元スレ男「じゃあ、今日からメイドね」愛玩娘「め、メイドですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
401 = 2 :
ほす
402 = 2 :
ほ
403 = 1 :
――
庭
愛玩娘「良い風ですね」
男「そうだな。このくらいが丁度いい」
愛玩娘「珍しいですね。男さんが私を誘うなんて」
男「? そうだっけ?」
愛玩娘「そうですよ。特にここ最近は話しかけても上の空ですし」
男「まぁ、勉強の邪魔をするのも悪いからなぁ……」
愛玩娘「最近、本当に毎日が楽しいんです。朝起きて、勉強して、御飯食べて、メイドさんと買い物に行って。何だか普通の生活しているみたいで」
男「それは良かった。でも、大学に入ったらもっと楽しいと思うぞ?」
愛玩娘「そうですか! 男さんも楽しいんですか?」
男「まぁ、俺みたいな奴はちょっと違うけど」
愛玩娘「? 楽しくないんですか?」
男「うーん。打算的な生活って感じ? あんまり学生らしい事はしてないなー」
愛玩娘「何だか男さんらしくないですね」
404 = 2 :
午前7時からお疲れさん
ほす
405 = 36 :
ほ
406 = 1 :
男「周りが周りだけにな。将来の事を考えざるを得ないんだよ」
愛玩娘「そうなんですか……」
男「……結婚とかってさ、どう思う?」
愛玩娘「け、結婚ですか!?」
男「ただの世間話だって……」
愛玩娘「そ、そうですか。結婚……したいです……」
男「ふーん。まぁ、いいんじゃない?」
愛玩娘「で、でも! 私なんかがしていいのでしょうか!?」
男「えっ? 別にしたらいいだろ? 誰の許可も要らないわけだし」
愛玩娘「わ、私は……拾われた身ですし……それに男さんも物ですし……」
男「その考えは止めろって言っただろ? 人に所有権なんてないんだから」
愛玩娘「そ、そうでしょうか……」
男「そうそう。まっ、好きな奴探して、結婚でも何でもすればいいさ。その時は祝ってやるから」
愛玩娘「好きな人……」
男「……あれ? 今……」
407 = 2 :
この展開はっ!?
408 = 1 :
――
そして次の日の夜
家の外
?「今日は外に出てこないのか……」
男「あぁ、今寝てると思うからな」
?「え? うわぁぁぁぁ!!」ドタッ
男「昨日も居たよな? 俺の隣の奴を見ながら」
?「すいませんすいません!! 悪い事するつもりじゃなかったんです! 本当です!」
男「はぁ……で、誰? あんたは」
?「わ、私は……あの子の父親です」
男「はぁ?」
409 = 36 :
ほ
410 = 2 :
ほ
411 = 2 :
ほ
412 = 1 :
外
とある店
男「で、その父親が今更何の用なんだよ」
愛の父「い、いえ。ただ、成長したあの子の姿を一目見ようと……」
男「というか証拠はあるの?」
愛の父「い、一応……これは小学生の頃の写真ですが……」
男「……ふーん。確かにそっくりだ」
男「……何であいつを捨てたの?」
愛の父「会社を大きくしようとして……そちらの会社にお金を借りたんですが返せなくて……いろいろ頑張ったんですがどうしようも無く、で、結局あの子を……」
男「……そりゃあ、ショックで記憶も無くなるわな。ま、あいつに洗脳されたのかもしれないけど」
愛の父「せめて……せめて遠くからでも見るわけにはいかないでしょうか?」
男「……まぁ、聞いてみるよ。あいつにも。もしかしたら会えるかもしれないから」
愛の父「! あ、有難うございます!!」
男(にしても……流石にこれはやりすぎじゃないのか?)
