元スレ鳴上「桜が丘高校に転校…ですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
305 = 250 :
ま
306 :
長い買い物だな
307 = 250 :
徹夜で書いてるっぽいし寝オチかな
308 :
しえんぬ
311 :
ふむ
312 = 306 :
り
313 = 94 :
>>307
なぜバレた…ユーのソウルに震えたぜ
ゆっくりだけど再開します
314 = 298 :
最後まで頼むぞ!
315 = 94 :
番長「梓ぁ!」
直感で分かる
あの流星攻撃を受けてはならない
ましてや、戦闘には不慣れな梓ではまともに受けることさえ難しいだろう
もし、あの距離でまともに喰らってしまえば…!
間に合え!!
番長「デカラビア!」『テトラカーン』
317 = 94 :
番長「ぐあっ…!」
とっさの判断で梓と律に盾を張ることは出来たものの
さすがに自身には間に合わず、その苛烈な流星攻撃をまともに受けてしまう
梓「番長さん!」
律「番長!」
318 = 94 :
梓「しっかりしてください!」
なんとか防御姿勢はとれたものの、右足が動かない
律「…ひどい怪我だ、折れてるかもしれない」
確かに…不思議と痛みは無いが右足が変な方向へと曲がっている気がする
…痛みがないってまずいんじゃないか?
律「退がっててくれ、番長」
しかし…
梓「ム、ムギ先輩!番長さんの手当を!」
320 = 94 :
紬「番長君!」
唯「だ、大丈夫!?って大丈夫じゃないよね!?」
二人が駆け寄ってくる
とても心配そうな表情だ
番長「唯、落ち着け」
不安を広がらせてはいけないと感じ、唯を落ち着かせる
紬「唯ちゃん、添え木になりそうなものを探して来て」
紬はどこで覚えたのか、応急処置を的確にこなしている
321 = 94 :
律「梓、あたしらでやるぞサポート頼む」
梓「はいです!」
二人は澪の影へと向き直す
澪の影「なんだ、生きてるんだぁ…つまらない」
澪の影「さっさと居なくなってよ!」『アタック』
澪の影は翼を広げると律を目がけて振り下ろす
律「体動かすのはあたしの得意分野なの知ってるだろ?」『真・物理見切り』
律は翼をギリギリまで引きつけ、紙一重で避ける
323 = 94 :
律「行くぜ、澪!」『デスバウンド』
タムリンの構えた槍先から斬撃が放たれる
これなら距離を取りつつダメージを与えられそうだ!
だが、澪の影も黙ってやられる訳ではない
澪の影「お前はぁ!いつもぉ!」『ブフダイン』
巨大な氷の塊が律へと襲いかかる
律「タムリン!」『ガード』
ペルソナを呼び戻し、防御姿勢を取る
しかし、かなりの威力だ
致命傷ではないものの、そう何回も受けてはいられない
324 = 94 :
梓「律先輩!…ネコショウグン!」『メディラマ』
ダメージを受けた律の体が軽くなる
律「梓のペルソナ、回復も出来るのな」
梓「私の力は軽音部を守るための力ですから」
攻撃はあたし、回復は梓、これならなんとか対抗出来そうだ
326 = 94 :
紬「これで処置は完了よ」
紬は ふう と額の汗を拭った
番長「ありがとう」
唯「痛々しいね…」
唯は包帯でぐるぐる巻きの俺の右足を見つめている
番長「大丈夫、痛みは無いから…それより、秋山さんを」
澪は客席に横になっている
とても辛そうにうなされているが…
329 = 94 :
唯「…澪ちゃんがこんなに悩んでたなんて知らなかった」
唯「…いつも楽しそうで怒りんぼでりっちゃんと笑いあってたのに」
紬「澪ちゃんは繊細だから…女の子が好きなんて言えずにため込んじゃったのかな」
…
唯「私、全然駄目だね…友達なのに何も知らなくて」
紬「私だって…誰よりも理解はあるつもりなのに」
330 = 94 :
二人は今にも泣き出しそうだ…
番長「…友達だからこそ、言えないこともある」
番長「だからこそ、もし悩みを打ち明けてくれたなら…力になってやれば良い」
番長「軽音部の絆の強さは皆を見てれば分かる」
