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元スレほむら「チョコを用意したけど……」
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ほむら「なんて言ってまどかに渡そうかしら……」
ほむら「本命なんて恥ずかしくて言えないし、だからって義理チョコって言うのも……」
ほむら「机とか下駄箱に入れて……いや、万が一さやかに見られると面倒ね……」
ほむら「そもそもバレンタインに女性から女性に贈ったら引かれるかしら……」
――――
――
ほむら「……悩んでたら夜が明けたわ」
ほむら「本命なんて恥ずかしくて言えないし、だからって義理チョコって言うのも……」
ほむら「机とか下駄箱に入れて……いや、万が一さやかに見られると面倒ね……」
ほむら「そもそもバレンタインに女性から女性に贈ったら引かれるかしら……」
――――
――
ほむら「……悩んでたら夜が明けたわ」
ほむら(結局どうするか決まらなかった……最悪、学校終わってからポストにでも……)
まどか「あ、お、おはよー、ほむらちゃん」
ほむら「! お、おはよう、まどか。今日は早いのね」
まどか「そ、そうかな?」
ほむら「結構早く来てたんじゃない? 寒さで頬が真っ赤になってるわよ」
まどか「あ、赤くなってなんかないよ。ほむらちゃんの気のせいだよ」
ほむら「そうかしら……でも……」
まどか「気のせいだから、あんまり顔を見ないで欲しいなって」
まどか「あ、お、おはよー、ほむらちゃん」
ほむら「! お、おはよう、まどか。今日は早いのね」
まどか「そ、そうかな?」
ほむら「結構早く来てたんじゃない? 寒さで頬が真っ赤になってるわよ」
まどか「あ、赤くなってなんかないよ。ほむらちゃんの気のせいだよ」
ほむら「そうかしら……でも……」
まどか「気のせいだから、あんまり顔を見ないで欲しいなって」
ほむら「さやかと仁美は? いつもなら先に来てるのに、今日は遅いわね」
まどか「二人とも今日は先に行くって、メールが来たよ」
ほむら「そうなの? ……ああ、そういうことね」
まどか「うん。二人とも手渡しじゃなくて一緒に机に入れてくるんだって」
ほむら「ライバル同士なのに、二人で?」
まどか「さやかちゃんと仁美ちゃんらしいよね」
ほむら「まあ、さやか一人だと臆病風に吹かれそうだし、ちょうどいいんじゃない?」
まどか「あはは、ひどいんだ、ほむらちゃん」
まどか「二人とも今日は先に行くって、メールが来たよ」
ほむら「そうなの? ……ああ、そういうことね」
まどか「うん。二人とも手渡しじゃなくて一緒に机に入れてくるんだって」
ほむら「ライバル同士なのに、二人で?」
まどか「さやかちゃんと仁美ちゃんらしいよね」
ほむら「まあ、さやか一人だと臆病風に吹かれそうだし、ちょうどいいんじゃない?」
まどか「あはは、ひどいんだ、ほむらちゃん」
ほむら(さやかがいないなら、今が渡すチャンスなんだけど……)
ほむら「ね、ねえまどか」
まどか「な、何かな?」
ほむら「その……ま、まどかは誰かにチョコをあげる予定はあるのかしら?」
