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元スレ美希「もうダメなの」 修造P「諦めんなよ!!!」
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時系列的にはアニマスの後
――空港――
春香「それじゃプロデューサーさん、向こうでも頑張ってください」
雪歩「はぅぅ……お別れするのは寂しいですけど、私たちも頑張りますぅ」
やよい「うっうー! プロデューサー! ご飯はしっかり食べてくださいねー」
亜美「んっふっふ~、兄ちゃんが帰ってくるころには、亜美たちチョー成長してるかんね!」
真美「この年頃の一年はおっき→よ、きっとスーパーナイスバッディーに……」
伊織「まあ、竜宮小町に関しては心配いらないわ。なんてたってこの伊織ちゃんがリーダーなんだから」
あずさ「私たちは変わらずやっていきますからぁ、どうかお身体には気を付けてくださいねぇ」
貴音「あずさの言う通りです、ご自愛を、貴方様」
真「プロデューサーがいない間にも、ボク達、ジャンジャンバリバリ仕事して、レッスンして……」
響「今以上に完璧になってやるさー」
千早「本場アメリカのショービジネスについて、帰ってきたら色々と教えて下さい。楽しみにしてます」
赤羽根P「ああ、みんなありがとうな」
――空港――
春香「それじゃプロデューサーさん、向こうでも頑張ってください」
雪歩「はぅぅ……お別れするのは寂しいですけど、私たちも頑張りますぅ」
やよい「うっうー! プロデューサー! ご飯はしっかり食べてくださいねー」
亜美「んっふっふ~、兄ちゃんが帰ってくるころには、亜美たちチョー成長してるかんね!」
真美「この年頃の一年はおっき→よ、きっとスーパーナイスバッディーに……」
伊織「まあ、竜宮小町に関しては心配いらないわ。なんてたってこの伊織ちゃんがリーダーなんだから」
あずさ「私たちは変わらずやっていきますからぁ、どうかお身体には気を付けてくださいねぇ」
貴音「あずさの言う通りです、ご自愛を、貴方様」
真「プロデューサーがいない間にも、ボク達、ジャンジャンバリバリ仕事して、レッスンして……」
響「今以上に完璧になってやるさー」
千早「本場アメリカのショービジネスについて、帰ってきたら色々と教えて下さい。楽しみにしてます」
赤羽根P「ああ、みんなありがとうな」
律子「後のことは私たちに任せて、思う存分学んできてください。
一年で追いつけるように、私もこっちで頑張ります」
小鳥「プロデューサーさんの机、綺麗にしておきますから、いつでも戻ってきてください」
赤羽根P「律子も音無さんも、ありがとうございます。
最後までみんなの面倒を見れなかったのが心残りだけど……」
小鳥「後任のプロデューサーさんとの顔合わせも、けっきょく間に合いませんでしたね」
律子「まあお互いに忙しい身分だから、仕方がないですね」
赤羽根P「きっとあの社長が見込んだ人だから、優秀な人のはずです。
みんな、ちゃんとその人の言うこと聞くんだぞー」
アイドル一同 『 はい!! 』
一年で追いつけるように、私もこっちで頑張ります」
小鳥「プロデューサーさんの机、綺麗にしておきますから、いつでも戻ってきてください」
赤羽根P「律子も音無さんも、ありがとうございます。
最後までみんなの面倒を見れなかったのが心残りだけど……」
小鳥「後任のプロデューサーさんとの顔合わせも、けっきょく間に合いませんでしたね」
律子「まあお互いに忙しい身分だから、仕方がないですね」
赤羽根P「きっとあの社長が見込んだ人だから、優秀な人のはずです。
みんな、ちゃんとその人の言うこと聞くんだぞー」
アイドル一同 『 はい!! 』
>>1はやるときはやる奴なんだな
赤羽根P(ふう、これで別れの挨拶は済んだか……けど)
小鳥「美希ちゃん、来ませんでしたね」
律子「ほんと、こういう時まで、あの子は……」
赤羽根P「いや、良いんです。美希には、人一倍辛い思いをさせてしまいましたから」
伊織「全く、これから旅立つって時に、なに辛気臭い顔してるのよ。それにもう時間よ、時間!」
赤羽根P「わ、もうこんな時間」アタフタ
千早「ふふ、美希のことは私たちがケアしておきますから、行ってください、プロデューサー」
響「ほら急いで急いで」
春香「じゃあ皆、いつものあれ、いくよ……せーのっ、765プロー」
一同『 ファイトー! プロデューサー! 行ってらっしゃい! 』
赤羽根P「ああ、ありがとう! それじゃあ、またな!」
赤羽根P(美希……)
小鳥「美希ちゃん、来ませんでしたね」
律子「ほんと、こういう時まで、あの子は……」
赤羽根P「いや、良いんです。美希には、人一倍辛い思いをさせてしまいましたから」
伊織「全く、これから旅立つって時に、なに辛気臭い顔してるのよ。それにもう時間よ、時間!」
赤羽根P「わ、もうこんな時間」アタフタ
千早「ふふ、美希のことは私たちがケアしておきますから、行ってください、プロデューサー」
響「ほら急いで急いで」
春香「じゃあ皆、いつものあれ、いくよ……せーのっ、765プロー」
一同『 ファイトー! プロデューサー! 行ってらっしゃい! 』
赤羽根P「ああ、ありがとう! それじゃあ、またな!」
赤羽根P(美希……)
こんにちは、天海春香です!
