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    元スレ美希「もうダメなの」  修造P「諦めんなよ!!!」

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    201 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:52:24.29 ID:8/v7W08t0 (+29,+29,-10)
    これ美希落ちただろって思ったけど修造には妻子いたな
    202 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:54:23.09 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-116)
    「……心配はいらない」

    「美希が前回のようなことにならないために、

      みんながさらに上にいくためにやることなんだ」

    「無理はさせない」

    「けど、今の限界は超えてもらう」

    千早(この人、さらっと凄いことを言ってるわ……)

    (今までで一番気合入ってるぞ……)

    「基本的に俺と美希のマンツーマンが中心だが、

      二人にこの話をしたのは他でもない」

    「ちょっと頼みたいことがあってね」

    千早『?』
    203 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:55:07.06 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-120)
    ――合宿所――


    「さぁ、合宿だ」

    美希「ここ良い所だね~風が気持ちいいの」

    「初めに言っておくが、今回の練習はキツいぞ?」

    美希「う……気分ダイナシなの」


    ――MTG――

    「スタミナには、大きく分けて二つある」

    「無酸素系のスタミナと、有酸素系のスタミナだ」

    美希「?」

    「これまでは有酸素系を主に鍛えてきた」

    「マラソンのように、長い時間身体を動かす時に使う力だ」

    美希「へー」

    「この合宿では、無酸素系のスタミナを重点的に強化する」

    美希「なにそれ?」
    204 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:56:51.55 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-145)
    「瞬発力を使う運動を繰り返し実行するために必要な……」

    美希「あふぅ」

    「寝るな!」

    美希「だって、プロデューサーの説明、難しい言葉がいっぱい並んでて、

      ミキにはよくわかんないの……」

    「……わかった」

    「じゃあ実戦あるのみだ」


    ――テニス――

    「まずはテニスからだ」キリッ

    美希「テニスなら体育の授業でやったことあるの」

    美希「ミキ的にはけっこう楽しかったって思うな」

    「もちろん手加減はするが……6ゲーム3セットだ」

    美希「? ちょっと昔のゲーム機が3台もらえるってこと?」

    「……じきにわかるよ」
    205 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:58:00.41 ID:vUwom4qyO (+22,+29,-1)
    果たして手加減するのか
    207 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 03:59:27.35 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-116)
    ・3セット目

    「打ったあとは真ん中だ!気が抜けてきてるんじゃないか!?」パコッ

    美希「」ゼェッ、ゼェッ……

    美希「えいやっ、なの……」ポン!

    「そんな球でセンターが張れるか!」パァン!

    美希「あぁぁぁぁ!」スッパーン!

    「よっしナイスショット!」

    美希「はぁっ、はぁっ……」

    「お疲れさま」

    美希「」バタッ

    美希「これ、色々とやばいの……」

    「足が動かないだろ?」

    「サッカーとかもそうなんだけどな」

    「ダッシュを何回もやるスポーツは、

      息が持ってても足が動かなくなることがよくあるんだ」
    208 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:01:17.36 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-132)
    美希「よ、よーく、わかったの……」

    「さっき言った無酸素系のスタミナっていうのは、

      こういうときにバテにくくするための力だ」

    美希「……へー」

    「とは言っても、スタミナは一朝一夕に身につくもんじゃない」

    「だから、この合宿では、とにかく自分の限界を知ってもらう」

    「めいっぱい動かすと身体がこうなるんだ、

      っていうのを知るだけでだいぶ変わるからな」

    美希(始めからこれとか……プロデューサー怖すぎるの)


    ――100Mインターバル走――

    「次の100Mに備えて手を抜くんじゃないぞ!」

    美希「はいなの!」

    美希(100M走はやったことあるけど、こんなに何本も……)

    美希(2本目からメチャクチャきついの……)
    209 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:02:04.37 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-153)
    ――砂浜ランニング――

    「あと2往復で終わりだ!頑張れ」ハッハッ

    美希(何これ、足がチョー重いの!!)ハァッ、ハァァッ!

