますか? 社長は俺たちが出演した番組を全て録画してるんですよ。バックアップも保管して」

「親バカ……いや、社長バカか?」

北斗「ドラマからバラエティ、果ては数十秒のCMまで全てですよ」

「もうそれファンを通り越してストーカーの域だぞ?」

冬馬「そんなわけだからよ。おっさんの性格は俺達もしっかりと理解してるってわけだ」

北斗「あ、今の話は内密に」

「誰にも言えないっての……」

翔太「けど、こういうのもいいよねー。こうやってさ、社員の人と世間話するのって」

北斗「そうだな。俺たち、社長以外の社員とはほとんど接点がないからな」

冬馬「……ま、悪くはねえな」

「はは。そう言ってもらえると嬉しいね」

23 = 12 :

黒ちゃんマジかわいいwwww

24 = 1 :

~収録中~

「どうも。私、961プロでプロデューサーを務めております……」

「初めまして。若輩者ですが、ご指導ご鞭撻のほど……」

「はい、今後もジュピターと961プロをよろしくお願いしま……」

「よし。挨拶回りは一通りすんだな」

「しかし、ジュピターはやっぱり凄いな。マネージャーもプロデューサーもいないのにしっかりと仕事をこなしてるよ」

「歌も踊りも完璧だし。見比べてみると、候補生たちとの実力差は明らかだな、うん」

「って感心してる場合じゃないな。俺も早く現場に慣れないと――」ドンッ

「うおっ!?」

??「きゃ!」

「っとと……な、なんだ?」

春香「ご、ごめんなさい。機材に躓いちゃって……あの、お怪我はありませんか?」

25 :

ゲームでもほんとは良い性格なの?

26 :

>>25
ツンツンしながらセレブに営業してたよ

27 = 1 :

「あ、ああ。俺は大丈夫だよ。君こそ平気かい?」

春香「はい! 転ぶのには慣れてるので、えへへ」

(可愛い……! まかさスタッフじゃないよな?)

真美「大丈夫、はるるん?」

「そっちのお兄さんも大丈夫? 春香がそそっかしくてごめんな!」

「俺の方は平気だから。気にしなくていいよ」

千早「本当にすいませんでした。私たち765プロのものです。えっと、あなたは……」

「これは失礼。俺は961プロでプロデューサーをしているもので――」

「961プロ!?」

「え?」

「うがー! 自分、961プロの人間に親しく話しかけちゃったぞ!」

千早「ここで騒ぐのはやめましょう。……失礼します」

真美「べーっ、だ!」

春香「あ、えっと、……ご、ごめんなさい!」

「……。……なんじゃあ、ありゃあ」

28 :

これはよろしくない

30 :

こうしてみると765プロのアイドルは礼儀がなってないな

31 = 1 :

~次の収録へ移動中~

冬馬「765プロ? ……ああ、あいつらか」

北斗「彼女たちとは、その……色々ありまして」

翔太「説明が難しいんだよねー」

「初対面で思いっきり拒否られたぞ? 俺のガラスのハートもブレイク寸前だぞ?」

北斗「妙な言い回しが社長みたいですよ、プロデューサーさん」

冬馬「ま、あんまり気にすんなよ。ハゲるぜ?」

「兆候が見えた瞬間にスキンヘッドにするから大丈夫だ」

冬馬「大丈夫じゃねえって、それ……」

32 :

~収録前 廊下~

亜美「あ!」

伊織「……あんたたちも来てたのね」

冬馬「悪いかよ」

律子「……それで、今日はどんな妨害をするつもり?」

北斗「やれやれ。手厳しいですね」

あず「あらぁ? そちらの方は初めましてですね~?」

「あ、どうも。961プロでプロデューサーをしていま――」

伊織「あんたの名前なんか聞いてないわよ!」

「えー」

伊織「はっきり言っておくわ! あんたたちがどんな卑怯な手を使っても、765プロは負けないわよ!」

亜美「べーっ、だ!」

「……。……なんなんだ、あの人たち」

北斗「いつものことですよ。さて、俺たちも行きましょうか」

「うーむ……」

33 :

