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元スレ橙子「……眠そうだな、黒桐」黒桐「最近寝不足なんです…」
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>>459
〝余りにも〟の間違い
〝余りにも〟の間違い
このスレまだあんのかよwwwwwwいつまで書いてるんだよwwwwww
おいおい俺が保守するとでも思ってるのか?
してやるから早くしろ
してやるから早くしろ
何故式はあんなにも可愛いのか……
12:20~30くらいを目処に…再開させてください
12:20~30くらいを目処に…再開させてください
『……』
『……』
『……なあ、黒桐。今お前の話を整理してて一つ気づいた事があったんだが』
『はい、何ですか橙子さん。……僕、いい加減このやり取りにも飽きてきたんですが』
『……仕方ないだろう。お前の話はとにかく脇道に逸れやすいんだから。大体これだけ話したのに未だ本題に入ってないってどういう事だ』
『最初は式の性欲が強くて眠れない、次は勿体ぶって初体験の話をするだの言っておいて……お前ただ惚気を私に聞かせたいだけなのか』
『……』
『……なあ、黒桐。今お前の話を整理してて一つ気づいた事があったんだが』
『はい、何ですか橙子さん。……僕、いい加減このやり取りにも飽きてきたんですが』
『……仕方ないだろう。お前の話はとにかく脇道に逸れやすいんだから。大体これだけ話したのに未だ本題に入ってないってどういう事だ』
『最初は式の性欲が強くて眠れない、次は勿体ぶって初体験の話をするだの言っておいて……お前ただ惚気を私に聞かせたいだけなのか』
『あっ、バレちゃいました?』
『ばれいでか。……君が寝不足で困ってるというから、わざわざ今日は働かなくていいとまで言ってやったのに』
『すみません、この話を真面目に最後まで聞いてくれそうな人は、僕の周囲には橙子さんしかいなかったんです。誰かに惚気たかったんです』
『学人や大輔兄さんに話したら、それからずっとからかわれそうだし……秋隆さんとは、そんな話が出来る親しい仲になれていませんし』
『……鮮花は?こういう話こそあいつに聞かせるべきだろう。……いや、もしかして―――お前もう鮮花には話したのか?』
『……』
『(……やっぱりか)』
『ばれいでか。……君が寝不足で困ってるというから、わざわざ今日は働かなくていいとまで言ってやったのに』
『すみません、この話を真面目に最後まで聞いてくれそうな人は、僕の周囲には橙子さんしかいなかったんです。誰かに惚気たかったんです』
『学人や大輔兄さんに話したら、それからずっとからかわれそうだし……秋隆さんとは、そんな話が出来る親しい仲になれていませんし』
『……鮮花は?こういう話こそあいつに聞かせるべきだろう。……いや、もしかして―――お前もう鮮花には話したのか?』
『……』
『(……やっぱりか)』
『おい、どうなった。教えろ黒桐。私にはお前と式の惚気話なんかよりそっちの方がずっと気になる』ワクワク
『……今の橙子さん、すごく意地が悪い……というより、普段みたいな顔になってますね』
『それは普段の私は意地の悪い顔をしているという事か。……まあいい、どうなったどうなった。早く聞かせろ』ワクワク
『……結論から言うと、話しかけようとしただけで燃やされかけました』
『……』
『……今の橙子さん、すごく意地が悪い……というより、普段みたいな顔になってますね』
『それは普段の私は意地の悪い顔をしているという事か。……まあいい、どうなったどうなった。早く聞かせろ』ワクワク
『……結論から言うと、話しかけようとしただけで燃やされかけました』
『……』
『……』カチッ シュボッ
『……近寄ろうとした時には、あいつもう火蜥蜴の皮手袋付けてて……』
『……』フーッ…
『「おい鮮花、ちょっと僕と式の……」の「し」を言いかけた時、もう火は目の前でした』
『へぇ、燃えたろ?』