765プロ2ndライブから、一年近くが経ちました
あれからまた、本当に色んなことがあったんです
とうとう私たち765プロに、アイドルアカデミー大賞の案内が来て、
プロデューサーさんは、私と、美希と、千早ちゃんの3人ユニット「765 Angels」を結成
……竜宮小町と一緒に、2組がノミネートされることになりました。
生っすか!?サンデー!のMC3人ということで、
知名度はバッチリ!満を持してのユニット活動です。
みんな、今まで以上に活動に精を出すようになって、
特に美希なんか、
「ハニーに、ぜーーったいIA大賞をプレゼントするの!!」
って何回も言ってました。
765プロ2ndライブから、一年近くが経ちました
あれからまた、本当に色んなことがあったんです
とうとう私たち765プロに、アイドルアカデミー大賞の案内が来て、
プロデューサーさんは、私と、美希と、千早ちゃんの3人ユニット「765 Angels」を結成
……竜宮小町と一緒に、2組がノミネートされることになりました。
生っすか!?サンデー!のMC3人ということで、
知名度はバッチリ!満を持してのユニット活動です。
みんな、今まで以上に活動に精を出すようになって、
特に美希なんか、
「ハニーに、ぜーーったいIA大賞をプレゼントするの!!」
って何回も言ってました。
周りがびっくりするくらい、仕事をたくさん入れて、
もう、テレビで美希を見かけない日は無いんじゃないか、ってくらい頑張ってて。
美希「ミキね……春香と舞台やってるとき、
忙しくて、正直ちょっとツラいかも、って思ってたけど、
今に比べれば、ぜーんぜん余裕だったなって思うな」
なんて呟いてたくらい。
千早「美希、本当に変わったわね。私も負けてられないわ」
美希「……千早さん。ミキね、まだまだ千早さんの歌には全然かなわないって思うから、」
もっともーっとレッスン頑張りたいの!」
春香「最近の美希は本当に凄いよねえ。無理しちゃダメだよ?」
美希「むー。ミキはそんなヤワじゃないの」
千早「焦りは禁物よ。いっぱいいっぱいにやってると、何かの拍子にはじけてしまうわ」
美希「はいなの、千早さん」
春香(もう、千早ちゃんの言うことはすぐ聞くんだから……)
もう、テレビで美希を見かけない日は無いんじゃないか、ってくらい頑張ってて。
美希「ミキね……春香と舞台やってるとき、
忙しくて、正直ちょっとツラいかも、って思ってたけど、
今に比べれば、ぜーんぜん余裕だったなって思うな」
なんて呟いてたくらい。
千早「美希、本当に変わったわね。私も負けてられないわ」
美希「……千早さん。ミキね、まだまだ千早さんの歌には全然かなわないって思うから、」
もっともーっとレッスン頑張りたいの!」
春香「最近の美希は本当に凄いよねえ。無理しちゃダメだよ?」
美希「むー。ミキはそんなヤワじゃないの」
千早「焦りは禁物よ。いっぱいいっぱいにやってると、何かの拍子にはじけてしまうわ」
美希「はいなの、千早さん」
春香(もう、千早ちゃんの言うことはすぐ聞くんだから……)
――アイドルアカデミー大賞、授賞式――
司会「それでは、いよいよIA大賞の発表です。
私の手元には、その結果が書かれた紙が送られてきました。
この封筒の中に、今年のアイドルの覇者が……おおっ」
赤羽根P(い、いいから早く言ってくれ……)
~ドラムロール~
司会「それでは、発表します。本年度のIA大賞受賞者は……」
司会「それでは、いよいよIA大賞の発表です。
私の手元には、その結果が書かれた紙が送られてきました。
この封筒の中に、今年のアイドルの覇者が……おおっ」
赤羽根P(い、いいから早く言ってくれ……)
~ドラムロール~
司会「それでは、発表します。本年度のIA大賞受賞者は……」
司会「――エントリーNO.9、765Angels!!」
「――や、」
赤羽根P「やった!」
春香「やったぁ!」
美希「やったやったやったー!」
千早「やったわ!」
美希「千早さん!」ダキッ
千早「きゃっ! ……美希、一番プレッシャーのかかるセンターで、よく頑張ってくれたわね」
美希「そんなことないの、千早さんがサイドにいるから、ミキは安心して真ん中を張れるの」
「――や、」
赤羽根P「やった!」
春香「やったぁ!」
美希「やったやったやったー!」
千早「やったわ!」
美希「千早さん!」ダキッ
千早「きゃっ! ……美希、一番プレッシャーのかかるセンターで、よく頑張ってくれたわね」
美希「そんなことないの、千早さんがサイドにいるから、ミキは安心して真ん中を張れるの」
春香「あっずるい二人とも、私も!」タタッ
春香「……きゃっ!あああぁ~」ドンガラガッシャーン
春香「…………痛たたた」
このとき、私は会場中の人から笑われちゃったけど。
美希「あはっ、実に春香らしいの」
転んだ私に手を出してくれたのは、美希でした。
美希「春香は、ちょーっと普通なトコあるけど、
春香がいてくれたから、ミキたち諦めずにやってこれたって思うな」
春香「美希……」ジーン
美希「でも、こんな所でも転ばれると、さすがにカッコつかないの」
春香「ええっ!?」
千早「ふふっ、ふふふふっ」
春香「千早ちゃん笑いすぎだよぉ……」
春香「……きゃっ!あああぁ~」ドンガラガッシャーン
春香「…………痛たたた」
このとき、私は会場中の人から笑われちゃったけど。
美希「あはっ、実に春香らしいの」
転んだ私に手を出してくれたのは、美希でした。
美希「春香は、ちょーっと普通なトコあるけど、
春香がいてくれたから、ミキたち諦めずにやってこれたって思うな」
春香「美希……」ジーン
美希「でも、こんな所でも転ばれると、さすがにカッコつかないの」
春香「ええっ!?」
千早「ふふっ、ふふふふっ」
春香「千早ちゃん笑いすぎだよぉ……」
いま思えば、このときの私たちは、本当に前だけを見て、まっすぐに進んでいました。
