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    元スレ照「保健室の荒川先生」

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    301 :

    コークスクリュー支援

    302 = 49 :

    咲さんガチやん
    応援するで

    303 = 218 :

    305 = 2 :

    (ちょっぴり病的な何かを感じるわぁ……)アハハ

    「昔からの馴染みの人とか、私がよく知ってる人とかならまだいいんですけど……」

    「ウチが知る限りじゃ、宮永さんの昔からの馴染みって弘世さんくらいかなぁ」

    「菫さんは、はい。大丈夫です。お姉ちゃんとは幼稚園児のときからのお友達なんで」

    「ほえー。あの二人そんな長かったんや」

    「まあ、だからと言って私とかと特別仲が良いってわけでもないんですけど」アハハ

    「他に宮永さんと付き合い長い人っておるの?」

    「私と菫さんくらいに長いのは、この学校の1年生で私と同じクラス大星淡ちゃんですね」

    「あのダンス部の元気な子?」

    「はい。知ってるんですね」アハハ

    307 = 2 :

    「幼馴染みで家も隣で」

    「昔からずーっと一緒に三人で遊んでたように思えます」

    「そっかぁ。大星さんと宮永さんらがそんな関係やとは……」

    「この高校に入ってから、お姉ちゃんにも同年代の仲の良い友達が増えてることを知って……」

    「良い事だとは思うんですけど……やっぱり、私たちが知らないお姉ちゃんがいることは……すごく寂しいです」

    「なるほどなぁ」

    (なんか咲ちゃんの気持ちが分かってきたように思えるなぁ……)

    「あ、そうだ。聞いてください先生、この前、お姉ちゃん知らない女の人にキスしてたんです……!」

    (松実さんか……)アハハ

    308 = 49 :

    良かった咲さんが早まらなくてクロチャー無事で

    309 = 2 :

    「私でもキスとかされたこと無いのに……酷いと思いませんか!?」

    「あんなにも簡単に好きとか言って、キスして……羨ましい……」ブツブツ

    (なんか羨ましい聞こえたような気が)

    「そやなぁ……もしかしたらキスされてたその人、宮永さんにとってすごく付き合いが長くて」

    「あり得ないです。お姉ちゃんにあんな知り合いいませんでした。断言できます」

    (なんで断言出来るんでしょー……)

    「えっと、それじゃあ、宮永さんが一目惚れしちゃった」

    「そんなことあり得ません!!」

    「……たぶん」

    「はは、そこは自信ないんや」

    310 = 49 :

    キスされたいんや

    311 = 2 :

    「お姉ちゃんの気持ちはお姉ちゃんにしか分からないから……」

    (所々理性的なのが救いやなー)

    「お姉ちゃんがその人に一目惚れって、あり得ますかね……?」

    「2年生の松実玄さん、って人らしいんですけど……」

    (ある程度のことは調べてそうな雰囲気……)アハハ

    「うーん、あり得へん話ではないんちゃうかな? 宮永さんも人間やし、松実玄さん可愛いし」

    「そ、そんな……」

    「……胸、ですか?」

    「……え?」

    「私が胸小さいからお姉ちゃんは……」ジワァ

    「なんでそうなるの!?」

    312 = 173 :

    イケメンシロが久怜を叩きのめす展開が

    313 = 124 :

    咲さんでも菫でも淡ちゃんでもないとなると
    てるてるの彼女は一体誰なんや??

    314 :

    部活で麻雀がないのは、授業であるからとかなの?