『燃えたら今ここであなたと会話できてません。ギリギリの所で何とか交わして、その後脇目も振らずに一直線に逃げ出しましたよ』
『……そうか』
『……近寄ろうとした時には、あいつもう火蜥蜴の皮手袋付けてて……』
『……』フーッ…
『「おい鮮花、ちょっと僕と式の……」の「し」を言いかけた時、もう火は目の前でした』
『へぇ、燃えたろ?』
『燃えたら今ここであなたと会話できてません。ギリギリの所で何とか交わして、その後脇目も振らずに一直線に逃げ出しましたよ』
『……そうか』
『……あれ以来、しばらく火がトラウマになりました。コンロ見る度にそれを思い出すんです。式がいなけりゃきっと僕は餓死してました』
『お前って、結局は式との惚気に話を持って行きたがるんだな。踏まれてもただで起きないその図太さは立派だ』
『……そうですか?珍しいですね、橙子さんが直球に僕の事を認めてくれるなんて』テレテレ
『(これはお前の話が長い事に対する皮肉なんだが……やっぱり、今のこいつじゃそんな事も分からんか)』
『まあ、それはおいといてだ。さっきお前の話を整理してて、一つ気づいた事があるって言ったろ。その後また話が脇道に逸れたけど』
『そうでしたね』
『お前って、結局は式との惚気に話を持って行きたがるんだな。踏まれてもただで起きないその図太さは立派だ』
『……そうですか?珍しいですね、橙子さんが直球に僕の事を認めてくれるなんて』テレテレ
『(これはお前の話が長い事に対する皮肉なんだが……やっぱり、今のこいつじゃそんな事も分からんか)』
『まあ、それはおいといてだ。さっきお前の話を整理してて、一つ気づいた事があるって言ったろ。その後また話が脇道に逸れたけど』
『そうでしたね』
『お前さ、式がアイスをがっついてる時、隣で一人物思いに耽ってただろ』
『まあ、式の方をチラ見しながらですけどね。アイスを一心不乱に頬張る式がそれはもう……』
『はいはい……その時お前『僕にとっても式にとっても初めての経験だけど』とか考えてた、って言ったよな』
『はい。出来るだけ良い思い出として残したい事ですからね。そりゃ色々と考えてますよ』
『問題はそこじゃない』
『どこです?』キョロキョロ
『下らん冗談言うようだと蹴っ飛ばすぞ。―――つまり、お前の初めての女は式って事だろ?』
『まあ、式の方をチラ見しながらですけどね。アイスを一心不乱に頬張る式がそれはもう……』
『はいはい……その時お前『僕にとっても式にとっても初めての経験だけど』とか考えてた、って言ったよな』
『はい。出来るだけ良い思い出として残したい事ですからね。そりゃ色々と考えてますよ』
『問題はそこじゃない』
『どこです?』キョロキョロ
『下らん冗談言うようだと蹴っ飛ばすぞ。―――つまり、お前の初めての女は式って事だろ?』
『え……はい……いや、まぁ……///』カァァ…
『……お前さ、人に意気揚々と性生活語ろうとしたりするくせに変に初心な所あるね』
『つまりだ。お前は三月某日まで女と関係を持った事がなかった。これは確かだな?』
『……えぇ。そうですけど……それが何か?』
『……ふぅ。お前さ、これまで一人も女を抱いた事もないのに式や鮮花に「女の子はこうでなきゃ駄目だ」とあれこれ文句付けてたのか?』
『』サーッ
『(からかうと青ざめるのは黒桐家の血筋なのかな。こいつと鮮花の親もそうなのか?。―――今度秋巳刑事で試してみようか)』
『……お前さ、人に意気揚々と性生活語ろうとしたりするくせに変に初心な所あるね』
『つまりだ。お前は三月某日まで女と関係を持った事がなかった。これは確かだな?』
『……えぇ。そうですけど……それが何か?』
『……ふぅ。お前さ、これまで一人も女を抱いた事もないのに式や鮮花に「女の子はこうでなきゃ駄目だ」とあれこれ文句付けてたのか?』
『』サーッ
『(からかうと青ざめるのは黒桐家の血筋なのかな。こいつと鮮花の親もそうなのか?。―――今度秋巳刑事で試してみようか)』
『ええと……それで話を続けるとですね』
『(逃げたか……)』
黒桐「……」
式「……」
黒桐(そうか……これってありえそうで、絶対にありえない事だったんだな。式は、事故から目覚めて以来―――ずっと織の口調だったから)
