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    元スレ魔王「いかに勇者に倒されないようにするべきか」

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    151 :

    続きはよ

    155 :

    速さが足りない

    156 = 118 :

    書き貯めしとけよ次から

    157 :

    村人にとっては日々の生活を守ってくれない主なんて願い下げだもんなぁ

    158 = 151 :

    163 :

    167 :

    168 :

    170 :

    171 = 73 :

    魔王「というわけでえろふ村が魔族の傘下に入ったわけだが」

    幹部B「なんともはや……」

    幹部C「流石魔王さまっすねー」

    側近「ま、まぁ結果良ければ全て良しとしましょう」

    側近「事前調査によれば、あの村は辺境にも関わらず中々の収穫量があります」

    幹部B「ほう、これがデータですかな。ふむ、凄い。これだけの石高なら我が軍の補給ラインに組み込めますぞ」

    魔王「あー、それなんだけど……」

    側近「どうされましたか?」

    魔王「あの……怒らないで聞いてネ?」

    側近「……。まず話してみてください」

    172 = 73 :

    村娘A「魔王様ばんざーい!ばんざーい!」

    魔王「いやぁ、あっはっは。何か照れるな」

    村長「して魔王様。税についてなのですが」

    魔王「うん?税?」

    村長「はい。以前の領主、まぁ王国の国王なのですが」

    村長「税は収穫の半分という取り決めでしたですじゃ」

    村長「魔王様のお陰で今後は収穫量も上がるじゃろうて、多少は多く収められますが」

    魔王「あー、いいよいいよ、そういうの」

    村長「な、なんと!?」

    魔王「いやー、別にうちも食べ物は困ってないしさー」

    魔王「だから税だっけ?無しの方向でいこか。それに村長さん達が作ってるのにワシらがただで貰うっておかしくね?」

    村人A「おお……名君だ!名君主さまだっぺー!」

    村娘A「魔王様ばんざーい!ばんざーい!」

    村娘B「魔王様さいこー!魔王様と魔族とえろふ村に栄光あれー!」

    173 = 73 :

    魔王「あ、代わりといっちゃなんだけどさー」

    魔王「ここの料理すごく美味しかったし踊りとか歌も良かったし」

    魔王「確か近くに温泉もあるんでしょ?」

    村長「はい。我が村自慢の『えろふ温泉』ですじゃ」

    魔王「その辺も込みでさ。魔族の連中にここ保養地ってか観光地みたいに使わせてもいい?」

    村娘A「魔族……」

    魔王「あーいやいや!嫌なら止め」

    村娘A「魔王様のお仲間なんですよね?大歓迎に決まってます!!」

    村人Z「んだんだ!是非お越しくだせえ!」

    村長「慣れぬ内は戸惑うでしょうが、しかと大任お受けいたしますぞ!」

    魔王「マジで!?」

    174 = 73 :


    ……
    ………

    魔王「という訳で税は断ったわけだ」

    側近「……」

    幹部A「ヤバ……」

    魔王「まてまてまて!保養地で来て良いって約束は取り付けたんだから!」

    側近「あン……?」

    幹部C「ま、魔力が増幅して!」

    魔王「そ、そうだ!お土産にデザートを持ってきたのだ!タルトというそうだぞ?それ食え!」ヒョイパク

    側近「……」モシャモシャ

    側近「……」

    魔王「ごくり……」

    側近「///」

    側近「決めてしまわれた事は仕方ありません。私も後で視察に向います」

    175 = 133 :

    村人の外見って,人間からしたらもはや魔族だよなもし

    176 = 73 :