SPの設定で961プロ視点のSSが読みたいな。美希響貴音が961でどうしてたのか気になる

34 :

765プロ連中がまるでSPの響みたいや
高木社長に洗脳されたんや

35 :

響が既に765にいるのだが

36 :

>>33
その三人って黒井出身なの?
まじか・・・

37 :

>>36
美希はもともと765だぞ

38 = 32 :

~入社から3週間 社長室~

「……というわけで、独自に調べてみました」

黒井「ほう」

「どうやら、業界内の噂では『961プロが汚い手で765プロの妨害をしている』というものが広がっているようで」

「実際のところ、どうなんですか?」

黒井「貴様はどう思う? 真実か、それともガセか」

「ガセでしょう」

黒井「……随分と迷わず言い切ったな。理由を言ってみろ」

「理由も何も……さすがに全部は無理ですが、幾つかの噂に関してはすでに裏を取ってあります」

「どれもがスタッフのミスや小規模な事故、765プロ側の過失だった場合もあります」

「そもそも、うちが765プロにちょっかいをかける必要性が見当たりません」

「こちらは一部上場もしている大企業、向こうは弱小芸能事務所。わざわざ裏から根回ししなくても、金と権力にものを言わせて真っ向から潰せますよ」

黒井「ふむ」

39 :

おもろい

40 = 32 :

「けれど、そうすると疑問が一つ生じます。何故、前述のような噂が存在するのか?」

「どうやら、765プロのアイドルたちはうちの妨害工作を完全に信じ切っていたようですが……」

黒井「……765プロの社長である高木が、アイドルたちにそう言い含めているからだ」

「765プロの社長が? でも、うちの妨害なんて話は嘘ですよね」

黒井「そうだ。奴はアイドルたちに嘘をついている」

「そりゃまたどうして」

黒井「……高木は口が上手く、温和な風貌をした男だ。奴にスカウトされものは十中八九、奴の事務所に所属している」

「それは凄いですね」

黒井「だが……それだけなのだよ」

「それだけ?」

41 :

いいぞ

42 = 32 :

黒井「奴は初見の印象こそ上々なものだ。だが、その次を持っていない」

黒井「俗にカリスマ性や求心力と言われるものだ。経営力もないだろう」

黒井「社長はいい仕事を取ってこれず、あれだけの有望なアイドルを有しながら一向に会社は成長しない」

黒井「事務所に入ったアイドルたちもやがて気付く。『この事務所で本当に大丈夫なのだろうか?』とな」

黒井「内部で不和が生じれば、瓦解は一瞬だ」

黒井「ならばどうするか? 簡単だ。外部に『敵』を作り、内部の結束を強めればいい」

「それが……961プロ?」

黒井「ウィ。敵が強大であるほど、団結力はより強固になる」

43 = 41 :

俺は見てるぜ

45 = 32 :

黒井「一度強まった結束は、ある種、呪いのように束縛を強いる」

黒井「誰か一人が輪から抜け出すことをよしとしない国民性だからな、この国は」

「ですが、事実無根なのでしょう? 何故否定しないんですか?」

黒井「相手をする価値もない」

黒井「王者とは常に孤独なものだ。周りの雑魚に構う必要はない」

「はあ」

黒井「ふんっ。報告は以上か? ならば今日はもう帰るがいい。明日はオフなのだろう? ゆっくりと休め」

「では、お言葉に甘えて……失礼します」

48 :

かっけー

49 = 32 :

~765プロ~

「961プロのプロデューサー……最近、しょっちゅう現場に来てるな」

雪歩「き、昨日初めて見かけました……見た目はいい人そうだったけれど……」

真美「騙されちゃ駄目だよゆきぴょん!」

亜美「そうだよー! 男はみんなけだものなんだよー!」

律子「亜美……そんな言葉、どこで覚えたのよ」

亜美「少女漫画ー」

律子「没収しますっ」

亜美「えええええっ!?」

伊織「ふんっ。相手は961プロよ? いい奴のはずないじゃない!」

雪歩「そう……なのかなあ……?」

あず「一度、ゆっくりとお話してみたいわね~」

律子「駄目です! 敵と慣れ合うなんてご法度ですよ!」

50 :

これはおもしろい


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