元スレセーラ「白糸台高校に入学したで」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
ID:2rYspQWd0の代行……のはず
2 :
この前の続き?
支援
3 :
コークスクリュー支援
4 :
ちょー支援だよー
5 :
代行感謝
セーラ「白糸台他から推薦の話が来たで」
これの続きです
セーラがいろんな推薦の中から白糸台を選んで
入学したって設定やで~
6 :
出会った所からやったか?
期待
7 = 5 :
入学式の次の日、麻雀部、部室
監督「今日からうちに入部する江口セーラさんです」
セーラ「あ、ど、どうも…大阪からきましたよろしくお願いします」ぺっこりん
部長「私が部長です、よろしくね」
セーラ「ども…(うぅ、さすがにこの人数の前での挨拶は緊張するな…)」
挨拶を終えて隅っこに3人
菫「お前でも緊張するんだな」
照「セーラ、赤くなってたよ」
セーラ「うぅ、一体何人おるねん…」
菫「一年生の新入部員はまだ私たち3人だけだから二、三年生合わせて50人くらいか」
8 :
まってた
しえん
9 = 5 :
セーラ「で、3軍まで分かれてるんやっけ?」
照「ううん、だいたい5軍くらいまで」
セーラ「ひょえ~」
照「でも、セーラは菫より強いんでしょ?なら大丈夫」
セーラ「そ、そうなん?(何が大丈夫なんや?)」
菫「いや、今は私のほうが…って聞けよ照」
照「人数は多いけど、趣味程度って人が半分以上なの」コソコソ
セーラ「な、なるほどなぁ」
11 = 5 :
部長「江口さ~ん、さっそくで悪いけど卓に入ってもらえる?」
セーラ「はい!おぉ、ついにやな!」
部長「じゃあ、私と1年生3人に入ってもらおうかな」
照「…はい」
菫「はい、わかりました」
セーラ「で、あの部長さんて強いん?」コソコソ
照「部長さん、部内ランキング2位だよ」コソコソ
セーラ「ほんま?ほなごっつ強いんやなぁ、あ、じゃあ1位は誰なん?」コソコソ
照「それは…」コソコソ
菫「ほら、行くぞ。先輩を待たせるな」
照「待ってよ菫~」
セーラ「す、すまんなー!」
12 = 5 :
卓につく
セーラ「ほな、よろしくです」
部長「よろしくね、江口さん」
菫「江口とやるのは久しぶりだな」
照「セーラ、期待してる」
セーラ「あんまハードル上げんといてや~」
13 :
おうあの続き来たか
14 = 5 :
東一局、親・セーラ
12巡目
タン
セーラ「ツモ、18000やで~。ふふん、調子ええわ~」
菫「くっ」
部長「早いね」
照「……」
セーラ「(ん?照の様子が変なような…っ!!!)」
セーラ「(え、なんやこれ?なんか後ろに…?)」振り返り
セーラ「(や、な、なにもない…今の感じ、一体なんや?)」
15 = 5 :
菫「…始まるか」
部長「そうだね、始まるね」
セーラ「え、な、なにが?」アセッ
菫「すぐにわかるよ、なぁ?照?」
照「…さぁね」
セーラ「???」
16 = 5 :
東二局、親・部長
5巡目
セーラ「(おおぉ、ええ感じの配牌やしこれはいけるで~)」
タン
照「ロン」
セーラ「お、おぉ」
菫「……」
セーラ「(おぉ、早いなぁ。でも、これが小鍛治プロの再来?
いやいや、そんな風には見えんで?)」
18 = 5 :
東三局、親・菫
8順目
セーラ「(照…なんか全然喋らへんし、さっきまでと様子が全然ちゃう…)」
セーラ「(しかし前局は早いけど低い点数やったし…なんか違和感が・・・)」
タン
照「ツモ」
菫「…ほら」
部長「はい、どーぞ」
セーラ「…はい(連続和了…なんやこの不気味な感じは…)」
照「どーも…」
19 = 5 :
東四局、親・照
14順目
菫「…じゃあこれで」
タン
照「ロン」
菫「…はぁ」
セーラ「3連続とかすごいなぁ、照」
照「…ありがと」
部長「でもね、江口さん…いや、自分で体験した方がいいね」
菫「そのほうが、きっと江口のためになります」
セーラ「ん?なんやねん、わからんってー」
セーラ「(待てよ…照は3連続和了…点数が…ちょっとずつ上がってる?)」
20 = 5 :
東四局、4本場
8巡目
照「ツモ…」
菫「私はトビだ」
部長「私も飛んじゃった」
セーラ「…俺も、1000点しかないわ」
菫「照の勝ちだな」
セーラ「…すごいな、照。東場で二人飛ばして終わらすとか」
照「ありがと」
セーラ「いやぁ~こんな完敗久しぶりやで~」
21 :
待ってた!
