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    元スレえり「私が11回…なんですって?」咏「襲われるんだとさ」

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    101 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:46:03.99 ID:11ugAbhDO (+35,+30,-64)
    はやり「…じゃあこんなことしてもいい?」

    ギュ

    えり「っ……!」

    はやり「わかったならいいよね~?」

    えり「あ……えっと……」オロッ

    はやり「むぅ~やっぱりわかってない~」プリプリ

    えり「み、瑞原プロ……」カァァ

    はやり「ねーねーえりりーん」

    えり「は、はい?」

    はやり「…トリックオア、トリート?」

    えり「……へ……」
    102 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:51:42.10 ID:LdywtecF0 (+0,+12,+0)
    103 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:51:54.66 ID:hKpbdr/iP (+28,+30,-17)
    えりりんには躰しか差し出せるモノがないな
    104 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:53:53.11 ID:11ugAbhDO (+35,+30,-82)
    はやり「トリックオアトリートっ!ね?」ギュー

    えり「そんな、急に…」

    はやり「急じゃないよ~ずぅっとハロウィンの服着てたもん☆やらない方がオカシイっ」

    えり「でもお菓子なんて…」

    はやり「じゃあ悪戯しちゃうぞ☆」

    えり「えぇー……理不尽じゃありません?」

    はやり「ハロウィンとは理不尽なイベントなのです☆」

    えり「根本的ですね…」

    はやり「そして私は今、ホントはこわぁい吸血鬼☆」
    105 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:56:29.80 ID:pffcIZKM0 (-25,-15,+0)
    106 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:56:54.40 ID:y6NtOTux0 (+17,+29,+0)
    はやりいいね
    107 : 以下、名無しにか - 2012/09/26(水) 23:59:52.79 ID:11ugAbhDO (+35,+30,-106)
    えり「…私は魔女ですよ。魔法でどうにかイタズラ無しにできませんかね?」

    はやり「こわぁい吸血鬼には、えりりんの甘い魔法は効かないんだよ☆」

    えり「…はぁ。逃げ道ナシですか」

    はやり「こわぁい吸血鬼だからね。逃げようなんて考えたらパクリだよ~☆」

    えり「吸血鬼が魔女を食べるんですか?」

    はやり「血は吸えるんじゃない?」

    えり「魔女の血は不味いですよ?きっと」
    108 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:03:45.76 ID:kKTMnpjwO (-24,-9,+0)
    支援
    109 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:04:14.72 ID:t569UulM0 (-21,-9,+0)
    支援
    110 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:08:38.81 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-148)
    はやり「…なんで吸血鬼って首筋にかぶりつくんだろうね?」

    えり「え?さぁ…」

    はやり「…きっとそこが、オイシイからだよ」ペロッ

    えり「ひゃッ…!?」

    はやり「ん……レロッ……」シュルッ

    えり「み、瑞原プロ!?ちょっと、何を……!」

    はやり「こわぁい吸血鬼は血に飢えているのです」チュゥ

    えり「んぁぁ…っ…///」ピクン

    はやり「お菓子をくれないから、無理矢理お腹を満たそうと必死」ピチャ

    えり「ぁ…やめ…っ…」ピクッ
    111 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:14:31.00 ID:t569UulM0 (-21,-9,+0)
    支援
    112 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:16:44.07 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-120)
    はやり「だから、例え魔女でも首筋にかぶりついて、飢えを凌ぐの」レロォ

    えり「ぁ…あ…っ…」ゾクゾク

    はやり「でも吸血鬼は、気づきました。…魔女の首筋は、毒だって」

    はやり「一口食べたら虜になる、あまぁい毒薬。それと同時に、…ふふ…☆」

    はやり「…魔女が、オンナということにも気がついてしまったのです」シュルッ

    えり「ぁ…みず、はら…プロ………っ」
    113 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:18:15.63 ID:3PFSx3bp0 (+17,+27,+0)
    うむゥ!
    114 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:24:23.68 ID:1sB3VqYd0 (+1,+11,-3)
    しえしえ
    115 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:25:42.27 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-96)
    はやり「…へぇ~、マントの下は、ホントに色っぽい身体が隠されてたんだね☆」

    えり「やめて、くださ…」

    はやり「…調子に乗った吸血鬼は、魔女に魔法を使うことを許してしまいます」

    えり「…ま…ほう…?…」

    はやり「吸血鬼は問いかけます。“トリック・オア・トリート?”」

    はやり「私にあまぁい血をください。くれないのなら…悪戯しちゃうぞ?」

    えり「…………」
    116 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:28:04.29 ID:3PFSx3bp0 (-25,-15,+0)
    117 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:30:45.68 ID:t7uVwZDCO (+12,+22,-2)
    やっと追いついた支援
    118 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:36:08.96 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-146)
    はやり「吸血鬼は自分の仕事を押しつける気です。…タチの悪いイタズラだね☆」チャリ…