黒桐「……」ギュウゥ
式「……」
黒桐「……」ギュウゥ
式「……ねえ、幹也」
黒桐「なに」
『(逃げたか……)』
黒桐「……」
式「……」
黒桐(そうか……これってありえそうで、絶対にありえない事だったんだな。式は、事故から目覚めて以来―――ずっと織の口調だったから)
黒桐「……」ギュウゥ
式「……」
黒桐「……」ギュウゥ
式「……ねえ、幹也」
黒桐「なに」
黒桐「……」ギュウゥ
式「……ねえ、幹也」
黒桐「なに」
式「その、式の体はね……」
黒桐「……うん」
式「確かに普通の女の子に比べると、すごく丈夫に出来てる。―――でも」
黒桐「……」ギュウゥ…
式「そんなに強く抱きしめられるのは……嫌じゃないけど、少し痛い」
黒桐「……ああごめん、言った傍から」ユル
式「……」ホ…
黒桐「……」
式「……」
式「幹也って、もう少し……落ち着いた人だと思ってたんだけど。その―――案外周り見えなくなる事もあるのね」フフ
黒桐「いやはや……面目ない。自分でも、一度頭で考えてから行動するタイプだと思ってたのにな…」アハハ…
式「うん……でも、いやじゃないよ」
黒桐「……そう」ナデナデ
式「誰かに……何も考えられないくらいに、自分の事を思ってもらうって―――こんなにも嬉しい事なんだ」
黒桐「……今日の君は、聞く方が真っ赤になるような事を平気でポンポン言うね」
式「……赤くなる様な事を言ったのは、あなたが先だけどね。もう、また自分の事を棚に上げて……」クスクス
式「……」
式「幹也って、もう少し……落ち着いた人だと思ってたんだけど。その―――案外周り見えなくなる事もあるのね」フフ
黒桐「いやはや……面目ない。自分でも、一度頭で考えてから行動するタイプだと思ってたのにな…」アハハ…
式「うん……でも、いやじゃないよ」
黒桐「……そう」ナデナデ
式「誰かに……何も考えられないくらいに、自分の事を思ってもらうって―――こんなにも嬉しい事なんだ」
黒桐「……今日の君は、聞く方が真っ赤になるような事を平気でポンポン言うね」
式「……赤くなる様な事を言ったのは、あなたが先だけどね。もう、また自分の事を棚に上げて……」クスクス
式「まあ本当は……痛いくらい抱きしめられるのもそう悪くない。……変な言い方だけど、少しくらい痛い方がかえって気持ちいいもの」
黒桐(……少し?そう言えばさっきの式、あれだけ強く抱きしめたのに「少し痛い」としか言わなかったな)
黒桐(……これは僕が相手だから痛いのを我慢くれていると考えるべきなんだろうか)
黒桐(それとも……もしかして、本当に僕の力じゃ本気で抱きしめても式は少し痛い程度にしか感じないって事なのか)
黒桐「……」ウーン
式「……あなた本当に一人で考え込むの好きね。私、さっきも言ったでしょ。言葉にしてみないと分からない事もあるのよ」
黒桐(……少し?そう言えばさっきの式、あれだけ強く抱きしめたのに「少し痛い」としか言わなかったな)
黒桐(……これは僕が相手だから痛いのを我慢くれていると考えるべきなんだろうか)
黒桐(それとも……もしかして、本当に僕の力じゃ本気で抱きしめても式は少し痛い程度にしか感じないって事なのか)
黒桐「……」ウーン
式「……あなた本当に一人で考え込むの好きね。私、さっきも言ったでしょ。言葉にしてみないと分からない事もあるのよ」
黒桐(試しに一度聞いてみるか。もし、今僕の頭に浮かんだ仮説が正しいとするなら―――)
黒桐(―――誤解していたのは式じゃなくて、僕だったって事になるな。酸欠なのはこっちだったか……)ハハ、ワラエナイ…
黒桐「ねえ式。ちょっと変なこと聞くけど、いいかな?」
式「あなた本当にさっきから質問してばかりね……なに?」
黒桐「……」ウーント…
式「……」
黒桐(―――誤解していたのは式じゃなくて、僕だったって事になるな。酸欠なのはこっちだったか……)ハハ、ワラエナイ…
黒桐「ねえ式。ちょっと変なこと聞くけど、いいかな?」
式「あなた本当にさっきから質問してばかりね……なに?」
黒桐「……」ウーント…
