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元スレ橙子「……眠そうだな、黒桐」黒桐「最近寝不足なんです…」
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式(……あれ?よっぽどあのフレーズ気に入ったのかしら……)
黒桐(日本には三度目の正直って言葉もある事だし……今度こそ成功してくれよ)
黒桐「……」ガシッ
式「……」
黒桐「……」フゥー
式「……」
黒桐「……式。一度しか言わないから、ちゃんと聞いてくれよ」
式「……」ピクッ
黒桐(いやまあ、実際三回目なんだけど噛まなければ実質一回目と同じと言うか。頼むから噛むなよ噛むなよ……)
黒桐(日本には三度目の正直って言葉もある事だし……今度こそ成功してくれよ)
黒桐「……」ガシッ
式「……」
黒桐「……」フゥー
式「……」
黒桐「……式。一度しか言わないから、ちゃんと聞いてくれよ」
式「……」ピクッ
黒桐(いやまあ、実際三回目なんだけど噛まなければ実質一回目と同じと言うか。頼むから噛むなよ噛むなよ……)
黒桐「―――式。僕は、君の事が大好きです。とても愛しています。これから先、君を―――一生許(はな)さない」
式「……」
黒桐「……」
式「……」
黒桐(……。ふっ……)
黒桐(二度ある事は……三度あったか……。しかも…何だこれ…)
黒桐(一生の部分から何とか噛まないように頑張ったら……許さないって……)
式「……」
黒桐「……」
式「……」
黒桐(……。ふっ……)
黒桐(二度ある事は……三度あったか……。しかも…何だこれ…)
黒桐(一生の部分から何とか噛まないように頑張ったら……許さないって……)
黒桐(式も……やっぱり呆れてるんじゃないか。そりゃ聞く度に内容が二転三転する愛の言葉なんてな……)
式「……」ガシッ
黒桐「……?(式…?)」
式「……まいったなぁ」ギュウゥ
式「最初に……聞いた時は……半分、冗談みたいな感じだったから」
黒桐「……」
式「……だから、我慢できたのにな」ギュウゥ
式「……」ガシッ
黒桐「……?(式…?)」
式「……まいったなぁ」ギュウゥ
式「最初に……聞いた時は……半分、冗談みたいな感じだったから」
黒桐「……」
式「……だから、我慢できたのにな」ギュウゥ
式「コクトー。もしかして、本気で私を泣かせに来てる?」
黒桐「……僕は女の子の泣き顔は苦手だよ、三年前のあの日からずっと」
式「そっか……なら、私も泣かない方が良いのかな?」ギュウゥ
黒桐「僕は泣いてほしくないかな。女の子の泣き顔は苦手だけど……特に、君の泣き顔だけは大の苦手なんだ。出来れば絶対に見たくない」
式「……酷い奴だね、コクトーは。人を泣けるようにしたのはお前なのに」
黒桐「……僕は女の子の泣き顔は苦手だよ、三年前のあの日からずっと」
式「そっか……なら、私も泣かない方が良いのかな?」ギュウゥ
黒桐「僕は泣いてほしくないかな。女の子の泣き顔は苦手だけど……特に、君の泣き顔だけは大の苦手なんだ。出来れば絶対に見たくない」
式「……酷い奴だね、コクトーは。人を泣けるようにしたのはお前なのに」
黒桐「そうだね。でもさ、やっぱり……人間にはどうしても泣きたくなる時ってものもあるんだろうね」
式「……」
黒桐「だからさ。式がもし、泣く事を……悪い事とは言わないけど、まああまり良い事じゃないとでも思っているのなら」
式「……」
黒桐「僕の胸で泣いていいよ……式の罰は一緒に背負うって言ったし、泣き顔だって式の一部だってちゃんと受け入れるから」
式「……なんだそりゃ。お前がいなければ、式は……―――最初から、泣かなくても良かったのに」
黒桐「だから、その責任を取らせてくれ。―――それに、僕だって男なんだから、好きな女の子に胸貸したくなる時くらいあるんだよ」
式「……」
黒桐「だからさ。式がもし、泣く事を……悪い事とは言わないけど、まああまり良い事じゃないとでも思っているのなら」
式「……」
黒桐「僕の胸で泣いていいよ……式の罰は一緒に背負うって言ったし、泣き顔だって式の一部だってちゃんと受け入れるから」
式「……なんだそりゃ。お前がいなければ、式は……―――最初から、泣かなくても良かったのに」
黒桐「だから、その責任を取らせてくれ。―――それに、僕だって男なんだから、好きな女の子に胸貸したくなる時くらいあるんだよ」
式「ああ、そう。……お前って、本当に自分勝手。自分が泣かしておいて、その上で僕の胸で泣けだなんて」
黒桐「……そんな事、式は昔から知っていたはずだろう?もう、長い付き合いになるんだから」
式「……知るもんか。勝手なコクトーなんて、嫌い」ギュウゥ…
黒桐「……」
式「……」
式「……ッ」ギュウゥッ……
黒桐「……」ナデナデ
黒桐「……そんな事、式は昔から知っていたはずだろう?もう、長い付き合いになるんだから」
式「……知るもんか。勝手なコクトーなんて、嫌い」ギュウゥ…
黒桐「……」
式「……」
式「……ッ」ギュウゥッ……
黒桐「……」ナデナデ
黒桐「……」ナデナデ
式「……ッ、……ッ」
黒桐(……僕は)
