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元スレ照「保健室の荒川先生」

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1 :

ID:IE4Q/Mkh0の代行なのよー

2 :

代行ありがとうございました
早朝で誰もいないとは思いますか、行き当たりばったりのんびりやっていきます

5 = 2 :

「失礼します」ガラ

「失礼します……」

「弘世さんに松実さん。ってことは……あはは、今日もやってもうた感じか」

「ごめんなさい……」

「本人は大丈夫だと言い張るんですが、何分血が出てて……」

「傷口そのままにしとくんは危ないからなぁ。消毒するからこっち来てー」

「はい……」

「宥の運動音痴は筋金入りだな……」

「今日はどうしてもうた感じ? この前はバレーで転けて、その前はバスケで突き指してたけど」

「マラソンの最中に足がほつれて転んじゃって……」

「はは、マラソンで転んだか。松実さんはおもろいなぁ」

「笑いごとじゃありません……」

6 :

しえんなのよー

7 :


しえしえ

8 = 2 :

「私、いつもいつも菫ちゃんに迷惑かけて……先生にも……」

「うーん、別に気にせんでもええと思うで? ウチはこれが仕事やし」

「弘世さんもこうやって二人で授業抜け出せて、満更でも無さそうやし」

「なっ……」

「えっ……?」ドキッ

「こんなちょっとした怪我でおんぶしてくるなんて、なぁ?」ニヤニヤ

「わ、私は宥の大事を取っただけでそんな下心は……!」

「あはは、冗談冗談。ほい、終わりっと。二日もすれば綺麗に治ってると思うわ」

「あ、ありがとうございます」

9 :

しえん

10 = 2 :

「松実さんももうちょっと気を付けや? 体育するたびに怪我するのも嫌やろ」

「ごめんなさい……」

「こんなしょっちゅう来られるとワザと怪我してるんかな思ってまうわ」ケラケラ

「そそそ、そんなことは……!」

「保険委員でも無いのに毎回弘世さんが付き添ってきたり、ホンマ二人は仲良しやね」

「「……」」カァァ

「そんじゃま、いつもどおり見学届け渡しとくわ」

「……寄り道してもええけど、怪しまれん程度に戻りや?」ニッコリ

「寄り道なんてしません!!」

11 = 2 :

次の来訪者
>>12

12 = 9 :

クロチャー

13 = 2 :

コンコン

「どうぞー」

「失礼します……」

「はいはい。あ、初めてやんな? この入室確認書ぱぱっと書いちゃって」

「は、はい」カキカキ

「ありがとー……ふむふむ、松実玄さん。3年生に松実宥さんっていうお姉さんおったりする?」

「え、どうしてお姉ちゃんの名前を……?」

「お姉さんはここの常連さんやからなー。二回も来てくれれば顔と名前は覚えるわ」

「うん、確かにお姉さんによく似てる……」ジーッ

「そ、そんなにまじまじ見られると恥ずかしいです……」

15 = 2 :

「今日の4限目もお姉さん来とったで。マラソンで転んだとかで」

「ほ、本当ですか!?」

「まあ大した怪我やないから」アハハ

「そうですか……」ホッ

「二人は仲良さそうやね、そんなにも心配して」

「お姉ちゃん昔から怪我とかよくしてたし、目が届くところにいない時は少し不安です……」

「そっか。でも大丈夫やと思うで? 松実宥さんには過保護なくらい親身に接してるクラスメイトがおるから」

「えっ……そ、それって、誰ですか……?」

「弘世菫さん、って子なんやけど、知らん? 濃い青髪でロングヘアーで、真面目そうな弓道部の子」

「もしかして、あの時の……!」

16 :

岩戸校長に期待

17 :

体育倉庫の続き?

