のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,099,708人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ菫「いいだろう。なってやるよ、魔法少女!!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - + - 魔法少女SS☆スミレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 1 :

    「おっ。明かり点いたか」

    (…くっ。奴の方が一枚上手だったか?癪に障るな。いや。だが、もう今更嘆いても仕方ない。別の手を考えるか)

    (冷静になれ。相手は異常者だ。隙を見せずに相手を観察しろ。なに、麻雀でいつもやっている事だ。私には出来る。そうだな、まずは…)

    「…すまないが、その前にまず、君が何者なのかを教えてくれないか?」

    (『未知』は人を不安にさせ、相手をより大きく見せる。少しでも意味の分かる情報を得なければ)

    「魔法少女とは、この世の法則より解放されしモノ。魔を操り、超常の力を行使する」

    「聞けよ」

    「…せからしかぁ」

    「…ってか、君は、あれだな。その方言、博多の人だな?同い年くらいか?こんな真似をして…ご両親が泣くぞ」

    「なんや。うちん事忘れとうん?かー!せからしか!せからしか!」

    「忘れて…って、君は私の事を知ってるのか。いや、そもそも君のような…子…は…あー」

    「思い出したばいか!!そーだ!直接やないけど、おまえんとこの高校っちは何度も戦っちいる!」

    「…確か、新道寺の中堅の…」

    仁美「江崎仁美たい!!」メェー

    (なんだその鳴き声(?))

    52 :

    なんもかんも政治が悪い

    53 = 27 :

    不意打ちすぎてワロタ

    54 = 1 :

    10分後

    「…で。なんだってんだ一体。…ほれ、コーヒー淹れてきたぞ」スッ

    仁美「どうも。ズズ…うん。良い豆使っちるね」

    「これインスタント……って!だから!何だったんださっきのは!」ズイッ

    仁美「まあそう焦んなさんな」

    「人の家に不法侵入しておいて、よくもそんな言い草を…!」ワナワナ

    仁美「うん。わかった。わかったから国語辞典振りかぶらんといて」ドードー

    「…」コトン

    仁美「言うても、大体主題は全部伝えたえましたしなぁ~」ズズー

    「魔法少女がなんちゃらってのか」

    仁美「うむ」コックリ

    「今度は警察呼ぶぞ」ギロッ

    仁美「タンマタンマ」アセアセ

    「…はぁ。わかったよ。取り敢えず最後まで聞いてやるから。気が済んだら帰れ。ってか、なんで東京まで出てきてるんだお前は」

    55 = 1 :

    仁美「いろいろあってうちは先日、魔法少女のパートナーっちなる力ば手に入れたんよ」

    (いきなり凄いとこから話し始めやがったこいつ)

    仁美「そしておまえはうちの相方の魔法少女足り得る素質を持っちる」

    「はあ。それで」

    仁美「うちと契約して、魔法少女になってよ!」メェー

    「却下だ」

    仁美「即答!?」メェー!?

    「友人3人の内一人だけ魔法少女になれないような名前しやがって、何が『魔法少女になって』だ馬鹿馬鹿しい。生憎カルトや酔狂のごっこ遊びに付き合ってやれる暇は私には無い。お帰り願おうか」

    仁美「まあそうつんけんなさんな」メェー

    「五月蝿い。これ以上の会話は必要ないと判断させて貰った。君の与太話にいつまでも付き合ってやれるほど私の人間の器は大きくない。痛い目を見たくなければ早急にこの部屋を…」

    仁美「あー…そーは言われてもうちだっておまえに契約してもらわんっち都合の悪かし」メッヘッヘッヘ

    「くどい。そしてうざい」

    仁美「それにね」

    「…うん?」

    仁美「契約せんと…後悔するよ?」ジーッ

    56 :

    菫さんメインのSSかと思ったら羊スレだったでごさる

    57 = 1 :

    「…?」

    (あれ…急に…眠気…が…?)