番長「誰かが悩んでいるなら五人で分け合えば良い」
番長「誰かに嬉しいことがあったなら、五人で五倍にして喜べば良い」
番長「だから今は泣いてちゃ駄目だ」
番長「秋山さんの悩みを五人で分け合うんだ」
331 = 211 :
くっさいですぅ
333 = 94 :
紬「ありがとう…私、澪ちゃんの力になってあげたい」
唯「うん…!」
二人は笑顔を取り戻した
唯「でもね、五人じゃないよ!番長君も入れて六人なんだからね!」
唯…
皆の優しい想いが伝わってくる
334 = 306 :
みんなとは普通に友情がいいな
HTTのみんなが仲違いするのは見たくないしハーレムはちょっと…
335 = 94 :
澪の影「く、くそぉ…!」
律「はぁ…はぁ…」
澪の影「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ」
澪の影「どうせ、私の想いは届かない!なのに優しくされても傷つくだけなんだよ!」『コンセントレイト』
澪の影は精神を集中している…
梓「律先輩!何か大きいのが来ます!離れて下さい」
律「…逃げないよ」
336 :
ハーレムいいじゃないか
でも好きに書くのが一番
337 = 94 :
律「澪の闇を一緒に背負うって決めたんだ!」
律「全部…全部受け止めてやる!」
澪の影の頭上に冷気が収束している…!
律が危ない!
!?
右足のせいで思うように動けない…!
338 = 250 :
しえん
339 :
いまさらだけど女子高・・・
340 = 94 :
やめろ…やめろぉぉぉ!!!
唯「りっちゃあん!!!」
紬「りっちゃん!!!」
梓「律先輩!!!」
澪の影「りぃぃぃぃつぅぅぅぅ!!!」『ニブルヘイム』
カッ…!!!
澪「り…つぅ…」
341 = 94 :
凍てついた冷気が肌を襲う
あまりの威力にステージは粉々に砕け
砕けた破片は全て凍り付き、その時を止めている…
り、律は…!?
澪の影「なんで…」
澪の影「もう、顔なんてみたくないのに…」
澪の影「忘れたいのに…」
澪の影「本気で殺そうとしたのに…」
342 = 94 :
澪の影「なんで…立ってるんだよぉ…」
澪の影「なんで…助けようとするんだよぉ…」
律「…言っただろ」
律「澪の闇は…」
律「あたしも一緒に背負うって…!」『不屈の闘志』
344 = 94 :
律「澪、おいで」
澪「律…」
律「自分と向き合わなきゃ、いつまでも進めないよ」
律は優しく語りかけている…
澪「私…は」
澪の影が人の姿へ戻ってゆく…
澪の影「…」
345 = 94 :
澪「私は…律が好きだった…」
澪「私に無いものを沢山持ってて、いつも格好良くて…」
澪「私は女なのに…律が好きという想いを伝えたら、全てが壊れる気がして…」
澪「だから、男の人を好きになろうとした…諦めたかった…」
澪「で、でもやっ、ぱ、り、律が忘、れられ、なくて」ぽろ…
澪の影「…」
346 = 203 :
あげ
348 = 94 :
澪「じぶ、ん、を必死に、だまそ、うとして…」
澪「あ、なた、を生み出し、た…」
澪「私、律が、好き…忘れるな、んて出来ない」
澪「あなたも…同じ気持ちの、はずだよ…」
澪「あなたは、私、私は、あなたなんだから…」
澪の影「私も…律が大好き…」
自分の弱さを認め、澪は新たな強さを得る…
我は汝…汝は我…
澪は神々の支配者『セト』を得た
349 = 94 :
澪「これ…私…?」
律「…醜いあひるの子は、どこまでも羽ばたける竜だったんだ」
律「澪が無理して変わる必要は無いよ…だって澪にはこんな大きな翼があるんだから」
350 = 94 :
澪「りづぅ…!」
律「澪は…強い子だよ」
二人は強く抱きしめあっている…
この絆が切れることは二度とあり得ないだろう…
唯「りっちゃん!澪ちゃん!」たたたっ
紬「まぁまぁまぁまぁまぁ」とととっ
梓「律先輩!澪先輩!」とてとて
みんなの評価 : ☆
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