    美希(砂浜を走るって聞いて、これはちょっと楽しそーだね

       って言ってた30分前のミキは一体何だったの……)


    ――浴場――

    美希(や、やっと解放されたの……)

    美希「あ、いい湯加減ってカンジ!」チャポン

    美希「あああ気持ちいいの~」プカプカ


    ――食堂――

    美希「プロデューサー、ここのご飯すっごく美味しいの!」

    「だろ?栄養バランスもしっかり調整されてるから遠慮無く食べていいぞ」

    美希「疲れてるからいっそう美味しさが引き立つの」

    美希「幸せ……」モグモグ
    210 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:02:13.35 ID:8/v7W08t0 (+29,+29,-5)
    おっぱいばるんばるんしてるんだろうなぁ……
    211 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:03:13.52 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-142)
    ・食後

    美希「明日もあるんだし、もうお布団敷いて寝ちゃってもいいよね?」

    「それなんだがな」

    「寝るのはここで、だ」

    美希「え?何これ!?」

    「高酸素カプセルだ。凄く疲れが取れるぞ」

    美希「なんか映画に出てきそうだねー」

    「この中で1時間睡眠を取ると、

      普通に寝た時の4時間分の睡眠効果があるって言われてるくらいだ」

    美希「!」

    美希「それは……サイコーなの……!」

    美希「じゃー早速、おやすみなさいなの、あふぅ」

    「おい、ってもう寝てる……」

    (まあ、疲れてるよな……)

    (おやすみ、美希)
    212 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:05:01.68 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-101)
    ――3日後――

    「さあ、いよいよ最終日だ」

    美希「今日は何するの?」

    「この山の道路をずっとランニングで登ってもらう」

    美希「ここに来る前、プロデューサーとやってたアレみたいなカンジ?」

    「ああ、だいたいそれで合ってるよ」

    「ただ、今回のパートナーは俺じゃない」

    「同じユニットのメンバーだ」

    美希「!」

    ガチャ

    「はいさーい!」

    千早「おはようございます」

    美希「千早さん、響! 来てくれたの!?」
    213 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:07:05.68 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-152)
    「美希ひとり放ってはおけないさー」

    千早「1人では辛いことでも、3人なら頑張れるはずよ」

    美希「まさに The World is All One! だね!」

    「適当にストレッチしたら始めてくれ」

    「中腹に赤い自販機がある。そこがゴールだ」

    「長い道のりになるが、3人でペースを合わせあって完走するんだぞ」

    「オッケー!」
    千早「全力を尽くします」
    美希「はいなの」


    ――2時間後――

    「」ハッハッ

    千早「」フッフッ

    美希「」ハァッ、ハ、ハァッ

    (美希、顎が上がってるぞ……)

    千早(ストライドも乱れて来てるわね)
    214 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:08:43.79 ID:8B/PVDsi0 (+14,+29,-2)
    地獄の特訓だな
    215 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:08:45.49 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-136)
    「プロデューサーが言ってた自動販売機じゃないかな!?」

    千早「美希、あと少しよ!」フッフッ

    美希「はい、なの……」ハァッ、ハァーッ


    「」ハッハッ

    千早「」フッフッ

    美希「」ハァーッ、ハ、フーッ


    「」ハッハッ

    千早「」フッフッ

    美希「」ハッ、ゼェッ、ハー


    千早「……ふう」

    美希「や、やっと着いたの……」

    「さすがに自分でも、この距離はちょっと長かったさー」
    216 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:10:04.80 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-188)
    千早「美希、よく頑張ったわね。お疲れさま」

    美希「ありがとうなの、千早さん……」

    美希「とりあえず、ノド乾いて死にそうなの」

    千早「水分補給しないといけないわね」

    「なるほど、プロデューサーはこれを見越して自販機を目的地にしたんだなー」

    「……あれ、この自販機、壊れてるぞ」

    千早「本当ね。電源が入ってないわ」

    美希「そ、そんなのってないの……」ジワッ

    ハム蔵「ぎゅっ」

    「お、どうしたハム蔵?」

    美希(えっ、ハム蔵どこにいたの!?)

