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元スレ橙子「……眠そうだな、黒桐」黒桐「最近寝不足なんです…」
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恋人との初々しい惚気話をしながら年上のお姉さんに突っ込み入れてもらうという二重にリア充なシチュ
黒桐(そうだな……片方は僕の勝手な思い込みだったと分かったけど、もう片方までそうとは限らない)
式「……?」
黒桐(つまり……式はあの僕の告白を馬鹿にされたと思っているんじゃないか、という事)カンジャッタカラナ
黒桐(……これは勘違いじゃない可能性の方が高い。だって式はさっきこう言った)
黒桐(『抱きしめられた時胸の中で笑っていた』、……それはつまり、あまりの馬鹿馬鹿しさぶ笑ってしまったという事じゃないか)
黒桐(……あの時は恥ずかしくて、何とか誤魔化す方法を考えていたけど。実際式に想いが伝わっていないのならそれは寂しい……)
黒桐(……僕って奴はとことん身勝手だな。冗談だと言いたかったのに、いざ冗談だと思われたらそれはそれでいやだなんて)クスクス
式「……?」
黒桐(つまり……式はあの僕の告白を馬鹿にされたと思っているんじゃないか、という事)カンジャッタカラナ
黒桐(……これは勘違いじゃない可能性の方が高い。だって式はさっきこう言った)
黒桐(『抱きしめられた時胸の中で笑っていた』、……それはつまり、あまりの馬鹿馬鹿しさぶ笑ってしまったという事じゃないか)
黒桐(……あの時は恥ずかしくて、何とか誤魔化す方法を考えていたけど。実際式に想いが伝わっていないのならそれは寂しい……)
黒桐(……僕って奴はとことん身勝手だな。冗談だと言いたかったのに、いざ冗談だと思われたらそれはそれでいやだなんて)クスクス
ちょっとくどい
エロはいらないがそろそろスレタイ回収上手くしないとテンポ悪い
エロはいらないがそろそろスレタイ回収上手くしないとテンポ悪い
黒桐「式」ジーッ
式「?」
黒桐「……」ジーッ
式「……」
黒桐「……」ジーッ
式「…なに?」
黒桐(酷い顔してるから見られたくない……か)スッ
式(……え?また……顔が近く……?)
黒桐(そんな事ないのにな。後で式に鏡見せてあげよう)ススス…
式(まだ……近づくの……?これ以上は……)
>>503
何か無駄に長くなるんですよね……急いでみます
式「?」
黒桐「……」ジーッ
式「……」
黒桐「……」ジーッ
式「…なに?」
黒桐(酷い顔してるから見られたくない……か)スッ
式(……え?また……顔が近く……?)
黒桐(そんな事ないのにな。後で式に鏡見せてあげよう)ススス…
式(まだ……近づくの……?これ以上は……)
>>503
何か無駄に長くなるんですよね……急いでみます
黒桐「……」ピタッ
式「……」
黒桐「……式」
黒桐(今日……もう、何回式に呼びかけたかな。……覚えてないや)
黒桐「……君はさっき、今酷い顔してるから僕に顔を見せられないって、言ったよね」
式「……」
黒桐「……そんな事ないのになぁ。今だって君は十分綺麗だ。……まぁ式が見せたくなかったって言うんなら仕方ないけど」
式「……」
黒桐「でもさ。……やっぱり、人間って変わる事でしか生きていけない生き物だから。ずっと満足したまま生きていくのは無理だと思う」
式「……」
黒桐「……式」
黒桐(今日……もう、何回式に呼びかけたかな。……覚えてないや)
黒桐「……君はさっき、今酷い顔してるから僕に顔を見せられないって、言ったよね」
式「……」
黒桐「……そんな事ないのになぁ。今だって君は十分綺麗だ。……まぁ式が見せたくなかったって言うんなら仕方ないけど」
式「……」
黒桐「でもさ。……やっぱり、人間って変わる事でしか生きていけない生き物だから。ずっと満足したまま生きていくのは無理だと思う」
黒桐「そりゃ……他人には、ずっと自分の綺麗な面だけ見ていて欲しいと思うのは当然の事だと思う。僕だってそうだよ」
