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元スレP「雪歩のなつき度が最大になった」
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雪歩「プロデューサー♪」
P「……」
雪歩「プロデューサー?」
P「……どうした、雪歩?」
雪歩「な、なんでもないですぅ。呼んでみただけ……」
P「そ、そっか」
雪歩「はい、そうなんです……えへへ」
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
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P「……」カタカタ
雪歩「~♪」ギュッ
P「……あの、雪歩さん」
雪歩「なんですか? あ、もしかして喉が乾きました? だったら私、お茶淹れてきますぅ!」
P「あ、いやそうじゃないんだけど……ちょっと暑いかなーって」
雪歩「え?」
P「ほら、冷房が効いてるとはいえ、765プロも節電だからそんなにキンキンにできないし……そうひっつかれるとさ」
雪歩「……そ、そうですよね。ごごごめんなさいぃ……」
P「あ、いや、わかってくれたならいいんだ! だからそんな悲しそうな顔は……」
雪歩「……」スック
P(雪歩が無言で俺の膝上から立ち上がって、数分後……)
雪歩「……あの、プロデューサー」スッ
P「お、おお。これは……お茶?」
雪歩「はい、水出し煎茶ですぅ。冷たくて美味しいですよ」
P「ああ、わざわざすまないな。ありがたく飲ませてもらうよ」
雪歩「……」
P「ごく、ごく……」
雪歩「……美味しいですか?」
P「ん、ああ、とっても美味いよ。この季節はこういうのもいいな」
雪歩「えへへ……良かったぁ。プロデューサーが喜んでくれたなら、私も嬉しいですぅ」
P(目が笑ってない)
雪歩「……プロデューサー?」
P「どうした?」
雪歩「おかわり、いりますか? いりますよね、私、もう一杯淹れて……」
P「待て待て! お茶はもう大丈夫だから……それよりさ」
雪歩「は、はいぃ……」
P「さっきからちょっと様子が変だぞ。なんというか……落ち込んでるというか」
雪歩「……」
P「……言いたいことがあるなら、はっきり言ってごらん」
雪歩「あ、あの……私、迷惑かけてばっかりだから……、ちょっとでも、プロデューサーの為になれたらって、それで……」
P「迷惑? そんなの、全然かけられた記憶はないが……」
雪歩「だ、だって……お仕事はいつもダメダメだし、イヤなことはイヤって言っちゃうし……」
P「……」
雪歩「相変わらず男の人は苦手だし、犬がいるだけで泣いちゃうし……うう」
P「そんなの、全然問題じゃないぞ。俺がフォローしてやればいいだけの話だからな」
雪歩「そ、それに!」
P「……それに?」
雪歩「さ、さっきだって……プロデューサーに……、あ、暑苦しくて邪魔だからどけ、って……ぐすっ」
P「ちょちょちょっと! そんな風には言ってないだろう!?」
雪歩「うぇえ……、たしかに今のは言い過ぎましたぁ……ごめんなさいぃ……えぐっ」ポロポロ
P「ああ、もう……また泣き出して……」
P(雪歩は、泣き虫だ)
P「……ほら、こっちおいで」
雪歩「うぅえ……こほ、こほっ……」
P「……」
雪歩「……近づいても、いいんですかぁ?」
P(いろんな悲しいことがあって、雪歩が泣いてしまうたびに、俺はそのフォローをしてきた)
P(もちろん、泣き虫なところを含めて雪歩だ。それをカバーして有り余るくらいの魅力が彼女にあるのは、俺が一番良く知っている)
P「もちろんだよ。俺もさっきは言いすぎた、すまなかったな」
雪歩「……そ、それじゃあ……」
P(だが……)
どうせスケベでチンコを咥え込んで話さないとか言うんだろ!
あのエロ同人誌みたいに!
あのエロ同人誌みたいに!
