元スレ美希「もうダメなの」 修造P「諦めんなよ!!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 = 189 :
これ美希落ちただろって思ったけど修造には妻子いたな
202 = 4 :
P「……心配はいらない」
P「美希が前回のようなことにならないために、
みんながさらに上にいくためにやることなんだ」
P「無理はさせない」
P「けど、今の限界は超えてもらう」
千早(この人、さらっと凄いことを言ってるわ……)
響(今までで一番気合入ってるぞ……)
P「基本的に俺と美希のマンツーマンが中心だが、
二人にこの話をしたのは他でもない」
P「ちょっと頼みたいことがあってね」
響・千早『?』
203 = 4 :
――合宿所――
P「さぁ、合宿だ」
美希「ここ良い所だね~風が気持ちいいの」
P「初めに言っておくが、今回の練習はキツいぞ?」
美希「う……気分ダイナシなの」
――MTG――
P「スタミナには、大きく分けて二つある」
P「無酸素系のスタミナと、有酸素系のスタミナだ」
美希「?」
P「これまでは有酸素系を主に鍛えてきた」
P「マラソンのように、長い時間身体を動かす時に使う力だ」
美希「へー」
P「この合宿では、無酸素系のスタミナを重点的に強化する」
美希「なにそれ?」
204 = 4 :
P「瞬発力を使う運動を繰り返し実行するために必要な……」
美希「あふぅ」
P「寝るな!」
美希「だって、プロデューサーの説明、難しい言葉がいっぱい並んでて、
ミキにはよくわかんないの……」
P「……わかった」
P「じゃあ実戦あるのみだ」
――テニス――
P「まずはテニスからだ」キリッ
美希「テニスなら体育の授業でやったことあるの」
美希「ミキ的にはけっこう楽しかったって思うな」
P「もちろん手加減はするが……6ゲーム3セットだ」
美希「? ちょっと昔のゲーム機が3台もらえるってこと?」
P「……じきにわかるよ」
205 = 190 :
果たして手加減するのか
207 = 4 :
・3セット目
P「打ったあとは真ん中だ!気が抜けてきてるんじゃないか!?」パコッ
美希「」ゼェッ、ゼェッ……
美希「えいやっ、なの……」ポン!
P「そんな球でセンターが張れるか!」パァン!
美希「あぁぁぁぁ!」スッパーン!
P「よっしナイスショット!」
美希「はぁっ、はぁっ……」
P「お疲れさま」
美希「」バタッ
美希「これ、色々とやばいの……」
P「足が動かないだろ?」
P「サッカーとかもそうなんだけどな」
P「ダッシュを何回もやるスポーツは、
息が持ってても足が動かなくなることがよくあるんだ」
208 = 4 :
美希「よ、よーく、わかったの……」
P「さっき言った無酸素系のスタミナっていうのは、
こういうときにバテにくくするための力だ」
美希「……へー」
P「とは言っても、スタミナは一朝一夕に身につくもんじゃない」
P「だから、この合宿では、とにかく自分の限界を知ってもらう」
P「めいっぱい動かすと身体がこうなるんだ、
っていうのを知るだけでだいぶ変わるからな」
美希(始めからこれとか……プロデューサー怖すぎるの)
――100Mインターバル走――
P「次の100Mに備えて手を抜くんじゃないぞ!」
美希「はいなの!」
美希(100M走はやったことあるけど、こんなに何本も……)
美希(2本目からメチャクチャきついの……)
209 = 4 :
――砂浜ランニング――
P「あと2往復で終わりだ!頑張れ」ハッハッ
美希(何これ、足がチョー重いの!!)ハァッ、ハァァッ!