黒桐(昔、式が夜に出歩かないかどうか両儀家を見張ってた時があった。後に学校で式がそれを知ってたって教えられた時は驚いたなぁ)
黒桐「……でもさ。僕はもう、式の良い所も悪い所も全部ひっくるめて背負っていくって決めたんだよ。だから、今更隠されてもなぁ…)
式「……」ゲシッ
黒桐「痛いっ!痛いっ!!ごめん、足踏まないでっ!!本当に痛い!そんな風に手が早いのも、君の短所の一つじゃないか…っ!」
式「……」ピタッ
黒桐(何か……今日は痛い目にあってばかりだ……。式と喧嘩したり、身体をつねられたり、足踏まれたり……)ヒーン
黒桐(昔、式が夜に出歩かないかどうか両儀家を見張ってた時があった。後に学校で式がそれを知ってたって教えられた時は驚いたなぁ)
黒桐「……でもさ。僕はもう、式の良い所も悪い所も全部ひっくるめて背負っていくって決めたんだよ。だから、今更隠されてもなぁ…)
式「……」ゲシッ
黒桐「痛いっ!痛いっ!!ごめん、足踏まないでっ!!本当に痛い!そんな風に手が早いのも、君の短所の一つじゃないか…っ!」
式「……」ピタッ
黒桐(何か……今日は痛い目にあってばかりだ……。式と喧嘩したり、身体をつねられたり、足踏まれたり……)ヒーン
黒桐「……」フゥー
式「……」
黒桐「つまりね……僕たちは……まあ、結構長い付き合いだし。お互いの長所・短所をある程度知り合ってるわけじゃないか」
式「……」
黒桐「ほら、式だってさっき僕の事散々に言ったじゃないか。無駄話が好きだの、自分の事を棚に上げるだの、貧乏性だの」
式「それ、全部本当の事よ」
黒桐「……いや、まあそうだけどね。……あー、つまり。僕たちはこういう相手の欠点を知った上で。その上で好き合ってるんだろ」
式「……」
黒桐「……いや、好きあってるよね?僕の方だけって事はないよね?ねえ?」
式「……ふふ」
式「……」
黒桐「つまりね……僕たちは……まあ、結構長い付き合いだし。お互いの長所・短所をある程度知り合ってるわけじゃないか」
式「……」
黒桐「ほら、式だってさっき僕の事散々に言ったじゃないか。無駄話が好きだの、自分の事を棚に上げるだの、貧乏性だの」
式「それ、全部本当の事よ」
黒桐「……いや、まあそうだけどね。……あー、つまり。僕たちはこういう相手の欠点を知った上で。その上で好き合ってるんだろ」
式「……」
黒桐「……いや、好きあってるよね?僕の方だけって事はないよね?ねえ?」
式「……ふふ」
黒桐「……つまり、式は僕に酷い顔を見せてくれたってよかったんだよ。それも式だって受け入れるから」
式「……」
黒桐「……僕たちはもう一生付き合っていく予定だろ。式はどうか知らないけど、少なくとも僕はそのつもりだよ」
黒桐「……生涯付き合う相手に、見られたくない顔を一度も見せないでおくなんて出来るわけがない」
式「……」
式「……幹也。あなた中々本題に入らないけど、ちゃんと考えてから話してる?」
黒桐「……今折角いい事言ってるのに」ヒーン
式「……」
黒桐「……僕たちはもう一生付き合っていく予定だろ。式はどうか知らないけど、少なくとも僕はそのつもりだよ」
黒桐「……生涯付き合う相手に、見られたくない顔を一度も見せないでおくなんて出来るわけがない」
式「……」
式「……幹也。あなた中々本題に入らないけど、ちゃんと考えてから話してる?」
黒桐「……今折角いい事言ってるのに」ヒーン
型月主人公が持つ共通スキル
鈍感:EX
異性の気持ちに気づかない、朴念仁
鈍感:EX
異性の気持ちに気づかない、朴念仁
黒桐「……結論を言うと。人間、たまには酷い顔したって良いんだ。それも含めての人間だから」
黒桐「……辛い事があるから楽しい事だってあるんだ。酷い顔しちゃった時は、後で楽しい事して良い顔になればいいさ」
式「……」
式「……長い前振りだったけど……もしかして、ただそれが言いたかっただけなの?」
黒桐「……そうだけど。ただそれだけって訳でもないさ」
黒桐「……僕はそう感じなかったけど、さっき式は自分が酷い顔してるって思ってたんだろ?」
式「……」
