元スレ梨穂子「……ごめんなさい、橘くん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
451 = 418 :
>>450
やめろwwww
452 = 416 :
熱い展開だな
453 = 426 :
純一「ど、どういうことですか…?」
隊長「実はだな……私が『桜井リホ守り隊』に隊長へと就任できたのはっ…」
隊長「あの人のっ…おかげなのだ…」
純一「えー! ……あの人に借りを作るとか…大丈夫なんですか…?」
隊長「だから! 今はこんなめにっ…ひぅん!」
マイケル「オー、間違ってダイアルを全開にしてシマイマシター! HAHAHAHAHAHA!」
純一(わ、わかった…多分この人、マイケルさん……夕月先輩とつながりがある! 勘でわかる!)
マイケル「それでぇー……急にお店に電話が来たときはビックリしましたがー!」
マイケル「……タチバナ、ユーはなにをしてほしいですカー?」
純一「え…?」
マイケル「ウッフッフッフ…いいんですよー? 正直に言って…ミーはタチバナのこと大好きデース!」
マイケル「どんなことだって、叶えて見せマース!」
純一「っ……本当に、ですか…?」
マイケル(get!)
マイケル「ハーイ! なんだってしてますよー! カモンカモン!」
456 = 426 :
純一「じゃあ……叶えてください」
マイケル「…ンー?」
純一「僕の大事な人が……いや、手の元から逃げてしまった人を……」
純一「取り戻しに、行きたいんです…!」
マイケル「……」
純一「あの子は誰にも真実を…キチンと明かさずに、誰に対しても演技を行って…」
純一「最後の最後までっ……皆を騙し続けました!」
純一「だけど! 僕はそれをどうにかしに行くつもりです!」
純一「──お願いします、ギャラガーさんっ! どうか僕を助けてください!」
「────オーケー……ンッフッフ、ワーオ! 本当に素晴らし……グレイト、グレェーーーーート!!」
パァンッ!
ギャラガー「タチバナァ! 後はミーに任せないサーイ!」
純一「ほ、本当ですか……っ!?」
ギャラガー「イェス! ……そこのユーたち、アレの準備カモン!」
457 = 426 :
ドォルンドォルンッ…!
純一「………」
ギャラガー「ンンンンンンー……クレイジー!何時に無くこのバイクの音はモンスターデース!」
純一「あの……ギャラガー…さん?」
ギャラガー「ハーイ?」
純一「その、免許……持ってます?」
ギャラガー「ハイ! モッテマスヨー!」
純一「………」
「あ、兄貴!? 単車のハンドルは両手で持ってくださいね!?」
「ち、違います! それアクセルですから! ぶっとびますよこの機体だと!?」
「マジで軽く空も飛べそうになるやつだから、危険ですからね!?」
ギャラガー「オーケーオーケー!」
純一「………」がくがく…
隊長「…おい、ストーカー」
純一「な、なんですか…?」
458 = 426 :
隊長「……行くんだよな、会いに」
純一「え、ええっ……そうです!」
隊長「…そうか、そしたら私も見れるのか」
純一「え…?」
隊長「……いや、なんでもない」くるっ
隊長「さっさと行け、顔も見たくない」
純一「……見せますよ、ちゃんと!」
純一「待っててください! テレビの前で!」
ギャラガー「それではぁー? ウッフッフ…モンスターは実は他人のもなのデース」
純一「……へ?」
ギャラガー「ちょいと借りてキマシター! オーケー! シンパイムヨウ!」
ギャラガー「──It is only me that can ride very well…」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオン!
