元スレセーラ「白糸台高校の三年生になったで」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 87 :
あわあわわ
102 = 79 :
菫「そういえば、春の大会でなぜか先鋒をやらされた私としては
園城寺さんとの試合は本当に悔しい試合だったよ」
セーラ「弘世は思いっきり削られてたからなー」
照「ま、菫も他校を狙い打ちしてたけどね」
菫「苦しい試合だった。まあ照なら大丈夫だとは思うが」
セーラ「俺も戦ってみたかったけどな、しゃーないわ」
照「…ん、頑張るよ」
照「……頑張る、うん」
セーラ「……(やっぱりちょっと様子がおかしいっちゅうかなんちゅうか)」
104 = 90 :
このセーラさんは誰とフラグが立ってるんだ
105 = 79 :
翌日、練習後、菫の家、菫の部屋
セーラ「ここに来るんは久しぶりやで~」クンクン
菫「こら、勝手に触るな嗅ぐな気持ち悪い」
セーラ「え、最後のめっちゃひどない!?
…しっかし、相変わらずの整理整頓ぶりやな」
菫「こう、整っていないと落ち着かないんだよ」
セーラ「俺の部屋なんか」
菫「いい、言わなくていい。容易に想像できる」
セーラ「くっ、…まあええわ…そんで、照のことやんな?」
菫「そうだ…あの、長野の清澄高校…」
107 = 79 :
セーラ「宮永咲、やったっけ。昨日、帰ってからネットで長野大会の
写真を探してみたんやけど名前どころか顔までそっくりやったで」
菫「あぁ、私も見たよ。あれはどう考えても他人じゃない」
セーラ「そうやんなぁ、昨日のあの態度も明らかに変やったし」
菫「で、お前は何で妹だと?」
セーラ「1年のときやったと思うねんけど、いつも家族で打ってたって
照が言ってたやん?で、弘世が『両親とサンマか』って聞いたら」
菫「そんなこと聞いたか?」
セーラ「おう、聞いてた。でな、そのときに照が「いも…サンマしてた」
って言うのを俺すぐ近くで聞いてたんよ」
108 = 90 :
記憶力が凄すぎワロタ
109 = 79 :
菫「いかんな、全く覚えがない…」
セーラ「健忘症かいな」
菫「うるさい」バシッ
セーラ「い、痛いなぁ!弘世はでかいねんから手加減せーよ!」
菫「でかいって言うな!これでもそれなりに気にしてるんだよ!」
セーラ「はいはい、すまんすまん。背が高いので手加減してくださ~い」
菫「う、うん…ごめん」シュン
セーラ「…ゴホン、ほんでな、いも…って妹しかおらんやろ?」
菫「いもといえば…芋掘り…いやなんでもない」
セーラ「…よし、スルーでええか」
菫「ぜひそれでお願いします」
110 :
特に能力とかないのにめちゃめちゃ麻雀強いんだから
ワカメみたいに超人的な記憶力持っててもおかしくない
111 = 79 :
セーラ「で、まあ、話の流れとして、妹がおるんちゃうかなぁと」
菫「…うむ、確かに照と妹さんとご両親で麻雀をやっていた、
という方が自然のような気もするな」
セーラ「でも照は誤魔化してるし聞いて欲しくないんやろなぁって
そう思ってずっと黙っててんけど…」
菫「その妹さんがインハイに出てくるとはな…照が動揺しなければいいが」
セーラ「昨日の時点で動揺してるように見えたよな…」
菫「そうだな…しかし、なぜ妹の存在を隠す必要があるんだ」
セーラ「それ昨日からずっと考えてるねんけどわからんわ」
菫「あいつの家はお母さんと二人だろ?何か事情があるんだろうな」
セーラ「それを俺らが聞くのもなぁ…うっかり地雷ってこともあるで?」
菫「それは勘弁して欲しいな…放っておくしかないのか」
113 = 79 :
セーラ「あいつが妹はおらん、関係ないって言う以上はなぁ」
菫「うーん…」
セーラ「ん~…」
菫「まあ、とにかく様子を見るか」
セーラ「せやな、もし照に何かあったらその時に聞けばええんちゃう?」
菫「あぁ、そうしよう。何もわからない以上、下手に動かないほうがいいからな」
セーラ「おう、決まりやな」
菫「よし、じゃあ話も終わったことだし帰れ」
セーラ「えぇ、なんでやのーせっかく二人きりなんやからー」
菫「だからなんだよ」
114 = 79 :
セーラ「愛の語らいとかどうや?」ドヤァ
菫「断る」
セーラ「つまらんなぁ」
菫「あ、そうだ、千里山どうなった?」
セーラ「お、そうやった…ん、時間的に大将戦始まったとこくらいちゃうかな」
菫「そうか、じゃあもう少しかかるな」
セーラ「ほな、ここで待つー!」
バーン!!