    315 = 49 :

    荒川先生どうするんやろ

    316 = 2 :

    「淡ちゃんも小さいです……いや、私に比べればアレですけど、松実玄さんに比べれば……」

    「それに引き換え私は……」

    「さ、咲ちゃん落ち着いて。胸の大きさは関係ないと思うから……」

    「じゃあどうして……?」

    (まあ、そう言われるとこれと言った答えも浮かばへんのよねぇ)

    「うーん、考えてもしゃあないし、お姉さんに直接訊いてみたら?」

    「なんかきっと重大な事情があるんやって」

    「キスしないと死んじゃう病気とか……?」

    「いや、そこまで重大でもアホらしくも無いと思うけど……」

    317 :

    咲さんかわいい

    318 = 246 :

    咲さん病んでるヒャッホォ

    319 = 2 :

    「でも、お姉ちゃんそういうこと訊くのは……」

    「ちょっと勇気ない感じ?」

    「はい……」

    (宮永さんに関してかなりアグレッシブに動いてそうやのに)

    (なんで直接ってなったら臆病になるんや……)

    「……よし。ほんならウチが手伝ったるわ」ニッコリ

    「えっ……? でもどうやって……」

    「まあまあ。ちょっと待っといて」

    「……」

    キーンコーンカーンコーン

    『3年A組宮永さん。宮永照さん。校内にいましたら、至急保健室まで来てください』

    『繰り返します。3年A組宮永さん……』

    320 = 259 :

    照事情聴取キター

    322 = 2 :


    ―――――――――

    「さ、これであとは来るの待つだけやな」ニコ

    (松実さんの相談に対してもケリ付けなアカンかったし、ちょうどよかったわ)

    「お、お姉ちゃんがここに……!」アワワ

    (急にそわそわし出すあたり咲ちゃんも分かりやすいなぁ……)

    「ま、この際やし、思ってること全部ぶつけたらええで」

    「もっと構えとか、あんまし知らん子とイチャイチャするなとか」

    「そう、ですよね……ちゃんと気持ち伝えないと、ダメですよね……」

    「うんうん♪」

    (宮永さん、早く来てくれたらええけど……)

    323 :

    鉄拳制裁のターン

    324 :

    方向音痴のテルーがそう簡単に辿り着けるはずがない

    325 = 9 :

    流石に校内で迷わないだろ(震え声)

    326 :

    簡単に辿り着けたら怪しいってことさ

    327 = 283 :

    到着まで一時間かかるか
    ほしゅせねば

    328 = 246 :

    ところがどっこい前科があってだな

    329 = 218 :

    じゃあ咲さんはどうやってきたんだ・・・?

    330 = 2 :


    ――――――――――

    「……来ない、ですね」

    「う、うん……おかしいなぁ、帰ったんやろか」

    「今日は文芸部あるので、学校にいるとは思うんですが……麻雀部の方に行ってるかもですけど……」

    「……もしかして、迷ってるとか?」

    「えっ」

    「いや、あの子保健室に来るときいつも誰か側におったから……」

    「失礼します」ガラ

    「失礼します……」

    「あ、来た」

    「うぅぅぅ……」

    331 = 246 :

    「それに関係あるかは知らんけど、今日は放課後まで特に何もなかったなー……」>>329

    332 = 49 :

    さすが菫さん

    333 = 2 :

    (弘世さんに首根っこ掴まれとる……)

    「申し訳ないです先生。遅れました」

    「いや、全然大丈夫やで?」

    「コイツ、呼び出された瞬間帰ろうとして」

    「あらら」

    「行けと言っても逃げそうな雰囲気だったので……無理やり連れてきました」

    「うぅぅぅ……」

    「お、お姉ちゃん……」

    「なるほどなー。ってことは、呼び出されることに対して心あたりがあるわけか」

    「こ、心あたりなんて無いです。私なにもしてないです」

    「おまえなぁ……」

    335 = 2 :

    「まあ訊けば分かるでしょ。色々知ってそうな弘世さんもおるし」

    「じんも……じゃなくて、質問にはちょうどええわ」ニコ

    「」

    「しっかりと報いを受けろ。あんな連中集めてあんなことしておいて、何も音沙汰が無いわけがないだろ……」

    「うぅぅ……賢者はいつも愚者の犠牲になる……」

    「殴るぞお前」

    「まあ、質問するのは私やなくて咲ちゃんなんやけどね」

    「咲……?」

    「うぅぅ……」モジモジ

    336 = 314 :