この先に何があるかなんて全然わからなかったけど、怖いものなんてありませんでした。
美希と千早ちゃんと、プロデューサーさんが一緒なら、どこまでだって行ける気がしたから。
でも、そのすぐ後、楽屋で、プロデューサーさんは真剣な顔をして、私たちに言いました。
――765プロ楽屋――
千早「ハリウッド留学?」
赤羽根P「……そうだ」
私と美希はしばらく言葉を失っていました。
赤羽根P「今まで黙ってたのは悪かったって思ってる。
でも、ノミネートされるまではわからなかったことだし、
何よりも、頑張っている皆にとって、雑音になるようなことは言いたくなかった」
この先に何があるかなんて全然わからなかったけど、怖いものなんてありませんでした。
美希と千早ちゃんと、プロデューサーさんが一緒なら、どこまでだって行ける気がしたから。
でも、そのすぐ後、楽屋で、プロデューサーさんは真剣な顔をして、私たちに言いました。
――765プロ楽屋――
千早「ハリウッド留学?」
赤羽根P「……そうだ」
私と美希はしばらく言葉を失っていました。
赤羽根P「今まで黙ってたのは悪かったって思ってる。
でも、ノミネートされるまではわからなかったことだし、
何よりも、頑張っている皆にとって、雑音になるようなことは言いたくなかった」
春香「……プロデューサーさん」
ダメだ、泣きそう。だけど、泣いたらダメだ。
プロデューサーさんが飛び立てなくなっちゃう。
私にとっては寂しいけど、プロデューサーさんにとってはまたとないチャンスなんだから。
春香「えへへっ、アメリカに一年もいられるなんて羨ましいですねっ♪」
おみやげ期待してますよ、プロデューサーさんっ」
赤羽根P「春香……」
このときのプロデューサーさんの表情を見て、あっ、また失敗しちゃったって思いました。
私の笑顔、やっぱり引きつってたのかなって。
ダメだ、泣きそう。だけど、泣いたらダメだ。
プロデューサーさんが飛び立てなくなっちゃう。
私にとっては寂しいけど、プロデューサーさんにとってはまたとないチャンスなんだから。
春香「えへへっ、アメリカに一年もいられるなんて羨ましいですねっ♪」
おみやげ期待してますよ、プロデューサーさんっ」
赤羽根P「春香……」
このときのプロデューサーさんの表情を見て、あっ、また失敗しちゃったって思いました。
私の笑顔、やっぱり引きつってたのかなって。
千早「プロデューサー、私たちと3つ約束してもらえますか」
P「約束? ああ、何でも言ってくれ」
千早ちゃんの目は真剣だったけど、声は温かいものでした。
千早「必ず一年で帰ってくること」
千早「向こうで大きくレベルアップしてくること」
千早「帰ってきても、また私たちをプロデュースしてくれること」
赤羽根P「ああ、約束するよ。さすが千早だな!」
千早「一回り成長したプロデューサーと、またお仕事できるのを楽しみにしています」
私とは逆に、千早ちゃんは、自然に微笑んでたなって思います。
美希「……イヤなの」
それまで沈黙していた美希が口を開いたとき、
その冷たい声色を聞いて、たぶん皆凍りついていました。
美希「一年もお別れなんてイヤだよ! 美希には耐えられないの!」
美希「なんで春香も千早さんも平気そうな顔してるの? こんなのおかしいの!」
美希「なんで、なんで……」ポロポロ
赤羽根P「……美希」
美希「ハニー、またウソついたの」
赤羽根P「えっ」
美希「もうウソはつかない、ってあのとき約束したのに」
千早「美希、プロデューサーは嘘をついてたわけじゃないわ。“言ってなかった”だけ」
美希「そんなの、ミキにとってはウソと同じなの……」
春香「美希、プロデューサーさんだってきっと……」
美希「春香は黙ってて!」
それまで沈黙していた美希が口を開いたとき、
その冷たい声色を聞いて、たぶん皆凍りついていました。
美希「一年もお別れなんてイヤだよ! 美希には耐えられないの!」
美希「なんで春香も千早さんも平気そうな顔してるの? こんなのおかしいの!」
美希「なんで、なんで……」ポロポロ
赤羽根P「……美希」
美希「ハニー、またウソついたの」
赤羽根P「えっ」
美希「もうウソはつかない、ってあのとき約束したのに」
千早「美希、プロデューサーは嘘をついてたわけじゃないわ。“言ってなかった”だけ」
美希「そんなの、ミキにとってはウソと同じなの……」
春香「美希、プロデューサーさんだってきっと……」
美希「春香は黙ってて!」
春香「ええっ!?」
美希「春香にミキの気持ちはわからないよ!」
春香「そんな、私だって寂し……」
美希「ミキの方がハニーのこと大好きだもん!」
カチン
春香「何、それ?」
春香「私だって寂しいよ! 離れたくないよ!
でもお互いのために、それをガマンしなくちゃいけない時だってあるでしょ?」
美希「そんなお説教、美希のキモチとは関係ないの!」
春香「ワガママ言わないで」
美希「ワガママじゃないの。だから、春香にはわからないって思うな。
ミキほどハニーのこと好きな人じゃないと……」
春香「 ふ ざ け な い で !!」
美希「春香にミキの気持ちはわからないよ!」
春香「そんな、私だって寂し……」
美希「ミキの方がハニーのこと大好きだもん!」
カチン
春香「何、それ?」
春香「私だって寂しいよ! 離れたくないよ!
でもお互いのために、それをガマンしなくちゃいけない時だってあるでしょ?」
美希「そんなお説教、美希のキモチとは関係ないの!」
春香「ワガママ言わないで」
美希「ワガママじゃないの。だから、春香にはわからないって思うな。
ミキほどハニーのこと好きな人じゃないと……」
春香「 ふ ざ け な い で !!」
未だに修造が出てきてない件
最近のテレビでの修造プッシュなんなん
最近のテレビでの修造プッシュなんなん
美希「」ビクッ
千早「」
赤羽根P「」
春香「自分だけ言いたい放題言って!