美希(砂浜を走るって聞いて、これはちょっと楽しそーだね
って言ってた30分前のミキは一体何だったの……)
――浴場――
美希(や、やっと解放されたの……)
美希「あ、いい湯加減ってカンジ!」チャポン
美希「あああ気持ちいいの~」プカプカ
――食堂――
美希「プロデューサー、ここのご飯すっごく美味しいの!」
P「だろ?栄養バランスもしっかり調整されてるから遠慮無く食べていいぞ」
美希「疲れてるからいっそう美味しさが引き立つの」
美希「幸せ……」モグモグ
210 = 189 :
おっぱいばるんばるんしてるんだろうなぁ……
211 = 4 :
・食後
美希「明日もあるんだし、もうお布団敷いて寝ちゃってもいいよね?」
P「それなんだがな」
P「寝るのはここで、だ」
美希「え?何これ!?」
P「高酸素カプセルだ。凄く疲れが取れるぞ」
美希「なんか映画に出てきそうだねー」
P「この中で1時間睡眠を取ると、
普通に寝た時の4時間分の睡眠効果があるって言われてるくらいだ」
美希「!」
美希「それは……サイコーなの……!」
美希「じゃー早速、おやすみなさいなの、あふぅ」
P「おい、ってもう寝てる……」
P(まあ、疲れてるよな……)
P(おやすみ、美希)
212 = 4 :
――3日後――
P「さあ、いよいよ最終日だ」
美希「今日は何するの?」
P「この山の道路をずっとランニングで登ってもらう」
美希「ここに来る前、プロデューサーとやってたアレみたいなカンジ?」
P「ああ、だいたいそれで合ってるよ」
P「ただ、今回のパートナーは俺じゃない」
P「同じユニットのメンバーだ」
美希「!」
ガチャ
響「はいさーい!」
千早「おはようございます」
美希「千早さん、響! 来てくれたの!?」
213 = 4 :
響「美希ひとり放ってはおけないさー」
千早「1人では辛いことでも、3人なら頑張れるはずよ」
美希「まさに The World is All One! だね!」
P「適当にストレッチしたら始めてくれ」
P「中腹に赤い自販機がある。そこがゴールだ」
P「長い道のりになるが、3人でペースを合わせあって完走するんだぞ」
響「オッケー!」
千早「全力を尽くします」
美希「はいなの」
――2時間後――
響「」ハッハッ
千早「」フッフッ
美希「」ハァッ、ハ、ハァッ
響(美希、顎が上がってるぞ……)
千早(ストライドも乱れて来てるわね)
214 :
地獄の特訓だな
215 = 4 :
響「プロデューサーが言ってた自動販売機じゃないかな!?」
千早「美希、あと少しよ!」フッフッ
美希「はい、なの……」ハァッ、ハァーッ
響「」ハッハッ
千早「」フッフッ
美希「」ハァーッ、ハ、フーッ
響「」ハッハッ
千早「」フッフッ
美希「」ハッ、ゼェッ、ハー
千早「……ふう」
美希「や、やっと着いたの……」
響「さすがに自分でも、この距離はちょっと長かったさー」
216 = 4 :
千早「美希、よく頑張ったわね。お疲れさま」
美希「ありがとうなの、千早さん……」
美希「とりあえず、ノド乾いて死にそうなの」
千早「水分補給しないといけないわね」
響「なるほど、プロデューサーはこれを見越して自販機を目的地にしたんだなー」
響「……あれ、この自販機、壊れてるぞ」
千早「本当ね。電源が入ってないわ」
美希「そ、そんなのってないの……」ジワッ
ハム蔵「ぎゅっ」
響「お、どうしたハム蔵?」
美希(えっ、ハム蔵どこにいたの!?)
