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    元スレP「世にも奇妙なアイドルマスター」

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    151 = 15 :

    起きたのか待ってたー

    152 = 19 :

    うきみそーちー

    153 :

    おはよう無理はすんな

    154 = 6 :

    「秘密と言うのは、親しい人にも話せないでいます」

    「友人、親、兄弟姉妹。打ち明けるのには、少し勇気がいりますね」

    「さてここに双子の姉妹がいます。この2人、腹に何を秘めているか、見てみましょうか」


    真美「その……、えっとね……。好きなんだ、兄ちゃんのことが……」

    「ありがとうな、真美。全く、女の子に言わせるなんて、俺は情けないな」

    真美「え?」

    「俺も好きだよ、真美」

    真美「兄ちゃん!!」

    155 = 6 :

    真美「えへへ……」

    亜美「ねーねー、真美。最近良いことあった?」

    真美「なんでそう思うの?」

    亜美「そりゃそんなにやけ顔されたら、誰だってそう思うっしょ」

    真美(顔に出てたのかな。さすが我が妹、目ざとい)

    律子「亜美ー、そろそろ行くわよ?」

    「真美も行くぞー」

    亜美「あっ、待ってよ律っちゃん!」

    真美「今いくよー!」

    双海真美、双海亜美。恐らく、いま日本で一番有名な双子。思春期に入った姉の真美と、まだ幼さの残る妹の亜美の姉妹は、今日も今日とて収録だ。
    納税長者に名が乗るだけはある。

    真美「兄ちゃん」

    「なんだ、真美」

    真美「呼んでみただけ!」

    「なんだそりゃ」

    156 = 5 :

    「えっと今日の仕事だけど……。あれ?」

    律子「プロデューサーと真美? 同じ仕事でしたっけ」

    「そうなのか? 特に聞いてなかったけど……」

    真美「亜美と仕事って久しぶりかも」

    亜美「そうかもね!!」

    「じゃあこの企画の相手ってのは……」

    律子「姉と妹?」

    亜美「?」

    真美「?」

    企画書『暴露コロシアム』


    『暴露コロシアム』 双海亜美、双海真美

    157 = 19 :

    158 = 1 :

    司会『相手に隠してることって、いっぱいありますよね?』

    司会『例えばとあるお笑いコンビ。突っ込みは実はボケに恋愛感情を抱いていた。一体何を突っ込むのか!?』

    司会『例えばとある夫婦。夫には節約生活を送らせる一方、自身はホストのジャガー君と毎日遊んでる!』

    司会『そんな言いにくい胸の内を、今ここでぶちまけあいましょう!!』

    司会『暴露コロシアム! 今宵は、人気双子アイドル、双海亜美、双海真美。互いの口から、どんな爆弾が飛び出るのでしょうか!?』

    亜美「ねえ律っちゃん、なに付けるの?」

    律子「心拍数を図るやつよ。この番組は、互いに自分の秘密、相手に思っている不満をぶつけ合って、より動揺させた方が勝利みたいなの」

    亜美「えっと、暴露大会みたいなの?」

    律子「そういうとこね。暴露ネタが攻撃ってとこかしら?」

    亜美「良く分からないよ」

    159 = 1 :

    律子「まあ秘密を言えばいいんじゃない? ほぼ毎日悪戯してんだから、あんたらたくさんあるでしょ?」

    亜美「そうだけどさ~」

    律子「それに、向こうは戦闘態勢よ?」


    真美「暴露バトルか……」

    「ああ、気負わずに行けば勝てるさ」

    真美「ねえ兄ちゃん、真美が勝ったらさ……」

    「ああ、一緒に飯でも食うか」

    亜美「……」

    律子「亜美?」

    亜美「あっ、うん! で、なんだっけ?」

    律子「別に何も言ってないわよ」

    スタッフ「本番五分前です!」

    律子「はーい! じゃあ亜美、行ってらっしゃい」

    亜美「なんだかなぁ」

    160 = 1 :

    司会『秘密と不満を武器にして、栄冠をつかめ!! 暴露コロシアム、今宵の選手入場です!』

    司会『赤コーナー、上から78、55、77……。竜宮小町のロリ担当、史上最強の腕白少女!』

    巻き舌『ふぅぅぅぅたぁぁみぃぃぃ、あぁぁぁぁぁみぃぃぃぃぃ!!』

    司会『青コーナー、上から78,55,77……。絶賛ソロで活躍中、思春期お姉ちゃん!』

    巻き舌『ふぅぅぅぅたぁぁみぃぃぃ、まぁぁぁぁぁみぃぃぃぃぃ!!』

    亜美「真美とこうやって戦うって久ちぶりだね」

    律子「ちなみに私はセコンドよ」

    真美「真美が勝つもんね」

    「俺は真美側のセコンドだ」

    司会『それでは、暴露コロシアム。第一ラウンド、ファイト!!』

    161 = 6 :