黒桐「……辛い事があるから楽しい事だってあるんだ。酷い顔しちゃった時は、後で楽しい事して良い顔になればいいさ」
式「……」
式「……長い前振りだったけど……もしかして、ただそれが言いたかっただけなの?」
黒桐「……そうだけど。ただそれだけって訳でもないさ」
黒桐「……僕はそう感じなかったけど、さっき式は自分が酷い顔してるって思ってたんだろ?」
式「……」
>>512
そんなんだから3年も待ってられたんだよな
そんなんだから3年も待ってられたんだよな
黒桐(溜めに溜めた前振りだったけど……やっとここらで使えそう)
黒桐「……僕は、君には笑顔でいてもらいたい。……そうだ、君僕に謝りたいとか何とかって言っていたけど」
式「……っ」
黒桐「もし、君が本当に僕にすまないと思っているのなら。出来るだけいつも楽しそうにしていてくれる事が一番良い形での謝罪かな」
式「……でも」
黒桐「……さっき、僕と話している時。君は笑っていてくれたじゃないか。ああいうのがいいな」
黒桐「……僕は、君には笑顔でいてもらいたい。……そうだ、君僕に謝りたいとか何とかって言っていたけど」
式「……っ」
黒桐「もし、君が本当に僕にすまないと思っているのなら。出来るだけいつも楽しそうにしていてくれる事が一番良い形での謝罪かな」
式「……でも」
黒桐「……さっき、僕と話している時。君は笑っていてくれたじゃないか。ああいうのがいいな」
式「……」
式「……こう?」ニコ…
黒桐「そうそう、良い感じ。それのどこが酷い顔さ。ただの美人さんだ」ハハ
式「……」フフ…
黒桐(……自然に笑ってくれた。……よし、後は誤解を解くだけだ。けど……)
黒桐(……)
黒桐(何て切り出そうかなー……「噛みましたけどさっきの告白は本気です」とか……)
黒桐(格好が付かないって物じゃないぞ……やっぱり僕も男だし、少しは守りたい意地って物がある)
式「……こう?」ニコ…
黒桐「そうそう、良い感じ。それのどこが酷い顔さ。ただの美人さんだ」ハハ
式「……」フフ…
黒桐(……自然に笑ってくれた。……よし、後は誤解を解くだけだ。けど……)
黒桐(……)
黒桐(何て切り出そうかなー……「噛みましたけどさっきの告白は本気です」とか……)
黒桐(格好が付かないって物じゃないぞ……やっぱり僕も男だし、少しは守りたい意地って物がある)
黒桐(……)
黒桐(よし、ここはまず動こう。口で説明するのは、こっちを終えてからで良い)
黒桐「……」ジーッ
式「……顔覗きこむの、それで何回目?飽きないの?」フフ
黒桐「ん……いや、その……やっぱり式の笑顔って何回見ても良いなぁ、って」
式「……そう」
黒桐(これは……この『式』の知る事じゃないけど、初めて会った時も式は僕に微笑みかけてくれた)
黒桐(……思えばあの時からずっと、僕は式の笑顔に魅了されてるのかもな……)
黒桐(よし、ここはまず動こう。口で説明するのは、こっちを終えてからで良い)
黒桐「……」ジーッ
式「……顔覗きこむの、それで何回目?飽きないの?」フフ
黒桐「ん……いや、その……やっぱり式の笑顔って何回見ても良いなぁ、って」
式「……そう」
黒桐(これは……この『式』の知る事じゃないけど、初めて会った時も式は僕に微笑みかけてくれた)
黒桐(……思えばあの時からずっと、僕は式の笑顔に魅了されてるのかもな……)
黒桐(……また関係ない事考えてる)
黒桐(まずは動くって決めたばかりじゃないか、よし……)
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
式「……あのさ」
黒桐「なにかな」
黒桐(まずは動くって決めたばかりじゃないか、よし……)
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
黒桐「……」ジーッッ
式「……」
式「……あのさ」
黒桐「なにかな」
式「……なんでどんどん顔が近づいてくるの?」
黒桐「君の顔をもっと近くで見たいから」
式「……。それと、本当にずっと見てて飽きないの?」
黒桐「君の笑顔が大好きだから、ずっと見ていたいと思う事はおかしいかな?」