    千早(気付かなかったわ……)

    「ぎゅぎゅ!」

    「えっ、あっちに滝があるって?」

    千早「そういえば、どこからかせせらぎの音が聞こえる気がするわ」
    217 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:11:25.93 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-125)
    「ぎゅ!」

    「行ってみようか?」

    千早「美希、大丈夫そう?」

    美希「水を飲むまで倒れるわけにはいかないの……」


    ザッ、ザッ、ザッ……


    「ほ、本当に滝があったぞ」

    千早「高さはあるけど、細いわね。これは自力じゃ気付けないわ」

    美希「へへー。ハム蔵、お手柄なの!」

    「ぎゅーー!」

    美希「アーー水がおいしいのー」

    「生き返るぞー!」

    千早「都会では絶対に飲めない味ね」
    218 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:12:24.16 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-133)
    千早「……さて、一息ついたら、戻りましょうか」

    「わかったぞ!」
    美希「はいなの千早さん!」


    ――20分後――

    「……で、」

    「なんで自分たち、道に迷ってるんだ?」

    千早「おかしいわね、確かに来た道を戻ってたはずなのに」

    美希「たぶん初めのほうの分かれ道で間違えたの」

    「美希!気づいてるなら何で言わなかったんだ!?」

    美希「……ミキだってそのときは全然自信なかったの」

    千早「響、美希に当っても仕方ないわ」

    「うう……ごめん」

    千早「その分かれ道がどこかももう、わからないわね」

    美希「……そうだね」
    219 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:13:52.25 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-102)
    千早「とりあえず、道路に出ないと」

    千早「……その目処が立つまでは、とにかく上へ行きましょう」

    「わかったぞ」


    ザッ、ザッ、ザッ……

    「うう、けもの道ばっかりだぞ……」

    千早「さすがに長いわね」

    美希「どんどん奥へ行っている気がするの」


    ザッ、ザッ、ザッ……

    千早「」

    「」

    美希「」ハァッ、ハァッ

    千早「美希、大丈夫?」

    「山道を歩くのは大変さー」
    220 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:14:41.50 ID:FyyuZFIT0 (+22,+29,-3)
    やっと追い付いた
    支援
    221 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:15:01.76 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-165)
    千早「少し休憩しましょうか……」

    美希「それはイヤなの!」

    「!?」

    千早「でも、あなたの体力が心配だわ」

    美希「ミキ、二人の足手まといになるのは、や!」

    「何言ってるんだ、美希? 休むときには休まないとダメさ」

    美希「でも、日が陰ってきたし、早く戻れそうな道を見つけないとマズイの」

    千早「だからこそよ。焦って体力を消耗したら余計に事態が悪くなるわ」

    美希「でも千早さんと響はまだ大丈夫そうなの……」

    美希「ミキのせいで、ミキのせいで、また二人にメーワクが……」ジワッ

    千早「……」

    「……」
    222 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:16:51.16 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-263)
    美希「これ、ソーナンってやつなのかな」

    「え、縁起でもないこと言わないでよ!」

    美希「もし、ミキが先に力尽きたら、そのときは……」

    千早「馬 鹿 な こ と 言 わ な い で !!」

    美希「」ビクッ

    千早「みんなで一緒に帰るの!諦めるなんて私が絶対に許さないわ」

    千早「この3人はユニットの仲間。誰が欠けてもダメなの」

    千早「あと、これは個人的な話だけど……」

    千早「美希、あなたは私にとって妹のような存在なの」

    千早「周りに対して壁を作ってた昔の私を、千早さん、千早さんって慕ってくれて」

    千早「あのとき、あなたの好意にどれだけ答えられてたかはわからないけど」

    千早「その無垢な視線が、素直に嬉しかった」

    千早「私が“約束”を歌いきった時も、真っ先に駆けつけてくれて」

    千早「どれだけ美希に救われてきたことか……」
    223 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:17:26.47 ID:w2U/QtKB0 (-22,-10,-1)
    支援
    224 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:17:52.27 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-128)
    千早「だから私はあなたを絶対に見捨てたりしないわ」