    司会『ここに剣はない! しかし、剣闘士よ! お前たちの武器は、そのマイクだ!! 先行は双海亜美!』

    亜美「これで相手に暴露したらいいの?」

    律子「みたいね」

    真美「どんな暴露もかかってこいやー!」

    亜美「じゃ、じゃあ……」

    亜美「真美の写真、ピヨちゃんに売ったの、亜美なんだ!」

    真美「へ?」

    司会『おっと、双海真美! ちょっと動揺したぞ! 心拍数+5!』

    真美「ピヨちゃんに売ったって……、なんのこと?」

    亜美「実はね……」

    162 = 6 :

    亜美『あー、金欠だよー。給料ほとんど貯金されちゃうもんなぁ』

    小鳥『あっ、亜美ちゃん』

    亜美『ねえピヨちゃん、手っ取り早くお金を稼ぐ方法ないかな?』

    小鳥『お金を稼ぐ方法?』

    亜美『うん、ちょっと今月ピンチなんだ』

    小鳥『そうね……。あっ、良いこと思いついた』

    亜美『?』

    小鳥『ねえ、亜美ちゃんにお願いがあるんだけど……』

    亜美『なに?』

    小鳥『真美ちゃんのヌード写真、欲しいかなぁ。なんちゃって!』

    亜美『いいよー。でも高くつくかんね!』

    小鳥『え?』


    真美「ちょ、ちょっとなにしてんのさ!!」

    亜美「いやぁ、あのピヨちゃんの笑顔忘れられないよ」

    163 = 5 :

    真美「さいてーだよ! 普通姉を売る!?」

    亜美「ち、ちかたないじゃん! VITAが欲しかったんだYO!」

    真美「真美の裸=VITA!?」

    司会『双海真美、妹の裏切りに動揺が隠せません!!』

    真美「こ、これが暴露コロシアム……」

    「次は真美の番だ。亜美にお返ししてやれ!!」

    真美「う、うん!!」

    司会『双海真美の反撃だぁ! 一体どんな暴露が飛び出るのか!?』

    真美「え、えーと真美は……」

    真美「ネットの掲示板で竜宮に双海亜美はいらないスレを立てました」

    亜美「えええ?!」

    司会『おっと、とんでもないカウンターが来たぞ! 双海亜美、心拍数が上がっていくぞ!』

    164 = 1 :

    真美『はぁ……、退屈だなぁ』

    真美『ピヨちゃんみたいにネット掲示板でも見て回ろうかな』

    真美『うはぁ、さすが社会の最底辺の集まり。今日も今日とて不毛だね~』

    真美『そうだね、真美もスレ立ててみようかな。面白そうだし』

    真美『えっと……、何を立てようかな』

    テレビ『今週の1位は、竜宮小町! 竜宮と言えば、双海亜美ちゃんのお姉さんもアイドルとして活躍していますね』

    真美『い、今真美おまけみたいに言われなかった?』


    真美「っていきさつで」

    亜美「意味が分からないYO!」

    真美「ほらっ、竜宮ってさ、いおりんはリーダー役だし、あずさお姉ちゃんは包容力と歌唱力があるけど、」

    真美「亜美である意味ある?」

    亜美「ぐはぁ!!」

    律子「気を確かにもって、亜美! 私はあんたを入れて正解だと思ってるわよ!!」

    165 = 19 :

    なんという傷の広げあい

    166 = 1 :

    「真美、ホントにそんなスレ立てたのか?」

    真美「うん。レベルが足りないとか言われたから、代行してもらったYO!」

    「そこまでして書きたかったのか……」

    亜美「あ、悪意しか感じないよ……」

    真美「まあそんなスレ立てたら、逆にこっちが叩かれたけどさ。お前真美だろって」

    律子「ほらっ! 世間の目も亜美を求めてるわよ!!」

    亜美「り、律っちゃん……」

    真美「あっ、でもやたらはるるんを推す声があったかな……。しかも同一IDで」

    「その暴露の方がえげつないと思うのは、俺だけか?」

    司会『さて、第1ラウンドの結果はこうだ!』

    双海亜美 +13

    双海真美 +10

    司会『第1ラウンドは辛くも双海真美が勝利だ!!』

    167 = 5 :

