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    元スレ照「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
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    1 :

    ~インハイ終了後~

    「…………」ボー

    「照」

    「……」ピク

    「こんなところにいたのか、全く」

    「菫……」

    「そろそろ帰るぞ。明日は学校で慰労会があるからな」

    「……3連覇を遂げられなかったのに、慰労会なんて」

    「後援会の人たちや、学校の人に会わせる顔がない」

    「前にも言ったけど、私は本当に周りの人に恵まれてきた。言葉じゃ表しきれないほど感謝もしてる」

    「だから……支えてくれた人たちに、どんな顔をして会えばいいのか……」

    「はぁ……何を馬鹿なことを言ってるんだ」

    「え?」

    2 :

    マジキチかと思った

    3 :

    そういえば照英ってやり投げでインターハイ行ってたな

    4 = 1 :

    「団体戦で負けたのはお前のせいではないし、個人戦はインハイ史上3本指に入と言われたほどの勝負だっただろう?」

    「さっき後援会長と電話で話したんだが『感動に打ち震えたわよっ!』って絶賛されたぞ?」

    「まぁ、お前とその……妹さんの姉妹対決だったっていうのも大きいんだろうが」

    「『あの宮永照の妹になら、負けても仕方ないか』っていうのも、少なからずあるんだろうな」

    「ともかく、お前は胸を張って帰ればいいんだ」

    「確かに結果は残せなかったかもしれないが、宮永照という選手の打つ麻雀は、確かに人々を魅了した」

    「数字でしか自分たちを語れない連中よりも、ずっと素晴らしいことだと私は思うがな」

    「それに、妹さんと、折り合いも付けられたんだろう?」

    「うん……」

    「ならさっさと立て、荷物をまとめて帰るぞ」

    5 = 1 :

    「あとシャキっとしろ。大星がまた団体戦のことでぐずり始める」

    「菫……」

    「ん?」

    「ありがとう」

    「…………あぁ」

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ~9月~
    ―図書館―

    「ふぅ……」コキコキ

    「あれ、菫?」

    「ああ、照か」

    「菫がここにいるなんて珍しい……勉強?」

    7 :

    スレタイとのギャップw

    支援

    8 = 1 :

    「あぁ……受験勉強だよ」

    「お前と違って、私は個人戦の結果が特別優れているわけではないし、かといってプロでやっていけるほど自分に自信があるわけどもない」

    「大学に行って、選択肢は増やしておかないとな」

    「そう……」

    「お前は?」

    「まだ決まってない……いろいろと、考えることがあって」

    「そうか……お前の人生だ。納得できる道を選べばいいさ」

    「うん」

    9 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ―照自室―

    (菫…………)

    (私は、菫のことが好き。これは確か)

    (でも、まだ私は告白できずにいる……)

    (もしもこのままプロに行ってしまったとしたら、菫と一緒に過ごせる時間は極端に少なくなる)

    (そうだとしたら、今の、学生のうちに告白するのが最善)

    (……だけど、今の私にはその勇気がない)

    (自分の納得できる道を選ぶ……か)

    10 :

    どうスレタイへ転ぶのか見もの

    11 = 7 :

    照菫は無条件支援

    12 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ―卒業式―

    「ふぅ……」

    「大星の大泣きにはまいったな……」

    「うん……まさかあんなに泣くとは思わなかった」

    「……なぁ、良かったのか?」

    「淡のこと?」

    「違う……」

    「大学に行くにしても、わざわざ私と同じ大学を受けることはなかったんじゃないか?」

    「お前ならもっとじょ 「菫」

    「私が納得できる選択をしただけ」

    「何も問題はないでしょ?」

    「…………すまない」

    13 = 1 :

    「謝る必要はないよ、変な菫」

    「…………ふっ」

    「ほら、引越しの準備、手伝ってくれるんでしょ?」

    「ああ、そうだったな」

    「じゃあ早く行こうよ」

    (結局私は、問題を先延ばしにすることを選んでしまった……)

    (でも、少なくともあと4年間は、菫と一緒にいられるんだ……)

    (一緒に沢山楽しいことをするんだ……)

    (いろんなところへ遊びに行ったり、一緒に勉強したり、菫の部屋にお泊りしたり……)

    (うん……悪くない)

    15 :

    照の方が頭いいの?

