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    元スレP「世にも奇妙なアイドルマスター」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 前スレ→1335972475 + - 前スレ→1336057207 + - 前スレ→1336139519 + - 前スレ→1336186098 + - アイドルマスター + - 世にも奇妙な物語 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 5 :

    キャスター「次のニュースです。今世間では元気なオジサマ方が大活躍! 暗い話題で落ち込んだ日本を、盛り上げていっています!」

    社長「すまないね、今日はサーフィンに行くんだ。頑張ってくれたまえ、新社長」

    黒井「当然! 私もだ!」

    「な、なははは……」

    武人「なんで俺が社長に……」

    社長「そうそう、今日は秋元も来るんだ」

    黒井「秋元の奴、前回のボーリングでの恨みを晴らしてやるぞ!!」

    「なーんか、元気になったな、あの人たち」

    小鳥「ふふっ、なんか若返ったみたい!」

    「小鳥さんもアイドルになれば若が……」

    小鳥「あぁ?」

    「ひっ! なんもないですよ!」

    社長「黒井、車まで競争だ!」

    黒井「負けるか!!」

    「今日も今日とて平和だなぁ」

    252 = 5 :

    「夢を見るのに制限はありません。もしかしたら、永久の眠りについた者も夢を見るのかもしれないのですから」

    「このオジサンたちは、機会がありました。皆様も、周りを見たら落ちているんじゃないでしょうか?」

    「歳をとっても、いつまでも心だけは若くありたいですね」

    世にも
    奇妙な
    アイドルマスター

    254 = 153 :

    アイマスからマジラブに変わってるじゃねぇかwww

    255 = 6 :

    はい、ややカオスな社長編終了。晩御飯食べてから、やよい編に行こうと思います。恐らくこのスレで全部終わりますね。

    256 = 15 :

    最後にPが残ってるんじゃないの?

    257 :


    善沢さんも混じってたんだろうな

    258 :

    今までので一番笑った

    259 = 15 :

    260 = 48 :

    なんだこれ笑ったwww

    261 = 1 :

    それでは再開。P編はエピローグ的な感じでいたけど、ダメかしら

    「ある日急に死神に出くわし、人生の残り時間を知らされたら、あなたはどうしますか?」

    「運命を変えるために奔走する、残された時間で精一杯の贅沢をする。それは人それぞれでしょう」

    「さて、彼女の場合はどうなんでしょうか?」



    やよい「今日はお肉が安いです!」

    肉屋「おっ、やよいちゃん! 今日はおじさん機嫌が良いから、やよいちゃんには半額で売っちゃうよ!」

    やよい「ほんとですか?」

    奥さん「あんた! 何勝手なこと言ってんだい! ごめんねやよいちゃん、半額には出来ないけど、ちょっと安くしとくわよ?」

    やよい「ありがとうございます!」

    ??「ふむ」

    262 = 15 :

    成程、エピローグか。

    263 = 1 :

    やよい「お肉買っちゃいました! 今日のもやし祭りはお肉つきです!」

    ??「ちょいちょい、そこの君」

    やよい「うん?」

    ??「そうそう、君だよ君」

    やよい「あれ? プロデューサー?」

    ??「プロデューサー? なんだそれ……。って成程、この体の持ち主がプロデューサーとやらなんだな。ってことは知り合いか?」

    やよい「どうかしました?」

    P?「ああ、ごめんごめん。えーと……、ゴメン、誰だっけ?」

    やよい「高槻やよいですよ~。プロデューサーもしかして記憶そーしつですか?」

    P?「そう言うわけでもないんだけど……。高槻やよいちゃん?」

    264 = 6 :

    やよい「はい」

    P?「うーん、気を失わずに聞いてほしいんんだけど……」

    やよい「?」

    P?「君さ、残り人生24時間なんだよね」

    やよい「え? それどういう……」

    P?「あっ、実はわたくしこういう者でして……」

    やよい「えっと、読めません!」

    P?「ありゃ、日本語に変えるの忘れてたか。信じてくれるかどうかは分からないけど、」

    P?「俺、死神なんですよね」

    やよい「死神?」

    死神「そう、そしてやよいちゃんの寿命は」

    死神「残り24時間です」

    『24時間』 高槻やよい

    265 :