千早(気付かなかったわ……)
公「ぎゅぎゅ!」
響「えっ、あっちに滝があるって?」
千早「そういえば、どこからかせせらぎの音が聞こえる気がするわ」
217 = 4 :
公「ぎゅ!」
響「行ってみようか?」
千早「美希、大丈夫そう?」
美希「水を飲むまで倒れるわけにはいかないの……」
ザッ、ザッ、ザッ……
響「ほ、本当に滝があったぞ」
千早「高さはあるけど、細いわね。これは自力じゃ気付けないわ」
美希「へへー。ハム蔵、お手柄なの!」
公「ぎゅーー!」
美希「アーー水がおいしいのー」
響「生き返るぞー!」
千早「都会では絶対に飲めない味ね」
218 = 4 :
千早「……さて、一息ついたら、戻りましょうか」
響「わかったぞ!」
美希「はいなの千早さん!」
――20分後――
響「……で、」
響「なんで自分たち、道に迷ってるんだ?」
千早「おかしいわね、確かに来た道を戻ってたはずなのに」
美希「たぶん初めのほうの分かれ道で間違えたの」
響「美希!気づいてるなら何で言わなかったんだ!?」
美希「……ミキだってそのときは全然自信なかったの」
千早「響、美希に当っても仕方ないわ」
響「うう……ごめん」
千早「その分かれ道がどこかももう、わからないわね」
美希「……そうだね」
219 = 4 :
千早「とりあえず、道路に出ないと」
千早「……その目処が立つまでは、とにかく上へ行きましょう」
響「わかったぞ」
ザッ、ザッ、ザッ……
響「うう、けもの道ばっかりだぞ……」
千早「さすがに長いわね」
美希「どんどん奥へ行っている気がするの」
ザッ、ザッ、ザッ……
千早「」
響「」
美希「」ハァッ、ハァッ
千早「美希、大丈夫?」
響「山道を歩くのは大変さー」
220 :
やっと追い付いた
支援
221 = 4 :
千早「少し休憩しましょうか……」
美希「それはイヤなの!」
響「!?」
千早「でも、あなたの体力が心配だわ」
美希「ミキ、二人の足手まといになるのは、や!」
響「何言ってるんだ、美希? 休むときには休まないとダメさ」
美希「でも、日が陰ってきたし、早く戻れそうな道を見つけないとマズイの」
千早「だからこそよ。焦って体力を消耗したら余計に事態が悪くなるわ」
美希「でも千早さんと響はまだ大丈夫そうなの……」
美希「ミキのせいで、ミキのせいで、また二人にメーワクが……」ジワッ
千早「……」
響「……」
222 = 4 :
美希「これ、ソーナンってやつなのかな」
響「え、縁起でもないこと言わないでよ!」
美希「もし、ミキが先に力尽きたら、そのときは……」
千早「馬 鹿 な こ と 言 わ な い で !!」
美希「」ビクッ
千早「みんなで一緒に帰るの!諦めるなんて私が絶対に許さないわ」
千早「この3人はユニットの仲間。誰が欠けてもダメなの」
千早「あと、これは個人的な話だけど……」
千早「美希、あなたは私にとって妹のような存在なの」
千早「周りに対して壁を作ってた昔の私を、千早さん、千早さんって慕ってくれて」
千早「あのとき、あなたの好意にどれだけ答えられてたかはわからないけど」
千早「その無垢な視線が、素直に嬉しかった」
千早「私が“約束”を歌いきった時も、真っ先に駆けつけてくれて」
千早「どれだけ美希に救われてきたことか……」
224 = 4 :
千早「だから私はあなたを絶対に見捨てたりしないわ」
千早「もし何かあっても、そのときは一緒よ?」
美希「ち、千早さん……」ポロポロ
響「み゛きぃーーー」ダキッ
美希「きゃっ、響!?」
響「み゛きはぁ、事務所に入って二番目にできた友達さぁ゛~」シクシク
響「もぢろん皆のこと好きだげどぉ、美希は特別さぁ゛~」ゴシゴシ
響「だから、自分を置いてけなんて、えぅっ、言わないでよぉ~」
美希「響……」
美希「……ごめんなさいなの、ミキ、色々間違ってたの」
美希「ぜーったい、この3人で、ライブに出るの!」
千早「ええ」
響「うん!」
225 = 4 :
P「おぉーーーーい!」
『!?』
P「やっと見つけたあああ!」ザッザッザッ……
P「ふう、さすがにタフだったな」
美希「プロデューサー!」
響(か、完璧すぎるほどの登山装備だぞ……)
千早「プロデューサー、なぜここが?」
P「ああ、皆のジャージにGPS発信機付けといたからな」
P「コースから外れてたから、どこか迷い込んでるんじゃないかと思って」
美希「た、助かったのー」
P「ここは割と道路に近づいててな。車で先回りして逆側から来たんだ」
P「すぐ帰れるぞ」