    16 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ~4月~

    「菫はやっぱり麻雀部に入るの?」

    「麻雀部には入るが、それ以外のサークルにも興味があるからな」

    「せっかく大学に入ったんだし、高校ではできなかったことをやりたくないか?」

    「私は本が読めて麻雀ができればなんでもいいや」

    「ほかの人間が聴いたら、さぞストイックなんだと思われそうだな」

    「そうかな」

    「ああ……ん?」

    17 :

    >>15
    麻雀があるからな

    18 = 1 :

    「どうしたの?」

    「いや……あの人は」

    「? ……あ」

    「…………彼女も、ここに入ったのか」

    「そうみたいだね……」

    「あの人も、麻雀部に入るのかな」

    「……さぁな」

    19 = 7 :

    お、もしかして宥ねえか?
    三角関係ならますます俺得になる

    20 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ―麻雀部新歓―

    「あの……その節はどうも……」

    「いや、まさかまた会うことになるとは思わなかったよ」

    「私も……」

    「これも何かの縁なんだろう、今後もよろしく頼むよ」

    「はい、こちらこそよろしくお願いします」

    「そういえば、うちの先鋒……宮永照もこの学校……というか、この麻雀部にいるんだ」トクトク

    「え!?」

    「はは、私も最初は驚いたよ……今日は遅れてくるそうなんだがな」

    「いや……それもあるんですけど、弘世さん、その……飲むんですか?」

    「? ……ぁ」

    「いや……これは、その……だな」ゴニョゴニョ

    「もしかして……飲みなれてたりします?」

    「ぅ……」

    21 :

    大学もの好き

    22 = 1 :

    「……」ジー

    「…………引く、か?」

    「……ふふ」トクトク

    「私も実は……」

    「そ、そうだったのか……脅かさないでくれよ……」ハァ

    「よかった……飲んでないひとばっかりだから、私ちょっと不安だったんです」

    「そうか……それにしても日本酒とは……」

    「弘世さんは日本酒は飲まないんですか?」

    「焼酎や日本酒が苦手でな……」

    「親が洋酒しか飲まない人だから、影響されたのかもしれない」

    「そうなんですか……じゃあ、再開を祝して」

    「あぁ」

    チンッ

    25 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ―菫の部屋前―

    「~♪」

    「ん? …………照!?」

    「うん」

    「どうしたんだ? いつまでたっても来ないから心配してたんだぞ? メールも返さないし」

    「ごめん、ちょっと昼寝するだけのつもりだったんだけど……」

    「まぁいいさ、寄っていくだろう?」

    「うん」

    「…………菫、お酒臭い」スンスン

    「うっ……」

    「まぁ……新歓だったしな……」

    「……」ジー

    26 = 7 :

    菫さんご機嫌だけどまさか・・・

    27 = 1 :

    「……ほら、早く上がれよ」ガチャ

    「おじゃまします……」

    「菫は、前からお酒飲んでたの?」

    「……少し、たしなむ程度には、な」

    「…………」ジー

    「そんな目で見るなよ……」

    「そ、それに私以外の人も酒を飲んで……あ」

    「なに?」

    「あの、阿知賀の松実さんな、やっぱり麻雀部に入るそうだ」

    「新歓にいたぞ」

    「あの、松実さんのお姉さん?」

    「そう……ってややこしいな、私たちは二人とも知ってる分」

    「じゃあ松実姉とかでいいんじゃない?」

    「いや……うん、まぁ……」ゴニョゴニョ

    「?」

    29 = 1 :

    「とにかく、酒を飲むのはそう珍しい事じゃないってことだ」

    「話が見えない……」

    「待ってろ……」スタスタ

    ガパッ パタン

    「ほら」トン

    「これ……お酒?」

    「そうだな……うちの親が仕送りで送ってきたんだ」

    「突き返すわけにもいかないし、せっかくだから飲んでしまおう」

    「でも私、飲んだことないよ?」

    「だからさ、ここで飲めばバレないだろう?」

    「酔っ払っても私が介抱してやれるし」

    「……とても白糸台麻雀部元部長の言葉とは思えない」

    「悪かったな……」トクトク

    「ほら、このくらいコーラで割れば飲めるだろう」スッ

    「……」

    30 :

    なんかスレタイが不穏な方向に

    31 = 7 :

    ふむ・・・

    32 = 1 :

    「私ももう飲んできたからな……コークハイにするか」トクトク

    (初めてのお酒……菫と一緒に……)

