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    元スレ岡部「961プロ…?」

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    1 :

    岡部「…で、俺にプロデューサーをやれと?」

    黒井「ウィ。その通りだ岡部とやら…貴様には何か光るものを感じたのでな」

    岡部「俺が街中でスカウトされてホイホイついていく男だと思うのか?」

    黒井「貴様、今の芸能界を何と見る?」

    岡部「……闇の陰謀が渦巻く、混沌の極み」

    黒井「…その通りだ岡部よ、そしてその混沌をお前の手で収束させたいとは思わんか?」

    岡部「……なに?」

    黒井「貴様の言った通り、今の芸能界はどこぞの者とも知れぬ奴らがはびこっている」

    黒井「…その芸能界で、自らの力を示してみたいとは思わんか?」

    岡部「……!!」

    ゴロゴロゴロ ピッシャーン(雷の音)

    2 = 1 :

    黒井「貴様は秋葉原なぞに留まる器ではない…世を統べる才能を感じる」

    黒井「ならばその力をわが961プロで…」

    岡部「…いい、それ以上言うなMr.ブラックよ」

    黒井「ほう」

    岡部「…芸能界は混沌の極み、その道のプロフェッショナァルの貴方が言うのなら間違いないのだろう」

    岡部「……だがMr.ブラック、俺が求めるものは統治された未来ではない」

    岡部「なんだか分かるか?」

    黒井「…言ってみろ」

    岡部「更なる混沌だよ、Mr.ブラック」

    黒井「……!!」

    ゴロゴロゴロ ピッシャーン(雷の音)

    3 :

    二人とも楽しそうだな

    4 :

    千早と助手に期待

    5 = 1 :

    岡部「俺の力があれば、芸能界ごときひっくり返すのは容易い」

    岡部「…よかろう、この狂気のマァッドサイエンティスト!鳳凰院凶真がっ!!」

    岡部「芸能界に更なる混沌を導いてやるっ!!!」ブワサッ

    黒井「…くく、やはり私の思った通りだよ、岡部…いや、鳳凰院凶真」

    岡部「フフ……」

    黒井「フハハ……」

    岡部・黒井「フゥーハハハハハハ!!!!!」

    黒井「ゲホッ!ゲホゲホッ!」

    岡部「Mr.ブラック、無理はいけない」

    黒井「ふむ…すまんな」

    岡部「知的のど飴だ」

    黒井「うまいな」ペロペロ

    6 :

    これはすごい組み合わせだなwww

    7 = 1 :

    冬馬「大丈夫かオッサン!」ガチャ バターン

    黒井「おお冬馬か…問題ない、少し咳こんだだけだ」

    冬馬「頼むぜ、俺のデビュー前に倒れられたら俺が困るんだからよ」

    黒井「その件だが…お前のプロデュースはこの男がする」

    冬馬「…誰だよ、この頼りないオッサンは」

    岡部「おっさ…!……ゴホン!いいか、よく聞けぇ!」

    冬馬「!?」

    岡部「俺の名前は、フェニックスの鳳凰に院!それと凶悪なる真実で!」

    岡部「ふぉおうおういんgきよおうまだ!よぉく覚えておけ青二才!」

    冬馬「ぅぐっ…!」

    冬馬(なんて言ったか聞き取れなかったけど…)

    冬馬(…なんかカッケーじゃねえかっ!!)

    8 :

    スレタイでちょっと笑える

    9 :

    どうしようもない予感しかしないけど期待

    10 :

    ちっひーはまだか

    11 = 1 :

    黒井「そういうことだ、明日からこの岡部倫太郎がお前のプロデューサーだ」

    冬馬「だ、だけどよ…こいつ素人なんだろ?大丈夫なのかよ」

    岡部「案ずることはぬわぁい!なぜなら俺は世界を混沌に導く男!」

    岡部「ならば芸能界を更なる混沌に導くことなど造作もあるまい!違うか!?」

    冬馬「…そうだな!その通りだ岡部のオッサン!」

    岡部「岡部ではない!鳳凰院凶真だっ!」

    冬馬「分かったぜ凶真!」

    岡部「ふむ、いい返事だ…よかろう、俺と貴様が組めば…」

    冬馬「楽勝、だぜ!」

    岡部「む…い、意外と熱い男なのだな…」

    冬馬「さぁ!さっそく俺をプロデュースしてくれよ凶真!さぁ!」

    岡部「う、うむ…」

    岡部(いかん、けっこうこいつ苦手なタイプかも)