美希「やったやったやったぁ!」
響「よ、良かったぞぉ」ウルウル
千早(ふぅ、本当に何よりのことだわ。良かった……)
226 = 4 :
・車中
ヴーーー
P「あと20分くらいで着くからなー」
響「……」
美希「……」
千早「……」
P(あれっ、返事がないな)チラッ
P(はは、3人で寄りかかり合って寝てる)
美希「えへへ……響ぃ、千早さぁん……」zzz
響「うー……」zzz
千早「ふふっ……」zzz
P(何かあったのかな)
P(仲がよさそうで、俺は何よりだよ)
P(……おつかれ、美希)
P(今のお前なら、きっと何が来ても大丈夫だ……)
227 = 4 :
――ライブ当日――
P「さて、いよいよこの日が来た」
響「」
千早「」
美希「……」
P「もう俺にできることは何もない」
P「あとはステージ上のみんなを信じるだけだ」
P「大丈夫、あれだけやったんだ。絶対にうまくいく」
P「……響、」
響「はい!」
P「響は全国のダンス部の高校生たちの憧れだ」
P「胸を張って、その完璧なパフォーマンスを見てもらえ」
響「もちろんだぞ!」
P「千早、」
千早「はい」
P「思う存分、飛ぶんだ……」
229 = 4 :
千早「全てを、出し切ります」
P「……美希」
美希「はいなの!」
P「センターに必要なものは?」
美希「自信、だよね」
美希「ミキね、前に倒れてから、実はステージに立つのがちょっと怖くなってたんだ」
美希「でも、今は……」
美希「千早さんと、響がとなりにいて、プロデューサーが後ろにいるって思ったら」
美希「ぜーったい、大丈夫って思うな!」ニッ
P「」
P(良い表情だ……何かを掴んだか)
P(……俺の心配なんてどこ吹く風だな)
P「やっぱり、センターはそうでないとな!」
P「よしみんな、行ってこい!」
230 = 4 :
響「3」 千早「2」 美希「イチ!」
『 トップアイドルー! 』
P(頼んだぞ……)
◇◆ 1.READY!! ◇◆ 響・美希・千早
『ALREADY!! WE'RE ALL LADY!! 始めたい』
『行けばなれる もっと』
『全体 みんな ONLY1』
\フゥゥゥゥゥゥゥウ!!/
♪パパラッ パッ パラッ パラッ パパパパ
\オォォォォォォ!!/
231 = 4 :
◇◆ 2.乙女よ大志を抱け! ◇◆ 天海春香(シークレット・ゲスト)
春香「みんなー、応援に来たよーーー!!」
\ワァァァァァァァァァ!!/
響「えぇえっ!?」
美希「き、聞いてないの!」
千早「とりあえず、ステージ脇に行きましょう」
\ゴーゴーガール!/
春香「乙女よ大志を抱け!」 \フフゥ!/
響「ほ、本当に誰も聞いてなかったのか?」
千早「たぶん、私たちには伝えてなかったのね……びっくりしたわ」
美希(春香……)
232 = 4 :
\レベルアーーップ!!/
春香「みんな一緒にーー!!」グイッ
美希「きゃっ」タタタッ
春香「乙女よ大志を抱け!」\フフゥ!/
春香「授業中Zzz…っと夢見ちゃえ!」
美希「乙女よ大志を抱け!!」\フフゥ!/
美希「遊びも学びなんだよ」
響「立ち上がれ」
『女諸君』 \ハァイ!/
千早「言えない言葉がずっとあったの……」
春香「みんなに私 いつもありがとう……」\ワァァァァァァァァァ/
美希(春香……)
美希(ありがとう、なの……)
233 = 4 :
◇◆3.太陽のジェラシー ◇◆ 我那覇響
響「いまダーイビーン!」
響「春香ぁ、ありがとぉ!!」
\ワァァァァァァァァァ!!/
響(そうか……それでこの曲だったんだな……)
4.ふるふるフューチャー 美希
5.目が逢う瞬間 千早
6.MEGARE! 響・美希・千早
~トークパート~
春香「応援に……来ちゃいました」テヘペロ \ワァァァァァァァァァ!/
美希「ミキたち本当に何も聞かされてなかったんだよー」
千早「春香、ありがとう」
響「自分、春香の後に太陽のジェラシー歌ったの、なんだかすっごく楽しかったぞ!」
234 = 4 :
春香「響ちゃん本当に上手かったよね!私よりモノにしてるんじゃないかってくらい……」
美希「……」
千早「……」
春香「ちょっと何でそこで二人とも黙るのー!」 \アハハハハ/
美希「あっ、次の曲の準備ができたみたいなの!」
響「それじゃあ、中盤戦だな」
春香「ええっ、これで私の出番終わり!?」
美希「ステージで進行表は絶対なの」ミキッ
春香「じ、じゃあ、皆この後も頑張ってねー」スタスタ……
『はーい!』
美希「さーて、春香に元気をもらった所で、次の曲、いっくのー!!