    (なんか、菫と一緒に大人になれた感じで、嬉しいな……)

    「なんだ、顔がにやけてるぞ? やっぱり興味あったんだろう」

    「っ……そんなことない」

    「ふっ……ほら」

    「?」

    「乾杯だよ」

    「あ」

    「か、乾杯」

    「乾杯」

    チンッ

    33 :

    何かもう酷い

    35 = 1 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    「ああ、じゃあ4限のあとに渡すよ……うん」

    「そう、そこでレポート書いてるから……ああ」

    「じゃあ、また」ピッ

    「松実さん?」

    「あぁ、彼女の講義で出た課題に、この間私が買った本が使えそうだったんでな」

    「今日は偶然持ってきていたし、渡しておこうと思って」

    「松実さんは部活……ああ、そうか」

    「宥はバイトがあるからな」

    「そうだったね」

    「さぁ、部活前にできるだけこれを勧めておかないとな」

    「このご時勢に手書きのレポートって……」

    「全くだ……まぁ教授の方針だし、従うしかないだろう」カリカリ

    「そういえばさ……」カリカリ

    「なんだ?」カリカリ

    39 = 1 :

    「いつから松実さんのこと名前で呼ぶようになったの?」カリカリ

    「」ピタッ

    「……どうしたの?」

    「いや……この間、偶然バイト帰りのゆ……松実さんと会ってな」

    「別に、宥さんって呼んでるならそれでいいんじゃない?」

    「あ、ああ……そのあと二人で夕食を食べる時に、彼女の妹さんの話になってな」

    「わかりにくいから、下の名前で呼ぶようにしたんだ」

    「へぇ……そうだったんだ」

    「だからな……その」

    「?」

    「……なんでもない、早く終わらせようか」

    「? うん」

    (どうしたんだろ……?)

    40 = 7 :

    いい感じの展開だ

    41 :

    これのおかげで寝れないじゃないか
    支援

    42 :

    ほう

    43 :

    「そういえば、今日地上波でプリキュアの劇場版やるよね」カリカリ

    「」ガタッ

    「大丈夫、予約してあるから」カリカリ

    「ほ、ほんとか!」

    「…………今日は豚バラブロックが安いみたいだよ?」

    「……わかったよ、全く……圧力鍋って結構重いんだぞ?」

    「角煮丼ゲット~」カリカリ

    「半熟卵は作っておくから」カリカリ

    「はぁ……さっさとやるか……」カリカリ

    45 = 43 :

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    ピピピピピピ

    「むぅ……」カチ

    「朝……」

    (夜更かししてたせいで眠い……)

    (3分の2出席でテストは受けられるし……今日は休んでもいっか……)モゾ

    ピンポーン

    「…………嫌な予感」モゾ

    「はぁ……」トコトコ

    「はぁい……え?」ガチャ

    「お、おはようございます」

    「松実さん? ……なんで?」

    「菫ちゃんは1限だから……」

    46 :

    ほうほう

    47 :

    こわいわーもー

    48 = 43 :

    「いや……なんで松実さんをわざわざ私のところに?」

    「嫌な予感がした、って言ってたけど……ごめんね?」

    「いや……いいよ、起こされなかったらサボってたと思うし」

    「時間が大丈夫だったら、上がってってよ」

    「いいの? じゃあ、おじゃまします」

    「散らかってるけど、まぁ座るところぐらいは」

    「わぁ……本がいっぱい」

    「本を置くところの方にお金をかけてる気がするんだよね……」

    「台所もキレイ……宮永さんって綺麗好きだったんだ」

    「本もたくさんあるけど、ちゃんと揃えて積んであるし」

    49 :

    ほう…?

    50 = 43 :

    「あ、いや……台所は単に使ってないだけで……」

    「あ、そうなんだ……」

    「お湯沸かしたり、レトルト温めたりするだけで、あとは菫がたまに料理してくれるくらいかな」

    「……よかったら、朝ごはん作ろうか?」

    「いいの? ……いや、でもロクな食材がないかも……」

    「うーん……冷蔵庫開けてもいい?」

    「あ、うん」

    「…………これなら、なんとか」パコ

    「ほんと?」

    「うん、ぱぱっと作っちゃうから、宮永さんは学校へ行く準備しておいて」

    「うん、わかった……」


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