    やよいのこと大好きだけど心えぐるようなストーリーを期待してしまう

    266 = 6 :

    やよい「えーと、意味が分からないんですけど……」

    死神「まあそうですよね、だから簡単に説明します。残された時間を無駄に使わせるのは趣味じゃないし」

    死神「さて、俺は死神です」

    やよい「死神ってあの鎌とか持ってるやつですか?」

    死神「ああ、そうなりますかね。でもまあ実際は普通ですよ、普通」

    やよい「じゃあなんでプロデューサーに?」

    死神「ああ、この人ね。さっき事故ったんですよ。でまだ一命は取り留めてんだけど、俺が間借りしてるわけです。
    死神って人の目じゃ見えないから、こうやって人間の体レンタルするしかないんですよね、はい」

    やよい「で私の寿命が……」

    死神「うん、残り23時間54分3秒。まあ今53分になったけどさ」

    やよい「ど、ど、どうして死んじゃうんですか?」

    死神「あー、それは俺も知らないわ。事故に遭うかもしれないし、心臓麻痺で死ぬかもしれない。でも逆に言えばこの24時間は死ぬことないんだよね」

    267 = 44 :

    やよい「そうなんですか?」

    死神「そうなんじゃない? だって死ぬ時間がすでに決まってるし。気になるならトラックにでも突っ込んだら?」

    やよい「痛いのはいやです!」

    死神「普通死ぬと思うけどなぁ。まあいいや、で俺たち死神は、元来忌み嫌われる存在なんだけど、実際はそんなことないんだよね」

    やよい「?」

    死神「そりゃ昔は気まぐれで魂刈ってるのもいたけど、最近は死神のイメージアップを図って、死神協会日本支部では、対象の死ぬ24時間前に案内を出して、残された時間を有意義に使ってもらおうと決めました」

    やよい「それで私のところに?」

    死神「そういうこと。死神のノートみたいなのが流行ってるみたいだけどさ、あれ嘘っぱちだからね。死ぬにしても、ちゃんと準備期間はあるよ」

    やよい「……」

    死神「ああ、やっぱり信じれませんよね。もうすぐ自分が死ぬなんて、急に言われても」

    やよい「なんで……、私なんですか?」

    死神「それは……、返答に困るな。こればっかりは俺たち末端の人間には口出しできる範囲じゃないし」

    死神「伝えたいことだけ伝えて、混乱させて申し訳ないけど、俺たち死神協会日本支部は、やよいちゃんが天寿を全うするまで、最善を尽くすよ」

    269 = 44 :

    やよい「……」

    死神「えっと、凄い聞きにくいんだけど、質問ある?」

    やよい「これって他の人に言ったら……」

    死神「それはイエローカードなんだわ。言ったところで信じるかは知らないけど、死神協会は変に硬いからなぁ。基本的に死にゆく者の前しか姿を見せないんだよ」

    やよい「イエローカードって……」

    死神「レッドカードになると強制終了。その場でお陀仏、来世は……。たぶん人じゃないよ」

    死神「だから、死神に会ったなんてことを言う人いないでしょ? あってもそれは守秘義務があるし、死人に口なしってとこで」

    やよい「分かりました……」

    死神「おっと。残り23時間46分34秒。どうか後悔のない余生を……」

    270 = 48 :

    Pは無事なのかなんなのか
    死神さん病院まで連れてってあげろよ?