    仁美「メーッヘッヘッヘ。秘技、羊催眠。うちやって魔法少女のマスコットとしてこんくらいはかけられるようになっちるんばい」

    「ぐ…!」フラッ

    (まさか…!ほ、本当に…魔法が…!?)

    仁美「おまえ、魔法少女に憧れよったんやろー?んー?」グルグル

    「何故…それ…を…」

    (目だ…あの…目が…)クラクラ

    仁美「プリキュア」

    「…」

    仁美「好いとっちゃんちゃなぁ?」

    「け、けど…ま、魔法なんて、現実には存在しない…し…」

    仁美「好いとっちゃんちゃなぁ?」

    「…ああ…うん…」

    仁美「ならなんば迷う必要のある事か。受け入れるのよか。契約せんね…契約せんね…」ゴゴゴゴゴ

    58 :

    魔法少女ネリーちゃんくるか

    59 = 1 :

    「う…うう…」

    仁美「ほれ…ほれ…契約しろ…契約しろ…『うん』と言え…『うん』と。それだけでええ…ええよ…そしたらおまえはその瞬間から人の枠を超越した魔人と化す…」グルグル

    「ぐ…うう…こいつどう見ても暗黒寄り…」

    仁美「ほれ!言え!!言って楽になれ!!メーッヘッヘッヘ!!」グルグル

    「だ、誰か…助け…ぐあああ…!!」

    仁美「さあ!『うん』と言え!!」グルグル

    「こ…かっ…!」

    (く、口が…勝手に…!)

    「う、うう…う…」

    仁美「うん!うん!うん!」

    「ううー!」ポロポロ

    仁美「言え!!さあ!!言え!!『うん』と!!」

    「こ…」

    仁美「…うん?」

    「この…!」ガシッ

    61 :

    >>60
    あのさぁ・・・

    62 = 1 :

    仁美「ひょっ!?」

    仁美(あれ…なんでうち首の後ろ掴まれと…)

    「このうんこ野郎ーーーーーー!!」ゴスッ

    仁美「ゴフッ!!?」

    仁美(こ、腰の入った膝蹴り…!?)

    「はぁ…!はぁっ!はぁっ!このっ!このっ!このっ!」ゴスッ ゴスッ ゴスッ ゴスッ

    仁美「ラメ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙!!?」

    仁美(すかさず首相撲からの連続ティー・カウ(膝蹴り)だとぉおおお!!?)

    「ふっ!はっ!死ねっ!」ゴスッ ゴスッ ゴスッ

    仁美「がはぁっ…!」

    「はぁっ!はぁっ!くっ!」

    仁美「」フラフラ

    「これでどうだっ!!」ドゴォッ!!

    仁美「かっ!?」

    63 = 58 :

    夢も希望もありゃしない

    64 = 1 :

    「はぁ…はぁっ…!」ペタン

    仁美(な、ナイス…)

    仁美(ミドルキック…)

    仁美「…メェー」バタリ

    「…はぁ…はぁ…」

    仁美「」シーーーン

    「…や、やってしまった…いや、助かったのか?」

    仁美「…」ピクピク

    「…やり過ぎた。仕方ない。一応…うん。一応。このまま捨てるのも寝覚めが悪いし…起きるまで待ってよう…か……うん。一応…」

    「…」

    「…一応…な」

    65 :

    羊先輩よわっ

    66 :

    似非過ぎてあかん…

    67 = 27 :

    虎姫メンバーが亦野さん直伝の護身術を会得しているという風潮

    68 = 1 :

    1時間後

    仁美「ボーダーデール!?」ガバッ

    「起きたか」

    仁美「こ、ここは!?」キョロキョロ

    「私の部屋だ。不法侵入者」

    仁美「ぬ。弘世菫!よくもやっちくれたな!」キシャー!