\ワァァァァァァァァァ!!/
7.CHANGE!!!! 響・美希・千早
8.オーバーマスター 響・美希
9.約束 千早
10.Little Match Girl 響・美希・千早
235 = 4 :
◆◇ 11.Relations ◆◇ 千早・美希
千早「壊れる くらいに……」
美希「愛して」
千早「Wo……wo……」
\フォォォォォオォ!!/ \ミキミキー!/ \チーチャーン!/
P(よし、ここまでファンのボルテージは最高潮だ!)
P(次だ、次が鬼門……そして、正念場だ……)
236 = 165 :
限界だ…
支援
237 = 4 :
美希「……ねえ消えてしまっても探してくれますか?」
\ワァァァァァァァァァァァ!/
◆◇ 12.マリオネットの心 ◆◇ 響・美希・千早
\ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!……/
美希「切れそうになった糸は もう戻らないよ」
美希「だけど勇気なくて認めないの すでに醒めてしまったこと」
\ワァァァァァァァァァ/
P(美希……凄い!ここまで非の打ち所がない!)
美希(すごいの……全然疲れないの……)
美希(プロデューサーのおかげかな? あはっ☆)
美希「ねえまだ私のこと見つめてくれますか?」
美希「何もできない それが……」 \マリオ・ネッ・ト!/
238 = 4 :
美希「貴方に気持ち届かない Ahもどかしい」
美希「ほらね 涙 ひと粒も出ない」
美希「心が壊れそうだよ」
ジャラジャジャージャジャン!♪
\ワァァァァァァァァァァァァァァァァァッァァァ!!!!!/
美希(や……やったの……!!)
響(美希……すごいぞ……凄すぎるぞ!!)
千早(まるで別人だわ……これまで美希の良い時をたくさん見てきたけど、そのどれとも違う……)
P「……」ゾクッ
P(俺は、とんでもないものを生み出してしまったのかもしれない……)
P「最高だよ、美希」ニカッ
13.The World is All One!
(アンコール)
14.GO MY WAY!
15.THE IDOLM@STER
♪オンナナラ タエラレマス ツヨッイッカッラー \ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!/
\ワァァァァァァァァァァァァァァ!!!!/
239 = 4 :
後日
【完全復活 星井美希】日刊エンタメ 文:善澤
これが本当にたった3人のライブだろうか――先日行われたアイドルグループ「SUMMIT」のライブは、そう驚かされるほどの熱気に包まれていた。
我那覇響・星井美希・如月千早……奇跡の少女3人組が見せる圧倒的なパフォーマンスに、その場にいた全ての観客が我を忘れ、サイリウムを一心不乱に振っていたのだ。
何よりも驚かされたのは、星井美希の完全復活だ。ライブ前にあった大小の騒動から、活動休止説まで囁かれていた星井であったが、そんなのどこ吹く風と言わんばかりに、彼女はセンターでひときわ輝きを放っていた。
あの場所にいたファンたちは、死ぬまで忘れることはないだろう。彼女の「マリオネットの心」を。
たった一曲だけで、彼女は、その場にいた観衆を、永遠のファンにしてしまった。
身にまとうは、王者の威厳。「SUMMIT」は、これからも随分と、私たちを楽しませてくれるだろう。
240 :
寝ないと・・・
だが支援
241 = 4 :
――半年後――
司会「それでは、発表します。本年度のIA大賞受賞者は……」
司会「――エントリーNO.1、SUMMIT!!」
「――や、」
響「やったぞぉぉぉーー!!」
美希「やったやったやったー!!」
千早「やったわ!」
司会「な、ななななナント! 如月千早さんと星井美希さんは、
この賞始まって以来の、2年連続受賞! 連覇を達成しました!」
司会「新たな伝説の幕開けです!」
司会「どうですか? 受賞された気分は」