    亜美「うぅ……、律っちゃん……」

    律子「よしよし……」

    真美「兄ちゃん、第1ラウンドは貰ったよ!」

    「ああ、いい感じだ! って素直にいえないんだよな、うん」

    真美「亜美なんか知らないよ! 人の裸売るなんて、どういうつもりさ!」

    「ネットで妹叩く姉もどうなんだ? Lイージとか赤い雪男が頭をよぎるぞ」

    司会『それでは第2ラウンド、開始します!』

    「よし、行って来い!」

    真美「ストレートで勝っちゃうよ!」

    律子「あんたの思いのたけ、しっかりぶつけてきなさい!」

    亜美「おうよ!!」

    168 :

    がんばれ

    169 = 5 :

    第2ラウンド!!

    真美「真美が先行だよ!!」

    亜美「な、なんでも来なよ!」

    真美「んじゃどうしようかな……」

    真美「はいはーい! 実は……」

    真美「亜美と間違えて告白してきた先輩に、亜美の代わりにオーケーだしときました!」

    亜美「えええええ!?」

    司会『おっと! 双海亜美、一気に心拍数が上がったぞ!』

    律子「ちょ、ちょっとええ!?」

    「真美、マジなのか?」

    真美「あっ、うん」

    170 = 19 :

    これはひどい

    171 = 5 :

    イケメン『亜美ちゃん! 俺、亜美ちゃんのことが……』

    真美『え? 亜美じゃな……』

    イケメン『好きなんだ!!』

    真美(この人って、学校1のイケメンだよね? 亜美が好きって、ロリコンさん?)

    真美『えっと、その……』

    真美(亜美が好きなら何で間違えるかなぁ。まあ真美も昔は、自分がどっちだったか分からなくなってたけどさ)

    イケメン『だめ、かな……』

    真美(あっ、まてよ? 亜美は学校1の人気者、人気者には、人気者の彼氏の方がが映えるよね)

    真美『うん、いいよ……』

    イケメン『え? マジ!? へへっ、やーりぃ!』


    真美「てな感じで」

    亜美「てな感じで、じゃないよ! だから最近妙に付きまとってきたのかあの先輩!!」

    172 = 44 :

    真美「めーわくだった?」

    亜美「当たり前だよ!! しつこくて仕方ないんだから!」

    真美「ほら、亜美友達が彼氏出来たみたいなこと言ってたし」

    亜美「だからって押し付けないでよ!!」

    司会『さて、双海亜美はどんな反撃を見せるのか!?』

    律子「落ち着いて、亜美。勝機は必ずあるはずよ」

    亜美「ねえ、律っちゃん。あれ、ばらしてもいいかな?」

    律子「あれ? ま、まさか!?」

    亜美「うん、あれだよ」

    律子「あ、あれを暴露したら、あんたはあんたじゃいられなくなるわよ!」

    亜美「いいんだよ、もう」

    亜美「今の亜美は、修羅だかんね!!」

    173 = 19 :

    真美の秘密wktk

    174 = 44 :

    真美「へえ、亜美もあるんだ」

    亜美「うん、これだけは使いたくなかったけど……」

    亜美「実は亜美、スリーサイズを詐称してました」

    真美「へぇ、スリーサイズを……」

    真美「え? 今何って言った?」

    亜美「スリーサイズ、実は嘘」

    真美「ええええええ!?」

    律子「言ってしまったのね、ついに!!」

    「なん…だと…」

    175 = 19 :

    なん・・・だと・・・

    千早の胸圧が消えた・・・!?

    176 = 44 :

    真美「う、ウソだよね? 亜美と真美っていつも同じで……」

    亜美「んふっふ~。一体いつから、姉と同じって思ってたの?」

    真美「え?」

    亜美「双子キャラが壊れるー、だとか真美が傷つくかもー、って黙ってたけど、実はさ、亜美の方が大きんだよね」

    真美「そ、そんな!? だって温泉回じゃ……」

    亜美「それは錯覚なのだ! 亜美は真美と同じぐらい、と言う先入観がそう見せてただけだよ」

    亜美「ホントのサイズはね」

    双海亜美 80、56、77

    真美「ま、負けてる……?」

    178 = 1 :