460 = 426 :
~~~~~
純一「ぎゃ、ギャラガーさんっ…!」
ギャラガー「…行きなさい、タチバナぁ…ぐふっ」
純一「で、でも…! 飛行場はもう目の前ですよ!?」
ギャラガー「ウッフッフ…ミーには少しばかり、遠いようデース…」
純一「だけどっ…こんな所で倒れてたらっ…!」
純一「運転酔いして、倒れてたら…! 誰かに引かれちゃいますって…!」
ギャラガー「……タチバナ」
純一「え…?」
ギャラガー「ミーは…本当に、タチバナのことを尊敬シテマース…」
純一「なんですか、急に…」
ギャラガー「ウッフッフ…最後に言いコト言いたいんですよ、ミーも…」
純一「…じゃあ、なんですか? 言いたいことって?」
ギャラガー「タチバナ…手を繋ぐことから始めましょ──がふっ」コトリ
461 :
手を繋ぐってハードル高いな…
462 = 426 :
純一「ギャラガーさんっ…! よかった、寝てるだけだっ…!」
純一「と、とりあえずっ…端の方に寄せてっ…」ずりずり…
純一「あのバイクは……誰も動かせることなんてできないだろうなぁ…」
純一「本当にありがとうございます、貴方がいなければ僕は…絶対に間に合わなかった……」
純一「──よし、ゴールは目の前だ! 行くぞ!」たっ
~~~~~
梨穂子「……」
『それではー? そろそろ桜井リホちゃんが搭乗されるようです!』
梨穂子「……」
『リホちゃーん? 最後に一つ、なにか言い残すことはあるかな?』
梨穂子「…え、あ、はいっ! 頑張って海外でもやって行きたいと思います!」
『んー、言い言葉だね! だけどもっと言ってもいいんだよ?』
梨穂子「あっ…はい! えっとー…その……」
463 = 426 :
アナ『うんうん!』
アナ(なんだっよこのニュース……マジでこれで視聴率取れるとか思ってんの?)
アナ(つぅか、ただのアイドルが飛行機乗るだけで、どんだけ時間使ってるのかつぅーの…)
梨穂子「えーとですね…」
アナ(あーあ、つまんないの。これならもっと刺激的な報道アナになるべきだったかなー)
梨穂子「…その、一つだけ言いたいことがありますっ」
アナ『あ、うんっ! なにかなー?』
梨穂子「それは……その、もしかしたらテレビを見てくれてる人の中に…」
梨穂子「───私が、ずっとずっと大切にしときたい…人たちが居ると思います」
~~~~~~~
464 :
※これからアナウンサーさんが狂喜乱舞するイベントが起こります
465 = 426 :
『その人たちは、今の私を作ってくれた大切な人で──』
夕月「……」
愛歌「……」
~~~~~~~
『こんな私をずっと見守っててくれた人たちで───』
ユウジ「………」
~~~~~~~
『…こんな私を、守り続けた人たちも───』
隊長「………」
~~~~~~~
『みんながみんな、見てくれると思って……この言葉を送らせていただきます』
『───ありがとう、わたしはとっても幸せでしたっ…!』
466 :
梨穂子は可愛いなぁ!
467 = 416 :
梨穂子はかわいいなぁ!!
468 = 418 :
梨穂子はかわいいなぁ!!
469 = 426 :
『そして、なによりも……ありがとうと伝えたい人に』
『わたしのために努力を惜しまなかった人に』
『……私は、本当の感謝を送りたいです』
梨穂子「───ありがとう、そしてごめんね……っ」
アナ『…リホちゃん? それってつまり…?』
梨穂子「ぐすっ……あはは、ちょっと大げさすぎたかな~? 辺に勘ぐっちゃだめですよっ?」
アナ『そ、そうよねー!』
梨穂子「えへへ、それじゃあ! 桜井リホ! 行きます!」
アナ『……今! あの人気をはくしたKBT108の桜井リホが! 搭乗口へと向かっていきます!』
梨穂子「………」すたすた…
アナ『搭乗口の前には、駆け付けたファンが波のように押し寄せております! 凄いですね!』
梨穂子「……ごめんね、純一…許してなんて言えないけれど…」
梨穂子「……それでも、私はあなたのことをずっとずっと…」
470 = 450 :
梨穂子はかわいいなぁ!!!
472 = 414 :
━┳┛┃┃┳ ━╋━ ━━━┓
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473 :
冷静に考えて梅原って男と欠点ほとんどないよな
友達に欲しいわ
474 = 426 :
梨穂子「……好きだっ───」
がしっ!