式「……」
黒桐「……」エーット…
式「……」
黒桐「……」アーット…
式「……」
黒桐(まずいな……。この疑問はさっきの式の言った事みたいな、誰でも恥ずかしくなるような事柄じゃないんだけど)
式「……」
黒桐(……むしろ人によっちゃそれを何かのバラメーターにしてるって事もあるんじゃないだろうか。しかし僕はなぁ…)
式「……」
黒桐(ああ、もう……!行け行け、言っちゃえ!僕はそこまで自分に自信がない訳でもないし、これは式が凄いだけかもしれないんだから)
式「……」
黒桐「……」アーット…
式「……」
黒桐(まずいな……。この疑問はさっきの式の言った事みたいな、誰でも恥ずかしくなるような事柄じゃないんだけど)
式「……」
黒桐(……むしろ人によっちゃそれを何かのバラメーターにしてるって事もあるんじゃないだろうか。しかし僕はなぁ…)
式「……」
黒桐(ああ、もう……!行け行け、言っちゃえ!僕はそこまで自分に自信がない訳でもないし、これは式が凄いだけかもしれないんだから)
黒桐「……」フゥー
式(考えが纏まったのかな)
黒桐「あの…ね」
式「はい」
黒桐「……さっき僕さ、君に―――一生一緒にいてくれや…―――ください―――って、言っただろ」
式「……」コクリ
黒桐(覚えてたか……ああ、これじゃあもう勘違いしていたのは僕で確定……。そしてまた噛んじゃったし)ズーン
式「……」クスクス
式(考えが纏まったのかな)
黒桐「あの…ね」
式「はい」
黒桐「……さっき僕さ、君に―――一生一緒にいてくれや…―――ください―――って、言っただろ」
式「……」コクリ
黒桐(覚えてたか……ああ、これじゃあもう勘違いしていたのは僕で確定……。そしてまた噛んじゃったし)ズーン
式「……」クスクス
黒桐「―――率直に聞こう、式。君はあの時酸素欠乏を起こしていたはずだ。大の男が女の子を渾身の力で抱きしめてならないはずがない」
式(……)クスクス
黒桐「……あの後君、少しふらふらしていたじゃないか。あれは酸欠で頭に血がいかなくて目の前が真っ暗だったからだろ?そうでしょ?」
黒桐(……これはそうであっても、そうでなくても酷い話だな)
式「……」フー
式「……いいえ、そんな事は無かったわ。確かに少し痛いくらいだったけど、抱きしめられた時式はあなたの胸の中で笑っていたのよ」
式(……)クスクス
黒桐「……あの後君、少しふらふらしていたじゃないか。あれは酸欠で頭に血がいかなくて目の前が真っ暗だったからだろ?そうでしょ?」
黒桐(……これはそうであっても、そうでなくても酷い話だな)
式「……」フー
式「……いいえ、そんな事は無かったわ。確かに少し痛いくらいだったけど、抱きしめられた時式はあなたの胸の中で笑っていたのよ」
黒桐「……」
式「……」
黒桐「そう……」
式「……」フフ
黒桐(……ふっ。全て僕の勝手な思い込みだったか。ふふふ……あはははは……)
黒桐(そりゃそうだよな……僕は式と取っ組み合いの喧嘩をしたら、ボロボロにされるくらいだもの……)シキガツヨイダケカナ
黒桐(そんな僕が渾身の力を込めて抱きしめた所で……式の意識を奪う事なんて出来るわけがない……か)シキガンジョウダモンナ…
式「―――話はそれで終わり?まだ私が誤解している件、って事の話はまだ聞いていないけど」
黒桐「……ああ。そうだね。それについては今話すよ」
式「……」
黒桐「そう……」
式「……」フフ
黒桐(……ふっ。全て僕の勝手な思い込みだったか。ふふふ……あはははは……)
黒桐(そりゃそうだよな……僕は式と取っ組み合いの喧嘩をしたら、ボロボロにされるくらいだもの……)シキガツヨイダケカナ
黒桐(そんな僕が渾身の力を込めて抱きしめた所で……式の意識を奪う事なんて出来るわけがない……か)シキガンジョウダモンナ…
式「―――話はそれで終わり?まだ私が誤解している件、って事の話はまだ聞いていないけど」
黒桐「……ああ。そうだね。それについては今話すよ」
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