    271 = 44 :

    やよい「えっと、プロ……、じゃなくて死神さん!」

    死神「イエローカード!」

    やよい「あっ……」

    死神「ってのは冗談で、あんまり俺のこと死神って言わない方がいいよ? 俺がいなくなったとき、この体の持ち主は死神と呼ばれ続けることになるし」

    やよい「じゃ、じゃあプロデューサーで」

    死神「じゃあプロデューサーか。本名知らないの?」

    やよい「あっ、じゃあはいらないです。本名は……、なんでしょう?」

    死神「さあ、それは俺に聞かれても。で何の用事?」

    やよい「えっと、その……」

    やよい「もやしパーティに来ませんか?」

    272 = 44 :

    死神「もやしパーティー? もやし党っていう政党があるのかい?」

    やよい「?」

    死神「ああ、今のはパーティーと政党の英語のパーティを……。自分で解説するのは寂しいな」

    やよい「まだ習ってません」

    死神「そうなの? まあいいや。面白そうだし行こうっと」

    やよい「あっ、でもプロデューサーさんの体は……」

    死神「心配ご無用。死神ってさ、軽くなら相手に命を与えれるんだわ。それで今プロデューサーは生きてはいる。
    全部が終わったら責任を持って病院まで送るよ」

    やよい「プロデューサーと過ごせないのは淋しいです」

    死神「そうだなぁ。俺が入ってる時点で、君の知るプロデューサーじゃないしな。どうしたものか」

    やよい「でも死……じゃなくてプロデューサーも来てください。たくさんいる方が楽しいですから」

    死神「んじゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。プロデューサーとやらの分も楽しまないとな」

    273 = 6 :

    残り22時間13分 高槻家

    やよい「うっうー! みなさんいらっしゃい!!」

    春香「やっほー、やよい来たよー! ってプロデューサーさん!?」

    死神「ん? 」

    春香「どうしてやよいの家に? ってどうかしました、固まっちゃって」

    死神「……え、閻魔の娘!?」

    春香「へ?」

    死神「なんで閻魔の娘がここぶふっ!」

    やよい「プロデューサー、ちょっと来てください」

    春香「え、閻魔の娘?」

    千早「そんなニックネーム付けた覚えないわよ」

    伊織「それ他作者のネタでしょ!」

    貴音「はて、面妖な」

    「貴音はいつもそれだぞ」

    274 = 44 :

    やよい「死……、プロデューサー! 閻魔の娘ってなんですか?」

    死神「あー、うん。あのリボンの子が、地獄のボスの閻魔の娘そっくりでさ。リボンが角に見えたぜ」

    やよい「違いますよー。春香さん達は私の仲間です!」

    死神「ああ、それなんだけどさ。俺誰が誰か分からないんだよね」

    やよい「あっ、そうですね」

    死神「だからさ、誰が誰って教えてくれたらそれはとっても嬉しいなって」

    やよい「えっとですねー……」


    死神「なるほど、個性の宝庫だな」

    やよい「間違えないでくださいね?」

    死神「大丈夫だって。俺仕事柄人の顔と名前覚えるの得意だし」

    276 = 258 :

    閻魔春香さんはよ

    277 :

    死神にカレーだな

    278 = 6 :

    やよい「お待たせしましたー! もやし祭り開催ですよ!」

    高槻家『Uryyyyyyyyy!!』

    貴音「すでにおいしそうな匂いが……。じゅるり」

    「すっごく美味しいんだぞ!」

    伊織「そうよ! 特にこのたれが絶品で……」

    死神「うん、美味い」

    伊織「プロデューサー?」

    死神「え? なに?」

    伊織「なにタレをダイレクトで飲んでるの?」

    死神「あれ、これってそういうものっじゃ……」

    やよい「プロデューサー、それコーラじゃありませんよ?」

    死神「え? へ? あっ、はい」

    春香「プロデューサーさんドジだなぁ」

    美希「春香だけは言っちゃダメなの」

    やよい「気を取り直して、もやし祭り開幕です!」

    279 = 1 :

    「これもーらいっと!」

    「そうはいかないぞー!」

    あずさ「あらあら、漁夫の利ですね~」

    伊織「あんた達もっとエレガントに食べなさいよね。こうやって」

    亜美「もーらい!」

    真美「げっちゅー!」

    伊織「ちょ、あんたら怒るわよ!!」

    貴音「美味でございます」

    死神「そうだな、みんな楽しそうだ」

    やよい「おかわりも有りますよー!」

    281 = 1 :