まどか「そ、そう言うほむらちゃんはどうなの?」
ほむら「わ、私? 私は……その……」
まどか「……もしかして誰か男の子に?」
ほむら「それはないわ(断言)」
ほむら「ね、ねえまどか」
まどか「な、何かな?」
ほむら「その……ま、まどかは誰かにチョコをあげる予定はあるのかしら?」
まどか「そ、そう言うほむらちゃんはどうなの?」
ほむら「わ、私? 私は……その……」
まどか「……もしかして誰か男の子に?」
ほむら「それはないわ(断言)」
まどか「私は……チョコをあげる予定、あるんだ」
ほむら「え!? だ、誰に!? クラスメイト!? 誰を撃てばいいの!?」
まどか「慌てすぎだよ! 何か物騒なこと言ってるよ!?」
ほむら「おおお、落ちついてるから、だ、誰に渡すつもりなのか、お、教えてくれる?」
まどか「全然落ちついてないよ! ほむらちゃん、一旦落ちついて!」
ほむら「わかったわ」ファサ
まどか「感情の起伏が激しすぎるよほむらちゃん」
ほむら「まどかが落ちついてって言ったから落ちついただけなのに……」
ほむら「え!? だ、誰に!? クラスメイト!? 誰を撃てばいいの!?」
まどか「慌てすぎだよ! 何か物騒なこと言ってるよ!?」
ほむら「おおお、落ちついてるから、だ、誰に渡すつもりなのか、お、教えてくれる?」
まどか「全然落ちついてないよ! ほむらちゃん、一旦落ちついて!」
ほむら「わかったわ」ファサ
まどか「感情の起伏が激しすぎるよほむらちゃん」
ほむら「まどかが落ちついてって言ったから落ちついただけなのに……」
ほむら「それで、まどかは誰にあげるつもりなの?」
まどか「それはね……はい、ほむらちゃん」
ほむら「……私?」
まどか「うん。ほむらちゃんにバレンタインチョコ作って来たんだ///」
ほむら「まどかの手作りなのね……嬉しい///」
まどか「あ、その、て、手作りって言うか……」
ほむら「……違うの?」
まどか「違わないんだけど、えっと、あんまり言わないで欲しいなって……」
ほむら「?」
まどか「それはね……はい、ほむらちゃん」
ほむら「……私?」
まどか「うん。ほむらちゃんにバレンタインチョコ作って来たんだ///」
ほむら「まどかの手作りなのね……嬉しい///」
まどか「あ、その、て、手作りって言うか……」
ほむら「……違うの?」
まどか「違わないんだけど、えっと、あんまり言わないで欲しいなって……」
ほむら「?」
ほむら「……ところで、これは義理チョコ? そ、それともほ、本……///」
まどか「こ、これは……と、友チョコだよ///」
ほむら「……友チョコ?」
まどか「うん、友達同士で贈るチョコだよ。最近流行ってるんだけど、知らなかった?」
ほむら(そんなものが流行ってたのね……そうよ! これなら自然に渡せるわ!)
ほむら「し、知ってたわ。友チョコでしょ? ええ、もちろん知ってたわ。当然じゃない」
まどか(……知らなかったんだね、ほむらちゃん……)
まどか「こ、これは……と、友チョコだよ///」
ほむら「……友チョコ?」
まどか「うん、友達同士で贈るチョコだよ。最近流行ってるんだけど、知らなかった?」
ほむら(そんなものが流行ってたのね……そうよ! これなら自然に渡せるわ!)