    13 = 1 :

    黒井「クク…けっこうだ2人とも」

    冬馬「ああ!今すぐにでもレッスンに行きたい気分だぜ!」

    岡部「だが焦るな冬馬よ、まずは作戦を練らねばならん」

    冬馬「作戦?」

    岡部「ああ…何事にもやはり入念な準備は必要なものなのだ」

    黒井「その大局を見る力…やはり私の見込んだ通りのようだ」

    岡部「明日の朝10時、またここに来る…そのときに完璧な作戦を披露しよう」

    冬馬「分かったぜ凶真!明日から俺たちのビクトリーロードが始まるんだな!」

    岡部「それでは…エル・プサイ・コングルゥ」

    黒井「アデュー」

    岡部「……うむ」

    14 = 1 :

    -その後、未来ガジェット研究所-

    ダル「で、僕達に助けを求めに来たってわけ?」

    岡部「うむ」

    ダル「甘い!甘いぜオカリン!勝手に面倒なことを引き受けといて他人様に迷惑をかけるなんて」

    岡部「フェイリスのセーラー服コスプレ写真」

    ダル「僕に出来ることならなんでもするお、オカリン」

    岡部「頼りにしているぞ、マイフェイバリットライトアームよ」

    紅莉栖「ハァ…男ってみんなこうなのかしら、あほらし」

    岡部「んん?なぁにか言ったか、助手よ」

    紅莉栖「だから助手じゃないって言っとろーが!」

    まゆり「……」チクチク

    15 = 12 :

    まゆしぃにキラメキラリ歌って欲しいなー

    17 = 1 :

    紅莉栖「ていうか、アンタ芸能のことに関してはズブの素人でしょうが…何か算段はあるの?」

    岡部「ぬわぁいっ!」ブワサッ

    紅莉栖「なんでそんな自信満々なのよ…」

    岡部「ククク…なぜなら俺は!世界を混沌に導く狂気のマッド(ry」

    紅莉栖「分かった分かった…なら作戦を立てるうえでも、まずはメンバーを教えなさいよ」

    岡部「んん?実は仲間に加わりたかったのではないか、助手よ」

    紅莉栖「んなっ…!そ、そんなわけあるかバカ岡部!」

    ダル「リア充爆発しろ」

    岡部「…む?まゆりはまた縫い物か?」

    まゆり「んー…今度コスプレイベントがあるのです、るかくんに着てもらおうと思って…」チクチク

    岡部「ふむ、そうか…ならばこちらの作戦への参加は無理強いすまい」

    18 = 1 :

    ダル「で、結局アイドルの子たちはどんな感じなのよ?」

    岡部「うむ、これがプロフィールだ」

    紅莉栖「ふむん…天ケ瀬冬馬、か」

    ダル「なんだ男かよ、そっ閉じ余裕ですた」

    岡部「一度決めたことを無かったことにするのは俺の主義に反するのでな、なんとしても成功させる」

    紅莉栖「…やっぱり、アイドルって言ったらグループで活動するのが普通なんじゃないの?」

    ダル「うーん、今大人気の魔王エンジェルとかも3人組だもんなあ、そっちの方が良いと思われ」

    岡部「ふむ、なるほど…助手よ、貴様もたまには良いことを言うではないか」

    紅莉栖「べ、別に思ったことをそのまま…って、“たまには”とはなんだ“たまには”とは!」

    岡部「よし!明日は早速メンバー探しに行くぞ!」

    紅莉栖「人の話を聞けぇ!」

    19 = 1 :

    -翌日、961プロ玄関前-

    冬馬「…これが凶真の言う、ラボメンってやつらか?」

    岡部「ああそうだ!どいつも有能にして忠実なわがしもべであり…」

    ダル「オカリンオカリン、前置きはいいから」

    岡部「む…ゴホン!それでは今日は、アイドル候補となるメンバーを探しに行く!」

    冬馬「ま、待てよ凶真!別に俺一人でも…」

    岡部「いいか、まずはこれを見るのだ冬馬よ」ピラッ

    冬馬「…?」

    岡部「これが今後のプランだ」

    冬馬「す、すげぇ!俺の分析に始まり、それを補うために必要な要素!そしてトレーニング法までもが考えられていやがる!」

    紅莉栖(昨日夜遅くまで2人でなにを作っていたかと思えば…)

    ダル(正直フェイリスたんの写真1枚じゃ足りないってばよ)

