私的良スレ書庫
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元スレ橙子「……眠そうだな、黒桐」黒桐「最近寝不足なんです…」
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式「なあ…コクトー」
黒桐「……」
式(この呼び方じゃ相手にもしてくれないか…なら)
式「あー、その。幹也ー?」
黒桐「……」
式(普段のこの呼び方でも駄目か。と、なると……)
式「……」ウーン
黒桐「……」
式(この呼び方じゃ相手にもしてくれないか…なら)
式「あー、その。幹也ー?」
黒桐「……」
式(普段のこの呼び方でも駄目か。と、なると……)
式「……」ウーン
式(どうするかなー……この呼び方はなー……)
式(こんな所で使っていいのかなー……本当はもっと、大切で時間に使いたいんだけどなー)
式「……」ウーム
式(まぁ……いいや。やっちゃえやっちゃえ)
式(大人気なく拗ねる幹也なんてこれから先見られるかどうか分からないし……それに……)
式「……」アー、コホン
黒桐「……?」
式(細かい事は、後で誰かと一緒に考えればいいさ)
式(こんな所で使っていいのかなー……本当はもっと、大切で時間に使いたいんだけどなー)
式「……」ウーム
式(まぁ……いいや。やっちゃえやっちゃえ)
式(大人気なく拗ねる幹也なんてこれから先見られるかどうか分からないし……それに……)
式「……」アー、コホン
黒桐「……?」
式(細かい事は、後で誰かと一緒に考えればいいさ)
式「―――ねえ、黒桐くん」
黒桐「―――――」
黒桐「―――――」ゴロ
式(あっ、こっち向いた。―――前に幹也のキザったらしい台詞を嫌いじゃないって言った時は空飛ぶ鯨を見たような顔したけど)
黒桐「―――――」
式(今回は、それ以上ね。空飛ぶ鯨が月までブッ飛ぶところを見た顔だ)クスクス
黒桐「―――――」
黒桐「―――――」ゴロ
式(あっ、こっち向いた。―――前に幹也のキザったらしい台詞を嫌いじゃないって言った時は空飛ぶ鯨を見たような顔したけど)
黒桐「―――――」
式(今回は、それ以上ね。空飛ぶ鯨が月までブッ飛ぶところを見た顔だ)クスクス
式(――私の中に、まだ織がいれば。彼はこの事をどう思ったんだろうな)
式(私は彼じゃないし……死んでしまった人の気持ちなんて、何があっても分かる訳がないから。普段はそんな事考えるの嫌いだけど)
式(……案外、笑って喜んでくれたかもしれない。「あはは、コクトーお前、なんて顔してるんだ!こりゃ傑作だ!」なんて言って)
黒桐「―――――」
式(確かに。幹也には悪いけど。この顔は。……ああもう無理、頬が弛むのを抑えきれないっ)ニコニコ
式(私は彼じゃないし……死んでしまった人の気持ちなんて、何があっても分かる訳がないから。普段はそんな事考えるの嫌いだけど)
式(……案外、笑って喜んでくれたかもしれない。「あはは、コクトーお前、なんて顔してるんだ!こりゃ傑作だ!」なんて言って)
黒桐「―――――」
式(確かに。幹也には悪いけど。この顔は。……ああもう無理、頬が弛むのを抑えきれないっ)ニコニコ
口調の印象が強くてそういうキャラだとつい思い込んでたけどそういや式はそうだったか
黒桐「―――――し、き?」
式「ええ。この口調であなたと話すのは久しぶりね、黒桐くん」ニコニコ
黒桐「―――――!
