元スレP「かまいたちっぽい夜」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
351 = 324 :
ノリノリじゃないですかー
352 = 175 :
響のパンティーストッキングの匂い嗅ぎたい
353 :
読んでないけど犯人はミキモト
354 = 341 :
しかしこのPノリノリである
355 = 33 :
小鳥さんの腕を振り払ってドアを開けると雪が飛んできた。
どさりと重たく屋根から雪のかたまりが落ちる。
P「うわっ、冷た! 寒っ! 無理無理、こんなの無理。死んじゃうよ」
素になってしまった。
小鳥「私、信じてるから!」
P「え? ちょい……ちょ! あぶな……!」
力強く押し出されて積もった雪に足を突っ込んでしまった。
P「つべてえええええええええ!!」
裸足なのでダメージ判定は2倍である。
ドアが開いたままなので、ノンビリとしたチャイムがカウンターにいつまでも響いていた。
356 = 38 :
ピヨピヨ
357 = 33 :
30秒ほど小鳥さんに冬景色を堪能してもらってから、着替えに戻った。
裸足で歩くと足の裏がこそばゆい。
フローリングと絨毯の違いは鮮明で、癖になりそうだ。
P「中々いいですよ、裸足」
振り返ると真っ青な顔で震えていた。
ちょっと長すぎたかもしれない。
靴下だけの着替えなのですぐに終わった。
やっぱり気になったのでカーテンを閉めにいくと、裏手の斜面は予想以上に傾斜している。
建物との間に雪がぎっしりと詰まって腕を伸ばせば触れそうだった。
暖房を弱めにして、部屋を出る。
さっきはやっぱりやりすぎた。
謝りに行くとしよう。
P「小鳥さん、さっきはすいませんでした」
半裸の小鳥さんに深々と頭を下げた。
360 = 33 :
小鳥「わざとですよね? そうですよね?」
P「いえ……、滅相もございません」
ひたすらに頭を下げながら、脳内では黒いちょうちょがヒラヒラと飛んでいた。
落ち着きを取り戻すと小鳥さんはベッドに腰掛けて足を組んだ。
膨れた顔と艶めかしい太ももがアンバランスで反応に困る。
やり場に困った視線を天井にぶつけていると、ドサリと音がした。
P「……?」
小鳥「……なんの音です?」
P「さぁ……雪が落ちたんじゃないですかね?」
音の出所がはっきりとしないので断言はしなかったが、そんなところだろう。
小鳥「あーあ、なんだか今日は疲れちゃいました」
無防備にベッドに倒れこむと見えそうです。わざとなんでしょうか。
このまま部屋を出るのも不自然なので適当に相槌を打って俺もベッドに腰掛けた。
361 = 38 :
ピヨーッ
362 = 205 :
ピヨーッ
363 = 309 :
ピヨーッ
364 = 33 :
P「小鳥さんはどのへんで遊んでたんですか?」
小鳥「私はずっと初級者コースでやよいちゃん達の相手を……」
P「ご、ご苦労様です」
全開で遊び惚けていたので耳が痛い。
小鳥「温泉があったらいいのに……」
温泉。非常に魅力的な単語だ。
雪に囲まれて熱い湯船に浸かり日本酒を一献。
見上げれば大きな満月だ。
贅沢を言えば隣に日本風な美女がいれば最高だったりする。
小鳥「やだやだ。年寄り臭いって思いましたよね?」
P「いいえ、全然。俺も温泉大好きですよ」
隣にいる女性を小鳥さんにしてみた。
なぜか上手く想像ができなくて、首をかしげながら小鳥さんの乱れた髪を見た。
365 = 341 :
ほ
366 = 33 :
小鳥「な、なんですか?」
カチューシャを直しながら小鳥さんが起き上がった。
口元のホクロに吸いつけられるように目が行く。
小鳥「あの……?」
小鳥さんがなにごとか囁くたびに唇とホクロが動いて目が離せなくなった。
P「…………」
ドキドキした。
腕が勝手に動いて小鳥さんの髪をすくい上げる。
小鳥「…………」
指の間を整えられた毛先が流れた。
小鳥さんが目をつぶって、俺はそれに磁石みたいに引き寄せられて
やよい「ごはんですよー!」
ゴムみたいに弾かれた。
367 = 69 :
やよいはかわいいなあ
368 = 271 :
いいねぇ!