黒桐(僕は……誰かのために泣いた経験がない。泣く事は特別な事だと思っていたから、物心付いた時から泣かないように生きてきた)
黒桐(……それは式が相手だって例外じゃない。彼女が車に撥ねられて……壊れた人形のようになった時だって)
黒桐(……彼女が二年振りに昏睡から目を覚まして、僕の名前を呼んでくれた時だって)
黒桐(白純先輩に式を殺されたと思って……でも本当は生きていた時だって)
黒桐(瞳は涙で滲んだ。眼が潤んで前が見えなくなった事もある。でも、泣けた事は一度だってない)
式「……ッ、……ッ」
黒桐(……僕は)
黒桐(僕は……誰かのために泣いた経験がない。泣く事は特別な事だと思っていたから、物心付いた時から泣かないように生きてきた)
黒桐(……それは式が相手だって例外じゃない。彼女が車に撥ねられて……壊れた人形のようになった時だって)
黒桐(……彼女が二年振りに昏睡から目を覚まして、僕の名前を呼んでくれた時だって)
黒桐(白純先輩に式を殺されたと思って……でも本当は生きていた時だって)
黒桐(瞳は涙で滲んだ。眼が潤んで前が見えなくなった事もある。でも、泣けた事は一度だってない)
黒桐〈単純に……泣くよりは、笑った方が良いんじゃないかって考えてる事もあるんだろう)
式「……ッ、……ッ」
黒桐(式は……泣けるんだな。誰かの事を思って泣ける子なんだ)
黒桐(愛しい人のために一度も泣けなかった僕と、こうやって誰かのために泣ける式)
黒桐〈式は昔よく自分を異常者だって言ってたけど……本当に異常なのは、どっちなのかな)
式「……」
黒桐「……泣き止んだ?」
式「……ッ、……ッ」
黒桐(式は……泣けるんだな。誰かの事を思って泣ける子なんだ)
黒桐(愛しい人のために一度も泣けなかった僕と、こうやって誰かのために泣ける式)
黒桐〈式は昔よく自分を異常者だって言ってたけど……本当に異常なのは、どっちなのかな)
式「……」
黒桐「……泣き止んだ?」
>>564
今お前のところに着物着た男が向かってったぞ
今お前のところに着物着た男が向かってったぞ
式「……」コク
黒桐「そう……」
式「……」
黒桐「……」
黒桐〈さあて……多分もう言いたい事は全部伝えちゃったし……これからどうしよう)
黒桐(……)
黒桐〈何か……大切な事を忘れているような……)
黒桐(!)
黒桐(そうだよ!あれだあれ!あれだよ!!)
黒桐「そう……」
式「……」
黒桐「……」
黒桐〈さあて……多分もう言いたい事は全部伝えちゃったし……これからどうしよう)
黒桐(……)
黒桐〈何か……大切な事を忘れているような……)
黒桐(!)
黒桐(そうだよ!あれだあれ!あれだよ!!)
黒桐(ったく、何でこんな大切な事忘れてたかなー……)
黒桐(……胸の中に式がやって来た事に浮かれすぎてたか……)
黒桐(そもそも……全てはこれから始まったのにな……)
黒桐「……ねえ式」
式「……うん」
黒桐「僕さ……君に、どうしても伝えないといけない事が一つあるんだ」
式「……?」
黒桐(……胸の中に式がやって来た事に浮かれすぎてたか……)
黒桐(そもそも……全てはこれから始まったのにな……)
黒桐「……ねえ式」
式「……うん」
黒桐「僕さ……君に、どうしても伝えないといけない事が一つあるんだ」
式「……?」
黒桐「それを告げる前に……ちょっと式、自分の胸に手を置いて今日一日の言動を振り返ってごらん」
式「……?」
黒桐「……」ウォッホン!
式「……」ムー…
黒桐「……」
式「……」ウーン…
黒桐「……分からない?僕はさっきからずっとこの事だけ考えてたんだ……」
黒桐(君を胸の中に抱きいれた瞬間は……そんな事は頭の中から吹っ飛んでたけどね)
式「……?」
黒桐「……」ウォッホン!
式「……」ムー…
黒桐「……」
式「……」ウーン…
黒桐「……分からない?僕はさっきからずっとこの事だけ考えてたんだ……」
黒桐(君を胸の中に抱きいれた瞬間は……そんな事は頭の中から吹っ飛んでたけどね)
式「……」ムー
式(今日一日……今日……今日か……)
式(……そう言えば私、今日はどうして幹也の家に泊まってるんだろう。確かに……何か大切な事を忘れているような?)
黒桐「後三秒以内に答えないと忘れてるとみなすよ。1……2……」
式(今日……今日……。………あ、もしかして。幹也が言いたいのは)
黒桐「……。時間切れだ。行くよ」
式「! 私たちの初 『僕の最初の告白について』 ん……」
式「……」
黒桐「……やれやれ、すっかり忘れてるみたいだな」
式「……」
式(……え?)
式(今日一日……今日……今日か……)
式(……そう言えば私、今日はどうして幹也の家に泊まってるんだろう。確かに……何か大切な事を忘れているような?)
黒桐「後三秒以内に答えないと忘れてるとみなすよ。1……2……」
式(今日……今日……。………あ、もしかして。幹也が言いたいのは)
黒桐「……。時間切れだ。行くよ」
式「! 私たちの初 『僕の最初の告白について』 ん……」
式「……」
黒桐「……やれやれ、すっかり忘れてるみたいだな」
式「……」
式(……え?)
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