    亜美「亜美の方がせくちぃなのに、ホント、思春期ぶっている真美の姿はお笑いだったよ!」

    真美「あ、ああ……」

    「真美! 真美いいいいい!!」

    司会『これは勝負あったかぁ!?』

    双海亜美 +18

    双海真美 +23

    司会『第2ラウンドは、双海亜美が勝利だー!!』

    亜美「イエイ!」

    真美「うそうそうそ……、姉に勝る妹なんて……」

    「真美……」

    181 = 5 :

    司会『1対1での第3ラウンドを迎えるが、両者満身創痍だ! 特に双海真美のショックは計り知れないぞ!』

    亜美「トーゼンの報いだよ、トーゼンの!!」

    律子「あんた結構えげつないわよね……」

    亜美「そう? でも真美の方がひどくない!? 勝手に告白うけちゃうんだよ!? そもそも亜美には……」

    律子「亜美?」

    亜美「い、いや! なんでもないよ!」

    律子「そうなら良いんだけど……」

    律子(今、何を言いかけたのかしら?)

    真美「うう……」

    「真美、自分を保つんだ」

    真美「無理だよぉ。あんな核弾頭が来るなんて誰も思わないよ」

    182 :

    番組的には真美も詐称してて、
    しかも
    真美「私のほうがデカイじゃん」
    ってのもいいカウンターになるよね

    183 = 5 :

    「これから大きくなるさ。なんなら俺がしてやろうか?」

    真美「さ、触らないでよ! もう、兄ちゃんのスケベ!!」

    「はっはっは! 良いじゃないか。胸の大きさだって違うんだ、別に真美と亜美が一緒であり続ける理由なんてないだろ?」

    真美「あっ……」

    「真美は真美だ。それ以外の何物でもない。例え亜美でも真美になんかなれないさ」

    「行って来い! 暴露コロシアムなんて大袈裟な名前付いてるけど、所詮は姉妹喧嘩なんだしさ」

    真美「兄ちゃん……」

    「俺さ、兄弟姉妹いないから、そんな風に喧嘩できるお前たちが羨ましいんだ」

    真美「嬉しくないよ? 妹なんていても……」

    真美「ははっ、なんか気が楽になって来たや」

    真美「兄ちゃんありがとう、行ってくるね?」

    「ああ、負けんじゃねえぞ!」

    184 = 44 :

    亜美「なんか真美も覚悟入ったって感じ? じゃあ律っちゃん行ってくるね」

    律子「ええ、行ってきなさい。姉妹喧嘩なんだから、負けちゃだめよ?」

    亜美「うん!」

    司会『さぁ両者立ち直ったようです!』

    真美「亜美、こうやって向き合うの久しぶりかも」

    亜美「そうかもね。逃げてたんじゃないの?」

    真美「んなわけないじゃん!」

    司会『さあ、最後のラウンドは同時に秘密を暴露してもらうぞ!!』

    亜美「真美、言っとくけどさっきのよりもキツイかんね」

    真美「亜美こそ。覚悟しなよ?」

    185 = 1 :

    亜美「じゃあ行くよ、真美!」

    真美「おう! いっせーのでっ! で行くよ!」

    亜美真美『いっせーのでっ!!』

    亜美真美『兄ちゃんと付き合ってる!!』

    亜美「え?」

    真美「へ?」

    亜美真美『えっ?』


    ――


    置手紙『旅に出ます。探さないでくださいbyP』

    世にも
    奇妙な
    アイドルマスター

    186 :

    流石にこのオチはね

    187 = 5 :

    はぁ……。本当にごめんなさい。書いていても、初期ほどの内容が思いつかなくなりました。
    残ってるのが社長とやよい、締めにPですけど、どうしようかな……。やよいはなんとなく出来てるけど、大人二人をどうするか……。
    皆様の期待に沿えず、微妙な出来になってしまい申し訳ございません。付き合ってくださった方、本当にありがとうございました。

    188 = 86 :

    乙、最後まで付き合うぞ
    さあやよい編を

    189 = 186 :

    や、オチは読めたけど面白かったよ。次も期待。乙!

    190 = 5 :

    えっとですね、昼から少し用事で出るんですよ。帰ってくるのが16時か17時ぐらいですので、それまでかけません。iphoneじゃ書き込めないので、落ちちゃうかもしれません。
    そうなったら後日立て直します。一応それで最後になるかなと。

    191 :

    待ってる

    192 :

    たのしみにしてます

    193 = 153 :

    乙、まだまだほしゅるよ

    194 = 153 :

    余裕をもって

    195 :

    双子編は嫌いじゃない

    196 :

    双子編面白かった

    197 = 192 :

    初回からよくこの質を維持できるよなすごい

    199 :

    落とさせん


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