    長介「姉ちゃんも食べなよ?」

    やよい「うーん、私はあんまりお腹すいてないかなー。みんなが食べてるだけですっごく幸せだよ!」

    千早「高槻さん、天使ね……」

    死神(そして俺は死神)

    やよい「じゃんじゃん食べちゃってください!」

    一同『Uryyyyyy!!』


    残り21時間2分

    律子「あー、食べたわね」

    あずさ「ダイエット頑張らないと……」

    雪歩「お肉美味しかったですぅ」

    春香「雪歩肉ばかり食べてたよね……」

    282 = 20 :

    雪歩ならしょうがない

    283 = 1 :

    やよい「みなさん今日はありがとうございましたー!」

    春香「ううん、こっちも楽しかったよ!」

    「また来てもいいか?」

    やよい「は……、はい」

    美希「どうかしたの、やよい」

    やよい「え? ううん、何でもないですよー!」

    貴音「いいえ、やよい。私たちに何かを隠してはいませんか?」

    やよい「な、なんもないですよー!」

    死神(嘘つくの下手なんだな、この子……。仕方ない、ちょっと助け船を)

    死神「ああ、隠してるんだ」

    やよい「プロデューサー!?」

    284 = 1 :

    貴音「あなた様、それはなにを……」

    死神「実はな……」

    チュッ

    やよい「プ、プ、プロデューサー……」

    春香「!?」
    あずさ「!?」
    美希「!?」

    死神「まあ、そういうことだ、うん」

    春香「死ーん」
    あずさ「死ーん」
    美希「死ーん」

    伊織「う、うわ大胆……。ってそうじゃなくて! あんたやよい何歳だと思ってるのよ!」

    死神「え? 享ね……」

    やよい「プロデューサー!」

    死神「あっ、ごめんなさい」

    285 :

    やよい……
    オジドル面白かった
    まこいち推し

    286 = 1 :

    死神「でもな凸ちゃん」

    伊織「凸ちゃん言うな!」

    死神「俺たちは愛し合ってるんだよ、なあ、やよいちゃん」

    伊織「やよいちゃん?」

    死神「え? 名前合ってるよね?」ボソッ

    やよい「プロデューサーは私のこと呼び捨てです」ボソッ

    死神「あっ、そうなの?」

    伊織「怪しいわね……。あんたホントにプロデューサー?」

    死神「な、何言い出すんだよ! 俺ほどのプロデューサーがこの世に……」

    律子「なーんかいつものプロデューサーと違うのよね」

    春香「なんでだろ……」

    美希「宇宙人がハニーに擬態したみたいなの。ってハニーはどこ!?」

    287 = 48 :

    鋭い

    288 = 44 :

    死神「うおっ!」

    美希「ハニーをどこへやったのこの偽物!!」

    死神「お、俺がハニーだっての!」

    死神(なんだなんだこの金髪! 中身は閻魔娘じゃないか!!)

    やいのやいのやいの

    貴音「おやめなさい!!」

    美希「貴音?」

    貴音「目の前にいるのは、紛れもなくぷろでゅうさあです。私が保証いたします」

    「貴音が言うなら、そうなのかな……」

    雪歩「四条さんは絶対ですから!!!!!」

    「貴音が嘘なんか言うわけないぞ」

    美希「うーん、なんでだろ……」

    死神(助かったのか?)

    289 = 20 :

    お姫ちんが騙される訳がない

    290 :

    ほんとのことをしってなお

    291 = 44 :

    貴音「長居してもしかた有りませんね。それではまた明日に」

    伊織「そうね、あんまりいても迷惑でしょうし」

    亜美「じゃあね→」

    真美「歯磨けよ→」

    雪歩「さようなら」

    「まったねー!」

    千早「泊まっていいかしら?」

    春香「千早ちゃん!」

    「ケーライー(じゃあなー)!」

    あずさ「帰りましょうか」

    律子「あずささん! そっちじゃありませんよ!」

    美希「じゃあね、ハニー?」

    292 = 44 :