そのうえ私にはミキの気持ちがわからないって、何それ。
いくら美希でも酷い……あんまりだよ。
美希はずるい、勝手に一人で悲劇のヒロインになって……
私だって、私だって、プロデューサーさんのこと……」ポロポロ
美希「……」
春香「うっ、えぐっ、ううっ……」
赤羽根P「」オロオロアタフタ
赤羽根P「……と、とにかく二人とも落ち着け、な?」
千早(溜息)
千早「……美希、今のはあなたが悪いわ」
千早「」
赤羽根P「」
春香「自分だけ言いたい放題言って!
そのうえ私にはミキの気持ちがわからないって、何それ。
いくら美希でも酷い……あんまりだよ。
美希はずるい、勝手に一人で悲劇のヒロインになって……
私だって、私だって、プロデューサーさんのこと……」ポロポロ
美希「……」
春香「うっ、えぐっ、ううっ……」
赤羽根P「」オロオロアタフタ
赤羽根P「……と、とにかく二人とも落ち着け、な?」
千早(溜息)
千早「……美希、今のはあなたが悪いわ」
美希「ごめんなさい。ミキ、ちょっと言い過ぎたの」
春香「えぅっ……私もっ、ごめ……なざいっ」
美希「せっかくIA大賞を取れた、最高の日なのに、
こんな空気にしちゃって、本当にごめんなさいなの」
赤羽根P「いや、俺も悪かった。ごめん、美希! また約束破って、本当にすまん!」
美希「やめて、ハニー……余計に切なくなっちゃうの」
美希「ミキ、今日はもう帰るね」
千早「あっ、ちょっと美希!」
バタン!タッタッタッ……
赤羽根P「うあああ、最後の最後でまた、やってしまった……」
春香「えぅっ……私もっ、ごめ……なざいっ」
美希「せっかくIA大賞を取れた、最高の日なのに、
こんな空気にしちゃって、本当にごめんなさいなの」
赤羽根P「いや、俺も悪かった。ごめん、美希! また約束破って、本当にすまん!」
美希「やめて、ハニー……余計に切なくなっちゃうの」
美希「ミキ、今日はもう帰るね」
千早「あっ、ちょっと美希!」
バタン!タッタッタッ……
赤羽根P「うあああ、最後の最後でまた、やってしまった……」
千早「プロデューサー……」
春香「プロ゛デューサーさぁ゛ん……」ヒシッ
赤羽根P「ごめんな、春香」ポンポン
赤羽根P「誰も悪くない……悪いのは、俺だけだ」
赤羽根P「だから、明日からは、美希と今まで通り、な?」
春香「ヴぁい……ヴぁい……」
千早(まあ、大丈夫だとは、思うけど……)
春香「プロ゛デューサーさぁ゛ん……」ヒシッ
赤羽根P「ごめんな、春香」ポンポン
赤羽根P「誰も悪くない……悪いのは、俺だけだ」
赤羽根P「だから、明日からは、美希と今まで通り、な?」
春香「ヴぁい……ヴぁい……」
千早(まあ、大丈夫だとは、思うけど……)
――ふたたび、空港――
キーン……
春香「行っちゃったね」
千早「そうね」
律子「これから後任のプロデューサーが来るまでのあいだ、
竜宮小町は私が引き続きプロデュースするけど、
それ以外のユニットは、基本的に自分たちだけで活動してもらうことになるわ」
やよい「けっこう時間かかりそうなんですか?」
律子「いや、一週間くらいで来るそうだから、しばらくの辛抱って所ね」
伊織「ま、それくらいなら問題無さそうね」
響「完璧な自分たちならなんくるないさー」
雪歩「あのぅ……次のプロデューサーって」
律子「男性よ」
雪歩「はぅぅ!やっぱりぃぃ」
キーン……
春香「行っちゃったね」
千早「そうね」
律子「これから後任のプロデューサーが来るまでのあいだ、
竜宮小町は私が引き続きプロデュースするけど、
それ以外のユニットは、基本的に自分たちだけで活動してもらうことになるわ」
やよい「けっこう時間かかりそうなんですか?」
律子「いや、一週間くらいで来るそうだから、しばらくの辛抱って所ね」
伊織「ま、それくらいなら問題無さそうね」
響「完璧な自分たちならなんくるないさー」
雪歩「あのぅ……次のプロデューサーって」
律子「男性よ」
雪歩「はぅぅ!やっぱりぃぃ」
なんかいい感じにシリアスでいいなーと思った矢先にヴァイで全部もってかれた
真「大丈夫、今の雪歩なら、きっと大丈夫だよ」ニコッ
雪歩「そうかなぁ?」
貴音「高木殿の見込んだ方です……必ずや誠実な殿方が来ることでしょう」
雪歩「で、ですよね! ありがとうございます四条さん!」
亜美「ははーん新入りフゼーに兄ちゃんの代わりが務まるかなぁん」
真美「んっふっふ~いっちょ揉んでやるとするか」
あずさ「あらあらマッサージですかぁ、楽しそうねぇ~」
伊織(あずさ、いくらなんでも大ボケかましすぎよ……)
律子「こーらー、亜美も真美もそういうのはやめなさい」
千早「あずささん、ここで言う揉んでやるっていうのは、
新しく入った人に色々教えてあげるっていう意味ですよ」
あずさ「あらぁ、そうなんですかぁ。……えぇっと、それの何がいけないのかしら?」
伊織「要はパワハラね」
やよい「伊織ちゃん、ぱわはら、って何ですか?」
貴音「私にとっても耳慣れぬ言葉ですね」
雪歩「そうかなぁ?」
貴音「高木殿の見込んだ方です……必ずや誠実な殿方が来ることでしょう」
雪歩「で、ですよね! ありがとうございます四条さん!」
亜美「ははーん新入りフゼーに兄ちゃんの代わりが務まるかなぁん」