黒桐(す……ごい……。今の式は……織がいなくなったり、左腕が義手になったり、眼が人の死なんて物を見えるようになったり―――)
式「……」ウフフ
黒桐(昔とは……大分変わっちゃったと思ったけど。―――そりゃ、人は変わる事でしか生きていけない生き物だけど。けど―――)
式「どうしたの?さっきから口ポカンと開けちゃって」ニコニコ
黒桐(この式は。昔のまんまだ。4年前、僕らがまだ高校一年生だった頃の。今より少しだけ幼かった頃の式と。全く同じだ―――)
>>307
ごめん、橙子さんはギャグ担当
式「ええ。この口調であなたと話すのは久しぶりね、黒桐くん」ニコニコ
黒桐「―――――!
黒桐(す……ごい……。今の式は……織がいなくなったり、左腕が義手になったり、眼が人の死なんて物を見えるようになったり―――)
式「……」ウフフ
黒桐(昔とは……大分変わっちゃったと思ったけど。―――そりゃ、人は変わる事でしか生きていけない生き物だけど。けど―――)
式「どうしたの?さっきから口ポカンと開けちゃって」ニコニコ
黒桐(この式は。昔のまんまだ。4年前、僕らがまだ高校一年生だった頃の。今より少しだけ幼かった頃の式と。全く同じだ―――)
>>307
ごめん、橙子さんはギャグ担当
黒桐(―――ただ。同じと言っても。4年前、今ではもう思い出の中にしかいないあの頃の式と。この式とには。一つ大きな違いがある)
黒桐(それは――――)
式「……」ニコニコ
黒桐(四年前の式は。こんなにも幸福そうな笑みを僕の前で浮かべる事は一度もなかった。――いや、笑顔自体、あの事故の瞬間までは…)
黒桐(四年前の式は。いつも怪我をしそうで危うかったあの頃の君は。決してこんな笑みを浮かべる事なんか出来なかったはずだ)
黒桐「――――式」
式「ええ。なに?黒桐くん」
>>310
NO…前に式(おまけ程度に織)とやりまくるSSはVIPで見た気が
黒桐(それは――――)
式「……」ニコニコ
黒桐(四年前の式は。こんなにも幸福そうな笑みを僕の前で浮かべる事は一度もなかった。――いや、笑顔自体、あの事故の瞬間までは…)
黒桐(四年前の式は。いつも怪我をしそうで危うかったあの頃の君は。決してこんな笑みを浮かべる事なんか出来なかったはずだ)
黒桐「――――式」
式「ええ。なに?黒桐くん」
>>310
NO…前に式(おまけ程度に織)とやりまくるSSはVIPで見た気が
黒桐(言葉が……出て来ないっ)
黒桐(心にはこんなにも君への想いが溢れているのに……。頭にはこんなにも君へと伝えたい事が浮かぶのに……)
黒桐(僕は―――こんなにも君と、話がしたいのに……)
黒桐「……っ」ググッ
式「……」フゥ
>>313
ああ…そう言えば確かに本格的なのはなかったような……
後俺の中で女口調式はなんか藤ねえと被るのでやっぱり藤ねえ最高
黒桐(心にはこんなにも君への想いが溢れているのに……。頭にはこんなにも君へと伝えたい事が浮かぶのに……)
黒桐(僕は―――こんなにも君と、話がしたいのに……)
黒桐「……っ」ググッ
式「……」フゥ
>>313
ああ…そう言えば確かに本格的なのはなかったような……
後俺の中で女口調式はなんか藤ねえと被るのでやっぱり藤ねえ最高
黒桐(分かってる……これはいつもと同じ式だ。人間性(なかみ)は変わってない……―――正真正銘の同一人物だ)
式「……」
黒桐(分かっていてなお、式が口調を織の物から式の物変えただけ。ただそれだけの事に、何故僕はここまで動揺しているんだろう……)