ほむら「し、知ってたわ。友チョコでしょ? ええ、もちろん知ってたわ。当然じゃない」
まどか(……知らなかったんだね、ほむらちゃん……)
ほむら「ありがとう、まどか。あとで大事にいただくことにするわね」
まどか「えへへ。あ、でも恥ずかしいから誰にも見せちゃダメだよ?」
ほむら「わかったわ」
まどか「さやかちゃんとかが見せて、って言ってもダメだからね」
ほむら「え、ええ」
まどか「カバンの中を勝手に開けられたりしないようにも気をつけて」
ほむら「気をつけるけど……その、まどかはそんなに知られたくないの……?」
まどか「あ、そういう意味じゃないんだよ。貰ったことは言ってもいいんだけど、見せるのがダメなの」
ほむら「? まどかがそう言うなら……」
まどか「えへへ。あ、でも恥ずかしいから誰にも見せちゃダメだよ?」
ほむら「わかったわ」
まどか「さやかちゃんとかが見せて、って言ってもダメだからね」
ほむら「え、ええ」
まどか「カバンの中を勝手に開けられたりしないようにも気をつけて」
ほむら「気をつけるけど……その、まどかはそんなに知られたくないの……?」
まどか「あ、そういう意味じゃないんだよ。貰ったことは言ってもいいんだけど、見せるのがダメなの」
ほむら「? まどかがそう言うなら……」
ほむら「まどか……その、私からもチョコを……///」
まどか「あ、ほむらちゃんもチョコの用意してくれたんだね///」
ほむら「ええ、本め……あの、ほら、えっと……そう、友チョコよ、友チョコ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん。ほむらちゃんも手作りなのかな?」
ほむら「もちろん、そうよ。……恥ずかしいから、開けるのは帰ってからにしてね」
まどか「えー? どうしようかなー?」
ほむら「もう……まどかのイジワル」
まどか「ふふ、冗談だよ。じゃあそろそろ学校に行こ」
ほむら「ええ、そうしましょう」
ほむら(良かった……無事に渡せたわ。それに、まどかからも貰えたし……///)
まどか「あ、ほむらちゃんもチョコの用意してくれたんだね///」
ほむら「ええ、本め……あの、ほら、えっと……そう、友チョコよ、友チョコ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん。ほむらちゃんも手作りなのかな?」
ほむら「もちろん、そうよ。……恥ずかしいから、開けるのは帰ってからにしてね」
まどか「えー? どうしようかなー?」
ほむら「もう……まどかのイジワル」
まどか「ふふ、冗談だよ。じゃあそろそろ学校に行こ」
ほむら「ええ、そうしましょう」
ほむら(良かった……無事に渡せたわ。それに、まどかからも貰えたし……///)
まどか「さやかちゃんは上条君の机にチョコ入れられたかな?」
ほむら「仁美も一緒だから、間違えて他の机に、なんてオチにはならないと思うわ」
まどか「あはは……それもあるけど、ほら、さやかちゃんだから……」
ほむら「やっぱりやめた、とはならないと思うわよ。これも仁美がいるから」
まどか「仁美ちゃんさまさまだね。……ライバルなんだけど」
ほむら「あんな面倒見のいいライバル見たことないわ」
まどか「ちょっとうらやましい関係だよね」
ほむら「仁美も一緒だから、間違えて他の机に、なんてオチにはならないと思うわ」
まどか「あはは……それもあるけど、ほら、さやかちゃんだから……」
ほむら「やっぱりやめた、とはならないと思うわよ。これも仁美がいるから」
まどか「仁美ちゃんさまさまだね。……ライバルなんだけど」
ほむら「あんな面倒見のいいライバル見たことないわ」
まどか「ちょっとうらやましい関係だよね」
ほむら「そういえば聞いてなかったけど……まどかはあと誰にチョコをあげるの?」
まどか「んーとね、さやかちゃんと、仁美ちゃんと、マミさんと……」
ほむら「あ、その……友チョコとか義理チョコ以外で……」