梨穂子「──え…?」
梨穂子(誰かに腕をつかまれ、ファンの人…?)
ざわざわ…
アナ『…おや? なにやら搭乗口で少しトラブルの様ですよ!?』パアアアア!
梨穂子「あ、あのっ…ごめんなさい! 離してもらってもいいです───」
「はぁっ…はぁっ…!」
梨穂子「───か……」
梨穂子「…………なんで此処に居るの…?」
「…なんで、って? おいおい、そんなことっ……!」
純一「お前を止めに来たに……決まってるだろ!!」
476 = 426 :
梨穂子「………」
純一「………」
アナ『────おっとおおおおおおおおおおお!これはなんだぁ!一体ぜんたい何が起こってやがるのかァー!?』
梨穂子「っ…いや! これは違うんですっ! えっと、その…!」ばっ!
純一「…梨穂子」ぐいっ
梨穂子「そんな疑ってるような、ふぇ…」とすんっ
ぎゅうっ…
純一「…ダメだ、絶対に逃がさない」
梨穂子「……えっ?」
アナ『うわぁああああああああああ!!! 抱き寄せたァ!
強引に引き寄せて、後ろから抱きよせたァ!なにこれめっちゃ興奮する!』
梨穂子「っ~~~~…!? じゅ、純一っ!? わ、わかってるの!? こ、これ全国ネットでッ…!」
477 = 433 :
アナウンサーうるせぇwww
478 = 416 :
めちゃくちゃなアナウンサーだな
479 = 426 :
純一「…だからどうした、関係無い」ぎゅっ…
梨穂子「か、関係無いって…っ! そんな、こと…!」
純一「──関係無いっていってるだろ!」
梨穂子「っ……」
アナ『っ……ゴクリ…』
純一「僕はもう絶対に梨穂子を離さない! お前が何度、僕を突き離そうとしてもっ…!」
純一「もう梨穂子からは絶対に逃げないから!」
梨穂子「じゅん、いち…」
アナ『男の人……』
梨穂子「っ……でも、だめだよっ…まだ間に合うから! なんとか説明して、純一は無事に日常に戻って…!」
純一「………」
梨穂子「…純一?」
~~~~~~~~
教員「…あれ、高橋先生のクラスの子ですよね」
高橋「…シリマセン」
480 = 426 :
~~~~~
梅原「ははっ…おいおい、なにもったいぶってんだよ」
梅原「──早く言っちまえ大将!」
~~~~~
「お、おいっ…! あれって橘じゃね!?」
「おい、みんな! 教室のテレビつけてみろ!」
ユウジ「…頼むぞ、橘っ…!」
~~~~~~
隊長「……早く言え」
隊長「そして見せてくれ、俺が心から欲したモノを」
~~~~~~
「兄貴ー!」
ギャラガー「シッ! ラジオの音が聞こえないでショーウ!」
~~~~~~
愛歌「信じろ、己の意志の強さ」
夕月「…ぶつけちまえ、橘!」
481 = 418 :
3時までに完結してくれると物凄く助かる
482 = 464 :
魔女の宅急便のラスト辺りを思い出す
483 = 416 :
卒業式で告白したり全国ネットで告白したり橘さんはすげえな
484 :
俺はあることに気付いてしまった
485 = 426 :
~~~~~~
純一「──梨穂子、言わせてほしい」
梨穂子「っ……?」
純一「お前は言ってくれたな──ホントの自分を分かってほしいと」
純一「あれはお前の演技じゃ無く、ホントの…気持ちだと僕は受け取ってる」
純一「違うのか、梨穂子?」
梨穂子「…違うよ、そんなこと」
純一「…ああ、そう言うと思った」
純一「だけど、僕はそうは思わない」
梨穂子「…なんで、そう言えるの…」
純一「だって梨穂子……さっきからずっと…泣いてるだろ?」
梨穂子「うっ……くっ…だから、何だって言うの…」
純一「じゃあ、それは嘘だ。僕にはわかる、まあ受けおりだけどね」
純一「…なあ、梨穂子言わせてくれ」
純一「───この世で一番、お前が大好きだ」
486 :
受けおり惜しいー!