真美「んっふっふ~いっちょ揉んでやるとするか」
あずさ「あらあらマッサージですかぁ、楽しそうねぇ~」
伊織(あずさ、いくらなんでも大ボケかましすぎよ……)
律子「こーらー、亜美も真美もそういうのはやめなさい」
千早「あずささん、ここで言う揉んでやるっていうのは、
新しく入った人に色々教えてあげるっていう意味ですよ」
あずさ「あらぁ、そうなんですかぁ。……えぇっと、それの何がいけないのかしら?」
伊織「要はパワハラね」
やよい「伊織ちゃん、ぱわはら、って何ですか?」
貴音「私にとっても耳慣れぬ言葉ですね」
伊織「ああああもう! いちいち面倒ね! とにかく帰るわよ、仕事が控えてるんだから」
やよい「じゃあ伊織ちゃん、帰り道でいろいろ教えてねー」ニコニコ
伊織「わかったわよ、もう……しょうがないんだから」
律子「それじゃあみんな帰るわよー」
一同『はーい!』
あれからあっという間にプロデューサーさんは行ってしまって……
こうして私たちは、
プロデューサーさんのいない事務所に帰ることにしました。
そう、プロデューサーさんのいない……
――765プロ事務所――
律子「ただいま戻りましたー」
小鳥「お帰りなさ~い」
美希「……」
やよい「じゃあ伊織ちゃん、帰り道でいろいろ教えてねー」ニコニコ
伊織「わかったわよ、もう……しょうがないんだから」
律子「それじゃあみんな帰るわよー」
一同『はーい!』
あれからあっという間にプロデューサーさんは行ってしまって……
こうして私たちは、
プロデューサーさんのいない事務所に帰ることにしました。
そう、プロデューサーさんのいない……
――765プロ事務所――
律子「ただいま戻りましたー」
小鳥「お帰りなさ~い」
美希「……」
小鳥さんの出迎える声と共に、入り口で私たちを待っていたのは、美希でした。
真「あれっ、美希?」
響「けっきょく事務所には来たんだなー」
貴音「何か、あったのですか?」
春香「美希……」
美希「……」
美希はいつになく何かを思いつめた表情で立っていました。
千早「」
千早「小鳥さん、いま社長室は空いていますか?」
小鳥「うふふ、空いてますよ」
千早「お借りします」
小鳥「はい、どうぞ」
真「あれっ、美希?」
響「けっきょく事務所には来たんだなー」
貴音「何か、あったのですか?」
春香「美希……」
美希「……」
美希はいつになく何かを思いつめた表情で立っていました。
千早「」
千早「小鳥さん、いま社長室は空いていますか?」
小鳥「うふふ、空いてますよ」
千早「お借りします」
小鳥「はい、どうぞ」
千早ちゃんはいつもどおり冷静でした。
私と美希を社長室に入れて、自分はすぐに出て行きました。
外ではワイワイガヤガヤと、みんなが騒ぐ声が。
そりゃ目立つし気になるよね……。
でもそれは千早ちゃんが制してくれてるんだろうな。
そして、部屋には私と美希の二人っきり。
美希「……」
春香「……」
美希「……あの、春香!」
美希「ごめんなさいなの!」
春香「!!」
美希「ミキ、ハニーがいなくなるって聞いてショックだったとはいえ、
春香にひどいこと言っちゃったの。だから、本当にごめんなさいなの」
春香「わ、私は全然気にしてないから、頭を上げてよ、ね?」
私と美希を社長室に入れて、自分はすぐに出て行きました。
外ではワイワイガヤガヤと、みんなが騒ぐ声が。
そりゃ目立つし気になるよね……。
でもそれは千早ちゃんが制してくれてるんだろうな。
そして、部屋には私と美希の二人っきり。
美希「……」
春香「……」
美希「……あの、春香!」
美希「ごめんなさいなの!」
春香「!!」
美希「ミキ、ハニーがいなくなるって聞いてショックだったとはいえ、
春香にひどいこと言っちゃったの。だから、本当にごめんなさいなの」
春香「わ、私は全然気にしてないから、頭を上げてよ、ね?」
春香「……今日ね、いつものクッキーのかわりに、
美希の大好きないちごババロアを作ってきたんだ。
だから、あとで一緒に食べよ?」
美希「春香……ありがとうなの」
春香「……」
美希「…………」
春香「こんな風に、美希とケンカみたいになったのって、久し振りだね」
美希「あそこまで言い合ったのは、たぶん初めてなの」
春香「でも、私たちは同じユニットの仲間だから」
美希「……そうだね」
春香「美希、明日からもガンバろうね」
美希「春香、765Angelsの仕事は今日から入ってるの」
春香「そうだったね……えへへ」
美希「実に春香らしいの」
美希の大好きないちごババロアを作ってきたんだ。
だから、あとで一緒に食べよ?」
美希「春香……ありがとうなの」
春香「……」
美希「…………」
春香「こんな風に、美希とケンカみたいになったのって、久し振りだね」
美希「あそこまで言い合ったのは、たぶん初めてなの」
春香「でも、私たちは同じユニットの仲間だから」
美希「……そうだね」
春香「美希、明日からもガンバろうね」
美希「春香、765Angelsの仕事は今日から入ってるの」
春香「そうだったね……えへへ」
美希「実に春香らしいの」
美希と仲直りできたこの日から、あっという間に一週間が経ちました。
なんと今日、ついに新しいプロデューサーさんが来るそうなんです!