    千早「もし何かあっても、そのときは一緒よ?」

    美希「ち、千早さん……」ポロポロ

    「み゛きぃーーー」ダキッ

    美希「きゃっ、響!?」

    「み゛きはぁ、事務所に入って二番目にできた友達さぁ゛~」シクシク

    「もぢろん皆のこと好きだげどぉ、美希は特別さぁ゛~」ゴシゴシ

    「だから、自分を置いてけなんて、えぅっ、言わないでよぉ~」

    美希「響……」

    美希「……ごめんなさいなの、ミキ、色々間違ってたの」

    美希「ぜーったい、この3人で、ライブに出るの!」

    千早「ええ」
    「うん!」
    225 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:19:14.42 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-165)
    「おぉーーーーい!」

    『!?』

    「やっと見つけたあああ!」ザッザッザッ……

    「ふう、さすがにタフだったな」

    美希「プロデューサー!」

    (か、完璧すぎるほどの登山装備だぞ……)

    千早「プロデューサー、なぜここが?」

    「ああ、皆のジャージにGPS発信機付けといたからな」

    「コースから外れてたから、どこか迷い込んでるんじゃないかと思って」

    美希「た、助かったのー」

    「ここは割と道路に近づいててな。車で先回りして逆側から来たんだ」

    「すぐ帰れるぞ」

    美希「やったやったやったぁ!」

    「よ、良かったぞぉ」ウルウル

    千早(ふぅ、本当に何よりのことだわ。良かった……)
    226 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:21:15.39 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-96)
    ・車中

    ヴーーー


    「あと20分くらいで着くからなー」

    「……」

    美希「……」

    千早「……」

    (あれっ、返事がないな)チラッ

    (はは、3人で寄りかかり合って寝てる)

    美希「えへへ……響ぃ、千早さぁん……」zzz

    「うー……」zzz

    千早「ふふっ……」zzz

    (何かあったのかな)

    (仲がよさそうで、俺は何よりだよ)

    (……おつかれ、美希)

    (今のお前なら、きっと何が来ても大丈夫だ……)
    227 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:22:34.97 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-143)
    ――ライブ当日――

    「さて、いよいよこの日が来た」

    「」
    千早「」
    美希「……」

    「もう俺にできることは何もない」

    「あとはステージ上のみんなを信じるだけだ」

    「大丈夫、あれだけやったんだ。絶対にうまくいく」

    「……響、」

    「はい!」

    「響は全国のダンス部の高校生たちの憧れだ」

    「胸を張って、その完璧なパフォーマンスを見てもらえ」

    「もちろんだぞ!」

    「千早、」

    千早「はい」

    「思う存分、飛ぶんだ……」
    228 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:23:19.37 ID:FyyuZFIT0 (-27,-15,+0)
    4
    229 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:24:07.50 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-139)
    千早「全てを、出し切ります」

    「……美希」

    美希「はいなの!」

    「センターに必要なものは?」

    美希「自信、だよね」

    美希「ミキね、前に倒れてから、実はステージに立つのがちょっと怖くなってたんだ」

    美希「でも、今は……」

    美希「千早さんと、響がとなりにいて、プロデューサーが後ろにいるって思ったら」

    美希「ぜーったい、大丈夫って思うな!」ニッ

    「」

    (良い表情だ……何かを掴んだか)

    (……俺の心配なんてどこ吹く風だな)

    「やっぱり、センターはそうでないとな!」

    「よしみんな、行ってこい!」
    230 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:27:58.10 ID:NH0YqbCo0 (+64,+29,-48)
    「3」 千早「2」 美希「イチ!」

    『 トップアイドルー! 』

    (頼んだぞ……)