    魔王「とりあえずこれで農村を傘下に納めるという案は成功したな」

    側近「兵糧に組み込めなかったのは残念ですが。しかし人間どもの補給線へそれなりの打撃を与えたかと」

    幹部A「となると後は道路と港でしたっけ」

    幹部B「左様。しかし農村は上手くいきましたが、これらは一筋縄ではいきますまい」

    魔王「それじゃちょっと」

    側近「魔王様はしばらく城外へ出ることを禁じます」

    魔王「あ、はい」

    側近「次は道路を制圧が良いかと。港へ通じる道路などもありますし」

    幹部B「こちらが魔族と人間の領域の位置で見て重要な道路です」

    側近「恐らく今回は戦闘を避けられぬかと」

    魔王「ふむ。それじゃ誰かに行って貰おうか」

    幹部C「あ、はいはい!俺行きます!」

    側近「幹部Cですか。確かに戦闘を考慮すると適任かと」

    魔王「それじゃいっちょ頼むよ」

    177 :

    見ているよ

    178 = 73 :

    幹部C「さーて、久々の戦いだ。腕が鳴るぜ」

    側近『念の為言っておきますが戦いは最低限に抑える事。人間に我らの動きを悟られたくありません』

    幹部C「あー、そういや側近がそんな事言ってたっけなぁ」

    幹部C「まぁいいや。なるようになんだろ」

    幹部C「ここらが街道か。立派な道だな。荷馬も歩き易そうだ」

    幹部C「さて、人間の兵士をぶっ殺すにはっと」ガヤガヤ

    幹部C「ん?何だ、あの人だかりは」

    179 = 168 :

    いざとなったら農民も戦えるんだよな

    180 :

    >>179
    鎌でダイアモンド斬るけど...

    181 = 73 :

    商人A「何故通らせてくれないんだ!手形だってある!」

    兵士A「王国から通達があったのだ!魔王に動きあり。変装した魔族の侵入を防ぐ為、ここは通行禁止だ!」

    商人A「冗談じゃない!大事な荷なんだ!頼むから通してくれ!」

    兵士B「気の毒だが諦めろ。お前だけじゃない。皆通れないんだ」

    商人A「そんな……」

    幹部C「あ?困ってんだからいいだろ、ちょっとくらい。見ろよ、おっさん涙目だぞ」

    兵士A「誰だ、お前は!言っただろう!魔族を入れないためなんだ!」

    幹部C「んー」ジロジロ

    幹部C「よし、大丈夫だ。この中に魔族はいねーぞ」

    兵士B「は?そんな事、何故貴様にわかる!」

    幹部C「いや、俺魔族だし。俺くらいになれば魔族かどうかくらい見りゃわかるって」

    幹部C「な?だから通してやれって」

    182 :

    幹部Cはお馬鹿ちゃん系か

    183 = 88 :

    まだ続いてるのか...
    凄いなぁ。頑張れ~

    185 = 73 :

    兵士A「ぶふぉぉぉぉぉぉぉ!」

    兵士B「ぶははははははは!」

    幹部C「あ?何が可笑しいんだよ?」

    兵士A「自分の正体をばらす魔族がいるか!」

    兵士B「うまいこと言って抜けようたってダメだ!ほら、さっさと行け!」

    幹部C「何だと、コラ?」

    商人A「そこの兄さん、ありがとう。気持ちだけで嬉しいよ。さ、行こう」

    幹部C「おい、おっさん。いいのかよ?大事な荷なんだろ?ってか中身何なんだよ」

    商人A「これは薬さ」

    幹部C「は?薬?」

    商人A「今、港町は大変な疫病が流行っている。それを治療する為の薬だ」

    幹部C「マジかよ!それあいつらに言ったのか?」

    商人A「言ったさ。だがダメだの一点張りだよ。はぁ……」

    幹部C「お、誰だい、その魔写真の女。おっさんの愛人か?」

    商人A「綺麗だろう?私の娘さ。……今、港町にいるんだ」

    186 = 149 :

    脳筋の生き方って嫌いじゃない

    187 :

    魔写真…きっと魔力に記録して画像化する素敵仕様に違いない

    189 :

    兵士が無能すぎる

    192 = 73 :