雪歩「……えへへ……♪」チョコン
P「ん、さっきくらい密着しなくてもいいのか?」
雪歩「いいんです。またプロデューサーに暑い思いをさせるわけには、いきませんから」
雪歩「こうやって隣に座っていられるだけで、私は幸せですぅ」
P「……雪歩はいい子だな」
雪歩「えへへ……あ、でも、一回だけ……あの、その」
P「なんだ?」
雪歩「ええっと……ぎゅっ、ってしてもらえたらな、って……」
P「……」
雪歩「……あの……」
P「……」ナデナデ
雪歩「……あ……」
P「……すまないな」ポンポン
雪歩「えへへ……、そうです、よね。大丈夫です、私。だから……謝らないでください」
雪歩「プロデューサーの近くにいると、とっても良い匂いがしますね……」
P「そうか?」
雪歩「はい。落ち着くし、なんだか自分の部屋にいるみたいですぅ」
P「……」
カタカタ…
雪歩「……私が隣にいて、お仕事、邪魔にならないですか?」
P「大丈夫だよ、雪歩は何も気にしなくていい」
雪歩「よかったぁ……えへへ、じゃあ、もうちょっとだけ……こうして……」ススッ
P「眠いのか?」
雪歩「……はい、眠いんです。だから、こうして、頭をプロデューサーの肩に乗っけちゃうのも……仕方ないんですぅ」
P「そうか……それなら、仕方ないな」
雪歩「そうです、仕方ありません……」
雪歩「……すぅ、すぅ……」
P(本当に寝てしまった)
P「……」
カタカタ…
P「……熱いな」
P(雪歩が、俺になつくようになって、数ヶ月が経った)
P(彼女がメンタル面で弱いところがあるのは、自己紹介のときからわかっていたことだ)
P(だから俺は、雪歩が気兼ねなくアイドル活動を行えるように、出来るだけ彼女のことをフォローしてきた)
P(その結果が、これだ)
雪歩「……ぷろりゅーさー……むにゃむにゃ」
P「……」
P(プロデューサーとアイドルとの間に信頼関係が成り立つのは必要なことだし、大切なことだが……)
P(正直、俺は……困惑している)
ガチャ
律子「ただいま戻りましたー、おつかれさまでーっす!」
P「……り、律子! しー、しー……!」
律子「あら、お疲れ様です、プロデューサー……と、やっぱり雪歩もいましたね」
P「ああ……寝てるから、静かにしてやってくれよ」
雪歩「……すぅ、すぅ……」
律子「はいはい。プロデューサー殿は、いつでも雪歩にトクベツ優しいですからね~」ニヤニヤ
P「……律子が思っているようなことは、何もないよ」
律子「ホントにそうかしら~? ……なーんて、冗談ですよ」
P「……」
P(他意はない、他意はないが……)
P(律子にそういう勘違いされるのは、なんとなく……避けたい)
P(……何度も言うように、他意はない、んだけど……)
>>37
どう考えても懐いてない件
どう考えても懐いてない件
>>39
考えようによっては萩原組がバックに付くんだぜ?
考えようによっては萩原組がバックに付くんだぜ?
律子「ま、雪歩がどう思ってるかっていうのは、一目瞭然ですけどね」
P「……どうって?」
律子「そりゃ、プロデューサーのことをす……って! い、言わせないでよ、恥ずかしい」
P「……それだって、ありえないよ」
律子「え?」
P「雪歩は……俺が、何も怖いことをしないってことがわかってるから、なついてるだけだ」
律子「あなたそれ……本気で?」
P「……ああ。そういう男性は、雪歩にとって珍しい存在だったんだろう。だから、こうなってるのさ」
雪歩「……」
律子「……はぁ」
P「な、なんでため息をつくんだ?」
律子「あ、いえ……鈍感だ鈍感だ、って思ってたけど、まさかここまで……」ブツブツ
P(ブツブツ言ってて何を言ってるのかわからないが、なんだかいつもの律子じゃない……怒ってるのか?)
律子「おっほん! まあ、なんでもいいですけれど……それ、雪歩の前で言わないでくださいね?」
P「そ、それくらいさすがに、わかってるさ」
律子「ホントーにわかってるのか怪しいもんね……今は雪歩が寝てて、ラッキーでしたよ、本当に」
雪歩「……」
好感度マックスの雪歩ってどうしてもヤンデレになってしまうイメージが付きまとう
律子「……本当に、幸せそうな顔してるわ」
P「そうなのか? 肩に乗っかってるから、俺の位置からじゃよく顔が見えないけど」
律子「ええ……」
雪歩「……」
律子「……アイドルとプロデューサーは、恋愛関係になっちゃいけないんですか?」
P「……当たり前だろう」
雪歩「……!」
P「マスコミのネタになるようなこと、わざわざプロデューサーがするなんて……普通に考えたら、そうだろう」
律子「……そ、それなら……」
P「ん、それなら?」
律子「……いえ、なんでもないです!」
P「律子? どうした、なんか顔が……」
律子「あーもう、なんでもないですって!」
P「そうは言ってもな……風邪でも引いてたら大変だぞ」
律子「そんなんじゃないですってば……えっと、こ、これ、今度の慰安旅行候補のパンフですから、目を通しておいてくださいね!」
ドサッ
P「うわ、こんなに……はりきってるな、音無さん」
律子「この夏こそ~! って燃えてましたよ。んと……それじゃあ私は、竜宮小町を迎えに行くんで、これで……」
P「ああ、行ってらっしゃい」
律子「い、行ってきます……」
ガチャ…バタン
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