    ◇◆ 1.READY!! ◇◆  響・美希・千早

    『ALREADY!! WE'RE ALL LADY!! 始めたい』

    『行けばなれる もっと』

    『全体 みんな ONLY1』 

    \フゥゥゥゥゥゥゥウ!!/





    ♪パパラッ パッ パラッ パラッ パパパパ

    \オォォォォォォ!!/
    231 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:28:26.33 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-92)
    ◇◆ 2.乙女よ大志を抱け! ◇◆  天海春香(シークレット・ゲスト)


    春香「みんなー、応援に来たよーーー!!」

    \ワァァァァァァァァァ!!/

    「えぇえっ!?」

    美希「き、聞いてないの!」

    千早「とりあえず、ステージ脇に行きましょう」


    \ゴーゴーガール!/

    春香「乙女よ大志を抱け!」 \フフゥ!/


    「ほ、本当に誰も聞いてなかったのか?」

    千早「たぶん、私たちには伝えてなかったのね……びっくりしたわ」

    美希(春香……)
    232 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:29:43.17 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-74)
    \レベルアーーップ!!/

    春香「みんな一緒にーー!!」グイッ

    美希「きゃっ」タタタッ

    春香「乙女よ大志を抱け!」\フフゥ!/

    春香「授業中Zzz…っと夢見ちゃえ!」

    美希「乙女よ大志を抱け!!」\フフゥ!/

    美希「遊びも学びなんだよ」

    「立ち上がれ」

    『女諸君』 \ハァイ!/

    千早「言えない言葉がずっとあったの……」

    春香「みんなに私 いつもありがとう……」\ワァァァァァァァァァ/

    美希(春香……)

    美希(ありがとう、なの……)
    233 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:31:14.17 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-82)
    ◇◆3.太陽のジェラシー  ◇◆  我那覇響


    「いまダーイビーン!」

    「春香ぁ、ありがとぉ!!」

    \ワァァァァァァァァァ!!/

    (そうか……それでこの曲だったんだな……)


    4.ふるふるフューチャー  美希
    5.目が逢う瞬間      千早
    6.MEGARE!     響・美希・千早 


    ~トークパート~

    春香「応援に……来ちゃいました」テヘペロ  \ワァァァァァァァァァ!/

    美希「ミキたち本当に何も聞かされてなかったんだよー」

    千早「春香、ありがとう」

    「自分、春香の後に太陽のジェラシー歌ったの、なんだかすっごく楽しかったぞ!」
    234 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:31:36.48 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-114)
    春香「響ちゃん本当に上手かったよね!私よりモノにしてるんじゃないかってくらい……」

    美希「……」

    千早「……」

    春香「ちょっと何でそこで二人とも黙るのー!」   \アハハハハ/

    美希「あっ、次の曲の準備ができたみたいなの!」

    「それじゃあ、中盤戦だな」

    春香「ええっ、これで私の出番終わり!?」

    美希「ステージで進行表は絶対なの」ミキッ 

    春香「じ、じゃあ、皆この後も頑張ってねー」スタスタ……

    『はーい!』

    美希「さーて、春香に元気をもらった所で、次の曲、いっくのー!!

    \ワァァァァァァァァァ!!/

    7.CHANGE!!!!     響・美希・千早
    8.オーバーマスター        響・美希
    9.約束               千早
    10.Little Match Girl      響・美希・千早
    235 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:32:57.23 ID:NH0YqbCo0 (+64,+29,-28)
    ◆◇ 11.Relations ◆◇    千早・美希

    千早「壊れる くらいに……」

    美希「愛して」

    千早「Wo……wo……」

    \フォォォォォオォ!!/  \ミキミキー!/ \チーチャーン!/


    (よし、ここまでファンのボルテージは最高潮だ!)

    (次だ、次が鬼門……そして、正念場だ……)
    236 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:33:04.22 ID:GhFOircZO (+15,+25,-16)
    限界だ…

    支援
    237 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:34:41.49 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-80)
    美希「……ねえ消えてしまっても探してくれますか?」

    \ワァァァァァァァァァァァ!/

    ◆◇ 12.マリオネットの心 ◆◇  響・美希・千早

    \ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!……/


    美希「切れそうになった糸は もう戻らないよ」

    美希「だけど勇気なくて認めないの すでに醒めてしまったこと」


    \ワァァァァァァァァァ/

    (美希……凄い!ここまで非の打ち所がない!)