男「(俺は親父みたいになるつもりは無いけど……でも……)
413 :
やっと追いついた。
414 = 36 :
ほ
415 = 1 :
次の日
愛玩娘「おはようございます」
男「あぁ、おはよう」
メイド「おはよー」
男「なぁ、愛」
愛玩娘「はい? 何ですか?」
男「今日もさ、夜になったら散歩しに行かないか?」
愛玩娘「はい。喜んでお供します」
メイド「えー、私も行きますー」
男「メイドさんはまた今度という事で」
メイド「ちぇー。私だけはぶられてやんの」
男「まぁまぁ。そう言わずに」
416 = 2 :
メイドさん可愛い^^
>>2からずっと見てるで~
417 = 1 :
――
夜
愛玩娘「今日もいい風邪ですね」
男「そうだな。このくらいが丁度いいよ」
愛玩娘「あはは。前も聞きましたよそれ」
男「あれ? そうだっけ?」
愛玩娘「そうですよ」
男「んー……」
愛玩娘「……そういえば、大検の受検。もうすぐなんですよ」
男「へー。そうなんだ。どう? いけそう?」
愛玩娘「正直……ギリギリですね。私はスタートが遅れてしまったので……微妙です」
男「まぁ、愛なら大丈夫だよ。メイドさんも言ってたしな」
愛「……えへへ」
男「なぁ、愛。」
愛「はい。何ですか?」
418 = 36 :
ほ
420 = 1 :
男「両親にさ、会いたいか?」
愛「……分かりません」
男「……そうか」
愛「正直、怖いんです……喜んでくれたら嬉しいです。でも、また捨てられると思うと……」
男「……」
愛「……私の両親を知ってるんですか?」
男「……まぁ、父親は」
愛「そうですか……」
男「会いたいのならいつでも連絡取るから。1人が嫌なら俺とメイドさんも居るし」
愛「……会いたくなかったらどうするんですか?」
男「そりゃあ……会わせないよ」
愛「……分かりました。有難うございます」
421 = 36 :
ほ
422 = 36 :
ほ
423 = 2 :
ほ
425 = 36 :
ほ
427 = 1 :
――
それから大検も終わって、合格通知が届くその日。
愛玩娘「い、いよいよです」
メイド「緊張しますねー」
愛玩娘「で、では……開けます!」ビリっ
メイド「おぉ!!」
愛玩娘「……!!」
メイド「ど、どう?」
愛玩娘「う、受かってましたぁ~」へろへろ
メイド「やったっ!! おめでとう!!」
愛玩娘「う゛え゛ぇーん!! ありがどうございまずー!」ぼろぼろ
メイド「ふむふむ……おぉ! 殆どAばっかじゃん! やるねー!」
愛玩娘「うわ゛あーん!! よかったでずぅ!!」
428 = 1 :
――
男「ほら、受かったそうですよ」
愛の父「う、うむ。でもどうすれば……」
男「普通に行けばいいんですよ」
愛の父「わ、分かった」
ガチャ
男「愛、おめでとう」
愛「男ざぁん!! 私合格じばじだよおぉぉ!!」
男「ははは、泣きすぎだろ。流石に、顔が崩れてるぞ?」
愛「今日はいいんでずぅぅ」
愛の父「……」
メイド「あれ? 誰ですか? その人」
愛「え?…………お父さん?」
愛の父「ひ、久しぶりだな。愛」
愛「……何しに来たんですか」
430 = 36 :
ほ
431 = 336 :
親父の顔覚えてるのか
432 :
>>429
読んでないのかよw
433 = 336 :
>>432
愛玩娘の愛なのに親父もそう呼んでるのはおかしいだろjk
434 = 2 :
>>433
逆に深読みだなwww
まあ気にしないことに
435 = 1 :
愛の父「!! っっ」
愛「……今更現れて、許されると思っているんですか?」
愛の父「ほ、本当にすまない……別に許してもらおうだなんて思っていないよ……」
愛「……そうですね……私も許そうだなんて思っていません」
愛の父「ああ。それくらいの事をしたんだ私は。ただ……お前が合格してくれて本当に良かった……」
愛「……別にあなたの為にやった訳じゃありませんから」
愛の父「分かっている。ただ俺は、お前の幸せな姿が見れて俺は……本当に嬉しい……!!」
愛「……私はあなたの事を許すつもりはありません」