    幹部C「そこまで聞かされて黙ってちゃ俺の男が廃るってもんだわな」

    商人A「おいおい、兄さん、気持ちはありがたいが無茶は……」

    幹部C「いいから見てろって」

    商人A「あ、荒事は止してくれ!腹は立つが兵士達の言う事も分かる!人死にはごめんだ」

    幹部C「OKOK、おっさんの希望になるべく沿うようにするからよ。まぁ任せとけ」

    幹部C「おい、兵士ども」

    兵士A「またお前か。こっちも忙しいんだ」

    幹部C「要は俺が魔族ってわかればいいんだろ?」

    兵士A「何だ、またその続きか」

    幹部C「どっごらぁぁぁぁぁぁぁ!」ゴゴゴゴゴゴ

    兵士B「何の騒……ひぃぃぃぃ!そ、そいつは!」

    兵士A「て、手配書にあった魔族の高級幹部、幹部Cだぁぁぁぁぁ!」

    幹部C「ふひひ。さて、これで俺の言ってた事が本当ってわかったろ?さ、皆を通してやれよ」

    兵士A「ふ、ふざけるな!魔族の言う事なんか信じられるか!そうやってスパイを潜り込ませるつもりだろう!」

    193 = 73 :

    幹部C「んじゃどうしろってんだよ……」

    兵士A「み、皆、ひるむな!こいつを絶対に王都へ行かせてはいかん!」

    兵士B「そ、そうだ!相手は一人!皆でかかれえええええ!」

    幹部C「あー、やっぱやんの?死んだわ、お前」

    兵士C「うおおおおおおお!」

    幹部C「どっごらぁぁぁぁぁぁぁ!」

    商人A(人死にはごめんだ)

    幹部C(チッ……)

    兵士C「喰らえぇぇぇぇ!」ドスッ

    幹部C「ゴフッ!」

    兵士A「な、何だこいつ!?見掛け倒しか?これなら勝てる!皆いくぞおおお!」

    ドス ザク グサ バシュ ドス グサ

    ………

    ……

    194 = 168 :

    ええ奴やん…

    195 :

    え…よわ

    196 :

    魔族だろう

    197 = 167 :

    幹部Cよ死なないでくれ

    198 = 73 :

    兵士X「はぁはぁ……やったぞ!」

    兵士Y「おおおおお!我らが魔族の幹部を討ち果たしたぞぉぉぉ!」

    兵士U「ざまぁみろ!俺達をなめるな!」

    幹部C「……ぃ……」

    兵士A「ん?こいつ、まだ息があるぞ!」

    兵士B「何て言ってるんだ?」

    幹部C「ぉぃ……もぅぃぃだろ……?」

    兵士D「はは、何だ命乞いか?無様d」デコピン

    兵士D「ぎゃああああああああ!」

    兵士I「兵士Dがデコピンでふっとんだぁぁぁぁぁぁ!」

    幹部C「指一本で……これ、だ……本気さえ……出せば……お前らなん、か……瞬きの、あい、だで……皆殺し、よ……」

    幹部C「その……俺、が……こ、こま、で……喰らってや、ったんだ……嘘か、ど、うか、くらい……わかんだろ……」

    幹部C「皆、を……通し、て……やれ、よ……」

    兵士O「ふ、ふざけんな!今トドメをさしてやる!」

    兵士A「……待て」

    199 = 73 :

    兵士B「お、おい!?」

    幹部C「……」

    兵士A「本当にこの中に魔族はいないんだな?」

    幹部C「ま、だ……ビビって、んのかよ……俺、の誇り、にかけて……誓っ、てやる……」

    幹部C「このな、かに……魔、族は……いね、ぇょ……」

    兵士A「……」

    兵士B「だから!お前の言う事なんぞ誰が」

    兵士A「今、この場に居る者全てに通行の許可を与える」

    兵士C「ば、バカ!そんな事勝手に決めちゃ!」

    兵士A「貴様ら、さっさと行け!俺の気が変わらんうちにな!」

    幹部C「へへ……に、んげんの……中、にも……男が……いるじゃ、ねぇか……」

    幹部C「ゴホッ!」

    幹部C「……」

    200 = 133 :

    やさしいおじさん……


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