だから、いつもよりちょっと早く、事務所に来ちゃったりして。
どんな人なんでしょうか。
少しだけの不安と、溢れそうな期待で、朝からずっとドキドキしてます!
律子「みんなー集まって!」
一同『 はーい! 』
あっ、どうやら来たみたいです。
それでは皆さん、またお会いしましょう!
なんと今日、ついに新しいプロデューサーさんが来るそうなんです!
だから、いつもよりちょっと早く、事務所に来ちゃったりして。
どんな人なんでしょうか。
少しだけの不安と、溢れそうな期待で、朝からずっとドキドキしてます!
律子「みんなー集まって!」
一同『 はーい! 』
あっ、どうやら来たみたいです。
それでは皆さん、またお会いしましょう!
律子「じゃあ、新しいプロデューサーを紹介するわね」
千早(随分しっかりした体格の人ね)
春香(あれっ、この顔どこかで見たことが……)
P「初めまして、待丘修造です」
真「……やっぱり修造さんだ!」
響「来てくれたんだ! 自分、すっごく嬉しいぞ」
P「うん、響とは番組で一緒になったことがあったね」
伊織「えっ、アンタたち知り合いなの?」
響「そうだぞ! 修造プロデューサーは、すごく情熱的な先生なんだー」
律子「以前はテニスをやっていたそうよ」
P「まあ、それはちょっとしたもので、今はこっちの仕事が完全にメインですよ」
真(うわあ本物だ……)
社長「ウォッホン、では、早速、みんなに向かって挨拶をしてくれたまえ」
千早(随分しっかりした体格の人ね)
春香(あれっ、この顔どこかで見たことが……)
P「初めまして、待丘修造です」
真「……やっぱり修造さんだ!」
響「来てくれたんだ! 自分、すっごく嬉しいぞ」
P「うん、響とは番組で一緒になったことがあったね」
伊織「えっ、アンタたち知り合いなの?」
響「そうだぞ! 修造プロデューサーは、すごく情熱的な先生なんだー」
律子「以前はテニスをやっていたそうよ」
P「まあ、それはちょっとしたもので、今はこっちの仕事が完全にメインですよ」
真(うわあ本物だ……)
社長「ウォッホン、では、早速、みんなに向かって挨拶をしてくれたまえ」
P「今日から、一年間の契約で、僕は君たちをプロデュースすることになります。
今年の僕のテーマは「本気」。
本気になれば自分が変わる、本気になれば全てが変わる。
……さあ皆さん、今年は本気になって頑張っていきましょう」ニカッ
真・響「「はい!!!」」
他(……?)
亜美「亜美たちいつだって本気だよ?」
美希「そうなの、ミキたち、とーってもガンバってるの」
伊織「ま、その辺は今まで通りで問題ないんじゃないかしら」
ダヨネー……デスゥ……ワタクシモ……ウッウー……ウンメイノヒトハァ……
今年の僕のテーマは「本気」。
本気になれば自分が変わる、本気になれば全てが変わる。
……さあ皆さん、今年は本気になって頑張っていきましょう」ニカッ
真・響「「はい!!!」」
他(……?)
亜美「亜美たちいつだって本気だよ?」
美希「そうなの、ミキたち、とーってもガンバってるの」
伊織「ま、その辺は今まで通りで問題ないんじゃないかしら」
ダヨネー……デスゥ……ワタクシモ……ウッウー……ウンメイノヒトハァ……
P「……君たち」
一同『 はい? 』
P「もっと熱くなれよおおおおおおおおおおお!!!」
ビクッ
P「もっと熱くなれよ! 熱い血燃やしていけよ!!」
P「人間熱くなった時が本当の自分に出会えるんだ」
貴音「お言葉ですが、プロデューサー殿、闇雲に熱くなっても仕方がないのでは?」
P「違う、俺が言いたいのはそうじゃない」
P「君たちは、昨年ブレークして、いま実質的な二年目を迎えている」
P「しかし、この業界には“二年目のジンクス”という言葉がある」
P「一年目がどんなにうまく行ってても、
二年目でサッパリになってしまうことなんて、ザラにあるんだ」
P「……萩原雪歩、どうしてかわかるかい?」
雪歩「は、はひぃ!?」ビクッ
一同『 はい? 』
P「もっと熱くなれよおおおおおおおおおおお!!!」
ビクッ
P「もっと熱くなれよ! 熱い血燃やしていけよ!!」
P「人間熱くなった時が本当の自分に出会えるんだ」
貴音「お言葉ですが、プロデューサー殿、闇雲に熱くなっても仕方がないのでは?」
P「違う、俺が言いたいのはそうじゃない」
P「君たちは、昨年ブレークして、いま実質的な二年目を迎えている」
P「しかし、この業界には“二年目のジンクス”という言葉がある」
P「一年目がどんなにうまく行ってても、
二年目でサッパリになってしまうことなんて、ザラにあるんだ」
P「……萩原雪歩、どうしてかわかるかい?」
雪歩「は、はひぃ!?」ビクッ
雪歩「……ええと、あのぅ(うぅ、やっぱりちょっと怖いかも)」
P「」ジッ
雪歩(あ、私の目を見てる……)
P「……」
P「ドント ウォーリィ、 ビー ハッピー」ニカッ
雪歩「」バタッ
真・春香「雪歩!!」
PΣガーン
伊織「ちょっと何てことすんのよ! アンタ雪歩を殺す気?」
P「いや、男性が苦手とは聞いてたけど、これほどとは……」アタフタ
伊織「こんな暑苦しい男の顔面ドアップとか、いきなり無理に決まってるでしょ!!」
P「えっ」ガガーン
真「とりあえず、雪歩をソファーへ」
あずさ「ここで寝かしといてあげましょう」
P「」ジッ
雪歩(あ、私の目を見てる……)
P「……」
P「ドント ウォーリィ、 ビー ハッピー」ニカッ
雪歩「」バタッ
真・春香「雪歩!!」
PΣガーン