    「まあ…悪かったよ。お前の方が絶対悪いと思うけど」

    仁美「そいに、いつん間にか縄で縛られとう!?ぐお…しかも荒縄やけん。動くっち痛か!」

    「悪いが、拘束させて貰ったよ。目が合うと怖いことになりそうだから、君の顔の向きも私の居る場所の逆だ。荒縄なのは…たまたま部屋にあったからだな」

    仁美「なしけん荒縄なんかがたまたま部屋に…」

    「黙秘権を行使する」

    仁美「…焼いて食う気か」

    「するか!!」

    仁美「いやあああああ!!ジンギスカンはいやぁああああああ!!」

    「ええい叫ぶなうっとおしい!お前の話、聞いてやるからもうちょっと詳しく聞かせろ!!」

    69 = 21 :

    関西弁はどこ行ったんだろ

    70 = 1 :

    仁美「…魔法少女、興味あると?」ピタッ

    「…」

    仁美「…メヘヘヘ」ニヤニヤ

    「…べ、別に…その…興味があるとか、そういうのでは無いんだが…」

    仁美「ほうほう。純情乙女すみれちゃんは、受験生にもなって魔法少女に憧れちゃうんでちゅかー?魔法処女が」ニヤニヤ

    「ギギギ…!!」

    仁美「…で?何言わんっちしとった?『だが…?』『だが』、なんなん?うん?だが、魔法少女に…?」

    「ふ、ふんっ!魔法少女?馬鹿馬鹿しい。そんなものが本当に存在するとでも言いたいのか?」

    仁美「…」ニヤニヤ

    「…くだらない」

    仁美「…」

    「…」

    仁美「…」

    「…ま、まあ、だが、もし」ソワソワ

    仁美「…」

    71 = 1 :

    「もし仮に」

    仁美「…」

    「…仮に、そんなものが実在するというのなら」モジモジ

    仁美「…」

    「…なってやっても…良いけど…」ゴニョゴニョ

    仁美「…」

    「ば、場合によっては…だからな!!」

    仁美「メェー…」

    「あ、哀れみの声を出すな!!」

    72 = 1 :

    書き溜め終了。以降遅くなります

    73 = 23 :

    菫さんかわいい(真理)

    74 :

    羊さんはこれ普通に人間サイズなの?

    75 = 1 :

    仁美「…プリーズ」ボソッ

    「…」

    仁美「まあ、説明してからやっちもよかばってん『プリーズ』って言葉が欲しかなぁ」

    「…」イラッ

    仁美「契約前に魔法のマスコットボコって荒縄で縛ってベッドに放置とか…そんな魔法少女聞いたこともなか」

    「…」

    仁美「これは謝罪の言葉と『お願いします』って言葉が聞きたかなぁ~…」

    「…」

    仁美(くくく…勘違いすんなや。うちが上。おまえは下だ。その辺のとこきっちり条件付けたるけん)

    「…」スッ

    仁美「」ゾクッ

    「…」

    仁美「ひっ!?」

    「…カリッ」

    仁美(み、耳甘噛されとう!?)

    76 = 1 :

    「『先程はすみませんでした』」

    「『プリーズ(お願いします)』」

    「『耳噛み千切られたくなかったら言うべき事を全部話せ』」ゴゴゴゴ

    仁美(こ、こいつ怖か~~~~!?)

    仁美「わ、わかった。今は、話すから…」

    「…ぷは」スッ

    仁美(この胸の鼓動は…恋!?…では絶対に無い)ドキドキ

    「…で?魔法少女がなんだって?」ドカッ

    仁美(胡座かいて地べた座んなさんなや。いい年の女子が)

    仁美「…魔法少女とは」

    「…ああ」

    仁美「この世の法則より解放されしモノ。魔を操り、超常の力を行使する」

    「…それはさっきも聞いた。もっと具体的に」

    仁美「…つまり、魔法を使って常人よりいろんな事が出来るって事」

    「…」

    77 = 1 :