菫「お、おい!人のベッドに寝転ぶな!」
セーラ「お前と俺の仲やろ?」
菫「誰かが聞いたら勘違いするようなことを言うな」
セーラ「ええやんかーええやんかー」
ゴロゴロ
115 :
セーラ可愛いわー
116 :
しえん
117 = 79 :
菫「早くそこをどきなさい」グイッ
セーラ「嫌やー」
菫「はぁもう…向こうの試合が終わる頃ってもう寮の門限だろ」
セーラ「ん、そやな」
菫「じゃあ、自分の部屋で待ってろよ」
セーラ「弘世は俺のこと好きなくせにそうやって冷たくするよなー」
菫「なっ!誰がいつお前を好きだと言ったんだよ!」
セーラ「あれ?いつやっけ?」
菫「存在しない記憶を辿っても意味ないぞ」
セーラ「まぁまぁええやろ~…ちょっと眠いねん…」
菫「ならせめてベッドの下で寝ろ…っておい江口」ユサユサ
セーラ「…スー…スー」zzz
菫「どうしてこうなった…?」ハァ
119 = 79 :
しばらくして…
セーラ「ふわぁ~よく寝た~」
菫「人のベッドの上でな」
セーラ「寮のベッドより柔らかくて快眠やったで、ありがと」
菫「どういたしまして、全くもう」
セーラ「…ほな、マジで門限ヤバイし帰るわー」
菫「はいはい」
セーラ「弘世…俺の顔に悪戯とかしてへんやろな?」
菫「す、するわけないだろ!お前とは違うんだよ!」アセッ
120 = 79 :
セーラ「鏡、鏡っと…よし、大丈夫や」
菫「するわけないって言ってるだろ」
セーラ「ほな、今日はありがと。照のことやけど、」
菫「放っておくんだろ?」
セーラ「あぁ、うん…ほな、また明日」
菫「また明日」
ガチャリ
バタン
122 = 83 :
菫セーラ?
新しい
124 :
さる復帰支援
126 = 79 :
菫「……はぁ、あいつはいつも自由というかなんというか」
菫「そういえばあいつの寝顔なんて久しぶりに見たな…」
菫「寝てれば静かなんだがなぁ」
菫「…寝顔も、まあ、結構かわい…い、いや私は一体なにを考えて…」
菫「ダメだ、…今日はちょっとおかしい、それだけだ…」
127 = 124 :
おめ
128 = 79 :
インターハイ、2回戦終了後、ホテル、照とセーラの部屋
セーラ「おーし!次は千里山やで~!」
淡「セーラ燃えてるねぇ」
セーラ「あったりまえやろ~」
菫「わかったから落ち着け」
照「ふふ、セーラ、私からも言うけど、落ち着こうよ?」クスクス
セーラ「お、おうすまん」
セーラ「(照はあれから何の変化もない。いつも通りの、照)」
セーラ「(清澄と聞いてもなんの反応もせーへんし、
気にしてないというか気にもしてないというか)」
セーラ「(せやから弘世と、ほんまに家族じゃないんちゃうかって
話をしてたくらい…やけど、俺はどうしても気になる)」
セーラ「(…その清澄と当たるのは決勝までお預けや…。
それに姫松もあっちのブロックやしな…揃って決勝に出てこいや)」
129 = 87 :
復帰直後はまだ再発怖いから慎重に頑張れ
130 = 79 :
尭深「でも、中堅は先輩のお友達じゃないんですよね?」
セーラ「せやねん、中堅は荒川っちゅう…まあヤバイやつや」
菫「ミドルで江口が凹られた相手な」
セーラ「くぅ、うっさいなぁ」
照「あぁ、そういえば昨日言ってたっけ。昔は手も足も出なかったんでしょ?」
セーラ「照まで…ま、まあな…」
淡「大丈夫だよ、セーラ。セーラは強いもん!」
セーラ「ん、頑張るでー…弘世、牌譜見してー」
菫「ほら、これだ」バサッ
セーラ「ふむ…」ペラッ
131 = 124 :
しえん
132 = 87 :
荒川さんは千里山いった設定か
千里山がセーラ獲得できなかったぶん他の勧誘に力を入れたとかかな
133 = 79 :