    やよい「み、みんなー!」

    やよい「ありがとうございましたー!!! また来てくださーい!!」

    死神(ありがとうございました、か)

    貴音「あなた様」

    死神「わっほい! 急に現れないでくれるかな、うん!」

    やよい「貴音さん、どうかしたんですか?」

    貴音「ええ、少し。あなた様、いえ、ぷろでゅうさあの姿を借りた、また別の存在」

    死神「あちゃー」

    やよい「貴音さん、分かるんですか!?」

    貴音「ええ、終始面妖な気を放っていましたので。恐らくあなた様は……」

    貴音「死をつかさどる神、と言ったところでしょうか?」

    死神「バレテ-ラ」

    やよい「す、すごいです……」

    294 = 44 :

    貴音「そしてやよいのもとに現れたということは……」

    死神「ああ、こっちからは言えないんだ。察してくれ」

    貴音「そうですか……」

    やよい「貴音さん……」

    貴音「やよい、私にあなたの運命を変える力は有りません。恐らく、ちょっとやそっとでは覆らない運命なのでしょう」

    貴音「それは……、誠に心苦しいことです……」

    やよい「貴音さん、泣いてるんですか?」

    貴音「当たり前です! 大切な仲間が死に行くとわかってるのに、何もできない! 私は無力です!」

    やよい「良いんですよ、もう。だから泣かないで下さい。私まで泣いちゃいそうですから」

    295 = 44 :

    貴音「やよい……」

    やよい「まだ死んじゃうんだって実感は湧かないけど、でもクヨクヨしてたら後悔だけ残っちゃうかなーって」

    貴音「あなたは、強いのですね……」

    やよい「ううん、今にも泣いちゃいそうです。でも、私誰かがいる前では泣かないって決めてるから。お姉ちゃんだし」

    貴音「ふふっ、それはそれは……。私も見習わなければいけませんね」

    貴音「あなた様」

    死神「あー、俺?」

    貴音「残された時間、やよいのために全力を尽くしてあげてください。それだけが願いです」

    死神「言われなくてもそうするよ。最後のひと時まで幸せに、それがうちのモットーだ」

    貴音「左様でございますか」

    死神「ああ、だから俺は、全力でここからいなくなろう。30分ぐらい、な」

    貴音「それでは、やよい。今まで、ありがとうございました。そして」

    貴音「さようなら……」

    やよい「さようなら、貴音さん」

    297 = 6 :

    やよい「行っちゃった……。死神さんもいないです」

    やよい「うん、我慢したんだよ……」

    やよい「泣きたいのずっと我慢してたの……」

    やよい「ひぐっ……、えぐっ……」

    やよい「わあぁぁぁ! うあぁぁぁぁぁ!」

    やよい「怖いよぉ……」

    やよい「すごくこわいよ……」



    長介「姉ちゃん、何で泣いてるの?」

    やよい「泣いてないもん」

    長介「でも姉」

    やよい「泣いてなんかないもん!!」

    298 = 6 :

    長介「嘘ばっかり。姉ちゃんさ、嘘吐くの下手なんだから……」

    やよい「何でわかるの?」

    長介「家族だから」

    やよい「長介の癖に生意気だよ……」

    長介「うるさいなぁ! 俺だってさ、男だもん。姉ちゃんが相手でも、泣いている女の子を放っておけないよ」

    やよい「かっこつけちゃって」

    長介「わ、悪い?」

    やよい「ううん、ちょっと安心したかも。長介、背中大きくなったね」

    長介「て、照れるな……」

    死神(あの空気には入れそうにないな……)

    残り 19時間00分

    300 = 6 :

    やよい「はぁ……」

    死神「やぁ」

    やよい「窓から入ってこないでください!」

    死神「いや、正面から堂々と入るのもねえ?」

    やよい「普通に入ってくださいよ」

    死神「次回からそうするよ」

    やよい「さっきまでどこ行ってたんですか? 気づいたら貴音さんと一緒にいなくなってましてけど」

    死神「ああ、空気を読んだんだわ」

    やよい「?」

    死神「気にしないで、忘れてくれ」


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