伊織「ちょっと何てことすんのよ! アンタ雪歩を殺す気?」
P「いや、男性が苦手とは聞いてたけど、これほどとは……」アタフタ
伊織「こんな暑苦しい男の顔面ドアップとか、いきなり無理に決まってるでしょ!!」
P「えっ」ガガーン
真「とりあえず、雪歩をソファーへ」
あずさ「ここで寝かしといてあげましょう」
真美「おおぅ、あずさおねぃちゃんの膝枕……」
亜美「んっふっふ~漢の夢が膨らみますなあ」
P「んんっ、んんっ!」(咳払い)
P「とにかく、アイドルのみならず、芸能界は常に戦いの世界だ」
P「闘争心や向上心を失ったら、すぐさま落ちてしまうと言っても過言ではない」
P「それを忘れないよう、いや、これまでよりもっと熱くなって、これから共に活動して欲しい」
P「というわけで、(雪歩不在だけど)これから一年、よろしくお願いします」
一同『 よろしくお願いしまーす !! 』
真「なんか気合入ってきたよ……よーし、これからもジャンジャンバリバリ活動して行きますよ!」
響「二年目のジンクスも、みんなとプロデューサーがいればなんくるないさー!」
伊織(単細胞組はお気楽ね……)
千早(正直、不安だわ……)
亜美「んっふっふ~漢の夢が膨らみますなあ」
P「んんっ、んんっ!」(咳払い)
P「とにかく、アイドルのみならず、芸能界は常に戦いの世界だ」
P「闘争心や向上心を失ったら、すぐさま落ちてしまうと言っても過言ではない」
P「それを忘れないよう、いや、これまでよりもっと熱くなって、これから共に活動して欲しい」
P「というわけで、(雪歩不在だけど)これから一年、よろしくお願いします」
一同『 よろしくお願いしまーす !! 』
真「なんか気合入ってきたよ……よーし、これからもジャンジャンバリバリ活動して行きますよ!」
響「二年目のジンクスも、みんなとプロデューサーがいればなんくるないさー!」
伊織(単細胞組はお気楽ね……)
千早(正直、不安だわ……)
やよい「うっうー! みなさんがんばっていきましょう!」
伊織・千早「!」
やよい「プロデューサー、みんなといっしょに、あれやってもいいですか?」
P「あ、ああ(アレって何のことだ……?)」
やよい「せーのっ……はい、」
『 ターッチ!! いぇい! 』
パチパチパチ……
P(なんだこの雰囲気……凄く良い感じにまとめてくれた)
伊織(まあ、一年くらいならああいうノリも悪くないかもしれないわね)
千早(高槻さんがうれしそうなら、何だっていいわ)
・1週間後
――765プロ近辺の喫茶店――
美希「おはようございますなの~」
春香「あっ来たきた」
千早「これで全員揃ったわね」
伊織・千早「!」
やよい「プロデューサー、みんなといっしょに、あれやってもいいですか?」
P「あ、ああ(アレって何のことだ……?)」
やよい「せーのっ……はい、」
『 ターッチ!! いぇい! 』
パチパチパチ……
P(なんだこの雰囲気……凄く良い感じにまとめてくれた)
伊織(まあ、一年くらいならああいうノリも悪くないかもしれないわね)
千早(高槻さんがうれしそうなら、何だっていいわ)
・1週間後
――765プロ近辺の喫茶店――
美希「おはようございますなの~」
春香「あっ来たきた」
千早「これで全員揃ったわね」
春香「なんか久しぶりだね、このプチ・ミーティング」
千早「私がやろうって言い出しておいて何だけど、最近忙しかったから……」
美希「ジッサイはお茶飲んでテキトーに喋ってるだけな気がするんだけど、
ミキ的にはそれくらいが良いって思うな」
千早「そうね、ちょっとした息抜きと考えてもらえればいいわ」
春香「なんとなくお仕事の話してて、気づいたら全然関係ない話になってるのとか、面白いよね」
千早「新しいプロデューサーが来てからそろそろ1週間だけど、みんな調子はどう?」
美希「そうだね……」
美希「こないだ、生っすかの収録があったときは、なかなか話がわかるってカンジだったの」
春香「えっ」
千早(溜息)
千早「美希、あれはね……」
千早「私がやろうって言い出しておいて何だけど、最近忙しかったから……」
美希「ジッサイはお茶飲んでテキトーに喋ってるだけな気がするんだけど、
ミキ的にはそれくらいが良いって思うな」
千早「そうね、ちょっとした息抜きと考えてもらえればいいわ」
春香「なんとなくお仕事の話してて、気づいたら全然関係ない話になってるのとか、面白いよね」
千早「新しいプロデューサーが来てからそろそろ1週間だけど、みんな調子はどう?」
美希「そうだね……」
美希「こないだ、生っすかの収録があったときは、なかなか話がわかるってカンジだったの」
春香「えっ」
千早(溜息)
千早「美希、あれはね……」
――BBS赤坂スタジオ――
美希「zzz……zzz……」
春香「もう、美ー希ー! 本番30分前だよ!」
美希「……((はにぃぁんしょうれはまだ早いのぉ))……」
春香「何言ってんだかぁ……」
千早(溜息)
千早「こうなったら、何をやってもダメね」
千早「自然に起きるまで、待つしか……」
春香「千早ちゃん……」
コンコン
P「入ってもいいか?」
春香「あ、大丈夫です!」
ガチャ
P「……」
P「美希はまだ寝ているのか」(溜息)
美希「zzz……zzz……」
春香「もう、美ー希ー! 本番30分前だよ!」
美希「……((はにぃぁんしょうれはまだ早いのぉ))……」
春香「何言ってんだかぁ……」
千早(溜息)
千早「こうなったら、何をやってもダメね」