まどか「……それって本命のことだよね」
ほむら「……いるの?」
まどか「んー……」
ほむら「……」ドキドキ
まどか「あとは友チョコとパパに義理チョコ渡しておしまい、かな」
ほむら「そう」ホッ
まどか「あとは、ね」ボソッ
まどか「んーとね、さやかちゃんと、仁美ちゃんと、マミさんと……」
ほむら「あ、その……友チョコとか義理チョコ以外で……」
まどか「……それって本命のことだよね」
ほむら「……いるの?」
まどか「んー……」
ほむら「……」ドキドキ
まどか「あとは友チョコとパパに義理チョコ渡しておしまい、かな」
ほむら「そう」ホッ
まどか「あとは、ね」ボソッ
さやか「おっはよー」
仁美「おはようございます」
まどか「おはよー」
ほむら「おはよう」
まどか「二人とも、ちゃんと渡せた?」ボソッ
さやか「あはは、渡したって言っても机に入れただけなんだけどさ」ボソッ
仁美「さやかさんったら、焦りすぎて机を間違えそうになったんですよ」ボソッ
ほむら「……鉄板ネタは外さないのね。さすがね、美樹さやか」
さやか「やりたくてやってるわけじゃないよ……」
仁美「おはようございます」
まどか「おはよー」
ほむら「おはよう」
まどか「二人とも、ちゃんと渡せた?」ボソッ
さやか「あはは、渡したって言っても机に入れただけなんだけどさ」ボソッ
仁美「さやかさんったら、焦りすぎて机を間違えそうになったんですよ」ボソッ
ほむら「……鉄板ネタは外さないのね。さすがね、美樹さやか」
さやか「やりたくてやってるわけじゃないよ……」
まどか「私からプレゼントだよ。はい、さやかちゃん、仁美ちゃん」
仁美「ありがとうございます、まどかさん」
さやか「お、さっすがあたしの嫁。まどかの本命チョコゲットだぜ!」
まどか「もう、何言ってるのさやかちゃん」
ほむら「何言ってるのよ、さやか」
さやか「同じこと言ってるのにこの温度差。ほむらさん、目がマジすぎて怖いですよ?」
ほむら「……気のせいよ」
仁美「あらあら」
仁美「ありがとうございます、まどかさん」
さやか「お、さっすがあたしの嫁。まどかの本命チョコゲットだぜ!」
まどか「もう、何言ってるのさやかちゃん」
ほむら「何言ってるのよ、さやか」
さやか「同じこと言ってるのにこの温度差。ほむらさん、目がマジすぎて怖いですよ?」
ほむら「……気のせいよ」
仁美「あらあら」
さやか「あれ? ほむらはチョコくれないの?」
ほむら「何で貴女にあげなきゃいけないのよ」
さやか「別に本命チョコくれって言ってるんじゃないし。友チョコくれー」
ほむら「私から貰って嬉しいの?」
さやか「杏子の餌付けに使おうかなって」
まどか「餌付け!?」
仁美「その杏子さんという人とさやかさんの関係について詳しく!」
さやか「そこに食いつかないでよ」
ほむら「何で貴女にあげなきゃいけないのよ」
さやか「別に本命チョコくれって言ってるんじゃないし。友チョコくれー」
ほむら「私から貰って嬉しいの?」
さやか「杏子の餌付けに使おうかなって」
まどか「餌付け!?」
仁美「その杏子さんという人とさやかさんの関係について詳しく!」
さやか「そこに食いつかないでよ」
ほむら「残念ながら貴女にあげるチョコはないわ」
さやか「友チョコもないのか……あたしたち、友達じゃなかったんだね……」
ほむら「何よそれ……そこまで言うなら、来年は用意してあげるわよ」
さやか「来年じゃなくて今日は?」
ほむら「……入院生活ばっかりで、友チョコなんてもの知らなかったのよ」
まどか(あれ? でもほむらちゃん、私に友チョコって……)
さやか「なんだ、本当にないのか。てっきりあたしを焦らして楽しんでるのかと」
ほむら「人をなんだと……」
さやか「友チョコもないのか……あたしたち、友達じゃなかったんだね……」
ほむら「何よそれ……そこまで言うなら、来年は用意してあげるわよ」
さやか「来年じゃなくて今日は?」
ほむら「……入院生活ばっかりで、友チョコなんてもの知らなかったのよ」