18 = 2 :

「あの時?」

「す、すみません、こっちの話です……」

「二人ともホンマに仲良くてなぁ。よく二人でここに来るんやわ」

「それは一体どういう理由で……?」

「体育の時間に怪我した松実さんを弘世さんが連れてくる、ってパターンがよくあるかな。週1くらい」

「そうですか……」

「お姉さん取られたみたいで寂しかったりする?」

「っ……い、いえ。そんなことは……」

「察するに、嫉妬半分安心半分って感じやね」

19 = 2 :

「……先生はすごいですね。ほんの少ししか話してないのに」

「まあスクールカウンセラー兼任やから、そっち方面の勉強もしとるんやわ」ニコ

「なるほど……」

「たぶんお姉さん昔からあんな感じで、自分がしっかりせえな、とか、お姉ちゃん守らな! とかっていう気持ちが強かったんやろうけど」

「お姉さんもええ年やし、ちゃんとお姉さんのこと見てあげてる子も今はおるから、妹ちゃんがそこまで気張らんでええと思うで?」

「……」

「まあお姉ちゃん好きで、お姉ちゃん離れでけへん、って言うんやったら話は別やけども」アハハ

「そ、そんなことないです! たぶん……」

20 = 2 :

「それやったらお姉ちゃんのことは任せて、自分のことももうちょっと考えな」

「自分のこと……」ドキッ

「用件に相談、って書いてあるけど。今日はどういった相談? お姉さん関係あったりする?」

「お姉ちゃんのことは……気になるけど、しばらく見守ろうと思ってて」

「なるほど」

(思ったより理性的な子やなー)

「今日は、その……別の相談が」

「ふむふむ。内容はどんなもん?」

「先生は、そのっ……初対面の相手に好き、って言われたら、どうしますか……?」

「……えっ?」

21 = 7 :


ktkr

22 :

俺が好きって言ったから悩んでたのか

23 = 2 :

「えっと、恋の相談?」

「こ、恋、かどうかは、自分でも正直分からないです……ただ……」

「とりあえず、何があったか説明してくれる?」

「は、はい」

―――――――――

(要約すると、初対面の先輩に告白されてキスを迫られたそうです)

(そして流されるがままに唇……とまではいかなくてもおでこにキスされたと)

「……どう思いますか、先生?」

「ど、どう思うって言われても……」

(すごい話やなぁ、っていうのが正直な感想なんやけども……)

24 :

相手誰だ

26 = 22 :

相手は照さんか

27 = 2 :

「私、その人にいきなり告白されて、すごくドキドキして……」

「で、でも! これって普通じゃないですよね……? 普通だったら、付き合ってください、とか、お友達になりましょう、とか……」

「いくら惚れたから言うても、いきなりキス迫るようなアホはそうおらんとは思うわ……」

(それで迫られるがままにキスされたこの子も相当アレやと思うけど……)

「あの人はどういう気持ちで私にあんなことをしたんでしょう……」

「キスし終えると、お礼だけ言って帰っちゃったし……」

「うーん、どういう気持ちで……」

(ホンマに惚れとるんやったらいきなりそんなこと出来るわけないし)

(ってことは……罰ゲームとか? いや、そんなことでそこまで必死にはならんか)

「うーん……」

29 = 2 :

「ごめんなぁ、妹ちゃん。ちょっと相手側が考えてることはウチにも分からんわ」

「そう、ですか……」

「相手さんに訊いてみるのが一番早そうやな……名前とか分かる?」

「えっと……3年生の宮永照さん、です」

「!?」

「え、そ、それはホンマなん? 間違いとかじゃ……?」

「赤い髪の毛でおもちがあまり無くて、すごくカッコいい人、ですよね……?」

(初対面の相手にはあの子がカッコ良く見えるんか……てかなにやってんねん……)

(あー、でも。なんとなーくやけども事情が見えてきたような……)

30 = 2 :

「先生……?」

「とりあえず相手側のことは置いとこか。またウチから詳しく話聞いて、また妹ちゃんに知らせるわ」

「それで、妹ちゃんは好きって言われてどう思ったん?」

「え、えっと……ドキドキ、しました……」

「そっか。それでなし崩しでもキスされて、相手のことが気になって仕方が無いと」

「はい……」

(これは呼び出しやなぁ……場合によっては鉄拳制裁せんと)