369 = 33 :
気まずいわけじゃないのに、二人黙って廊下を歩く。
俺は天井を、小鳥さんは床下を見つめながら赤い顔をしていた。
体はとっくに熱くなっていた。
食堂に入ると自然同じテーブルに座る。
照れくさくて笑うと小鳥さんも恥じらいながら微笑んだ。
なんだろうこの気持ちは。
浮かれあがった自分は、制御が難しくて危なっかしいけど、そんなに嫌いじゃなかった。
あずさ「あら? 私もお邪魔してもいいですか?」
P・小鳥「「どうぞどうぞ」」
手のひらを上に向けて芸人っぽく歓迎。
名残惜しいけどいつもの俺たちに戻ろう。
370 = 33 :
ゴハンですよ!
371 = 182 :
まだ早いぜ!
372 = 309 :
ゃょぃ ヵゎぃぃ
373 = 271 :
このままで終わりなんてないよな?
375 = 271 :
ほよお
376 = 199 :
ほ
377 = 295 :
ぴよ子かわいいよぴよ子
380 :
ピンクルートか?
381 = 341 :
保守は紳士の勤め
382 = 271 :
ほ
383 = 309 :
ぴよ
385 = 341 :
ほ
387 = 33 :
あずささんお手製のローストビーフを食べているとふと疑問に思った。
P「小鳥さんって食事当番に入ってませんよね」
小鳥「ギクッ」
至極わかり易いリアクションだ。
P「もしかして……」
小鳥「いえ、そういうわけじゃないんですただ私が大人気なく出しゃばるよりも
他の子に任せたほうがいいかなってだってそれって自立してるってことだし
だから私が料理できないとかそんなことは全然なくて大人の余裕で温かく
見守りたいってそういう親心みたいなものがあったんです本当です」
P「お、おう」
息継ぎなし、活舌よし、余裕なし。
小鳥さんって料理できたと思ったんだけどな。
なにか深い理由があるのかもしれない。
深すぎて泥沼になるのは嫌だから詮索はしなかった。
茹でた海老がプリプリしておいしかった。
小鳥さんはまだ喋り続けていた。
388 = 213 :
やっぱわかるやつには分かるんだよな
小鳥さんの良さっていうのは
389 = 33 :
一方あずささんと言えば、
あずさ「プロデューサーさんも飲まれますか?」
なみなみと注がれたワイングラスを片手に危険な笑みを浮かべていた。
赤く輝く液状の宝石は秋の祝福を受けて、見ているだけで喉が鳴った。
だがあれは罠なのだ。
前世の記憶がよみがえる。
俺が目を話したばかりにこの二人はしこたま飲み続けたのだ。
その結果どうなったかは思い出したくもない。
P「……あんまり飲みすぎないでくださいよ?」
あずさ「大丈夫ですよ、弁えてますから~」
嘘くせえ。目を細くしてあずささんを見ていると
ドン! ブハー!
小鳥さんがワイングラスをテーブルに置いて荒く息をついた。
ど、どうしよう……。俺は怯えた。
391 = 33 :
お酒が入ると人が変わると言うのは珍しい話ではない。
ただ巻き込まれた立場から言わせてもらうと、珍しくないからいいという訳では無論ない。
一杯飲むたびに二人の目がドンドンと座って行く。
P「は、はい! はいここまで! これ以上はプロデューサー権限でなし!」
ストップをかけてみた。
あずさ「まだ全然足りないですよ~」
小鳥「そーだそーだ!」
P「く……こ、こいつら……」
手に負えない。
この二人が手を組んだらウチに勝てる人はいないのだ。
波が引くように人気がなくなる。
二次遭難に合わないように逃げたのだ。実に賢明である。
だけどちょっと薄情すぎるんじゃないかなーって、やよいのモノマネをしながら思った。
392 = 213 :
ピヨちゃん…我慢すればゴールインも夢ではなかったのに…
393 = 33 :
P「ん? 待てよ……」
俺はコロンブス的な閃きを得た。
変に止めるからいけないのであって、むしろガンガン飲ませて潰してしまえば少なくとも俺は被害を免れるのではないか?
あずささんはニコニコとワインを飲み続けている。
小鳥さんはケラケラと笑っていた。
ダメだ。二人ともザルだろこれ。
頭を抱えてしまった。
こうなったら……
A P「酔っ払いは嫌いです」
B 最後まで付き合う
C トイレと言って逃げ出す
>>+5
394 = 341 :
よったあずささん
イイネ!
398 = 292 :
c
399 = 213 :
A
400 = 33 :
ちょっとコンビに行ってきます
みんなの評価 : ★
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