私的良スレ書庫
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元スレほむら「目を覚ますとそこには……」
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QB「やぁ、ボクのなまえはQB。きみは魔法少――」
ほむら「まどかは? まどかを知らない?」
もはや藁にも敵にもすがりたい気持ちだった。
QB「まどか? 君が言ってるのはもしかして鹿目まどかのことかい?」
ほむら「知ってるのね!」
QB「君はボクを見てもちっとも驚かないんだね。こんな子に出会ったのは久しぶりだよ」
QB「というか、ボクのことを知っているみたいだけど……どこかで会ったかい?」
ほむら「時間がないの。まどかがどこにいるか教えなさい!」
ほむら「まどかは? まどかを知らない?」
もはや藁にも敵にもすがりたい気持ちだった。
QB「まどか? 君が言ってるのはもしかして鹿目まどかのことかい?」
ほむら「知ってるのね!」
QB「君はボクを見てもちっとも驚かないんだね。こんな子に出会ったのは久しぶりだよ」
QB「というか、ボクのことを知っているみたいだけど……どこかで会ったかい?」
ほむら「時間がないの。まどかがどこにいるか教えなさい!」
QBに口をわらせると、あまりにも意外な場所を告げられた。
ほむら「嘘でしょう?どうしてまどかがうちにいるの?」
QB「ボクに言われても……」
ほむら「ってことは、性懲りもなくまどかを付け回してるってこと?」
QB「どうやら、君は僕達の正体を知ってるみたいだね」
ほむら「質問に答えなさい」
QB「無論、わずかでもエネルギーの足しになるのであれば、それを拾わない手はないからね」
ほむら「僅か?」
おかしい。この侵略者は、まどかに秘められた膨大な魔力を巡って契約を交わそうと躍起になっていたはず。
QB「そう。むしろ、ボクとしては君に契約してもらったほうがありがたいくらいだよ」
ほむら「残念だけど、あなたの思うようにはいかないわ――インキュベーター」
ほむら「嘘でしょう?どうしてまどかがうちにいるの?」
QB「ボクに言われても……」
ほむら「ってことは、性懲りもなくまどかを付け回してるってこと?」
QB「どうやら、君は僕達の正体を知ってるみたいだね」
ほむら「質問に答えなさい」
QB「無論、わずかでもエネルギーの足しになるのであれば、それを拾わない手はないからね」
ほむら「僅か?」
おかしい。この侵略者は、まどかに秘められた膨大な魔力を巡って契約を交わそうと躍起になっていたはず。
QB「そう。むしろ、ボクとしては君に契約してもらったほうがありがたいくらいだよ」
ほむら「残念だけど、あなたの思うようにはいかないわ――インキュベーター」
QBを無視していると、諦めたのかどこかへ消えてしまった。
――あいつはうちにいるって言っていたけれど。
ほむら「鍵かけたわよね?」
いや、そんなことはどうでもいいのだ。
今はまどかの安否が一番大事。
持てる限りのちからを使って、家へと急いだ。
まどか「お帰りなさい、ほむらちゃん!」
何事もなかったかのように、にっこりと微笑むまどかがそこにいた。
――あいつはうちにいるって言っていたけれど。
ほむら「鍵かけたわよね?」
いや、そんなことはどうでもいいのだ。
今はまどかの安否が一番大事。
持てる限りのちからを使って、家へと急いだ。
まどか「お帰りなさい、ほむらちゃん!」
何事もなかったかのように、にっこりと微笑むまどかがそこにいた。
まどか「あ、疲れてるみたいだね。お水、お水」
コップを受け取り私は固まってしまった。
あっけに取られる私を見て、まどかは整然とした声で訊く。
まどか「学校はどうだった?」
私は歯を食い縛りながら答える。
ほむら「みんな、あなたのことを忘れていたわ!」
ほむら「どういうこと!?説明しなさい」
コップを受け取り私は固まってしまった。
あっけに取られる私を見て、まどかは整然とした声で訊く。
まどか「学校はどうだった?」
私は歯を食い縛りながら答える。
ほむら「みんな、あなたのことを忘れていたわ!」
ほむら「どういうこと!?説明しなさい」
まどか「うん……えっとね……」
まどか「えっと……黙秘」
ほむら「いいから答えなさい!」
わたしはまどかのほっぺを両手で引っ張った。
まどか「い、いひゃいよ」
まどか「えへへ、めがねのほむらちゃんに怒られると、なんか変な感じがするよ」
――あの頃のわたしを知ってるの?
前回、そこまで詳しく話しただろうか?
まどか「えっと……黙秘」
ほむら「いいから答えなさい!」
わたしはまどかのほっぺを両手で引っ張った。
まどか「い、いひゃいよ」
まどか「えへへ、めがねのほむらちゃんに怒られると、なんか変な感じがするよ」
――あの頃のわたしを知ってるの?
前回、そこまで詳しく話しただろうか?
ほむら「あなたあの頃のわたしを知ってるの?」
まどか「うん。その赤いメガネと、三つ編みしてた時のほむらちゃん。初めて、わたしと会ったのも――」
――うわぁ。
まどか「ど、どうしてそこで赤くなるの?」
まどか「とっても可愛かったよ、あの頃のほむらちゃん」
そうだ。照れている場合ではない。
まどか「うん。その赤いメガネと、三つ編みしてた時のほむらちゃん。初めて、わたしと会ったのも――」
――うわぁ。
まどか「ど、どうしてそこで赤くなるの?」
まどか「とっても可愛かったよ、あの頃のほむらちゃん」
そうだ。照れている場合ではない。
ろまんこきもちいいいいいいいいおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほむら「さやかはともかく、あなた自分の家族に忘れられてたのだけど?」
まどか「そっか……私の家まで行ってくれたんだね」
まどか「そうだね。この世界に私はいないことになってる」
まどか「でもそれは仕方ないことなんだよ」
仕方ないこと? 何を言ってるの?