    はやり「…この部屋のカギを使って、“誰もいなくなった”この部屋の戸締まりと電気を確認する、という仕事」

    えり「…………」

    はやり「…魔女は真面目だから、魔法なんてちょちょいのちょいです。ステッキやホウキ、呪文さえ要らない」

    はやり「…首を振るだけで、魔法は成功してしまうのです」

    はやり「…首を縦に振れば吸血鬼に血を。横に振れば吸血鬼のイタズラを」

    はやり「……魔女は、どんな魔法を使うの?」
    119 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:36:56.28 ID:Y6N+E+yK0 (+10,+12,-16)
    これ11人続くのか?
    大長編になるぞ
    120 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:39:21.29 ID:WSJE1hVRO (+50,+30,-40)
    えり「…………」

    はやり「…………」

    えり「………っ」

    …コクリ

    はやり「………ふふ」

    えり「…………」カァァ

    はやり「魔女の魔法は大成功。…あまぁい血、ちょうだい?」

    はやり編 おわり
    121 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:45:54.35 ID:1sB3VqYd0 (-25,-15,+0)
    122 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:47:08.31 ID:WSJE1hVRO (+57,+30,-46)
    「…へぇ?」

    「人が空気読んであげてるっつーのに、ずいぶんなお楽しみようで」ニヤニヤ

    「あと10人か…うーん、どうなるかねぃ。知らんけど」

    「それはさておき、次行くぜ次ー」

    次の相手
    >>125
    123 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:47:59.95 ID:6u2Lrl6jP (-2,+12,+0)
    ゲン
    124 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:48:28.22 ID:Ng2HfWd40 (+10,+25,+0)
    125 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:48:30.08 ID:Y6N+E+yK0 (+21,+25,+0)
    126 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:51:44.91 ID:1sB3VqYd0 (+16,+26,+0)
    遅かった
    127 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:54:53.10 ID:3PFSx3bp0 (+18,+23,-1)
    代行もみたいな~
    128 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:57:48.81 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-97)
    インハイ会場 廊下

    「…………」スタスタ

    「……んー……」ペラッ

    「………むむ」スタスタ

    えり「…あの」

    「……………」スタスタ

    えり「…………」ポンッ

    「おわっ!?」ビクッ

    えり「やっと気付いた?」

    「…ひゅう、ありがとうございます」

    えり「本を読むのに集中しているのは良いことだけれど、歩きながら読むのはどうかと思いますよ」

    「あ、あはは~」
    129 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 00:59:30.23 ID:taXhRE1Q0 (+14,+29,-1)
    ついに子供組が
    130 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:04:29.46 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-69)
    えり「…まぁ、壁にぶつかりたいのなら止めませんが。絆創膏だけあげましょうか?」

    「いやいやいや!そんな趣味はありません!」

    えり「なら、気を付けなさい。ここは人通りもあまりないんだから、思いきりぶつけて倒れても誰も来ないでしょうし」

    「す、すみません……」

    えり「一体なににそんな集中していたの?」

    131 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:08:35.87 ID:3PFSx3bp0 (-25,-15,+0)
    132 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:10:37.59 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-87)
    「いやぁ…問題が解けなくて、頭を捻っていたら」

    えり「…数学?」

    「ええ。…ほんと、高三って不便だわ…こっちは必死なのに、勉強もやらないといけないなんて」

    えり「この問題?」

    「ええ!この8xってどこから出てきたのかしら!」

    えり「…ああ。なるほど」

    「例題ってのはもっと解るように書くべきものでしょうに…」ブツブツ

    えり「…少し考えたらわかるものは省略してるだけですよ」
    133 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:16:54.43 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-126)
    えり「2×4xがわからない高校三年生はなかなか居ないでしょうから」

    「……えっ!?」

    えり「ここ。ゆっくり計算してみて」

    「………あちゃ。やられた」

    えり「あとは大丈夫?」

    「えーっと………ああ、なんだ。簡単」

    えり「歩きながら読むのは勉強するための頭も働かないし、目も悪くなります。解ける問題も解けませんよ」

    「…仰るとおり。反省します」

    えり「では、私はこれで…」

    「ありがとうございましたー」

    「………って」
    134 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:20:23.93 ID:1sB3VqYd0 (-25,-15,+0)
    135 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:22:10.02 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-72)
    (色んなことが同時に起きすぎて考えてなかったけど)

    (…今の。針生アナウンサーじゃない。普通にテレビ出てる人と話しちゃったわ)

    (…というか、なんか愚痴っちゃったし)

    「あちゃー、サインくらいもらえばよかったかなー…」

    「…ま、いっか。とりあえずみんなのところに戻って、それから勉強ね」

    「…どこかにバナナ売ってないかしら?」
    136 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:30:18.92 ID:1sB3VqYd0 (+19,+29,+0)
    久さんかわいい
    137 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:31:24.73 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-94)
    次の日

    えり「…………」コツッコツッ

    えり「……ん……」ペラッ

    えり「………はぁ」コツコツ

    「………」

    えり「……………」コツコツ

    (…人に注意しておいて、自分は書類読みながら…)