愛の父「あぁ。もう十分だよ。これからはここの人達と一緒に幸せに生きてくれ」
愛「……でも、あなたは私の父親です。だから……偶になら……会いに来てくれても構いません」
男「よかったですね」
愛の父「あぁ! 有難う!! 本当に有難う!!」
436 = 2 :
ほ
437 :
覚えてんのかよ
438 = 1 :
――
とある場所で
親父「おぉ。来たか」
男「あぁ。一段落ついたしな」
親父「で、決まったのか?」
男「……決めたよ」
親父「ほう? で、どっちだ?」
男「俺は……結婚しない」
親父「ほぉ? お前なら相手の事を思ってすると思ったんだがな」
男「最後まで聞いてくれ。結婚はしないが、合併はしてほしい」
親父「それは無理だ。ルールって物がある」
男「……この半年で俺は色々な物を見てきたと思う。あいつが来てから沢山の物を」
親父「はっはっは。何を言い出すかと思えば、回想か?」
男「同情を引こうなんて思っちゃいない。だけど、俺は……俺の意見として1つ気付いた」
親父「……言ってみろ」
439 = 126 :
ほ
440 = 1 :
男「それは、人は上辺だけで生きてるんじゃないって事。親父のやり方は確かに必要だと思う。綺麗事だけで世の中は回っていないのかもしれない」
父「……」
男「信頼関係ってのは大事な事だ。親父と親父の仕事相手にもそれは築かれていると思う。でも、それこそ上辺だけの物だ。
親父が相手を切り捨てるように、相手も親父の事を裏切るかもしれない」
父「……ほう」
男「だから、俺が本当の信頼関係を築きあげて、更に大きな会社にしてみせる!」
父「確かに一理ある。だが、お前の理論は自分が裏切られる事を想定していない。そこはどうする? 本当に信頼した相手なら全てを託せるとでも?」
男「そこは……共存する」
父「共存?」
男「あぁ。親父のやり方と俺のやり方。二つのやり方を共存させてみせる」
父「くっくっく。成る程。飴と鞭を使い分けると?」
男「それは違う。信頼してるからこそだ!」
父「まぁ、いい。今回は特別に聞きいれてやろう」
男「ほ、本当か?」
父「あぁ、だが、決して裏切るような真似はするな? いいか? 有言実行だぞ?」
441 :
ほ
442 = 1 :
それから1年と数カ月が経ち、合格発表の日
――
メイド「ふー、流石に寒いですねぇ」
男「2月だしな」
愛玩娘「だ、大丈夫でしょうか?」
男「大丈夫だって。センターも取れたんだろ?」
愛玩娘「で、でも、2次では緊張しちゃって……」
男「気にしすぎだって、条件は皆同じだから」
メイド「そうだよ。気にしすぎだよー」
愛玩娘「あ、も、もう、張り出されてます……」
男「何番だっけ?」
愛玩娘「1、197番です」
男「えーっと……おっ?」
愛玩娘「あっ……」
終わり
443 = 441 :
んん?
444 = 1 :
だけど、もうちょっとだけ書きます。何故なら、愛玩娘の意味がないから
445 = 248 :
も、もうちょっとオナシャス!
446 = 1 :
あ、ちなみに
愛の本名も愛です。
愛がお父さんと分かったのは、男が夜に行った事を覚えていて、なおかつ、雰囲気を察して、疑問形で言った。
447 = 2 :
お、おいおい!!
448 :
つまりエロシーンか…
449 = 1 :
――
大学へ合格したその日、先輩、後輩関係になったと同時に恋人関係にもなっていた。まだ、誰にも言ってはいない。
それからいくらか日が過ぎ、とある日の出来事。
コンコン
愛玩娘「あ、あの……」
ガチャ
男「ん? どうした?」
愛玩娘「は、入ってもいいですか?」
男「いいけど?……どうしたの?」
愛玩娘「わ、私達って……その、恋人ですよね……?」
男「まぁ、そうだな」
愛玩娘「き、キスはしましたっけ……?」
男「キスはしただろ。愛が告白してきたその時に」
愛玩娘「そ、そうでしたか……」
450 = 2 :
きたあああああああ!!!!!
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