黒桐(僕は……式も織も同じ様に好きだったつもりだけど、知らぬ間に口調で区別していたんだろうか。式と織を。同じ人間を)
黒桐(式とも織とも一緒にいて楽しかったけど。織との楽しいは友達に対するそれで。式との楽しいは――恋人に対するそれだったのか)
黒桐「……あ、あの 「ねえ黒桐くん」 ―――っ」ビクッ
式「……」
黒桐(分かっていてなお、式が口調を織の物から式の物変えただけ。ただそれだけの事に、何故僕はここまで動揺しているんだろう……)
黒桐(僕は……式も織も同じ様に好きだったつもりだけど、知らぬ間に口調で区別していたんだろうか。式と織を。同じ人間を)
黒桐(式とも織とも一緒にいて楽しかったけど。織との楽しいは友達に対するそれで。式との楽しいは――恋人に対するそれだったのか)
黒桐「……あ、あの 「ねえ黒桐くん」 ―――っ」ビクッ
黒桐「な、なにかな式」
式(あ。この状況でも動揺を面に出さないように一生懸命頑張ってる。これはすごい。うん、素直に幹也を見直した)
式(―――でも)
黒桐「……」ーッ… -ッ…
式(……顔以外、で全部分かっちゃうのよね。気配って奴かな。多分勘の鈍い人でも緊張してる分かるんじゃないかな)…フフ
式(あ。この状況でも動揺を面に出さないように一生懸命頑張ってる。これはすごい。うん、素直に幹也を見直した)
式(―――でも)
黒桐「……」ーッ… -ッ…
式(……顔以外、で全部分かっちゃうのよね。気配って奴かな。多分勘の鈍い人でも緊張してる分かるんじゃないかな)…フフ
黒桐「……」ーッ… ーッ…
式「……」フー
黒桐「……―っ」ック…
式「……あのね」
黒桐「――――!」ッ
式「あのね、黒桐くん」
黒桐「……うん、なに」
式「私ね……あなたに謝らないといけない事があるの」
黒桐「えっ……」
式「……」フー
黒桐「……―っ」ック…
式「……あのね」
黒桐「――――!」ッ
式「あのね、黒桐くん」
黒桐「……うん、なに」
式「私ね……あなたに謝らないといけない事があるの」
黒桐「えっ……」
式「さっき……アイスクリーム一つを巡って私、あなたと取っ組み合いの喧嘩しちゃったでしょう」
黒桐(え……あ…)
黒桐「……うん、そうだね。でももう気にしてないからいいのに」
式「……やっぱり優しいのね黒桐くんは。でも、私は謝らなければ気が済まないの」
式「必死で冷蔵庫を守ろうとするあなたに、式は飛び掛ったり馬乗りになったり投げ飛ばそうしたりしたでしょう」
黒桐「……うん、あれは凄かった。まるで人の形をした猛獣と戦ってる気分だったよ」フフ…
式「まあ、ひどい。……でも悪いのは式だし、仕方ないかな。式はね、あなたといるとすぐにそうやって素が出ちゃうのよ」
黒桐「……こっちは堪ったもんじゃないけどね」
式「だから、こうやって謝るの。―――ごめんなさい黒桐くん。たかがアイスクリーム一つのために、あなたを散々に痛めつけちゃって」
黒桐「いや……まあ、アイス一つに本気になったってんじゃ僕も同じだし。さっきも式に言われたけど男なのに君より喧嘩が弱い僕が悪い」
黒桐(え……あ…)
黒桐「……うん、そうだね。でももう気にしてないからいいのに」
式「……やっぱり優しいのね黒桐くんは。でも、私は謝らなければ気が済まないの」
式「必死で冷蔵庫を守ろうとするあなたに、式は飛び掛ったり馬乗りになったり投げ飛ばそうしたりしたでしょう」
黒桐「……うん、あれは凄かった。まるで人の形をした猛獣と戦ってる気分だったよ」フフ…