22 = 5 :
セーラ「(小鍛治プロの再来かどうかはともかく…
誰の追随も許さへんあの早さに連続和了…)」
セーラ「(しかも…和了するごとに点数が上がってた…狙ってやっとるんか?)」
セーラ「(同学年で負けたことがあるのは愛宕のアホだけやったのに
こう完敗すると悔しいっちゅーよりも清々しいわ)」
セーラ「(…けどこの宮永照に勝ちたい…うぅ、ワクワクするのに
なんでやろ…ちょっと怖いって思ってる…何が怖いんやろ…?)」
24 = 5 :
セーラ「…照、俺は期待はずれか?」
照「ううん…そんなことない。確かに菫より強い」
菫「お、お前そうハッキリと言わなくても」
部長「江口さん、さすがに大阪から来てくれただけはあるわ」
セーラ「いやこんな負け方したのに褒められても…」
照「でも私はセーラを飛ばせなかった」
部長「初対決で宮永さんが飛ばせなかったのは今まであなただけよ」
セーラ「は!?おいおいウソやろ?」
菫「残念ながら事実だ」
25 = 21 :
照すげぇ
26 = 5 :
照「セーラの待ちをちょっと読みきれないとこもあったから難しかった」
セーラ「東場で二人も同時に飛ばしといてお前何を…」
菫「照は一局目様子を見る、そしてあとはご覧の通りだ」
部長「どう?江口さん」
セーラ「…ん~とりあえず、もう一回やろか」
照「うん、やろう」
ガラガラガラガラ
27 :
それはすばらだな
28 = 5 :
半荘2回目
セーラ「あかん!今度は俺もトビや!」
菫「私もまただ…」
部長「ぎ、ぎりぎり300点…けどあんまり意味ないね」
照「おつかれさまです」
セーラ「お前…すごいな、照」
照「…そんなことないよ」
セーラ「と、とりあえずもう1回な」
照「うん」
29 = 13 :
しえん
30 = 5 :
半荘3回目
菫「私のトビ終了だな」
セーラ「あ、危ないわぁ…ぎりぎり残ったけども」
部長「宮永さん、今日はいつもにも増して調子がいいみたいね」
照「…セーラとは初めて打つから、楽しいです」
部長「そう、ごめんね、私たちが不甲斐ないせいで」
照「……それは、別に…」
セーラ「(…?どういう意味やろ…?)」
モブ「部長ちょっときてくださ~い!」
部長「あ、ちょっと席外すね、ごめん」
31 = 21 :
チーム戦なら流すの第一にだけど、こら難しいね
32 = 17 :
持ち点も団体戦より少ないしな
33 = 5 :
卓に3人
セーラ「…連続で和了って、しかも打点が上昇していく…?
っちゅうことでええんかな、半荘3回見た感じやと」
照「うん、だいたいそんな感じ」
セーラ「(対局が終わったら昨日みたいな照に戻ったな…)」
セーラ「(どういうことなんや…宮永照…)」
菫「私も初めて対局したときに飛ばされたよ」
セーラ「いや弘世、今日も飛んでるやん」
菫「うるさい、お前の様子見してただけだ」
セーラ「いやいや弘世は半荘3回で3回飛んだやん」
菫「お、お前だって飛ばされただろ」
セーラ「1回と3回やぞ?全然ちゃうと思います~」
34 = 5 :
菫「くっ、お前、その関西弁が腹立つ!」
照「なんで、セーラの関西弁は可愛いよ」
セーラ「か、可愛いとかそんなん言うなアホ!//」
照「えぇっ!?」
セーラ「なぁ、照…」
照「なに」
セーラ「実はな、俺は監督さんから小鍛治プロの再来やって聞いててん、お前のこと」
照「…まさか、あんなに化け物じみてない」
菫「いや、すでに化け物だよお前」
照「菫ひどい」
35 = 5 :
セーラ「たった半荘3回やっただけやのに…お前のすごさがめっちゃ伝わってきたで」
照「…そう、私は化け物じみてた?」
セーラ「それはわからんけど、なんかこう、得体の知れん怖さみたいなんは感じたわ」
照「…そっか」
セーラ「あぁ、これが『強い』っていうことなんやなって思えたし。
特待生にしてもらったっちゅーのに…なんか情けないわ」
セーラ「こんな強いやつがおったなんてなぁ…ちょい自信喪失やで」
セーラ「まあ、でもここまで完敗やと逆に清々しいけどな~
なぁ、照、お前ともっと打って強くなりたいわ!」
36 = 5 :
照「…ほんと?」
セーラ「当たり前やん!強くなりたい!ってここまで思うん久しぶりやで!」
照「…私と対局したら血の気の引いた顔をして去っていく人も多いから…」
セーラ「そんな弱気な連中と俺を一緒にすんなよ?」
照「セーラ…」
菫「……」
セーラ「俺はな、最高の環境で麻雀やって、全国制覇するためにここへ来たんや!