    美希(すごいの……全然疲れないの……)

    美希(プロデューサーのおかげかな? あはっ☆)

    美希「ねえまだ私のこと見つめてくれますか?」

    美希「何もできない それが……」  \マリオ・ネッ・ト!/
    238 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:35:13.34 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-101)
    美希「貴方に気持ち届かない Ahもどかしい」
    美希「ほらね 涙 ひと粒も出ない」

    美希「心が壊れそうだよ」

    ジャラジャジャージャジャン!♪

    \ワァァァァァァァァァァァァァァァァァッァァァ!!!!!/

    美希(や……やったの……!!)

    (美希……すごいぞ……凄すぎるぞ!!)

    千早(まるで別人だわ……これまで美希の良い時をたくさん見てきたけど、そのどれとも違う……)

    「……」ゾクッ

    (俺は、とんでもないものを生み出してしまったのかもしれない……)

    「最高だよ、美希」ニカッ

    13.The World is All One!    
    (アンコール)
    14.GO MY WAY!     
    15.THE IDOLM@STER 

    ♪オンナナラ タエラレマス ツヨッイッカッラー    \ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!/

    \ワァァァァァァァァァァァァァァ!!!!/
    239 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:37:05.02 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-233)
    後日

    【完全復活 星井美希】日刊エンタメ 文:善澤

     これが本当にたった3人のライブだろうか――先日行われたアイドルグループ「SUMMIT」のライブは、そう驚かされるほどの熱気に包まれていた。
     我那覇響・星井美希・如月千早……奇跡の少女3人組が見せる圧倒的なパフォーマンスに、その場にいた全ての観客が我を忘れ、サイリウムを一心不乱に振っていたのだ。
     何よりも驚かされたのは、星井美希の完全復活だ。ライブ前にあった大小の騒動から、活動休止説まで囁かれていた星井であったが、そんなのどこ吹く風と言わんばかりに、彼女はセンターでひときわ輝きを放っていた。
     あの場所にいたファンたちは、死ぬまで忘れることはないだろう。彼女の「マリオネットの心」を。
     たった一曲だけで、彼女は、その場にいた観衆を、永遠のファンにしてしまった。
     身にまとうは、王者の威厳。「SUMMIT」は、これからも随分と、私たちを楽しませてくれるだろう。
    240 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:40:15.17 ID:17C5gbMQ0 (+22,+29,-3)
    寝ないと・・・
    だが支援
    241 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:42:11.08 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-246)
    ――半年後――

    司会「それでは、発表します。本年度のIA大賞受賞者は……」

    司会「――エントリーNO.1、SUMMIT!!」

    「――や、」

    「やったぞぉぉぉーー!!」
    美希「やったやったやったー!!」
    千早「やったわ!」


    司会「な、ななななナント! 如月千早さんと星井美希さんは、

       この賞始まって以来の、2年連続受賞! 連覇を達成しました!」

    司会「新たな伝説の幕開けです!」

    司会「どうですか? 受賞された気分は」

    「へへー自分は初めてだけど、この場所に立てて本当に嬉しいぞ!」

    千早「私は、今年、もう一度この場所に立つために、これまでやってきました」

    千早「支えて下さったファンの皆さんに、心から感謝したいです」

    美希「ミキはねー……うーんと……」
    242 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:42:53.01 ID:NH0YqbCo0 (+63,+30,-123)
    美希「あれ、何言おうとしたんだっけ……まあいいや」

    ザワ……ザワ……

    美希「とりあえず、来年もまた来るから、みんなよろしくね~ あはっ☆」

    司会「おおっと、ここで意外や意外のビッグマウスが飛び出しました!」

    冬馬「……けっ、上等じゃねーか」

    のぞみ「な、何よアイツ!」

    (凄いな……美希さん。来年は、僕たちも……)