    モジモジしてきもいね

    337 = 49 :

    咲ちゃん頑張れ

    338 = 2 :

    「ウチらは気にならんように遠く行っとくから、お二人だけでお話して」

    「さ、弘世さん。こっちこっち」

    「は、はい……」


    (菫と先生がいなくなった………)

    (これは……チャンス……)ソローリ

    「あ、あの……」

    「!」ビクッ

    「な、なに……?」

    「お姉ちゃん一体何をして……?」

    「い、いや、ちょっと花を摘みに……」

    339 = 283 :

    さきちゃーかあわいい

    340 = 2 :


    「アイツ……」

    「なんかもう見てて気持ち良くなってくるな」アハハ


    「あの、お姉ちゃん。話があるんだけど……いいかな?」

    「は、はい……」

    「と、とりあえず座ろうよ。ね?」

    「いや、花を……」アセアセ

    「お姉ちゃん……?」

    「あ、後で行きます」

    341 :

    花を摘む フゥフゥ

    342 = 2 :

    「……」

    「……」

    「なんか、こうやって向かい合って話すって珍しいね」アハハ

    「そうだね……なんか悪い事したみたいな気分……」

    (いやいやいや)

    「その、ね。今日お姉ちゃんをここに呼び出してもらったのは、私なんだ」

    「咲が……?」

    「色々と訊きたいことがあって……」

    「それは家では話せないことなの?」

    「う、うん。淡ちゃんとかもよくいるし、ちょっと話しにくいと言えば話しにくいかも」

    「そっか……」

    343 = 2 :

    「えっとね……お姉ちゃんは、その、好きな人とか……いる?」

    「す、好きな人……?」

    「うん……」

    「えっと、それはどういう意味の好き?」

    「……キスするとかの好き」

    (キスするとかの好き……)

    「……うん。そういう意味なら、好きな人はいるよ」

    「えっ……!?」



    「そ、そうなんや……なんか意外やわ……」

    「いや、アイツのことです。また何か意味をはき違えてそうな……」

    344 = 49 :

    下手したら血の雨が降るで

    345 = 2 :

    「そ、それって……私の知ってる人?」

    「咲が知ってる人もいるよ?」

    (えっ……どど、どういうこと!?)

    「お、お姉ちゃん? 好きな人だよ?」

    「うん、好きな人」

    「咲のことも大好きだよ」ニコ

    「!?」ドッキーン



    「またあんなこと言って……」

    「松実玄ちゃんが勘違いするのも分かる気がするわ……いや勘違いかはまだ分からんけども…‥」

    (何の悪気もなく純粋な気持ちで言ってるんだから厄介なんだアイツは……)

    346 = 283 :

    347 = 2 :

    (お姉ちゃん、私のこと大好きって……)

    「あぅ……ぁ……」カァァ

    「どうしたの咲? 顔が赤い」スッ

    「ふぁ!?」

    (お姉ちゃんの手……ほっぺに……!)

    「熱でもある? 先生呼ぼうか?」

    「だ、だだ、だいじょぶ……」

    (また赤くなってる……)



    「なんか宮永さんってすごいんやね……」

    「アイツが人見知りのおかげで被害は最小限で済んでますがね……」

    (私も昔、本気で……)

    348 = 49 :

    菫さんも被害者だったか

    349 = 283 :

    菫さんを癒す宥さん

    350 = 2 :

    「あ、あの……お姉ちゃん……」

    「なに?」

    「お姉ちゃんは……私のこと、大好きなんだよね……?」

    「うん」

    「それなら、その……」

    「キス、して欲しいです……」ウルウル

    (完全にネジを飛ばされてるな……)

    (あっちゃー……これはまずい気が……)

    「うん、いいよ」ニコ

    「……!」


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