    えり「…………」コツコツ

    (…あ、ぶつかりそ…)

    えり「…………」クルッ

    (………おお)

    「お見事」パチパチ

    えり「え?」
    138 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:36:54.86 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-108)
    「どうも」

    えり「ああ、昨日の…」

    「長野県代表、竹井久」

    えり「竹井さん。なにか?」

    「いいえ。昨日はどうも」

    えり「怪我がないなら何よりですよ」

    「おかげさまで無傷です。針生さん」

    えり「勉強の方は捗っていますか?」

    「まぁ!それなりに…ぼちぼち…たまーに……」メソラシ

    えり「………滞っていると」

    「……単刀直入に言えば」
    139 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:40:45.66 ID:3PFSx3bp0 (-25,-15,+0)
    140 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:44:12.66 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-110)
    えり「また数学?」

    「…化学」

    えり「…化学…ああ、一度引っ掛かるとドミノ倒しになりますね」

    「そうなのよねー……」ハァ

    えり「頑張ってくださいね」

    「…教えてくれないの?」

    えり「え?」

    「…なんて。冗談ですよ、そんな都合の良い話…」

    えり「別に構いませんが」

    「あるわけ………え?」

    えり「時間があるときであれば」

    「……ホントに?」

    えり「まぁ」

    「……………」
    141 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:44:30.14 ID:1sB3VqYd0 (-25,-15,+0)
    142 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:57:42.09 ID:1sB3VqYd0 (+2,+12,+0)
    143 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 01:59:04.63 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-134)
    数日後

    「………」カリカリ

    ゆみ「…………む」

    智美「どうしたゆみちん、珍しいなー」ワハハ

    ゆみ「私にだってわからない問題はあるさ」

    智美「ワハハ、ゆみちんがわからないなら私にはサッパリだろうなー」

    「どれ?」

    ゆみ「コレだが…解答解説もまた難解でね」

    「あーこれね。この右辺を移行して……」

    智美「ワハ?」

    ゆみ「…なるほど…。凄いな。いつのまにそんなに解けるようになったんだ?」

    「ふふふ。運命の出会いがあったのよ」

    美穂子「………」ムゥ

    智美「みっぽーシャー芯バッキバキだぞー」ワハハ
    144 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:04:57.60 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-93)
    ゆみ「そんな裏技があるなら私にも教えてほしいな」

    智美「なんだなんだー?楽してズルしてイタダキするつもりかー?」

    「そんなんじゃないわよ。ただステキな先生に会っただけ」

    美穂子「だ、誰ですか?」

    智美「なんだー一人だけ抜け駆けかー?」ワハハ

    「ないしょ」

    ゆみ「なんだ、つれないな。そんなに魅力的な先生なのか?」

    「そうよ。自慢するだけ自慢して、正体は誰にも教えてあげないわ」
    145 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:12:39.24 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-117)
    ゆみ「それはまたずいぶんだな。どんな人か、くらい聞かせてくれないのか」

    「そうねぇ…。氷に塩ふったみたいな、お堅くて真面目な人よ。それもガッチガチに」

    美穂子「…………」

    智美「みっぽーシャーペンバッキバキだぞー」ワハハ

    「でもね、ちょっと燃やせばすぐに中身が見えるの、ちょろっとだけ」

    美穂子「……………」

    智美「みっぽー消しゴム使いすぎてちょろっとしか残ってないぞー」ワハハ

    「その中身がね…ふふ。弄り甲斐があるのよ」ニヤニヤ

    美穂子「…………」

    智美「みっぽ、痛い、痛いぞ」ワハハ
    146 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:14:24.50 ID:3PFSx3bp0 (+4,+14,-11)
    しえん
    147 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:16:22.60 ID:7uGfruJM0 (+22,+29,-7)
    キャップが情緒不安定に…
    148 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:17:55.82 ID:Wr5StTmD0 (+19,+29,+0)
    キャップ落ち着け
    149 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:19:56.17 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-113)
    ―――――――
    ホテル
    えりの部屋

    えり「…………」カチャ

    えり「……今日は、大丈夫みたいね」

    えり(…竹井さんから連絡も来ないし、シャワー浴びて寝ようかな…)

    ピンポーン

    えり(……こんな時間に?)

    えり「はい、どちら様……」ガチャ

    「や」

    えり「………は」

    「来ちゃった」

    えり「来ちゃった、って……貴女……」

    「入っても良い?」

    えり「……まぁ、とりあえずどうぞ」
    150 : 以下、名無しにか - 2012/09/27(木) 02:24:38.83 ID:WSJE1hVRO (+55,+30,-78)
    えり「まず、どうしてここに?」

    「偶然教えて貰ったの。三尋木プロに」

    えり「三尋木プロ?」

    「ええ。よく解らないけど、安価がどうたらって」

    えり「…理由はどうあれ、普通教えないでしょうに…」

    「私がどれだけ聞いても教えてくれなかったもんね?」

    えり「そりゃあそうですよ…勉強教えるくらい、24時間空いてるファミリーレストランで十分ですから」
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