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    元スレえり「今度結婚することになりました」咏「えっ」

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    801 = 762 :

    802 :

    このスレまだ続いてたのか(驚愕)

    803 :

    804 :

    落とすか

    805 :

    807 = 805 :

    808 :

    ほー

    809 = 808 :

    仕事行ってくるほしゅ

    810 = 755 :

    ――――
    えりの控え室 扉の前

    「…………」ドキドキドキ

    (お祝い……するんだ。えりちゃんの幸せが、一番大事なんだ)

    (えりちゃんが幸せなら…えりちゃんの笑顔が見れるなら、こっちも幸せだから)

    「すぅ………はぁ………」

    「……うっし」ガシッ

    「………」

    (……いや、ちょっと待て。心の準備。心の……)

    えり『やめてくださ……ちょ、っと……!』

    「ん?」


    811 = 762 :

    いえいえしえです

    812 = 755 :

    (話し声?)

    店員『怖がらなくて大丈夫、ほら…』

    えり『しっ、…信用、できません…あなたは…』

    店員『つれないわねぇ。…いいから、目…瞑りなさい』

    えり『せめて、…離してくださいっ』

    店員『だめ、動かれたら困る』

    えり『うぅ…』

    店員『…そう、イイ子ね。…動いちゃ…だめよ』

    えり『ん……』

    店員『…やっぱりアナタ、唇キレイね…お姉さんがやさしぃくお料理したげるから…』

    「えりちゃんに何しとるんじゃオラァァアアア!!!」バンッ

    店員「えっ」

    えり「えっ」

    係員「えっ」

    「……えっ」

    813 = 755 :

    えり「三尋木プロ……?」

    店員「どうかなさいました?」

    係員「…………」ニガワライ

    「え?わかんねー。全てがわかんねー」

    えり「?」

    「どういう状況?」

    店員「聞いてくださいよ~口紅塗ろうとしてるだけなのに嫌がって…」

    えり「それはアナタがッ」

    店員「私が?」

    えり「アナタが……~~~っ!」

    「………紛らわしーんだよ………」ハア

    814 :

    お早う

    815 = 755 :

    ホントすいません
    仕事行ってきます
    昼には帰ってきます
    仕事の合間にもきます

    817 = 762 :

    減速中保守

    821 = 755 :

    「……!」ハッ

    「……………」ジー…

    係員「………では、私たちはこれで…」

    えり「あ、ありがとうございました…」

    店員「…お邪魔しちゃイケない雰囲気ですし?」ニヤ

    「!」

    えり「?」

    係員「なにかありましたらお呼びください」

    店員「バぁーイ」フリフリ

    パタン…

    「…………」

    えり「三尋木プロ……?」

    「あ……」

    824 = 816 :

    しえん

    826 = 755 :

    えり「来ていただいて…ありがとうございます」

    「お、おう……」

    えり「…………」

    「……あの、さ」

    えり「……はい?」

    「…えりちゃん、さ」

    えり「…なんですか?」

    「今、……いま、さ」

    えり「……はい」

    「……しあわせ?」

    えり「…………」

    827 = 755 :

    えり「……この服、綺麗だと思いませんか?」

    「?……ああ、…知らんけど」

    えり「……こんなに、綺麗な服をきて」

    えり「こんなに、ステキな所にいて」

    えり「……愛する人と、結婚できて」

    えり「それに…私の…信頼する、貴女まで来てくれた」

    「……!」

    えり「…幸せです。とても」

    「……えりちゃん……」

    えり「………」ニコッ

    828 = 755 :

    「…あの、さ。少し……お願いして……いい?」

    えり「なんですか?」

    「…そこ、座って」

    えり「………?」

    「そ。……そこ」

    えり「これで、いいですか?」

    「…ん。…そんで、…まっすぐ前、向いて」

    えり「はぁ……鏡のほう、ですね」

    「それで……」

    えり「…はい…」

    「……なんにも、聞かないで」

    ぎゅ……

    830 :

    しえん

    833 = 791 :

    しえん

    835 = 755 :

    えり「みひろ………」

    「しゃべんな。……しばらく、こー…させて……」ギュゥ

    えり「…………」

    えり(後ろから、強く抱きしめる三尋木プロは、微かに震えていて…)

    えり(…表情は、私の肩に埋められて、鏡越しでも見ることはできないけれど…)

    「……………」ギュ…

    えり「三尋木プロは……暖かいですね……」キュ

    「………知らん、し………」

    えり「…………」クス

    「えりちゃんも、……あったかいよ」

    えり「…ありがとうございます」

    837 = 755 :

    「……………ん」

    えり「あ……」

    「……さんきゅ」

    えり「…いえ」

    「…じゃ、頑張ってねぃ」

    えり「…頑張る…ん、ですかね」

    「いや、知らんけど」

    えり「でも、ま…頑張ります」

    「…裾踏んで、転ぶなよ」

    えり「しませんよ、そんなこと」

    「だろうねぃ。だってえりちゃんだし」

    えり「なんですか、それ」

    「知らんし~」

    えり「…もう」クスクス

    「…へへっ」ニッ

    838 = 755 :

    パタン……

    「はぁ……」

    「…………」

    「笑えてた…よ、な…」

    「…………」

    「……さて、と」

    「行くかねぃ~」

    840 = 755 :

    教会

    恒子「遅いよ」

    「わりぃ」

    恒子「…どうだったよ」

    「……めちゃくちゃ、綺麗で」

    恒子「…ほう?」

    「めちゃくちゃ……いい笑顔だった」

    恒子「……そっか」

    「そっちは?」

    恒子「……まぁ、ね」

    「泣いたか」

    恒子「うっさいなー」

    「図星かよ」

    843 = 755 :

    恒子「………あーあ。あのすこやんがなぁ……」

    「ん~?」

    恒子「結婚、なんてな~……」

    「なにを今更」

    恒子「だってさー。ここ、あれだよ?結婚式場。ヴァージンロード!」

    恒子「…すこやんがなぁ…」

    「…あ」

    恒子「なに?」

    「せめてもの仕返しで、インターネットに情報流出させっか。えーっと」サッ

    「トッププロ小鍛治健夜結婚、お相手はアナウンサーの針生えり……」ピッピッ

    恒子「コラコラ、洒落になんないから!」グイッ

    「おいおい、まだ入力終わって……」

    カタン

    咏・恒子「「!」」

    844 = 816 :

    しえん

    845 = 755 :

    「入場です」

    恒子「………始まる、ね」

    「………おぅ」

    恒子「………今なら、止めることも……」

    「しないっつの。……えりちゃんが幸せなら…それで、いい」

    恒子「………うん。私も」

    「お……来た」

    健夜「…………」

    恒子「あんなに綺麗なすこやん見たら……どうでも良くなっちゃった」ウルッ

    846 = 814 :

    あっちの俺らがキマシタワー

    848 = 755 :

    「…まーた泣く。打たれ弱いねぃ、ふくよん」

    恒子「ちがわい…これは、あれだ。感動してんのっ」

    「へーへー」

    恒子「…針生さん…来るよ」

    「…………」

    パチパチパチ

    「……ふくよん」

    恒子「なに?」グスッ

    「…そりゃ、駄目だよ」

    恒子「なにさ」

    850 = 755 :

    「針生さん、じゃねーよ……」

    「“小鍛治”さん………だよ……」

    恒子「……そっか……」

    「…………っ」ウルッ

    恒子「…人のこと、言えるの?…そっちだって」

    「うるせー。これはアレだよ。…感動だかんな」

    恒子「……へーへー」


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