式「まあ、ひどい。……でも悪いのは式だし、仕方ないかな。式はね、あなたといるとすぐにそうやって素が出ちゃうのよ」
黒桐「……こっちは堪ったもんじゃないけどね」
式「だから、こうやって謝るの。―――ごめんなさい黒桐くん。たかがアイスクリーム一つのために、あなたを散々に痛めつけちゃって」
黒桐「いや……まあ、アイス一つに本気になったってんじゃ僕も同じだし。さっきも式に言われたけど男なのに君より喧嘩が弱い僕が悪い」
式「……黒桐くん、昔から青瓢箪……とまでは言わなくても殴り合いの喧嘩なんか大の苦手ですって雰囲気が顔から出てたものね」
黒桐「……そうだね。思えば殴り合い、取っ組み合いの喧嘩なんてこの年になるまで一度もした事がなかった」
黒桐「そんな僕の記念すべき、でもないけど、初めて喧嘩をした相手が同い年の女の子で、しかも惨敗だって言うんだから笑えないね」アハハ
式「……私だって。誰かと本気になって『喧嘩』をしたのは、あなたが初めてよ、黒桐くん」アトワラッテルジャナイアナタ
黒桐「……?ああ、そうか。式は昔から人と関わらないようにしてきたんだったね。なら僕と式は世にも珍しい初めて同士の喧嘩相手だ」
式「世の中探したっていやしないでしょうね。こんな珍しい初めて同士なんて」クスクス
>>322
式乱暴すぎますかね……
黒桐「……そうだね。思えば殴り合い、取っ組み合いの喧嘩なんてこの年になるまで一度もした事がなかった」
黒桐「そんな僕の記念すべき、でもないけど、初めて喧嘩をした相手が同い年の女の子で、しかも惨敗だって言うんだから笑えないね」アハハ
式「……私だって。誰かと本気になって『喧嘩』をしたのは、あなたが初めてよ、黒桐くん」アトワラッテルジャナイアナタ
黒桐「……?ああ、そうか。式は昔から人と関わらないようにしてきたんだったね。なら僕と式は世にも珍しい初めて同士の喧嘩相手だ」
式「世の中探したっていやしないでしょうね。こんな珍しい初めて同士なんて」クスクス
>>322
式乱暴すぎますかね……
式「ああ、そうだ。こうやって、普通にお互いに自然な状態のまま笑いあう事が出来た相手も、式にとってはあなたが初めてね」
黒桐「そうか、じゃあ改めて考えると式から家族を除けば初めて触れ合う事が出来た相手ってもしかして僕が最初なのかな」
式「……うん、そういう事になるかな」
黒桐(ふふ……僕たちは一体何を話しているのかな。こんなのお互いとっくの前に理解している事なのに)
黒桐(いつもと口調が違う、ってだけでこんなにも会話が新鮮になるなんてな)
式「―――私ね、他に黒桐くんに謝りたい事がたくさんあるの」
黒桐「えぇ?」
黒桐「そうか、じゃあ改めて考えると式から家族を除けば初めて触れ合う事が出来た相手ってもしかして僕が最初なのかな」
式「……うん、そういう事になるかな」
黒桐(ふふ……僕たちは一体何を話しているのかな。こんなのお互いとっくの前に理解している事なのに)
黒桐(いつもと口調が違う、ってだけでこんなにも会話が新鮮になるなんてな)
式「―――私ね、他に黒桐くんに謝りたい事がたくさんあるの」
黒桐「えぇ?」
黒桐「僕は式に謝って欲しい事なんて―――まあ、全くないとは言わないけど―――あんまりないよ?」
式「まあまあ。折角の機会だし謝らせてよ。―――今の内にあなたに話して楽になりたい事が式にも結構あるのよ」
黒桐「んー……、まあ。式の罰は僕が背負ってやるって前に言ったしな。うん、いいよ。僕で良いなら懺悔でも何でも聞いてやるよ」