千早「自然に起きるまで、待つしか……」
春香「千早ちゃん……」
コンコン
P「入ってもいいか?」
春香「あ、大丈夫です!」
ガチャ
P「……」
P「美希はまだ寝ているのか」(溜息)
春香(あわわ……プロデューサーさん来て早々にこれはマズいよぉ)
春香「あの、これはその……」
千早「み、美希流の調整法なんです」
千早(苦しいわね……)
P「そうか、なら仕方ないな」
春香「へ?」
P「本番でしっかりやってくれるならいいよ」
千早(もっと厳しいかと思ってたのに、意外だわ)
P「ただ、たとえば寝起き直後は声が出にくくなったりするけど」
P「そういったことが影響して何かやらかすようだったら、色々と考えさせてもらう」
P「うまくやってるうちは、僕は何も言わない」
春香「そうですか……」
千早(やっぱり、熱心な反面、厳しい人なのね)
春香「あの、これはその……」
千早「み、美希流の調整法なんです」
千早(苦しいわね……)
P「そうか、なら仕方ないな」
春香「へ?」
P「本番でしっかりやってくれるならいいよ」
千早(もっと厳しいかと思ってたのに、意外だわ)
P「ただ、たとえば寝起き直後は声が出にくくなったりするけど」
P「そういったことが影響して何かやらかすようだったら、色々と考えさせてもらう」
P「うまくやってるうちは、僕は何も言わない」
春香「そうですか……」
千早(やっぱり、熱心な反面、厳しい人なのね)
美希「むにゃ……あ、プロデューサー、おはようなの」
P「おはよう、美希。よく寝れたかい?」
美希「はいなのー……」
P「そろそろ本番だからな」
美希「うん、ガンバるの~」
春香(爽やかさが一周して怖いですよ……)
美希「ええっ!? あれってそういう話だったの……」
千早「そうよ、だから気を抜いてはいけないわ」
美希「怖いの……けっこうキビシい人なんだね」
千早「でも熱心なのは間違い無いわ。レッスンも良いみたい」
春香「そういえば、こないだ響ちゃんから聞いたんだけど……」
P「おはよう、美希。よく寝れたかい?」
美希「はいなのー……」
P「そろそろ本番だからな」
美希「うん、ガンバるの~」
春香(爽やかさが一周して怖いですよ……)
美希「ええっ!? あれってそういう話だったの……」
千早「そうよ、だから気を抜いてはいけないわ」
美希「怖いの……けっこうキビシい人なんだね」
千早「でも熱心なのは間違い無いわ。レッスンも良いみたい」
春香「そういえば、こないだ響ちゃんから聞いたんだけど……」
――レッスンスタジオ――
♪オンナナラ タッエ ラレッマッス ツヨイカラー~
ダンス講師「はい、じゃあ一旦休憩ね」
『 はーい! 』
P「みんな、お疲れ、ドリンク持ってきたぞ」
やよい「うっうー! ありがとうございますー!」ガルーン
響「ありがとう、プロデューサー。どう、どう? 自分たちのレッスンは?」
P「ああ、響はさすがダンスの看板だな。やよいも元気があって良かった」
響「でしょでしょ、自分凄かったでしょ?」
P「ただ、(響は)自信が先行してちょっと走りすぎな所があるから、連携も考えてな」
響「……気をつけるぞ」
雪歩(うぅ……プロデューサーに見られてると思うと、ちょっと緊張するよぉ)
♪オンナナラ タッエ ラレッマッス ツヨイカラー~
ダンス講師「はい、じゃあ一旦休憩ね」
『 はーい! 』
P「みんな、お疲れ、ドリンク持ってきたぞ」
やよい「うっうー! ありがとうございますー!」ガルーン
響「ありがとう、プロデューサー。どう、どう? 自分たちのレッスンは?」
P「ああ、響はさすがダンスの看板だな。やよいも元気があって良かった」
響「でしょでしょ、自分凄かったでしょ?」
P「ただ、(響は)自信が先行してちょっと走りすぎな所があるから、連携も考えてな」
響「……気をつけるぞ」
雪歩(うぅ……プロデューサーに見られてると思うと、ちょっと緊張するよぉ)
P「雪歩、ちょっと良いか」
雪歩「は、はぃぃぃ!」ビクビク
響(雪歩、まだプロデューサーにビビってるぞ……)
P「良くない言い方だけど、雪歩は消極的になってるな。全てのものをマイナスに考えてる」
P「マイナスに考えたら身体に出ちゃうんだ」
P「ミスを恐れて、思い切りのあるパフォーマンスができてない」
P「それでお客さんの心を掴めると思うか?」
雪歩「……思わないですぅ」
P「だったら変えるしかねぇだろ、考え方を」
P「すべてにおいて、できる!やれる!大丈夫! そう思うしかない」
P「気持ちはすぐに切り替えられるものじゃないから、まず言葉に出そう」
P「できる!やれる!大丈夫!」
雪歩「できます、やれます、大丈夫です」
雪歩「は、はぃぃぃ!」ビクビク
響(雪歩、まだプロデューサーにビビってるぞ……)
P「良くない言い方だけど、雪歩は消極的になってるな。全てのものをマイナスに考えてる」
P「マイナスに考えたら身体に出ちゃうんだ」
P「ミスを恐れて、思い切りのあるパフォーマンスができてない」
P「それでお客さんの心を掴めると思うか?」
雪歩「……思わないですぅ」
P「だったら変えるしかねぇだろ、考え方を」
P「すべてにおいて、できる!やれる!大丈夫! そう思うしかない」
P「気持ちはすぐに切り替えられるものじゃないから、まず言葉に出そう」
P「できる!やれる!大丈夫!」
雪歩「できます、やれます、大丈夫です」
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