まどか(あれ? でもほむらちゃん、私に友チョコって……)
さやか「なんだ、本当にないのか。てっきりあたしを焦らして楽しんでるのかと」
ほむら「人をなんだと……」
ほむらがまどか大好きなのは見ててほっこりするしよく読むんだけどまどかがほむらに恋愛感情があるのはすごく気持ち悪い
ほむら「そういう貴女は用意してるの?」
さやか「あるよー、はい。まどかにも、はい」
仁美「ついでに私からも差し上げますわ、どうぞ」
まどか「ありがとう、さやかちゃん、仁美ちゃん」
ほむら「……ありがとう。来年は私も友チョコを用意するわ」
さやか「大丈夫大丈夫。ホワイトデー3倍返し期待してるから」
仁美「楽しみですわ」
ほむら「……こんなことなら義理でもいいから用意しておけばよかったわ」
まどか「ほむらちゃん、義理チョコも用意してなかったの?」
ほむら「だって義理って男の人に贈るものでしょ?」
さやか「あるよー、はい。まどかにも、はい」
仁美「ついでに私からも差し上げますわ、どうぞ」
まどか「ありがとう、さやかちゃん、仁美ちゃん」
ほむら「……ありがとう。来年は私も友チョコを用意するわ」
さやか「大丈夫大丈夫。ホワイトデー3倍返し期待してるから」
仁美「楽しみですわ」
ほむら「……こんなことなら義理でもいいから用意しておけばよかったわ」
まどか「ほむらちゃん、義理チョコも用意してなかったの?」
ほむら「だって義理って男の人に贈るものでしょ?」
まどか「ね、ねえほむらちゃん……」ボソッ
ほむら「ん? なに?」
まどか「ほむらちゃんがくれたチョコって……」
さやか「あー、残念。今年もまどかのチョコは手作りじゃなかったかー」ベリベリ
まどか「も、もう開けちゃったの!?」
さやか「手作りかどうか気になってさ。そろそろ許してくれたかなーって」
まどか「さやかちゃんに反省の色が見られないうちは許さないもん」
ほむら「……どういうこと?」
ほむら「ん? なに?」
まどか「ほむらちゃんがくれたチョコって……」
さやか「あー、残念。今年もまどかのチョコは手作りじゃなかったかー」ベリベリ
まどか「も、もう開けちゃったの!?」
さやか「手作りかどうか気になってさ。そろそろ許してくれたかなーって」
まどか「さやかちゃんに反省の色が見られないうちは許さないもん」
ほむら「……どういうこと?」
仁美「まどかさんの手作りと、さやかさんに何か関係が?」
まどか「えっと、それは……」
さやか「あー、うん。あたしのせいでまどかは手作りチョコやめちゃったんだ」
ほむら「……それ、どういうこと? 詳しく教えて」
まどか「そ、その話はまた今度、ね?」
さやか「続きを聞きたかったら払うもの払ってもらおうか」
ほむら「私の財布から好きなだけ持ってきなさい」
さやか「冗談だっての。さすがに必死すぎて引くわ」
まどか「えっと、それは……」
さやか「あー、うん。あたしのせいでまどかは手作りチョコやめちゃったんだ」
ほむら「……それ、どういうこと? 詳しく教えて」
まどか「そ、その話はまた今度、ね?」
さやか「続きを聞きたかったら払うもの払ってもらおうか」
ほむら「私の財布から好きなだけ持ってきなさい」
さやか「冗談だっての。さすがに必死すぎて引くわ」
さやか「いや、前に友チョコを貰った時、まどかの手作りだったんだけど……」
ほむら「うらやま死になさい」
さやか「ねえ、最近あたしに対する殺意のトリガーが軽くないかな?」
ほむら「いいから話を続けなさい」
さやか「続けるも何も、手作りってことは本命だろー、ってからかいまくったら拗ねちゃったってだけ」
ほむら「やっぱり貴女死になさい」
さやか「この程度で殺されてたら、残機がいくつあっても足んないよ」
ほむら「もし残機制だったら、残り一機まで遠慮なく引き金が引けるのに……」
まどか「そ、それはどうかと思うな……」
ほむら「うらやま死になさい」