    20 = 1 :

    岡部「このことから俺が何を言いたいのか…お前には分かるか、冬馬」

    冬馬「…わからねえ、わからねえよ凶真…!」

    岡部「仲間の大切さ、だ」

    冬馬「!!」

    岡部「これは俺一人で作ったものではない…そこにいるスーパーハカー、ダルの尽力無しには完成しなかった」

    ダル「スーパーハッカーな」

    岡部「そして医学的見地に基づく効果的なトレーニング…それは助手が考えたものだ」

    紅莉栖「ま、一般的な見解をデータ化しただけどね?あと助手ってゆーな」

    岡部「人は一人ではなにも出来ない…貴様とて然りだ、冬馬」

    冬馬「……」

    岡部(…む?)

    22 = 1 :

    冬馬「…くだらねえ、なにが仲間だ」

    冬馬「俺は地方から上京してきて一人でビッグになってやるって決めたんだ!他のメンバーなんていても邪魔なだけだ!」

    ダル「厨二病、乙!」

    紅莉栖「ちょ、橋田…!今そんなこと言う場面じゃ…!」

    岡部「冬馬」

    冬馬「……なんだよ」

    岡部「お前のプロデューサーは俺だ、少なくともアイドル業に関しては俺に従ってもらう」

    冬馬「うぐっ…!」

    紅莉栖「…岡部……」

    冬馬「…分かったよ!ただし、俺を納得させられるようなメンバーを連れてこいよな!」

    岡部「ああ、約束しよう」

    23 = 1 :

    紅莉栖「…橋田、こうなること分かってたの?」

    ダル「んー、なんかあの冬馬くんと前のオカリンが、どこか似てるんだよね」

    ダル「冬馬くんみたいなこと言ってる人を見たら、間違いなく説教するなーって思っただけだお」

    紅莉栖「……そっか」

    紅莉栖(…私は岡部と出会ってからまだ1週間くらいしか経ってない、あいつのこともほとんど知らない)

    紅莉栖(……前の世界線がどうとか言われても、私にはなにも…)

    「おい助手!早く来ないと置いていくぞ!」

    紅莉栖「…へ!?あ、い、今行く!」

    紅莉栖(でも、確実に私はこの世界線にいるし、あいつも目の前にいる)

    紅莉栖(…とりあえず今は、日本での生活をエンジョイしようかしらね)

    紅莉栖「待ちなさいよ岡部ー!」タッタッタ


    chapter 1 『自尊感情のビッグディッパー』

    24 = 1 :

    -街中-

    岡部「というわけで街中に着いたぞ!」

    ダル「で、まずはどんな人を探すの?」

    冬馬「このプランによると…頼れる兄貴分みたいな存在か」

    紅莉栖「そんな人が簡単に見つかるわけ…って、あれ漆原さんじゃない?」

    岡部「む、確かにあれはルカ子だが…こんな街中で金髪の男と一体何を」

    ダル「…どう見てもナンパだと思われ」


    北斗「ねえキミかわいいね、俺とお茶でもどう?」

    るか「え…あ、あの…ボク、その…」

    北斗「自分のことボクって言うんだ!俺の好みド真ん中だよ!」

    るか「こ、困りますぅ…」

    25 = 1 :

    北斗(んー、ヒマだからナンパでもって思ったけど…)

    北斗(最近は成績悪いしなぁ…この子も反応良くないし)

    岡部「おいルカ子よ、こんなところで何をしている」

    北斗「!」

    るか「あ、おか…じゃなくて、凶真さん!え、エル・プサイ…」

    岡部「ええい!それは別れの挨拶だと言っとろーが!」

    北斗「えーっと…お嬢さんの知り合いかな?」

    紅莉栖(一応確認しておくけど、お嬢さんではないのよね?)

    ダル(いや、これは金髪兄ちゃんが悪いわけではないお)

    冬馬(助手さんといいこのルカ子さんといい…凶真の知り合いにはイケてる女が多いなぁ…)

    26 = 1 :

    岡部「うむそうだ、俺はこいつの師匠でもある」

    北斗「あははっ…ずいぶん面白いんだね」

    岡部「して青年よ、こんな時間にナンパとは精が出るな」

    北斗「サンキュー、まあ夜の仕事だしね…早起きしてもやることが無いのさ」

    岡部「夜というと…ホストかなにかか?」

    北斗「ご明答、そんな感じさ」

    岡部「灰色の脳細胞を持つ俺からすればこんな簡単な問題はクイズにもならん」

    北斗「はは、見たところ科学者、いや理科の先生かな?白衣なんて着てるし」

    ダル(オカリンと普通に会話している…金髪ホスト、恐ろしい子!)