響「へへー自分は初めてだけど、この場所に立てて本当に嬉しいぞ!」
千早「私は、今年、もう一度この場所に立つために、これまでやってきました」
千早「支えて下さったファンの皆さんに、心から感謝したいです」
美希「ミキはねー……うーんと……」
242 = 4 :
美希「あれ、何言おうとしたんだっけ……まあいいや」
ザワ……ザワ……
美希「とりあえず、来年もまた来るから、みんなよろしくね~ あはっ☆」
司会「おおっと、ここで意外や意外のビッグマウスが飛び出しました!」
冬馬「……けっ、上等じゃねーか」
のぞみ「な、何よアイツ!」
涼(凄いな……美希さん。来年は、僕たちも……)
伊織「あんの、バカッ!」
春香「まぁまぁ、そう言わずに♪ ……あれが美希だよ」
伊織「……そんなの、知ってるわよ……フンッ」
243 = 158 :
あの…赤羽根Pは…
244 = 4 :
――発表式 終了後――
響「IA大賞もらった瞬間、凄いフラッシュたかれてたな。夢のようさ……」
千早「早々に余韻から冷めたけどね。誰かさんのせいで」
美希「んーおにぎり美味しいのー」
響「こら美希!おにぎり会場から持ってきちゃダメだぞ!」
美希「もー響はカタいのー。あんなにいっぱいあったんだから、ちょっとくらい持って行っても、バレないって思うな」
千早(溜息)
千早「……まあ、これが一番、私たちらしいのかもね」
千早「じゃあ、そろそろ行きましょうか」
千早「私たちが真っ先に、この受賞を報告するべき、あの人の所へ……」
響「そうだな!」
美希「モチロンなの!」
245 = 189 :
>>243
誰だよそれ
246 = 4 :
みんなーミキだよー!
ライブが終わってから、色々あったんだけど……
いちばんおっきな出来事は、プロデューサーが倒れて入院しちゃったことかな?
なんか、フセーミャクとかいう病名で、けっこうヤバいカンジだったみたい。
でも、ミキたちが病院に行ったら……
美希「プ、プロデューサー!」
看護師「静かにしてください!」
美希「あ、ごめんなさいなの……」
P「おっ、美希じゃないか、おはよう!」
美希(あれっ、意外と大丈夫そうなの……)
響「プロデューサー、その、体の具合は……?」
P「ああ、この通りピンピンしてるぞ!」
P「いやーしかしこの寝たきりってやつは身体がなまって仕方ないな!」
247 = 189 :
ベッドの上でも出来る運動を!!!!1
248 = 4 :
P「せめて上半身だけでも動かさないとな!」ハッハッ
看護師「ちょっと松岡さん、ダンベルなんてどこから持ち込んだんですか!」
看護師「没収です!没収!」
P「えぇえっ!?」Σガーン
響「プロデューサー、ひょっとしてバカなのか?」
P(ひ、響にバカって言われた……)Σガガーン
千早「……ふぅ、色々と杞憂だったようね」
美希「……実にプロデューサーらしいの、あはっ☆」
この時は、なーんだ全然ヘーキじゃん、って思ってたんだけど……
ホントはなかなか大変らしくて、未だに入院中なの。
でも、事務所のみんなで代わる代わるお見舞いに行ってるし、
ミキは毎日通ってるから、たぶん大丈夫なの!
それじゃあ、そろそろ例の報告に行くのー!
249 :
しえん
250 = 4 :
P「……そうか、おめでとう、みんな」
美希「」
響「」
千早「」
P「……良かったよ。皆を最後まで見届けることができて」
美希「な、なんでそんな言い方するの?」
響「そうだぞ!自分たち、まだプロデューサーに教わってないことたくさんあるぞ!」
P「いや、始めに話しただろ? 俺の契約は1年」
P「それ以上にも、それ以下にもならない」
P「だいたい、この身体じゃあ、もう以前みたいにはできないよ……」
美希「」
響「」
千早「……これからどうなさるおつもりで?」
P「とりあえず身体を治して、少しずつ仕事を始めていくつもりだ」
みんなの評価 : ★★
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