さやか「ねえ、最近あたしに対する殺意のトリガーが軽くないかな?」
ほむら「いいから話を続けなさい」
さやか「続けるも何も、手作りってことは本命だろー、ってからかいまくったら拗ねちゃったってだけ」
ほむら「やっぱり貴女死になさい」
さやか「この程度で殺されてたら、残機がいくつあっても足んないよ」
ほむら「もし残機制だったら、残り一機まで遠慮なく引き金が引けるのに……」
まどか「そ、それはどうかと思うな……」
さやか「それで、もう手作りチョコなんて作らない、って泣いちゃってさー」
まどか「な、泣いてないよ! 勝手に話広げないでよ!」
仁美「では、手作りのチョコはそれ以来作ってないんですか?」
まどか「え、えっと……そう、かな?」
ほむら(……でも、朝受け取ったときは確かに作ったって……)
さやか「本命ができるまでは手作りチョコ封印なんだよね」
まどか「そ、そんなこと言ってないよ」
ほむら(……今すぐにカバンの中のまどかのチョコを確認したい……)
まどか「な、泣いてないよ! 勝手に話広げないでよ!」
仁美「では、手作りのチョコはそれ以来作ってないんですか?」
まどか「え、えっと……そう、かな?」
ほむら(……でも、朝受け取ったときは確かに作ったって……)
さやか「本命ができるまでは手作りチョコ封印なんだよね」
まどか「そ、そんなこと言ってないよ」
ほむら(……今すぐにカバンの中のまどかのチョコを確認したい……)
ほむら「……」ソワソワ
まどか「……ほむらちゃん、約束忘れてないよね」ボソッ
ほむら「もちろん忘れてないわ。……でも、見られなければセーフよね?」
まどか「で、できればお家に帰ってからにして欲しいかなって」
ほむら(こ、これって期待していいのかしら)
ほむら「そ、それはどうして? なにか理由があるのかしら」
まどか「ど、どうしてもだよ」
ほむら(ああ、気になる気になる気になる……)ソワソワ
さやか(なんだこの挙動不審者……)
まどか「……ほむらちゃん、約束忘れてないよね」ボソッ
ほむら「もちろん忘れてないわ。……でも、見られなければセーフよね?」
まどか「で、できればお家に帰ってからにして欲しいかなって」
ほむら(こ、これって期待していいのかしら)
ほむら「そ、それはどうして? なにか理由があるのかしら」
まどか「ど、どうしてもだよ」
ほむら(ああ、気になる気になる気になる……)ソワソワ
さやか(なんだこの挙動不審者……)
和子「はい、朝のHRを始めます。その前に……中沢君!」
中沢「はい!」
和子「チョコといえばブラックですか? ホワイトチョコですか?」
中沢「どっちでもいいから欲しいです!」
和子「その通り! チョコの種類でぐだぐだ言うような男性は……」
ほむら(種類とかどうでもいいのよ! 手作りか否かが重要なのよ!)ソワソワ
まどか(ほむらちゃんが挙動不審すぎる……)
さやか(恭介、チョコに気づいてくれたかな……)
恭介(なんかでかいチョコのせいで机に教科書が入らない……)
中沢「はい!」
和子「チョコといえばブラックですか? ホワイトチョコですか?」
中沢「どっちでもいいから欲しいです!」
和子「その通り! チョコの種類でぐだぐだ言うような男性は……」
ほむら(種類とかどうでもいいのよ! 手作りか否かが重要なのよ!)ソワソワ
まどか(ほむらちゃんが挙動不審すぎる……)
さやか(恭介、チョコに気づいてくれたかな……)
恭介(なんかでかいチョコのせいで机に教科書が入らない……)
――――
――
さやか「終わったー。今日はこれからマミさんの家だよね」
まどか「うん。マミさんもバレンタインで何か用意してくれてるって」
さやか「いえー! マミさんの本命チョコはあたしがいただきだー!」
仁美「さやかさんは欲張りですわね」
ほむら「はしゃぎすぎよ、美樹さやか」ソワソワソワソワ
さやか「……あんたはそろそろ落ち着いたら?」
まどか「ほむらちゃん……」
――
さやか「終わったー。今日はこれからマミさんの家だよね」