    紅莉栖(いや、私からしたら普段アンタたちと会話してるメイド喫茶の人の方がすごいと思う)

    るか(一体何が起こっているんだろう…)

    27 :

    中鉢(一体なにがおこってるんだろう・・・)

    28 :

    千早に夢中になってる中鉢博士はよ

    29 = 1 :

    岡部「ところで、やることが無い…と言ったな」

    北斗「ああ…それがなにか?」

    岡部「…アイドル、やってみる気はないか?」

    北斗「アイドル?なんでまた」

    岡部「実はこういうわけでな…」

    ……

    北斗「なるほど…それでメンバーを集めている、と」

    岡部「ああ、見たところ貴様はホストをやるだけのルックスをしている」

    岡部「あとは貴様のやる気次第だ」

    北斗「……やる気、ねえ」

    30 = 27 :

    4℃様はまだでつか?ガイアが俺に囁いてきてちょっと五月蝿いんだけど

    31 = 1 :

    冬馬「凶真、ちょっといいか」

    岡部「む、どうした冬馬」

    冬馬「俺は反対だぜ、こんなチャラチャラしてるやつ」

    北斗「…へぇ、初対面の割にけっこうハッキリ言うね」

    冬馬「アイドルってのは甘い世界じゃねえ…中途半端な気持ちで来られても困るだけだ」

    北斗「ならキミはどれくらい本気でやってるのか、ここで証明できるかい?」

    冬馬「ああ、当然だ!見てろ!」バッ

    岡部「お、おい冬馬!突然踊りだすな!」

    ヤダーナンカオドッテルー アキハバラッテコワーイ デモカッコイー

    紅莉栖(は、恥ずかしい…!知り合いと思われたくない…!)

    ダル(でもとりあえずここにいる牧瀬氏マジツンデレ!)

    33 = 1 :

    冬馬「はぁ、はぁ…どうだ!」

    北斗「…驚いた」

    冬馬「…へっ!俺のダンスに言葉も出ないってか!」

    北斗「周り見てごらんよ」

    冬馬「へ?」

    女>1「きゃーこっち向いたー!写メ撮っちゃうー!」

    女>2「汗だくー!汗だくたまんなーい!」

    冬馬「お、おい女ども!見せものじゃねえんだ、失せろ!」

    キャーキャー ガッタイシターイ ムゲンパンチッテイッテー

    北斗(何かに一生懸命打ち込む、か)

    北斗(…今までの俺の人生に、そんなのあったかな?)

    34 :

    北斗の尻に一生懸命打ち込みたい

    35 = 1 :

    岡部「どうだ、金髪ホストよ」

    北斗「ま、彼のダンスは認めざるを得ないね」

    岡部「…これで貴様がアイドルにならないと言うのなら、俺は無理には誘わない」

    北斗「……アイドルになれば」

    北斗「アイドルになれば、もっと女の子にモテますかね?」

    岡部「ああ、今のホストクラブがどれくらいの規模か知らんが…恐らくその比ではないだろうな」

    冬馬「お、おい凶真!俺はそんなつもりでアイドルやってるわけじゃ…!」

    岡部「知っている、だがきっかけなど些細なもので構わない」

    岡部「大事なのはそいつが物事に対してどれだけ真剣に取り組んでいるかだ、違うか?」

    冬馬「ち、ちがわねえ…っ!」

    ダル(冬馬くんチョロすぎワロタ)

    36 :

    ルカ子・まゆりと涼・絵理の遭遇はまだか

    37 = 32 :

    >>36
    なんで助手と72がいないんだ

    38 = 1 :

    北斗「…ならやってやりますよ、アイドル」

    北斗「なにより、こんなボウヤにバカにされたままじゃ俺のプライドが許さないんでね」

    冬馬「んなっ…!誰がボウヤだ!」

    岡部「ええい、うるさい!とにかくこれで2人目を獲得したのだ!」

    岡部「さっさと3人目を探しに行くぞ!」

    るか「あ、あの凶真さん!ありがとうございました!」

    岡部「む?ああ気にするな、ラボメンの安全を守るのも俺のつとめだからな」

    北斗「ごめんね迷惑かけちゃって…お詫びに今度お茶でもどうかな?」

    るか「え!?あ、その…」

    北斗「あはは、冗談だよ!でも、そんなところもかわいいなあ」

    岡部(だが男だ)