淡「ね、セーラ、私の相手はどんな子?」
セーラ「竜華か?竜華は、最高状態やとちと厄介やで」
照「なにそれかっこいい」
セーラ「最高状態っちゅーんは…」
・
・
・
・
セーラ「わかったか?」
淡「ほぉ~すんごい人がいるもんだね」
セーラ「ここぞってところでしか使わへんし、厄介なんや」
菫「よし、じゃあ各校のまとめに入るか」
尭深「はい」ズズッ
淡「はーい」
照「じゃ、先鋒からね。まず今日戦った新道寺は…」
134 = 79 :
セーラ「(和やかな雰囲気やけど、ピリっと引き締まった緊張感もある)」
セーラ「(これが、俺の目指してた形や…)」
セーラ「(よっしゃ、気合入れよか~!!)」
135 = 79 :
インハイ準決勝、先鋒戦終了後
セーラ「怜ぃ!」ダッ
バタバタ
タッタッタッタ
菫「おい江口!相手校のお前が行ってどうす…無駄か」
淡「セーラの友達だもん仕方ないよー」
尭深「江口先輩ずっと辛そうな顔してました」
菫「親友二人が死闘を繰り広げてたら…な」
淡「照は容赦ないからね~。ま、そんなことしたら失礼だし」
137 = 79 :
菫「しかし阿知賀には驚かされる」
尭深「ドラ切り…ですよね」
淡「照の顔見た?超びっくりしてたよねー」
菫「ギリギリ驚いてるってわかる程度の変化しかなかったがな、あいつの表情」
尭深「…さすがに、ちょっとはわかりました」
菫「まあ、これだけ稼いでもらえればあとはある程度余裕が持てる」
淡「残り1000点でも私が何とかするよ~」
尭深「淡ちゃんはホントに何とかしてくれそう…」ズズッ
淡「えっへん!」
菫「…たくましいな、お前は」
138 = 79 :
インハイ会場、ロビー
セーラ「怜っ!!」
竜華「セーラ…!」
怜「はは、大丈夫、大げさなだけやで?」
セーラ「…そうか、ほなよかった」ホッ
怜「でも、ちょっと病院行ってくるわ」
セーラ「おう…」
タンカ ゴロゴロゴロゴロ
139 = 87 :
しえー
140 = 79 :
竜華「セーラ、…今は敵同士なんやしはよ控え室戻ったほうがええよ」
セーラ「…ん、わかってる」
竜華「試合が終わるまでは怜のことは忘れた方が」
セーラ「わかった、わかった…竜華は一緒に病院やろ?」
竜華「うん」
セーラ「じゃあ、またな」
竜華「ん、また」
タッタッタッタ
竜華「うち病院付いて行きますー!!」
141 = 79 :
照「…セーラ」
セーラ「照…お疲れ。大勝利やな」
照「うん、でも…」
セーラ「怜はちょっと無理してしもたんや」
照「…なんか、ごめん」
セーラ「照が謝るんはおかしい。謝らんでええ、怜も望んでないと思うで」
照「うん…」
セーラ「白糸台は好調な滑り出し、照は頑張った、それでええ」
照「う、うん…。でも最後に阿知賀に直撃受けちゃった」
セーラ「まあそうこともあるやろ、そのほうが人間らしいで?」ニヤッ
照「ロボットか、なんか淡が言ってたね」クスクス
145 = 83 :
もいっこ支援
147 = 79 :
セーラ「せやせや、よし、ほな弘世の応援に戻るかー」
照「ん、戻ろう…あ、お菓子でも買って行こう」
セーラ「おーええなぁ~。で、オレンジジュースか?」
照「そ、そうだよ、い、いいでしょ//」
セーラ「照は可愛いなぁ」ニヤニヤ
照「もう、セーラ~!//」
セーラ「(怜は大丈夫、大丈夫や…俺はチームのことを考えへんとな。
こんな辛気臭い顔してたらあかん…!)」
149 = 79 :
ふう、書き込めたー
すぐさるさんになっちゃうので寝ます
スレが残ってれば明日お昼頃に来ます
支援ありがとうございました、おやすみなさい
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