黒桐(……我ながら臭い台詞だとは思う、実際恥ずかしさで死にそうだ。でも一応本心だしな……)
式「……///」プイッ
黒桐「視線が逸れた。―――よし、やるなら今か)
黒桐「君の顔をもっと近くで見たいから」
式「……。それと、本当にずっと見てて飽きないの?」
黒桐「君の笑顔が大好きだから、ずっと見ていたいと思う事はおかしいかな?」
黒桐(……我ながら臭い台詞だとは思う、実際恥ずかしさで死にそうだ。でも一応本心だしな……)
式「……///」プイッ
黒桐「視線が逸れた。―――よし、やるなら今か)
黒桐「―――式」
式「……今度はなに」
黒桐(式がこちらを仰ぎ見る……視線が合う……その瞬間に……)スススッ
『チュッ……』
式(……え?)
黒桐(ちょっと強引かな……)
式「……今度はなに」
黒桐(式がこちらを仰ぎ見る……視線が合う……その瞬間に……)スススッ
『チュッ……』
式(……え?)
黒桐(ちょっと強引かな……)
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」
式(……え?これ、なに。なんで幹也の目が目の前に)
黒桐「……」ギュウゥ…
式「……」
式(それに……今……何か、唇に……温かい物が当たってる……?)
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」
式(背中……少し痛いな……。どうしたんだろう、こんなに力を入れて)
黒桐「……」ギュウゥ………
式「……」
式(……なんで幹也はさっきから一言も喋らないんだろう?)
キスシーンなんて書けない……だってオラは童貞だから……
式「……」
式(……え?これ、なに。なんで幹也の目が目の前に)
黒桐「……」ギュウゥ…
式「……」
式(それに……今……何か、唇に……温かい物が当たってる……?)
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」
式(背中……少し痛いな……。どうしたんだろう、こんなに力を入れて)
黒桐「……」ギュウゥ………
式「……」
式(……なんで幹也はさっきから一言も喋らないんだろう?)
キスシーンなんて書けない……だってオラは童貞だから……
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」フーム
式(……えーと、つまり)
黒桐「……」ギュウゥ…
式「……」
式(今、目の前に幹也の目があるのは、幹也の顔が近くにあるから。うん、これは間違いない)
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」
式(今、背中が痛いのは幹也が腕に力を込めているから。うん、ここまでは正しい)
黒桐「……」ギュウゥ………
式「……」
式(今、幹也が一言も喋らないのは……見えないけど、恐らく口が何かで塞がってるから……とか?)ウーン…
黒桐「……」ギュウゥ…………
式「……」
式(うーん…唇に何か温かい物が触れているけど……もしかして。そうか、これは幹也の唇か?うん、これじゃ喋れるわけがない)
式「……」フーム
式(……えーと、つまり)
黒桐「……」ギュウゥ…
式「……」
式(今、目の前に幹也の目があるのは、幹也の顔が近くにあるから。うん、これは間違いない)
黒桐「……」ギュウゥ……
式「……」
式(今、背中が痛いのは幹也が腕に力を込めているから。うん、ここまでは正しい)
黒桐「……」ギュウゥ………
式「……」
式(今、幹也が一言も喋らないのは……見えないけど、恐らく口が何かで塞がってるから……とか?)ウーン…
黒桐「……」ギュウゥ…………
式「……」
式(うーん…唇に何か温かい物が触れているけど……もしかして。そうか、これは幹也の唇か?うん、これじゃ喋れるわけがない)
黒桐「……」ギュウ…
式「……」
式(つまり……今私の唇が幹也の唇を塞いでるってわけか。なるほどなあ)
黒桐「……」ギュウ…
式「……」
式「……」
式「……」
式(……んんっ?)