そのために強くなりたいし、もっと上手くなりたいんや」
セーラ「今は無理やけど、いつか絶対照にも勝ったるで?」ニヤリ
照「ふふ、望むところだよ」
38 = 17 :
ふんふむ
39 = 13 :
セーラ△
40 :
セーラ「それにな、今ふと思ってんけど、こんな強いやつが仲間やねんで?」
照「…そう、だね」
セーラ「ほな百人力やん!他力本願っちゅーのは好かんけど
けど心強い!照と一緒にレギュラーになれたら嬉しいで~」
照「…セーラは強いね、菫なんか」
菫「わ、ちょ!照それは言うな!」
セーラ「え、なになに?照教えてーや」
菫「い、言うなよ!お、お前も聞くな!」
41 = 17 :
携帯に移動ってことはサルかな?
42 = 5 :
いや、ずっと携帯なんだけどなんかID変わっちゃった
43 = 5 :
セーラ「教えろや~…ってそれはまあええけど、俺は諦めるのが嫌いやねん」
照「私も、嫌い」
菫「……」
セーラ「諦めるのも妥協すんのも嫌や。それだけや、別に強いわけちゃうで」
セーラ「んで、逆境が嫌いとちゃうから
追い込まれたらやったるでー!とか思ってしまうねんなぁ」
照「ううん、そう思えるのが強さだよ」
菫「…はぁ、なんだか耳が痛い」
セーラ「お、なんや教えてくれるん?」
菫「い、言わないって言ってるだろ!」
44 = 5 :
セーラ「あ、そういえばあの部長さんて部内ランキング2位なんやろ?」
菫「最新だとそうだな」
セーラ「その割には…まあ照は別格やけど、正直2位っていう感じはせんで?」コソコソ
照「…部長さん、今日は様子見してたよ」
菫「あぁ、いつもならもうちょっと善戦しているからな」
セーラ「…善戦?どういうことや?」
菫「…江口知ってるか?この麻雀部の部内ランキング1位が誰か」
セーラ「え?いや、さっき話が途中で…」
45 = 5 :
菫「ランキング1位は照だ」
セーラ「えっ!?ほんま?だって照はまだ入学して2日やん!」
照「秋からここに通ってたし…そのときから誰にも負けていない」
セーラ「…お前、ほんまもんの…あれやな」
照「あれ?」
セーラ「天才、っちゅうやつ」
菫「まあ、そうなるだろうな。異論なしだ」
照「そ、そんなんじゃないよ//」
セーラ「お、照が照れてるでー照だけになぁ~」ニヤニヤ
照「…関西人の割りに面白くないね」
菫「あぁ、同感だ」
セーラ「か、関西人みんながおもろいっていうのは幻想やからな!」アセアセ
48 = 5 :
照「ともかく、セーラが…その、」
菫「……私みたいに、心が折れて辞めると言い出さなくてよかった、だろ?」
照「あ、うん…」
セーラ「そういうことか…俺はさっきも言うたけど、こういうことになると
余計やる気が出てくるねん、そんな心配いらんで」
照「よかった…菫は、泣き出して大変だったし」
菫「ば、バカ!お前そこは言わなくていいだろ!」
セーラ「弘世泣いたんかいな~可愛いなぁ」
菫「う、うるさい…バカどもが」
セーラ「(…怜、竜華…俺は初日からちょっと痛い目に合わされたけど
でも、それもまた楽しいって思えるんや…)」
セーラ「(アホみたいに強いやつが同級生でな、正直むっちゃ燃えてるで!)」
50 = 5 :
初夏、白糸台高校、麻雀部部室、夕方
インハイ予選前、レギュラー発表後、居残り3人
セーラ「まさか俺がレギュラーに選ばれるとは予想外やで」
菫「江口は入学してからずっと1軍でランキング3位なんだから
当たり前だろ、むしろ選ばれない方が不自然」
照「菫も選ばれたんだかそんな堅苦しいこと言わないで」
セーラ「俺ら全員がレギュラーに選ばれるとかすごいなぁ」
照「私は嬉しい、セーラも菫もかなり強くなったよ」
菫「私も嬉しいが責任重大だな…」
みんなの評価 : ☆
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