    仁美「まあ、普通のテレビでやってる魔法少女とやれることは大体一緒たい」

    「…何故そんなものが」

    仁美「わからん。うちも『選ばれて』マスコットになっただけやし」

    「選ばれて?」

    仁美「ある日、突然な。目覚めたんやけん。使命に。パートナーになるべき魔法少女の才能ば持った少女ば探せっち」

    「突然?」

    仁美「うん。それ以外はわからん。で、そうは言われてもどうすれば良いのか途方に暮れていたところを…」

    「…ああ」

    仁美「『ある人』に、助けられた」

    「ある人?」

    仁美「そう。その人は、色々なことを知っていた。魔法少女の使命、マスコットの役割、そして、どうすればパートナーになるべき少女に出会えるのかも」

    「…待って欲しい」

    仁美「おう」

    「…色々整理させてくれ」

    仁美「…」

    80 :

    面白い

    81 = 1 :

    「えっと…まずは…」

    「そうだな。まずは、そう。突然目覚めた。そこだ」

    仁美「…」

    「どういう事だ?その…マスコットって、あれか?魔法少女に付き物の可愛い謎の生物ポジションって事だろう?」

    仁美「然り」

    「…どう見ても君、人間じゃないか…いや、若干羊っぽい見た目ではあるが」

    仁美「なんで目覚めたんかはうちもわからなかった。ある日、部活帰りに帰り道を歩いていると突然頭に指令が来て、それに居ても立っても居られず衝動的にその足で東京行きの新幹線に飛び乗った」

    「凄い行動力だな」

    仁美「金が無かったんで駅員に催眠を…」ゴゴゴゴ

    「あー!それはいいから!」

    仁美「…だが、別に何をする為に東京に来たって訳も無かった。半日歩いて疲れて、もう帰ろうかと思った」

    「なんて行き当たりばったりかつ無意味な…」

    仁美「駅に向かう途中、折角だからスタバでも寄ってから帰ろうと思って、適当なスタバに寄ったところで…」

    「…」

    仁美「…『あの人』に出会ったんだ」

    82 = 6 :

    すばら
    長期戦wktk

    84 = 1 :

    「…」

    仁美「『あの人』はいろんな事ば知っちいた」

    「…」

    仁美「魔法少女の事、パートナーの事、そして、うちらがやるべき、いや、成さねばならぬ事についても…」

    「…それは、誰だ」

    仁美「…お前も知っているはずだ。有名人やけんな」

    「有名人…だと…」

    仁美「そう。その人は、魔法少女」

    「!!」

    仁美「…現存する、最強の魔法少女…!数々の異名を持つ…!!」

    「…っ!」ゴクリ

    仁美「『星の魔法少女』、『英雄』、『爆乳』、『もうそろそろちょっと年齢的にきつい』、『喰らう者』、『守護者』、『天使の屑(エンジェルダスト)』、そして『牌のお姉さん』!!」

    「っ!それは、まさか!!」

    仁美「瑞原はやり(28)たい!!」メェー!!

    「はやりんだとぉおおおおおおおおお!!?」

    85 :

    はやりんは天使の屑

    87 = 22 :

    きいつ魔法少女

    89 = 1 :

    仁美「そう!はやりん!!」

    「な…あ、あの人も魔法少女だと言うのか!」

    仁美「この道10年の大ベテランだと!」

    「凄いな!18で魔法少女デビューか!別の意味でも凄いな!」

    仁美「まあ…兎に角。同じ魔法少女の波長を持つはやりんに声をかけられ、ついでになんか長ったらしい名前の甘ったるい飲みもん奢って貰いつつ話を聞いたのだ」

    「で…!で…!はやりんはなんと!」

    仁美(なんやこいついきなりテンション上がった)

    「おい!早く!」ウキウキ

    仁美「…で、だ。まず、魔法少女のなんたるかってのを教わったんやけど」

    「うん!うん!」

    仁美「その目的は」

    「目的は!?」ワクワク

    仁美「風潮被害を防ぐ事」

    「…は?」

    仁美「『風潮』被害」メェー

    91 = 1 :