    39 = 1 :

    岡部「それでは引き続きメンバー探索を行う!散!」

    ダル「ま、結局固まって行動するんだけどね」

    紅莉栖「漆原さんはどうするの?」

    るか「あ、ボクはまゆりちゃんと約束してるので…一回ラボの方へ行こうかと」

    紅莉栖「そ、気を付けてね」

    北斗「はは、まったく騒がしいな…ところで冬馬くん」

    冬馬「あ?んだよ」

    北斗「さっきの女の子の扱いを見るに…キミ、童貞だね?」

    冬馬「」ギクッ

    岡部「」ギクッ

    ダル「」ギクッ

    紅莉栖「童貞乙」

    chapter 1 『自尊感情のビッグディッパー』 END

    40 :

    支援しよう

    41 :

    「ギクッ」

    42 = 27 :

    「べ、べつに俺どどd・・・童貞じゃないし」

    43 = 1 :

    岡部「さて、次はここだ」

    ダル「オカリン、なんで雷ネットABの会場なんて来たのさ」

    岡部「いいか、雷ネットABは先を読み先を読み、頭脳を駆使する競技だ」

    岡部「俺が次にアイドルユニットに必要だと考えるのは、先のことを見通す洞察力!」

    岡部「すなわち雷ネットABでの上位成績者は、わが崇高なる計画に必要ということになるのだ!」

    紅莉栖「こんなカードゲームに没頭している輩に、ダンスを踊れるとは思えないけどね」

    ダル「ちょっと牧瀬氏、いくら牧瀬氏でも今の発言は見逃せないお」

    冬馬「そうだぜ助手さん!雷ネットは実は子供向けというよりも、俺たちみたいな大人に向けた作品で、そこから派生したABも戦略と戦術が交差する熱い…」

    ダル「え?」

    岡部「え?」

    冬馬「い、いや…なんでもねえ…」

    紅莉栖(…なんだこの既視感……はっ!これがリーディングシュタイナー…!)

    46 = 1 :

    北斗「それにしても、なんで俺まで一緒なんですかね」

    岡部「どうせ夜までヒマなのだろう、わがユニットの一員ならば当然の義務だ」

    北斗「やれやれ、強引なお方だ」

    ダル「うほっ!これは友情を超えた何かが舞い降りる予感…」

    紅莉栖「んなわけあるか、このHENTAI」

    冬馬(ば、バレてねえよな…?俺がキラリちゃんのフィギュアを持ってることもバレてねえよな…?)

    フェイリス「凶真ー!」ダキッ

    岡部「ぬおっ!?は、離れんかフェイリス!」

    ダル「おほっ!フェイリスたんだお!こんなところで会えるなんて、なんという僥倖!」

    フェイリス「ニャニャ!よく見ればダルニャンもクーニャンも…そっちのかっこいいお兄さんたちはどちらさまかニャ?」

    48 = 1 :

    北斗「はは、うれしいなあ!俺は伊集院北斗、今度俺の店に遊びに来てね☆」

    フェイリス「ニャら、ホクニャンもフェイリスのお店に遊びに来るニャ!」

    岡部「おい北斗、店はもうやめると約束したではないか」

    北斗「そういえばそうだった、残念」

    フェイリス「こっちのお兄さんはなんていう名前なのかニャ?」

    冬馬「ああ!?俺は今それどころじゃ…」

    冬馬「フェ、フェイリスさんだぁー!!」ズザー

    岡部「え?」

    ダル「え?」

    北斗「え?」

    紅莉栖「え?」

    49 :

    ダメだこの童貞・・・

    50 = 1 :

    冬馬「メイクイーンニャンニャンのNo.1メイドにして雷ネットABの影の最高実力者…」

    冬馬「フェイリス・ニャンニャンさんですよね!?俺ファンなんです!!」

    フェイリス「ニャニャ~♪フェイリスもけっこう有名になったもんだニャ~」

    冬馬「本物だ!すっげぇ!やっぱ東京はすご……」

    冬馬「い…」

    他のメンバー「……」

    冬馬「……」

    冬馬「…どうだった?俺の演技は」

    岡部「ウェイウェイウェイウェイ」

    ダル「これにはさすがのオカリンもツッコまざるを得ない」


    chapter 2 『思春期のアパシー』


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