487 = 424 :
ふむ
488 = 426 :
『──他の誰よりも、お前のことが大好きだ』
『──この手をずっと離したくないって望んでしまうほどに』
『──ひとつひとつ零れおちるその涙も独占したいぐらいに』
『──お前の全てを僕の物にしたい、全部を僕色に染めてやりたい』
『──アイドルだからって、凄い奴だからって、そんな肩書はいらないよ』
『──僕はただただ、梨穂子が傍に居るだけで十分なんだ』
純一「……だから、梨穂子」
梨穂子「……」
純一「僕からずっと離れないでくれ」
純一「一生、傍にいてやるから……もう、あんなことは絶対に…しないでくれ…」ぎゅうっ…
梨穂子「…純一…」
アナ(うわぁ…すっげ聞いててハズいwwww)
489 = 466 :
えんだああああああああああああ
490 = 430 :
いやああああああああああああ
491 = 426 :
純一「………」
梨穂子「……純一、あのね」
純一「…うん、なんだ?」
梨穂子「…えへへ、ありがと~」ぎゅっ
純一「…おう、こっちこそ」
梨穂子「頑張ったんだよ、わたし…わかってるよね」
純一「…うん」
梨穂子「あなたと別れる為に…色々、がんばったんだよ」
純一「…うん、わかるよ梨穂子、本当にすまなかった」
梨穂子「…だけど、純一は…あはは」
梨穂子「ここまでのこと…しちゃうんだね、敵わないですよ、ほんっと」
純一「…だろ、いつだって僕は凄い奴だ」
梨穂子「うんっ! …だからね、純一」
純一「…なんだ梨穂子」
梨穂子「………本格的に犯罪者として捕まる前に、色々と手段を打つよ!」
493 = 426 :
純一「……おうっ!」
梨穂子「──……」くるっ…
梨穂子「純一っ! ありがとうっ…! 本当に、そんな事を言ってくれて……!」
純一「……」
梨穂子「ひっぐ……ぐすっ…」
アナ『…おやおや、何やら発展があるようですよー! 視聴者の皆さん! とくとご覧あれ!』
純一「…梨穂子、お願いだよ」
梨穂子「……ううん、確かに…貴方の言ってくれたことは、本当にうれしい」
梨穂子「──だけど、私は……もうアイドルなんだよ?」
純一「っ……だけど! それは…!」
梨穂子「……ごめんなさい、私は…もう貴方とは…立場が違うの…」すっ…
純一「っ…梨穂子! 行くなよ! 僕はっ…!」
梨穂子「………」
純一「僕はお前のことが好きなんだよ…!」
494 = 426 :
梨穂子「…………」
純一「……お願いだ、梨穂子、こっちを向いてくれ」
梨穂子「…………」
純一「…梨穂子!」
梨穂子「……」
くる…
純一「っ…梨穂子…!」
梨穂子「……」ボロボロボロ…
純一「───お前……」
梨穂子「うんっ…! 私も大好きだよっ……!」たたっ
ぎゅっ…!
梨穂子「大好きで大好きで、仕方なくてっ…!」
梨穂子「───純一のこと、心から愛してるからっ…!」
495 :
えんだあああああああああああああ
496 :
いやあああああああああああ
497 = 416 :
無事ハッピーエンドにいきそうだな
どうなることかと思った
498 = 426 :
純一「……」
梨穂子「……」
ぱち…ぱちぱち…
「リホーコ……パーフェクト! パーーーーーフェクト!」パチパチ!
梨穂子「……えへへ、やっぱりそうでしたか?」
社長「ワンダフォー! ユーは本物の女優だ! 素晴らしい演技だった!」
梨穂子「社長さんなら分かってくれると…わぷっ!」
社長「ンーンー! 将来はパーフェクトな女優になるはずダ!」
社長「…それにィ、ユー!!」
純一「は、はいっ…! えっと、その僕は…わぷっ!」
社長「ンッフン! ユーも最高の演技だっタ! 男優として働かないカ?」
純一「い、いやそれはっ…すみません…!」
500 = 486 :
ありり?
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