式「……」
式(つまり……今私の唇が幹也の唇を塞いでるってわけか。なるほどなあ)
黒桐「……」ギュウ…
式「……」
式「……」
式「……」
式(……んんっ?)
黒桐「……」ギュウ…
式(え……?って事は……つまり、今……幹也の唇は、私の唇に触れているって事……?)
式(それはつまり、世間一般で言うところの……いわゆる……キ……)
黒桐「……」ップハァ
黒桐「……」ブチュッ
式(―――――――!!)
式(え……?って事は……つまり、今……幹也の唇は、私の唇に触れているって事……?)
式(それはつまり、世間一般で言うところの……いわゆる……キ……)
黒桐「……」ップハァ
黒桐「……」ブチュッ
式(―――――――!!)
式「~~~ッ!~~~ッ!」ジタバタジタバタ
黒桐(……やっと気付いたか)ギュウゥッ
式「~~~ッ!!~~~ッ!!」ジタバタジタバタ
黒桐(……まさか、いくら不意打ちとは言えあそこまで上手くいくとは思わなかったな。式って勘鋭いし)ギュウウウ…
式「~~~ッ!!!~~~ッ!!!」ジタバタジタバタ
黒桐(いくら式でもこうやって本気で腕を押さえれば、まあそう易々とは逃げられないだろう)ギュウウウウ…
黒桐(……やっと気付いたか)ギュウゥッ
式「~~~ッ!!~~~ッ!!」ジタバタジタバタ
黒桐(……まさか、いくら不意打ちとは言えあそこまで上手くいくとは思わなかったな。式って勘鋭いし)ギュウウウ…
式「~~~ッ!!!~~~ッ!!!」ジタバタジタバタ
黒桐(いくら式でもこうやって本気で腕を押さえれば、まあそう易々とは逃げられないだろう)ギュウウウウ…
黒桐(僕の告白が冗談だという誤解を解きつつ式を慰める一石二鳥の大秘策……となれば)ギュウウウゥゥゥ
式「~~~ッ!!~~~ッ!!」ジタバタジタバタ
黒桐(これはもうキスしかないでしょうよ。うん、多分そう)ギュウウゥゥゥ
式「~~~ッ…!~~~ッ…!」ジタバタ…ジタバタ…
黒桐(……疲れてきたか。そりゃ完璧に唇塞いでるからなぁ。口からは息のしようがない)ギュウウウゥゥゥ
式「~~~ッ……!~~~ッ……!」ジタ…バタ…ジタ…バタ
黒桐(……鼻で息をすればいいのに。相当焦ってるのかなぁ……)クスクス
式「~~~ッ………、~~~ッ………」ビクッ…ビクッ…
黒桐(あぁ……ただでさえ呼吸できてないのに……無理に動こうとするから……)ギュウウウゥゥゥ
式「~~~ッ!!~~~ッ!!」ジタバタジタバタ
黒桐(これはもうキスしかないでしょうよ。うん、多分そう)ギュウウゥゥゥ
式「~~~ッ…!~~~ッ…!」ジタバタ…ジタバタ…
黒桐(……疲れてきたか。そりゃ完璧に唇塞いでるからなぁ。口からは息のしようがない)ギュウウウゥゥゥ
式「~~~ッ……!~~~ッ……!」ジタ…バタ…ジタ…バタ
黒桐(……鼻で息をすればいいのに。相当焦ってるのかなぁ……)クスクス
式「~~~ッ………、~~~ッ………」ビクッ…ビクッ…
黒桐(あぁ……ただでさえ呼吸できてないのに……無理に動こうとするから……)ギュウウウゥゥゥ
式「ッ……、ッ……」ビク…ビク…
黒桐(……そろそろ離してあげよう)ユル…
式(―――)フラァ…
黒桐「おっと……」ガシッ…
式「……っ、……っ」ハァーッ…ハァーッ…
黒桐「……やりすぎちゃったかな。とりあえず、ベッドまで運ぼう」ガシッ