式「……ありがとう。―――じゃあ、まずは……」スッ
黒桐(……?あ……)
式「……」フサァ
黒桐「……」
式「―――あなたの、この左眼の事」サワ
黒桐(まだ気にしてたんだ……いや、こんなに分かりやすい所にある傷じゃ気にするなって方が無理かな)
式「まあまあ。折角の機会だし謝らせてよ。―――今の内にあなたに話して楽になりたい事が式にも結構あるのよ」
黒桐「んー……、まあ。式の罰は僕が背負ってやるって前に言ったしな。うん、いいよ。僕で良いなら懺悔でも何でも聞いてやるよ」
式「……ありがとう。―――じゃあ、まずは……」スッ
黒桐(……?あ……)
式「……」フサァ
黒桐「……」
式「―――あなたの、この左眼の事」サワ
黒桐(まだ気にしてたんだ……いや、こんなに分かりやすい所にある傷じゃ気にするなって方が無理かな)
黒桐(……そりゃ、確かに片目が効かないって言うのは日常生活に置いて不便だけど……でも)
式「……」サワ
黒桐「……君が直接付けた傷って訳じゃないんだし、その……そんなに思い悩まなくても良いんじゃないかな」
式「……」サワ
黒桐「……そりゃこの傷を貰った時、僕は死に掛けた。眼だけじゃなくて足も肩も傷付いた」
式「……」
黒桐「……でも実際、この傷を僕に付けた人は死んで、傷をつけられた僕はまあ何とか生きているんだし……えーと、つまり……」
式「……」サワ
黒桐「……君が直接付けた傷って訳じゃないんだし、その……そんなに思い悩まなくても良いんじゃないかな」
式「……」サワ
黒桐「……そりゃこの傷を貰った時、僕は死に掛けた。眼だけじゃなくて足も肩も傷付いた」
式「……」
黒桐「……でも実際、この傷を僕に付けた人は死んで、傷をつけられた僕はまあ何とか生きているんだし……えーと、つまり……」
式「……そこから、先は言わないでいい」
黒桐「……」
式「……黒桐くん。生きてさえいればそれでいい、生きていたんだからそれでもう全部良いじゃないか、なんて単なる結果論よ」
黒桐「……そりゃあ、ね」
式「あなたはこの傷を負った時……死の際にいた。いつ死んでもおかしくない状態だった。むしろ……死ぬ可能性の方が高かった」
黒桐「……生きてるからいいと思うんだけどな。付けられた本人が良いって言ってるのに、式はそれでもまだ納得できないの?」
黒桐「……」
式「……黒桐くん。生きてさえいればそれでいい、生きていたんだからそれでもう全部良いじゃないか、なんて単なる結果論よ」
黒桐「……そりゃあ、ね」
式「あなたはこの傷を負った時……死の際にいた。いつ死んでもおかしくない状態だった。むしろ……死ぬ可能性の方が高かった」
黒桐「……生きてるからいいと思うんだけどな。付けられた本人が良いって言ってるのに、式はそれでもまだ納得できないの?」
式「当然よ。もしあなたが死んでしまったなら―――もう、式は生きていけないもの。生きていく意味なんて、なくなっちゃう」
黒桐(……)
黒桐(あれ……?これ、もしかして式に告白されてる?え?一生一緒にいてくれや?)ライフタイムリスペクト?
黒桐(いや……そんな、そりゃあ僕は自分でも気恥ずかしいと思う台詞を何度か式に言った事があるけどさ……逆に…言われるのは…)
黒桐(大胆な告白は僕の特権じゃなかったのか?それに……何故か、あんまり嬉しいとは思えないし)
黒桐(……)
黒桐(あれ……?これ、もしかして式に告白されてる?え?一生一緒にいてくれや?)ライフタイムリスペクト?