「これって、その……恋、なんでしょうか……?」

「う、うーん、そうやなぁ……他人に好意向けられて嫌な気分する人なんておらんし」

「そういう嬉しいと思う気持ちと恋心をごっちゃにしとる可能性がある、と思うかな」

「なるほど……」

32 = 16 :

本当にてるてるは節操がないなぁ

33 = 2 :

「まずは思い込みすぎず、冷静になることやな」

「ウチもめちゃくちゃタイプの人に好きって言われたり」

「でこチューさせてって本気で言われたら、冷静じゃなくなってええよ言うてまうかもやし」アハハ

「そうですよね……わ、私が別段おかしいってわけじゃないですよね……」

「う、うん。だからそんなに思い詰めんでも大丈夫やで。でこチューくらいスキンシップみたいなもんやよ」

「そうですよね! スキンシップですよね!」

「そうそう。なんならウチでも妹ちゃんにでこチュー出来るで」ニッコリ

(とりあえず、どんな事情があっても妹ちゃんが傷つかんようにだけ心持ちを上向きにせんと)

34 = 25 :


ん?
タラシ組の裏側かな?

35 = 2 :

「とりあえず相手側の事情についてはウチから訊いとくから、また後日知らせるわ」

「ありがとうございます。私、直接訊けるような勇気なかったから……」

「まあそれが出来ればウチに相談なんてせえへんわな」アハハ

「荒川先生、今日はどうもありがとうございました。おかげで、胸がすっと楽になりました」

「私、ずっとそのことばかり考えてて、自分はおかしいんじゃないかと思っちゃって……」

「妹ちゃんは何にもおかしくないから心配せんで大丈夫やで」ニコ

「先生……」ウルウル

(この子も涙もろいんやなぁ)

「あっ、もうこんな時間……料理研でミーティングあるので、失礼します」

「はーい。思い詰めすぎず、気楽に構えなさいね」

「はい! 改めて、ありがとうございました」ペコリン

(とりあえずは相談解決……かな?)

36 = 2 :

次の訪問者>>37

37 = 7 :


ふんふむ

38 = 24 :

霞さんってことになるのか?

39 = 2 :

えっと、再安価>>40
安価下でいきます

40 = 25 :


胡桃

41 = 24 :

憧ちゃ

42 = 16 :

出遅れた

と思ったら霞さんみたいで安心した

43 :

ふんふむ

44 = 4 :

胡桃ちゃんじゃない?

45 = 16 :

あぁ……

46 = 2 :


―――――――

「今日はまあ、今のとこはいつもくらいの訪問者かな……」

胡桃「失礼します」ガラ

「あ、胡桃ちゃん。こんばんはー」

胡桃「こんばんは先生。今日も……いいですか?」

「ええよ。ほんじゃ、早速しようか」ニコ

胡桃「よろしくお願いします」ペッコリン

(鹿倉胡桃ちゃん。2年生。その小さい身体がコンプレックスなのか、月2回ほどこうやって身長を測りに来ます)

胡桃「今月こそ伸びてるはず……!」

48 = 2 :

(相変わらずちっちゃいなぁ……小学6年生でも十分通用するわ)

「えーっと……130cm。ぴったりやね」

胡桃「み、ミリも変わってないですか……?」

「残念ながら」ニコ

胡桃「そんな……」

「みんなまったく伸びへんなぁ。1年生の頃から測ってるつもりやけど、誰一人として成長してないような気がするわ」

「この前も天江さんと薄墨さん来とったけど、まったく変わり無しやったし」

胡桃「あの二人も……!」

「ウチとしては同じ学年クラスなんやし、三人まとめて来て欲しくはあるんやけども」アハハ

49 :

面白いな
支援

50 = 16 :

現実は非情

喜ぶのは副会長とカツ丼くらいか


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