式「……っ、……っ」ハァー…ハァー…
黒桐「……」
黒桐(あれ……?これってもしかして慰めるどころか逆効果……?)ンッ
黒桐(……そろそろ離してあげよう)ユル…
式(―――)フラァ…
黒桐「おっと……」ガシッ…
式「……っ、……っ」ハァーッ…ハァーッ…
黒桐「……やりすぎちゃったかな。とりあえず、ベッドまで運ぼう」ガシッ
式「……っ、……っ」ハァー…ハァー…
黒桐「……」
黒桐(あれ……?これってもしかして慰めるどころか逆効果……?)ンッ
5分後
式「……」ハァー… ハァー…
黒桐「……」
黒桐「式、つまりね」
式「ッ!」ビクッ
黒桐(……これはもう完璧に逆効果だったかな。おかしい……この策が浮かんだ時は完璧に思えたのに)ウーン
黒桐「……つまり」ススス…
式「……」ススス…
黒桐(駄目だ……逃げられてる。……でも僕が何を思ってこんな行動に出たのかだけははっきりとさせておかないと)
式「……」ハァー… ハァー…
黒桐「……」
黒桐「式、つまりね」
式「ッ!」ビクッ
黒桐(……これはもう完璧に逆効果だったかな。おかしい……この策が浮かんだ時は完璧に思えたのに)ウーン
黒桐「……つまり」ススス…
式「……」ススス…
黒桐(駄目だ……逃げられてる。……でも僕が何を思ってこんな行動に出たのかだけははっきりとさせておかないと)
黒桐「つまりー」ススス…
式「……」ススス…
黒桐「……つまりだよ」ススス-…
式「……」ススス-…
黒桐「……」
式「……」
黒桐(……)ガバァッ
式「!?」ビクンッ
黒桐「……ふぅ、何とか捕まえた」ガシィッ
式「ーーーッ」バタバタ
式「……」ススス…
黒桐「……つまりだよ」ススス-…
式「……」ススス-…
黒桐「……」
式「……」
黒桐(……)ガバァッ
式「!?」ビクンッ
黒桐「……ふぅ、何とか捕まえた」ガシィッ
式「ーーーッ」バタバタ
式「……ッ」バタバタ
黒桐「……」
式「……ッ」バタバタ
黒桐「式」ヒクイササヤキ
式「!」ビクッ
黒桐「……」
式「……」ピタッ
黒桐(よし……何とか止まってくれた。……じゃあ、式を正面に向けて……と)グルリ
黒桐「……」
式「……ッ」バタバタ
黒桐「式」ヒクイササヤキ
式「!」ビクッ
黒桐「……」
式「……」ピタッ
黒桐(よし……何とか止まってくれた。……じゃあ、式を正面に向けて……と)グルリ
式「……」
黒桐(……よし、言うか)
黒桐「式……その……あれはだね……」
式「……」
黒桐「あれは……」
式「……」
黒桐「―――あれは、本気だったんだ……」シンケンナメ
式「……」
黒桐「……」
黒桐(……あれ?何か抜けた?)コクビカシゲ
黒桐(……よし、言うか)
黒桐「式……その……あれはだね……」
式「……」
黒桐「あれは……」
式「……」
黒桐「―――あれは、本気だったんだ……」シンケンナメ
式「……」
黒桐「……」
黒桐(……あれ?何か抜けた?)コクビカシゲ
黒桐(……。ああ、そうか。気持ちが先走りすぎて「さっきの愛の告白は」と、主語を入れるの忘れちゃったんだ)
黒桐(でも、そんな事情を知らない今の式からすると……無理矢理キスをされて……酸欠一歩手前まで行かされて……)
黒桐(ベッドまで運ばれて……自分に無理矢理キスした男に抱きしめられて……いきなり「あれは本気だったんだ」と謎の告白をされる)