    伊織「あんの、バカッ!」

    春香「まぁまぁ、そう言わずに♪ ……あれが美希だよ」

    伊織「……そんなの、知ってるわよ……フンッ」
    243 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:44:11.83 ID:Ab+FwUJv0 (+29,+30,-19)
    あの…赤羽根Pは…
    244 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:44:37.12 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-165)
    ――発表式 終了後――

    「IA大賞もらった瞬間、凄いフラッシュたかれてたな。夢のようさ……」

    千早「早々に余韻から冷めたけどね。誰かさんのせいで」

    美希「んーおにぎり美味しいのー」

    「こら美希!おにぎり会場から持ってきちゃダメだぞ!」

    美希「もー響はカタいのー。あんなにいっぱいあったんだから、ちょっとくらい持って行っても、バレないって思うな」

    千早(溜息)

    千早「……まあ、これが一番、私たちらしいのかもね」

    千早「じゃあ、そろそろ行きましょうか」

    千早「私たちが真っ先に、この受賞を報告するべき、あの人の所へ……」

    「そうだな!」
    美希「モチロンなの!」
    245 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:44:42.49 ID:8/v7W08t0 (+27,+28,+1)
    >>243
    誰だよそれ
    246 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:47:19.79 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-147)
    みんなーミキだよー!

    ライブが終わってから、色々あったんだけど……

    いちばんおっきな出来事は、プロデューサーが倒れて入院しちゃったことかな?

    なんか、フセーミャクとかいう病名で、けっこうヤバいカンジだったみたい。

    でも、ミキたちが病院に行ったら……


    美希「プ、プロデューサー!」

    看護師「静かにしてください!」

    美希「あ、ごめんなさいなの……」

    「おっ、美希じゃないか、おはよう!」

    美希(あれっ、意外と大丈夫そうなの……)

    「プロデューサー、その、体の具合は……?」

    「ああ、この通りピンピンしてるぞ!」

    「いやーしかしこの寝たきりってやつは身体がなまって仕方ないな!」
    247 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:48:55.77 ID:8/v7W08t0 (+24,+29,-4)
    ベッドの上でも出来る運動を!!!!1
    248 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:50:28.34 ID:NH0YqbCo0 (+61,+30,-177)
    「せめて上半身だけでも動かさないとな!」ハッハッ

    看護師「ちょっと松岡さん、ダンベルなんてどこから持ち込んだんですか!」

    看護師「没収です!没収!」

    「えぇえっ!?」Σガーン

    「プロデューサー、ひょっとしてバカなのか?」

    (ひ、響にバカって言われた……)Σガガーン

    千早「……ふぅ、色々と杞憂だったようね」

    美希「……実にプロデューサーらしいの、あはっ☆」


    この時は、なーんだ全然ヘーキじゃん、って思ってたんだけど……

    ホントはなかなか大変らしくて、未だに入院中なの。

    でも、事務所のみんなで代わる代わるお見舞いに行ってるし、

    ミキは毎日通ってるから、たぶん大丈夫なの!

    それじゃあ、そろそろ例の報告に行くのー!
    249 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:52:33.30 ID:QzrvPPKp0 (+2,+14,-12)
    しえん
    250 : 以下、名無しにか - 2012/07/18(水) 04:54:10.14 ID:NH0YqbCo0 (+65,+30,-139)
    「……そうか、おめでとう、みんな」

    美希「」

    「」

    千早「」

    「……良かったよ。皆を最後まで見届けることができて」

    美希「な、なんでそんな言い方するの?」

    「そうだぞ!自分たち、まだプロデューサーに教わってないことたくさんあるぞ!」

    「いや、始めに話しただろ? 俺の契約は1年」

    「それ以上にも、それ以下にもならない」

    「だいたい、この身体じゃあ、もう以前みたいにはできないよ……」

    美希「」

    「」

    千早「……これからどうなさるおつもりで?」

    「とりあえず身体を治して、少しずつ仕事を始めていくつもりだ」
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