ほむら「それだけじゃない。QBがあなたのことを随分過小評価してたわ」
ほむら「あなた、本当にまどかなの?」
まどか「私は、私だよ。ほむらちゃん――」
その目には、諦めも、悲しみも篭っていなかった。
まどか「そっか……私の家まで行ってくれたんだね」
まどか「そうだね。この世界に私はいないことになってる」
まどか「でもそれは仕方ないことなんだよ」
仕方ないこと? 何を言ってるの?
ほむら「それだけじゃない。QBがあなたのことを随分過小評価してたわ」
ほむら「あなた、本当にまどかなの?」
まどか「私は、私だよ。ほむらちゃん――」
その目には、諦めも、悲しみも篭っていなかった。
まどか「ほむらちゃん……」
まどかにぎゅっと抱き締められて、私は何がなんだかわからなくなった。
彼女が何故そのようなことをするのかも。
まどか「きっと、ほむらちゃんもずっと、こんな気持ちだったんだね……」
まどか「わたしに分かってもらえなくても――ありがとうね。ほむらちゃん」
わけがわからない。
わからないけど、何故か胸の奥がじんと熱くなった。
ほむら「理由、聞いてはだめなの? まどか……」
こくりと、私の腕の中でうなずいた。
まどかにぎゅっと抱き締められて、私は何がなんだかわからなくなった。
彼女が何故そのようなことをするのかも。
まどか「きっと、ほむらちゃんもずっと、こんな気持ちだったんだね……」
まどか「わたしに分かってもらえなくても――ありがとうね。ほむらちゃん」
わけがわからない。
わからないけど、何故か胸の奥がじんと熱くなった。
ほむら「理由、聞いてはだめなの? まどか……」
こくりと、私の腕の中でうなずいた。
ほむら「そんなわけにはいかないわ。話して」
あなたの望みは、私が知るところではない。
――できればその願いも叶えてあげたいけど、そんな余裕はないの。
私には、私の戦いがあるのだから。
まどか「そうだよね……ほむらちゃんなら、そういうと思ったよ」
困ったような顔でわたしを見上げるまどか。
その表情に、何か心を動かされ、一瞬よろめいてしまった。
まどか「ここはね――未来なんだよ」
あなたの望みは、私が知るところではない。
――できればその願いも叶えてあげたいけど、そんな余裕はないの。
私には、私の戦いがあるのだから。
まどか「そうだよね……ほむらちゃんなら、そういうと思ったよ」
困ったような顔でわたしを見上げるまどか。
その表情に、何か心を動かされ、一瞬よろめいてしまった。
まどか「ここはね――未来なんだよ」
ほむら「未来?」
まどか「正確には、これからほむらちゃんに待ってるかもしれない未来なの」
まって……まどかは何を言ってるの?
まどか「いろいろ違うことはあるんだけどね……」
まどか「例えばほむらちゃんは普通に魔法少女のままだったり――」
ほむら「待って、待って」
まどかが言っていることが本当だとすれば
彼女はどうしてみんなから忘れられているの?
さやかや、家族から、なぜ忘れられなければならないの?
まどか「正確には、これからほむらちゃんに待ってるかもしれない未来なの」
まって……まどかは何を言ってるの?
まどか「いろいろ違うことはあるんだけどね……」
まどか「例えばほむらちゃんは普通に魔法少女のままだったり――」
ほむら「待って、待って」
まどかが言っていることが本当だとすれば
彼女はどうしてみんなから忘れられているの?
さやかや、家族から、なぜ忘れられなければならないの?
まどか「残念ながら、私はいないんだけどね。えへへ」
まどか「あくまで、待っているかもしれない未来だけどね」
ほむら「そ、そう……」
まどか「ほむらちゃんの頑張り次第でどうにでもなるからさ」
ほむら「……」
――なんで?
私にはわかる。
まどかが嘘をついていることが。
私のがんばりとか、選択とかそんなものは関係なく、この未来が必然。
すでに確定しているということになる。
まどか「あくまで、待っているかもしれない未来だけどね」
ほむら「そ、そう……」
まどか「ほむらちゃんの頑張り次第でどうにでもなるからさ」
ほむら「……」
――なんで?
私にはわかる。
まどかが嘘をついていることが。
私のがんばりとか、選択とかそんなものは関係なく、この未来が必然。
すでに確定しているということになる。
どうせ残ってたら書きます(チラッ とか言い出して保守と寒い雑談でアホほど伸びる糞スレになるんだろわかってるよ
ほむら「ねえ、忘れられてるだけで、あなたはいるのよね?私の傍に」
まどか「うん――ずっと一緒だよ」
…………そう。
私には信じることができなかった。
そもそもあなたは、なぜそんなことが予知できるの?
ここが未来というのなら、どうして私はここへきたの?
その問いにこのまどかは答えられるだろうか?
しかし私はこれ以上触れないことにした。
どちらにしろ、こんなものを信じる気はないからだ。
まどか「うん――ずっと一緒だよ」
…………そう。
私には信じることができなかった。
そもそもあなたは、なぜそんなことが予知できるの?
ここが未来というのなら、どうして私はここへきたの?
その問いにこのまどかは答えられるだろうか?
しかし私はこれ以上触れないことにした。
どちらにしろ、こんなものを信じる気はないからだ。
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