黒桐(……うん、訳がわからないな。もしかしたらさっきの強引なキスの事だと解釈しちゃうかも)
黒桐(それはまずい……)
黒桐(でも、そんな事情を知らない今の式からすると……無理矢理キスをされて……酸欠一歩手前まで行かされて……)
黒桐(ベッドまで運ばれて……自分に無理矢理キスした男に抱きしめられて……いきなり「あれは本気だったんだ」と謎の告白をされる)
黒桐(……うん、訳がわからないな。もしかしたらさっきの強引なキスの事だと解釈しちゃうかも)
黒桐(それはまずい……)
黒桐「……えーと、式」
式「……」
黒桐「その……あのだね、今の『あれは本気だったんだ』って言うのは……」
式「……」ハァ…
黒桐「その……さっきの強引なキスの事じゃなくて……いや、キスも全く関係ないわけじゃないんだけど」シドロモドロ
式「……じゃあ、何の事なの。それと、さっきのあれはなに?」
式「……」
黒桐「その……あのだね、今の『あれは本気だったんだ』って言うのは……」
式「……」ハァ…
黒桐「その……さっきの強引なキスの事じゃなくて……いや、キスも全く関係ないわけじゃないんだけど」シドロモドロ
式「……じゃあ、何の事なの。それと、さっきのあれはなに?」
黒桐「さっきのあれ……?ああ、キスの方の事か。あれはその……一種の愛情表現。と慰め。僕の言ってる方は違う」
式「……あんな強引な愛情表現があってたまるものですか。人の了承を得ず勝手に―――それも、初めてだったのに」
黒桐(僕も気持ち的にはあれが初めてだけど……前に先輩に口移しで薬飲まされたからな……)ウーン
黒桐「その事については謝るよ。恥ずかしくて、面と向き合った状態じゃとても出来そうじゃなかったんだ」
式「……事前に言ってくれれば、せめて心の準備くらいは出来たのに。本当、幹也って酷い男ね」
式「……あんな強引な愛情表現があってたまるものですか。人の了承を得ず勝手に―――それも、初めてだったのに」
黒桐(僕も気持ち的にはあれが初めてだけど……前に先輩に口移しで薬飲まされたからな……)ウーン
黒桐「その事については謝るよ。恥ずかしくて、面と向き合った状態じゃとても出来そうじゃなかったんだ」
式「……事前に言ってくれれば、せめて心の準備くらいは出来たのに。本当、幹也って酷い男ね」
黒桐「……反省してます。まさか、あそこまで式が取り乱すなんて思わなかったから」
式「―――不意にキスされた事がないからそんな事が言えるのよ、幹也は」
黒桐「そりゃないよ。僕だって(気持ち的に)君が初めての人なんだから。でも、これ以上は言っても言い訳にしかならないかな……」
式「……」ツンッ
黒桐「僕が言う方のあれって言うのはね……。その、さっきの二回言った愛の言葉についてなんだ」
式「―――不意にキスされた事がないからそんな事が言えるのよ、幹也は」
黒桐「そりゃないよ。僕だって(気持ち的に)君が初めての人なんだから。でも、これ以上は言っても言い訳にしかならないかな……」
式「……」ツンッ
黒桐「僕が言う方のあれって言うのはね……。その、さっきの二回言った愛の言葉についてなんだ」
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