黒桐(いや……そんな、そりゃあ僕は自分でも気恥ずかしいと思う台詞を何度か式に言った事があるけどさ……逆に…言われるのは…)
黒桐(大胆な告白は僕の特権じゃなかったのか?それに……何故か、あんまり嬉しいとは思えないし)
式「……」
黒桐(あんな……悲しそうな顔していられちゃね。どんな想いのこもったの言葉だって相手に届くとは限らない)
黒桐「式……僕からすればね、そんな悲しそうな顔で言われる愛の告白より笑いながら青瓢箪って莫迦にされる方が何倍も嬉しいよ」
式「え……?」キョトン
黒桐「いや……だから、相手にキチンと自分の思いを伝えたいのならそんなに回りくどい言い方する必要ないんだよ」
式「……」
式(愛の告白って……え?幹也何か勘違いしてる?これ、謝ってるつもりなんだけど……)
式(そりゃあなたがいなければ生きていけないって……愛の言葉に聴こえない事もないけど……)エェー?
黒桐(あんな……悲しそうな顔していられちゃね。どんな想いのこもったの言葉だって相手に届くとは限らない)
黒桐「式……僕からすればね、そんな悲しそうな顔で言われる愛の告白より笑いながら青瓢箪って莫迦にされる方が何倍も嬉しいよ」
式「え……?」キョトン
黒桐「いや……だから、相手にキチンと自分の思いを伝えたいのならそんなに回りくどい言い方する必要ないんだよ」
式「……」
式(愛の告白って……え?幹也何か勘違いしてる?これ、謝ってるつもりなんだけど……)
式(そりゃあなたがいなければ生きていけないって……愛の言葉に聴こえない事もないけど……)エェー?
黒桐「例えば僕は『私は貴方がいなければ生きていけません』なんて告白は……いや実際言われたら嬉しいだろうけど……好きじゃない」
黒桐「それより「貴方の事が大好きです。これから一生私と生きてください』って明るい感じに言われる方が好きだな」
式「……」ポカーン
黒桐「あー……その、分かるかな?女の子って、明るい話より悲しくて暗い話の方が好きって聞いた事あるけど……」タブンアザカモナ-…
式「……」
式「そう……ね、貴方はそういう人だった。式はずっと前から知っていた」
式(私が二年ぶりに目覚めた時……泣き顔より、笑顔でいる事を貴方は選んでくれた)
黒桐「それより「貴方の事が大好きです。これから一生私と生きてください』って明るい感じに言われる方が好きだな」
式「……」ポカーン
黒桐「あー……その、分かるかな?女の子って、明るい話より悲しくて暗い話の方が好きって聞いた事あるけど……」タブンアザカモナ-…
式「……」
式「そう……ね、貴方はそういう人だった。式はずっと前から知っていた」
式(私が二年ぶりに目覚めた時……泣き顔より、笑顔でいる事を貴方は選んでくれた)
式(ずっと泣き続けている事より……ずっと笑顔でいることの方が難しいけど。―――貴方は、ずっと笑っていたい人でしょうものね)
黒桐「……えー、つまり。僕は『必死の思いで言ってもらう謝罪よりも、お腹を抱えならされる感謝の方がいい』って事」キョクロンダケドネ
黒桐「同じ様に……愛の、告白も……欲を言えばもうちょっと明るく言ってもらえた方が助かる……んだ」
黒桐(大胆な告白って……意識せずにさらっと言うのは楽だけど、こう面と向かって言うのは恥ずかしいなあ……)カアッ///
式「……」クスクス
黒桐「つまり!……端的に言うと、君の謝罪はもう聞きたくない。そういう事なら口調を普段の物に戻してもらっても構わない」ナゴリオシイ…
黒桐「……えー、つまり。僕は『必死の思いで言ってもらう謝罪よりも、お腹を抱えならされる感謝の方がいい』って事」キョクロンダケドネ
黒桐「同じ様に……愛の、告白も……欲を言えばもうちょっと明るく言ってもらえた方が助かる……んだ」