    「風『潮』…?風評被害じゃ…なくてか?」

    仁美「ん」コクリ

    「…なんだそれ」

    仁美「…この世には、様々な噂が流れている。正しい話も、全くを持って見に覚えもないような話も。それはわかるか?」

    「…まあ」

    仁美「風潮被害。それは、人々の悪意無き悪意が産んだ、恐るべき悲劇なのじゃ」

    「口調変わってるぞ」

    仁美「その被害に晒されたものは、無意識の内にその風潮に従った行動に向かってしまう。そう、あたかも…ほら、電柱…じゃなかった、あの、鉄の、高い明かり光ってるやつへ向かう昆虫のように」

    「走光性を例に出してるのか?ってか、語彙力…」

    仁美「おまえのように被害の軽い奴は良い」

    「私も!?」

    仁美「どころか、お前はもうかなり侵食されている。かなり進行が早い部類だ」

    「な…!」

    仁美「どんな影響があるのか、それは詳しくはわからない。もしかしたら。…あるいは。お前のその魔法少女好きすらも…」

    「…」

    92 = 22 :

    世の中には19歳になっても魔法少女続けてる人もいるんだし
    18で魔法少女になったからってなんら不思議ではない

    93 :

    羊先輩わろた

    94 :

    照のポンコツ化とかもそうか

    95 = 78 :

    小走先輩がニワカとかいう風潮

    96 :

    まずい、この設定だとアコチャーが色んな意味で危ない

    97 = 1 :

    仁美「誰が流した噂かはわからない。どこで広がったかもわからない。だが、確かにどこかでされている根拠の無い噂。風評。その束なった存在。風潮。噂と言う名の風に作られた、潮の流れ」

    「それ…は…」

    仁美「恐るべきは、風評被害と違って、風潮被害には実際に本人がその行動を取ってしまうという点」

    「…」

    仁美「特に悪質な風潮は、大変なことになる。場合によっては、その尊厳の本質や命までも奪われかねない」

    「…どうすればいい」

    仁美「そのために魔法少女が居る」

    「…」

    仁美「魔法少女には、風潮被害を浄化する力がある。その力を使って、被害ば未然に防ぐのだ」

    「…」

    仁美「勿論危険はある。すでに風潮被害によって凶暴化し、悪辣の限りを尽くして暴れまわる者も居る。そいつらとは、戦う事になる。傷付く事もあるだろう」

    「そのための、力…か」

    仁美「…力ば貸せ、弘世菫。うちは力が欲しい。そのためには、お前の協力が居る」

    「何故、そこまでして?」

    仁美「…目的がある。とても、大切な。守りたいものも、ある。この国に住む、全ての人達の為に…成さねばならぬ事が…あるたい」

    99 :

    すこやんがもうすぐ40という風潮

    100 = 1 :

    「…」

    仁美「…」ギリッ

    (決意の瞳。固く握られた拳。真剣な表情。…覚悟を持った人間の表情)

    仁美「頼む!」ペコッ

    (本気の声。彼女の態度に、嘘は無い。これは…信頼に値する人間のそれだ)

    (江崎仁美。君は…いったいそこまでして、なんの為に戦う事を選んだ…?)

    「…1つ、聞きたいことがある」

    仁美「…答えられるなら」

    「その魔法の力で、君は一体何を成そうというのか」

    仁美「決まってる。風潮被害に苦しむ人の為。それが全て…!今、うちは誰からかもわからぬ『声』よりも、自分の意志で戦うことを望んでいる!」

    「…そのために、傷付くことも、傷付けることも受け入れると?」

    仁美「覚悟の上!!」

    「…ふう」

    仁美「…」

    「…ま、どうせ、私もそんな事知って、放っておくわけにはいかんしな」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - + - 魔法少女SS☆スミレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について