まどか「うん。マミさんもバレンタインで何か用意してくれてるって」
さやか「いえー! マミさんの本命チョコはあたしがいただきだー!」
仁美「さやかさんは欲張りですわね」
ほむら「はしゃぎすぎよ、美樹さやか」ソワソワソワソワ
さやか「……あんたはそろそろ落ち着いたら?」
まどか「ほむらちゃん……」
仁美「それでは私はお稽古がありますので」
まどか「うん、また明日ねー」
ほむら「……そう言いながら、実はこっそり上条恭介のところに……」
さやか「そんなわけないじゃん。抜け駆け無しって言ってるんだから。ねえ?」
仁美「……うふふ」
さやか「仁美っ!?」
仁美「冗談ですわ」
さやか「ねえ、あたしと目を合わせて言ってくれるかな」
まどか「うん、また明日ねー」
ほむら「……そう言いながら、実はこっそり上条恭介のところに……」
さやか「そんなわけないじゃん。抜け駆け無しって言ってるんだから。ねえ?」
仁美「……うふふ」
さやか「仁美っ!?」
仁美「冗談ですわ」
さやか「ねえ、あたしと目を合わせて言ってくれるかな」
さやか「さて、じゃあ行きますかー」
ほむら「先に行ってて。私は後から合流するわ」
さやか「なんで? なんか用事でもあるの?」
ほむら「一度家に帰りたい気分なのよ。別に理由があるわけじゃないんだけど」
まどか「……一緒に行こうね、ほむらちゃん」
ほむら「う……す、すぐに向かうから先に……」
まどか「……」ジー
ほむら「……はい、一緒に行きます」
さやか「なんだこれ」
ほむら「先に行ってて。私は後から合流するわ」
さやか「なんで? なんか用事でもあるの?」
ほむら「一度家に帰りたい気分なのよ。別に理由があるわけじゃないんだけど」
まどか「……一緒に行こうね、ほむらちゃん」
ほむら「う……す、すぐに向かうから先に……」
まどか「……」ジー
ほむら「……はい、一緒に行きます」
さやか「なんだこれ」
マミ「いらっしゃい、みんな。さあ、上がって」
杏子「遅いぞー」
ほむら「杏子、来てたのね」
杏子「全員揃うまでチョコおあずけって言うから、ずっと待ってたんだぞー」
まどか(おあずけ……)
さやか「じゃあ杏子にはあたしからチョコをあげよう」
杏子「お、サンキュー」
さやか「お手」
杏子「拳でいいか?」
まどか(杏子ちゃん、みんなに犬扱いされてるなぁ……)
杏子「遅いぞー」
ほむら「杏子、来てたのね」
杏子「全員揃うまでチョコおあずけって言うから、ずっと待ってたんだぞー」
まどか(おあずけ……)
さやか「じゃあ杏子にはあたしからチョコをあげよう」
杏子「お、サンキュー」
さやか「お手」
杏子「拳でいいか?」
まどか(杏子ちゃん、みんなに犬扱いされてるなぁ……)
さやか「マミさんにも、はい」
マミ「え? え? み、美樹さん、私に……///」
さやか「えっと、友チョコってやつなんですけど……」
マミ「……友チョコ?」
さやか「あれ? マミさん知らないんですか? 友達同士でチョコを交換するのがブームなんですよ」
マミ「し、知ってたわ/// 知らないわけないじゃない///」
ほむら「知らなかったのね。まったく、流行に疎いんだから」
さやか「全力で自分のこと棚上げするなよ」
まどか(そういえばほむらちゃんに本当のこと聞くの忘れてた……)
マミ「え? え? み、美樹さん、私に……///」
さやか「えっと、友チョコってやつなんですけど……」
マミ「……友チョコ?」
さやか「あれ? マミさん知らないんですか? 友達同士でチョコを交換するのがブームなんですよ」
マミ「し、知ってたわ/// 知らないわけないじゃない///」
ほむら「知らなかったのね。まったく、流行に疎いんだから」
さやか「全力で自分のこと棚上げするなよ」
まどか(そういえばほむらちゃんに本当のこと聞くの忘れてた……)
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