黒桐(大胆な告白って……意識せずにさらっと言うのは楽だけど、こう面と向かって言うのは恥ずかしいなあ……)カアッ///
式「……」クスクス
黒桐「つまり!……端的に言うと、君の謝罪はもう聞きたくない。そういう事なら口調を普段の物に戻してもらっても構わない」ナゴリオシイ…
式「……」
黒桐「……やっぱり、いやかい?」
式「いえ……元々あなたのための謝罪だもの。あなたがそれを拒否するのに続けるというのはおかしいでしょう」
黒桐「……良かった。君の罰は全部背負っちまうって言っちゃったしな……。君が本気で言うつもりなら僕には止め様が無かったんだ」
式「ふふ……。あ、そうだ黒桐くん。これは謝罪とは関係ないんだけどあなたに言いたい事が一つだけあったの」
黒桐「……うん?何かな、式」
式「あなた、前に『式が死ぬ時けして独りきりにならないよう』に、私を殺すって言わなかったかしら?」
黒桐「」サーッ
式(やっぱり……自分の事情や言動はすぐにどっかの棚の上げちゃう癖、まだ治らないのね)クスクス
黒桐「……やっぱり、いやかい?」
式「いえ……元々あなたのための謝罪だもの。あなたがそれを拒否するのに続けるというのはおかしいでしょう」
黒桐「……良かった。君の罰は全部背負っちまうって言っちゃったしな……。君が本気で言うつもりなら僕には止め様が無かったんだ」
式「ふふ……。あ、そうだ黒桐くん。これは謝罪とは関係ないんだけどあなたに言いたい事が一つだけあったの」
黒桐「……うん?何かな、式」
式「あなた、前に『式が死ぬ時けして独りきりにならないよう』に、私を殺すって言わなかったかしら?」
黒桐「」サーッ
式(やっぱり……自分の事情や言動はすぐにどっかの棚の上げちゃう癖、まだ治らないのね)クスクス
黒桐「……いや、あの、その……あれは……」シドロモドロ
式「なに?あなた、将来私を殺すつもりなんでしょう?怖いわね、未来の人殺しさん」クスクス
黒桐「……」
黒桐(あれは……本気なんだ。もし君が死ぬ時に独りぼっちになってしまったら悲しすぎるから。君の罰は、僕が背負うって言ったから)
黒桐(……何にだって、誰にだって、人殺しは決して許す事の出来る罪じゃない。だから……せめて、ずっと君の傍にいたいんだ)
黒桐(……まいったな。じゃあさっき僕が口に出したことは全部嘘っぱちの理想論って事になるのか?)ウーン…
何か……黒桐じゃなくて士郎っぽくなってる…?
黒桐「……えー、とりあえずその話をおいておくとして」
式(あ、流した)
黒桐「……何だか話がそれちゃったね。つまり、僕の言いたい事は……」
式「『長ったらしい謝罪なんて聞きたくないから、とりあえず感謝されたいなぁ。後俺を愛してると言ってくれ』って事でしょ?」
黒桐「……。酷い、そりゃ酷いよ式ー。何が一番酷いって要約するとつまりその通りになるのが一番酷い」
式「後ね。あなたさっきから何度も「つまり」「つまり」言いすぎよ。全然要約出来てないじゃない。せっかちね」クスクス
黒桐「……悪かったね。どうせ僕は無駄に貧乏性ですよ、だ……」トウコサンニモイワレタシナ
式(あ、流した)
黒桐「……何だか話がそれちゃったね。つまり、僕の言いたい事は……」
式「『長ったらしい謝罪なんて聞きたくないから、とりあえず感謝されたいなぁ。後俺を愛してると言ってくれ』って事でしょ?」
黒桐「……。酷い、そりゃ酷いよ式ー。何が一番酷いって要約するとつまりその通りになるのが一番酷い」
式「後ね。あなたさっきから何度も「つまり」「つまり」言いすぎよ。全然要約出来てないじゃない。せっかちね」クスクス
黒桐「……悪かったね。どうせ僕は無駄に貧乏性ですよ、だ……」トウコサンニモイワレタシナ
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